JP6003384B2 - カテーテル - Google Patents

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Description

本発明は、血管等の体内管状組織に挿入して体内管状組織の局部に医療処置を行うためのカテーテルに関する。
血管等の体内管状組織に対して検査や治療等を行うための医療器具の一種としてカテーテルがあり、カテーテルの一種として例えば、特許文献1のようなバルーンカテーテルが知られている。特許文献1のバルーンカテーテルは、いわゆる高速交換型(RX型)のバルーンカテーテルであり、外側チューブと内側チューブとを有している。
外側チューブは、合成樹脂から成る先端側シャフトと金属から成る後端側シャフトを連結することによって構成されている。外側チューブの中には、内側チューブが挿通されており、内側チューブの先端側部分は、外側チューブから突出している。内側部分の先端側部分には、バルーンが外装されており、外側チューブ内に造影剤等の圧力流体を流すことでバルーンを膨らませることができるようになっている。また、外側チューブ中には、コアワイヤが配設されている。コアワイヤは、外側チューブの先端側部分に剛性を付与してカテーテルの操作性を向上させている。
このように構成されているバルーンカテーテルは、先に体内管状組織内に挿通したガイドワイヤに沿わせて体内管状組織に挿入される。そして、バルーンカテーテルの後端側を押すことによってカテーテルの先端側部分を押し進めることができるようになっている。
国際公開第2006/016491号公報
ところで、特許文献1のバルーンカテーテルでは、外側チューブの先端側部分(即ち、先端側シャフトの部分)が樹脂等の剛性の低い材料によって構成され、またコアワイヤが先端側シャフトの部分だけに固着されている。それ故、先端側シャフトと後端側シャフトとの間で荷重を十分に伝達できず、カテーテルの後端側からの押込み荷重をカテーテルの先端部分まで十分に伝達することができない。つまり、特許文献1のバルーンカテーテルは、押込み荷重に応じたプッシャビリティを発揮することができないため、体内管状組織に狭窄部位があってその狭窄部位にカテーテルの先端部分が引っ掛かっている場合、バルーンカテーテルの後端側からいくら押し込んでもカテーテルの先端部分がそれ以上進まないということがある。
そこで本発明は、押込み荷重に応じたプッシャビリティを発揮することができるカテーテルを提供することを目的としている。
本発明のカテーテルは、円筒状に形成されているディスタールシャフトと、前記ディスタールシャフト内に挿通されて前記ディスタールシャフトの内面との間にルーメンを形成している内側シャフトとを含む先端側シャフト部材と、前記ディスタールシャフトを形成する材料より剛性が高い材料によって円筒状に形成され、内孔同士が連通するように前記ディスタールシャフトの基端部に連結されているプロキシマルシャフトと、基端側が前記プロキシマルシャフトの内周面に固定され、先端側部分が先端に向かって先細りに形成され且つ前記ルーメンに位置しているコアワイヤと、前記コアワイヤに対する摺動抵抗が前記ディスタールシャフトより大きく且つ前記内側シャフトより大きく、前記コアワイヤに当接するように先端側シャフト部材内に固定されている抵抗部材とを備えるものである。
本発明に従えば、コアワイヤを抵抗部材に当接させることで、プロキシマルシャフトに与えられた荷重をコアワイヤ及び抵抗部材を介して先端側シャフト部材に伝達することができる。また、抵抗部材のコアワイヤに対する摺動抵抗が内側シャフト及びディスタールシャフトのそれより大きいので、単に内側シャフト及びディスタールシャフトに当接させる場合より大きな荷重をプロキシマルシャフトから先端側シャフト部材に伝達することができる。それ故、カテーテルは、押込み荷重に応じたプッシャビリティを発揮することができる。
また、本発明では、コアワイヤの先端側部分が先端に向かって先細りに形成されているので、先端側シャフト部材が変形等して抵抗部材が基端側に相対移動するとコアワイヤと抵抗部材との接触面積が大きくなる。これにより、更に摺動抵抗が大きくなり、より大きな荷重をプロキシマルシャフトから先端側シャフト部材に伝達することができる。
上記発明において、前記抵抗部材は、前記ルーメンに狭窄部を形成し、前記コアワイヤは、先端側部分を前記狭窄部に挿通させ、前記狭窄部より基端側に前記狭窄部の隙間より大径に形成されている係止部分を有してもよい。
上記構成に従えば、先端側シャフト部分に荷重がかかって先端シャフト部分が圧縮されることによってコアワイヤに対して抵抗部材が基端側に移動することによって狭窄部が基端側に移動し、コアワイヤが狭窄部に嵌合する。これにより、ディスタールシャフトと内側シャフトとの相対変位を阻止することができ、例えばバルーンカテーテルにおいて前記相対変位に起因して生じるバルーンのアコーディオン現象を防ぐことができる。
上記発明において、前記抵抗部材は、円筒状に形成され、前記内側シャフトに外装されて固定されてもよい。
上記構成に従えば、抵抗部材を内側シャフトに容易に取付けることができる。
上記発明において、前記抵抗部材の外周面は、前記内側シャフトの外周面と面一状になってもよい。
上記構成に従えば、抵抗部材を設けることに起因するルーメンの流路断面積の減少を抑えることができる。これにより、ルーメンを通る流体を円滑に流すことができる。
上記発明において、前記ディスタールシャフトは、外周面に開口を有し、
前記内側シャフトの基端側開口は、前記開口に連通しており、
前記抵抗部材は、前記内側シャフトの基端側開口付近に配置されてもよい。
上記構成に従えば、抵抗部材をコアワイヤの大径の部分に近づけて配置することができるので、ディスタールシャフトをあまり縮ませることなくコアワイヤを金属リングに当接させることができる。つまり、ディスタールシャフトの縮みを抑えることができ、ディスタールシャフトの変形に起因する荷重の伝達量の減少を抑えることができる。これにより、カテーテルの基端側からの荷重をカテーテルの先端部に伝達させることができ、プッシュビリティを向上させることができる。
上記発明において、前記抵抗部材は、金属材料から成り、前記内側シャフトにかしめ加工によって圧着されてもよい。
上記構成に従えば、抵抗部材を容易に固定することができる。
本発明によれば、押込み荷重に応じたプッシャビリティを発揮することができる。
本実施形態のバルーンカテーテルを示す全体概略図である。 第1実施形態のバルーンカテーテルの先端側部分を拡大して示した断面図である。 図2のバルーンカテーテルの金属リング周辺を更に拡大して示した断面図である。 バルーンカテーテルが曲げられた状態を示す断面図である。 バルーンカテーテルの評価実験の実験結果を示すグラフである。 第2実施形態のバルーンカテーテルの金属リング周辺を拡大して示した断面図である。 第3実施形態のバルーンカテーテルの金属リング周辺を拡大して示した断面図である。
以下、本発明に係る第1乃至第3実施形態のバルーンカテーテル1,1A,1Bについて図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、説明する上で便宜上使用するものであって、発明の構成の向き等をその方向に限定するものではない。また、以下に説明するバルーンカテーテル1,1A,1Bは、本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は実施の形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。
[第1実施形態]
バルーンカテーテル1は、血管等の体内管状組織、特に血管に挿入してそこの局所に形成されている狭窄部位を拡張するために用いられるカテーテルであり、例えば高速交換型(RX型)のカテーテルである。バルーンカテーテル1は、図1に示すようにカテーテル本体2及びコネクタ3を備えている。カテーテル本体2は、体内管状組織に挿入し且つカテーテル本体2の先端部が目的部位まで届くように構成されている。カテーテル本体2は、本実施形態において細長い大略円筒状のチューブに形成されており、その基端部にコネクタ3が設けられている。コネクタ3は、基端に開口部を有しており、その開口部から造影剤等の圧力流体を注入できるように構成されている。また、コネクタ3は、把持部も兼ねており、施術者が把持可能な形状に形成されている。以下では、カテーテル本体2についてさらに詳細に説明する。
カテーテル本体2は、主に外側シャフト11と、内側シャフト12と、バルーン13とを備えている。外側シャフト11は、細長い大略円筒状のチューブであり、プロキシマルシャフト21とディスタールシャフト22とを連結することによって構成されている。プロキシマルシャフト21は、後述するディスタールシャフト22の構成材料より剛性の高い金属材料、例えば、ステンレス鋼及びニッケルーチタン合金等の金属材料によって構成されている。プロキシマルシャフト21は、細長い大略円筒状のチューブであり、プロキシマルシャフト21の基端側の開口部にコネクタ3が繋がっている。プロキシマルシャフト21内には、コネクタ3の開口部に注入される造影剤等の圧力流体が前記開口部を介して導かれるようになっているまた、プロキシマルシャフト21の先端部には、図2に示すようにディスタールシャフト22が連結されている。
ディスタールシャフト22は、プロキシマルシャフト21の構成材料より剛性の低い合成樹脂材料、例えば、ポリアミドやポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエチレン、ポリエチレンエラストマー、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエーテルブロックアミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフッ化ビニリデン等の合成樹脂材料によって構成されている。ディスタールシャフト22は、細長い大略円筒状のチューブであり、その基端側部分22aと先端側部分22bとが異なる部材によって構成されている。
ディスタールシャフト22の基端側部分22aは、前述の合成樹脂材料から成り、大略円筒状に形成されている。基端側部分22aの内径は、プロキシマルシャフト21の先端部の外径と略同一となっており、基端側部分22aは、その基端部をプロキシマルシャフト21の先端部に外装させてプロキシマルシャフト21と連結されている。これにより、基端側部分22aは、内孔が互いに連通するようにプロキシマルシャフト21と連結される。また、基端側部分22aの先端部には、先端側部分22bが設けられている。
先端側部分22bは、前述の合成樹脂材料のうち基端側部分22aと同じ又はそれより低い剛性を有する合成樹脂材料から成り、基端側部分22aより長尺で大略円筒状に形成されている。先端側部分22bは、内孔が互いに連通するように基端側部分22aの先端部に連結されおり、基端側部分22aと先端側部分22bとの連結部分には、開口22cが形成されている。開口22cは、ディスタールシャフト22を半径方向に貫通している。また、先端側部分22bには、内側シャフト12が挿通されており、ディスタールシャフト22と内側シャフト12とでバルーンカテーテル1の先端側シャフト部材14を構成している。
内側シャフト12は、プロキシマルシャフト21の構成材料より剛性の低い合成樹脂材料、例えば、ポリアミドやポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエチレン、ポリエチレンエラストマー、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエーテルブロックアミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフッ化ビニリデン等の合成樹脂材料によって構成されている。内側シャフト12は、細長い大略円筒状のチューブであり、ディスタールシャフト22の先端側部分22b内を軸線方向に延在している。内側シャフト12の基端側の開口端部は、ディスタールシャフト22の内面部に固着され、その基端側の開口が開口22cに連通している。他方、内側シャフト12の先端側部分12aは、ディスタールシャフト22の先端側部分22bの先端から突出しており、この突出している先端側部分12aには、軸線方向に間隔をあけて2つの造影マーカ23,23が外嵌されている。この造影マーカ23,23は、X線を透過しない不透過材料から成り、X線透視を行った際にその位置を確認することができるようになっている。また、先端側部分12aには、バルーン13が取り付けられている。
バルーン13は、例えば、ポリアミド、ポリエチレン、ポリエチレンエラストマー、ポリエーテルブロックアミド、ポリウレタン、及びゴム等の可撓性を有する合成樹脂材料から成る薄膜で形成される大略筒形状の袋部材である。バルーン13は、内側シャフト12の先端側部分12aに外側から被せられており、バルーン13の先端部が内側シャフト12の先端側部分12aの外周部に固着されて、またバルーン13の基端部がディスタールシャフト22の先端側部分22bの外周部に固着されている。このように構成されるバルーン13は、その中に前述する造影剤等の圧力流体を注入することで膨張するようになっている。
このように構成されているバルーンカテーテル1は、内側シャフト12の中にガイドワイヤルーメン24を有しており、ガイドワイヤルーメン24は、内側シャフト12の先端側の開口及び開口22cを介して外方に開放されている。これにより、バルーンカテーテル1は、内側シャフト12の先端からガイドワイヤ31を挿入して開口22cから外側に引き出すことができ、ガイドワイヤ31に沿って血管内を動かすことができるようになっている。また、バルーンカテーテル1は、ディスタールシャフト22の先端側部分22bと内側シャフト12との間にインフレーションルーメン25が形成されている。
インフレーションルーメン25は、断面が大略円環状の孔であり、ディスタールシャフト22の先端側部分22bの略全長にわたって延在している。インフレーションルーメン25の先端側は、バルーン13内に連通しており、基端側は、ディスタールシャフト22の基端側部分22aの内孔を介してプロキシマルシャフト21の内孔に連通している。それ故、バルーンカテーテル1は、コネクタ3から注入される圧力流体をプロキシマルシャフト21及びディスタールシャフト22を介してバルーン13内まで導くことができ、この圧力流体によってバルーン13を膨らませることができるようになっている。また、ディスタールシャフト22内には、インフレーションルーメン25に突き刺すようにコアワイヤ26が配置されている。
コアワイヤ26は、ディスタールシャフト22の部分の剛性を向上させるべく配置される補強部材であり、例えば、ステンレス鋼及びニッケルーチタン合金等の金属材料によって構成されている。コアワイヤ26は、基端側から先端側に進むにつれて先細りのテーパ状に形成されているピン部材である。コアワイヤ26の中間部位26b(係止部分)の外径は、インフレーションルーメン25の隙間(即ち、内側シャフト12とディスタールシャフト22との間隔)と略一致するように形成されている。また、コアワイヤ26は、長尺に形成されており、その基端部がプロキシマルシャフト21の内周部の先端部分に溶接され、その中間部位26bより先端側がインフレーションルーメン25に挿入されている。また、インフレーションルーメン25には、図3に示すように金属リング27が配設されている。
抵抗部材である金属リング27は、コアワイヤ26に対する摺動抵抗が内側シャフト12のそれより大きい金属材料、例えば、ステンレス鋼及びニッケルーチタン合金等の金属材料によって構成されている。金属リング27は、大略円筒状に形成されており、内側シャフト12の外周部に外装されている。さらに詳細に説明すると、金属リング27は、内側シャフト12の基端側の開口端部付近に配置されており、金属リング27の外周面が内側シャフト12の外周面と面一になるようにかしめ加工によって内側シャフト12に嵌合されている。
このように構成される金属リング27は、ディスタールシャフト22の先端側部分22bとの間に狭窄部28を形成し、この狭窄部28にコアワイヤ26の中間部位26bより先端側の部分(以下、単に「先端側部分」ともいう)26aが挿入されている。コアワイヤ26の先端部分26aは、その外径が狭窄部28の隙間より小径に形成されているので、狭窄部28にて僅かな隙間をあけて金属リング27に対向している。他方、コアワイヤ26の中間部位26bより基端側の部分(以下、単に「基端側部分」)の外径が狭窄部28の隙間より大径に形成さている。それ故、コアワイヤ26に対して内側シャフト12が相対変位すると、コアワイヤ26が金属リング27に当接し、また狭窄部28に嵌合するようになっている。
[バルーンカテーテルの使用態様]
以下では、このように構成されているバルーンカテーテル1の使用態様について説明する。まず、バルーンカテーテル1を血管等の体内管状組織内に挿入する前に、バルーンカテーテル1より細いガイドワイヤ31を体内管状組織内に挿入して押し、ガイドワイヤ31の先端部を施術部位、例えば体内管状組織内の局所に形成される狭窄部位まで移動させる。そして、体内管状組織から露出しているガイドワイヤ31の基端部を内側シャフト12の先端側の開口から挿入し、ガイドワイヤルーメン24を通して開口22cから取り出す。次に、バルーンカテーテル1を基端側から押してバルーンカテーテル1の先端側部分を体内管状組織に挿入し、バルーンカテーテル1の先端側部分をガイドワイヤ31に沿って押し進める。
このようにして押し進められるバルーンカテーテル1では、コアワイヤ26がプロキシマルシャフト21に片持ちで支持されている。即ち、コアワイヤ26の先端側部分が内側シャフト12、ディスタールシャフト22及び金属リング27に固定されていない。それ故、コアワイヤ26が内側シャフト12及びディスタールシャフト22に固定されている場合に比べて柔軟性を向上させることができ、バルーンカテーテル1の先端部の体内環状組織内における操作性を向上させることできる。
また、押し進める際にバルーンカテーテル1の先端部分が体内管状組織の壁面や狭窄部等に当たると、バルーンカテーテル1の先端部分にそれを基端側に押す荷重が作用する。そうすると、剛性が高いプロキシマルシャフト21は殆ど変形せず、剛性の低い内側シャフト12及びディスタールシャフト22が前記荷重により縮むように変形する。これにより、金属リング27がプロキシマルシャフト21の方へと相対的に移動する。金属リング27が相対的に移動することで、テーパ状に形成されているコアワイヤ26が金属リング27に当接する(図3の一点鎖線参照)。そうすると、バルーンカテーテル1の基端側に作用させている押込み荷重がコアワイヤ26及び金属リング27を介して先端側シャフト部材14(具体的には、内側シャフト12)に伝達されるようになる。金属リング27は、先端側シャフト部材14より摺動抵抗が大きい金属材料によって構成されているので、コアワイヤ26及び金属リング27を介してより大きな荷重をプロキシマルシャフト21から内側シャフト12に伝達することができる。それ故、前記押込み荷重に応じたプッシャビリティを発揮させることができる。
また、コアワイヤ26がテーパ状に形成されているので、ディスタールシャフト22が縮んで金属リング27が基端側に押し戻されることによって金属リング27とコアワイヤ26との接触面積がさらに大きくなる。それ故、バルーンカテーテル1では、先端側部分22bが押し戻されると、さらに大きな摺動抵抗を与えることができるようになっている。これにより、バルーンカテーテル1の基端側からの押込み荷重が大きくなっても、コアワイヤ26が金属リング27に対して滑ることなく当接させることができ、コアワイヤ26から金属リング27に大きな押込み荷重を伝達させることができている。
なお、コアワイヤにストレートワイヤ(軸線方向において断面積が略均一なワイヤ)を適用した場合、ストレートワイヤは、ディスタールシャフト22が縮んで金属リング27が基端側に押し戻されても狭窄部28に嵌合しない。そのため、コアワイヤを金属リング27に強く押し付けることができない。また、軸線方向において断面積が略均一であるためにコアワイヤと金属リングとの接触面積が変わらないので、大きな摺動抵抗を得ることができない。それ故、コアワイヤにストレートワイヤ(軸線方向において断面積が略均一なワイヤ)を適用した場合、金属リング27の有無によるプッシャビリティの違いが生じない。即ち、金属リング27は、テーパ状のコアワイヤ26に適用した場合にプッシャビリティの向上という機能を発揮する。
また、内側シャフト12及びディスタールシャフト22が縮むことにより、狭窄部28がコアワイヤ26の基端側へと相対的に移動する。コアワイヤ26の基端側部分の外径が狭窄部28の隙間より大径に形成されているので、狭窄部28が相対的に移動することでコアワイヤ26の基端側部分が狭窄部28に嵌合する(図3の二点鎖線参照)。これにより、ディスタールシャフト22と内側シャフト12との相対変位を防ぐことができ、前記相対変位に起因するアコーディオン現象(即ち、バルーン13がよれてしわが発生する現象)を防ぐことができる。それ故、バルーンカテーテル1Bでは、アコーディオン現象によるプッシャビリティの低下を防ぐことができる。
また、バルーンカテーテル1をガイドワイヤ31に沿って体内管状組織内に推し進める際、バルーンカテーテル1の先端部分を体内管状組織の形状に合わせて湾曲することがある。このような場合、バルーンカテーテル1では、ディスタールシャフト22が部分的に伸び縮みし、また内側シャフト12がディスタールシャフト22内で移動することで狭窄部28の隙間が狭くなる。例えば、図4に示すようにコアワイヤ26が配置されている側とは反対側にバルーンカテーテル1が湾曲した場合では、ディスタールシャフト22の外側部分が伸びることによってコアワイヤ26側に押しこまれ、内側シャフト12がコアワイヤ26側に押し出される。これによって、狭窄部28の隙間が狭くなる。そうすると、コアワイヤ26と金属リング27とが当接する又はコアワイヤ26と金属リング27との間の隙間がより狭くなるので、バルーンカテーテル1の先端部分が体内管状組織の壁面や狭窄部等に当たったときにディスタールシャフト22及び内側シャフト12が殆ど縮むことがない。バルーンカテーテル1の基端側部分から先端側部分伝達される押込み荷重は、ディスタールシャフト22及び内側シャフト12が縮みことによって減少されて伝達され、その減少量は縮み量に依存している。それ故、縮み量を抑えることでバルーンカテーテル1の先端側部分に伝達される押込み荷重の減少量を抑えることができる。つまり、バルーンカテーテル1の先端部分を湾曲させることで、プッシャビリティを更に向上させることができる。
このようにして先端側部分が押し進められたバルーンカテーテル1では、血管の狭窄部位までバルーン13が進むと、コネクタ3の開口部から圧力流体が注入される。注入された圧力流体は、プロキシマルシャフト21内及びインフレーションルーメン25を通ってバルーン13まで導かれる。インフレーションルーメン25では、金属リング27が内側シャフト12の外周部と面一になっている。それ故、金属リング27を設けることに起因するインフレーションルーメン25の流路断面積の減少を抑えられており、インフレーションルーメン25を介してバルーン13に圧力流体を円滑に流すことができる。これにより、バルーン13を速やかに膨らませることができる。
また、バルーンカテーテル1では、大略円筒状に形成されている金属リング27を内側シャフト12に外装してかしめ加工でかしめることによって、金属リング27が内側シャフト12の外周部と面一になっている。それ故、金属リング27の固定が容易である。
[プッシャビリティの評価]
以下では、バルーンカテーテル1のプッシャビリティの評価するために行った評価実験及びそれによって得られた実験結果について、図5を参照しながら説明する。図5では、縦軸がバルーンカテーテル1の先端部に伝達される荷重値を示し、横軸がバルーンカテーテル1の基端側の押込み量を示している。評価実験では、断面形状及び配置形状を血管に模したチューブ内を36℃程度の温水を満たし、更にその中にバルーンカテーテル1を挿入する。この際、バルーンカテーテル1の先端部及び基端部をチューブから露出させる。次に、バルーンカテーテル1の先端部を荷重計測器に押し付けた状態でバルーンカテーテル1の基端部を押してバルーンカテーテル1の基端側部分を前記チューブ内で押し進め、基端部の押込み量に対する先端部に伝達される荷重を計測する。図5には、その際の計測結果(実験結果)が示されている。なお、図5では、バルーンカテーテル1のプッシャビリティを評価するために、バルーンカテーテル1の実験結果(図5において、四角印が記載されている実線参照)の他に従来技術ように金属リング27を有しないバルーンカテーテルの実験結果(図5において、丸印が記載されている実線参照)が示されている。これらの実験結果からわかるように、バルーンカテーテル1は、同じ押込み量に対して先端部に伝達される荷重値が従来のバルーンカテーテルより大きくなっており、従来のバルーンカテーテルよりプッシャビリティが向上していることがわかる。
このように構成されているバルーンカテーテル1は、金属リング27を内側シャフト12の基端側開口部付近に配置されているので、内側シャフト12の先端側部分12aに荷重が作用して内側シャフト12及びディスタールシャフト22の縮んでもすぐにコアワイヤ26が金属リング27に当接する。それ故、バルーンカテーテル1の基端側から先端側へと伝達される押込み荷重の伝達量が、内側シャフト12及びディスタールシャフト22が縮むことによって減少することを抑えることができる。これにより、バルーンカテーテル1の基端側からの押込み荷重をバルーンカテーテル1の先端部に伝達させることができ、プッシュビリティを向上させることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態のバルーンカテーテル1Aは、第1実施形態のバルーンカテーテル1と構成が類似している。以下では、第2実施形態のバルーンカテーテル1Aの構成については、第1実施形態のバルーンカテーテル1と異なる点について主に説明し、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。なお、以下で説明する第3実施形態のバルーンカテーテル1Bについても同様である。
第2実施形態のバルーンカテーテル1Aは、図6に示すように金属リング27Aがディスタールシャフト22の先端側部分22bの内周部に内装されている。さらに詳細に説明すると、金属リング27Aは、大略円筒状に形成されており、その内径が先端側部分22bの内径と略一致している。このような形状を有する金属リング27Aは、先端側部分22bの内周部の基端付近に内装され、金属リング27Aの内周面が先端側部分22bの内周面と面一となっている。このように配置されている金属リング27Aは、内側シャフト12の外周部との間に狭窄部28Aを形成している。
このように構成されているバルーンカテーテル1Aは、内側シャフト12及びディスタールシャフト22が縮むことによってコアワイヤ26が金属リング27Aに当接し、またコアワイヤ26が狭窄部28Aに嵌合する。これにより、バルーンカテーテル1Aは、第1実施形態のバルーンカテーテル1と同様に基端側からの押込み荷重に応じたプッシャビリティを発揮することができる。
その他、バルーンカテーテル1Aは、第1実施形態のバルーンカテーテル1Aと同様の作用効果を奏する。
[第3実施形態]
第3実施形態のバルーンカテーテル1Bは、図7に示すように金属リング27Bがディスタールシャフト22の基端側部分22aの内周部に内装されている。さらに詳細に説明すると、金属リング27Bは、大略円筒状に形成されており、その内径がプロキシマルシャフト21の先端部分の内径より少し大径になっている。このような形状を有する金属リング27Bは、コアワイヤ26の中間部位26bに対して少し隙間が空くように配置されており、基端側部分22aが縮んで金属リング27が基端側に押し戻されることでコアワイヤ26に当接するようになっている。
このように構成されているバルーンカテーテル1Bは、内側シャフト12及びディスタールシャフト22が縮むことによってコアワイヤ26が金属リング27Bに当接し、またコアワイヤ26が内側シャフト12の内周部に当接する。これにより、バルーンカテーテル1Bは、第1実施形態のバルーンカテーテル1と同様に基端側からの押込み荷重に応じたプッシャビリティを発揮することができる。
その他、バルーンカテーテル1Bは、第1実施形態のバルーンカテーテル1Aと同様の作用効果を奏する。
[その他の実施形態]
第1乃至第3実施形態のバルーンカテーテル1,1A,1Bでは、金属リング27,27A,27Bとコアワイヤ26との間に少し隙間があり、内側シャフト12の先端側部分12aに荷重が作用して内側シャフト12が縮むことで金属リング27,27A,27Bとコアワイヤ26とが当接するようになっているが、金属リング27,27A,27Bとコアワイヤ26とを予め当接するように配置してもよい。即ち、本件発明における「当接するように」とは、少なくとも使用中において金属リング27,27A,27Bとコアワイヤ26とが当接するような構成であればよいことを意味している。
また、第1乃至第3実施形態のバルーンカテーテル1,1A,1Bでは、金属リング27,27A,27Bが大略円筒状に形成されているが半円筒状や円弧状に形成されてもよく、コアワイヤ26が金属リング27,27A,27Bに当接するように配置されていればその形状は問わない。また、抵抗部材として金属リング27,27A,27Bを採用したが、必ずしも金属材料である必要はなく、コアワイヤ26に対する摺動抵抗が内側シャフト12より大きく、且つディスタールシャフト22より大きい材料であれば合成樹脂であってもよい。
更に、第1乃至第3実施形態のバルーンカテーテル1,1A,1Bでは、金属リング27,27A,27Bが夫々1つずつしか設けられていないが、2つ以上設けてもよい。即ち、インフレーションルーメン25において、互いに対向するように内側シャフト12の外周部とディスタールシャフト22の内周部に2つの金属リング27A,27Bを設けてもよく、また内側シャフト12の外周部に27Aを設け、且つディスタールシャフト22の基端側部分22aの内周部に金属リング27Bを設けてもよい。
また、第1乃至第3実施形態では、バルーンカテーテル1,1A,1Bにコアワイヤ26及び金属リング27を適用した場合について説明したが、コアワイヤ26及び金属リング27をステントデリバリーカテーテルに適用してもよい。また、第1乃至第3実施形態では、金属製のプロキシマルシャフトと樹脂製のディスタールシャフトからなるカテーテルのバルーンカテーテル1,1A,1Bに金属リング27が適用されている場合について説明しているが、外側シャフトがディスタールシャフトの材料のみからなる構成や、オーバーザワイヤー型(OTW型)のカテーテルにコアワイヤ26及び金属リング27を適用してもよい。その態様においてはコアワイヤの後端側はコネクタに接続される。
1 ,1A,1B バルーンカテーテル
12 内側シャフト
14 先端側シャフト部材
21 プロキシマルシャフト
22 ディスタールシャフト
22c 開口
25 インフレーションルーメン
26 コアワイヤ
26b 中間部位
27,27A,27B 金属リング
28,28A 狭窄部

Claims (4)

  1. 円筒状に形成されているディスタールシャフトと、前記ディスタールシャフト内に挿通されて前記ディスタールシャフトの内面との間にルーメンを形成している内側シャフトとを含む先端側シャフト部材と、
    前記ディスタールシャフトを形成する材料より剛性が高い材料によって円筒状に形成され、内孔同士が連通するように前記ディスタールシャフトの基端部に連結されているプロキシマルシャフトと、
    基端側が前記プロキシマルシャフトの内周面に固定され、先端側部分が先端に向かって先細りに形成され且つ前記ルーメンに位置しているコアワイヤと、
    前記コアワイヤに対する摺動抵抗が前記ディスタールシャフトより大きく且つ前記内側シャフトより大きく、前記コアワイヤに当接するように先端側シャフト部材内に固定されている抵抗部材とを備え
    前記抵抗部材は、円筒状に形成され、前記内側シャフトに外装されて固定されて前記ルーメンに狭窄部を形成し、
    前記コアワイヤは、先端側部分を前記狭窄部に挿通させ、前記狭窄部より基端側に前記狭窄部の隙間より大径に形成されている係止部分を有している、カテーテル。
  2. 前記抵抗部材の外周面は、前記内側シャフトの外周面と面一状になっている、請求項に記載のカテーテル。
  3. 前記ディスタールシャフトは、外周面に開口を有し、
    前記内側シャフトの基端側開口は、前記開口に連通しており、
    前記抵抗部材は、前記内側シャフトの基端側開口付近に配置されている、請求項に記載のカテーテル。
  4. 前記抵抗部材は、金属材料から成り、前記内側シャフトにかしめ加工によって圧着されている、請求項乃至のいずれか1つに記載のカテーテル。
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