JP2010167003A - バルーンカテーテル - Google Patents

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【課題】バルーンカテーテルにおいて、シャント部への挿入性を向上し、且つ、バルーンカテーテルの先端部による血管損傷を防止し、血管形状に沿ったバルーンの拡張を得ることを目的とする。
【解決手段】バルーンカテーテル1は、バルーン3の拡張部31より先端側のインナーシャフト2とスリーブ部32とソフトチューブ6とでなるカテーテル先端部7を有し、カテーテル先端部7の軸方向長さは10〜100mmであり、カテーテル先端部7は、後端側よりも先端側が柔軟である。これによれば、カテーテル先端部7が長尺であるため、バルーン3が狭窄部の位置にあるときに、カテーテル先端部7は動脈側に十分に挿入されて、分岐に対向する血管壁に線接触又は面接触で接触する。その後、バルーン3を拡張してもカテーテル先端部7が線接触又は面接触で接触しているので血管壁を強く押圧することはなく、血管壁を損傷することはない。
【選択図】図2

Description

本発明は、血液透析のためのシャントにおける経皮的血管拡張術(PTA)に用いるバルーンカテーテルに関する。
血液透析を行う際に、十分の量の血液を体外に循環させるべく、動脈と静脈を吻合してシャント部Sを形成し、静脈に動脈からの血液を流す方法がある。しかし、シャント部Sの血管吻合部では、静脈の動脈化による内膜肥厚及び/又は血栓Tが生じやすく、狭窄する虞がある(図6(a)参照)。そこで、狭窄を処置する方法として、バルーンカテーテル100をガイドワイヤWに沿ってシャント部Sに導入して狭窄部Xを拡張する経皮的血管拡張術(PTA)がある。
PTAで用いられるバルーンカテーテル100(特許文献1参照)は、狭窄部Xを高圧にて拡張するため、バルーン素材が心臓の冠状動脈の治療で用いられるバルーンカテーテルよりも硬く、このため、シャント部Sの狭窄部Xを処置するバルーンカテーテル100のカテーテル先端部101(バルーンスリーブとインナーシャフトとを接合した部分)は硬い。この硬いカテーテル先端部101は、血管Vにバルーンカテーテル100を挿入する際に、また、バルーン102を拡張する際に、処置に支障をもたらす虞がある。
すなわち、シャント部Sは並行して走る動脈と静脈を吻合してなるのでシャント部Sの血管Vは極端に屈曲している。このため、バルーンカテーテル100を任意の位置に挿入するのは容易ではないので操作性が重要といえるが、従来のバルーンカテーテル100では、カテーテル先端部101が硬いゆえに、バルーンカテーテル100をシャント部Sに導入する際、カテーテル先端部101が内膜肥厚及び/又は血栓TにつっかえてガイドワイヤW上をスムーズに動かず(図6(b)参照)、操作性が悪くなる虞がある。
また、狭窄部Xにバルーン102が到達(図6(c))した後にバルーン102を拡張するとシャフト103が真っ直ぐになろうとすることにより、カテーテル先端部101が分岐に対向する血管壁Vwをほぼ点接触にて押圧する(図6(d)参照)。そして、さらにバルーン102を拡張させると、カテーテル先端部101が血管壁Vwにつっかえたまま拡張するため、血管Vの変形にバルーン102が沿わず、さらにカテーテル先端部101が血管壁Vwを強く押圧するという現象が生じる(図6(e)参照)。このカテーテル先端部101による押圧で血管壁Vwに傷がつくこともあり、その場合には血栓の発生や血管乖離の原因にもなる。
尚、バルーンカテーテル100においてカテーテル先端部101に柔軟性をもたせるため、軟質材料からなるソフトチップを設ける技術があるが(特許文献2、3参照)、単にソフトチップを設けるだけでは、上述のような現象を回避することはできない。
実用新案登録第3129703号公報 特開2004−121276号公報 特開2005−160536号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、バルーンカテーテルにおいて、シャント部への挿入性を向上し、且つ、バルーンカテーテルの先端部による血管損傷を防止し、血管形状に沿ったバルーンの拡張を得ることを目的とする。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載のバルーンカテーテルは、細長可撓性のシャフトとシャフトの先端側でシャフトの一部を囲うように配置されるバルーンとを備え、バルーンは、中央の径大な拡張部と、拡張部の先端側に設けられてシャフトとの固定部をなすスリーブ部を有する。
また、シャフトの先端側に、シャフト及びバルーンよりも柔軟な素材で形成されたソフトチューブを備え、拡張部より先端側のシャフトとスリーブ部とソフトチューブとでカテーテル先端部をなし、カテーテル先端部の軸方向長さは10〜100mmであり、カテーテル先端部は、後端側よりも先端側が柔軟である。
これによれば、屈曲したシャント部へバルーンカテーテルを挿入する際、バルーンカテーテルの先端が内膜肥厚及び/又は血栓に衝突しても、カテーテル先端部のソフトチューブが柔軟な素材で形成されているため、ガイドワイヤに追従しやすく、内膜肥厚及び/又は血栓での通過性が向上し、これによって、シャント部への挿入性が良好となる。また、カテーテル先端部が長尺であるため血管形状に沿いやすく、このため、バルーンも自然に血管形状に沿って位置する。
そして、このバルーンカテーテルでは、カテーテル先端部が長尺であるため、極端に屈曲したシャント部に挿入された場合に、血管壁にカテーテル先端部が線接触又は面接触で接触するため、血管壁を損傷することはない。また、カテーテル先端部の先端が血管壁に衝突して点接触で強く押圧するものではないので、バルーンを拡張しても、バルーン位置がずれずに血管に沿って拡張することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載のバルーンカテーテルでは、カテーテル先端部が、軸方向に少なくとも3つ以上の領域からなり、先端側の領域に向けて段階的に柔軟である。
これによれば、段階的に柔軟なので、先端の柔軟性を確保しつつ、カテーテル先端部の剛性を維持することができるとともに、カテーテル先端部は滑らかに屈曲することができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載のバルーンカテーテルは、シャフトの先端は、スリーブ部の先端よりも先端側に突出しており、ソフトチューブの後端部は、スリーブ部の先端よりも突出したシャフトの外周に被せられ、カテーテル先端部は、先端側から、先端部、中間部、後端部の3つの領域からなり、先端部は、ソフトチューブのみの部分からなり、中間部は、シャフトの外周にソフトチューブが被せられた部分からなり、後端部は、シャフトの外周にスリーブ部が被せられた部分からなる。
これは、請求項2の一実施態様である。
バルーンカテーテルの構成図である(実施例1)。 バルーンカテーテルの要部拡大断面図である(実施例1)。 (a)〜(d)はバルーンカテーテルによる処置の説明図である(実施例1)。 実験に用いた従来のバルーンカテーテルの要部断面図である(従来例)。 実験結果を示す図である(実施例1)。 (a)〜(e)はバルーンカテーテルによる処置の説明図である(従来例)。
本発明のバルーンカテーテルは、細長可撓性のシャフトとシャフトの先端側でシャフトの一部を囲うように配置されるバルーンとを備え、バルーンは、中央の径大な拡張部と、拡張部の先端側に設けられてシャフトとの固定部をなすスリーブ部を有する。
また、シャフトの先端側に、シャフト及びバルーンよりも柔軟な素材で形成されたソフトチューブを備え、拡張部より先端側のシャフトとスリーブ部とソフトチューブとでカテーテル先端部をなし、カテーテル先端部の軸方向長さは10〜100mmであり、カテーテル先端部は、後端側よりも先端側が柔軟である。
カテーテル先端部が、軸方向に少なくとも3つ以上の領域からなり、先端側の領域に向けて段階的に柔軟である。具体的には、シャフトの先端は、スリーブの先端よりも先端側に突出しており、ソフトチューブの後端部は、スリーブの先端よりも突出したシャフトの外周に被せられ、カテーテル先端部は、先端側から、先端部、中間部、後端部の3つの領域からなり、先端部は、ソフトチューブのみの部分からなり、中間部は、シャフトの外周にソフトチューブが被せられた部分からなり、後端部は、シャフトの外周にスリーブ部が被せられた部分からなる。
〔実施例1の構成〕
実施例1のバルーンカテーテル1の構成を、図1および図2を用いて説明する。
バルーンカテーテル1は、例えば血液透析のためのシャントにおける経皮的血管拡張術(PTA)に用いられるものである。
バルーンカテーテル1は、インナーシャフト(シャフト)2と、インナーシャフト2の一部を囲うように配置され、狭窄を拡張させるバルーン3と、バルーン3の後端側に接続され、バルーン3を拡張させるための液体を流す流路11をインナーシャフト2とともに形成するアウターシャフト4とを備える。
尚、インナーシャフト2の筒内部21には、ガイドワイヤが挿通可能となっている。
インナーシャフト2及びアウターシャフト4は、例えばナイロン12(登録商標)で形成されており、インナーシャフト2とアウターシャフト4とで、インナーシャフト2を内側とする二重管構造を形成している。
インナーシャフト2及びアウターシャフト4の手元端には、Yコネクタ5が接続されており、インナーシャフト2及びアウターシャフト4と同軸上に設けられたワイヤーポート51はインナーシャフト2の筒内部21と連通しており、分岐して設けられた拡張ポート52は流路11と連通している。
バルーン3は、例えばナイロン12(登録商標)にて筒状に形成されており、中央の径大な拡張部31と、拡張部31の両端に設けられた拡張部31より径小なスリーブ部32、33とからなる。
先端側のスリーブ部32は、インナーシャフト2に固着され、後端側のスリーブ部33は、アウターシャフト4の外周面に固着されている。
尚、インナーシャフト2には、バルーン3の拡張部31の両端に対応する位置に、放射線不透過材料からなるマーカー22が装着されている。
〔実施例1の特徴〕
実施例1のバルーンカテーテル1は、インナーシャフト2の先端側に、インナーシャフト2及びバルーン3よりも柔軟な素材(例えば、ポリアミドエラストマー素材)で形成されたソフトチューブ6を備え、拡張部31より先端側のインナーシャフト2とスリーブ部32とソフトチューブ6とでカテーテル先端部7をなす。
具体的には、インナーシャフト2の先端23は、スリーブ部32よりも先端側に突出しており、ソフトチューブ6の後端部61は、スリーブ部32の先端34よりも突出したインナーシャフト2の外周に被せられている。ソフトチューブ6とインナーシャフト2とは溶着されており、ソフトチューブ6の後端の外径はスリーブ部32の外径と略同寸法となっている。
そして、カテーテル先端部7は、先端側から、先端部71、中間部72、後端部73の3つの領域からなり、先端部71は、ソフトチューブ6のみの部分からなり、中間部72は、インナーシャフト2の外周にソフトチューブ6が被せられた部分からなり、後端部73は、インナーシャフト2の外周にスリーブ部32が被せられた部分からなる。
そして、先端部71、中間部72、後端部73からなるカテーテル先端部7の軸方向長さは10〜100mmである。例えば、後端部73の長さaは3mmであり、中間部72の長さbは5mmであり、先端部71の長さcが22mmの合計30mmである。
これら3つの領域(先端部71、中間部72、後端部73)は、先端側の領域に向けて段階的に柔軟である。すなわち、後端部73はスリーブ部32とインナーシャフト2とからなるため最も硬く、中間部72はインナーシャフト2とソフトチューブ6からなるため後端部73よりは柔軟であり、先端部71はソフトチューブ6のみであるため最も柔軟である。好ましくは、ヤング率で比較した場合に、先端部71が50〜500MPa、中間部72が150〜850MPa、後端部73が700〜1200MPaである。
また、ソフトチューブ6の内径はインナーシャフト2の内径と同寸法で軸方向に変化させず、ソフトチューブ6の外径は先端側に向けて小さくなるようにテーパー加工されているため、ソフトチューブ6は先端側に向けて断面積が小さくなり剛性が低くなっている。
〔実施例1の処置方法〕
以下に、本実施例のバルーンカテーテル1を用いた、シャント部Sの動脈と静脈の吻合部に形成された内膜肥厚及び/又は血栓Tによる狭窄部Xの処置方法を説明する(図3参照)。
まず、静脈側からシャント部SにガイドワイヤWを挿入する。そして、インナーシャフト2にガイドワイヤWを挿通させて、ガイドワイヤWに沿ってバルーンカテーテル1をシャント部Sに導く。そして、血管内でのバルーンカテーテル1の挿入状態をマーカー22を目安に放射線透視画像上で確認しつつ、狭窄部Xの位置にバルーン3の拡張部31が到達するまでバルーンカテーテル1を進める。拡張部31が狭窄部Xに到達したら、拡張ポート52から液体を供給してバルーン3を拡張させ、狭窄部Xを広げる。
〔実施例1の作用効果〕
本実施例1のバルーンカテーテル1によれば、シャント部Sへバルーンカテーテル1を挿入する際、内膜肥厚及び/又は血栓Tに衝突しても、カテーテル先端部7のソフトチューブ6が柔軟な素材で形成されているため、ガイドワイヤWに追従しやすく、内膜肥厚及び/又は血栓Tでの通過性が向上し、これによって、シャント部Sへの挿入性が良好となる(図3(a)参照)。
また、カテーテル先端部7が長尺であるため、血管形状に沿いやすく、バルーン3も自然に血管形状に沿って位置する。
そして、カテーテル先端部7が長尺であるため、図3(b)に示すように、バルーン3が狭窄部Xの位置にあるときに、カテーテル先端部7は動脈側に十分に挿入されて、分岐に対向する血管壁Vwに線接触又は面接触で接触する。
その後、バルーン3を拡張するとバルーン3に引っ張られてインナーシャフト2が真っ直ぐになろうとするが、カテーテル先端部7が線接触又は面接触で接触するため(図3(c)(d)参照)、血管壁Vwを強く押圧することはなく、血管壁Vwを損傷することはない。
また、バルーン3を拡張しても、カテーテル先端部7が血管壁Vwに線接触又は面接触で接触して支持されることにより、バルーン3の位置がずれずに血管Vに沿って拡張することができる。
また、カテーテル先端部7が、軸方向に少なくとも3つの領域からなり、先端側の領域に向けて段階的に柔軟であるため、先端の柔軟性を確保しつつ、カテーテル先端部7の剛性を維持することができるとともに、カテーテル先端部7は滑らかに屈曲することができる。
尚、本実施例のバルーンカテーテル1では、血管壁Vwを強く押圧することがない点は以下の実験からも証明されている。
〔バルーンカテーテルによる血管壁への押し荷重の計測実験〕
血管を模してU字状に屈曲させたチューブに、バルーンカテーテル1をバルーン3の中央がU字の頂点位置に位置するように挿入し、最も手元側である後端部73の位置にロードセルを配置し、バルーン3の加圧に伴うロードセルからの出力変化を記録した。
本実施例の試料として、図2記載のバルーンカテーテル1(後端部73の長さaが3mm、中間部72の長さbが5mm、先端部71の長さcが22mmの合計30mmのもの。以下、30mmバルーンカテーテル1とする)の他に、30mmバルーンカテーテル1よりもカテーテル先端部7の長さが短いバルーンカテーテル1(後端部73の長さaが3mm、中間部72の長さbが5mm、先端部71の長さcが6mmの合計13mmのもの。以下、13mmバルーンカテーテル1とする)を準備した。
また、従来例の試料として、先端部71及び中間部72がなく後端部73に相当する部分のみを先端部101とするバルーンカテーテル100(図4参照、先端部101の長さeは5mm)を準備し、バルーンカテーテル100についてもバルーンカテーテル1と同様にしてバルーン102の加圧に伴うロードセルからの出力変化を記録した。
図5は上記の実験の結果を示す図である。図5において、実線は30mmバルーンカテーテル1の、破線は13mmバルーンカテーテル1の、一点鎖線が従来のバルーンカテーテル100の計測結果である。尚、バルーン3が標準径になる圧力は14atmであり、14atm以上で狭窄部Xの拡張が行われる。
そこで、14atm以上のデータに注目すると、従来のバルーンカテーテル100(一点鎖線)では、14atmのときに既に押し荷重が150gfを超えているのに対し、バルーンカテーテル1(実線及び破線)では押し荷重が低く、14atm付近では100gf未満であり、20atmでも150gf未満である。これは、バルーンカテーテル1では、カテーテル先端部7が血管壁Vwに線接触又は面接触で接触するため荷重が分散され、一点で集中して押圧することがないためと考えられる。
尚、カテーテル先端部7の長さは最低でも10mm程度が好ましいといえる。10mmよりも短い場合は、バルーン3が狭窄部Xの位置にあるときに動脈側に挿入されるカテーテル先端部7の長さが十分ではなく、カテーテル先端部7が血管壁Vwに線接触又は面接触で接触しにくいため、上述のような荷重分散の効果がなく、14atm付近での押し荷重が大きくなってしまう。また、バルーンカテーテル1の操作性の観点から、カテーテル先端部7は100mm以内が好ましい。カテーテル先端部7が長いと、シャントSとは関係のない血管の他の部分にまで広くカテーテル先端部7が触れてしまい、意図しない分岐に迷入する虞があるからである。
〔変形例〕
実施例1では、カテーテル先端部7は軸方向に3つの領域からなっていたが、4つ以上の領域から構成してもよい。
また、実施例1では、ソフトチューブ6がインナーシャフト2の外周にのみ被せられていたが、ソフトチューブ6の後端部61をインナーシャフト2の外周に加えてスリーブ部32の外周に被せてもよく、先端部71がソフトチューブ6のみの部分からなり、中間部72がインナーシャフト2とソフトチューブ6とからなり、後端部73がインナーシャフト2とスリーブ部32とソフトチューブ6とからなるようにしてもよい。
実施例1では、カテーテル先端部7を構成するインナーシャフト2とバルーン3とソフトチューブ6とは同種の樹脂(インナーシャフト2とバルーン3にナイロン12(登録商標)、ソフトチューブ6にポリアミドエラストマー)により形成されていたが、それぞれ異種の材料により形成してもよい。尚、同種の樹脂によれば、固着部間の樹脂の親和性が高くなり、固着強度が増加するため、固着強度の観点からは同種の材料を用いることが好ましい。
また、実施例1のバルーンカテーテル1において、ソフトチューブ6を成形する際に、素材となる樹脂内に硫酸バリウムなどの造影剤を入れて成形してもよい。
1 バルーンカテーテル
2 インナーシャフト(シャフト)
23 先端(シャフトの先端)
3 バルーン
31 拡張部
32 スリーブ部
34 先端(スリーブ部の先端)
6 ソフトチューブ
7 カテーテル先端部
71 先端部
72 中間部
73 後端部

Claims (3)

  1. 細長可撓性のシャフトと
    前記シャフトの先端側で前記シャフトの一部を囲うように配置されるバルーンとを備え、
    前記バルーンは、中央の径大な拡張部と、拡張部の先端側に設けられて前記シャフトとの固定部をなすスリーブ部を有するバルーンカテーテルにおいて、
    前記シャフトの先端側に、前記シャフト及び前記バルーンよりも柔軟な素材で形成されたソフトチューブを備え、
    前記拡張部より先端側の前記シャフトと前記スリーブ部と前記ソフトチューブとでカテーテル先端部をなし、
    前記カテーテル先端部の軸方向長さは10〜100mmであり、
    前記カテーテル先端部は、後端側よりも先端側が柔軟であることを特徴とするバルーンカテーテル。
  2. 請求項1に記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記カテーテル先端部は、軸方向に少なくとも3つ以上の領域からなり、
    先端側の領域に向けて段階的に柔軟であることを特徴とするバルーンカテーテル。
  3. 請求項2に記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記シャフトの先端は、前記スリーブ部の先端よりも先端側に突出しており、
    前記ソフトチューブの後端部は、前記スリーブ部の先端よりも突出したシャフトの外周に被せられ、
    前記カテーテル先端部は、先端側から、先端部、中間部、後端部の3つの領域からなり、
    前記先端部は、前記ソフトチューブのみの部分からなり、
    前記中間部は、前記シャフトの外周に前記ソフトチューブが被せられた部分からなり、
    前記後端部は、前記シャフトの外周に前記スリーブ部が被せられた部分からなることを特徴とするバルーンカテーテル。
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