JP6009500B2 - フライ食品用袋及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、唐揚げ、天ぷら、トンカツ、コロッケ等のフライ食品を収容する袋、例えばテイクアウト用のフライ食品用袋に関し、更に詳しくは、電子レンジ加熱に耐え得る耐熱性及び耐油性を有するフライ食品用袋及びその製造方法に関するものである。
近年、食生活の変化に伴い、から揚げ、天ぷら、海老フライ、トンカツ、メンチカツ、コロッケ等の食材を油で揚げたフライ食品の惣菜は、家庭で調理するより、デパート、スーパー、コンビニエンスストア等で購入し、家庭に持ち帰り、電子レンジで加熱して食されることが多くなって来た。また、昼食用にコンビニエンスストア等で購入し、電子レンジで加熱してそのまま職場や、公園のベンチ等で食される需要も多くなって来た。
このようなテイクアウト用の袋としては、紙の袋や、一方の面がOPPフイルムでもう一方の面がPE樹脂層をラミネートした紙であり、端部のヒートシールする部分にパートコートを行い、このパートコート部分をヒートシールして袋状にしたものがある。
また、電子レンジ用の包装袋としては、両面が晒クラフト紙にPE樹脂層をラミネートした紙積層シートからなると共に、この紙積層シートに通気性を付与するためのエンボス加工が施された紙製包装袋があり、このような紙製包装袋は、肉まん等の冷凍食品を包装すると共に、そのまま電子レンジで加熱しても、水蒸気が逃げて破裂することがなく、また手に持っても熱くないものであった(特許文献1参照)。
特開2004−237994号公報
しかしながら、前記OPPフイルムとPE樹脂層をラミネートした紙とからなる袋においては、袋の中が見え、また油の浸み出しもないものであるが、電子レンジで加熱するには問題があった。すなわち、から揚げ、メンチカツ等のフライ食品は、その表面に油分が付着していることから、袋の内面において油滴が発生し、この油滴の部分では、電子レンジ加熱時に160℃以上にもなるものであった。その結果、PE樹脂層やOPPフイルムは、電子レンジ加熱するフライ食品用袋には使用できないものであった。
すなわち、PE樹脂は、その融点が110℃前後であるので、電子レンジ加熱時にPE樹脂層が溶け出すものであった。OPPフイルムは、その耐熱性が130℃前後であるので、縮むものであり、また、融点が150℃前後であるので、160℃にもなると穴が開くものであった。
前記紙の袋においては、フライ食品の油が袋から浸みだしてくるものであり、さらに紙が不透明であることから、購入した時に数がチェックできないという不都合があった。
前記特許技術文献1で提案された紙製包装袋では、紙にPE樹脂層をラミネートしたものであるので、前述したように、PE樹脂層が溶け出すものであり、フライ食品の包装袋としては使用できないものであった。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたもので、袋の一方の側面を耐熱性の高い二軸延伸PETフイルムにPET樹脂層を積層した積層材で構成することにより、電子レンジ加熱時において、内面に付着した油滴部分が160℃を超える温度となっても、溶けたり縮んだりすることが無く、また、ヒートシール可能なPET樹脂層を積層することにより、他方の側面に耐油紙を使用した場合であっても、良好にヒートシールでき、その結果、袋状に形成することが出来るものであり、さらに、収容したフライ食品を確認することが出来るとともに、油の浸みだしも無いフライ食品用袋を提供することを目的とする。
本発明者らは、上述した課題を解決すべく鋭意検討し、二軸延伸PETフイルムにPET樹脂層を押出し積層し、積層直後のPET樹脂層の表面を冷却ロールで急冷することにより、PET樹脂層の結晶部分を15%未満、非晶部分を85%以上とすれば、ヒートシール性を付与することが出来、耐油紙等であっても良好にヒートシール出来ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に係るフライ食品用袋は、一方の側面が、二軸延伸PETフイルムと、該二軸延伸PETフイルムの片側又は両側に押出し積層されたPET樹脂層とからなる積層材で形成され、該PET樹脂層において、下記の式で示される結晶部分が15%未満、下記の式で示される非晶部分が85%以上であることを特徴として構成されている。
Figure 0006009500
請求項2に係るフライ食品用袋は、PET樹脂層の厚みが、5〜40μmであることを特徴として構成されている。
請求項3に係るフライ食品用袋は、他方の側面が、耐油紙で形成されていることを特徴として構成されている。
請求項4に係るフライ食品用袋の製造方法は、PET樹脂層が、固有粘度が0.55〜0.7dl/gであるPET樹脂に2個以上の多官能のエポキシ基を有する鎖延長剤を0.2〜2.0%添加した状態でベント孔が2個以上ある押出機に投入し、PET樹脂が加熱・溶融した状態でベント孔から−99.99kPa以上の高真空下で吸引・脱気後、押出しして二軸延伸PETフイルムに積層し、その後直ちに冷却ロールで急冷したものであることを特徴として構成されている。
請求項5に係るフライ食品用袋の製造方法は、前記PET樹脂層/二軸延伸PETフイルムからなる積層材のPET樹脂層面を耐油紙と合わせ、両側端部及び底部をヒートシールによってシールすることにより三方袋に形成したことを特徴として構成されている。
請求項6に係るフライ食品用袋の製造方法は、PET樹脂層/二軸延伸PETフイルム/PET樹脂層からなる積層材と耐油紙とで構成され、該積層材は、側面と、下端において3回折り返されて形成された第一底面、第二底面及びシール面とからなり、側面の両側端部と耐油紙の両側端部、シール面の全面と耐油紙の底部、側面の両側端下部と第一底面の内面側両側端部、第一底面の外面側両側端部と第二底面の外面側両側端部、第二底面の内面側両側端部とシール面の内面側両側端部とをヒートシールによってシールすることによりガゼット袋に形成したことを特徴として構成されている。
請求項1に係るフライ食品用袋においては、二軸延伸PETフイルム及びPET樹脂層は耐熱性を有しているので、電子レンジ加熱により160℃前後まで加熱されても、縮んだり、穴が開いたりすることが無い。また、PET樹脂層は、下記の式で示される結晶部分が15%未満、下記の式で示される非晶部分が85%以上であるので、ヒートシール性を有しており、袋を形成する他方の側面が耐油紙等であっても良好にヒートシールすることが出来る。
Figure 0006009500
請求項2に係るフライ食品用袋においては、PET樹脂層の厚みが5〜40μmであるので、耐油紙と良好にヒートシールすることが出来る。すなわち、PET樹脂層と耐油紙とのヒートシールは、耐油紙の繊維の間にPET樹脂が浸み込むことによりシールするものであるが、PET樹脂層が5μm未満では浸み込むPET樹脂の量が少なくなり、十分なヒートシール強度を得られないが、5μm以上になると浸み込む量が多くなり強固にヒートシールすることが出来る。
請求項3に係るフライ食品用袋においては、他方の側面が耐油紙で形成されているので、水分を外部へ透過させることにより、収容したフライ食品の衣等のサクサク感を確保することができ、また、油が袋外表面に浸み出すことも無い。
請求項4に係るフライ食品用袋の製造方法においては、PET樹脂層に、固有粘度が0.55〜0.7dl/gであるPET樹脂を用いているので、価格の安い繊維用のPET樹脂を用いることが出来る。また、2個以上の多官能エポキシ基を有する鎖延長剤を0.2〜2.0%添加して、ベント孔が2個以上ある押出機に投入し、PET樹脂が加熱・溶融した状態でベント孔から−99.99kPa以上の高真空下で吸引・脱気した後、押出すので、通常必要なPET樹脂を乾燥する必要がなく、鎖延長剤で高分子化されて押出適性を改良することが出来る。さらに、押出したPET樹脂層を冷却ロールで急冷するので、PET樹脂における結晶化速度の速い温度帯域を可及的速やかに通過し、結晶化速度の遅い温度帯域に到達させることが出来る。その結果、非晶部分を85%以上とすることが出来る。
請求項5に係るフライ食品用袋の製造方法においては、PET樹脂層/二軸延伸PETフイルムからなる積層材と耐油紙とで三方袋が形成されているので、フライ食品を収容し、電子レンジで加熱した時にフライ食品からの油滴があっても袋に穴が開くことはなく、また具材からの水蒸気は開口部や耐油紙を通して逃げるので、衣のサクサク感が失われることがない。さらにPET樹脂層/二軸延伸PETフイルムからなる積層材は透明であるので、購入した時に数をチェックすることが出来る。
請求項6に係るフライ食品用袋の製造方法においては、PET樹脂層/二軸延伸PETフイルム/PET樹脂層からなる積層材と耐油紙とでガゼット袋が形成されているので、フライ食品を収容し、電子レンジで加熱した時にフライ食品からの油滴があっても袋に穴が開くことはなく、また具材からの水蒸気は開口部や耐油紙を通して逃げるので、衣のサクサク感が失われることがない。さらにPET樹脂層/二軸延伸PETフイルム/PET樹脂層からなる積層材は透明であるので、購入した時に数をチェックすることが出来る。さらにまた、フライ食品を収容した際、底面が拡開して数多くのフライ食品を収容することが出来る。
ベント孔が2以上ある押出機のシリンダー部の模式図 グリコール分としてのCHDMの割合と結晶化速度の関係を示す図 PETの結晶化速度を示す図 本発明によるフライ食品用袋の一実施形態である三方袋の模式図 本発明によるフライ食品用袋の一実施形態である三方袋のヒートシール前の状態を示す模式図 本発明によるフライ食品用袋の一実施形態であるガゼット袋の模式図 本発明によるフライ食品用袋の一実施形態であるガゼット袋のヒートシール前の状態を示す模式図
本発明のフライ食品用袋は、一方の側面が、二軸延伸PETフイルムと、該二軸延伸PETフイルムの片側又は両側に押出し積層されたPET樹脂層とからなる積層材で形成されており、すなわち、積層材としては、二軸延伸PETフイルム/PET樹脂層からなるものと、PET樹脂層/二軸延伸PETフイルム/PET樹脂層からなるものの2つの態様がある。
二軸延伸PETフイルムは、MD方向、TD方向の二軸方向に延伸され230℃内外の温度で熱固定されたフイルムであり、その熱固定温度までの高耐熱性と剛性を有し、また透明である。厚みは7μmから20μmが好ましいが、12μmが一般に量産されて市販されているフイルムであり価格も安く入手することが出来る。
PET樹脂層は、下記の式で示される結晶部分が15%未満、下記の式で示される非晶部分が85%以上であり、良好なヒートシール性を有するものである。
Figure 0006009500
すなわち、ヒートシールは、一般的なPE樹脂やPP樹脂の場合、その結晶が溶ける温度(PE=約110℃、PP=約160℃)以上にヒートシール温度を上げて結晶を完全に溶かして溶融混合させ、同じ樹脂同志であれば完全に一体化して剥れなくなる。しかし、PET樹脂の場合は、その結晶を溶かす温度は約260℃であり、その温度まで上げてヒートシールすることは、高温すぎてあまり現実的でない。
一方、一般的なPET樹脂はテレフタル酸とエチレングリコールの重合反応であるが、このグリコール成分をエチレングリコール65モル%、1.4シクロヘキサンジメタノール35モル%でテレフタル酸と重合したのは完全に非晶質となり(図3参照)、130℃でヒートシール出来るPET系樹脂として販売されている(「Eastar PETG6763」長瀬産業株式会社)。
したがって、一般的なPET樹脂でも、非晶部分が多ければ結晶部分を溶かさなくとも非晶部分の軟化混合で一体化して剥れなくなるが、結晶が異物としてヒートシールの阻害要因として働き、良好にヒートシール出来ない場合があった。そこで、本発明者らは、ヒートシールにおける非晶部分と結晶部分との関係に関し鋭意検討し、非晶部分が85%以上、結晶部分が15%未満である場合、極めて良好にヒートシールを行うことが出来ることを見出したものである。これにより、PET樹脂層同士はもちろんのこと、耐油紙等であっても良好にヒートシール出来るようにしたものである。
PET樹脂層の厚みは、5〜40μmが好ましく、10〜30μmがより好ましい。5μm未満では、耐油紙とヒートシールした時に紙の繊維の間に浸み込む軟化した非晶部分のPET樹脂量が少なく、ヒートシール強度が低下する。また、40μmを超えるとコスト高となるだけである。
PET樹脂層に用いるPET樹脂としては、特に限定されないが、PET樹脂に2個以上の多官能のエポキシ基を有する鎖延長剤を、PET樹脂の0.2〜2.0重量%添加した状態で押出機において加熱・溶融させることにより、固有粘度が0.55〜0.7dl/g程度であるPET樹脂を用いることが出来、その結果、高品質のPET樹脂を使用する必要は無く、価格の安い繊維用のPET樹脂等を使用することが出来る。
すなわち、鎖延長剤を用いることにより、低分子量のPET分子鎖を結び付ける際に3次元の網目構造の高分子となり、粘度、溶融張力が増して押出し適性が改良される。この鎖延長剤としては、アクリル酸グリシジル、メタアクリル酸グリシジル、スチレン−(メタ)アクリル酸メチル−メタクリル酸グリシジル、エポキシ化大豆油等があるが、少なくとも2個以上の多官能のエポキシ基を有することが好ましい。2個以上の多官能のエポキシ基を有する鎖延長剤としては、BASFジャパン株式会社、東亜合成株式会社等から販売されており、例えば、BASFジャパン株式会社「JONCRYL」、東亜合成株式会社「ARUFON」がある。
鎖延長剤の添加量は、通常PET樹脂100重量部に対して0.2〜2.0重量部が好ましく、添加量は鎖延長剤の性能に従って適宜増減して添加する。
鎖延長剤の添加方法は、PET樹脂ペレットに流動パラフィンやヒマシ油を0.05〜0.20重量%ヘンシェルミキサー等でまぶした後、鎖延長剤の粉沫を添加しヘンシェルミキサー等で混合付着させることが好ましく、このような添加方法により、鎖延長剤を均一に添加することが出来る。鎖延長剤の添加量が少なく不均一になり易い場合は、マスターバッチを作製して添加することが好ましい。マスターバッチは、PET樹脂100重量部に鎖延長剤を10〜50重量部加え、押出し機で混練しペレット化して作製する。このマスターバッチペレットを所定量PET樹脂ペレットに、加えブレダー等で混合攪拌すれば均一に添加することが出来る。
また、PET樹脂には、必要に応じて金属塩の触媒を添加しても良い。金属塩としては、アルカリ金属やアルカリ土類金属のステアリン酸塩やラウリン酸塩があるが、最も一般的で好ましいのはステアリン酸カルシウムである。添加量は、PET樹脂100重量部に対して0.05〜1.5重量部であり、PET樹脂でマスターバッチを作製して添加する。
以上のように、鎖延長剤を添加することにより、固有粘度が0.55〜0.7dl/gのPET樹脂を用いることが出来る。このように鎖延長剤を添加されたPET樹脂は、図2に示す固有粘度(dL)0.93、平均分子量32,000のグラフにほぼ相当し、結晶化速度も遅くなる。したがって、効率的に非晶部分を85%以上とすることが出来る。
また、PET樹脂を押出機で押出す際、ベント孔が2個以上ある押出機に投入し、PET樹脂が加熱・溶融した状態でベント孔から−99.99kPa以上の高真空下で吸引・脱気後、押出しすることにより、水分を除去することが出来る。したがって、PET樹脂の含有水分量は、通常PET樹脂を押出し加工する時に必要な50ppm以下にする必要はなく、空気中での平衡水分量である0.3〜0.5%でよく、事前の乾燥工程を特別設ける必要が無い。
二軸延伸PETフイルムにPET樹脂層を積層するには、上述したように、PET樹脂を押出機に投入し、加熱・溶融した状態で二軸延伸PETフイルム上に押出し積層する。
次に、図1を参照して、二軸延伸PETフイルムにPET樹脂層を積層する方法について説明する。図1に、ベント孔が2以上ある押出機のシリンダー部の模式図を示す。図1において、1はシリンダーで、このシリンダー1の内部にはスクリュー2が設けられ、基端側(PET樹脂投入側)から、第1ベント孔3及び第2ベント孔4が形成されている。スクリュー2には、加圧圧縮部21とシール部22とが交互に配置されており、シール部22においては、スクリューの溝巾を狭くし、その間を溶融PET樹脂が満たして、加圧圧縮部21における背圧10〜20MPaの高圧と、ベント孔3、4部の−99.99kPaの高真空との圧力差をシールするもので、樹脂はスクリュー2の回転のみで押し進むようにしてベント孔3、4からの溶融樹脂の吹き上がりを防止している。
ベント孔3、4は、コンデンサー(凝縮機)(図示せず)を介して油回転式真空ポンプ(図示せず)に連結されており、コンデンサーは真空度を維持することと、油回転式真空ポンプの油の質を維持するためのものである。コンデンサーがなければ、例えば、水分3,000ppmのPET樹脂を500kg/hrの吐出量で運転したとすれば、500,000g×0.3/100=1,500g/hrもの水蒸気が発生して高真空を維持出来ず、油回転式真空ポンプの油も水が混入して変質する。
以上のような押出機において、PET樹脂を溶融・押出すには、PET樹脂をシリンダー1に投入し、押出し温度280℃内外、背圧10〜20MPa、ベント孔3、4から−99.99kPa以上の高真空下で吸引・脱気しながら押出しを行なう。
投入されたPET樹脂は、まず、第1ゾーンにおいて、加熱・溶融されて添加された鎖延長剤と混練される。溶融したPET樹脂は水と熱による加水分解や熱分解で解重合が起こり、低分子のPET鎖やエチレングリコール、アセトアルデヒドが発生していると考えられる。しかし、鎖延長剤が最初から添加されて混練されているので、低分子のPET鎖を結び付けて3次元の高分子量化や、エチレングルコールやアセトアルデヒドの捕捉などの重合反応も起こり始めていると考えられる。すなわち、エポキシ基
Figure 0006009500
は開裂して、カルボキシル基(−COOH)、アルデヒド基(−CHO)、水酸基(−OH)等の官能基と結び付き、PET分子鎖を3次元の網目構造の高分子にするとともに、解重合で生じたエチレングリコール、エチレングリコールから発生するアセトアルデヒドをも高分子の一部として捕捉する。また、含有している水分は、280℃における飽和水蒸気圧は6.5MPaであるので、背圧10MPa以上では液体の状態である。
そして、エチレングリコール、アセトアルデヒド、水を含んだ溶融PET樹脂は、第1ベント孔3まで来ると、−99.99kPa以上の高真空下となっているので、エチレングリコール(沸点198℃)、アセトアルデヒド(沸点20℃)、水(沸点100℃)は気体となり、第1ベント孔3から吸引・脱気される。また、第1ベント孔3から吸引・脱気し切れなかったエチレングリコール、アセトアルデヒド及び水は、第2ベント孔4により吸引・脱気される。
第2ゾーンにおいては、解重合も一部起こっていると考えられるが、大部分は鎖延長剤による重合反応が起こっていると考えられる。
第3ゾーンにおいては、殆ど鎖延長剤による重合反応のみが起っており、3次元構造の高分子量化されたPET樹脂が二軸延伸PETフイルム上に押出し積層される。この時にTダイからのエアーギャップは出来るだけ短く、ロールに挟んで積層する2個のロールとも冷却ロールとするのが好ましく、少なくともPET樹脂層側のロールは冷却水を通した冷却ロールとし、PET樹脂層を出来るだけ速く冷却することが必要である。すなわち、PETの結晶化速度は図2に示すように、約130〜220℃の範囲において速いので、可能な限り結晶化を抑制するには、この温度帯の滞留時間を短くすることが必要であり、急速に冷却することにより、この温度帯を速やかに通過させることが出来る。その結果、PET樹脂層の非晶部分を85%以上にすることが出来る。
このようにしてPET樹脂層/二軸延伸PETフイルムからなる積層材を得ることが出来る。PET樹脂層/二軸延伸PETフイルム/PET樹脂層からなる積層材は、前記積層材(PET樹脂層/二軸延伸PETフイルム)の二軸延伸PETフイルム側に、再度PET樹脂を全く同様に押出積層することによって得ることが出来る。
本発明のフライ食品用袋においては、一方の側面が、上述した積層材で形成され、他方の側面は、PET樹脂層とヒートシール可能な材料であれば特に限定されないが、耐油紙が好ましい。耐油紙は、紙の製造過程で、紙を抄紙した後、最後に耐油剤をロールでコートして作られ、油分は通さないが水蒸気は通す性質を有している。坪量は30〜50g/mが手触りの感触が良く、経済的にも好適である。具体的には、王子製紙(株)や日本製紙(株)等の各製紙会社から耐油紙として販売されている。
以上のような積層材を一方の側面に用い、耐油紙等を他方の側面に用い、積層材のPET樹脂層と耐油紙等をヒートシールすることにより袋状に形成する。袋の態様は特に限定されないが、例えば、三方袋、ガゼット袋等に形成する。
図4に三方袋の一態様を示す。図4において、三方袋30は、積層材40と耐油紙50とを重ね合わせ、その両側端部30a及び底部30bをヒートシールによりシールしたものである。このような三方袋30は、図5に示すように、積層材40として、二軸延伸PETフイルム41とPET樹脂層42とからなる積層材を用いてなるもので、PET樹脂層42の両側端部42a及び底部42bを、耐油紙50の両側端部50a及び底部50bとヒートシールしたものである。
このような三方袋30は、積層材40が完全な透明であるので、収容したフライ食品の形や数を確認することが出来、また、積層材40は耐熱性及び耐油性があるので、電子レンジで加熱して160℃内外の油滴があったとしても、縮んだり、穴が開くことはない。さらに、発生した水蒸気は開口部や耐油紙を通って外へ逃げ、サクサク感を保持することが出来る。
図6にガゼット袋の一態様を示す。図6において、ガゼット袋60は、一方の側面61と、この一方の側面61と一体に形成された底面62と、これら側面61及び底面62にヒートシールされる他方の側面63とで構成されており、一方の側面61の両側端部61aと他方の側面63の両側端部63aとがヒートシールされるとともに、底面62先端に設けられたシール面62cと他方の側面63の底部63bとがヒートシールされ、また、底面62の側端部同士もヒートシールされている。
このようなガゼット袋60は、図7に示すように、一方の側面61及び底面62が積層材70で構成され、他方の側面63が耐油紙80で構成されている。積層材70は、側面71と、下端において3回折り返されて形成された第一底面72、第二底面73及びシール面74とで構成されており、その層構成は、PET樹脂層75/二軸延伸PETフイルム76/PET樹脂層75となっている。そして、側面71の両側端部71aと耐油紙80の両側端部80aとがヒートシールされるとともに、シール面74の全面と耐油紙80の底部80bとがヒートシールされ、さらに、側面71の両側端下部71cと第一底面72の内面側両側端部72aとがヒートシールされ、第一底面72の外面側両側端部72bと第二底面73の外面側両側端部73aとがヒートシールされ、第二底面73の内面側両側端部73bとシール面74の内面側両側端部74aとがヒートシールされている。
このようなガゼット袋60は、上述した三方袋30と同様の性能を有する他、フライ食品を収容した際、その重量によって第一底面72及び第二底面73が拡がるので、三方袋30より多くのフライ食品を収容することが出来る。
PET樹脂「ユニチカ株式会社:MA−2101M」(固有粘度;0.62dl/g、水分量;2,900ppm)100部と、鎖延長剤「BASFジャパン株式会社:AdR4368」を30重量%含有したPETのマスターバッチ1.5部とをヘンシェルミキサーで混合攪拌した。この混合樹脂を同方向回転2軸押出し機「日立造船株式会社:HMT100」(L/D=38、吐出量;650kg/hr、2ベント孔)に投入し、押出し温度280℃、ベント孔から−99.99kPaの高真空下で吸引・脱気しながら、二軸延伸PETフイルム「東洋紡株式会社:E5100:12μm」へ押出し積層し、二軸延伸PETフイルム(12μm)/PET樹脂層(20μm)の積層材を作製した。
この時、ベント孔はコンデンサーを経由して油回転式真空ポンプへ連結して吸引しており、また、エアーギャップは12cmとし、130m/min.の加工スピードで積層した。
また、二軸延伸PETフイルムにPET樹脂層が押出された積層材は、圧着ロールと冷却ロールとで圧着されるが、この時、PET樹脂層に接する冷却ロール(金属ロール)には20℃のチラー水が通されているので、押出されたPET樹脂層は直ちに冷却される。したがって、PET樹脂層の結晶化を抑制することが出来、その結果、非晶部分を85%以上にすることが出来た(後述する表2で示すように、90.2%)。
<水分量の挙動>
130m/min.の加工スピードで連続押出し中のスクリュー及び真空吸引を一時停止し、押出し機の第1及び第2ベント孔位置の樹脂をサンプリングし、含有水分量を測定した。水分測定はプラスチック用水分気化装置「京都電子工業株式会社:ADP−351」及びカールフィッシャー水分計「京都電子工業株式会社:MKC−210」を用いた。結果を表1に示す。
Figure 0006009500
未乾燥のPET樹脂の含水分量(2,800ppm)が、第1ベント孔の位置では10ppm以下となり、通常PET樹脂の押出し時に必須である50ppm以下をクリアーしている。第2ベント孔の位置では0ppmとなり、ベント孔から吸引・脱気することにより事前に乾燥する必要がないことが解る。
<ヒートシール出来る非晶部分の割合>
作製した二軸延伸PETフイルム(12μm)/PET樹脂層(20μm)からなる積層材を、図2に示すPETの最適結晶化温度である170℃の恒温槽内に放置して加熱処理し、非晶部分の異なるサンプルを作製した。
非晶部分はPET樹脂層の表面を工業用カミソリ刃を立てかき取って測定用サンプルとし、示差走査熱量計「セイコーインスツル株式会社:DSC220」でその溶解挙動を測定して、下記の式に基づいて結晶部分の割合を測定した。非晶部分は、非晶部分(%)=100−結晶部分(%)で算出した。結果を表2に示す。
Figure 0006009500
Figure 0006009500
次いでこの積層材のPET樹脂層面を合わせてヒートシールを行なった。ヒートシールはJIS Z−1707に準じて圧力0.2MPa、シール時間1秒で行った。シール強度の結果を表3に示す。シール強度は、JIS Z 0238 7.2に準じた。
Figure 0006009500
表3から解るように、ヒートシール出来る非晶部分の割合は85%が境界割合となる。
<三方袋の作製>
作製した二軸延伸PETフイルム(12μm)/PET樹脂層(20μm)からなる積層材と、耐油紙「日本製紙パピリア株式会社:パピリア」(35g/m)とを合わせ、三方袋の端をヒートシールして、図4に示すような三方袋を作製した。ヒートシールはJIS Z−1707に準じて圧力0.2MPa、シール時間1秒、シール温度200℃で行なった。次いでこの三方袋のサイドシール左右2ヶ所ずつ計4ヶ所、ボトムシール2ヶ所のシール強度を測定した。結果を表4に示す。
Figure 0006009500
剥離状況は、積層材と耐油紙とが剥がれることは無く、シール部分の耐油紙が積層材のPET樹脂層に全面的に張り付いた状態で破断していた。したがって、積層材と耐油紙とのシール強度は、耐油紙の破壊強度に依存するものであった。サイドシールの左右、ボトムシールのシール強度に有意差はないが、三方袋の強度としては、フライ食品の重量によって剥離することはなく充分な値である。
<フライ食品の収容テスト>
鶏の唐揚げを揚げた直後、油をほぼ切った後、その5個を作製した三方袋へ収容し、室内で5時間放置した。その外観を観察したところ、耐油紙から油が外部へ浸み出すことはなかった。また、唐揚げを食したところ衣のサクサク感も保持していた。購入後、職場や公園での食事、家庭までの持ち帰りには何ら問題はないと考えられる。
<電子レンジ加熱テスト>
前記鶏の唐揚げを収容し5時間放置した三方袋を、そのまま電子レンジで可食適温まで加熱した。唐揚げを取り出し、三方袋の内部を観察したところ、耐油紙と積層材に油滴の付着が見られたが、積層材は、縮むことも、また穴が開くこともなく、加熱以前の状態を維持していた。また、唐揚げを食したところ衣はサクサク感を保持していた。
実施例1で作成した二軸延伸PETフイルム/PET樹脂層からなる積層材の二軸延伸PETフイルム面に、実施例1と全く同様にPET樹脂を押出積層してPET樹脂層/二軸延伸PETフイルム/PET樹脂層からなる積層材を作製した。この積層材を用いて図6に示すようなガゼット袋をガゼット袋製袋機で作製した。シール温度は200℃で行なった。次いでこのガゼット袋のシール強度を図6に示す部位で測定した。結果を表5に示す。
Figure 0006009500
ヒートシール部(1)とヒートシール部(2)は実施例1と同様、耐油紙とPET樹脂層とのヒートシールであり、シール強度は紙の破壊強度に左右される。ヒートシール部(3)はPET樹脂層とPET樹脂層とのヒートシールなので強固にシールされ、剥離不可であった。
<フライ食品の収容テスト>
実施例1と同様、鶏の唐揚げ5個、メンチカツ3個を揚げた直後、油をほぼ切った後ガゼット袋に収容した。このフライ食品の重量でガゼット袋の折り畳んだ底部が開き、三方袋より多くのフライ食品を収容することが出来た。
実施例1と同様に室内に5時間放置した後、その外観を観察したところ、耐油紙から油が外部へ浸み出すことはなかった。また、唐揚げを食したところ衣のサクサク感も保持していた。
<電子レンジ加熱テスト>
前記鶏の唐揚げ及びメンチカツを収容し5時間放置したガゼット袋を、そのまま電子レンジで可食適温まで加熱した。収容品を取り出し、ガゼット袋の内部を観察したところ、耐油紙と積層材に油滴の付着が見られたが、積層材は、縮むことも、また穴が開くことも無く、加熱以前の状態を維持していた。また、収容品を食したところ、唐揚げの衣や、メンチカツのパン粉もサクサク感を保持していた。
30 三方袋40 積層材41 二軸延伸PETフイルム42 PET樹脂層50 耐油紙60 ガゼット袋70 積層材75 PET樹脂層76 二軸延伸PETフイルム80 耐油紙

Claims (6)

  1. 一方の側面が、二軸延伸PETフイルムと、該二軸延伸PETフイルムの片側又は両側に押出し積層されたPET樹脂層とからなる積層材で形成され、該PET樹脂層において、下記の式で示される結晶部分が15%未満、下記の式で示される非晶部分が85%以上であることを特徴とするフライ食品用袋。
    Figure 0006009500
  2. 前記PET樹脂層の厚みが、5〜40μmであることを特徴とする請求項1記載のフライ食品用袋。
  3. 他方の側面が、耐油紙で形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のフライ食品用袋。
  4. 前記PET樹脂層が、固有粘度が0.55〜0.7dl/gであるPET樹脂に2個以上の多官能のエポキシ基を有する鎖延長剤を0.2〜2.0%添加した状態でベント孔が2個以上ある押出機に投入し、PET樹脂が加熱・溶融した状態でベント孔から−99.99kPa以上の高真空下で吸引・脱気後、押出しして二軸延伸PETフイルムに積層し、その後直ちに冷却ロールで急冷したものであることを特徴とする請求項1、2又は3記載のフライ食品用袋の製造方法。
  5. 前記PET樹脂層/二軸延伸PETフイルムからなる積層材のPET樹脂層面を耐油紙と合わせ、両側端部及び底部をヒートシールによってシールすることにより三方袋に形成したことを特徴とする請求項3記載のフライ食品用袋の製造方法。
  6. 前記PET樹脂層/二軸延伸PETフイルム/PET樹脂層からなる積層材と耐油紙とで構成され、該積層材は、側面と、下端において3回折り返されて形成された第一底面、第二底面及びシール面とからなり、側面の両側端部と耐油紙の両側端部、シール面の全面と耐油紙80の底部、側面の両側端下部と第一底面の内面側両側端部、第一底面の外面側両側端部と第二底面の外面側両側端部、第二底面の内面側両側端部とシール面の内面側両側端部とをヒートシールによってシールすることによりガゼット袋に形成したことを特徴とする請求項3記載のフライ食品用袋の製造方法。
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