JP6006535B2 - 建築用シャッター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の開口部に設けられる建築用シャッター装置の技術分野に関するものである。
一般に、建築用シートシャッター装置のなかには、可撓性のシート材からなるシャッターカーテンを開口部上方の躯体に設けたシャッターケースに内装される巻取りドラムに巻装する一方、巻取りドラムをシャッターケースに内装される開閉機に連動連結して、開閉機を正逆駆動することによりシャッターカーテンの開閉作動がなされるように構成したものがあるが、このような建築用シートシャッター装置において、開閉機や該開閉機の駆動制御をする制御部をシャッターケースに内装するようにしたものが知られている(たとえば特許文献1、2参照)。
特開2004−27656号公報 特開2005−12036号公報
ところでこのような開閉機や制御部は、配線の点検等のメンテナンスを行う必要があり、そのため前記従来のものは、シャッターケースの底面板を着脱自在に取付け、メンテナンス時、底面板を外して作業をしていたが、この作業は、下から見上げるものとなるため、作業がしづらく作業性に劣るという問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、シャッターカーテンが巻装される巻取りドラムと、該巻取りドラムを正逆回動せしめてシャッターカーテンの開閉作動を行う開閉機と、該開閉機の駆動制御を行う制御部とをシャッターケースに内装してなる建築用シャッター装置において、巻取りドラムの前下方でかつシャッターケースの底板上のシャッターケース内の空間を、前記開閉機、制御部、並びに配線の配設スペースにすると共に、シャッターケースの前面板を、前方から着脱自在に設け、巻取りドラムは、シャッターケースを構成する左右ブラケットの本体部に回転自在に軸支され、該ブラケット本体部の周縁部には、シャッターケースのケース板を固定するため少なくとも天井片と前面片とが左右方向に向けて折曲された状態で形成されており、天井片は前端縁が切欠かれたものとして、前面片の上端縁とのあいだに間隙が形成されたものとする一方、ケース前面板の上端部背面には、前面片の上端縁に上側から嵌合した状態で係止してケース前面板の仮保持をする冂字形をした係止フックがケース前面板の左右両端部にのみ設けられており、ブラケット本体部の前縁は、下側が前方に突出して垂直縁となる一方、上側が後方に後退して垂直縁となっており、該ブラケット本体部の上下の垂直縁からそれぞれ前記前面片が形成されており、ケース前面板には、ブラケット本体部の前端縁形状に沿って折曲面が形成されており、前記開閉機及び制御部は、シャッターケースの下側が前方に突出した部分に配置されていることを特徴とする建築用シャッター装置である。
請求項2の発明は、開閉機および制御部は左右に一列状に隣接配置されていることを特徴とする請求項1記載の建築用シャッター装置である。
請求項の発明は、シャッターケースの左右両端部を覆うためのカバー板は、背面が開口したものとしてケース前方から挿入組み込みできるものとし、該組込まれたカバー板は、仮保持されたケース前面板と共にブラケット前面片にビス固定されるものであることを特徴とする請求項1または2記載の建築用シャッター装置である。
請求項の発明は、カバー板の上側板は、天井片の前端縁と前面片の上端縁とのあいだの間隙を上側から覆蓋するものであることを特徴とする請求項3記載の建築用シャッター装置である。
請求項5の発明は、ガイドレールとシャッターケースとを躯体に連結するための連結板は、該連結板上板部にシャッターケースを乗せた状態で連結板上板部とブラケット本体部底面片とをボルトを介して固定するものであり、カバー板の下側板は、前記連結板上板部をボルトも含めて下側から覆蓋するものであることを特徴とする請求項3または4記載の建築用シャッター装置である。
請求項1の発明とすることにより、シャッターケース内の巻取りドラム前下方空間を制御部、開閉機、そして配線の配設スペースとして有効利用できるうえ、これらのものは、ケース前面板に近い位置に配され、しかもメンテナンスする際に、ケース前面板を取り外すことで前側から近い位置でのメンテナンス作業ができることになってメンテナンス作業の作業性の改善、作業時間の短縮を図ることができる。また、シャッターケース前面板は、メンテナンス時に着脱することになるが、係止フックを前面片の上端に係止することで仮保持されることになって、前面板の着脱作業が一人作業でも容易にできることになる。
請求項2の発明とすることにより、シャッターケースの左右方向に長いスペースを有効利用できることになってシャッターケースの大型化を回避できることになる。
請求項の発明とすることにより、カバー板とケース前面板とをブラケット前面片に固定するビスを取外すことでカバー板を引き抜き、そしてケース前面板を少し持上げた状態で手前に引くことでケース前面板の取外しができることになって、ケース前面板の着脱作業が簡単にでき、作業性が向上する。
請求項の発明とすることにより、ケース前面板を仮保持するために設けた天井片の前端縁と前面片の上端縁とのあいだの間隙が、カバー板によって覆蓋されることになって、この隙間からゴミや埃が入り込んでしまうことを防止できることになる。
シートシャッター装置の正面図である。 シートシャッター装置の要部拡大正面図である。 シートシャッター装置の要部拡大側面図である。 ガイドレール部の水平断面図である。 シャッターケース部のカバー板を外した状態の駆動ブラケット部側の側面図である。 (A)、(B)、(C)、(D)は駆動側ブラケットの正面図、側面図、平面図、底面図である。 (A)、(B)、(C)、(D)は従動側ブラケットの正面図、側面図、平面図、底面図である。 (A)、(B)(C)は天井板及び背面板の正面図、平面図、側面図である。 (A)、(B)、(C)、(D)は底面板の正面図、平面図、側面図、底面図である。 (A)、(B)、(C)は前面板の正面図、側面図、底面図である。 (A)、(B)、(C)は開閉蓋の正面図、平面図、側面図である。 連結板部の斜視図である。 (A)、(B)、(C)は連結板の正面図、平面図、側面図である。 (A)、(B)、(C)はカバー板の正面図、平面図、側面図である。
つぎに、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築物(躯体B)に形成される開口部を開閉して建築物の内外を仕切るシートシャッター装置のシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、可撓性を有したシート材からなり、躯体Bに開設される開口部の上部内部側に向けて突出配設されたシャッターケース2に回転自在に内装された巻取りドラム3に巻装されている。そして、巻取りドラム3は、後述するように、シャッターケース2に内装される開閉機4に連動連結されており、巻取りドラム3に巻装されるシャッターカーテン1は、開閉機4の開閉駆動に基づいて巻取りドラム3から巻出されて開口部を閉鎖する全閉姿勢と、巻取りドラム3に巻取られて開口部を開放する全開姿勢とのあいだを姿勢変姿して開口部を開閉するが、このときシャッターカーテン1の左右両側縁部は、開口部の左右方向両側となる躯体Bにそれぞれ固定される左右一対のガイドレール5にそれぞれ移動案内されるように設定されており、これらの基本構成は何れも従来通りとなっている。
前記シャッターカーテン1は、左右両側縁部の全長にわたってシート材1aがそれぞれ一体化されており、各シート材1aの左右方向外端縁部には、複数の係止片1bが上下方向に所定間隙を存する状態で設けられている。これら係止片1bは、後述するように、ガイドレール5に抜止め状に嵌合して、上下方向の移動案内を受けるように構成されている。また、シャッターカーテン1下端縁部の左右端部を除く部位には、シート材を折返すことで袋状部1cが形成されており、該袋状部1cにはボトムウエイト1dが内装されている。これによって、シャッターカーテン1の閉鎖作動の過程において、ボトムウエイト1dが錘として作用して閉鎖作動を円滑にするとともに、障害物との当接時にはボトムウエイト1dが緩衝部材として作用して衝撃吸収するように設定されている。
また、開口部両側部に設けられる左右一対の長尺状のガイドレール5は、それぞれ開口部の左右両側に位置して上下方向に点在していて躯体Bに固定されるL字形をしたレールブラケット6aと、該レールブラケット6aに対向して角筒形の空間を形成する上下方向に長いレールカバー6bとで形成される第一レール6、該第一レール6の左右方向内方に積層状に設けられる第二レール7と、シャッターカーテン1の両側部に設けられた係止片1bを上下方向移動自在で、かつ、左右方向への抜止めがなされた状態で内嵌する第三レール8とを備えて構成されている。
また、第二レール7は床面からシャッターケース2の下端部に至る長さを有した長尺体に形成されており、左右方向内方が開口する断面コ字状に形成されている。これら第一、第二レール6、7は螺着することにより一体化されている。
さらに第二レール7の凹溝7a内に、弾性変形可能な樹脂材で構成された第三レール8が設けられているが、前記第三レール8は床面からシャッターケース2の下端部に至る長さを有した長尺体に形成されており、左右方向内方にシャッターカーテン1の係止片1bを嵌合ガイドするガイド片8aが上下方向全長にわたって形成される一方、左右方向外方にボルト9の頭部9aを左右方向抜止め状に嵌合支持するボルト支持片8bが上下方向全長にわたって形成されている。このように構成された第三レール8は、ボルト支持片8bに複数のボルト9の頭部9aを嵌合し、これらボルト9の左右方向外方に向けて突出する各螺子部9bを、第二レール7の溝底片7bに上下方向所定間隙を存して開設された複数の貫通孔7c、および、第一レール6にそれぞれ左右方向移動自在に遊嵌状に貫通し、該第一レール6の溝内に突出する螺子部9bの貫通端部にナット9cを螺合することにより、第二レール7から抜止めされた状態で組込まれている。さらに、第一レール6の蟻溝内に位置するボルト9の螺子部9bであって、第二レール7の溝底片7bとナット9cとのあいだに位置する螺子部9bの外周にはコイル弾機9dが介装されており、該コイル弾機9dの付勢力によりボルト頭部9aが左右方向外方に向けて付勢されるように構成されている。
これによって、第三レール8は、ボルト支持片8bが第二レール7の溝底片7bに弾圧する状態で支持されており、シャッターカーテン1に風圧などによる負荷が作用した場合に、前記負荷が所定の大きさの範囲内であれば、第三レール8がボルト9とともに前後方向に揺動すること、さらには、コイル弾機9dの付勢力に抗して第三レール8がボルト9とともに左右方向内方に変位することに基づいて、係止片1bが第三レール8のガイド片8aから抜出すことなくシャッターカーテン1の変形が許容され、また、シャッターカーテン1に作用する負荷が所定の大きさよりも大きい場合では、ガイド片8aの弾性変形に基づいて係止片1bが第三レール8から抜出して、シャッターカーテン1、第三レール8の保護が図れるように構成されている。
さて、本実施の形態のシャッターケース2は、左右のブラケット(側板)10、11、前面板12、底面板13、一体となった天井及び背面板14、左右カバー板15を用いて構成されている。左右のブラケット10、11は垂直状になった本体部10a、11aを備えているが、該本体部10a、11aからは、天井片10b、11b、背面片10c、11c、底面片10d、11dが水平縁となった上縁、垂直縁となった後縁、水平縁となった下縁からそれぞれ左右方向外方に向けて折曲形成されている。
さらに本体部10a、11aの前縁は、下側が前方に突出した状態の垂直縁となり、ここから下側前面片10e、11eが左右方向外方に向けて折曲形成され、上側が後方に後退した状態の垂直縁となり、ここから上側前面片10f、11fが折曲形成され、上下前面片10f、10eと11f、11eのあいだには折曲片がない構成になっている。
左右ブラケット本体部10a、11aには、巻取りドラム3と一体化された巻取りシャフト3aを貫通取付するためのシャフト用取付け孔10g、11gが形成されており、該巻取りシャフト3aは、取付け孔10g、11gを貫通する状態で、該巻取りシャフト3aに回転自在に設けた軸受3bをブラケット本体部10a、11aに左右方向内側から当てがった状態でボルト3cを介してブラケット本体部10a、11aに螺着することで取付けられるようになっている。
さらに左右ブラケット本体部10a、11aには、前記シャフト用取付け孔10g、11gよりも後方上方位置、つまりシャッターカーテン1がシャッターケース2から繰出されるマグサ直上であって、前記天井片10b、11bと背面片10c、11cとのコーナー部よりも下前側位置に障害物検知センサ(本実施の形態では、投受光器からなり、光軸が遮られることで障害物検知をするように構成されたもの)16用の取付け孔10h、11hが穿設されている。そして障害物検知センサ16は、略2/3がブラケット本体部10a、11aに対して左右方向外側に突出した状態で障害物検知センサ16から突出する取付け片16aを左右ブラケット本体部10a、11aに対して左右方向外側から当てがった状態でビス16bを介して螺着固定されるようになっている。
そして該固定された障害物検知センサ16の光軸は、巻取りドラム3に最大限巻装されたシャッターカーテン1の外周よりも外側(外径側)位置を通る設定となっており、開閉機4の駆動により閉作動しているシャッターカーテンが障害物に当ることに伴いシャッターカーテン1がシャッターケース2内のマグサ直上部位で撓むことによる光軸の遮断で障害物検知をするようになっている。
駆動側ブラケットとなる一方のブラケット(本実施の形態では右側ブラケット)10には、シャフト用取付け孔10gよりも前方下方位置、つまり底面片10dと下側前面片10eとのコーナー部の内側には、開閉機4の駆動軸4aに取付けられた駆動ギア4bが貫通できる径をした開閉機用取付け孔10iが形成されている。
そして開閉機4は、駆動軸4aに取付けられた状態の駆動ギア4bを、ブラケット本体部10aに左右方向内側から外側に貫通させた状態で、開閉機4をブラケット本体部10aの左右方向内側面に当てがい、ボルト4cを介して螺着固定するようになっており、このようにすることで、開閉機4は、シャッターケース2の巻取りドラム3の前下方に形成されるケーススペースの駆動ブラケット側半部に配設されるようになっている。
このようにして取付けられた開閉機4の駆動ギア4bは、シャフト用取付け孔10gから左右方向外方に突出した巻取りシャフト3aに取付け固定した従動ギア3dに無端チエン17を介して連動連結されており、そして開閉機4が正逆駆動することに伴う巻取りドラム3の回動でシャッターカーテン1の開閉作動をすることができるようになっている。
尚、本体部10a、11aおよび底面片10d、11dには、配線を引き回すための配線用切欠き10j、10k、11j、11kが形成されている。
前記天井及び背面板14は逆L字形をした板材によって一体形成されていて、天面部14aと背面部14bとを有しているが、背面部14bの下端縁には、前方に向けて折曲され、左右両端部が本体部底面片10d、11dにビス14cを介して固定される固定片14dが形成されている。
また、天面部14aの左右両端部はビス14eを介して本体部天井片10b、11bに固定されると共に、天面部14aの前端には、下方に向けて折曲され、後述するように前面板12、カバー板15と共に左右両端部が本体部上側前面片10f、11fに前方側からビス15aを介して固定される固定片14gが形成されている。
一方、前記本体部天井片10b、11bは、前端縁が切欠かれていて、上側前面片10f、11fとのあいだに間隙Sが形成されると共に、天面部14aの前記間隙Sに相当する部位にも切欠き14hが形成され、これによって間隙Sと切欠き14hとは天井部位にて連通するようになっている。尚、背面部14bにはシャッターカーテン1の後面に接触して封止するための封止材18を取付けるための取付け片14iが設けられている。
底面板13は、ビス13aを介して本体部底面片10d、11dに固定されるが、前端縁と後端縁には上方に向けて折曲される前後の折曲片13b、13cが形成され、後側折曲片13cにはシャッターカーテン1の前面に接触して封止をするための封止材18aが設けられている。
前面板12は、本体部10a、11aの前端縁形状に沿うよう上側垂直面12a、下側垂直面12b、上下垂直面12a、12bのあいだを連結すべく前低後高状に傾斜した傾斜面12cにより折曲形成されているが、下端縁には後側に向けて折曲した折曲面12dが設けられている。
一方、前面板12の上端縁左右両端部には、冂字形をした係止フック12eが設けられている。そして前面板12は、係止フック12eを、前記連通状態となった間隙Sと切欠き14hに嵌合係止することで仮保持状態に保持され、この仮保持状態で後述するようにビス15aを介してカバー板15と共に上下前面片10f、10eと11f、11eに固定されるようになっている。
19は開閉機4の開閉制御をするための制御部であって、該制御部19は、シャッターケース2の巻取りドラム3の前下方に形成されるケーススペース内において開閉機4に対して従動ブラケット11側に隣接する左右隣接状態で配設され、前記底面板13にビス19aを介して取付けられている。さらに図示していないが、シャッターケース2の巻取りドラム3の前下方に形成されるケーススペース内は、開閉機4、制御部19、障害物検知センサ16、ガイドレール5に設けた操作スイッチ22、電源を結ぶ配線の配設スペースにもなっている。
前記前面板12の制御部19に対向する部位には点検窓12fが開設され、該点検窓12fから制御部19の点検ができるようになっているが、点検窓12fには開閉蓋20が着脱自在に設けられている。点検窓12fの左右両側縁には、係止溝12gが切欠き形成されている。
一方、開閉蓋20の背面には、上下方向中央部に係止具20aが固着されるが、該係止具20aから上下方向に係止爪20bが突出している。そして開閉蓋20は、係止爪20bを係止溝12gに嵌入した状態で下方に降ろすことで、係止爪20bが係止溝12gの下辺に係止することとなって仮保持され、該仮保持状態でビス20cを介して前面板12に固定されるようになっている。尚、係止具20aは上下方向中央部に設けられ、かつ係止爪20bが上下に形成されることで、開閉蓋20は、どちらを天地にしても前面板12に取付けできる(天地逆の取付けができる)ようになっている。
21はシャッターケース2とガイドレール5とを躯体Bに連結するための連結板であって、該連結板21は、凡そ直角三角形状をし、直角コーナーが後部上端となるように構成される本体板部21aを備え、該本体板部21aの上縁及び後縁には左右方向外方に向けて折曲された上板部21b、後板部21cが設けられている。
そして連結板21は、前記ガイドレール5を躯体Bに固定する前の状態で、第二レール7に左右方向外方から当てがいボルト21dにより固定する。しかる後、ガイドレール5を立てかけて躯体Bに当てがいボルト21fを介して(または溶着により)躯体B側に固定する。このとき併せて前述したようにレールブラケット6aの躯体B側へのボルト固定(または溶着による固定)をする。その後、シャッターケース2を左右連結板21に乗せ、ボルト21eを介して連結板上板部21bと本体部底面片10d、11dとを固定することでガイドレール5とシャッターケース2の躯体Bへの組み付けができるようになっている。
また前記左右のカバー板15は、シャッターケース2の左右両端部を覆うものであるが、外面板15b、該外面板15bの上端縁、前端縁、下端縁から左右方向内方に向けて折曲された上側板15c、前側板15d、下側板15eにより形成されると共に、背面は折曲板がない開放状態になっている。さらに左右ブラケット10、11の上側前面片10f、11fに対応する部位は補助板15fが固着されている。そしてカバー板15は、シャッターケース2の左右ブラケット10、11部位を前側から挿入組み込みをし、該組み込みをした状態で前述したようにビス15aを用いて前側から前面板12と上下両前面片10e、10fと11e、11fとを固定するようになっている。
このように組込まれたカバー板15は、下側板15eにより連結板上板部21bをボルト21eも含めて覆蓋し、上側板15cにより天面部14aの左右両端部をビス14eを含めて覆蓋するようになっている。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、シャッターカーテン1が巻装される巻取りドラム3と、該巻取りドラム3を正逆回動せしめてシャッターカーテン1の開閉作動を行う開閉機4と、該開閉機4の駆動制御を行う制御部19とをシャッターケース2に内装しているが、巻取りドラム3の前下方でかつシャッターケース2の底面板13上のシャッターケース2内の空間を、前記開閉機4、制御部19、並びに必要な配線の配設スペースになっており、しかもシャッターケース2の前面板12が、前方から着脱自在に設けられているから、シャッターケース2内の巻取りドラム3の前下方空間を制御部19、開閉機4、そして必要な配線の配設スペースとして有効利用できることになる。
しかもこれらのものは、ケース前面板12に近い位置に配され、しかもメンテナンスする際に、ケース前面板12を取り外すことで前側から近い位置でのメンテナンス作業ができることになってメンテナンス作業の作業性の改善、作業時間の短縮を図ることができる。
そのうえ開閉機4および制御部19は左右に一列状に隣接配置されている結果、開閉機4、制御部19を前後方向に隣接した場合のようにシャッターケースが大型化してしまうことを回避し、シャッターケース2の左右方向に長いスペースを有効利用して配置することができる。
また巻取りドラム3は、左右ブラケット10、11の本体部10a、11aに回転自在に軸支されるが、該本体部10a、11aの上端縁と前端縁には、シャッターケース2の天面部14aと前面板12とを固定するための天井片10b、11bと上下前面片10e、10f、11e、11fとが左右方向外方に向けて折曲形成されているが、天井片10b、11bは前端縁が切欠かれることで、上側前面片10f、11fの上端縁と天井片10b、11bは前端縁のあいだに間隙Sが形成されており、そして、ケース前面板12の上端部背面に設けた係止フック12eを上側前面片10f、11fの上端縁に上側から係止することでケース前面板12の仮保持できることになり、これによって、ケース前面板12のメンテナンス時の着脱作業が、一人作業でも容易にできることになる。
そのうえ、シャッターケース2の左右両端部を覆うためのカバー板15は、背面が開口したものとなっていてシャッターケース2の前方から挿入組込みできるが、該組込まれたカバー板15は、仮保持されたケース前面板12と共に上下前面片10e、10f、11e、11fに前側からビス15aを介して固定される結果、前記ビス15aを取外すした状態でカバー板15を引き抜き、そしてケース前面板12を少し持上げた状態で手前に引くことで前面板12の仮保持が解除され、前面板12の取外しができることになって、ケース前面板の着脱作業が簡単にでき、作業性が向上する。
しかもカバー板15の上側板15cは、天井片10b、11bの前端縁と上側前面片10f、11fの上端縁とのあいだの間隙Sを上側から覆蓋することになるから、前面板12を仮保持するために設けた前記間隙Sがありながら、この間隙Sからゴミや埃が入り込んでしまうことを防止できることになる。
本発明は、建築用シャッター装置、特にシートシャッター装置の分野に利用することができる。
1 シャッターカーテン
2 シャッターケース
3 巻取りドラム
4 開閉機
10、11 ブラケット
10a、11a 本体部
10b、11b 天井片
10e、11e 下側前面片
10f、11f 上側前面片
12 前面板
12e 係止フック
14a 天面部
15 カバー板
15a ビス

Claims (5)

  1. シャッターカーテンが巻装される巻取りドラムと、該巻取りドラムを正逆回動せしめてシャッターカーテンの開閉作動を行う開閉機と、該開閉機の駆動制御を行う制御部とをシャッターケースに内装してなる建築用シャッター装置において、巻取りドラムの前下方でかつシャッターケースの底板上のシャッターケース内の空間を、前記開閉機、制御部、並びに配線の配設スペースにすると共に、シャッターケースの前面板を、前方から着脱自在に設け、巻取りドラムは、シャッターケースを構成する左右ブラケットの本体部に回転自在に軸支され、該ブラケット本体部の周縁部には、シャッターケースのケース板を固定するため少なくとも天井片と前面片とが左右方向に向けて折曲された状態で形成されており、天井片は前端縁が切欠かれたものとして、前面片の上端縁とのあいだに間隙が形成されたものとする一方、ケース前面板の上端部背面には、前面片の上端縁に上側から嵌合した状態で係止してケース前面板の仮保持をする冂字形をした係止フックがケース前面板の左右両端部にのみ設けられており、ブラケット本体部の前縁は、下側が前方に突出して垂直縁となる一方、上側が後方に後退して垂直縁となっており、該ブラケット本体部の上下の垂直縁からそれぞれ前記前面片が形成されており、ケース前面板には、ブラケット本体部の前端縁形状に沿って折曲面が形成されており、前記開閉機及び制御部は、シャッターケースの下側が前方に突出した部分に配置されていることを特徴とする建築用シャッター装置。
  2. 開閉機および制御部は左右に一列状に隣接配置されていることを特徴とする請求項1記載の建築用シャッター装置。
  3. シャッターケースの左右両端部を覆うためのカバー板は、背面が開口したものとしてケース前方から挿入組み込みできるものとし、該組込まれたカバー板は、仮保持されたケース前面板と共にブラケット前面片にビス固定されるものであることを特徴とする請求項1または2記載の建築用シャッター装置。
  4. カバー板の上側板は、天井片の前端縁と前面片の上端縁とのあいだの間隙を上側から覆蓋するものであることを特徴とする請求項3記載の建築用シャッター装置。
  5. ガイドレールとシャッターケースとを躯体に連結するための連結板は、該連結板上板部にシャッターケースを乗せた状態で連結板上板部とブラケット本体部底面片とをボルトを介して固定するものであり、カバー板の下側板は、前記連結板上板部をボルトも含めて下側から覆蓋するものであることを特徴とする請求項3または4記載の建築用シャッター装置
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