JP3687110B2 - スライディングカテーテル - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、血管などの体腔内に挿入し、きわめて狭い狭窄部、偏心した狭窄部あるいは蛇行した狭窄部または体腔内分岐部などでも、低摩擦力で、しかも体腔内壁を傷つけることなく容易に通過させることができるスライディングカテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】
血管、消化管、卵管、尿管などの体腔内の特定部位に、薬液あるいは輸液を供給したり、あるいは体液の圧力を測定したりする目的で、スライディングカテーテルが開発されている。
【0003】
スライディングカテーテルは、体腔内に挿入されるカテーテル管と、このカテーテル管の内部に軸方向移動自在に装着されるスライド管と、このスライド管の先端部に第1開口端部が接合され、前記カテーテル管の先端部に第2開口端部が接合される筒状のバルーン膜とを有する。
【0004】
スライド管とカテーテル管との間の隙間に圧力流体を封入した状態で、スライド管の基端部を操作し、スライド管を軸方向に前進させることで、筒状のバルーン膜がカテーテル管の先端内部からめくり上げられながら突出する。この筒状のバルーン膜は適度な可撓性を有し、その表面がめくり上げられながら突出することで、きわめて狭い狭窄部、偏心した狭窄部あるいは蛇行した狭窄部などでも、低摩擦力で狭窄部を傷つけることなく容易に通過させることができる。
【0005】
筒状のバルーン膜が狭窄部を通過した後、さらにスライド管を前進させれば、スライド管も、狭窄部を通過することができる。したがって、このスライド管を通して、薬液あるいは輸液を、狭窄部の背後の特定部位に導入することができる。また、同様な理由から、その特定部位の圧力などを検出することもできる。さらに特定部位から検査用のサンプリングを行うこともできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のスライディングカテーテルでは、カテーテル遠位端部から突出する筒状のバルーン膜は、軸方向に真っ直ぐ繰り出されるのみで、狭窄部を持つ体腔内に分岐部がある場合などには、筒状のバルーン膜の突き出した先端部の方向を任意の方向に向けることが困難であった。
【0007】
本発明は、体腔内の分岐部において、カテーテルを希望する分岐腔へ向けて挿入することができるスライディングカテーテルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明者らは、スライディングカテーテルの筒状のバルーン膜を2種類の異なる材質で作成することで、めくり上げられながら反転して突き出すバルーン膜の先端が一定の角度で曲がるようにすることができるので、カテーテルを任意の分岐腔へ向けて挿入できるスライディングカテーテルを得ることに成功した。
【0009】
かくして、本発明によれば、体腔内に挿入されるカテーテル管と、
このカテーテル管の内部に軸方向移動自在に装着されるスライド体と、
このスライド体の遠位端に第1開口端部が接合され、前記カテーテル管の遠位端に第2開口端部が接合される筒状のバルーン膜とを有し、
前記カテーテル管と前記筒状のバルーン膜及び前記スライド体とで形成される内腔部に圧力流体が封入され、
前記筒状のバルーン膜が、スライド体を軸方向に移動することにより、カテーテル管の遠位端内部から反転しながら繰り出されたときに、一定の角度で曲がることができるように、バルーン膜の一物性値を周方向に分布してなることを特徴とするスライディングカテーテルが提供される。
【0010】
本発明のスライディングカテーテルは、筒状のバルーン膜の一物性値が、周方向に分布を有するものである。
本発明における一物性値とは、延伸率、摩擦係数、弾性率、剛度、硬度などの機械的物性値;膜厚などの物理的物性値などをいう。特に、一物性値の周方向で相隣合う部分の相違が小さい場合にも、スライディングカテーテルの遠位端から繰り出して突き出たバルーン膜の曲がり角度が大きくなる物性値としては、延伸率もしくは摩擦係数が挙げられる。
【0011】
周方向に分布してなるとは、周方向で相隣合う部分における一物性値が相違することをいう。具体的な分布の態様としては、相隣合う部分で連続的に変化して相違する物性値になるものでもよいし、段階的に変化して相違する物性値になるものでもよい。この一物性値が周方向に分布を有する範囲は、バルーン膜の軸方向一部であってもよいが、軸方向全体であるのが好ましい。
【0012】
周方向に分布を有する範囲において、その一物性値が最も高い部分と、最も低い部分との、物性値の比率は、最も低い物性値を100としたときに、最も高い物性値が105〜500、好ましくは120〜200である。比率が小さいと突き出したバルーン膜を一定の角度で曲げることが困難になり、大きいとバルーン膜が反転して突出し難くなる。
【0013】
段階的に物性値を変化させる場合、その段階の数は特に限定されない。通常、低い物性値部分と高い物性値部分との2段階で変化させる。低い物性値部分と高い物性値部分との周方向長さの比率は、通常、1/9〜9/1、好ましくは1/3〜3/1、さらに好ましくは1/2〜2/1である。
【0014】
本発明において一物性値が周方向に分布を有するものとするには、バルーン膜の膜厚を周方向で変化させて成形するか、物性値の異なる2種の樹脂を用いて成形するか、像影剤、有色顔料などの充填剤を練り混んだ樹脂と、充填剤を練り混んでいない樹脂とを用いて成形するか、バルーン膜を成形後、膜表面の一部に親水性樹脂などを塗布して皮膜を形成する、などの手段を用いることにより達成できる。
【0015】
本発明のスライディングカテーテルの好適な態様を以下に示す。
(1)体腔内に挿入されるカテーテル管と、
このカテーテル管の内部に軸方向移動自在に装着されるスライド体と、
このスライド体の遠位端に第1開口端部が接合され、前記カテーテル管の遠位端部に第2開口端部が接合される筒状のバルーン膜とを有し、
前記筒状のバルーン膜が、スライド体を軸方向に移動することにより、カテーテル管の遠位端内部から反転しながら繰り出されたときに、一定の角度で、曲がることができるように、バルーン膜の一物性値が周方向に分布してなることを特徴とするスライディングカテーテル。
【0016】
(2)一物性値が機械的物性値であることを特徴とする前記(1)のスライディングカテーテル。
(3)一物性値が延伸率又は摩擦係数であることを特徴とする前記(1)のスライディングカテーテル。
【0017】
(4)バルーン膜の膜厚を周方向で変化させてなることを特徴とする前記(1)のスライディングカテーテル。
(5)バルーン膜の表面に、周方向で、異なる濃度の塗料を塗布してなることを特徴とする前記(1)のスライディングカテーテル。
【0018】
(6)バルーン膜の表面に、周方向で、異なる濃度の親水性ポリマーの溶液を塗布してなることを特徴とする前記(4)のスライディングカテーテル。
(7)バルーン膜が一物性値の異なる2種以上の樹脂を用いて形成してなるものであることを特徴とする前記(1)のスライディングカテーテル。
【0019】
(8)バルーン膜が充填剤を練り混んだ樹脂と、充填剤を練り混んでいない樹脂とを用いて形成してなるものであることを特徴とする前記(1)のスライディングカテーテル。
【0020】
【実施例】
以下、本発明に係るスライディングカテーテルを、図面に示す実施態様に基づき、詳細に説明する。
図1(A)は本発明の一実施態様に係るスライディングカテーテルの概略断面図、図1(B)は図1(A)に示すスライディングカテーテルのB−B線に沿う要部横断面図、図1(C)は本発明の他の実施態様に係るスライディングカテーテルに用いるバルーン膜の横断面図、図2〜5は図1に示すスライディングカテーテルの使用例を示す要部概略断面図である。
【0021】
第1実施態様
図1(A),(B)に示すように、本発明の実施態様に係るスライディングカテーテル2は、血管などの体腔内に挿入されるカテーテル管4を有する。このカテーテル管4は中空管で構成され、その内部には、スライド体としてのスライド管6が、軸方向移動自在に装着してある。
【0022】
このスライド管6の遠位端部外周には、筒状のバルーン膜8の第1開口端8aが接着または熱融着してある。また、カテーテル管4の遠位端部外周には、バルーン膜8の第2開口端8bが接着または熱融着してある。遠位端とは、バルーン膜が接合された部分のことを、遠位端部とは、遠位端及び遠位端から軸方向に、通常、15mmの距離の範囲内をいう。
【0023】
スライド管6の内部は、中空であり、第1ルーメン15が形成してある。
なお、スライド管6とカテーテル管4との間の隙間には、第2ルーメン17が形成してある。この第2ルーメン17は、バルーン膜8の内部に連通している。筒状のバルーン膜8の構成については後述する。
【0024】
カテーテル管4は、ある程度の可撓性を有する材質で構成されることが好ましく、たとえばポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリイミド、ポリイミドエラストマー、フッ素樹脂、シリコーン、天然ゴムなどで構成され、好ましくは、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル又はシリコーンで構成される。このカテーテル管4の内表面には、ハイドローマー被覆層などの摩擦低減層が被覆してあることが好ましい。カテーテル管4の内部で、低摩擦力でスライド管6が軸方向にスライド移動できるようにするためである。このような観点からは、スライド管6の外表面にも、低摩擦層を形成することが好ましい。
【0025】
スライド管6は、カテーテル管4と同様に、ある程度の可撓性を有する材質で構成されることが好ましく、たとえばポリエチレン、フッ素樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリイミド、ポリイミドエラストマー、シリコーン、天然ゴム、金属(ステンレス、Ni−Ti合金)などで構成され、好ましくは、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、シリコーン又は金属で構成される。このスライド管6は、カテーテル管4と異なり、肉厚の薄い細径の金属チューブ、たとえばステンレス、Ni−Ti合金で構成することもできる。細径の金属チューブであれば、ある程度の可撓性を有し、しかも、スライド管6をスライド移動させるための操作力が伝達され易いことから好ましい。また、前記樹脂に、芯材として網状の金属などを埋め込んだもので構成されたものであってもよい。
【0026】
カテーテル管4およびスライド管6の外径、肉厚、軸方向長さなどの寸法は、このスライディングカテーテル2の使用目的に応じて種々に改変されるが、一般に、次の寸法であることが好ましい。カテーテル管4の外径は、好ましくは0.3〜15mm、さらに好ましくは1〜5mmであり、その肉厚は、好ましくは50〜1000μm、さらに好ましくは100〜500μm、その軸方向長さは、好ましくは10〜3000mm、さらに好ましくは50〜1000mmである。スライド管6の外径は、好ましくは0.1〜10mm、さらに好ましくは0.5〜4mmであり、その肉厚は、好ましくは50〜1000μm、さらに好ましくは100〜500μm、その軸方向長さは、カテーテル管4よりも長く、好ましくは20〜6000mm、さらに好ましくは100〜2000mmである。
【0027】
図1に示すように、カテーテル管4の基端部には、分岐部10が設けられ、カテーテル管4内の第2ルーメン17と連通する分岐管12が装着してある。図1に示す実施態様では、分岐管12が直接カテーテル管4の基端部外周に装着してあるが、カテーテル管4の基端に分岐用ハブを接続し、この分岐用ハブに対して分岐管12を接続することもできる。分岐管および分岐ハブは、患者の体外側に位置するので、カテーテル管4に比較して剛性の高い材質で構成することができる。
【0028】
分岐管12からは、カテーテル管4の第2ルーメン17を通して、バルーン膜8の内部に液体が導入される。封入される液体としては、特に限定されないが、たとえば放射線不透過性媒体と生理食塩水との50/50混合水溶液などが用いられる。放射線不透過性媒体を含ませるのは、スライディングカテーテル2の使用時に、放射線を用いてバルーン膜8およびカテーテル管4の位置を造影するためである。封入時の圧力としては、特に限定されないが、ゲージ圧で好ましくは0.5〜2気圧程度である。放射線不透過性媒体とは、生体のX線透過撮影において通常用いられる造影剤のことをいう。
【0029】
カテーテル管4の最基端部には、フランジ状のカテーテル用ハブ14が装着してある。このカテーテル用ハブ14は、カテーテル管4の最基端部外周に、接着又は融着してあり、カテーテル管4よりも剛性の高い材質で構成することができる。このハブ14は、具体的には、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、スチレン−ブタジエン共重合体、シリコーン樹脂、ABS樹脂、好ましくはポリ塩化ビニル、ポリカーボネート又はABS樹脂で構成される。このハブ14の外径は、カテーテル管4の外径に対して100〜1000%大きいことが好ましい。
【0030】
なお、このハブ14は、前記分岐ハブと一体に形成することもできる。
カテーテル用ハブ14が装着されたカテーテル管4の内側には、密封用パッキン16が装着してある。密封用パッキン16は、バルーン膜8の内部と、カテーテル管4の内部の第2ルーメン17とを密封する。しかも、スライド管6を、カテーテル管4の内部で軸方向にスライド移動自在とするために、密封用パッキン16は、スライド管6の外周との摺動性に優れた材質であることが好ましい。このような観点から、密封用パッキンは、好ましくはシリコーン、ポリイソプレン、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、さらに好ましくはシリコーン又は天然ゴムで構成される。
【0031】
スライド管6の最基端部にも、フランジ状のスライド用ハブ18が装着してある。スライド用ハブ18は、スライド管6の最基端部外周に、接着または融着してある。スライド用ハブ18は、カテーテル用ハブと同様な材質で構成される。スライド管6の内部に形成された第1ルーメン15は、その遠位端部に装着されたバルーン膜8によっても遠位端開口部が閉塞されず、その基端部に装着されたハブ18によっても基端開口部が閉塞されない。
【0032】
図1に示す筒状のバルーン膜は、延伸率の異なる2種以上の樹脂を用いて成形してなるもので、延伸率を周方向で2段階で変化させたものである。図1(B)は、第1周方向部分20と、第2周方向部分との材質を変えたバルーン膜の例の断面図である。
【0033】
これら第1周方向部分20および第2周方向部分22は、たとえばポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリイソプレン、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリイミド、ポリイミドエラストマー、シリコーン、天然ゴムなど、好ましくは、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリウレタン、シリコーンから選ばれる材質で構成してあり、相互に異なる材質で構成される。
【0034】
たとえば第1周方向部分20と第2周方向部分22との組合わせ材質を、ポリウレタンとポリ塩化ビニルとの組合せ、ポリアミドエラストマーとポリウレタンとの組合せ又は、エチレン−プロピレン共重合体とエチレン−酢酸ビニル共重合体との組合せで構成することが好ましい。また、筒状のバルーン膜は、膜の樹脂材料そのものを変えなくても、第1周方向部分を像影剤などの充填剤を練り混んだ樹脂で、第2周方向部分を充填剤を練り混んでいない樹脂で形成したものであってもよい。
【0035】
第1周方向部分20の範囲Xは、筒状のバルーン膜8の軸方向に対して直角な断面において、全周の、通常、1/9〜9/1、好ましくは1/3〜3/1、さらに好ましくは1/2〜2/1である。この範囲Xは、筒状のバルーン膜8の軸方向に沿って必ずしも均一である必要はなく、軸方向に沿って不均一であっても良い。たとえば、バルーン膜8の第2開口端8b付近では、範囲Xが全周の2/3であり、第1開口端8a付近では、範囲Xが全周の1/3となるように、範囲Xが軸方向に沿って漸次またはステップ的に変化するように設定することも可能である。
【0036】
これら第1周方向部分20と第2周方向部分22とから成るバルーン膜8の開口端8a,8bは、それぞれスライド管6の遠位端部とカテーテル管4の遠位端部とに接合される。したがって、バルーン膜8の外径は、必ずしも軸方向に一定である必要はなく、その第1開口端8aがスライド管6の遠位端部に接続され、その第2開口端8bがカテーテル管4の遠位端部に接続されるように都合の良い外径を有する。
【0037】
バルーン膜8の膜厚は、特に限定されないが、好ましくは10〜1000μm、さらに好ましくは50〜500μmである。また、バルーン膜8の軸方向長さは、スライディングカテーテルの使用目的に応じて種々に変えることができるが、好ましくは50〜1000mm、さらに好ましくは100〜500mmである。
【0038】
第1周方向部分20と第2周方向部分22とから成るバルーン膜を製造するには、たとえば二軸押し出し法を用いることができる。あるいは、第1周方向部分20と第2周方向部分22とを別々に製造し、これらを融着することによっても製造することができる。
【0039】
次に本実施態様に係るスライディングカテーテル2の使用例について説明する。
まず、図2,4に示すように、図1に示すカテーテル管4の遠位端からスライド管6の遠位端が最大限に引っ込んだ状態で、スライディングカテーテル2を、その遠位端部から、血管、卵管、消化管、尿管あるいはその他の体腔40(図2〜5参照)内に挿入する。スライディングカテーテル2を、たとえば動脈血管などの体腔内に挿入するには、セルジンガー法などを採用すれば良い。
【0040】
図2,4に示すように、カテーテル管4の遠位端が、体腔内狭窄部42あるいは体腔内分岐部44の手前にきた場合に、図1に示すスライド管6の基端部に装着されたハブ18を操作し、スライド管6をカテーテル管4内で前進させる。その結果、図3,5に示すように、カテーテル管4の遠位端から、バルーン膜8が、その表裏面がめくり上げられるように突出する。
【0041】
このようにバルーン膜8が突出するのは、バルーン膜8の内部に流体が加圧封入してあると共に、スライド管6が前進移動するからである。封入流体の圧力は、スライド管6の前進移動に応じて上昇し、その圧力により、バルーン膜8が、カテーテル管4の遠位端部から突出する。バルーン膜8の突出量は、スライド管6の前進移動量の約1/2である。
【0042】
カテーテル管4の遠位端が、図4に示すように、分岐部44の手前にきた場合には、次のように操作することにより、分岐部44の第1分岐部44aまたは第2分岐部44bに選択的に挿入することができる。
具体的には、スライド管6をカテーテル管4内で前進させて、筒状のバルーン膜8をめくり上げられながら反転して突出させる際に、スライド管6を回転させ、バルーン膜8の延伸率の低い第2周方向部分22を、挿入しようとする第1分岐部44a側に位置させる。その状態で、筒状のバルーン膜8をめくり上げながら反転して突出させると、筒状のバルーン膜8にかかる軸方向の引っ張り力に対して、延伸率の高い第1周方向部分20が延伸率の低い第2周方向部分22よりも多く突出する。その結果として、筒状のバルーン膜8の遠位端に一定の角度を持たせて突出させることが可能になり、バルーン膜8を、目的とする第1分岐部44aに向かわせることができる(図5)。スライド管6の回転角度を調節することで、第2分岐部44bに向かわせることも容易にできる。
【0043】
また、バルーン膜8は、可撓性を有すると共に、その表裏面がめくり上げられながら突出するので、体腔との摩擦がほとんどなく、図3に示すように、きわめて狭い狭窄部42、偏心した狭窄部あるいは蛇行した狭窄部または体腔内分岐部などでも、体腔40の内壁を傷つけることなく容易に通過させることができる。
【0044】
その後、さらにスライド管6を前進させれば、バルーン膜8は、その表裏面が完全に逆転し、その内側を通して、スライド管6の遠位端がカテーテル管4の遠位端から突出し、スライド管6の遠位端は、図3に示す狭窄部42あるいは図5に示す分岐部44aを完全に通過する。その後、このスライド管6の第1ルーメン15を通して、薬液や輸液を送り込めば、体腔内狭窄部42または分岐部44aの背後の特定部位に対して良好に、これらを送り込むことができる。また、その特定部位からの体液のサンプリング、体液の圧力測定などが可能である。
【0045】
さらに、スライド管6の前進移動を途中で止め、その後スライド管6を後退移動させることで、いったん突出させたバルーン膜8をカテーテル管4の遠位端内に後退移動させることで、バルーン膜8により、体腔内異物(たとえば結石)を取り込むこともできる。
【0046】
さらには、本実施態様に係るスライディングカテーテル2は、内視鏡と組み合わせて用いることもできる。内視鏡は、スライディングカテーテル2のスライド管6に形成された第1ルーメン15を通して送り込むことができる。
また、PTCA(経皮的冠動脈形成術)用バルーンカテーテルが挿入し難い狭窄部に、まず本実施態様に係るスライディングカテーテル2を通すことで、その狭窄部にガイドワイヤを通し、その後スライディングカテーテル2を抜取り、PTCAバルーンカテーテルを挿入し、PTCA治療を行うこともできる。
【0047】
第2実施態様
本実施態様のスライディングカテーテルでは、図1(B)に示すバルーン膜8の第1周方向部分20と第2周方向部分22とを同一材質で構成し、第1周方向部分20の膜厚を、第2周方向部分22の膜厚に比較して、25〜75%薄く設定してある。たとえば第1周方向部分20の膜厚を、50〜150μmに設定し、第2周方向部分22の膜厚を200〜500μmに設定する。
【0048】
このように設定することで、第1周方向部分20の延伸率を、第2周方向部分22のそれに比較して高くすることができ、前記第1実施態様のスライディングカテーテルと同様な作用を有する。
肉厚の薄い第1周方向部分20と肉厚の厚い第2周方向部分22とから成るバルーン膜8は、第1周方向部分20と第2周方向部分22とを融着することにより成形することができる。別の成形方法としては、均一肉厚のバルーン膜8を製造した後、第1周方向部分20側のみを、機械加工あるいは化学的エッチング加工などを行うことにより、肉厚を薄く設定することもできる。
【0049】
その他の構成については、前記第1実施態様のスライディングカテーテルと同様なので、その説明は省略する。
第3実施態様
本実施態様のスライディングカテーテルでは、図1(B)に示すバルーン膜8の第1周方向部分20と第2周方向部分22とを同一材質で構成し、第1周方向部分20または第2周方向部分22を、変質させることにより、第1周方向部分20の延伸率を、第2周方向部分22のそれに比較して高くする。この実施態様でも、前記第1実施態様のスライディングカテーテルと同様な作用を有する。
【0050】
第1周方向部分20または第2周方向部分22を変質させる手段としては、筒状のバルーン膜8を製造した後、第1周方向部分20または第2周方向部分22側のみを、溶液または溶剤に浸漬すれば良い。本実施態様において用いることができる溶剤としては、テトラヒドロキシフラン、メチルエチルケトン、ジメチルスルホキシドなどを例示することができる。
【0051】
その他の構成については、前記第1実施態様のスライディングカテーテルと同様なので、その説明は省略する。
第4実施態様
本実施態様のスライディングカテーテルでは、図1(C)に示すように、筒状のバルーン膜8を、その横断面(軸方向に対して直角な断面)において均一な材質および膜厚に設定し、筒状のバルーン膜8の表面を、摺動性被膜25で覆う。
【0052】
摺動性被膜25は、一定の角度範囲Xの周方向部分が、他の周方向部分に比較して、摩擦係数が小さくなるように、異なる摩擦係数の第1,第2摺動性被膜25a,25bで構成される。第1,第2摺動性被膜25a,25bとしては、親水性ポリマーを用いることができ、親水性ポリマーとしては、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリジメチルアクリルアミド、ポリビニルピロリドンなどを例示することができる。
【0053】
異なる摩擦係数の第1,第2摺動性被膜25a,25bを形成するためには、たとえば、角度範囲Xのバルーン膜周方向部分を、4〜10%のポリビニルピロリドン溶液に浸漬し、他のバルーン膜周方向部分を、0.1〜2%のポリビニルピロリドン溶液に浸漬すれば良い。なお、変形例として、バルーン膜の周方向一部分のみに、摺動性被膜を形成し、残りの部分には摺動性被膜を形成しないことにより、摩擦係数に差をつけることもできる。
【0054】
本実施態様のスライディングカテーテルでは、筒状のバルーン膜8がめくり上げられながら反転して突出する際に、摩擦係数の差によって筒状のバルーン膜8のめくり上がり易さに差が生じ、その結果として、筒状のバルーン膜8の先端に一定の角度を持たせることが可能である。
【0055】
その他の構成および作用については、前記第1実施態様のスライディングカテーテルと同様なので、その説明は省略する。
なお、本発明は、上述した実施態様に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
【0056】
次に、本発明をさらに具体的な実施例を比較例との関係において説明するが、本発明は、これら実施例に限定されない。
実施例1
図1(A)に示す構造のスライディングカテーテル2を準備した。ただし、この実施例では、スライド管6として、外径1.5mmのポリウレタン製チューブを用いた。筒状のバルーン膜8はポリウレタンで形成され、その長さは300mm、外径は1.6mm、肉厚は100μm であった。その材質および肉厚は、周方向および軸方向に沿って一定であった。カテーテル管4としては、外径が2.3mm、肉厚250μm 、長さ300mmのポリウレタン製チューブ(全長にわたりJIS硬度75(D硬度を言う。以下同様))を用いた。
【0057】
ただし、筒状のバルーン膜8の外周には、図1(C)に示すように、軸方向に対して直角な断面において、半周を1%のポリビニルピロリドン溶液に漬けて第2摺動被膜25bを形成し、残り半周を4%のポリビニルピロリドン溶液に漬けて第1摺動被膜25aを形成した。その結果、半周の範囲Xのバルーン膜周方向部分の摩擦係数が、その他のバルーン膜周方向部分に比較して小さくなった。
【0058】
比較例1
筒状のバルーン膜8の摺動被膜が、バルーン膜の全周に渡って3%のポリビニルピロリドン溶液に漬けることで形成されている以外は、実施例1と同様にしてスライディングカテーテルを作製した。
【0059】
実験1
比較例1および実施例1の各スライディングカテーテルについて、筒状のバルーン膜の全長のうち半分をカテーテル管の遠位端部より突出させた。この時、実施例1のスライディングカテーテルは、筒状のバルーン膜8の先端が、R=7mmの曲がりを持っていた。
【0060】
図6に示すように、分岐部51を有する塩化ビニル製の模擬血管50の入口52から各スライディングカテーテルの遠位端部を差し込み、分岐部51から矢印A方向の分岐管に侵入させる際の挿入選択性について評価した。模擬血管50の内径は、カテーテル管の外径の約2倍に等しい。
【0061】
一分以内に矢印A方向の分岐管へスライディングカテーテルを約10mm侵入させることができた回数を評価した。10回試行して、成功した回数が、0〜3回を×とし、4〜6回を△とし、7〜8回を○とし、9〜10回を◎とした。結果を表1に示す。
【0062】
【表1】
Figure 0003687110
【0063】
実験2
比較例1および実施例1の各スライディングカテーテルについて、筒状のバルーン膜の全長のうち半分をカテーテル管の遠位端部より突出させた。この時、実施例1のスライディングカテーテルは、筒状のバルーン膜先端が、R=7mmの曲がりを持っていた。
【0064】
図7に示すように、分岐部54を有する塩化ビニル製の模擬血管53の入口55から各スライディングカテーテルの先端部を差し込み、分岐部54から矢印B方向の分岐管に侵入させる際の挿入選択性について評価した。模擬血管53の内径は、カテーテル管の外径の約2倍に等しい。
【0065】
一分以内に矢印B方向の分岐管へスライディングカテーテルを約10mm侵入させることができた回数を評価した。10回試行して、成功した回数が、0〜3回を×とし、4〜6回を△とし、7〜8回を○とし、9〜10回を◎とした。結果を表1に示す。
【0066】
評価
前記表1に示すように、本実施例のスライディングカテーテルの挿入選択性は、比較例のそれに比較して格別に優れていることが確認された。
【0067】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明に係るスライディングカテーテルによれば、筒状のバルーン膜の突き出した先端部が一定の角度で曲がるので、分岐部がある体腔内でも、任意の分岐方向に侵入させることができる。また、本発明に係るスライディングカテーテルは、きわめて狭い狭窄部、偏心した狭窄部あるいは蛇行した狭窄部または体腔内分岐部などでも、低摩擦力で、しかも体腔内壁を傷つけることなく容易に通過させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の一実施態様に係るスライディングカテーテルの概略断面図、図1(B)は図1(A)に示すスライディングカテーテルのB−B線に沿う要部横断面図、図1(C)は本発明の他の実施態様に係るスライディングカテーテルに用いるバルーン膜の横断面図である。
【図2】図2は図1に示すスライディングカテーテルの第1使用例を示す要部概略断面図である。
【図3】図3は図1に示すスライディングカテーテルの第1使用例を示す要部概略断面図である。
【図4】図4は図1に示すスライディングカテーテルの第2使用例を示す要部概略断面図である。
【図5】図5は図1に示すスライディングカテーテルの第2使用例を示す要部概略断面図である。
【図6】図6は本発明の実施例で行う試験の要部断面図である。
【図7】図7は本発明の実施例で行うその他の試験の要部断面図である。
【符号の説明】
2… スライディングカテーテル
4… カテーテル管
6… スライド管
8… 筒状のバルーン膜
8a… 第1開口端
8b… 第2開口端
10… 分岐部
12… 分岐管
14… カテーテル用ハブ
15… 第1ルーメン
16… 密封用パッキン
17… 第2ルーメン
18… スライド用ハブ
20… 第1周方向部分
22… 第2周方向部分
25… 摺動性被膜
25a… 第1摺動性被膜
25b… 第2摺動性被膜
40… 体腔
42… 狭窄部
44… 分岐部

Claims (6)

  1. 体腔内に挿入されるカテーテル管と、
    このカテーテル管の内部に軸方向移動自在に装着されるスライド体と、
    このスライド体の遠位端に第1開口端部が接合され、前記カテーテル管の遠位端に第2開口端部が接合される筒状のバルーン膜とを有し、
    前記カテーテル管と前記筒状のバルーン膜および前記スライド体とで形成される内腔部に圧力流体が封入され、
    前記筒状のバルーン膜が、前記スライド体を軸方向に移動することにより、カテーテル管の遠位端内部から反転しながら繰り出されるときに、一定の角度で曲がることができるように、バルーン膜表面の摩擦係数が周方向に沿って変化することを特徴とするスライディングカテーテル。
  2. 前記バルーン膜表面の摩擦係数が周方向に沿って変化するように、前記バルーン膜の表面に摺動性皮膜が形成してある請求項1に記載のスライディングカテーテル。
  3. 前記バルーン膜表面の摩擦係数が周方向に沿って変化するように、前記バルーン膜が、2種以上の樹脂を用いて形成してある請求項1に記載のスライディングカテーテル。
  4. 前記バルーン膜表面の摩擦係数が周方向に沿って変化するように、前記バルーン膜が、充填剤を練り込んだ樹脂と、充填剤を練り込んでいない樹脂とを用いて形成してある請求項1に記載のスライディングカテーテル。
  5. 前記バルーン膜表面の周方向に沿って最も摩擦係数が低い部分の摩擦係数を100とした場合に、周方向で最も摩擦係数が高い部分の摩擦係数が105〜500である請求項1〜4のいずれかに記載のスライディングカテーテル。
  6. 前記バルーン膜表面の周方向に沿って摩擦係数が2段階で変化していて、摩擦係数が低い部分の周方向長さと、摩擦係数が高い部分の摩擦係数の部分の周方向長さとの比率が、1/9〜9/1である請求項1〜5のいずれかに記載のスライディングカテーテル。
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