JP6265004B2 - 入力キー配置構造および自動取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入力キー配置構造および自動取引装置に関するものである。
昨今、現金自動預け払い機(ATM:Automated Teller Machine、以下、単に「ATM」とも言う。)などの自動取引装置が利用されている。自動取引装置は、画面に案内を表示し、案内に従って利用者によってカードが挿入され、キー部から暗証情報が入力されると、暗証情報の照合が成功した場合に、現金の預け入れや払い戻しなどの取引を行うことができる。かかる自動取引装置は、金融機関だけではなく小売店や公共施設などにも設置される例が増えてきている。
一方、自動取引装置を利用した犯罪も増加してきている。このような犯罪を防止するための技術としては様々な技術が開示されている。例えば、暗証情報を入力するためのキーパッドと、キーパッドの上方、左側方および右側方を包囲する半透明のキーパッドカバーを備える自動取引装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。かかる技術によれば、キーパッドカバーにより利用者の暗証情報の入力が犯罪者に直接覗き見されることを防止することができる。
また、他の犯罪としてスキミングがある。スキミングは以下のように行われる。まず、犯罪者はカードの挿入口付近に磁気読み取り装置を取り付け、暗証情報を入力するためのキー部を映すカメラをキー部付近に取り付けておく。そうすれば、カードの持ち主が自動取引装置を利用するに際して、磁気読み取り装置は挿入されたカードの磁気情報を読み取り、カメラは暗証情報の入力を記録することが可能である。犯罪者は、読み取られたカードの磁気情報と記録された暗証情報の入力とを使ってカードの持ち主になりすまし、現金をだまし取ることができる。
特開2008−287646号公報
しかしながら、かかる犯罪を抑止するためのより有効な対策が求められている。そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、キー部への情報入力が撮影されてしまう可能性を抑制する技術を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、装置の外観面に形成された凹部と、情報を入力するためのキーが複数配置されたキー部と、前記凹部の内側面に取り付けられた光センサと、利用者に暗証情報を入力させる前、前記利用者がカードを挿入させる前、または、前記利用者が前記装置を利用し始めたときに、前記光センサによって検出された光量が下限値を下回った場合に、前記キー部の周囲の確認を促すメッセージを表示させる動作を行う制御部と、を備え、前記キー部の少なくとも一部は、前記凹部によって形成される開口空間に配置される、入力キー配置構造が提供される。
前記凹部は、装置の前面に設けられてよい。
前記凹部の内側面の少なくとも一部は、内側に突出した突出領域であってよい。
前記突出領域は、断面V字形状をなしてよい。
前記突出領域は、前記凹部の上面に形成されていてよい。
前記突出領域は、前記凹部の奥面に形成されていてよい。
また、本発明のある観点によれば、装置の外観面に形成された凹部と、情報を入力するためのキーが複数配置されたキー部と、 前記凹部の内側面に取り付けられた光センサと、
利用者に暗証情報を入力させる前、前記利用者がカードを挿入させる前、または、前記利用者が前記装置を利用し始めたときに、前記光センサによって検出された光量が下限値を下回った場合に、前記キー部の周囲の確認を促すメッセージを表示させる動作を行う制御部と、を備え、前記キー部の少なくとも一部は、前記凹部によって形成される開口空間に配置される、自動取引装置が提供される。
前記凹部は、装置の前面に設けられてよい。
前記凹部の内側面の少なくとも一部は、内側に突出した突出領域であってよい。
前記突出領域は、断面V字形状をなしてよい。
前記突出領域は、前記凹部の上面に形成されていてよい。
前記突出領域は、前記凹部の奥面に形成されていてよい。

以上説明したように本発明によれば、キー部への情報入力が撮影されてしまう可能性を抑制することが可能となる。
カメラ取り付け前の一般的な自動取引装置の外観を示す斜視図である。 カメラ取り付け後の一般的な自動取引装置の外観を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るカメラ取り付け後の自動取引装置の外観を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置の外観を示す側面図である。 奥面にカメラが取り付けられた凹部を斜め上方から見た図である。 本発明の第2の実施形態に係るカメラ取り付け後の自動取引装置の外観を示す斜視図である。 上面にカメラが取り付けられた凹部を正面から見た図である。 本発明の第3の実施形態に係るカメラ取り付け後の自動取引装置の外観を示す斜視図である。 変形例に係る自動取引装置の外観を示す側面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
(一般的な技術)
まず、一般的な自動取引装置90について説明する。図1は、カメラ取り付け前の一般的な自動取引装置90の外観を示す斜視図である。まず、図1を参照しながら、一般的な自動取引装置90の構成について説明する。例えば、自動取引装置90は、紙幣を還流させる(リサイクルさせる)タイプのATMに代表される顧客操作型端末であってよい。また、自動取引装置90は、銀行、駅構内およびコンビニエンスストアなど、多様な場所に設置され得る。
図1に示したように、一般的な自動取引装置90は、装置本体91と、表示部92と、カード挿入口93と、紙幣投入受取口94と、凹部95と、キー部96とを備える。表示部92には、利用者が操作するためのタッチパネルが積層されていてよい。また、キー部96には、情報を入力するためのキーが複数配置されている。装置本体91は、図示しない制御部を有しており、図示しない制御部によって自動取引装置90の動作全体が制御される。一般的な自動取引装置90の動作の例として現金払い戻しの動作を説明する。
まず、利用者がカードをカード挿入口93に挿入すると、暗証情報の入力案内が表示部92に表示される。利用者はキー部96を操作して暗証情報を入力する。カードから読み取られたデータに基づいて暗証情報の照合が成功すると、利用者は払い戻したい金額をキー部96に入力し、表示部92に表示された確認ボタンを押下する操作を行う。入力された金額に相当する現金が紙幣投入受取口94に排出されると、利用者は現金を受け取り、取引が完了する。
近年では、このような自動取引装置90を利用した犯罪が増加してきている。犯罪の一例としてスキミングがある。スキミングは以下のように行われる。まず、犯罪者はカード挿入口93の付近に磁気読み取り装置を取り付け、キー部96を映すカメラをキー部96の付近に取り付けておく。図2は、カメラ取り付け後の一般的な自動取引装置90の外観を示す図である。図2を参照すると、凹部95の奥面にカメラ97が取り付けられている。ただし、犯罪者によってカメラ97が取り付けられる場所は凹部95の奥面には限られない。
このようにして、磁気読み取り装置とカメラ97とが取り付けられると、カードの持ち主が自動取引装置90を利用するに際して、磁気読み取り装置は挿入されたカードの磁気情報を読み取り、カメラ97は暗証情報の入力を記録することが可能である。犯罪者は、読み取られたカードの磁気情報と記録された暗証情報の入力とを使ってカードの持ち主になりすまし、現金をだまし取ることができる。
かかる犯罪を抑止するためのより有効な対策が求められている。そこで、本明細書においては、キー部96への情報入力が撮影されてしまう可能性を抑制する技術を主に提案する。本明細書では、図1における凹部95は、自動取引装置90の外観面に形成する。また、キー部96の一部は、凹部95によって形成される開口空間に配置する。
このようにして、キー部96の少なくとも一部が凹部95によって形成される開口空間に設けられることによって前面よりも奥まった位置にキー部96の少なくとも一部が配置されることとなる。かかる構造によれば、暗証情報の入力を犯罪者に覗き見されにくくなるという効果を享受することができる。
しかしながら、かかる構造では、凹部95の内側面が利用者から見にくいため、凹部95の内側面にカメラ97が取り付けられたことに利用者が気づきにくくなってしまうという状況も生じ得る。そのため、カメラ97によって暗証情報の入力が撮影されやすくなってしまう。本明細書においては、かかる構造を有する自動取引装置90が利用される場合に対して、キー部96への情報入力が撮影されてしまう可能性を特に有効に抑制することが可能な技術を更に提案する。
(第1の実施形態)
続いて、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aについて詳細に説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係るカメラ取り付け後の自動取引装置10Aの外観を示す斜視図である。まず、図3を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの構成について説明する。例えば、自動取引装置10Aは、紙幣を還流させる(リサイクルさせる)タイプのATMに代表される顧客操作型端末であってよい。また、自動取引装置10Aは、銀行、駅構内およびコンビニエンスストアなど、多様な場所に設置され得る。
図3に示したように、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aは、装置本体101と、表示部102と、カード挿入口103と、紙幣投入受取口104と、凹部105と、キー部106と、光源108とを備える。表示部102には、利用者が操作するためのタッチパネルが積層されていてよい。また、キー部106には、情報を入力するためのキーが複数配置されている。装置本体101は、図示しない制御部を有しており、図示しない制御部によって自動取引装置10Aの動作全体が制御される。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの外観を示す側面図である。図4を参照すると、凹部105は、自動取引装置10Aの外観面に形成されていることが把握される。また、キー部106の一部は、凹部105によって形成される開口空間に配置されており、一部は開口空間の外側に露出している。特に、図4に示したように、凹部105は、その開口空間に配置されたキー部106への操作のしやすさを考慮し、自動取引装置10Aの前面に形成されてよい。なお、自動取引装置10Aの前面は、自動取引装置10Aの外観面のうち、利用者側の面であってよい。例えば、自動取引装置10Aの前面は、自動取引装置10Aの外観面のうち、表示部102が設けられた面であってもよいし、紙幣投入受取口104が設けられた面であってもよい。
図3に戻って説明を続ける。凹部105の内側面は、上面105−1、右側面105−2、左側面105−3および奥面105−4#を有している。上面105−1には、キー部106に光を照射する光源108が取り付けられていてよい。ここで、カメラ107が凹部105の内側面に取り付けられたとしても、カメラ107の撮影範囲にキー部106が収まりにくくするため、凹部105の内側面の少なくとも一部を、内側に突出した突出領域とするとよい。突出領域は凹部105の内側面のどこに設けられてもよい。
凹部105の内側面のうち、奥面105−4#は利用者から見にくいため、カメラ107が取り付けられたことに利用者が特に気づきにくいという事情がある。したがって、例えば、突出領域は凹部105の奥面105−4#に形成されるとよい。突出領域の形状は特に限定されないが、図3に示すように、突出領域は、断面V字形状をなしてよい。突出領域が断面V字形状をなしている例をさらに説明する。図5は、奥面105−4#にカメラ107が取り付けられた凹部105を斜め上方から見た図である。
図5を参照すると、奥面105−4#に形成された突出領域が断面V字形状をなしている。このような構成であれば、奥面105−4#にカメラ107が取り付けられても、キー部106がカメラ107の撮影範囲に収まりにくくなり、暗証情報の入力が撮影されにくくなる。図5に示した例では、奥面105−4#の左面にカメラ107が取り付けられているが、カメラ107の撮影範囲がキー部106よりも左に逸れてしまっている。
同様に、奥面105−4#の右面にカメラ107が取り付けられたとしても、カメラ107の撮影範囲はキー部106よりも右に逸れることが予想される。また、キー部106が撮影範囲に収まりやすくなるように奥面105−4#の中央付近にカメラ107を取り付けようとしても、奥面105−4#の中央付近は尖っているためにカメラ107が取り付けられにくいことが予想される。なお、V字の角度a1は特に限定されず、適宜に調整されてよい。
続いて、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの動作の例として現金払い戻しの動作を説明する。まず、利用者がカードをカード挿入口103に挿入すると、暗証情報の入力案内が表示部102に表示されるとともに、光源108が発光してキー部106に光が照射される。利用者はキー部106を操作して暗証情報を入力する。
カードから読み取られたデータに基づいて暗証情報の照合が成功すると、利用者は払い戻したい金額をキー部106に入力し、表示部102に表示された確認ボタンを押下する操作を行う。入力された金額に相当する現金が紙幣投入受取口104に排出されると、利用者は現金を受け取り、取引が完了する。
以上に説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、装置の外観面に形成された凹部105と、情報を入力するためのキーが複数配置されたキー部106と、を備える自動取引装置10Aが提供される。ここで、キー部106の少なくとも一部は、凹部105によって形成される開口空間に配置され、凹部105の内側面の少なくとも一部は、内側に突出した突出領域とされる。第1の実施形態によれば、凹部105の内側面のうち、奥面に内側に突出した突出領域を設けたが、突出領域は、奥面の中央または中央付近を、凹部を形成する開口空間の中央または中央付近に向かって突出させて辺を形成し、その突出した辺と奥面の両端をつないだ面でV字形状を形成する。なお、第1の実施形態では、突出領域を奥面に設けたが、これに限定されず、上面、左面、右面であってもよい。
突出領域にカメラ107が取り付けられたとしても、カメラ107の撮影範囲にキー部106が収まりにくくなるため、キー部106への情報入力が撮影されてしまう可能性を抑制することが可能となる。また、本発明の第1の実施形態においては、特に断面V字形状を有する突出領域が奥面105−4#に形成される例を説明した。かかる例によれば、奥面105−4#にカメラ107が取り付けられたとしても、カメラ107の撮影範囲はキー部106の左または右に逸れるため、キー部106への情報入力が撮影されてしまう可能性が抑制される。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bについて詳細に説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係るカメラ取り付け後の自動取引装置10Bの外観を示す斜視図である。まず、図6を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bの構成について説明する。例えば、自動取引装置10Bは、紙幣を還流させる(リサイクルさせる)タイプのATMに代表される顧客操作型端末であってよい。また、自動取引装置10Bは、銀行、駅構内およびコンビニエンスストアなど、多様な場所に設置され得る。
図6に示したように、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bは、装置本体101と、表示部102と、カード挿入口103と、紙幣投入受取口104と、凹部105と、キー部106と、光源108とを備える。なお、以下の説明において、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bが有する構成のうち、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aが有する構成と同様の構成については、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6を参照すると、凹部105の内側面は、上面105−1#、右側面105−2、左側面105−3および奥面105−4を有している。上面105−1#には、キー部106に光を照射する光源108が取り付けられていてよい。ここで、凹部105の内側面のうち、上面105−1#は利用者から見にくいため、カメラ107が取り付けられたことに利用者が特に気づきにくい。
したがって、例えば、凹部105の上面105−1#に突出領域が形成されてもよい。突出領域の形状は特に限定されないが、図6に示すように、突出領域は、断面V字形状をなしてよい。突出領域が断面V字形状をなしている例をさらに説明する。図7は、上面105−1#にカメラ107が取り付けられた凹部105を正面から見た図である。
図7を参照すると、上面105−1#に形成された突出領域が断面V字形状をなしている。このような構成であれば、上面105−1#にカメラ107が取り付けられても、キー部106がカメラ107の撮影範囲に収まりにくくなり、暗証情報の入力が撮影されにくくなる。図7に示した例では、上面105−1#の右面にカメラ107が取り付けられているが、カメラ107の撮影範囲がキー部106よりも右に逸れてしまっている。
同様に、上面105−1#の左面にカメラ107が取り付けられたとしても、カメラ107の撮影範囲はキー部106よりも左に逸れることが予想される。また、キー部106が撮影範囲に収まりやすくなるように上面105−1#の中央付近にカメラ107を取り付けようとしても、上面105−1#の中央付近は尖っているためにカメラ107が取り付けられにくいことが予想される。なお、V字の角度a2は特に限定されず、適宜に調整されてよい。
なお、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bの現金払い戻しの動作も、第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの現金払い戻しの動作と同様になされ得るため、現金払い戻しの動作の詳細な説明は、ここでは省略する。
カードから読み取られたデータに基づいて暗証情報の照合が成功すると、利用者は払い戻したい金額をキー部106に入力し、表示部102に表示された確認ボタンを押下する操作を行う。入力された金額に相当する現金が紙幣投入受取口104に排出されると、利用者は現金を受け取り、取引が完了する。
本発明の第2の実施形態においては、特に断面V字形状を有する突出領域が上面105−1#に形成される例を説明した。かかる例によれば、上面105−1#にカメラ107が取り付けられたとしても、カメラ107の撮影範囲はキー部106の左または右に逸れるため、キー部106への情報入力が撮影されてしまう可能性が抑制される。
(第3の実施形態)
続いて、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置10Cについて詳細に説明する。図8は、本発明の第3の実施形態に係るカメラ取り付け後の自動取引装置10Cの外観を示す斜視図である。まず、図8を参照しながら、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置10Cの構成について説明する。例えば、自動取引装置10Cは、紙幣を還流させる(リサイクルさせる)タイプのATMに代表される顧客操作型端末であってよい。また、自動取引装置10Cは、銀行、駅構内およびコンビニエンスストアなど、多様な場所に設置され得る。
図8に示したように、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置10Cは、装置本体101と、表示部102と、カード挿入口103と、紙幣投入受取口104と、凹部105と、キー部106と、光源108と、光センサ109とを備える。なお、以下の説明において、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置10Cが有する構成のうち、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aが有する構成と同様の構成については、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8を参照すると、凹部105の内側面は、上面105−1、右側面105−2、左側面105−3および奥面105−4を有している。上面105−1には、キー部106に光を照射する光源108が取り付けられていてよい。また、光センサ109は、凹部105の内側面の光量を検出する機能を有しており、凹部105の内側面のどこに設けられてもよい。図8に示した例では、光センサ109は、左側面105−3に取り付けられている。
かかる状態において、カメラ107が凹部105の内側面のどこかに取り付けられると、カメラ107によって遮光されて凹部105の内側面が暗くなることが予想される。すなわち、カメラ107が凹部105の内側面のどこかに取り付けられると、光センサ109に到達する光量が小さくなることが予想される。したがって、図示しない制御部は、光センサ109によって検出された光量が下限値を下回った場合に、所定の動作を行うようにするとよい。なお、図8に示した例では、奥面105−4にカメラ107が取り付けられている。
所定の動作は特に限定されない。例えば、所定の動作は、表示部102に所定のガイダンスを表示させる動作であってもよい。表示されるガイダンスの内容は特に限定されないが、何らかの注意喚起をするための内容であってよく、「キーの周囲を確認してください」といった利用者自身に確認を問うメッセージであってもよい。カメラ107が取り付けられていないと利用者が判断したときには、利用者による所定の継続操作によって、中断した取引を継続させることが可能であってもよい。一方、カメラ107が取り付けられていると利用者が判断したときには、利用者による所定の終了操作によって、取引を終了させることが可能であってもよい。
また、何らかの注意喚起をするための内容は、「担当者に連絡してください」といった担当者に連絡させるためのメッセージであってもよい。カメラ107が取り付けられていないと担当者が判断したときには、担当者による所定の継続操作によって、中断した取引を継続させることが可能であってもよい。一方、カメラ107が取り付けられていると担当者が判断したときには、担当者による所定の終了操作によって、取引を終了させることが可能であってもよい
あるいは、所定の動作は、強制的に自動取引装置10Cの動作を停止させる動作であってもよい。また、上記した下限値はあらかじめ一律的に設定されていてもよいし、自動取引装置10Cが設置されるときに管理者によって設定されてもよい。あるいは、カメラ107が取り付けられていないときの凹部105の内側面の光量が光センサ109によって検出された場合には、その光量に応じた下限値が自動的に設定されてもよい。
なお、キー部106を操作するために利用者が凹部105の内部に手を挿入したときにも、利用者の手によって遮光されて凹部105の内側面が暗くなることが予想される。そこで、光センサ109によって検出された光量が下限値を下回ったか否かの判定は、利用者に暗証情報を入力させる前に行われるのがよい。例えば、かかる判定は、利用者がカードをカード挿入口103に挿入する前に所定時間ごとに行われてもよいし、利用者が自動取引装置10Cを利用し始めたときに行われてもよい。
利用者が自動取引装置10Cを利用し始めたことはどのように検出されてもよい。例えば、自動取引装置10Cの前への利用者の到達が検出されたことによって、利用者が自動取引装置10Cを利用し始めたことが検出されてもよい。自動取引装置10Cの前に所定のセンサ(例えば、赤外線センサ、圧力センサなど)が設置されている場合には、その所定のセンサによる検出結果に基づいて、利用者が自動取引装置10Cを利用し始めたことが検出されてもよい。
なお、本発明の第3の実施形態に係る自動取引装置10Cの現金払い戻しの動作も、第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの現金払い戻しの動作と同様になされ得るため、現金払い戻しの動作の詳細な説明は、ここでは省略する。
本発明の第3の実施形態においては、光センサ109によって検出された光量が下限値を下回った場合に、所定の動作を行う例を説明した。かかる例によれば、凹部105の内側面にカメラ107が取り付けられると、カメラ107によって遮光されて光センサ109によって検出される光量が下限値を下回るまで低下し、所定の動作がなされる。したがって、凹部105の内側面にカメラ107が取り付けられていることに利用者は気付くことができ、キー部106への情報入力が撮影されてしまう可能性が抑制される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、図4には、キー部106の一部が、凹部105によって形成される開口空間に配置され、一部が開口空間の外側に露出している例を示した。しかし、凹部105によって形成される開口空間には、キー部106の一部が配置されてもよいし、キー部106の全部が配置されてもよい。図9は、変形例に係る自動取引装置10A#の外観を示す側面図である。図9に示すように、凹部105によって形成される開口空間に、キー部106の全部が収まっていてもよい。かかる変形例は、上記の各実施形態に適用され得る。
また、例えば、上記においては、各構成を備える自動取引装置が提供されることについて説明した。しかし、自動取引装置が有する構成と同様の構成を有する入力キー配置構造も提供されてよい。その場合、入力キー配置構造が有する各構成も、上記した各実施形態に説明された各構成と同様の特徴を有していてよい。さらに、かかる入力キー配置構造によって入力された情報は自動取引装置以外の装置によって利用されてもよい。
また、例えば、自動取引装置10の動作全体を制御するための制御部は、専用のハードウェアによって構成されてもよいし、自動取引装置10に内蔵されたCPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに展開して実行することにより実現されてもよい。かかるプログラムが提供され得る他、かかるプログラムを記憶させた記憶媒体も提供され得る。
10(10A、10B、10C、10A#) 自動取引装置
101 装置本体
102 表示部
103 カード挿入口
104 紙幣投入受取口
105 凹部
105−1、105−1# 上面
105−2 右側面
105−3 左側面
105−4、105−4# 奥面
106 キー部
107 カメラ
108 光源
a1 角度
a2 角度
109 光センサ


Claims (12)

  1. 装置の外観面に形成された凹部と、
    情報を入力するためのキーが複数配置されたキー部と、
    前記凹部の内側面に取り付けられた光センサと、
    利用者に暗証情報を入力させる前、前記利用者がカードを挿入させる前、または、前記利用者が前記装置を利用し始めたときに、前記光センサによって検出された光量が下限値を下回った場合に、前記キー部の周囲の確認を促すメッセージを表示させる動作を行う制御部と、を備え、
    前記キー部の少なくとも一部は、前記凹部によって形成される開口空間に配置される、
    入力キー配置構造。
  2. 前記凹部は、装置の前面に設けられる、
    請求項1に記載の入力キー配置構造。
  3. 前記凹部の内側面の少なくとも一部は、内側に突出した突出領域である、
    請求項1に記載の入力キー配置構造。
  4. 前記突出領域は、断面V字形状をなす、
    請求項に記載の入力キー配置構造。
  5. 前記突出領域は、前記凹部の上面に形成されている、
    請求項に記載の入力キー配置構造。
  6. 前記突出領域は、前記凹部の奥面に形成されている、
    請求項に記載の入力キー配置構造。
  7. 装置の外観面に形成された凹部と、
    情報を入力するためのキーが複数配置されたキー部と、
    前記凹部の内側面に取り付けられた光センサと、
    利用者に暗証情報を入力させる前、前記利用者がカードを挿入させる前、または、前記利用者が前記装置を利用し始めたときに、前記光センサによって検出された光量が下限値を下回った場合に、前記キー部の周囲の確認を促すメッセージを表示させる動作を行う制御部と、を備え、
    前記キー部の少なくとも一部は、前記凹部によって形成される開口空間に配置される、
    自動取引装置。
  8. 前記凹部は、装置の前面に設けられる、
    請求項7に記載の自動取引装置。
  9. 前記凹部の内側面の少なくとも一部は、内側に突出した突出領域である、
    請求項7に記載の自動取引装置。
  10. 前記突出領域は、断面V字形状をなす、
    請求項に記載の自動取引装置。
  11. 前記突出領域は、前記凹部の上面に形成されている、
    請求項に記載の自動取引装置。
  12. 前記突出領域は、前記凹部の奥面に形成されている、
    請求項に記載の自動取引装置。
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