JP6867787B2 - シャッターの点検構造、及びシャッターの点検方法 - Google Patents
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また、点検孔を、巻取軸と開閉機との相互間の位置であって、伝達部材の一部と対応する位置に設けたので、点検孔を伝達部材の一部と対応しない位置に設けた場合に比べて、伝達部材の状態を簡易に点検でき、点検作業の簡易化を一層図ることが可能となる。
また、点検孔を、収容空間と対応しない位置に設けたので、シャッターの周辺で火災が発生した場合に、当該火災の火が点検孔を介して収容空間に流入することを回避でき、収容空間の防火を維持することが可能となる。
また、点検孔を、巻取軸と開閉機との相互間の位置であって、伝達部材の一部と対応する位置に設けたので、点検孔を伝達部材の一部と対応しない位置に設けた場合に比べて、伝達部材の状態を簡易に点検でき、点検作業の簡易化を一層図ることが可能となる。
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の開口部を開閉するシャッターカーテンを開閉移動させるための巻取軸を回転可能に支持する後述する駆動側軸受部と、巻取軸を回転駆動させる開閉機と、開閉機の回転駆動力を巻取軸に伝達する伝達部材と、を備えたシャッターを対象としたシャッターの点検構造、及びシャッターの点検方法に関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態に係るシャッターの点検構造が適用されるシャッターの構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向をシャッターの左右方向又は幅方向(−X方向をシャッターの左方向、+X方向をシャッターの右方向)、図2のY方向をシャッターの前後方向(+Y方向をシャッターの前方向(部屋の室外側の方向)、−Y方向をシャッターの後方向(部屋の室内側の方向))、図1のZ方向をシャッターの上下方向(+Z方向をシャッターの上方向、−Z方向をシャッターの下方向)と称する。
シャッター収納部10は、シャッター1の各部を収納するための収容部であって、図2に示す収容空間11の防火を行う収容部である。このシャッター収納部10は、長尺な中空状体であり、部屋の壁における開口部2の上端部よりも上方に設置されており、具体的には、図1に示すように、部屋の天井3よりも上方において、シャッター収納部10の長手方向が左右方向に沿って配置されている。また、このシャッター収納部10の内部には、巻取軸40が収容されていると共に、巻取軸40にてシャッターカーテン30が巻上げられた状態では、シャッターカーテン30の少なくとも一部も、シャッター収納部10の内部に収容される。
図1に戻り、ガイドレール20は、シャッターカーテン30を開口部2の開閉方向(上下方向)に沿って移動するように案内するものである。このガイドレール20は、横断面形状が略コ字状となるように形成された長尺体であり、具体的には、図2に示すように、部屋の室外側に位置する第1側片21(見付面)と、部屋の室内側に位置する第2側片22(見付面)と、及び第1側片21と第2側片22との相互間に位置する第3側片23(底面)とを有している。また、図1、図2に示すように、このガイドレール20は、シャッター1の左右方向の両端部の各々において、上下方向に略沿う方向で配置されており、部屋の壁に対して直接的に固定されており、又は下地材(図示省略)を介して間接的に固定されている。
図1に戻り、シャッターカーテン30は、巻取軸40によって開閉移動されることで、開口部2を全開した状態(以下、「全開状態」と称する)、開口部2を全閉した状態(以下、「全閉状態」と称する)、あるいは全閉状態とも全開状態とも異なる状態(以下、「非全開閉状態」と称する)とする遮蔽手段である。図1に示すように、このシャッターカーテン30は、複数のスラット31を備えて構成されており、各スラット31の上下の両端部に形成された嵌合部(図示省略)を介して複数のスラット31が相互に嵌合接続されている。また、このシャッターカーテン30の左右方向の両端部の各々は、ガイドレール20の第1側片21、第2側片22及び第3側片23によって囲まれることで形成された溝部を介してガイドレール20の内部に挿入されており、上下方向においてはガイドレール20の内部をスライド移動可能であり、かつ、前後方向においてはガイドレール20の外部に脱落しないように規制されている。また、シャッターカーテン30の下端部には、座板(図示省略)が接続されている。座板は、全閉状態において建物の床面と近接し、又は接触するように配置されたものであり、シャッターカーテン30の下端部の左右方向全長にわたって形成されている。
巻取軸40は、シャッターカーテン30を開閉移動させるための回動軸である。この巻取軸40は、例えば公知の巻取軸等を用いて構成されており、左右方向に沿って設置されている。また、この巻取軸40にはシャッターカーテン30の上端に連結された連結スラット(図示省略)が接続されており、この巻取軸40を回転させることで、連結スラットを介してシャッターカーテン30を開閉移動させることができる。
駆動側軸受部50は、巻取軸40を回転可能に支持するための軸受部であり、図1、図2に示すように、駆動側軸受部本体51、及び巻取軸側スプロケット52を備えている。
従動側軸受部は、巻取軸40を回転可能に支持するためのものである。この従動側軸受部は、例えば従動側シャフト部41を回転可能に接続可能な公知のベアリング部材等を用いて構成され、後述する従動側軸受板130の巻取軸40側の側面(具体的には、後述する従動側軸受板130の右側面)に設けられており、具体的には、従動側シャフト部41を挿入した状態で配置され、後述する従動側軸受板130に対して固定具等によって固定されている。
開閉機60は、シャッターカーテン30を開閉移動させるために、巻取軸40を回転駆動させるものであり、操作スイッチやリモコン(いずれも図示せず)を介して操作される。また、図1、図2に示すように、この開閉機60は、開閉機本体61、及び開閉機側スプロケット62を備えている。
伝達部材70は、開閉機60の回転駆動力を巻取軸40に伝達する部材である。この伝達部材70は、例えば公知の環状のローラチェーン等を用いて構成されており、図2、図3に示すように、巻取軸側スプロケット52の外縁部及び開閉機側スプロケット62の外縁部に巻かれることにより、巻取軸側スプロケット52及び開閉機側スプロケット62と連結されている。
制御装置は、シャッター1の各部を相互に連動させるものである。この制御装置は、開閉機60と配線(図示省略)を介して電気的に接続されており、通信部、電源部、制御部、及び記憶部を備えている(いずれも図示省略)。通信部は、操作スイッチやリモコン、又は外部装置との間で通信するための通信手段である。電源部は、図示しない商用電源又は電池(例えば、バッテリ等)から供給された電力を、制御装置の各部に供給すると共に、開閉機60にも供給する電源手段である。制御部は、制御装置の各部を制御する制御手段である。記憶部は、制御装置の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。
次に、シャッター収納部10の構成の詳細について説明する。このシャッター収納部10は、図1から図4に示すように、ケースプレート80、駆動側軸受板90、駆動側取付板100、補助軸受板110、カバー部120、従動側軸受板130、及び従動側取付板140を備えている。なお、このシャッター収納部10は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
ケースプレート80は、巻取軸40(又は、巻取軸40及びシャッターカーテン30)の部分のうち上方側の部分及び部屋の室外側の部分を覆うための板材である。このケースプレート80は、Y−Z平面に沿った断面形状が略円弧状の板状体にて形成され、収容空間11の左右方向の全長にわたって形成されている。また、図1、図2に示すように、このケースプレート80は、巻取軸40(又は、巻取軸40及びシャッターカーテン30)のうち上方側の部分及び部屋の室外側の部分を覆うように配置され、ケースプレート80の上端部が建物の壁に対して固定具等によって固定されていると共に、ケースプレート80の下端部が駆動側軸受板90及び従動側軸受板130に取り付けられたまぐさ部材15の内部に挿入された状態で保持されている。
駆動側軸受板90は、収容空間11の部分のうち右方側の部分を覆うための板状体である。この駆動側軸受板90は、伝達部材70と略平行に設けられており、具体的には、図1、図3、図4に示すように、後述する第1駆動側軸受側片91が伝達部材70よりも巻取軸40側(図1、図4では、伝達部材70よりも左側)に位置するように設けられている。また、この駆動側軸受板90は、複数の側片を組み合わせることによって、X−Z平面に沿った断面形状が略逆コ字状の板状体にて形成されており、具体的には、図3、図4に示すように、第1駆動側軸受側片91、第2駆動側軸受側片92、及び第3駆動側軸受側片93を有している。
駆動側取付板100は、駆動側軸受板90を建物の壁に取り付けるための部材である。この駆動側取付板100は、駆動側軸受板90の端部のうち部屋の室内側の端部近傍の位置に設けられており、具体的には、図3、図4に示すように、第1駆動側軸受側片91よりも巻取軸40側とは反対側の位置(図4では、第1駆動側軸受側片91よりも右側の位置)に設けられている。また、この駆動側取付板100は、複数の側片を組み合わせて形成されており、具体的には、図1、図3、図4に示すように、第1駆動側取付側片101、第2駆動側取付側片102、第3駆動側取付側片103、及び第4駆動側取付側片104を有している。
補助軸受板110は、巻取軸側スプロケット52を覆うための板状体である。この補助軸受板110は、伝達部材70と略平行に設けられており、具体的には、図3、図4に示すように、巻取軸側スプロケット52よりも巻取軸40側とは反対側の位置(図4では、巻取軸側スプロケット52よりも右側の位置)に設けられている。また、この補助軸受板110は、複数の側片を組み合わせて形成されており、具体的には、図3、図4に示すように、第1補助側片111、第2補助側片112、及び第3補助側片113を有している。
カバー部120は、駆動側軸受部50を覆うためのカバー手段である。このカバー部120は、Y−Z平面に沿った断面形状が略コ字状の板状体にて形成されており、第1補助側片111の巻取軸40側とは反対側の側面に設けられており、具体的には、第1補助側片111の第1挿通孔111a及びその近傍部分を覆うように設けられている。また、図3、図4に示すように、カバー部120には、カバー部120を第1補助側片111に対して取り付けるための固定具を挿通するための挿通孔(図示省略)が複数形成されている。これにより、第1補助側片111の第2挿通孔111b及びカバー部120の挿通孔を介して固定具を挿通することにより、カバー部を第1補助側片111に対して取り付けることができる。
図1に戻り、従動側軸受板130は、収容空間11の部分のうち左方側の部分を覆うための部材である。この従動側軸受板130は、X−Z平面に沿った断面形状が略コ字状の板状体にて形成されており、収容空間11の部分のうち左方側の部分を覆うように、前後方向及び上下方向に沿って設けられている。また、この従動側軸受板130には、巻取軸40の従動側シャフト部41を挿通するための挿通孔(図示省略)が形成されており、この挿通孔が従動側シャフト部41と対応する位置に配置されている。
従動側取付板140は、従動側軸受板130を建物の壁に取り付けるための部材である。この従動側取付板140は、横断面形状が略逆L字状の板状体にて形成され、従動側軸受板130の端部のうち部屋の室内側の端部近傍の位置に設けられており、具体的には、従動側軸受板130よりも巻取軸40側の位置(図1では、従動側軸受板130よりも右側の位置)において、従動側取付板140における略逆L字状の縦棒部分が従動側軸受板130と接触するように設けられている。
次に、シャッター1の点検構造について説明する。このシャッター1は、シャッター1(具体的には、伝達部材70)を点検するための点検構造を備えている。そして、図2、図3に示すように、この点検構造として、駆動側軸受板90に点検孔150が形成されている。
点検孔150は、伝達部材70の状態を点検することが可能な貫通孔である。ここで、「伝達部材70の状態」とは、例えば、伝達部材70の弛みの状態、伝達部材70の錆の状態、伝達部材70の摩耗の状態、伝達部材70の汚損の状態等を含む概念である。この点検孔150は、第1駆動側軸受側片91において、巻取軸40と開閉機60との相互間の位置であって伝達部材70の一部と対応する位置に設けられている。具体的には、図2、図3に示すように、伝達部材70の部分のうち、巻取軸側スプロケット52の下端部から開閉機側スプロケット62の下端部に至る部分71(以下、「伝達部材70の下側部分71」と称する)と対応する位置に設けられている。ここで、「対応する位置」とは、点検者が所定方向から点検孔150を見た場合に、伝達部材70を視認することが可能な位置を意味し、実施の形態では、駆動側軸受板90よりも巻取軸40側の位置であって点検孔150の真横の位置から点検者が点検孔150を見た場合に伝達部材70を視認することが可能な位置として説明する。ただし、これに限られず、例えば、駆動側軸受板90よりも巻取軸40側の位置であって点検孔150よりも下方の位置から点検者が点検孔150を見た場合に伝達部材70を視認することが可能な位置であってもよい。
図1に戻り、次に、シャッター1の点検方法について説明する。シャッター1の点検方法は、伝達部材70の状態を点検する方法であり、点検工程を含んでいる。ここで、「点検工程」とは、伝達部材70よりも巻取軸40側の位置(実施の形態では、伝達部材70よりも左側の位置)において、当該伝達部材70と略平行に設けられた駆動側軸受板90(具体的には、第1駆動側軸受側片91)に形成した点検孔150を介して、駆動側軸受板90よりも巻取軸40側の位置(図1では、駆動側軸受板90よりも左側の位置)から当該伝達部材70を点検する工程である。
このように実施の形態によれば、シャッター1の点検構造が、伝達部材70と略平行に設けられた駆動側軸受板90を備え、駆動側軸受板90に点検孔150を形成したので、従来技術(特殊な道具を用いて特殊な作業を行う技術)に比べて、特殊な道具及び特殊な作業を必要とせずに、伝達部材70の状態を点検でき、点検作業の簡易化を図ることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
上記実施の形態では、シャッター収納部10が補助軸受板110を備えていると説明したが、これに限られず、例えば、補助軸受板110を省略してもよい。
上記実施の形態では、巻取軸40には、駆動側フランジ部、及び従動側シャフト部41を設けていると説明したが、これに限られず、例えば、駆動側フランジ部に代えて、従動側シャフト部41と略同一のシャフト部(以下、「駆動側シャフト部」と称する)を設けてもよい。この場合には、駆動側軸受部50の駆動側軸受部本体51を公知のベアリング部材にて形成すると共に、巻取軸側スプロケット52を駆動側シャフト部(すなわち、巻取軸40)に設けてもよい。
上記実施の形態では、点検孔150を巻取軸40と開閉機60との相互間の位置であって伝達部材70の一部と対応する位置に設けていると説明したが、これに限られない。例えば、伝達部材70を直接的に視認せずに伝達部材70の状態を点検する場合には、点検孔150を伝達部材70の一部と対応しない位置に設けてもよい。あるいは、伝達部材70を直接的に視認しながら伝達部材70の状態を点検する場合には、点検孔150を、巻取軸40と開閉機60との相互間の位置以外の位置であって伝達部材70の一部と対応する位置(一例として、巻取軸側スプロケット52よりも部屋の室内側の位置、開閉機側スプロケット62よりも部屋の室外側の位置等)に設けてもよい。
上記実施の形態では、点検孔150を長孔状に形成していると説明したが、これに限られず、例えば、円孔状、方形孔状(一例として、三角形孔、四角形孔等)に形成してもよい。
付記1のシャッターの点検構造は、建物の開口部を開閉するシャッターカーテンを開閉移動させるための巻取軸を回転可能に支持する軸受部と、前記巻取軸を回転駆動させる開閉機と、前記開閉機の回転駆動力を前記巻取軸に伝達する伝達部材と、を備えたシャッターを対象とした点検構造であって、前記伝達部材と略平行に設けられた板状体を備え、前記板状体に、前記伝達部材の状態を点検することが可能な点検孔を形成した。
付記1に記載のシャッターの点検構造によれば、伝達部材と略平行に設けられた板状体を備え、板状体に点検孔を形成したので、従来技術(特殊な道具を用いて特殊な作業を行う技術)に比べて、特殊な道具及び特殊な作業を必要とせずに、伝達部材の状態を点検でき、点検作業の簡易化を図ることが可能となる。
2 開口部
3 天井
3a 点検口
10 シャッター収納部
11 収容空間
12 まぐさ
13 まぐさ
14 まぐさ開口
15 まぐさ部材
20 ガイドレール
21 第1側片
22 第2側片
23 第3側片
30 シャッターカーテン
31 スラット
40 巻取軸
41 従動側シャフト部
50 駆動側軸受部
51 駆動側軸受部本体
52 巻取軸側スプロケット
60 開閉機
61 開閉機本体
62 開閉機側スプロケット
70 伝達部材
71 下側部分
72 上側部分
80 ケースプレート
90 駆動側軸受板
91 第1駆動側軸受側片
91a 第1挿通孔
91b 第2挿通孔
91c 第3挿通孔
91d 取付孔
92 第2駆動側軸受側片
92a 挿通孔
93 第3駆動側軸受側片
93a 挿通孔
100 駆動側取付板
101 第1駆動側取付側片
101a 挿通孔
102 第2駆動側取付側片
102a 取付孔
103 第3駆動側取付側片
103a 取付孔
104 第4駆動側取付側片
104a 挿通孔
110 補助軸受板
111 第1補助側片
111a 第1挿通孔
111b 第2挿通孔
112 第2補助側片
113 第3補助側片
120 カバー部
130 従動側軸受板
140 従動側取付板
150 点検孔
151 下端部
152 上端部
160 弛み点検用具
Claims (6)
- 建物の開口部を開閉するシャッターカーテンを開閉移動させるための巻取軸を回転可能に支持する軸受部と、前記巻取軸を回転駆動させる開閉機と、前記開閉機の回転駆動力を前記巻取軸に伝達する伝達部材と、を備えたシャッターを対象とした点検構造であって、
前記伝達部材と略平行に設けられた板状体を備え、
前記板状体に、前記伝達部材の状態を点検することが可能な点検孔を形成し、
前記点検孔を、前記巻取軸と前記開閉機との相互間の位置であって、前記伝達部材の一部と対応する位置に設けた、
シャッターの点検構造。 - 前記軸受部又は前記巻取軸は、巻取軸側スプロケットを備え、
前記開閉機は、前記伝達部材によって前記巻取軸側スプロケットと連結された開閉機側スプロケットを備え、
前記シャッターカーテンは、上下方向に開閉するものであり、
前記点検孔を、前記伝達部材の部分のうち、前記巻取軸側スプロケットの下端部から前記開閉機側スプロケットの下端部に至る部分と対応する位置に設けた、
請求項1に記載のシャッターの点検構造。 - 前記点検孔の端部のうち前記伝達部材の弛み方向の端部の少なくともいずれか一方の位置が、前記伝達部材が所定の管理量だけ弛んだ状態における前記伝達部材の頂部の位置と対応するように、当該点検孔を形成した、
請求項1又は2に記載のシャッターの点検構造。 - 前記伝達部材の弛みを点検するための弛み点検用具を前記点検孔内で前記伝達部材の弛み方向に略沿って移動させる場合に、当該移動をガイド可能となるように、当該点検孔を長孔状に形成した、
請求項1から3のいずれか一項に記載のシャッターの点検構造。 - 建物の開口部を開閉するシャッターカーテンを開閉移動させるための巻取軸を回転可能に支持する軸受部と、前記巻取軸を回転駆動させる開閉機と、前記開閉機の回転駆動力を前記巻取軸に伝達する伝達部材と、を備えたシャッターを対象とした点検構造であって、
前記伝達部材と略平行に設けられた板状体と、
前記シャッターカーテン及び前記巻取軸を収容する収容部であって、当該収容部の収容空間の防火を行う収容部と、を備え、
前記板状体に、前記伝達部材の状態を点検することが可能な点検孔を形成し、
前記点検孔を、前記収容空間と対応しない位置に設けた、
シャッターの点検構造。 - 建物の開口部を開閉するシャッターカーテンを上下に開閉移動させるための巻取軸を回転可能に支持する軸受部と、前記巻取軸を回転駆動させる開閉機と、前記開閉機の回転駆動力を前記巻取軸に伝達する伝達部材と、を備えたシャッターを対象とした点検方法であって、
前記伝達部材よりも前記巻取軸側の位置において当該伝達部材と略平行に設けられた板状体に形成した点検孔であって、当該伝達部材の状態を点検することが可能な点検孔を介して、前記板状体よりも前記巻取軸側の位置から当該伝達部材を点検する工程を、含み、
前記点検孔を、前記巻取軸と前記開閉機との相互間の位置であって、前記伝達部材の一部と対応する位置に設けた、
シャッターの点検方法。
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