JP6220631B2 - 開閉装置 - Google Patents
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Description
この従来技術によれば、開閉機(電動モータ7)の上部に制御部(主制御部10)を配置しているため、これら開閉機と制御部を一体的に扱うことができ、例えば、製造時やメンテナンス時に好都合な場合がある。
この構成によれば、閉鎖部材を外して点検口を開放すれば、点検口が作業空間に連通し、該作業空間が制御部の被作業面の近くに位置するため、制御部への各種信号線の着脱作業等、制御部の被作業面に対する作業を容易に行うことができる。
この構成によれば、遮断器に対する操作を、開放した際の点検口から容易に行うことができる。
この構成によれば、遮断器を制御部と一体的に扱える上、制御部の被作業面に対する作業と、遮断器に対する操作との両方を、良好に行うことができる。
この構成によれば、遮断器の着脱や交換等の作業を容易に行うことができる。
なお、より好ましくは、前記制御部載置ブラケットを前記作業空間側からネジ止めする。
この構成によれば、前記制御部を障害物等のない作業空間側へ引き抜くようにして外すことができ、ひいては、メンテナンス時の作業性を向上することができる。
なお、より好ましくは、前記制御部を前記作業空間側からネジ止めする。
前記制御部の下面には、駆動軸側を向いて突出した突片部が設けられ、該突片部には、駆動軸側を開口した凹部が設けられ、
前記制御部載置ブラケットには、前記制御部を載置してスライドさせる被スライド面と、前記制御部の前記突片部と前記凹部に対し、それぞれ、駆動軸側から嵌り合う凹部と凸部が設けられている。
この構成によれば、前記制御部をスライドさせて着脱できる上、装着時には、制御部側の突片部と制御部載置ブラケット側の凹部との嵌り合いにより、上下方向へのがたつきを抑制し、さらに、制御部側の凹部と制御部載置ブラケット側の凸部との嵌り合いにより、巻取体に交差する方向のがたつきも抑制することができる。
この構成によれば、前記制御部を障害物等のない作業空間側へ引き抜くようにして外して、点検口から収納部外へ引き出すことができ、ひいては、メンテナンス時の作業性をより向上することができる。
また、「駆動軸側」とは、開閉機の駆動軸の軸方向において駆動軸が突出する方向を意味し、「反駆動軸側」とは、前記駆動軸側に対する逆方向側を意味する。
図1に示す開閉装置1は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置として適用可能である。
この収納ケース31内には、制御部36の被作業面36a(図1及び図4参照)よりも反駆動軸側(図1によれば右方向側)に、前記被作業面36aに対する作業を行うための作業空間Sが確保される。
また、収納ケース31の下端面には、制御部載置ブラケット38、開閉機34及び遮断器37に対するメンテナンス作業を行うための点検口30aと、該点検口30aを開放可能に閉鎖する閉鎖部材30bとが設けられる。
この開閉機34は、駆動軸を巻取体32の一端部(図1によれば左端部)の近傍に配置するとともに、前記駆動軸の側と反対側である反駆動軸側を同巻取体32の他端方向へ向けて、収納ケース31に固定される。この固定箇所は、収納ケース31における閉鎖部材30b以外の不動部位であればよく、例えば、収納ケース31を構成する枠材や板金等に対しブラケット等を介して固定される。
この制御部36には、例えば、制御のための信号線接続部や、開閉位置や異常状態等を表示するディスプレイ、制御モード等を切り換える切換えスイッチ、設定値等を入力するスイッチ等を有する被作業面36aが設けられる。制御部36は、この被作業面36aを、反駆動軸側(図1によれば右方向)へ向けて、開閉機34の上部又は下部(図示例によれば上部)に固定される。
前記信号線接続部は、例えば、操作スイッチ(開放スイッチ、閉鎖スイッチ、停止スイッチなど)からの信号線、開閉体10の開閉状態を感知する上下限リミットスイッチからの信号線、可動座板12や光電センサ等による障害物感知装置からの信号線等が接続される端子である。
そして、制御部36は、制御部載置ブラケット38等を介して開閉機34の上部に固定される。
図4中、符号36cは、制御部載置ブラケット38の貫通孔38e1に挿通した止着具39b3(例えば、ネジやボルト等、図2参照)を螺合するためのネジ孔である。
凹部38bは、被スライド面38aの駆動軸寄りから断面逆L字状に上方へ突出する突片部の内側に形成される凹部であり、その開口を反駆動軸側へ向けている。この凹部38bの上下開口幅は、制御部36の突片部36bを嵌脱可能なように適宜に設定される。
また、凸部38cは、被スライド面38aの駆動軸寄りから上方へ突出する片状に形成され、制御部36における突片部36bの凹部36b1に対し嵌脱可能となるように、複数(図示例によれば二つ)設けられる。
この遮断器37は、制御部載置ブラケット38に支持された遮断器支持ブラケット39を介することで、操作面37aを下方へ向けた状態で、作業空間S及び被作業面36aよりも上方に位置して固定され(図2参照)、開閉機34及び制御部載置ブラケット38に対し、作業空間S側へスライドさせて外すことが可能である。
各取付け片部39bは、制御部載置ブラケット38の下面に接触するように略水平方向へ曲げられた曲げ片部39b1と、制御部載置ブラケット38の被止着片部38eに対し反駆動軸側から接触するように上方へ曲げられた止着片部39b2とを有する。止着片部39b2には、止着具39b3(例えばネジやボルト等)を挿通可能な貫通孔が設けられる。
前記構成の遮断器支持ブラケット39を開閉機34及び制御部載置ブラケット38に組み付ける際には、二つの取付け片部39b,39bを制御部載置ブラケット38下面に沿って駆動軸側へスライドさせれば、各取付け片部39bが制御部載置ブラケット38の被嵌合片部38dに嵌り合うとともに、止着片部39b2が制御部載置ブラケット38後端の被止着片部38eに重なり合う。この状態で、止着片部39b2に止着具39b3(例えばネジやボルト等、図2参照)を挿通し、該止着具39b3を被止着片部38eに螺合すればよい。
当該開閉装置1を現場等に設置した状態において、閉鎖部材30bを外す等して点検口30aを開放すると、該点検口30aが作業空間Sに連通し、該作業空間Sが制御部36の被作業面36a、及び遮断器37の操作面37aの近くに位置する。したがって、制御部36への信号線の接続作業や、制御モードの切り替え作業、設定値の変更作業、ディスプレイによる表示の確認、遮断器37の入切、操作モードの切り替え等、制御部36に対するメンテナンス作業や操作等を容易に行うことができる。
なお、巻取体32の中心に対して、開閉機34、制御部36、遮断器37及び作業空間S等を、繰り出される開閉体10(及びガイドレール20)と同じ側に位置させる構成についても、例えば、ガイドレール20を巻取体32の中心寄りに配置する等して、繰り出される開閉体10が巻取体32の中心寄りのガイドレール20に呑み込まれるようにすれば、前記同様に開閉体厚さ方向においてオーバーラップする構成とすることは可能である。
30a:点検口
30b:閉鎖部材
31:収納ケース
32:巻取体
34:開閉機
36a:被作業面
37:遮断器
38:制御部載置ブラケット
38b:凹部
38c:凸部
38e:被止着片部
39:遮断器支持ブラケット
39b:取付け片部
39b1:曲げ片部
S:作業空間
Claims (6)
- 上下方向へ開閉動作する開閉体と、該開閉体をその上方側で収納したり送出したりする収納部と、該収納部内で前記開閉体を巻き取ったり繰り出したりする巻取体と、該巻取体を駆動回転させる開閉機と、該開閉機を制御する制御部とを備えた開閉装置であって、
前記開閉機は、駆動軸側を前記巻取体の一端部の近傍に配置するとともに、反駆動軸側を前記巻取体の他端方向へ向けて固定され、
前記収納部の下面には、点検口と、該点検口を開放可能に閉鎖する閉鎖部材とが設けられ、
前記制御部は、制御のための信号線接続部を少なくとも有する被作業面を、反駆動軸側へ向けて、前記開閉機の上部又は下部に固定され、
前記収納部内には、前記制御部の被作業面よりも反駆動軸側に、前記被作業面に対する作業を行うための作業空間が確保され、
前記点検口は、前記開閉機及び前記作業空間を含む範囲に開口され、
前記制御部は、前記開閉機の上部に固定され、
前記作業空間の上方側には、操作面を下方へ向けるようにして、前記開閉機の電源回路用の遮断器が固定されていることを特徴とする開閉装置。 - 前記遮断器は、下端側を前記制御部に接続した遮断器支持ブラケットの上部側に固定されるとともに、前記被作業面よりも上側に位置していることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
- 前記遮断器支持ブラケットは、前記作業空間側へスライドして外せるように設けられていることを特徴とする請求項2記載の開閉装置。
- 前記制御部は、前記開閉機に対し、前記作業空間側へスライドさせて外せるように設けられていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置。
- 前記開閉機の上部に制御部載置ブラケットが固定され、該制御部載置ブラケットの上面側に前記制御部が固定され、
前記制御部の下面には、駆動軸側を向いて突出した突片部が設けられ、該突片部には、駆動軸側を開口した凹部が設けられ、
前記制御部載置ブラケットには、前記制御部を載置してスライドさせる被スライド面と、前記制御部の前記突片部と前記凹部に対し、それぞれ、駆動軸側から嵌り合う凹部と凸部が設けられていることを特徴とする請求項4記載の開閉装置。 - 前記点検口は、前記開閉機よりも反駆動軸側に、前記制御部を上下方向へ通過可能な開口を有することを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の開閉装置。
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