JP6003384B2 - カテーテル - Google Patents
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Description
前記内側シャフトの基端側開口は、前記開口に連通しており、
前記抵抗部材は、前記内側シャフトの基端側開口付近に配置されてもよい。
バルーンカテーテル1は、血管等の体内管状組織、特に血管に挿入してそこの局所に形成されている狭窄部位を拡張するために用いられるカテーテルであり、例えば高速交換型(RX型)のカテーテルである。バルーンカテーテル1は、図1に示すようにカテーテル本体2及びコネクタ3を備えている。カテーテル本体2は、体内管状組織に挿入し且つカテーテル本体2の先端部が目的部位まで届くように構成されている。カテーテル本体2は、本実施形態において細長い大略円筒状のチューブに形成されており、その基端部にコネクタ3が設けられている。コネクタ3は、基端に開口部を有しており、その開口部から造影剤等の圧力流体を注入できるように構成されている。また、コネクタ3は、把持部も兼ねており、施術者が把持可能な形状に形成されている。以下では、カテーテル本体2についてさらに詳細に説明する。
以下では、このように構成されているバルーンカテーテル1の使用態様について説明する。まず、バルーンカテーテル1を血管等の体内管状組織内に挿入する前に、バルーンカテーテル1より細いガイドワイヤ31を体内管状組織内に挿入して押し、ガイドワイヤ31の先端部を施術部位、例えば体内管状組織内の局所に形成される狭窄部位まで移動させる。そして、体内管状組織から露出しているガイドワイヤ31の基端部を内側シャフト12の先端側の開口から挿入し、ガイドワイヤルーメン24を通して開口22cから取り出す。次に、バルーンカテーテル1を基端側から押してバルーンカテーテル1の先端側部分を体内管状組織に挿入し、バルーンカテーテル1の先端側部分をガイドワイヤ31に沿って押し進める。
以下では、バルーンカテーテル1のプッシャビリティの評価するために行った評価実験及びそれによって得られた実験結果について、図5を参照しながら説明する。図5では、縦軸がバルーンカテーテル1の先端部に伝達される荷重値を示し、横軸がバルーンカテーテル1の基端側の押込み量を示している。評価実験では、断面形状及び配置形状を血管に模したチューブ内を36℃程度の温水を満たし、更にその中にバルーンカテーテル1を挿入する。この際、バルーンカテーテル1の先端部及び基端部をチューブから露出させる。次に、バルーンカテーテル1の先端部を荷重計測器に押し付けた状態でバルーンカテーテル1の基端部を押してバルーンカテーテル1の基端側部分を前記チューブ内で押し進め、基端部の押込み量に対する先端部に伝達される荷重を計測する。図5には、その際の計測結果(実験結果)が示されている。なお、図5では、バルーンカテーテル1のプッシャビリティを評価するために、バルーンカテーテル1の実験結果(図5において、四角印が記載されている実線参照)の他に従来技術ように金属リング27を有しないバルーンカテーテルの実験結果(図5において、丸印が記載されている実線参照)が示されている。これらの実験結果からわかるように、バルーンカテーテル1は、同じ押込み量に対して先端部に伝達される荷重値が従来のバルーンカテーテルより大きくなっており、従来のバルーンカテーテルよりプッシャビリティが向上していることがわかる。
第2実施形態のバルーンカテーテル1Aは、第1実施形態のバルーンカテーテル1と構成が類似している。以下では、第2実施形態のバルーンカテーテル1Aの構成については、第1実施形態のバルーンカテーテル1と異なる点について主に説明し、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。なお、以下で説明する第3実施形態のバルーンカテーテル1Bについても同様である。
第3実施形態のバルーンカテーテル1Bは、図7に示すように金属リング27Bがディスタールシャフト22の基端側部分22aの内周部に内装されている。さらに詳細に説明すると、金属リング27Bは、大略円筒状に形成されており、その内径がプロキシマルシャフト21の先端部分の内径より少し大径になっている。このような形状を有する金属リング27Bは、コアワイヤ26の中間部位26bに対して少し隙間が空くように配置されており、基端側部分22aが縮んで金属リング27が基端側に押し戻されることでコアワイヤ26に当接するようになっている。
第1乃至第3実施形態のバルーンカテーテル1,1A,1Bでは、金属リング27,27A,27Bとコアワイヤ26との間に少し隙間があり、内側シャフト12の先端側部分12aに荷重が作用して内側シャフト12が縮むことで金属リング27,27A,27Bとコアワイヤ26とが当接するようになっているが、金属リング27,27A,27Bとコアワイヤ26とを予め当接するように配置してもよい。即ち、本件発明における「当接するように」とは、少なくとも使用中において金属リング27,27A,27Bとコアワイヤ26とが当接するような構成であればよいことを意味している。
12 内側シャフト
14 先端側シャフト部材
21 プロキシマルシャフト
22 ディスタールシャフト
22c 開口
25 インフレーションルーメン
26 コアワイヤ
26b 中間部位
27,27A,27B 金属リング
28,28A 狭窄部
Claims (4)
- 円筒状に形成されているディスタールシャフトと、前記ディスタールシャフト内に挿通されて前記ディスタールシャフトの内面との間にルーメンを形成している内側シャフトとを含む先端側シャフト部材と、
前記ディスタールシャフトを形成する材料より剛性が高い材料によって円筒状に形成され、内孔同士が連通するように前記ディスタールシャフトの基端部に連結されているプロキシマルシャフトと、
基端側が前記プロキシマルシャフトの内周面に固定され、先端側部分が先端に向かって先細りに形成され且つ前記ルーメンに位置しているコアワイヤと、
前記コアワイヤに対する摺動抵抗が前記ディスタールシャフトより大きく且つ前記内側シャフトより大きく、前記コアワイヤに当接するように先端側シャフト部材内に固定されている抵抗部材とを備え、
前記抵抗部材は、円筒状に形成され、前記内側シャフトに外装されて固定されて前記ルーメンに狭窄部を形成し、
前記コアワイヤは、先端側部分を前記狭窄部に挿通させ、前記狭窄部より基端側に前記狭窄部の隙間より大径に形成されている係止部分を有している、カテーテル。 - 前記抵抗部材の外周面は、前記内側シャフトの外周面と面一状になっている、請求項1に記載のカテーテル。
- 前記ディスタールシャフトは、外周面に開口を有し、
前記内側シャフトの基端側開口は、前記開口に連通しており、
前記抵抗部材は、前記内側シャフトの基端側開口付近に配置されている、請求項2に記載のカテーテル。 - 前記抵抗部材は、金属材料から成り、前記内側シャフトにかしめ加工によって圧着されている、請求項1乃至3のいずれか1つに記載のカテーテル。
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