JP6906235B2 - 流体ノズル - Google Patents

流体ノズル Download PDF

Info

Publication number
JP6906235B2
JP6906235B2 JP2018212335A JP2018212335A JP6906235B2 JP 6906235 B2 JP6906235 B2 JP 6906235B2 JP 2018212335 A JP2018212335 A JP 2018212335A JP 2018212335 A JP2018212335 A JP 2018212335A JP 6906235 B2 JP6906235 B2 JP 6906235B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
cap
nozzle
nozzle portion
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018212335A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020078771A (ja
Inventor
泰秀 和田
泰秀 和田
Original Assignee
株式会社クローラル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クローラル filed Critical 株式会社クローラル
Priority to JP2018212335A priority Critical patent/JP6906235B2/ja
Publication of JP2020078771A publication Critical patent/JP2020078771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6906235B2 publication Critical patent/JP6906235B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、流体ノズルに関する。
複数の流体を混合して対象物に吹き付けるために流体ノズルが用いられる。特許文献1に、第一流体を中央から噴射し、その周囲から第二流体を旋回流(渦流)として噴射する流体ノズルが開示されている。流体ノズルは、第一流体を噴出する中央のノズル部と、ノズル部に外嵌するリングと、ノズル部及びリングを覆うと共にノズル部の先端の開口を開放するための貫通孔が形成されたキャップとを有する。第二流体を旋回流とするために、リングに旋回溝が形成されている。キャップとノズル部との間に供給された第二流体は、旋回溝を通過することで、キャップの前記貫通孔から旋回流となって噴出される。
特開2018−65097号公報
特許文献1では、ノズル部とリングとは別部材により構成されているが、これらが同一部材により構成されていてもよい。いずれの場合でも、噴出する第一流体が少量であり、そのためにノズル部が細くなると、それに応じてノズル部の周囲に配置すべき旋回溝を形成する領域が非常に狭くなる。旋回溝は例えばエンドミルによって切削加工される。旋回溝を形成する領域が狭いと、切削加工が難しい。そこで、本発明は、旋回溝の加工が容易となる流体ノズルを提供することを目的とする。
本発明は、第一流体が流れる流路が中央に設けられ先端が開口するノズル部を有する本体部と、前記本体部に取付けられ前記ノズル部を覆う筒状のキャップと、を備え、前記ノズル部と前記キャップとの間を第二流体が流れる流体ノズルであって、前記キャップには、当該キャップの内側に前記第二流体を通すための旋回溝が形成されていると共に、当該旋回溝を通った前記第二流体を通過させる貫通孔が設けられている。
本発明によれば、旋回溝の加工が容易である流体ノズルとなる。
流体ノズルの一例を示す断面図である。 キャップを軸方向一方側から見た図である。 本体部を軸方向他方側から見た図である。 流体ノズルの他の形態(第二の形態)を示す断面図である。 キャップを軸方向一方側から見た図である。 流体ノズルの他の形態(第三の形態)を示す断面図である。 流体ノズルにおける流体の噴出側を示す断面図である。
図1は、流体ノズルの一例を示す断面図である。この流体ノズル10は、第一流体G1及び第二流体G2を噴出する。図1の上部側が噴出側である。噴出側の反対である図1の下部側を軸方向一方側と称し、噴出側を軸方向他方側と称する。第一流体G1は、対象物に吹き付けるメイン流体(メインガス)である。第二流体G2は、キャリア流体(キャリアガス)である。前記対象物が例えば金型である場合、メイン流体は離型剤を含み、キャリア流体はエアである。なお、対象物は様々なものとすることができ、第一流体G1及び第二流体G2も対象物に応じて変更可能である。図1に示す流体ノズル10は、例えばアトマイザーヘッドとして用いられる。流体ノズル10は、本体部12とキャップ14とを備える。本実施形態の本体部12及びキャップ14は金属製であるが、その他の材質(例えば樹脂)であってもよい。
キャップ14は、筒状である筒部40と板状の蓋部42とを有する。筒部40と蓋部42とは同じ部材により構成されていて一体物である。筒部40の軸方向他方側に蓋部42が連続していて、キャップ14は有底筒状である。蓋部42の中央に貫通した孔(貫通孔)46が形成されている。筒部40は、軸方向一方側の内周側に雌ねじ48を有する。筒部40の軸方向他方側に旋回溝44が形成されている。旋回溝44は、凹溝であり、筒部40から蓋部42にかけて形成されている。旋回溝44は、貫通孔46を中心として複数(等間隔で)形成されている(図2参照)。図2は、キャップ14を軸方向一方側から見た図である。旋回溝44は、貫通孔46からその半径方向(中心線Cに直交する方向)に延びる仮想線Lに対して傾斜している。図2では、前記傾斜の角度をθとしている。
図1において、筒部40は、小径部50と、小径部50よりも内径が大きい大径部52とを有する。小径部50に旋回溝44が形成され、大径部52に雌ねじ48が形成されている。雌ねじ48は、本体部12の雄ねじ36に噛み合う。キャップ14は、小径部50と大径部52との間に軸方向一方側に臨む環状面54を有する。雌ねじ48を雄ねじ36に締め付けると、環状面54が、本体部12が有する短円筒状の取付け部28に接触する。これにより、キャップ14の回り止めがされ、キャップ14は本体部12に位置決めされる。貫通孔46の中心は、本体部12が有するノズル部18の中心線C上に位置する。
本体部12は、ベース部16とノズル部18とを有する。図1の形態では、ベース部16とノズル部18とは同じ部材により構成されていて一体物である。ノズル部18は、ベース部16から軸方向他方側へ突出して設けられている。ベース部16に、第一流体G1及び第二流体G2を供給する第一供給口20及び第二供給口22が設けられている。ベース16に、第一供給口20と繋がる上流側流路24が形成され、ノズル部18に下流側流路26が形成されている。上流側流路24と下流側流路26とは連続し、これらにより第一流路25が構成される。第一流路25(下流側流路26)は、ノズル部18の先端において開口している。この開口の符号は「27」である。第一供給口20から供給された第一流体G1は、第一流路25を通過して、開口27から外部へ噴出される。
ベース部16は、軸方向他方側であって、円柱状であるノズル部18の径方向外方に、短円筒状の取付け部28を有する。ノズル部18と取付け部28との間に周溝30が形成されている。ベース部16に、第二供給口22と繋がる第二流路32が形成されている。第二流路32は周溝30で開口している。図3において、この開口の符号は「34」である。図3は、本体部12を軸方向他方側から見た図である。取付け部28は外周側に雄ねじ36を有し、キャップ14の雌ねじ48と噛み合う。ねじ36,48によってキャップ14が本体部12に取付けられた状態で(図1参照)ノズル部18の外周側とキャップ14の内周側との間に空間38が形成される。第二供給口22から供給された第二流体G2は、前記第二流路32を通過して開口34(図3参照)から前記空間38へ供給される。空間38の第二流体G2は、キャップ14の各旋回溝44(図2参照)に沿って流れ、その後、キャップ14の貫通孔46から外部へ噴出される。旋回溝44によって、第二流体G2は、ノズル部18の中心線Cを中心とする旋回流となって流出する。第二流体G2は、ノズル部18の開口27から噴出された第一流体G1を巻き込んで、流体ノズル10から噴出される。
図2に示すように、キャップ14の外周輪郭形状は多角形(図2では六角形)となっている。これにより、工具を用いて直接的にキャップ14を本体部12に締め付けることができる。前記のとおり、旋回溝44は第二流体G2を旋回流とする。このため、第二流体G2が旋回溝44を通過する際、旋回溝44は第二流体G2から、中心線Cを中心とする回転方向の力を受ける。つまり、第二流体G2が旋回溝44を通過することでキャップ14を回転させようとする力が発生する。そこで、本体部12側の雄ねじ36(第一ねじ)に対してキャップ14の雌ねじ48(第二ねじ)が締まる方向が、前記のようにキャップ14を回転させようとする方向と一致している。この構成により、例えば長期使用により、キャップ14が本体部12から脱落するのを防ぐことができる。
〔第二の形態〕
図4は、流体ノズル10の他の形態(第二の形態)を示す断面図である。第二の形態と、図1〜図3に示す第一の形態と異なる主な点は、本体部12において、ノズル部18がベース部16と別体である点、キャップ14(大径部52)が外周側に雄ねじ49を有しベース部16の筒状の取付け部28が内周側に雌ねじ37を有する点、旋回溝44は小径部50及び大径部52に形成されている点、及び、本体部12に対するキャップ14の位置決めのための構成である。また、第二の形態では、本体部12に、キャリア流体G1等の流量調整機構(図示せず)を備えるブロック66を取り付けることができる。第一の形態と第二の形態とで同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号(参照番号)を付し、重複する説明は省略する。
ノズル部18は、軸状の部材であり、軸方向一方側の大径軸部60と、大径軸部60よりも外径が小さい軸方向他方側の小径軸部62とを有する。大径軸部60と小径軸部62との間に軸方向他方側に向く環状の段付き面64が設けられている。キャップ14の雄ねじ49を本体部12の雌ねじ37に噛み合わせ、締め付けることで、キャップ14側の環状面54がノズル部18側の段付き面64に接触する。前記締め付ける力によって、ノズル部18はベース部16に軸方向に押し付けられ固定される。更に、この状態で、キャップ14の回り止めがされ、キャップ14は本体部12に位置決めされる。第二の形態では、ノズル部18がベース部16と別体であることから、直径が異なる下流側流路26を有するノズル部18に交換することが可能となる。
ねじ37,49によってキャップ14が本体部12に取付けられた状態で(図4参照)ノズル部18の外周側とキャップ14の内周側との間に空間38が形成される。第二供給口22に供給された第二流体G2は、第二流路32を通過して、開口34から前記空間38へ供給される。空間38の第二流体G2は、キャップ14の各旋回溝44(図5参照)に沿って流れ、その後、キャップ14の貫通孔46から噴出される。旋回溝44によって、第二流体G2は、ノズル部18の中心線Cを中心とする旋回流となって流出する。第二流体G2は、ノズル部18の開口27から噴出された第一流体G1を巻き込んで、流体ノズル10から噴出される。
図5に示すように、キャップ14の外周輪郭形状は多角形となっている。これにより、工具を用いてキャップ14を直接的に本体部12に締め付けることができる。第二の形態においても、第二流体G2が旋回溝44を通過することでキャップ14を回転させようとする力が発生する。そこで、本体部12側の雌ねじ37(第一ねじ)に対してキャップ14側の雄ねじ49(第二ねじ)が締まる方向が、前記のようにキャップ14を回転させようとする方向と一致している。
〔第三の形態〕
図6は、流体ノズル10の他の形態(第三の形態)を示す断面図である。第三の形態は、第二の形態の変形例であり、第二の形態と異なる主な点は、キャップ14にアタッチメント68が取付けられている点、及び、本体部12がキャリア流体G1の流量調整機構74を備えている点である。流量調整機構74は、弁体76を有し、弁体76が軸方向に変位する。この変位により、弁体76の一部と上流側流路24との間に形成される流路の断面積が変更され、この流路を通過する第一流体G1の流量が調整される。第二の形態と第三の形態(第一の形態)とで同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号(参照番号)を付し、重複する説明は省略する。
第三の形態においても、第二流体G2は、ノズル部18の開口27から噴出された第一流体G1を巻き込んで、流体ノズル10から噴出される。アタッチメント68は、筒状である第二のノズル70とカバー71とを有する。カバー71は、キャップ14の雄ねじ49に噛み合う雌ねじ72を有し、第二のノズル70をキャップ14との間に取り付ける。第二のノズル70は、第一流体G1と第二流体G2とを受け誘導し外部へ噴出する。第二のノズル70は球面座構造部73を有し、中心線Cを中心として首振り動作(揺動)可能である。このため、流体G1,G2の噴出方向を変更することができる。第三の形態においても、ノズル部18がベース部16と別体であることから、直径が異なる下流側流路26を有するノズル部18に交換することが可能である。
〔前記各形態の流体ノズル10について〕
以上のように、第一、第二、及び第三の各形態の流体ノズル10は、本体部12とキャップ14とを備える。本体部12はノズル部18を有し、ノズル部18は、第一流体G1が流れる流路(下流側流路26)が中央に設けられ先端が開口する(開口27)。キャップ14は、本体部12に取付けられ、ノズル部18を覆う筒状(有底筒状)の部材である。そして、ノズル部18とキャップ14との間を第二流体G2が流れる。キャップ14には、その内側に第二流体G2を通すための旋回溝44が形成されていると共に、旋回溝44を通った第二流体G2を通過させる貫通孔46が設けられている。前記各形態の流体ノズル10では、旋回溝44によって、第二流体G2はノズル部18の中心線Cを中心とする旋回流となって流出する。
ここで、旋回溝44は、キャップ14を加工対象として、例えばエンドミルによって形成される。旋回溝44は、軸方向に同じ深さを有する。例えば、流体ノズル10からの第一流体G1の噴出量を少量とする場合、第一流路25及び開口27の直径が小さくなる。すると、ノズル部18の外径も小さくなる。このような細いノズル部18の外周側に旋回溝を形成することは、加工領域が非常に狭くなることから、困難である。しかし、前記各形態の流体ノズル10では、旋回溝44がキャップ14の内側に形成される。このため、ノズル部18が細くなっても、旋回溝44の加工領域は、ノズル部18側に形成する従来の場合よりも広くなり、旋回溝44の加工が容易となる。また、旋回溝44の加工対象はキャップ14であるために、旋回溝44の加工のための別部材(前記特許文献1の場合のリング)は不要である。
前記各形態において、適用可能なノズル部18の直径(外径)について説明する。図1、図4、図6それぞれにおいて、ノズル部18の先側の外周面は、直径が8ミリメートル以下である。より具体的に説明すると、ノズル部18のうち、先側の外周面19は、軸方向に沿って外径が一定である円筒面であり、その直径Dが8ミリメートル以下である。特に、旋回溝44がキャップ14の内側に形成されることから、前記直径Dが5ミリメートル以下となる流体ノズル10にも適用可能である。なお、前記直径Dの最小値の例として2ミリメートルである。なお、これらの具体的な値は目安であり、変更可能である。このように、ノズル部18の直径Dが小さい場合であっても、その径方向外方にあるキャップ14において旋回溝44が形成される。ノズル部18が細くなるにしたがって、そのノズル部18の周囲に配置すべき旋回溝44の形成領域が狭くなるが、旋回溝44はキャップ14の内側に形成されることから、前記のとおりその加工が容易である。つまり、ノズル部18が細い場合において、前記各形態の流体ノズル10は好適である。
旋回溝44は(図2参照)、キャップ14の内側において部分的に形成されている。つまり、キャップ14の内側の一部(筒部40の内周側の一部)に旋回溝44が形成されている。そして、キャップ14の内側の他部(筒部40の内周側の他部)がノズル部18の先側の外周面19と(隙間無く又は隙間を有して)対向している。図1及び図4の形態では、ノズル部18の外周面19とキャップ14の前記他部とは隙間無く対向していて、図6の形態では隙間を有して対向している。
前記各形態において、キャップ14は、本体部12の第一ねじに噛み合う第二ねじを有する。図1に示す第一の形態の第一ねじは雄ねじ36であり、第二ねじは雌ねじ48である。図4及び図6に示す第二及び第三の形態の第一ねじは雌ねじ37であり、第二ねじは雄ねじ49である。そして、各形態において、前記第一ねじに対して前記第二ねじが締まる方向は、第二流体G2が旋回溝44を通過することでキャップ14を回転させようとする方向と一致している。この構成により、第二流体G2がキャップ14を回転させようとしても、その回転方向は、前記第一ねじと前記第二ねじとが締まる方向であるため、例えば長期使用により、キャップ14が本体部12から脱落するのを防ぐことができる。
前記各形態において、図7に示すように、ノズル部18は、先端側に、先端17に向かうにしたがって縮径するテーパ外周面56を有する。キャップ14は、貫通孔46に向かうにしたがって縮径し貫通孔46と繋がるテーパ内周面57を有する。テーパ外周面56とテーパ内周面57との間にテーパ流路58が形成される。テーパ流路58に沿った仮想延長テーパ面Fは、ノズル部18の中心線C上の点Qで交差する。テーパ外周面56とテーパ内周面57との間には中心線Cを中心として全周にわたって隙間が形成され、この隙間がテーパ流路58となる。テーパ流路58は、旋回溝44を流れた第二流体G2を通過させる。この構成によれば、旋回溝44流れた第二流体G2はテーパ流路58に沿って流れることで誘導され、テーパ流路58を通過した第二流体G2は、ノズル部18の中心線Cに向かって流れる。このため、中心線Cを中心とする旋回流(渦流)が生成されやすい。
前記各形態において、前記のとおり、第一流体G1は、下流側流路26をノズル部18の軸方向の一方側から他方側に向かって(図7では、下から上に向かって)流れて、開口27から噴出する。ノズル部18の先端17は、キャップ14の貫通孔46よりも、軸方向の一方側(図7では下側)に位置する。この構成によれば、第一流体G1と第二流体G2とは流体ノズル10において内部混合となりやすく、所望の混合流が得られる。
第一の形態(図1、図2参照)及び第二の形態(図4、図5参照)では、キャップ14のうち、少なくとも蓋部42を含む軸方向他方側の部分は、前記のとおり、多角形を有する。このため、前記部分は、工具によってキャップ14を本体部12へ前記第一ねじ及び前記第二ねじによって締め付けるための部分として機能する。第三の形態(図6参照)では、キャップ14は、蓋部42から更に軸方向他方側(図6では上側)へ延び雄ねじ49を延長して形成するための筒状延長部67を有する。このため、前記各形態において、キャップ14の蓋部42を含む部分は、中心線Cの直交方向(半径方向)に拡大した形状を有する。このようにキャップ14の蓋部42を含む部分が拡大形状を有することから、そのキャップ14の内側に旋回溝44が形成しやすくなる。
前記各形態において、旋回溝44は、等間隔で形成される。旋回溝44の数は変更可能であるが、旋回流の発生効率の観点で、奇数とするのが好ましい。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
前記実施形態では(例えば図2参照)旋回溝44は、径方向外側から径方向内側に向かって(傾斜する)直線状の溝であるが、円弧状に湾曲した溝であってもよい。
前記実施形態では、ノズル部18から噴出させる第一流体G1がメイン流体(離型剤を含む流体)であり、旋回溝44を通過する第二流体G2がキャリア流体(エア)である場合について説明したが、反対に、ノズル部18から噴出させる第一流体G1がキャリア流体(エア)であり、旋回溝44を通過する第二流体G2がメイン流体(離型剤を含む流体)であってもよい。また、前記流体ノズル10を対象物の冷却用として用いる場合、第一流体G1と第二流体G2とを、水とエアとの組み合わせとすることでき、また、潤滑油を噴出する流体ノズル10とする場合、第一流体G1と第二流体G2とを、潤滑油とエアとの組み合わせとすることできる。このように前記流体ノズル10は様々な分野に適用可能である。
10:流体ノズル 12:本体部 14:キャップ
17:先端 18:ノズル部 19:外周面
26:下流側流路(流路) 27:開口 36:雄ねじ(第一ねじ)
37:雌ねじ(第一ねじ) 44:旋回溝 46:貫通孔
48:雌ねじ(第二ねじ) 49:雄ねじ(第二ねじ) 56:テーパ外周面
57:テーパ内周面 58:テーパ流路 C:中心線
F:仮想延長テーパ面 G1 第一流体 G2 第二流体
Q:点

Claims (5)

  1. 第一流体が流れる流路が中央に設けられ先端が開口するノズル部を有する本体部と、前記本体部に取付けられ前記ノズル部を覆う筒状のキャップと、を備え、前記ノズル部と前記キャップとの間を第二流体が流れる流体ノズルであって、
    前記キャップには、当該キャップの内側に前記第二流体を通すための旋回溝が形成されていると共に、当該旋回溝を通った前記第二流体を通過させる貫通孔が設けられていて、
    前記ノズル部の先側の外周面は、直径が8ミリメートル以下であり、
    前記キャップの内側の一部に前記旋回溝が形成されていて、当該内側の他部が前記先側の外周面と対向している、流体ノズル。
  2. 第一流体が流れる流路が中央に設けられ先端が開口するノズル部を有する本体部と、前記本体部に取付けられ前記ノズル部を覆う筒状のキャップと、を備え、前記ノズル部と前記キャップとの間を第二流体が流れる流体ノズルであって、
    前記キャップには、当該キャップの内側に前記第二流体を通すための旋回溝が形成されていると共に、当該旋回溝を通った前記第二流体を通過させる貫通孔が設けられていて、
    前記キャップは、前記本体部の第一ねじに噛み合う第二ねじを有し、
    前記第一ねじに対して前記第二ねじが締まる方向は、前記第二流体が前記旋回溝を通過することで前記キャップを回転させようとする方向と一致している、流体ノズル。
  3. 第一流体が流れる流路が中央に設けられ先端が開口するノズル部を有する本体部と、前記本体部に取付けられ前記ノズル部を覆う筒状のキャップと、を備え、前記ノズル部と前記キャップとの間を第二流体が流れる流体ノズルであって、
    前記キャップには、当該キャップの内側に前記第二流体を通すための旋回溝が形成されていると共に、当該旋回溝を通った前記第二流体を通過させる貫通孔が設けられていて、
    前記ノズル部は、先端側に、先端に向かうにしたがって縮径するテーパ外周面を有し、
    前記キャップは、前記貫通孔に向かうにしたがって縮径し当該貫通孔と繋がるテーパ内周面を有し、
    前記テーパ外周面と前記テーパ内周面との間に、前記旋回溝を流れた前記第二流体を通過させるテーパ流路が形成され、当該テーパ流路に沿った仮想延長テーパ面は、前記ノズル部の中心線上の点で交差する、流体ノズル。
  4. 第一流体が流れる流路が中央に設けられ先端が開口するノズル部を有する本体部と、前記本体部に取付けられ前記ノズル部を覆う筒状のキャップと、を備え、前記ノズル部と前記キャップとの間を第二流体が流れる流体ノズルであって、
    前記キャップには、当該キャップの内側に前記第二流体を通すための旋回溝が形成されていると共に、当該旋回溝を通った前記第二流体を通過させる貫通孔が設けられていて、
    前記第一流体は、前記流路を前記ノズル部の軸方向の一方側から他方側に向かって流れて、前記開口から噴出し、
    前記ノズル部の先端は、前記貫通孔よりも、軸方向の一方側に位置する、流体ノズル。
  5. 前記ノズル部の先側の外周面は、直径が8ミリメートル以下であり、
    前記キャップの内側の一部に前記旋回溝が形成されていて、当該内側の他部が前記先側の外周面と対向している、請求項2〜4のいずれか一項に記載の流体ノズル。
JP2018212335A 2018-11-12 2018-11-12 流体ノズル Active JP6906235B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018212335A JP6906235B2 (ja) 2018-11-12 2018-11-12 流体ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018212335A JP6906235B2 (ja) 2018-11-12 2018-11-12 流体ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020078771A JP2020078771A (ja) 2020-05-28
JP6906235B2 true JP6906235B2 (ja) 2021-07-21

Family

ID=70801219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018212335A Active JP6906235B2 (ja) 2018-11-12 2018-11-12 流体ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6906235B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021080020A1 (ja) 2019-10-25 2021-04-29

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020078771A (ja) 2020-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4865765B2 (ja) スプレイガン
JP4902062B2 (ja) 改良型空気式スプレーノズル
US20050284957A1 (en) External mix air atomizing spray nozzle assembly
US20070290073A1 (en) Full cone air assisted spray nozzle for continuous metal casting cooling
JP4971708B2 (ja) 二流体ノズル
EP1596989B1 (en) Air assisted spray nozzle assembly for spraying viscous liquids
US20110147491A1 (en) Internal mix air atomizing spray nozzle assembly
JP2002346711A (ja) 二成分スプレイノズル
JP6906235B2 (ja) 流体ノズル
JP2014133232A (ja) 被覆材料を噴霧するための回転噴霧器及びその噴霧器を備える装置
JP6454792B2 (ja) 回転霧化式塗装装置及び噴霧ヘッド
JP2007504422A (ja) 液体燃料の空気アシスト式噴霧用ノズル
US4718607A (en) Atomized liquid spray orifice
JP5698143B2 (ja) 被覆材料噴霧器
KR20050061379A (ko) 원추형 노즐
US11399916B2 (en) Mixing chamber and handpiece
JP4532534B2 (ja) 回転式スプレーノズル
JP4621085B2 (ja) 塗装機
JP6440160B2 (ja) 広角フルコーンスプレーノズル
JP3166523U (ja) 切削液噴水ノズル用調整部材
JP6841438B2 (ja) 噴霧ノズル
JP5149566B2 (ja) 塗装ガン
JP6525318B2 (ja) 塗装機及びこれに用いる回転霧化頭
JP3956246B2 (ja) 加工装置の遮断層形成装置
WO2012127647A1 (ja) ノズルの先端部材及びそれを用いたノズル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6906235

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150