JP6002460B2 - ガス発生材及びマイクロポンプ - Google Patents

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本発明は、ガス発生材及びそれを備えるマイクロポンプに関する。
近年、小型で、携帯性に優れる分析装置として、マイクロ流体デバイスを用いた分析装置が用いられるようになってきている。このマイクロ流体デバイスを用いた分析装置では、マイクロ流路内でサンプルの送液、希釈、分析などを行うことができる。
マイクロ流体デバイスでは、マイクロ流路内におけるサンプルの送液などのために、マイクロポンプが設けられている。例えば、特許文献1には、光応答性ガス発生材料を用いたマイクロポンプが開示されている。また、特許文献2には、側鎖にアジドメチル基及び水酸基を有する脂肪族ポリエーテルを含むガス発生剤が開示されている。特許文献3には、グリシジルアジドポリマーを含む組成物が開示されている。非特許文献1には、末端水酸基ポリエーテルに関して、側鎖にメチルアジド基を有するグリシジルアジドポリマー(GAP)及びその製造方法が開示されている。
特開2010−89259号公報 特開平8−310888号公報 特開平8−109093号公報
工業火薬 Vol.51,No.4,1990,P.216−217
近年、マイクロデバイスの複雑化などに伴って、マイクロポンプの構造の簡略化及び小型化を進め、ポンプを高密度に実装したいという要望がある。
本発明は、単位時間あたりのガス発生量が多いガス発生材を提供することを主な目的とする。
本発明のガス発生材は、アクリル系共重合体と、ガス発生剤と、光増感剤とを含む。アクリル系共重合体は、溶解度パラメータ(SP値)が8.5〜10の範囲にある。アクリル系共重合体は、(メタ)アクリル酸エステル及び不飽和カルボン酸をモノマー単位として含む。
本発明のガス発生材のある特定の局面では、アクリル系共重合体において、(メタ)アクリル酸エステル単位と不飽和カルボン酸単位との割合が、質量比で、90:10〜99:1の範囲にある。
本発明のガス発生材の他の特定の局面では、アクリル系共重合体の重量平均分子量が、10万〜200万の範囲にある。
本発明のガス発生材の別の特定の局面では、ガス発生材のガラス転移温度が、−100℃〜20℃の範囲にある。
本発明のガス発生材のさらに他の特定の局面では、ガス発生剤は、アクリル系共重合体100質量部に対して、30質量部以上含まれる。
本発明のガス発生材のさらに別の特定の局面では、ガス発生剤が、アゾ化合物及びアジド化合物の少なくとも一方を含む。
本発明のガス発生材の他の特定の局面では、ガス発生材が、架橋剤をさらに含む。
本発明のガス発生材の別の特定の局面では、ガス発生材中の光増感剤の含有量は、ガス発生剤100質量部に対して、0.5質量部〜20質量部の範囲にある。
本発明のマイクロポンプは、上記のガス発生材と、マイクロ流路が形成された基材とを備える。ガス発生材は、ガス発生材において発生したガスがマイクロ流路に供給されるように配されている。
本発明によれば、単位時間あたりのガス発生量が多いガス発生材を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るマイクロポンプの略図的断面図である。 変形例に係るマイクロポンプの略図的断面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
また、実施形態において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率などは、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
図1は、本実施形態に係るマイクロポンプの略図的断面図である。マイクロポンプ1は、板状の基材10を備えている。基材10は、例えば、樹脂、ガラス、セラミックスなどにより構成することができる。基材10を構成する樹脂としては、例えば、有機シロキサン化合物、ポリメタクリレート樹脂、環状ポリオレフィン樹脂などが挙げられる。有機シロキサン化合物の具体例としては、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ポリメチル水素シロキサンなどが挙げられる。
基材10には、主面10aに開口しているマイクロ流路10bが形成されている。
ここで、「マイクロ流路」とは、マイクロ流路を流れる液体に所謂マイクロ効果が発現する形状寸法に形成されている流路をいう。具体的には、「マイクロ流路」とは、マイクロ流路を流れる液体が、表面張力と毛細管現象との影響を強く受け、通常の寸法の流路を流れる液体とは異なる挙動を示す形状寸法に形成されている流路をいう。
主面10aの上には、フィルム状のガス発生材11aが貼付されている。マイクロ流路10bの開口は、このガス発生材11aにより覆われている。このため、ガス発生材11aに光や熱などの外部刺激が加わることによりガス発生材11aから発生したガスは、マイクロ流路10bに導かれる。
ガス発生材11aの厚みは、特に限定されないが、例えば、5μm〜5mm程度の範囲とすることができ、好ましくは10μm〜500μm程度の範囲とすることができる。
ガス発生材11aは、ガスバリア層12により覆われている。このガスバリア層12により、ガス発生材11aにおいて発生したガスが主面10aとは反対側に流出することが抑制され、マイクロ流路10bに効率的に供給される。このため、ガスバリア層12は、ガス発生材11aにおいて発生したガスの透過性が低いものであることが好ましい。
ガスバリア層12は、例えば、ポリアクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ナイロン樹脂、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、ガラスなどにより構成することができる。
なお、ガスバリア層12の厚みは、ガスバリア層12の材質などによって異なるが、例えば、10μm〜1mm程度の範囲とすることができ、好ましくは25μm〜100μm程度の範囲とすることができる。ガスバリア層12は、光を透過させる場合に、紫外線領域の光の減衰が起きにくいものであることが好ましい。
ガス発生材11aは、アクリル系共重合体を含む。ガス発生材11a中において、アクリル系共重合体は、バインダーなどとして機能する。ガス発生材11aは、アクリル系共重合体を含むことにより、錠剤状、微粒子状、フィルム状などの形態とすることが容易になる。また、後述のガス発生剤などをガス発生材11a中に強固に保持することができる。
アクリル系共重合体の溶解度パラメータ(SP値)は、8.5〜10の範囲にある。アクリル系共重合体の溶解度パラメータ(SP値)がこの範囲にあることにより、ガス発生材11aに含まれるガス発生剤が、アクリル系共重合体に溶けやすくなる。このため、ガス発生材11a中におけるガス発生剤の含有量を高めることができる。ガス発生剤の含有量が高められることにより、ガス発生材11aの単位時間あたりのガス発生量を多くすることができる。アクリル共重合体へのガス発生剤の溶解性をより高めるためには、アクリル系共重合体の溶解度パラメータ(SP値)が8.5〜10の範囲にあることが好ましい。
本発明において、溶解度パラメータ(SP値)とは、化合物の極性を表す尺度として一般に用いられているものである。本発明における溶解度パラメータ(SP値)は、Smallの計算式にHoyの凝集エネルギー定数を代入して導いた値であり、単位は(cal/cm1/2で表される。また、アクリル系共重合体の溶解度パラメータ(SP値)は、アクリル系共重合体を構成するモノマーの溶解度パラメータ(SP値)をモル比で平均して算出して得られた値である。
ガス発生材11aに含まれるアクリル系共重合体は、(メタ)アクリル酸エステル及び不飽和カルボン酸をモノマー単位として含む。(メタ)アクリル酸エステルとは、アクリル酸エステルまたはメタアクリル酸エステルを意味する。すなわち、アクリル系共重合体は、アクリル酸エステル及びメタアクリル酸エステルの少なくとも一方と不飽和カルボン酸とをモノマー単位として含む。
本実施形態において、アクリル系共重合体を構成する(メタ)アクリル酸エステルの溶解度パラメータ(SP値)は、8.9〜10の範囲にあることが好ましい。(メタ)アクリル酸エステルの溶解度パラメータ(SP値)がこのような範囲にあることにより、アクリル系共重合体の溶解度パラメータ(SP値)を上記の範囲に設定しやすいためである。アクリル系共重合体を構成する(メタ)アクリル酸エステルは、1種類のみであってもよいし、2種類以上であってもよい。
アクリル系共重合体を構成する(メタ)アクリル酸エステルとしては、(メタ)アクリル酸アルキルエステルなどが挙げられる。これらの中でも、(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、アクリル系共重合体の溶解度パラメータ(SP値)を上記の範囲に設定しやすいため、アクリル系共重合体を構成する(メタ)アクリル酸エステルとして好ましい。
(メタ)アクリル酸エステルの具体例としては、メチルアクリレート(SP値=8.9)、エチルアクリレート(SP値=8.6)、n−ブチルアクリレート(SP値=8.9)、イソブチルアクリレート(SP値=8.5)、t−ブチルアクリレート(SP値=8.7)、メチルメタクリレート(SP値=8.8)などが挙げられる。
アクリル系共重合体を構成する不飽和カルボン酸の溶解度パラメータ(SP値)は、9〜11の範囲であることが好ましく、9〜10の範囲であることがより好ましい。不飽和カルボン酸の溶解度パラメータ(SP値)がこのような範囲であることにより、アクリル系共重合体の溶解度パラメータ(SP値)を上記の範囲に設定しやすいためである。
不飽和カルボン酸としては、アクリル酸(SP値=9.2)、メタアクリル酸(SP値=9.5)などが挙げられる。これらの中でも、アクリル酸、メタアクリル酸が好ましい。
アクリル系共重合体において、(メタ)アクリル酸エステル単位と不飽和カルボン酸単位との割合は、質量比で、90:10〜99:1の範囲であることが好ましく、93:7〜97:3の範囲であることがより好ましい。このような範囲であることにより、アクリル系共重合体における架橋密度をコントロールすることができ、ガス発生材11aの凝集力を高めることができる。
アクリル系共重合体の重量平均分子量は、10万〜200万の範囲にあることが好ましく、80万〜160万の範囲にあることがより好ましい。アクリル系共重合体の重量平均分子量が小さすぎると、アクリル系共重合体の凝集力が低くなるため、ガス発生剤などをガス発生材11a中に、強固に保持することができない場合がある。また、アクリル系共重合体の重量平均分子量が大きすぎると、ガス発生材11aを各種の形態に加工することが難しくなる場合がある。
なお、アクリル系共重合体の溶解度パラメータ(SP値)が上記の範囲にあれば、アクリル系共重合体には、溶解度パラメータ(SP値)が8.5〜10の範囲にない他の(メタ)アクリル酸エステルが含まれていてもよい。このような他の(メタ)アクリル酸エステルとしては、2−エチルヘキシルアクリレート(SP値=7.8)、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(SP値=11.1)、2−ヒドロキシエチルアクリレート(SP値=11.3)などが挙げられる。他の(メタ)アクリル酸エステルは、1種類のみで含まれていてもよいし、2種類以上で含まれていてもよい。また、アクリル系共重合体の溶解度パラメータ(SP値)が上記の範囲にあれば、アクリル系共重合体には、(メタ)アクリル酸エステル以外の他のモノマー単位が含まれていてもよい。このような他のモノマーとしては、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリルアミドなどの不飽和二重結合を有するモノマーが挙げられる。他のモノマーは、1種類のみで含まれていてもよいし、2種類以上で含まれていてもよい。
アクリル系共重合体に、他の(メタ)アクリル酸エステル及び他のモノマーの少なくとも一方が含まれる場合、アクリル系共重合体中に含まれるこれらの他のモノマー単位の割合は、合計で10質量部以下であることが好ましく、5質量部以下であることがより好ましい。これは、アクリル共重合体へのガス発生剤の溶解性が低くなることを抑制するためである。
ガス発生材11aは、アクリル系共重合体を、好ましくは20質量%〜80質量%の範囲で含み、より好ましくは30質量%〜60質量%の範囲で含む。ガス発生材11aがこのような範囲でアクリル系共重合体を含むことにより、ガス発生材11aにおけるガス発生剤の含有量を高めることができるとともに、ガス発生材11aを種々の形態に加工しやすくなる。さらに、ガス発生剤などをガス発生材11a中に強固に保持することができる。
アクリル系共重合体は、上記の(メタ)アクリル酸エステル、不飽和カルボン酸などのモノマーを共重合することにより得られる。上記のモノマーを共重合する方法としては、例えば、ラジカル重合法などが挙げられる。ラジカル重合法は、特に限定されず、例えば重合開始剤などを用いて行うことができる。
ガス発生材11aは、ガス発生剤を含む。ガス発生剤は、熱や光などの外部刺激が加わった際にガスを発生させるものであれば、特に限定されない。ガス発生剤としては、例えば、アゾ化合物、アジド化合物などが挙げられる。単位時間あたりのガス発生量を多くするために、ガス発生剤は、アゾ化合物またはアジド化合物を含むことが好ましい。また、アゾ化合物及びアジド化合物の溶解度パラメータ(SP値)は、一般に、8.5〜10の範囲にあるため、アゾ化合物及びアジド化合物は、溶解度パラメータ(SP値)が8.5〜10の範囲にあるアクリル系共重合体に溶けやすい。このため、アゾ化合物及びアジド化合物の少なくとも一方を含むガス発生剤は、ガス発生材11a中に多く含ませることができる。
ガス発生剤に含まれ得るアゾ化合物の具体例としては、例えば、2,2’−アゾビス(N−シクロヘキシル−2−メチルプロピオンアミド)(SP値)=8.1)、2,2’−アゾビス[N−(2−メチルプロピル)−2−メチルプロピオンアミド](SP値=9.6)、2,2’−アゾビス(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)(SP値=10)、2,2’−アゾビス[N−(2−メチルエチル)−2−メチルプロピオンアミド]、2,2’−アゾビス(N−ヘキシル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2’−アゾビス(N−プロピル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2’−アゾビス(N−エチル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2’−アゾビス{2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド}、2,2’−アゾビス{2−メチル−N−[2−(1−ヒドロキシブチル)]プロピオンアミド}、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド]、2,2’−アゾビス[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]、2,2’−アゾビス[2−(5−メチル−2−イミダゾイリン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾイリン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾイリン−2−イル)プロパン]ジサルフェイトジハイドロレート、2,2’−アゾビス[2−(3,4,5,6−テトラハイドロピリミジン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2’−アゾビス{2−[1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾイリン−2−イル]プロパン}ジハイドロクロライド、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾイリン−2−イル)プロパン]、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミダイン)ハイドロクロライド、2,2’−アゾビス(2−アミノプロパン)ジハイドロクロライド、2,2’−アゾビス[N−(2−カルボキシアシル)−2−メチル−プロピオンアミダイン]、2,2’−アゾビス{2−[N−(2−カルボキシエチル)アミダイン]プロパン}、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミドオキシム)、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、ジメチル2,2’−アゾビスイソブチレート、4,4’−アゾビス(4−シアンカルボニックアシッド)、4,4’−アゾビス(4−シアノペンタノイックアシッド)、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)などが挙げられる。これらのアゾ化合物は、特定の波長域の光、熱などによる刺激を受けることにより窒素ガスを発生させる。
なお、アゾ化合物は、衝撃によっては気体を発生しないことから、取り扱いが極めて容易である。また、アゾ化合物は、連鎖反応を起こして爆発的に気体を発生させることもなく、光の照射を中断することで気体の発生を中断させることもできる。このため、アゾ化合物をガス発生剤として用いることによりガス発生量の制御が容易となる。
ガス発生剤に含まれ得るアジド化合物としては、例えば、スルフォニルアジド基またはアジドメチル基を有する化合物が挙げられる。
スルフォニルアジド基を有する化合物としては、例えば、下記一般式(1)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0006002460
一般式(1)において、R〜Rは、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、アミノ基、アミド基、置換基を有していてもよい飽和または不飽和の直鎖状、分岐鎖状または環状の炭化水素基、あるいは置換基を有していてもよい直鎖状または分岐鎖状のアルコキシ基である。
一般式(1)のR〜Rにおいて、置換基を有していてもよい飽和または不飽和の直鎖状、分岐鎖状または環状の炭化水素基の炭素数は、1〜30程度の範囲であることが好ましく、3〜20程度の範囲であることがより好ましく、6〜18程度の範囲であることがさらに好ましい。また、置換基としては、炭素数が1〜3であるアルキル基、ハロゲン原子などが挙げられる。
一般式(1)のR〜Rにおいて、置換基を有していてもよい直鎖状または分岐鎖状のアルコキシ基の炭素数は、1〜20程度の範囲であることが好ましく、3〜16程度の範囲であることがより好ましく、6〜12程度の範囲であることがさらに好ましい。また、置換基としては、炭素数が1〜3であるアルキル基、ハロゲン原子などが挙げられる。
一般式(1)において、Rは、アミド基、置換基を有していてもよい飽和または不飽和の直鎖状、分岐鎖状または環状の炭化水素基、置換基を有していてもよい直鎖状もしくは分岐鎖状のアルコキシ基などであることが好ましい。また、R,R,R,Rは、それぞれ、水素原子であることが好ましい。一般式(1)で表される化合物の具体例としては、4-ドデシルベンゼンスルフォニルアジドが挙げられ、その溶解度パラメータ(SP値)は、8.9である。
アジドメチル基を有する化合物としては、例えば、グリシジルアジドポリマーが挙げられる。グリシジルアジドポリマーとしては、側鎖にアジドメチル基を有し、末端に水酸基を有する脂肪族ポリエーテルが好ましい。側鎖にアジドメチル基を有し、末端に水酸基を有する脂肪族ポリエーテルとしては、例えば、下記一般式(2−1)で表される化合物が挙げられる。
H(B)(A)ORO(A)(B)H (2−1)
[式中、m+n=2〜20、m≧1、n≧1、q+r=10〜35、q≧5、r≧5。A単位は、−OR−である。B単位は、−CHCH(CH)O−である。Rは、−CHCH−、−CHCHCHCH−、−CHCH(CH)−、−〔(CHCHO)CHCH〕−、または−〔(CHCHCHCHO)CHCHCHCH〕−である。xは、10〜25、yは、5〜20である。Rは、−CHCHCHCH−、−CHCH−、又は−CHCH(CH)−である。]溶解度パラメータ(SP値)は、9.6〜10であることが好ましい。
また、側鎖にアジドメチル基を有し、末端に水酸基を有する脂肪族ポリエーテルとしては、例えば、下記一般式(2−2)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0006002460
一般式(2−2)において、mは、1〜20の整数であり、3〜15の整数であることが好ましい。l+nは、7〜50の整数であり、10〜30の整数であることが好ましい。溶解度パラメータ(SP値)は、9.8〜9.9であることが好ましい。
これらのアジド化合物は、特定の波長域の光、熱、超音波、衝撃などによる刺激を受けることにより分解して、窒素ガスを発生させる。
ガス発生材11aにおいて、ガス発生剤は、アクリル系共重合体100質量部に対して、30質量部以上含まれることが好ましく、100質量部以上含まれることがより好ましい。これにより、ガス発生材11aからの単位時間あたりのガス発生量をより多くすることができる。
従来のガス発生材において、バインダー樹脂などへのガス発生剤への溶解性が低いと、ガス発生剤とバインダー樹脂などとが分離し、ガス発生材が形状を維持できなくなる場合がある。これに対して、本実施形態においては、溶解度パラメータ(SP値)が8.5〜10のアクリル系共重合体がガス発生材11a中に含まれるため、アクリル系共重合体へのガス発生剤の溶解性が高い。このため、ガス発生材11a中にガス発生剤が上記のように多く含まれていても、ガス発生剤などをガス発生材11a中に強固に保持することができる。なお、ガス発生剤は、アクリル系共重合体100質量部に対して、通常、200質量部以下含まれる。
ガス発生材11a中において、ガス発生剤は、20質量%〜92質量%程度の範囲で含まれていることが好ましく、30質量%〜90質量%程度の範囲で含まれていることがより好ましく、40質量%〜90質量%程度の範囲で含まれていることがさらに好ましい。
ガス発生材11aは、光増感剤をさらに含む。光増感剤としては、例えば、ベンゾフェノン、ジエチルチオキサントン、アントラキノン、ベンゾイン、アクリジン誘導体などが挙げられる。
光増感剤は、ガス発生剤100質量部に対して、0.5質量部〜20質量部程度の範囲で含まれていることが好ましく、1質量部〜10質量部程度の範囲で含まれていることがさらに好ましい。
ガス発生材11aは、架橋剤などを含んでもいてもよい。架橋剤としては、エポキシ架橋剤、イソシアネート架橋剤などが挙げられる。不飽和カルボン酸と架橋剤との架橋反応によって、ガス発生材11a中における架橋密度を調整しやすいため、ガス発生材11aは、エポキシ架橋剤を含むことが好ましい。ガス発生材11aが架橋剤を含む場合、架橋剤は、ガス発生剤100質量部に対して、0.1質量部〜10質量部程度の範囲で含まれていることが好ましい。
また、ガス発生材11aは、アクリル系共重合体以外のバインダー樹脂をさらに含んでいてもよい。このようなバインダー樹脂としては、エポキシ系共重合体などが挙げられる。
ガス発生材11aのガラス転移温度(Tg)は、−100℃〜20℃の範囲にあることが好ましく、−20℃〜10℃の範囲にあることがより好ましい。ガス発生材11aのガラス転移温度(Tg)がこのような範囲にあることにより、ガス発生材11aの加工性などを調整しやすい。
(変形例)
図2は、上記の実施形態の変形例に係るマイクロポンプの略図的断面図である。本変形例に係るマイクロポンプ2は、ガス発生材11bの形状及び基材10の形状において、上記の実施形態に係るマイクロポンプ1と異なる。
本変形例では、マイクロ流路10bは、基材10内に形成されたポンプ室10cに接続されている。ガス発生材11bは、ブロック状に形成されており、ポンプ室10c内に配されている。
本実施形態に係るマイクロポンプ2においても、上記マイクロポンプ1と同様に、高出力かつ長駆動時間を実現することができる。
以下、本発明について、具体的な実施例に基づいて、さらに詳細に説明する。本発明は、以下の実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。
(実施例1)
[アクリル系共重合体の合成]
n−ブチルアクリレート(日本触媒社製)97質量部、アクリル酸(日本触媒社製)3質量部、イルガキュア907(長瀬産業社製)0.05質量部、酢酸エチル100質量部を混合した。次に、得られた混合物に対して、紫外線を4時間照射し、アクリル系共重合体Aを作製した。次に、アクリル系共重合体Aの重量平均分子量を次のようにして測定した。アクリル系共重合体Aの重量平均分子量は、約100万であった。また、アクリル系共重合体Aの溶解度パラメータ(SP値)を算出したところ、8.9であった。結果を表1に示す。
[重量平均分子量の測定]
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用い、以下の測定条件において、標準ポリスチレン換算により、アクリル系共重合体Aの重量平均分子量を測定した。
測定装置:waters2690(waters社製)
カラム:カラムLF−804(SHOKO社製)
サンプル濃度:0.50質量%(テトラヒドロフランで希釈)
移動相溶媒:テトラヒドロフラン
流速:1ml/min
カラム温度:40℃
[ガス発生材の作製]
攪拌機(練太郎;株式会社シンキー製)を用いて、アクリル系共重合体Aを100質量部と、ガス発生剤(日油社製のグリシジルアジドポリマー:GAP4006)を200質量部と、光増感剤(DETXS、日本化薬社製)を3.5質量部と、エポキシ架橋剤(E−AX、総研化学社製)を0.5質量部とを混合した。得られた混合溶液を、アンカー処理が施された厚さ50μmのPETフィルム上にキャストにより塗布した。これを乾燥させて、テープ状のガス発生材Aを作製した。ガス発生材Aの厚みは、約50μmであった。
次に、ガス発生材Aのガラス転移温度(Tg)を以下のようにして測定した。
[ガラス転移温度の測定]
動的粘弾性スペクトル測定装置(IT計測制御社製、品番:DVA200)を用いた。測定条件は、せん断測定モード、周波数10Hz、昇温速度6℃/分とした。−50℃〜80℃の範囲で温度を変化させながらtanδを測定し、粘着剤層の動的粘弾性測定のtanδ値が最大となる温度(ガラス転移温度)を求めた。ガス発生材Aのガラス転移温度は、約−10℃であった。結果を表1に示す。
[相分離の観察]
ガス発生材Aの作製にあたり、アクリル系共重合体、ガス発生剤、光増感剤、及び架橋剤を攪拌機で混合して得られた混合溶液が相分離しているか否かを観察した。相分離していなかったものを○とし、相分離していたものを×とした。実施例1においては、混合溶液は相分離していなかった。結果を表1に示す。
(実施例2)
イルガキュア907を0.025質量部混合したこと以外は、実施例1と同様にして、アクリル系共重合体Bを作製した。次に、アクリル系共重合体Bの重量平均分子量を、実施例1と同様にして測定した。アクリル系共重合体Bの重量平均分子量は、約150万であった。また、アクリル系共重合体Bの溶解度パラメータ(SP値)を算出したところ、8.9であった。
次に、アクリル系共重合体Aの代わりに、アクリル系共重合体Bを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてガス発生材Bを作製した。次に、実施例1と同様にして、ガス発生材Bのガラス転移温度(Tg)を測定したところ、約−5℃であった。また、実施例2においては、混合溶液は相分離していなかった。結果を表1に示す。
(実施例3)
イルガキュア907を0.5質量部混合したこと以外は、実施例1と同様にして、アクリル系共重合体Cを作製した。次に、アクリル系共重合体Cの重量平均分子量を、実施例1と同様にして測定した。アクリル系共重合体Cの重量平均分子量は、約20万であった。また、アクリル系共重合体Cの溶解度パラメータ(SP値)を算出したところ、8.9であった。
次に、アクリル系共重合体Aの代わりに、アクリル系共重合体Cを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてガス発生材Cを作製した。次に、実施例1と同様にして、ガス発生材Cのガラス転移温度(Tg)を測定したところ、約−20℃であった。また、実施例3においては、混合溶液は相分離していなかった。結果を表1に示す。
(実施例4)
n−ブチルアクリレート(日本触媒社製)の代わりに、イソブチルアクリレート(和光純薬社製)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、アクリル系共重合体Dを作製した。次に、アクリル系共重合体Dの重量平均分子量を、実施例1と同様にして測定した。アクリル系共重合体Dの重量平均分子量は、約100万であった。また、アクリル系共重合体Dの溶解度パラメータ(SP値)を算出したところ、8.5であった。
次に、アクリル系共重合体Aの代わりに、アクリル系共重合体Dを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてガス発生材Dを作製した。次に、実施例1と同様にして、ガス発生材Dのガラス転移温度(Tg)を測定したところ、約−10℃であった。また、実施例4においては、混合溶液は相分離していなかった。結果を表1に示す。
(実施例5)
n−ブチルアクリレート(日本触媒社製)を93質量部、アクリル酸を7質量部混合したこと以外は、実施例1と同様にして、アクリル系共重合体Eを作製した。次に、アクリル系共重合体Eの重量平均分子量を、実施例1と同様にして測定した。アクリル系共重合体Eの重量平均分子量は、約100万であった。また、アクリル系共重合体Eの溶解度パラメータ(SP値)を算出したところ、8.9であった。
次に、アクリル系共重合体Aの代わりに、アクリル系共重合体Eを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてガス発生材Eを作製した。次に、実施例1と同様にして、ガス発生材Eのガラス転移温度(Tg)を測定したところ、約−5℃であった。また、実施例5においては、混合溶液は相分離していなかった。結果を表1に示す。
(比較例1)
n−ブチルアクリレート(日本触媒社製)の代わりに、イソボルニルアクリレート(和光純薬社製)を60質量部、2−エチルヘキシルアクリレートを35質量部(日本触媒社製)、アクリル酸を5質量部混合したこと、イルガキュア907を0.5質量部混合したこと以外は、実施例1と同様にして、アクリル系共重合体Fを作製した。次に、アクリル系共重合体Fの重量平均分子量を、実施例1と同様にして測定した。アクリル系共重合体Fの重量平均分子量は、約70万であった。また、アクリル系共重合体Fの溶解度パラメータ(SP値)を算出したところ、8.3であった。
次に、アクリル系共重合体Aの代わりに、アクリル系共重合体Fを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてガス発生材Fを作製した。次に、実施例1と同様にして、ガス発生材Fのガラス転移温度(Tg)を測定しようとしたが、混合溶液が相分離し、テープ状に成形することができなかったため、ガス発生材Fのガラス転移温度(Tg)を測定することができなかった。
Figure 0006002460
1,2…マイクロポンプ
10…基材
10a…主面
10b…マイクロ流路
10c…ポンプ室
11a、11b…ガス発生材
12…ガスバリア層

Claims (7)

  1. 溶解度パラメータ(SP値)が8.5〜10の範囲にあり、(メタ)アクリル酸エステル及び不飽和カルボン酸をモノマー単位として含むアクリル系共重合体と、
    グリシジルアジドポリマーであるガス発生剤と、
    光増感剤と、
    を含み、前記アクリル系共重合体100質量部に対して、前記ガス発生剤が100質量部以上含まれている、ガス発生材。
  2. 前記アクリル系共重合体において、前記(メタ)アクリル酸エステル単位と前記不飽和カルボン酸単位との割合が、質量比で、90:10〜99:1の範囲にある、請求項1に記載のガス発生材。
  3. 前記アクリル系共重合体の重量平均分子量が、10万〜200万の範囲にある、請求項1または2に記載のガス発生材。
  4. 前記ガス発生材のガラス転移温度が、−100℃〜20℃の範囲にある、請求項1〜3のいずれか1項に記載のガス発生材。
  5. 架橋剤をさらに含む、請求項1〜のいずれか1項に記載のガス発生材。
  6. 前記ガス発生材中の前記光増感剤の含有量は、前記ガス発生剤100質量部に対して、0.5質量部〜20質量部の範囲にある、請求項1〜のいずれか1項に記載のガス発生材。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載のガス発生材と、
    マイクロ流路が形成された基材と、
    を備え、
    前記ガス発生材は、前記ガス発生材において発生したガスが前記マイクロ流路に供給されるように配されている、マイクロポンプ。
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