JP2010167003A - バルーンカテーテル - Google Patents
バルーンカテーテル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010167003A JP2010167003A JP2009010637A JP2009010637A JP2010167003A JP 2010167003 A JP2010167003 A JP 2010167003A JP 2009010637 A JP2009010637 A JP 2009010637A JP 2009010637 A JP2009010637 A JP 2009010637A JP 2010167003 A JP2010167003 A JP 2010167003A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balloon
- catheter
- distal end
- tip
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
【解決手段】バルーンカテーテル1は、バルーン3の拡張部31より先端側のインナーシャフト2とスリーブ部32とソフトチューブ6とでなるカテーテル先端部7を有し、カテーテル先端部7の軸方向長さは10〜100mmであり、カテーテル先端部7は、後端側よりも先端側が柔軟である。これによれば、カテーテル先端部7が長尺であるため、バルーン3が狭窄部の位置にあるときに、カテーテル先端部7は動脈側に十分に挿入されて、分岐に対向する血管壁に線接触又は面接触で接触する。その後、バルーン3を拡張してもカテーテル先端部7が線接触又は面接触で接触しているので血管壁を強く押圧することはなく、血管壁を損傷することはない。
【選択図】図2
Description
請求項1に記載のバルーンカテーテルは、細長可撓性のシャフトとシャフトの先端側でシャフトの一部を囲うように配置されるバルーンとを備え、バルーンは、中央の径大な拡張部と、拡張部の先端側に設けられてシャフトとの固定部をなすスリーブ部を有する。
また、シャフトの先端側に、シャフト及びバルーンよりも柔軟な素材で形成されたソフトチューブを備え、拡張部より先端側のシャフトとスリーブ部とソフトチューブとでカテーテル先端部をなし、カテーテル先端部の軸方向長さは10〜100mmであり、カテーテル先端部は、後端側よりも先端側が柔軟である。
請求項2に記載のバルーンカテーテルでは、カテーテル先端部が、軸方向に少なくとも3つ以上の領域からなり、先端側の領域に向けて段階的に柔軟である。
これによれば、段階的に柔軟なので、先端の柔軟性を確保しつつ、カテーテル先端部の剛性を維持することができるとともに、カテーテル先端部は滑らかに屈曲することができる。
請求項3に記載のバルーンカテーテルは、シャフトの先端は、スリーブ部の先端よりも先端側に突出しており、ソフトチューブの後端部は、スリーブ部の先端よりも突出したシャフトの外周に被せられ、カテーテル先端部は、先端側から、先端部、中間部、後端部の3つの領域からなり、先端部は、ソフトチューブのみの部分からなり、中間部は、シャフトの外周にソフトチューブが被せられた部分からなり、後端部は、シャフトの外周にスリーブ部が被せられた部分からなる。
これは、請求項2の一実施態様である。
また、シャフトの先端側に、シャフト及びバルーンよりも柔軟な素材で形成されたソフトチューブを備え、拡張部より先端側のシャフトとスリーブ部とソフトチューブとでカテーテル先端部をなし、カテーテル先端部の軸方向長さは10〜100mmであり、カテーテル先端部は、後端側よりも先端側が柔軟である。
実施例1のバルーンカテーテル1の構成を、図1および図2を用いて説明する。
バルーンカテーテル1は、例えば血液透析のためのシャントにおける経皮的血管拡張術(PTA)に用いられるものである。
尚、インナーシャフト2の筒内部21には、ガイドワイヤが挿通可能となっている。
インナーシャフト2及びアウターシャフト4の手元端には、Yコネクタ5が接続されており、インナーシャフト2及びアウターシャフト4と同軸上に設けられたワイヤーポート51はインナーシャフト2の筒内部21と連通しており、分岐して設けられた拡張ポート52は流路11と連通している。
先端側のスリーブ部32は、インナーシャフト2に固着され、後端側のスリーブ部33は、アウターシャフト4の外周面に固着されている。
尚、インナーシャフト2には、バルーン3の拡張部31の両端に対応する位置に、放射線不透過材料からなるマーカー22が装着されている。
実施例1のバルーンカテーテル1は、インナーシャフト2の先端側に、インナーシャフト2及びバルーン3よりも柔軟な素材(例えば、ポリアミドエラストマー素材)で形成されたソフトチューブ6を備え、拡張部31より先端側のインナーシャフト2とスリーブ部32とソフトチューブ6とでカテーテル先端部7をなす。
以下に、本実施例のバルーンカテーテル1を用いた、シャント部Sの動脈と静脈の吻合部に形成された内膜肥厚及び/又は血栓Tによる狭窄部Xの処置方法を説明する(図3参照)。
まず、静脈側からシャント部SにガイドワイヤWを挿入する。そして、インナーシャフト2にガイドワイヤWを挿通させて、ガイドワイヤWに沿ってバルーンカテーテル1をシャント部Sに導く。そして、血管内でのバルーンカテーテル1の挿入状態をマーカー22を目安に放射線透視画像上で確認しつつ、狭窄部Xの位置にバルーン3の拡張部31が到達するまでバルーンカテーテル1を進める。拡張部31が狭窄部Xに到達したら、拡張ポート52から液体を供給してバルーン3を拡張させ、狭窄部Xを広げる。
本実施例1のバルーンカテーテル1によれば、シャント部Sへバルーンカテーテル1を挿入する際、内膜肥厚及び/又は血栓Tに衝突しても、カテーテル先端部7のソフトチューブ6が柔軟な素材で形成されているため、ガイドワイヤWに追従しやすく、内膜肥厚及び/又は血栓Tでの通過性が向上し、これによって、シャント部Sへの挿入性が良好となる(図3(a)参照)。
また、カテーテル先端部7が長尺であるため、血管形状に沿いやすく、バルーン3も自然に血管形状に沿って位置する。
その後、バルーン3を拡張するとバルーン3に引っ張られてインナーシャフト2が真っ直ぐになろうとするが、カテーテル先端部7が線接触又は面接触で接触するため(図3(c)(d)参照)、血管壁Vwを強く押圧することはなく、血管壁Vwを損傷することはない。
また、バルーン3を拡張しても、カテーテル先端部7が血管壁Vwに線接触又は面接触で接触して支持されることにより、バルーン3の位置がずれずに血管Vに沿って拡張することができる。
〔バルーンカテーテルによる血管壁への押し荷重の計測実験〕
血管を模してU字状に屈曲させたチューブに、バルーンカテーテル1をバルーン3の中央がU字の頂点位置に位置するように挿入し、最も手元側である後端部73の位置にロードセルを配置し、バルーン3の加圧に伴うロードセルからの出力変化を記録した。
実施例1では、カテーテル先端部7は軸方向に3つの領域からなっていたが、4つ以上の領域から構成してもよい。
また、実施例1では、ソフトチューブ6がインナーシャフト2の外周にのみ被せられていたが、ソフトチューブ6の後端部61をインナーシャフト2の外周に加えてスリーブ部32の外周に被せてもよく、先端部71がソフトチューブ6のみの部分からなり、中間部72がインナーシャフト2とソフトチューブ6とからなり、後端部73がインナーシャフト2とスリーブ部32とソフトチューブ6とからなるようにしてもよい。
また、実施例1のバルーンカテーテル1において、ソフトチューブ6を成形する際に、素材となる樹脂内に硫酸バリウムなどの造影剤を入れて成形してもよい。
2 インナーシャフト(シャフト)
23 先端(シャフトの先端)
3 バルーン
31 拡張部
32 スリーブ部
34 先端(スリーブ部の先端)
6 ソフトチューブ
7 カテーテル先端部
71 先端部
72 中間部
73 後端部
Claims (3)
- 細長可撓性のシャフトと
前記シャフトの先端側で前記シャフトの一部を囲うように配置されるバルーンとを備え、
前記バルーンは、中央の径大な拡張部と、拡張部の先端側に設けられて前記シャフトとの固定部をなすスリーブ部を有するバルーンカテーテルにおいて、
前記シャフトの先端側に、前記シャフト及び前記バルーンよりも柔軟な素材で形成されたソフトチューブを備え、
前記拡張部より先端側の前記シャフトと前記スリーブ部と前記ソフトチューブとでカテーテル先端部をなし、
前記カテーテル先端部の軸方向長さは10〜100mmであり、
前記カテーテル先端部は、後端側よりも先端側が柔軟であることを特徴とするバルーンカテーテル。 - 請求項1に記載のバルーンカテーテルにおいて、
前記カテーテル先端部は、軸方向に少なくとも3つ以上の領域からなり、
先端側の領域に向けて段階的に柔軟であることを特徴とするバルーンカテーテル。 - 請求項2に記載のバルーンカテーテルにおいて、
前記シャフトの先端は、前記スリーブ部の先端よりも先端側に突出しており、
前記ソフトチューブの後端部は、前記スリーブ部の先端よりも突出したシャフトの外周に被せられ、
前記カテーテル先端部は、先端側から、先端部、中間部、後端部の3つの領域からなり、
前記先端部は、前記ソフトチューブのみの部分からなり、
前記中間部は、前記シャフトの外周に前記ソフトチューブが被せられた部分からなり、
前記後端部は、前記シャフトの外周に前記スリーブ部が被せられた部分からなることを特徴とするバルーンカテーテル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009010637A JP2010167003A (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | バルーンカテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009010637A JP2010167003A (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | バルーンカテーテル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010167003A true JP2010167003A (ja) | 2010-08-05 |
Family
ID=42699678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009010637A Pending JP2010167003A (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | バルーンカテーテル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010167003A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104185491A (zh) * | 2011-12-14 | 2014-12-03 | 东莞市迪凯精密管材有限公司 | 设置软质包覆尖端的球囊扩张导管 |
CN112439122A (zh) * | 2019-09-05 | 2021-03-05 | 尤东侠 | 一种球囊扩张导管 |
WO2022024348A1 (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-03 | 朝日インテック株式会社 | バルーンカテーテル |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1133122A (ja) * | 1997-07-23 | 1999-02-09 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | バルーンカテーテル |
JPH1176408A (ja) * | 1997-09-12 | 1999-03-23 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | バルーンカテーテル |
JP2005160536A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-23 | Nippon Sherwood Medical Industries Ltd | バルーンカテーテル |
-
2009
- 2009-01-21 JP JP2009010637A patent/JP2010167003A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1133122A (ja) * | 1997-07-23 | 1999-02-09 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | バルーンカテーテル |
JPH1176408A (ja) * | 1997-09-12 | 1999-03-23 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | バルーンカテーテル |
JP2005160536A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-23 | Nippon Sherwood Medical Industries Ltd | バルーンカテーテル |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104185491A (zh) * | 2011-12-14 | 2014-12-03 | 东莞市迪凯精密管材有限公司 | 设置软质包覆尖端的球囊扩张导管 |
CN112439122A (zh) * | 2019-09-05 | 2021-03-05 | 尤东侠 | 一种球囊扩张导管 |
WO2022024348A1 (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-03 | 朝日インテック株式会社 | バルーンカテーテル |
JP7408816B2 (ja) | 2020-07-31 | 2024-01-05 | 朝日インテック株式会社 | バルーンカテーテル |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5946195B2 (ja) | バルーンカテーテル | |
JP5896478B2 (ja) | バルーンカテーテル | |
ATE429180T1 (de) | Intravaskuläre sauganordnung zum ansaugen von fremdkörpern | |
US10363391B2 (en) | Catheter | |
JP2009066178A (ja) | 吸引用カテーテル | |
JP6342843B2 (ja) | バルーンカテーテル | |
KR102113902B1 (ko) | 벌룬 카테터 | |
JP2012152362A (ja) | ガイドワイヤ | |
EP2394689A1 (en) | Storage device for balloon catheter | |
JP2010167003A (ja) | バルーンカテーテル | |
JP2010057770A (ja) | カテーテル組立体 | |
JP5888755B2 (ja) | カテーテル | |
JP2014036732A (ja) | カテーテル | |
JP2017012522A (ja) | バルーンカテーテル | |
JP2017035532A (ja) | バルーンカテーテル | |
JP6639560B2 (ja) | カテーテル | |
JP4260058B2 (ja) | 医療用チューブの挿入具 | |
US10092733B2 (en) | Balloon catheter | |
EP3659665A1 (en) | Balloon catheter | |
JP2012061143A (ja) | カテーテル | |
WO2021157053A1 (ja) | カテーテル | |
JP6372904B2 (ja) | バルーンカテーテル | |
GB2459481A (en) | Expanding medical collet | |
JP6304886B2 (ja) | バルーンカテーテル | |
JP2013022166A (ja) | バルーンカテーテル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20100608 |
|
A072 | Dismissal of procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20100623 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100609 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20111214 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20120130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120302 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130218 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130619 |