JP6007573B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動取引装置に関するものである。
従来、現金自動預払装置(Automatic Teller Machine;ATM)のカード挿入排出口にスキミング装置(異物)を取り付け、キャッシュカード等の顧客識別用カードに記録された顧客情報を不正に読み取って利用する犯罪が横行している。そこで、不正読取防止機能を備えた現金自動預払装置が多数開発され実用化に至っている。
例えば、特許文献1には、カード挿入排出口近傍に取り付けられ、物体を検知するセンサと、センサが物体を検知している時間を測定するタイマーと、を備え、センサが物体を検知している時間が所定時間以上の場合、物体をスキミング装置であると判断して警報等を出力する現金自動預払装置が開示されている。
特開2010−250711号公報
ところが、前記特許文献1に記載の現金自動預払装置では、センサがカード挿入排出口の外部に露出して取り付けられており、スキミング装置を取り付けようとする者がセンサの存在を容易に認識できるので、センサ検知を回避するようにスキミング装置を取り付けてしまい、不正読取防止機能を十分に発揮できない虞があった。
本発明は、このような観点から創案されたものであり、センサの存在を認識し難くして不正読取防止機能を損なうことがない自動取引装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、装置本体の前面に設けられ、顧客情報が記録された媒体が挿入又は排出される媒体挿入排出口と、発光部と受光部とを有し、前記媒体挿入排出口の物体を検知するセンサと、前記装置本体の前面両端から前方へ延出し、中空形状に形成された仕切部と、を備えた自動取引装置であって、前記仕切部には、内部と外部とを連通する孔部が形成され、前記孔部は、前記媒体挿入排出口に対して斜め前方に設けられており、前記発光部及び前記受光部のうちいずれか一方は、前記仕切部の内部に配置され、前記発光部及び前記受光部のうちいずれか他方は、前記媒体挿入排出口の内部に配置され、前記センサは、前記孔部を介して前記物体を検知しており、前記センサの光軸は、鉛直軸及び水平軸に対して所定角度傾斜していることを特徴とする。
本発明によれば、センサを構成する発光部及び受光部のうちいずれか一方は、仕切部の内部に配置されると共に、発光部及び受光部のうちいずれか他方は、媒体挿入排出口の内部に配置され、センサは、孔部を介して物体を検知することにより、スキミング装置を取り付けようとする者がセンサの存在を認識し難くなるので、不正読取防止機能を損なうことがない。
本発明によれば、センサの存在を認識し難くして不正読取防止機能を損なうことがない自動取引装置を提供することができる。
(a)は、本発明の実施形態に係る現金自動預払装置を左斜め前方から見下ろした状態を示す斜視図であり、(b)は、本発明の実施形態に係る現金自動預払装置を右斜め前方から見下ろした状態を示す斜視図である。 カード挿入排出口の周辺の構成を示す部分拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る現金自動預払装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る現金自動預払装置の異物判断処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る現金自動預払装置のカード挿入排出口に顧客識別用カードが挿入又は排出された状態を示す部分拡大斜視図である。 比較例に係る現金自動預払装置のカード挿入排出口の周辺の構成を示す部分拡大斜視図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態では、本発明の自動取引装置を、現金自動預払装置に適用した場合を例にとって説明する。
図1(a)は、本発明の実施形態に係る現金自動預払装置を左斜め前方から見下ろした状態を示す斜視図であり、(b)は、本発明の実施形態に係る現金自動預払装置を右斜め前方から見下ろした状態を示す斜視図である。図2は、カード挿入排出口の周辺の構成を示す部分拡大斜視図である。図3は、本発明の実施形態に係る現金自動預払装置の機能ブロック図である。
図1(a),(b)及び図2に示すように、自動取引装置たる現金自動預払装置100は、利用者が操作して入金や出金等の取引を行う装置であり、筐体1と、フロントパネル2と、センサ3(図2参照)と、を備える。また、図3に示すように、現金自動預払装置100は、操作表示部4と、カード処理部5と、レシート処理部6、紙幣入出金部7と、音声案内部8と、メモリ部(記憶部)9と、時間測定部10と、インターフェース11と、制御部12と、を備える。
装置本体たる筐体1は、金種別に紙幣を保管する図示しない紙幣収納部等の機器類を内部に収納する機能を有する。
フロントパネル2は、筐体1と別体で構成され、筐体1の前面上部に取り付けられる部材である。フロントパネル2は、筐体1の前面上部を構成する接客部21と、接客部21の左右両端に設けられ前方へ延出する一対の仕切部22,22と、を有する。
接客部21は、鉛直軸に対し僅かに傾斜して延設された立面部21aと、立面部21aの下端に連続して水平軸に対し僅かに傾斜して延設された平面部21bと、から構成される。立面部21aの略中央部には、操作表示部4が設けられ、操作表示部4の下側には、カード挿入排出口23及びレシート排出口24が左右に離間して設けられている。平面部21bの中央部には、紙幣入出金口25及びテンキー部26が前後に並んで設けられている。
操作表示部4は、タッチパネル式ディスプレイ装置であり、取引処理に関する様々な情報を表示する機能と、暗証番号、金額、取引の承認、及び取消等を入力する機能とを兼ね備える。すなわち、操作表示部4は、操作手順やその他の情報を画面に表示して利用者を誘導すると共に、暗証番号等に対応するキーを表示し、利用者の入力を受け付けるように構成されている。
媒体挿入排出口たるカード挿入排出口23は、例えば、キャッシュカード等の顧客識別用カードが挿入又は排出される部分である。カード挿入排出口23の奥部には、カード処理部5が配置されている。
レシート排出口24は、利用明細書(レシート)が排出される部分である。レシート排出口24の奥部には、レシート処理部6が配置されている。
紙幣入出金口25は、紙幣が投入又は排出される部分である。紙幣入出金口25の奥部には、紙幣入出金部7が配置されている。
テンキー部26は、暗証番号等を入力する機能を有する。この場合、利用者は、操作表示部4に表示される画面の指示に従い、テンキー部26を操作して暗証番号等を入力する。
仕切部22は、左右両側からの覗き見を防止する中空形状に形成された部分である。図2に示すように、仕切部22の内壁下部には、図示しないスピーカから発生した音を通過させるための複数の音通過孔(孔部)22a,22aが同心円状に形成されている。右側に配置された仕切部22の音通過孔22aは、カード挿入排出口23に臨んで設けられている。詳しくは、音通過孔22aは、カード挿入排出口23の右斜め下方かつ前方に設けられている。
センサ3は、カード挿入排出口23近傍の物体を検知する機能を有する。センサ3は、互いに離間して対向配置された発光部31と受光部32とを有し、受光部32は、発光部31から投射された光が入射する受光量を検知する。そして、検知結果は、制御部12に送られるようになっている。
発光部31は、仕切部22の内部に設けられ、複数の音通過孔22aのうちいずれか1つの音通過孔22aの内側から光(図2の二点鎖線参照)を投射可能な位置に配置されている。受光部32は、カード挿入排出口23の内部(奥部)に設けられている。この場合、発光部31から投射された光は、音通過孔22a及びカード挿入排出口23を通過して、受光部32に受光されることとなる。なお、センサ3は、例えば、赤外線センサ等で構成されてもよい。
図3に示すように、カード処理部5は、カード挿入排出口23に挿入された顧客識別用カードから顧客の口座番号や氏名等の顧客情報(カードデータ)を読み取る機能を有する。
レシート処理部6は、利用明細書を印刷かつ発行する機能を有する。
紙幣入出金部7は、利用者によって紙幣入出金口25に投入された紙幣を鑑別かつ計数して紙幣収納部に収納する入金処理を行う機能と、利用者が指定した金種及び金額の紙幣を紙幣収納部から繰り出して鑑別かつ計数した後、紙幣入出金口25から出金する出金処理を行う機能とを兼ね備える。
音声案内部8は、利用者の操作を誘導するメッセージ等をガイダンス音声としてスピーカから出力する機能を有する。
メモリ部9は、現金自動預払装置100の動作を制御するための制御プログラム、取引停止画面、取引選択画面、及び各取引における処理ステップ毎の案内画面や入力画面等を格納する機能を有する。また、メモリ部9は、利用者が入力したデータ等を格納する機能も有する。
時間測定部10は、制御部12からの要求に応じて、センサ3が物体を検知している時間又はセンサ3が物体を検知していない時間を測定する機能を有する。そして、測定結果は、制御部12に送られるようになっている。なお、以下の説明において、時間測定部10によって測定されたセンサ3が物体を検知している時間のことを、「測定時間Ts1」といい、時間測定部10によって測定されたセンサ3が物体を検知していない時間のことを、「測定時間Ts2」という。
制御部12は、CPUにより構成され、センサ3の検知結果に基づき、カード挿入排出口23に物体が存在するか否かを判定し、カード挿入排出口23に物体が存在すると判定したとき、センサ3が物体を検知している時間を、時間測定部10に測定させるよう制御する機能を有する。また、制御部12は、時間測定部10が測定した測定時間Ts1に基づき、測定時間Ts1が所定時間To1以上であるか否かを判定し、測定時間Ts1が所定時間To1以上であると判定したとき、カード挿入排出口23に異物(スキミング装置)が取り付けられたものと判定する機能を有する。
つまり、制御部12は、受光量の積分値が所定値以上のときに、カード挿入排出口23に物体が存在しないものと判断し、受光量の積分値が所定値未満のときに、カード挿入排出口23に物体が存在するものと判断する。また、制御部12は、カード挿入排出口23に物体が存在するものと判断した場合、測定時間Ts1が所定時間To1以上であるときに、カード挿入排出口23に異物が取り付けられているものと判断し、測定時間Ts1が所定時間To1未満であるときに、カード挿入排出口23に異物が取り付けられていないものと判断する。そして、制御部12は、カード挿入排出口23に異物が取り付けられているものと判断した場合、取引の停止を決定すると共に、取引停止画面を操作表示部4に表示させ、更にはホストコンピュータ13に異常を通知する。
一方、制御部12は、ホストコンピュータ13に異常を通知後、センサ3の検知結果に基づき、カード挿入排出口23に物体が存在するか否かを更に判定し、カード挿入排出口23に物体が存在していないと判定したとき、センサ3が物体を検知していない時間を、時間測定部10に測定させるよう制御する機能を有する。また、制御部12は、時間測定部10が測定した測定時間Ts2に基づき、測定時間Ts2が所定時間To2以上であるか否かを判定し、測定時間Ts2が所定時間To2以上であると判定したとき、カード挿入排出口23から異物が除去されたものと判定する機能を有する。
つまり、制御部12は、受光量の積分値が所定値以上のときに、カード挿入排出口23に物体が存在しないものと判断し、受光量の積分値が所定値未満のときに、カード挿入排出口23に物体が存在するものと判断する。また、制御部12は、カード挿入排出口23に物体が存在しないものと判断した場合、測定時間Ts2が所定時間To2以上であるときに、カード挿入排出口23から異物が除去されたものと判断し、測定時間Ts2が所定時間To2未満であるときに、カード挿入排出口23から異物が除去されていないものと判断する。そして、制御部12は、カード挿入排出口23から異物が除去されたものと判断した場合、取引の再開を決定すると共に、ホストコンピュータ13に取引の再開を通知し、更には取引を行える状態にする。
制御部12は、その他に、メモリ部9に格納されている制御プログラムに基づき、操作表示部4、カード処理部5、レシート処理部6、紙幣入出金部7、及び音声案内部8等を制御する機能を有する。また、制御部12は、インターフェース11を介してホストコンピュータ13と通信を行い、必要な情報の授受を行う機能を有する。
なお、ホストコンピュータ13は、金融機関のセンタ等に設置され、顧客の氏名、口座番号、暗証番号、取引履歴の未記帳データ、残高、顧客識別用カードの有効・無効情報等を管理しており、これらの情報に対する現金自動預払装置100からの問い合わせに応答する機能と、現金自動預払装置100からの要求により顧客識別用カードの有効・無効情報を更新する機能とを兼ね備える。
本実施形態に係る現金自動預払装置100は、基本的に以上のように構成されるものであり、次に、図4を参照して、現金自動預払装置100による異物判断処理の流れについて説明する。なお、図4は、本発明の実施形態に係る現金自動預払装置の異物判断処理を示すフローチャートである。
図4のフローチャートに示すように、制御部12は、センサ3の検知結果に基づき、受光量の積分値が所定値未満であるか否かを判定する(ステップS1)。
ステップS1でNoの場合(所定値以上であると判定したとき)には、ステップS1の処理が繰り返し行われる。
一方、ステップS1でYesの場合(所定値未満であると判定したとき)には、制御部12は、カード挿入排出口23に物体が存在するものと判断し、センサ3が物体を検知している時間を、時間測定部10に測定させるよう制御する(ステップS2)。
続いて、制御部12は、時間測定部10が測定した測定時間Ts1に基づき、測定時間Ts1が所定時間To1以上であるか否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3でNoの場合(所定時間To1未満であると判定したとき)には、ステップS1の処理が繰り返し行われる。
一方、ステップS3でYesの場合(所定時間To1以上であると判定したとき)には、制御部12は、カード挿入排出口23に異物が取り付けられているものと判断し、取引を停止することを決定する(ステップS4)。
続いて、制御部12は、取引停止画面を、操作表示部4に表示させるよう制御する(ステップS5)。
続いて、制御部12は、カード挿入排出口23に異物が取り付けられている旨(異常)を、ホストコンピュータ13に通知する(ステップS6)。
続いて、制御部12は、センサ3の検知結果に基づき、受光量の積分値が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS7)。
ステップS7でNoの場合(所定値未満であると判定したとき)には、ステップS7の処理が繰り返し行われる。
一方、ステップS7でYesの場合(所定値以上であると判定したとき)には、制御部12は、カード挿入排出口23に物体(異物)が存在していないものと判断し、センサ3が物体(異物)を検知していない時間を、時間測定部10に測定させるよう制御する(ステップS8)。
続いて、制御部12は、時間測定部10が測定した測定時間Ts2に基づき、測定時間Ts2が所定時間To2以上であるか否かを判定する(ステップS9)。
ステップS9でNoの場合(所定時間To2未満であると判定したとき)には、ステップS7の処理が繰り返し行われる。
一方、ステップS9でYesの場合(所定時間To2以上であると判定したとき)には、制御部12は、カード挿入排出口23から異物が除去されたものと判断し、取引を再開することを決定する(ステップS10)。
続いて、制御部12は、取引を再開する旨を、ホストコンピュータ13に通知し(ステップS11)、取引を行える状態にして終了する。
なお、所定時間To1は、任意に定めてよく、平均的な取引時間を想定して各銀行等により個別に設定可能であり、例えば、10分等に設定されてもよい。また、所定時間To2は、任意に定めてよく、早急な取引再開を優先させる場合には、例えば、10秒等に設定し、行員や保守員等による異物の確実な除去を優先させる場合には、例えば、24時間等に設定してもよい。更に、制御部12は、受光量の積分値が所定値未満又は所定値以上であるか否かを常時判定し続けてもよいし、時間間隔を空けて判定してもよい。
以上説明した本実施形態によれば、センサ3の発光部31が仕切部22の内部に配置され、センサ3の受光部32がカード挿入排出口23の内部に配置されることにより、スキミング装置を取り付けようとする者が、センサ3の存在を認識し難くなるので、不正読取防止機能を損なうことがない。
特に、本実施形態によれば、スピーカ用の音通過孔22aを利用してセンサ3の光を通過させているので、スキミング装置を取り付けようとする者がスピーカ用の音通過孔22aであるという先入観を持ち、発光部31の存在をより一層認識し難くなる。
本実施形態によれば、制御部12が、カード挿入排出口23に異物が取り付けられているものと判断したとき、ホストコンピュータ13に異常を通知することにより、装置管理者は、現金自動預払装置100の異常を把握して確認作業を行い、異物を迅速に除去することができる。
本実施形態によれば、制御部12が、ホストコンピュータ13に異常を通知後、異物が除去されたか否かを判定し、異物が除去されたものと判断したときに取引の再開を決定することにより、安全な状態で現金自動預払装置100を再稼動させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施できるのはいうまでもない。
本実施形態では、本発明に係る自動取引装置を現金自動預払装置100に適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、顧客識別用カードによる支払いが可能な券売機等の現金自動預払装置100以外の自動取引装置に適用してもよい。
本実施形態では、スピーカ用の音通過孔22aを利用してセンサ3の光を通過させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、音通過孔22aを利用せずにセンサ3の光を通過させる孔を別途設けてもよい。
本実施形態では、発光部31は、仕切部22の内部に設けられ、受光部32は、カード挿入排出口23の内部に設けられる構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、発光部31は、カード挿入排出口23の内部に設けられ、受光部32は、仕切部22の内部に設けられる構成としてもよい。
本実施形態では、図1の通り、カード挿入排出口23が現金自動預払装置100の操作表示部4に向かって右側に配置しているが、カード挿入排出口23の配置場所はこれに限定されるものではなく、操作表示部4に向かって左側に配置する構成としてもよい。この場合は、図2に示す受光部32や発光部31等の構成は図2の構成と左右対称に配置されることになる。
次に、本発明の現金自動預払装置100の作用効果について、図5及び図6を参照して、実施例及び比較例により更に詳細に説明する。
参照する図面において、図5は、本発明の実施例に係る現金自動預払装置のカード挿入排出口に顧客識別用カードが挿入又は排出された状態を示す部分拡大斜視図である。図6は、比較例に係る現金自動預払装置のカード挿入排出口の周辺の構成を示す部分拡大斜視図である。なお、図6では、カード挿入排出口210を挟んで上下に対向するようにスキミング装置230が取り付けられた状態を図示している。また、図6中の符号200は、現金自動預払装置を示している。
<実施例>
本実施例は、前記実施形態と同様の構成にした。
<比較例>
本比較例は、図6に示すように、発光部220Aと受光部220Bとを有するセンサ220は、カード挿入排出口210の近傍であって、かつ左右に離間して設けられる構成とした。センサ220の光軸は、水平軸に対し平行となっている。
<実施例と比較例との対比>
一般的に、顧客識別用カード14の磁気ストライプ14aに記録されたデータを読み取るため、スキミング装置230は、磁気ストライプ14aの上下を覆うように配置されることが多い(図5、図6参照)。
この場合、図6に示すように、センサ220を左右に離間して配置すると、光軸が水平軸に対し平行となるので、スキミング装置230を上下にずらして取り付けたり、スキミング装置230に光軸の逃げ孔などを設けたりすることによって、スキミング装置230の存在を感知されにくい自然な状態で取り付けつつ、センサ検知を容易に回避できるという弊害が生じる。ちなみに、センサ220を上下に離間して配置した場合には、光軸が鉛直軸に対し平行となるので、左右に離間配置した場合と同様に、スキミング装置230の存在を感知されにくい自然な状態で取り付けつつ、センサ検知を容易に回避できるという弊害が生じる。
これに対し、実施例では、図5に示すように、受光部32は、カード挿入排出口23内に設けられる一方、発光部31は、カード挿入排出口23の右斜め下方かつ前方の仕切部22内に設けられるとともに、光軸が顧客識別用カード14の磁気ストライプ14aの移動軌跡上を必ず通過するように配置されることによって、発光部31がカード挿入排出口23から離れた位置であって、かつ光軸が鉛直軸及び水平軸に対し所定角度傾斜するので、センサ220を左右又は上下に離間配置した場合に比較して、スキミング装置230の存在を感知されにくい自然な状態で取り付けることを困難にするとともに、センサ検知を回避することを困難にすることができる。
100 現金自動預払装置(自動取引装置)
1 筐体(装置本体)
2 フロントパネル
22 仕切部
22a 音通過孔(孔部)
23 カード挿入排出口(媒体挿入排出口)
3 センサ
31 発光部
32 受光部
10 時間測定部
12 制御部
14 顧客識別用カード(媒体)
14a 磁気ストライプ
Ts1,Ts2 測定時間
To1,To2 所定時間

Claims (2)

  1. 装置本体の前面に設けられ、顧客情報が記録された媒体が挿入又は排出される媒体挿入排出口と、
    発光部と受光部とを有し、前記媒体挿入排出口の物体を検知するセンサと、
    前記装置本体の前面両端から前方へ延出し、中空形状に形成された仕切部と、
    を備えた自動取引装置であって、
    前記仕切部には、内部と外部とを連通する孔部が形成され、
    前記孔部は、前記媒体挿入排出口に対して斜め前方に設けられており、
    前記発光部及び前記受光部のうちいずれか一方は、前記仕切部の内部に配置され、
    前記発光部及び前記受光部のうちいずれか他方は、前記媒体挿入排出口の内部に配置され、
    前記センサは、前記孔部を介して前記物体を検知しており、
    前記センサの光軸は、鉛直軸及び水平軸に対して所定角度傾斜していることを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記孔部は、スピーカから発生する音を通過させる複数の音通過孔から成り、
    前記センサは、複数の前記音通過孔のうちいずれか1つの前記音通過孔を介して前記物体を検知することを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
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