JP6007362B2 - コンベア装置及びコンベア設備 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送路の幅方向の両端部において被搬送物を支持して搬送するコンベア装置及びこれを備えたコンベア設備に関する。
従来、例えば、搬送路の幅方向の両端部において被搬送物を支持して搬送するように搬送路の幅方向の両端部にそれぞれローラコンベアユニット、或いはチェーンコンベアユニットのような搬送方向に平行なコンベアユニットが設置されたコンベア装置が知られている(例えば特許文献1参照)。このようなコンベア装置は通常、2つのコンベアユニットが幅方向に平行な複数の連結部材によって相互に連結されている。又、2つのコンベアユニットは共通のベースフレームに取付けられている。尚、連結部材は2つのコンベアユニットを直接連結していることもあり、又、ベースフレームにおけるそれぞれのコンベアユニットを支持する部分を連結することにより2つのコンベアユニットを間接的に連結していることもある。このように搬送路の幅方向の両端部の2つのコンベアユニットが幅方向に平行な連結部材によって直接又は間接的に連結されることにより2つのコンベアユニットの支持剛性やコンベア装置全体の剛性が高められている。又、2つのコンベアユニットは通常、幅方向に平行な共通の駆動軸によって駆動されるようになっており、これにより2つのコンベアユニットが等しい搬送速度で被搬送物を搬送するようになっている。又、共通の駆動軸を駆動するためのモータはモータ軸の方向が幅方向に平行である姿勢で2つのコンベアユニットの間に設置されていることが多い。これら駆動軸やモータも通常、ベースフレームに取付けられている。
このように2つのコンベアユニットが幅方向に平行な連結部材によって直接又は間接的に連結され、又、2つのコンベアユニットや駆動軸、モータが共通のベースフレームに取付けられた構成のコンベア装置は剛性が高くコンパクトであることに加え、設置作業が容易であるという利点がある。例えば予めベースフレームに2つのコンベアユニットや駆動軸、モータ等を取付けた状態でコンベア装置を出荷すれば、コンベア装置が使用される工場や倉庫においてコンベア装置を短時間で設置することが可能である。
特開平8−259108号公報
しかしながら2つのコンベアユニットの間には連結部材や駆動軸、モータ等があるためコンベア装置の下の床面には埃等が溜まりやすく、定期的な清掃が必要であるという事情がある。一方、2つのコンベアユニットの間には連結部材や駆動軸、モータ等があるため、2つのコンベアユニットの間に作業者が入って清掃作業をすることが不可能であったり、又、作業者が入ることはできたとしても作業スペースが狭く清掃作業が容易ではなかった。又、コンベアユニットは定期的な保守や点検が必要であるが、作業者が2つのコンベアユニットの間に入ってコンベアユニットの保守や点検を行うことも不可能であったり、又、作業者が入ることはできたとしても作業スペースが狭く保守や点検の作業が容易ではなかった。このため、コンベア装置の(幅方向の)外側からコンベア装置の下の床面の掃除やコンベアユニットの保守、点検等の作業を行わざるを得ない場合が多く、作業効率が低いという問題があった。又、コンベア装置の外側からではコンベア装置の下の床面の清掃を充分に行うことができない場合があった。又、コンベア装置の外側に作業者が移動できるだけの作業スペースを確保する必要があり、コンベア装置のためにそれだけ大きな設置スペースが必要であるという問題もあった。又、連結部材や駆動軸の長さは被搬送物の幅寸法に基づいて定められるが、被搬送物の仕様の概要が早期に決まっていても幅寸法等の厳密な仕様が決まるまでには時間がかかることがあり、これによりコンベア装置の製作の着手が遅くなり短い納期に対応することが困難な場合があった。
本発明は上記従来の問題に鑑みてなされたものであって、床面の掃除やコンベアユニットの保守、点検等の作業が容易で設置スペースの節約や納期短縮に寄与するコンベア装置及びコンベア設備を提供することを目的とする。
本発明は、搬送路の幅方向の両端部において被搬送物を支持して搬送するために前記搬送路の幅方向の両端部にそれぞれ搬送方向に平行なコンベアユニットが設置されるコンベア装置であって、前記コンベアユニットを支持し、且つ、前記搬送路の幅方向の中央部を避けた部分において水平な床面に固定されるように構成された脚部が前記コンベアユニット毎に備えられ、前記搬送路の幅方向の中央部を避けた部分に総ての構成要素が設置されるように構成され、且つ、前記脚部は前記水平な床面に固定される底板部を有し、前記底板部は前記コンベアユニットの真下から前記幅方向の中央部の側に突出し、且つ、前記搬送路の幅方向の中央部を避けた部分に設置されるように構成されてなり、前記脚部の底板部における前記コンベアユニットの真下から前記幅方向の中央部の方に突出する部分の上に、モータ軸の方向が前記搬送方向に平行であるように配置されたモータと前記モータ軸の回転を前記幅方向に平行な出力軸の回転に変換して出力する変速機とを組み合わせてなるギヤドモータが備えられたコンベア装置により上記目的を達成するものである。
このコンベア装置は搬送路の幅方向の中央部を避けた部分に総ての構成要素が設置されるように構成されているので、搬送路の幅方向の中央部に作業スペースが確保される。従って、コンベア装置が設置される床面の掃除やコンベアユニットの保守、点検等の作業が容易である。又、搬送路の幅方向の中央部を避けた部分に総ての構成要素が設置されるように構成されているのでコンベア装置の下の床面に埃等が溜まりにくい。又、コンベア装置の(幅方向の)外側に掃除やコンベアユニットの保守、点検等の作業のためのスペースを設ける必要がないので設置スペースの節約に寄与する。又、被搬送物の幅寸法に基づいて長さが定められる、連結部材や駆動軸のような構成部材が存在しないので被搬送物の幅寸法が決まっていなくてもコンベア装置の製作に着手することができ、納期短縮に寄与する。
また、脚部の底板部がコンベアユニットの真下から幅方向の中央部の側に突出しているので、搬送路の幅方向の両端部のコンベアユニットが幅方向に平行な連結部材等で連結されていなくても、脚部によって各コンベアユニットを水平な床面に安定した姿勢で確実に固定することができる。又、底板部は搬送路の幅方向の中央部を避けた部分に設置されるように構成されていると共に、底板部は床面に沿って設置されるので底板部におけるコンベアユニットの真下から幅方向の中央部の側に突出する部分が実質的に掃除やコンベアユニットの保守、点検等の作業の障害となることはない。
このギヤドモータのモータはモータ軸の方向が搬送方向に平行であるように配置されているので幅方向への突出が抑制され、それだけ2つのコンベアユニットの間に(幅方向に)広いスペースが確保される。又、ギヤドモータは脚部の底板部の上に備えられているのでコンパクトである。
又、各脚部における複数の箇所に床面に対する設置高さを調整する機能を有する高さ調整固定機構が備えられていてもよい。
このように脚部に高さ調整固定機構が備えられていれば搬送路の幅方向の両端部のコンベアユニットの高さを等しい高さに容易に調整することができる。又、各脚部における複数の箇所に高さ調整固定機構を備えることでコンベアユニットの設置角度の調整も可能である。
又、搬送路が幅方向に複数並ぶ構成であり、各搬送路の幅方向の両端部にそれぞれ搬送方向に平行なコンベアユニットが設置され、隣り合う搬送路の隣り合う側の端部に設置される2つのコンベアユニット及びこれらを支持する脚部が一体化されている構成としていてもよい。
このように隣り合う搬送路の隣り合う側の端部に設置される2つのコンベアユニット及びこれらを支持する脚部が一体化されることでこれら一体化される2つのコンベアユニットの支持剛性を更に高めることができる。又、隣り合う搬送路の隣り合う側の端部に設置される2つのコンベアユニットの間に隙間が存在しないのでコンベア装置の設置スペースを更に節約することができる。
又、本発明は上記のいずれかに記載のコンベア装置が水平な床面に設置され、水平な床面における搬送路の幅方向の中央部に相当する部分が上方に完全に開放されているコンベア設備により上記目的を達成するものである。
本発明によれば、床面の掃除やコンベアユニットの保守、点検等の作業が容易で設置スペースの節約や納期短縮に寄与するコンベア装置及びコンベア設備を実現できる。
本発明の第1実施形態に係るコンベア装置の全体構造を模式的に示す斜視図 同コンベア装置の構造を示す搬送方向の後方から見た断面図 同コンベア装置の構造を示す搬送方向の後方から見た他の断面図 同コンベア装置の構造を示す搬送方向の後方から見た他の断面図 同コンベア装置の搬送方向の端部近傍の構造を示す幅方向の内側から見た断面図 同上方から見た断面図 同コンベア装置の脚部の高さ調整固定機構の構造を拡大して示す断面図 同コンベア装置の搬送方向のもう一方の端部近傍の構造を示す幅方向の内側から見た断面図 本発明の第2実施形態に係るコンベア装置の全体構造を模式的に示す斜視図 同コンベア装置の隣り合う2つの搬送路の隣り合う側の端部に設置される2つのコンベアユニット及びその脚部の構造を示す搬送方向の後方から見た断面図 同上方から見た断面図 本発明の第3実施形態に係るコンベア装置の構造を示す搬送方向の後方から見た断面図 同コンベア装置の脚部の高さ調整固定機構の他の構造例を拡大して示す断面図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明の第1実施形態は、図1〜8に示されるコンベア装置10が水平な床面12に設置されたコンベア設備に関し、水平な床面12における搬送路の幅方向の中央部に相当する部分が上方に完全に開放されていることを特徴としている。
コンベア装置10は、搬送路の幅方向の両端部において被搬送物14を支持して搬送するために搬送路の幅方向の両端部にそれぞれ搬送方向に平行なコンベアユニット16、18が設置された構成である。
コンベア装置10は、コンベアユニット16を支持し、且つ、搬送路の幅方向の中央部を避けた部分において水平な床面12に固定されるように構成された脚部20及び22がコンベアユニット16に備えられ、又、コンベアユニット18を支持し、且つ、搬送路の幅方向の中央部を避けた部分において水平な床面12に固定されるように構成された脚部24及び26がコンベアユニット18に備えられ、搬送路の幅方向の中央部を避けた部分に総ての構成要素が設置されるように構成されている。コンベアユニット16、脚部20及び22と、コンベアユニット18、脚部24及び26と、は左右勝手違いの構成(搬送路の幅方向の中央を通る垂直面に対して面対称の構成)であるので、主としてコンベアユニット16、脚部20及び22について詳細に説明することとし、コンベアユニット18、脚部24及び26については詳細な説明を省略することとする。
コンベアユニット16はローラコンベアであり、搬送方向に長いローラコンベアベース28の上に複数のローラ30が所定のピッチで搬送方向に並んで設置された構成である。ローラコンベアベース28は幅方向の内側の内側部28A、幅方向の外側の外側部28B、及び内側部28A及び外側部28Bの間の中間部28Cが一体で形成された構成であり、これら3つの部分はそれぞれ筒状である。
ローラ30は幅方向に平行な軸部32の(幅方向の)内側の端部に片持ち状態で取付られ、ローラコンベアベース28の内側部28Aよりも(幅方向の)やや内側の位置に配置されている。軸部32は内側軸受34A及び外側軸受34Bにより回転自在に支持されており、内側軸受34A、外側軸受34Bはそれぞれプランマブロックを介してローラコンベアベース28の内側部28A、外側部28Bの上面部に固定されている。又、軸部32における内側軸受34A、外側軸受34Bの間の部分にはスプロケット36が取付けられている。スプロケット36は下端部においてチェーン38に係合しており、チェーン38はローラコンベアベース28の中間部28Cの上面部に設置されたチェーンガイド40によって搬送方向に沿って摺動するように案内されている。
又、スプロケット36の上方には搬送方向に長いサイドガイド42が搬送路の幅方向の中央部に対向するように設置されている。外側軸受34B及びスプロケット36の上方には搬送方向に長いサイドガイドベース44が配置されている。サイドガイドベース44は断面がL字形状の棒状体で幅方向の内側の側壁部及び底板部を有し、サイドガイド42はサイドガイドベース44の側壁部の(幅方向の)内側の面に設置されている。サイドガイドベース44はブラケット46を介してローラコンベアベース28の内側部28A、外側部28Bの上面部に固定されている。尚、ブラケット46は複数の内側軸受34A、外側軸受34Bを保持する複数のプランマブロックの(搬送方向の)間の隙間部に複数設置されている。又、サイドガイドベース44の上側及び幅方向の外側は幅方向外側に向かって下り傾斜する傾斜部及び垂直部を有してなるサイドガイドベースカバー48によって覆われている。
又、外側軸受34Bの幅方向の外側も幅方向外側に向かって下り傾斜する傾斜部及び垂直部を有してなるコンベアユニット外側カバー50で覆われている。又、内側軸受34A及びスプロケット36の上側、及び内側軸受34Aの幅方向の内側は幅方向内側に向かって下り傾斜する傾斜部及び垂直部を有してなるコンベアユニット内側カバー52で覆われている。尚、コンベアユニット内側カバー52の垂直部は内側軸受34Aとローラ30との間に配置されており、軸部32はコンベアユニット内側カバー52の垂直部を挿通している。
コンベアユニット16を支持する脚部20、22は、類似した構成であるので主として脚部20の構成について詳細に説明することとし、脚部22については類似する構成の説明は省略し脚部20と異なる点について補足的に説明することとする。脚部20は垂直方向に平行な板状体でローラコンベアベース28の内側部28Aを支持する内側支持部54と、同様に垂直方向に平行な板状体でローラコンベアベース28の外側部28Bを支持する外側支持部56と、水平方向に平行な板状体で床面12に固定される底板部58と、を有して構成されている。内側支持部54及び外側支持部56の下端は底板部58の上面に固定されている。尚、これら内側支持部54、外側支持部56、及び底板部58はいずれも外周の一部又は全部に沿ってフランジ状の折り返し部が形成されており、これにより剛性が高められている。
底板部58は矩形の板状体で幅方向の約半分はコンベアユニット16の真下から幅方向の中央部の側に突出し、且つ、搬送路の幅方向の中央部を避けた部分に設置されるように構成されている。尚、底板部58はコンベアユニット16の真下から幅方向の外側にも若干突出している。
脚部20の底板部58における複数の箇所(本第1実施形態では矩形の底板部58の角部近傍の4箇所)には床面12に対する設置高さを調整する機能を有する高さ調整固定機構60が備えられている。具体的には図7に拡大して示されるように、底板部58の角部近傍の4箇所には上下方向に貫通する貫通孔62が形成されており、高さ調整固定機構60は貫通孔62の部分に備えられている。より詳細には、高さ調整固定機構60は、底板部58における貫通孔62の上に同軸的に固定設置された筒状体で内周面に雌ねじが形成された雌ねじ部材64と、雌ねじ部材64の内周面の雌ねじと螺合する雄ねじが外側面に形成された筒状体で貫通孔62を挿通する筒状雄ねじ部材66と、頭部が筒状雄ねじ部材66の上に位置し軸部が筒状雄ねじ部材66を貫通して軸部の先端が筒状雄ねじ部材66の下端から下方に突出するボルト68と、ボルト68の軸部における筒状雄ねじ部材66の下端から下方に突出する部分に遊嵌し、筒状雄ねじ部材66の下端と床面12との間に配置されるリング部材70と、を有して構成されている。筒状雄ねじ部材66の上端近傍には水平方向に貫通する水平孔66Aが形成されており、この水平孔66Aに棒状の工具を挿通させて筒状雄ねじ部材66を回転させることで筒状雄ねじ部材66が上下動して床面12に対する底板部58の設置高さが変化するようになっている。又、ボルト68が床面12の雌ねじに螺合することにより脚部20が床面12に固定されるようになっている。
又、脚部20の底板部58におけるコンベアユニット16の真下から幅方向の中央部の側に突出する部分の上には、モータ軸の方向が搬送方向に平行であるように配置されたモータ70とモータ軸の回転を幅方向に平行な出力軸の回転に変換して出力する変速機72とを組み合わせてなるギヤドモータ74が備えられている。ギヤドモータ74は変速機72において脚部20の内側支持部54に取付けられている。変速機72は例えばスパイラルベベルギヤ、ハイポイドギヤ、ウォームギヤによってモータ軸の回転を幅方向に平行な出力軸の回転に変換するように構成されている。
ギヤドモータ74の上側及び幅方向の内側は幅方向内側に向かって下り傾斜する傾斜部及び垂直部を有してなる脚部内側カバー76で覆われている。又、ギヤドモータ74の搬送方向の両側もカバーで覆われており、脚部20は箱体のような外観形状となっている。又、底板部58におけるコンベアユニット16の真下から幅方向の外側に若干突出する部分の上側及び幅方向の外側も幅方向外側に向かって下り傾斜する傾斜部及び垂直部を有してなる脚部外側カバー78で覆われている。
変速機72の出力軸にはチェーン38と係合するスプロケット80が取付けられている。チェーン38はローラコンベアベース28の中間部28Cの上面部の上側に設置された前述のチェーンガイド40と、筒状の中間部28Cの下面部の上側(筒状の中間部28Cの内側)に設置されたチェーンガイド82によって搬送方向に沿って往復するように案内されている。又、脚部20にはスプロケット80とチェーンガイド40との間でチェーン38を案内する外周が円弧状のチェーンガイド84、及びスプロケット80とチェーンガイド82との間でチェーン38を案内する外周が円弧状のチェーンガイド86が備えられている。
一方、図8に示されるように脚部22には、リターン用のスプロケット88と、スプロケット88とチェーンガイド40との間でチェーン38を案内する外周が円弧状のチェーンガイド90と、スプロケット88とチェーンガイド82との間でチェーン38を案内する外周が円弧状のチェーンガイド92、とが備えられている。尚、スプロケット88は回転中心の上下方向の位置が調整可能であり、これによりチェーン38のテンションが調整可能とされている。チェーン38はスプロケット80からチェーンガイド40等を経由してスプロケット88に送り出され、又、スプロケット88からチェーンガイド82等を経由してスプロケット80に戻るように構成されている。尚、ギヤドモータ74、スプロケット80、88等はコンベアユニット18を支持する脚部24、26にも備えられている。コンベアユニット16のギヤドモータ74とコンベアユニット18のギヤドモータは同じ回転速度で回転するように電気的に制御されている。
次に、コンベア装置10の作用について説明する。コンベア装置10は搬送路の幅方向の中央部を避けた部分に総ての構成要素が設置されるように構成されているので、搬送路の幅方向の中央部に作業者が通過可能である作業スペースが確保される。従って、コンベア装置10が設置される床面12の掃除やコンベアユニット16、18の保守、点検等の作業が容易である。又、搬送路の幅方向の中央部を避けた部分に総ての構成要素が設置されるように構成されているのでコンベア装置10の下の床面12に埃等が溜まりにくい。又、コンベア装置10の(幅方向の)外側に掃除やコンベアユニットの保守、点検等の作業のためのスペースを設ける必要がないので設置スペースの節約に寄与する。又、被搬送物14の幅寸法に基づいて長さが定められる連結部材や駆動軸のような構成部材が存在しないので被搬送物14の幅寸法が決まっていなくてもコンベア装置10の製作に着手することができ、納期短縮に寄与する。
又、脚部20及び22、24及び26の底板部58がコンベアユニット16及び18の真下から幅方向の中央部の側に突出しているので、搬送路の幅方向の両端部のコンベアユニット16、18が幅方向に平行な連結部材等で連結されていなくても、脚部20及び22、24及び26によって各コンベアユニット16、18を水平な床面12に安定した姿勢で確実に固定することができる。又、底板部58は搬送路の幅方向の中央部を避けた部分に設置されるように構成されていると共に、底板部58は床面12に沿って設置されるので底板部58におけるコンベアユニット16、18の真下から幅方向の中央部の側に突出する部分が実質的に掃除やコンベアユニット16、18の保守、点検等の作業の障害となることはない。
又、ギヤドモータ74のモータ70はモータ軸の方向が搬送方向に平行であるように配置されているので幅方向への突出が抑制され、それだけ2つのコンベアユニット16、18の間に(幅方向に)広いスペースが確保される。又、ギヤドモータ74は脚部20、24の底板部58の上に備えられているのでコンパクトである。
又、脚部20及び22、24及び26の底板部58に高さ調整固定機構60が備えられているので、搬送路の幅方向の両端部のコンベアユニット16、18の高さを等しい高さに容易に調整することができる。又、脚部20及び22、24及び26の底板部58における複数の箇所に高さ調整固定機構60を備えているのでコンベアユニットの設置角度の調整も可能である。尚、コンベアユニット16、18を床面12に設置する際、コンベアユニット16及び18の幅方向の間隔が正規の間隔になるようにコンベアユニット16、18を専用の治具で拘束した状態でコンベアユニット16、18を床面12に載置し、高さ調整固定機構60のボルト68によって脚部20及び22、24及び26を床面12に固定すればよい。
又、サイドガイドベースカバー48、コンベアユニット外側カバー50、コンベアユニット内側カバー52、脚部内側カバー76、脚部外側カバー78等によりコンベア装置10は内蔵機構が覆われており、更に、これらのカバーは傾斜部や垂直部を有する構成であるので仮にこれらのカバーの上に埃等が飛来してもこれらのカバーの上に留まりにくい。従って、コンベア装置10の下の床面12だけでなくコンベア装置10自体にも埃等が溜まりにくくこの点でも清掃や保守の作業負担の軽減に寄与する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。前記第1実施形態に係るコンベア装置10は搬送路を1つだけ備える構成であるのに対し、図9〜11に示されるように本第2実施形態に係るコンベア装置110は搬送路が幅方向に複数(本第2実施形態では2つ)並ぶ構成であり、各搬送路の幅方向の両端部にそれぞれ搬送方向に平行なコンベアユニット16、118、116、18が設置され、隣り合う2つの搬送路の隣り合う側の端部に設置される2つのコンベアユニット116、118及びこれらを支持する脚部120、124、122、126が一体化されていることを特徴としている。他の構成は前記第1実施形態と同じ又は類似しているので同じ又は類似した構成については前記第1実施形態と同一符号を付することとして説明を省略する。
隣り合う2つの搬送路の隣り合う側の端部に設置される2つのコンベアユニット116及び118は、前記第1実施形態のコンベアユニット16及び18が搬送路の中央部を向く側と反対の側において背中合わせのような姿勢で結合されたような構成であり、前記第1実施形態のコンベアユニット16及び18のサイドガイドベースカバー48に代えて、一体化された構成のサイドガイドベースカバー148を備えている。サイドガイドベースカバー148は2つのコンベアユニット116及び118の境界部が最も高く幅方向の両側に下り傾斜する傾斜部を有してなる構成である。他の構成は前記第1実施形態のコンベアユニット16及び18と同じ又は類似している。
又、コンベアユニット116、118を支持する脚部120、124は、前記第1実施形態の脚部20、22の底板部58が一体化されたような構成の底板部158を備えている。同様にコンベアユニット116、118を支持する脚部122、126も、前記第1実施形態の脚部22、26の底板部58が一体化されたような構成の底板部158を備えている。尚、前記第1実施形態の脚部20、22、24、26の底板部58には、それぞれ角部近傍の4箇所(合計8箇所)に高さ調整固定機構60が備えられているが、本第2実施形態では一体化された矩形の底板部158の角部近傍の4箇所と底板部158における幅方向の中央、且つ、搬送方向の両側の端部近傍の2箇所の合計6箇所に高さ調整固定機構60が備えられている。他の構成は前記第1実施形態の脚部20、22、24、26と同じ又は類似している。
このように隣り合う搬送路の隣り合う側の端部に設置される2つのコンベアユニット116、118及びこれらを支持する脚部120、122、124、126が一体化されることでこれら2つのコンベアユニット116、118の支持剛性を更に高めることができる。又、隣り合う搬送路の隣り合う側の端部に設置される2つのコンベアユニット116、118の間に隙間が存在しないのでコンベア装置の設置スペースを更に節約することができる。
尚、本第2実施形態では、搬送路が幅方向に2つ並ぶ構成であるが、搬送路が3つ以上並ぶ構成についても本発明は適用可能である。この場合、一体化されたコンベアユニット116、118及びこれらを支持する脚部120、122、124、126を2組以上備える構成とすればよい。
又、本第2実施形態では、隣り合う搬送路の隣り合う側の端部に設置される2つのコンベアユニット116、118及びこれらを支持する脚部120、122、124、126が一体化された構成であるが、前記第1実施形態のコンベア装置10が幅方向に隣接して2つ或いは3つ以上並ぶ構成としてもよい。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。前記第1及び第2実施形態において脚部20、22、24、26、120、122、124、126は床面12に直接設置されているが、図12に示されるように本第3実施形態では、コンベアユニット18(16)を支持する脚部24(26、20、22)と床面12との間に箱状のベース部材202が設置され、一体化されたコンベアユニット116、118を支持する一体化された脚部120、124(122、126)と床面12との間にも箱状のベース部材204が設置されている。ベース部材202は直方体の箱体で上面部の形状は脚部20、22、24、26の底板部58の形状とほぼ同じである。ベース部材204も直方体の箱体で上面の形状は脚部120及び122、脚部124及び126の一体化された底板部158の形状とほぼ同じである。尚、ベース部材202、204の上面部には高さ調整固定機構60のボルト68が挿通する貫通孔が形成されており、ベース部材202、204の上面部の下面側においてボルト68と螺合するナットによって高さ調整固定機構60がベース部材202、204に固定されるようになっている。又、ベース部材202、204は図示しないボルト等により床面12に固定されるようになっている。
ベース部材202、204は箱体であるのでコンベアユニット16、118、116、18の高い支持剛性を維持しつつこれらの搬送路の高さを高くすることができる。又、ベース部材202、204は上面部の形状が脚部20、22、24、26の底板部58、脚部120、124、122、126の底板部158と同じ形状である箱体であるのでコンパクトであると共に埃等が溜まりにくい。尚、図12には複数の搬送路を備える前記第2実施形態に箱体のベース部材202、204を適用した例を示したが、前記第1実施形態のように搬送路を1つだけ備える場合も、脚部20、22、24、26と床面12との間にベース部材202が設置される構成としてもよい。
又、本第3実施形態では前記第1及び第2実施形態と同様に高さ調整固定機構60を採用しているが、箱体のベース部材を用いる場合、図13に拡大して示されるような高さ調整固定機構260を採用してもよい。高さ調整固定機構260は、底板部58(158)における貫通孔及びベース部材202(204)の上面部の貫通孔を挿通するボルト262と、底板部58(158)の下面側においてボルト262に螺合するナット264と、ベース部材202(204)の上面部の上面側においてボルト262に螺合するナット266と、ベース部材202(204)の上面部の下面側においてボルト262に螺合するナット268と、を有して構成されている。高さ調整固定機構260はこのようにボルトとナットのみからなる簡単な構成であるのでコスト低減に寄与する。
又、前記第1〜第3実施形態において、コンベアユニット16、18、116、118はローラコンベアユニットであるが、例えばチェーンコンベアユニットやベルトコンベアユニット等の他の駆動機構のコンベアユニットが搬送路の幅方向の両端部に設置されるコンベア装置にも本発明は適用可能である。
本発明は、搬送路の幅方向の両端部において被搬送物を支持して搬送するコンベア装置及びこれを備えたコンベア設備に利用できる。
10、110…コンベア装置
12…床面
14…被搬送物
16、18、116、118…コンベアユニット
20、22、24、26、120、122、124、126…脚部
28…ローラコンベアベース
30…ローラ
32…軸部
36、80、88…スプロケット
38…チェーン
40、82、84、86、90、92…チェーンガイド
42…サイドガイド
44…サイドガイドベース
58、158…底板部
60、260…高さ調整固定機構
70…モータ
72…変速機
74…ギヤドモータ
202、204…ベース部材

Claims (4)

  1. 搬送路の幅方向の両端部において被搬送物を支持して搬送するために前記搬送路の幅方向の両端部にそれぞれ搬送方向に平行なコンベアユニットが設置されるコンベア装置であって、
    前記コンベアユニットを支持し、且つ、前記搬送路の幅方向の中央部を避けた部分において水平な床面に固定されるように構成された脚部が前記コンベアユニット毎に備えられ、前記搬送路の幅方向の中央部を避けた部分に総ての構成要素が設置されるように構成され、且つ、前記脚部は前記水平な床面に固定される底板部を有し、前記底板部は前記コンベアユニットの真下から前記幅方向の中央部の側に突出し、且つ、前記搬送路の幅方向の中央部を避けた部分に設置されるように構成されてなり、前記脚部の底板部における前記コンベアユニットの真下から前記幅方向の中央部の方に突出する部分の上に、モータ軸の方向が前記搬送方向に平行であるように配置されたモータと前記モータ軸の回転を前記幅方向に平行な出力軸の回転に変換して出力する変速機とを組み合わせてなるギヤドモータが備えられたことを特徴とするコンベア装置。
  2. 請求項1において、
    前記各脚部における複数の箇所に前記床面に対する設置高さを調整する機能を有する高さ調整固定機構が備えられたことを特徴とするコンベア装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記搬送路が前記幅方向に複数並ぶ構成であり、各搬送路の前記幅方向の両端部にそれぞれ前記搬送方向に平行なコンベアユニットが設置され、隣り合う搬送路の隣り合う側の端部に設置される2つのコンベアユニット及びこれらを支持する脚部が一体化されていることを特徴とするコンベア装置。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載のコンベア装置が水平な床面に設置され、前記水平な床面における前記搬送路の幅方向の中央部に相当する部分が上方に完全に開放されていることを特徴とするコンベア設備。
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