JP6009021B2 - 天然ガム組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、天然ガム組成物に関するもので、より詳細には、ガムベースとして主に利用されてきた酢酸ビニール樹脂のような合成樹脂を基本原料にすることの代りに、天然チクルをガムの基本原料としながら、天然チクルが持つ食感の問題を解決し、味と香が優秀な天然ガム組成物に関するものである。
毎日、一日何回もガムを楽しんだりするが、通常、一回に一時間以上噛むようになる。ガムの種類が多様なだけ、質感、硬度、味も様々である。噛めば噛むほど強いガムがあれば、時間がたつにつれ柔らかくなるものもある。さらに、ガムの種類によって数分または数秒内に味を無くすことに対して、一時間以上が経ても維持されるものもある。ガムの物理的特性に及ぶ影響は多様だが、その中でもガムベースは最も重要な要素である。
商業的なガムが登場する前までは、砂糖黍、植物の葉、小麦粉などの天然物質を噛んでいた。ガムが初めて商業化された1870年代、人々は古代マヤ人が噛んだゴム植物の一種であるマニルカラチクル(Manilkara Chicle)を使おうとしたが、これはガムベースの唯一の原料であった(History of Chewing Gum、2011)。
しかし、チクルは抽出しにくいため、ガムベースの原料は天然チクルから合成物質へと変わった。この欠点を解決するために、人々はガムベースの代替物質として、溶解もされず、消化もされない酢酸ビニール樹脂(vinyl acetate resin)を見つけ出した(Chicle (Gum)、2011)。
一方、韓国公開特許第2013−0094141号は、ガムベースの代わりの天然原料として、葡萄の皮を適用し、消化力及び弾性に優れたガム組成物を提供しているが、産業的に大量生産することに限界があり、葡萄の皮には唾液及び消化液で分解されやすいので、ガムベース固有の機能を維持するためには問題があった。
韓国登録特許第10−0505533号は、くっつかないガムに関するものであって、天然チクルに纎維質の植物素材である葛根、甘草、密蝋を配合したものに甘味料のサッカリンと天然食品香料を添加することで、いくら噛んでもくっつかない新しい概念のガムを作ろうとしたが、植物、葛根、甘草と密蝋は乳化力がほとんどないため、歯牙にくっつく問題があった。
よって、天然原料であるチクルをガムベースの主な原料として利用しながらも、ガムの物性に満足して味と香が優秀な新しい概念の天然ガムを提供する必要性があった。
韓国公開特許第2013−0094141号 韓国登録特許第10−0505533号
ここで、本発明者らは、天然ガムとして天然チクルと所定量のワックス及びエリスリトールを含有する場合、分子量の小さいエリスリトールが天然チクルが持つ超硬度を軟化させることで、ガムで求められる硬度、1.5〜2.5kg[探針 P/5 - φ5mm(円柱形状で直径が5mmの探針:プローブ)を用い、進入速度2mm/secの条件下で、Texture Analyserを使用した時の測定結果]などの物性を満足させることができることが分かって、本発明を完成することになった。
よって、本発明の目的は、(A)天然チクル、キャンデリラロウ、マイクロクリスタリンワックス及びカルナウバロウを含む天然ガムベース及び(B)エリスリトールを含む天然ガムを提供することにある。
上記のような課題を解決するために、本発明は、(A)天然チクル、キャンデリラロウ、カルナウバロウ及びマイクロクリスタリンワックスを含む天然ガムベース及び(B)エリスリトールを含み、上記天然チクルと上記エリスリトールの重量割合は1:2〜1:4であることを特徴とする、天然ガム組成物である。
本発明では、(A)天然ガムベース25〜35重量%;(B)エリスリトール20〜55重量%;(C)D-キシロース10〜30重量%;(D)酵素処理したステビア、羅漢果抽出物及びソーマチンからなる群から選択された1種以上の甘味料0.1〜3重量%;(E)シトラス系香料0.8〜5重量%;及び(F)乳化剤0.5〜2重量%;を全体として100重量%を超えない範囲で含み、この天然ガムベース(A)は、この天然ガムベース(A)の全重量に対して主要原料である天然チクルを50〜70重量%含有する
本発明では、前記天然ガムベース(A)は、前記天然チクルに加え、キャンデリラロウ10〜25重量%;カルナウバロウ5〜15重量%;及びマイクロクリスタリンワックス10〜25重量%;を全体として100重量%を超えない範囲で含む場合にも効果的である。
本発明では、キャンデリラロウ、カルナウバロウ及びマイクロクリスタリンワックスの重量比が1〜2.5:1:1〜1.5である場合にも効果的である。
発明の效果
本発明による天然ガムベースは、比較的にシンプルな原料構成と100%天然成分から構成された組成物を提供するところ、天然成分が製品の一部にだけ含まれた従来の製品と違い、組成物全体が天然成分から構成されるので、新しい天然ガムを提供することができる。
また、本発明では、主要原料である天然チクルの松の皮のような高い超硬度を天然高甘味料であるエリスリトールで軟化させることで、ガムで求められる物性と長い間口の中で咀嚼してもガムがとけて歯牙にくっつかないので、年寄りや義歯をした人、大人、子供、男女を問わず、脚光を浴びることができるガムを提供できる。
以下、本発明を一つの具現例として、より詳細に説明する。
本発明は、(A)天然チクル、キャンデリラロウ、カルナウバロウ及びマイクロクリスタリンワックスを含む天然ガムベース及び(B)エリスリトールを含み、上記天然チクルとエリスリトールの重量割合は1:2〜1:4であることを特徴とする天然ガム組成物である。
具体的に、本発明は(A)天然ガムベース25〜35重量%;(B)エリスリトール20〜55重量%;(C)D-キシロース10〜30重量%;(D)酵素処理したステビア、羅漢果抽出物及びソーマチンからなった群から選択された1種以上の甘味料0.1〜3重量%;(E)シトラス系香料0.8〜5重量%;及び(F)乳化剤0.5〜2重量%を全体として100重量%を超えない範囲で含む天然ガム組成物を提供する。
上記天然ガムベース(A)は、天然成分100%で構成された天然ガムベースであり、具体的に天然チクル50〜70重量%;キャンデリラロウ10〜25重量%;カルナウバロウ5〜15重量%;及びマイクロクリスタリンワックス10〜25重量%を全体として100重量%を超えない範囲で含む。
この時、上記天然チクルは、感触が柔らかくて、滑らかで、口の中の温度で適当にかみやすい組職感を持つ特徴を有するもので、天然ガムベース全体の重量対比50〜70重量%を使うことが好ましい。天然チクルが50重量%未満の場合、香料に軟化されて組職感が粗くなる問題があり、70重量%超過の場合、製造工程と歯牙にくっつく問題があるので、上記範囲内で使った方が良い。
上記キャンデリラロウは、樹脂成分を含んで水に溶けない特徴を持つもので、組職感に弾力を与える役割をし、これは天然ガムベース全体の重量対比10〜25重量%で使うことが好ましい。キャンデリラロウが10重量%未満の場合、ガムベース全体の感触が柔らかくなる問題があり、25重量%超過の場合は、感触が固くなる問題があるので、上記範囲内で使った方が良い。
上記カルナウバロウは、ヤシの葉から抽出した樹脂で、組職感に弾力を与える役割をし、これは天然ガムベース全体の重量対比5〜15重量%で使うことが好ましい。カルナウバロウが5重量%未満の場合、ガムベース全体の感触が柔らかくなる問題があり、15重量%超過の場合は、感触が固くなる問題があるので、上記範囲内で使った方が良い。
上記マイクロクリスタリンワックスは、融点が65〜85 の特徴を有するもので、ガムベースの柔軟性と混合性をよくする役割をし、これは天然ガムベース全体の重量対比10〜25重量%で使うことが好ましい。マイクロクリスタリンワックスが10重量%未満の場合、ガムの柔軟性が落ちる問題があり、25重量%超過の場合、ガムの組職感がくたくたになる問題があるので、上記範囲内で使った方が良い。
この時、キャンデリラロウ、カルナウバロウとマイクロクリスタリンワックスの重量割合は、1〜2.5:1:1〜1.5(カルナウバロウの重量割合を1とした場合に、カルナウバロウに対するキャンデリラロウの重量割合が1〜2.5で、かつ、カルナウバロウに対するマイクロクリスタリンワックスの重量割合が1〜1.5であること)の割合で使うことが好ましい。上記で言及したように、キャンデリラロウとカルナウバロウは、組職感に弾力を与える役割をし、マイクロクリスタリンワックスは柔軟性と混合性をよくする役割をするので、上記の割合の範囲内で使う場合、天然チクルとエリスリトールの軟化作用による組職感を目的とするガムの水準(基準値)として満足させることができるためである。
一方、上記天然成分から構成された天然ガムベースは、天然ガム組成物全体の重量対比25〜35重量%を使うことが好ましい。天然ガムベースの含量が25重量%未満の場合、製造工程上、圧延、栽断、包装がよくできず、ガムが柔らかすぎて噛むことが不便であり、35重量%超過の場合、製造工程上、圧延、栽断、包装がよくできず、ガムの感触がかたくなって品質低下の問題が発生することがあるので、上記範囲内で使った方が良い。
同時に、本発明では砂糖、水飴、ブドウ糖、エリスリトール及びD-キシロースからなった群から選択された1種以上の糖類を使うことができるが、さらに好ましくは軟化作用が優れたエリスリトールとガムに保型性、清凉感及び天然感を強化してくれるD-キシロースを使うことが好ましい。
よって、本発明で使う主要成分である(B)エリスリトールは低カロリー、高甘味料であって、酵母のMoniliella pollinisまたはTrichosporonoides megachilensisなどの醗酵液を濾過、精製、結晶化、水洗過程を経て、乾燥した後に得られるし、主な成分として分子量が122の低分子量を有する。このようなエリスリトールは、天然チクルと混合する時、ガムベースの組職を柔らかくする作用をして天然チクルが持つ堅い超硬度を柔らかくて滑らかに軟化し、ガムで求められる柔らかい物性を満足させることができる。また、粘度が低くて粘性によって生じる問題点、すなわち、製造工程の問題、歯牙付着の問題などを解決する役割をする。この時、エリスリトールは天然ガム組成物全体の重量対比20〜55重量%を使うことが好ましい。より好ましくは35〜50重量%である。エリスリトールが20重量%未満の場合、天然ガムベースの超硬度を柔らかく軟化させにくいので、天然ガムの味と感触が悪くなる問題が生じ、55重量%超過の場合、原価が高くなり、製造工程上、圧延などのシーツ形成に問題が生じるので、上記範囲内で使った方が良い。
同時に、上記天然ガムベースの主成分である天然チクルとエリスリトールの重量割合は1:2〜1:4を使うことが好ましい。より好ましくは1:2〜1:3.5である。上記範囲を超える場合は、エリスリトールの超硬度を柔らかく軟化させる役割ができないため、天然ガムの味と感触が悪くなり、製造原価も高くなるので、上記重量割合で使うことが最も好ましい。
上記(C)D-キシロースは、ガムに保型性、清凉感及び天然感を強化してくれる役割をするもので、天然ガム組成物全体の重量対比10〜30重量%を使うことが好ましい。D-キシロースが10重量%未満の場合、製造工程上、シーツの形成に大きい影響を与えることができないし、30重量%超過の場合は、製品の柔軟性が落ちて甘味と清凉感が減って品質低下の問題が生じることがあるので、上記範囲内で使った方が良い。
上記(D)天然高甘味料は、酵素処理したステビア、羅漢果抽出物及びソーマチンからなった群から選択された1種以上を使うことができ、これは天然ガム組成物全体の重量対比0.1〜3重量%を使うことが好ましい。天然高甘味料が0.1重量%未満の場合、甘味が弱くなり、ガム全体の香味の弱くなる問題があり、3重量%超過の場合は、甘味が強すぎて喉がひりひりする問題があるので、上記範囲内で使った方が良い。
上記(E)香料は天然香料であって、シトラス系統、例えばオレンジ、レモン、ライムなどを使うことができるが、必ずこれに制限されることではない。天然香料は、天然ガム組成物全体の重量対比0.8〜5重量%を使うことが好ましい。天然香料 0.8重量%未満の場合、味が弱くなる問題があり、5重量%超過の場合、ガムの組織が柔らかくなる問題があるので、上記範囲内で使った方が良い。
上記(F)乳化剤は、ガムの混合性及び付着抑制の役割をするもので、天然ガム組成物全体の重量対比0.5〜2重量%を使うことが好ましい。乳化剤が0.5重量%未満の場合、ガムが歯牙にくっつく問題があり、2重量%超過の場合には、ガムの組織が柔らかくなる問題があるので、上記範囲内で使うことが好ましい。
同時に、上記天然ガムベース組成物には、シトラス抽出物、天然ガムにはレシチン、天然甘味料であるアセロラ果汁などの天然抽出物をさらに含むことができる。
よって、本発明では、天然チクルに天然ワックスとともに分子量の小さいエリスリトールを使用する場合、従来の天然チクルが持つ超硬度がとても硬くて、後半の感触は強くなるは問題点を克服しながらも、シンプルな原料構成で100%天然成分から構成された天然ガムベース及び天然ガム組成物を提供することができる。
ひいては、上記天然ガムの場合には、基本原料であるガムベースだけでなく添加される他の構成も天然物質を使うことで、従来の食感などの問題で合成樹脂とともに極少量の天然樹脂を使っても天然ガムと称した製品とは違う、‘天然ガム’に適 するガムを消費者に提供することができる。よって、本発明による天然ガムは、年寄りや義歯をした人、大人、子供、男女を問わず脚光を浴びることができるガムを提供することができる。
以下、本発明を実施例によってさらに詳細に説明する。しかし、これらの実施例は本発明を例示するためのもので、本発明の範囲がこれらによって限定されることはない。
製造例1〜8
下記表1に示した構成成分及び含量を混合して、ガムベースの製造工程を経て天然ガムベースを製造した。
Figure 0006009021
実施例1〜3及び比較例1〜6
製造例1〜8で用意した天然ガムベース、並びに下記表2に示した構成成分及び含量を混合してガムを製造した。具体的に、実施例1は製造例1で準備してガムベースを、実施例2は製造例2、実施例3は製造例3、比較例1は製造例4、比較例2は製造例5、比較例3は製造例1、比較例4は製造例6、比較例5は製造例7、比較例6は製造例8を使用したことを除いて、下記表2に示した構成成分及び含量を混合してガムを製造した。
Figure 0006009021
実験例1:物性評価
実験例1~1:硬度テスト
探針 P/5 - φ5mm(円柱形状で直径が5mmの探針:プローブ)を用い、進入速度2mm/secの条件下でTexture Analyser TA.XT Plusを利用して硬度テストを行い、その結果を下記表3に示した。
Figure 0006009021
上記表3に示したように、本発明による組成物で製造された実施例1〜3は、基準値を満たすことに対して、比較例1〜5は超硬度が強くて噛むのに適してない結果を確認することができた。特に、比較例3の場合、実施例1と同じガムベース組成物を含んでいるが、エリスリトールの未添加によって超硬度が非常に高くて、ガムで求められる物性を満足させられなかったことを確認することができた。同時に、比較例1の場合には、天然チクルを使ってはいるが、超硬度を調節するために酢酸ビニール合成樹脂を含まなければならなかった。比較例4〜6の場合、エリスリトールの軟化作用はあったが、使った天然ワックスが本発明による重量割合を超えた場合は、目標値に到達できないことを確認できる。特に、比較例6の場合には、マイクロクリスタリンワックスを多量含んで、組職感がくたくたになるなど、超硬度がとても低いことを確認することができる。
よって、本発明による天然ガムベースに所定量のエリスリトールと、所定の割合で天然ワックスを入れる場合、100%の天然ガムベースを使う場合にもガムで求められる物性を満足させることができる。
実験例1~2:伸展度テスト
レオメーター(RUD-J型)を使ってガムの応力の変化をテストし、その結果を下記表4に示した。
Figure 0006009021
上記表4に示したように、ガムの伸展度をテストした結果、本発明によって製造された実施例1〜3のガムは、ガムの伸びる程度は4〜5mmで最適であることを確認することができた。
実験例1~3: ガムの粘弾性テスト
東洋精機社製の粘弾性測定装置(レオログラフ)を利用してガムの粘弾性テストを行い、その結果を下記表5に示した。
Figure 0006009021
上記表5に示したように、ガムの粘弾性テストの結果、本発明によって製造された実施例1〜3のガムは、粘弾性が4〜5dyn/cm2の時、噛むのに適した感触と粘弾性を有する結果を確認することができた。
よって、上記実験例1の結果を通じて、エリスリトールは天然チクルの硬い感触を改善することができ、これによってガムで求められる物性を満足させられたことを確認できた。
実験例2:官能検査
上記実施例1〜3及び比較例1〜6によって製造されたガムに対して官能検査を9点尺度法によって実施し、その結果を下の表6に示した。上記官能検査は、ガムの関連分野で3年以上携わって、官能検査の経験がある男女20名(男女それぞれ10名)によって測定するようにした。
Figure 0006009021
上記表6を通じて、本発明によって製造された実施例1〜3のガムが、香と味が良く出て、特に、触感が比較例1〜6に比べて大きい差が出る結果を確認することができた。
よって、本発明による天然ガムは、主要原料である天然チクルの松の皮のような高い超硬度をエリスリトールで軟化させることで、ガムで求められる物性と、長い間口の中で咀嚼してもガムがとけて歯牙にくっつかないので、年寄りや義歯をした人、大人、子供、男女を問わず脚光を浴びることができるガムを提供することができる。

Claims (3)

  1. (A)天然チクル、キャンデリラロウ、カルナウバロウ及びマイクロクリスタリンワックスを含む天然ガムベース25〜35重量%;
    (B)エリスリトール20〜55重量%;
    (C)D-キシロース10〜30重量%;
    (D)酵素処理したステビア、羅漢果抽出物及びソーマチンからなる群から選択された1種以上の甘味料0.1〜3重量%;
    (E)シトラス系香料0.8〜5重量%;及び
    (F)乳化剤0.5〜2重量%;
    全体として100重量%を超えない範囲で含み、
    前記天然ガムベース(A)は、当該天然ガムベース(A)の全重量に対して主要原料である天然チクルを50〜70重量%含有し、
    前記天然チクルと前記エリスリトールの重量比は1:2〜1:4であることを特徴とする天然ガム組成物。
  2. 前記天然ガムベース(A)は、前記天然チクルに加え、
    ャンデリラロウ10〜25重量%;
    カルナウバロウ5〜15重量%;及び
    マイクロクリスタリンワックス10〜25重量%;
    を全体として100重量%を超えない範囲で含むことを特徴とする、請求項1に記載の天然ガム組成物。
  3. キャンデリラロウ、カルナウバロウ及びマイクロクリスタリンワックスの重量比が1〜2.5:1:1〜1.5であることを特徴とする、請求項1に記載の天然ガム組成物。
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