JP5999921B2 - 撮像装置および撮像表示システム - Google Patents

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Description

本開示は、光電変換素子を有する撮像装置、およびそのような撮像装置を備えた撮像表示システムに関する。
従来、画素(撮像画素)に光電変換素子を有する撮像装置として、種々のものが提案されている。このような撮像装置の一例としては、例えばいわゆる光学式のタッチパネルや、放射線撮像装置などが挙げられる(例えば特許文献1)。
特開2011−135561号公報
上記のような撮像装置では、各画素に蓄積された信号電荷を、電界効果型のトランジスタを用いて読み出し、画像信号を得る。この画像信号に基づく撮像画像において、高画質化が望まれている。
本開示はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、撮像画像の高画質化を実現することが可能な撮像装置、およびそのような撮像装置を備えた撮像表示システムを提供することにある。
本開示の第1の撮像装置は、各々が光電変換素子と電界効果型のトランジスタとを含む複数の画素を有する撮像部と、トランジスタを用いて複数の画素のそれぞれに蓄積された信号電荷の読み出しを行い、かつ、トランジスタに対してオフ電圧を印加してトランジスタのオフ動作を行う駆動部とを備えたものである。駆動部は、動画撮影時において複数のフレーム周波数を所定のタイミングで切り替えつつ信号電荷の読み出しを行い、フレーム周波数を切り替える際に、複数のフレーム周波数のそれぞれと対応付けて保持された複数の電圧値のうち、切り替え後のフレーム周波数に対応する電圧値を用いてトランジスタのオフ動作を行う。複数の電圧値は、トランジスタのソースおよびドレイン間のオフリーク電流と光電変換素子の暗電流との電荷量差が、複数のフレーム周波数の各場合において一定となるように、それぞれ設定されている本開示の第2の撮像装置は、各々が光電変換素子と電界効果型のトランジスタとを含む複数の画素を有する撮像部と、トランジスタを用いて複数の画素のそれぞれに蓄積された信号電荷の読み出しを行い、かつ、トランジスタに対してオフ電圧を印加してトランジスタのオフ動作を行う駆動部とを備えたものである。トランジスタのチャネルは低温ポリシリコンからなる。オフ電圧の値は、−5V以上0V未満の範囲内の固定値に設定されている。
本開示の第1の撮像表示システムは、上記本開示の第1の撮像装置と、第1の撮像装置により得られた撮像信号に基づく画像表示を行う表示装置とを備えたものである。本開示の第2の撮像表示システムは、上記本開示の第2の撮像装置と、第2の撮像装置により得られた撮像信号に基づく画像表示を行う表示装置とを備えたものである。
本開示の第1,第2の撮像装置および第1,第2の撮像表示システムでは、撮像部の各画素において入射光に基づく光電変換がなされ、信号電荷の読み出しが行われることにより、入射光に基づく撮像画像が得られる。駆動部が、トランジスタのオフ動作の際に、ソースおよびドレイン間のオフリーク電流を考慮して設定されたオフ電圧をゲートへ印加することにより、トランジスタのオフリーク電流および光電変換素子の暗電流に起因するノイズの発生あるいはダークレベルの変動が抑制される。
本開示の第1,第2の撮像装置および第1,第2の撮像表示システムによれば、駆動部が、光電変換素子および電界効果型のトランジスタを含む画素から信号電荷の読み出しを行うことにより、入射光に基づく撮像画像を得ることができる。駆動部が、トランジスタのオフ動作の際に、ソースおよびドレイン間のオフリーク電流を考慮して設定されたオフ電圧をゲートへ印加することにより、トランジスタのオフリーク電流および光電変換素子の暗電流に起因するノイズの発生あるいはダークレベルの変動を抑制することができる。よって、撮像画像の高画質化を実現することが可能となる。
本開示の第1の実施形態に係る撮像装置の全体構成例を表すブロック図である。 図1に示した撮像部の概略構成例を表す模式図である。 図1に示した画素等の詳細構成例を表す回路図である。 図1に示した行走査部の詳細構成例を表すブロック図である。 図1に示した列選択部の詳細構成例を表すブロック図である。 (A)は露光期間の動作状態の一例を表す回路図、(B)は読み出し/リセット期間における動作状態の一例を表す回路図である。 撮像駆動動作の一例を説明するためのタイミング波形図である。 低温ポリシリコンを用いた場合および非晶質シリコンを用いた場合のオフ電圧制御範囲を説明するための図である。 トランジスタのオフ動作後のオフリーク電流および暗電流を説明するための回路図である。 オフリーク電流の蓄積ノード電圧への影響を説明するための特性図である。 第1の実施形態に係るオフリーク電流および暗電流の時間変化および蓄積ノード電圧の時間変化を表す特性図である。 本開示の第2の実施形態に係る撮像装置の全体構成例を表すブロック図である。 オフ電圧設定動作および切り替え動作の処理フローを表す流れ図である。 オフ電圧設定動作を説明するための模式図である。 バッファ回路の構成例を表す回路図である。 変形例1に係る画素等の構成を表す回路図である。 変形例2に係る画素等の構成を表す回路図である。 変形例3に係る画素等の構成を表す回路図である。 変形例4に係る画素等の構成を表す回路図である。 (A)は変形例5に係る撮像部の概略構成、(B)は変形例6に係る撮像部の概略構成をそれぞれ表す模式図である。 適用例に係る撮像表示システムの概略構成を表す模式図である。
以下、本開示における実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。尚、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(トランジスタのオフ電圧(固定値)をオフリーク電流を低減するように制御して撮像動作を行う撮像装置の例)
2.第2の実施の形態(トランジスタのオフ電圧(可変値)をフレーム周波数に応じて切り替えて撮像動作を行う撮像装置の例)
3.変形例1(パッシブ型の画素回路の他の例)
4.変形例2(パッシブ型の画素回路の他の例)
5.変形例3,4(アクティブ型の画素回路の例)
6.変形例5,6(放射線に基づいて撮像を行う撮像部の例)
7.適用例(撮像表示システムの例)
<第1の実施の形態>
[構成]
図1は、本開示の第1の実施形態に係る撮像装置(撮像装置1)の全体のブロック構成を表すものである。撮像装置1は、入射光(撮像光)に基づいて被写体の情報を読み取る(被写体を撮像する)ものである。この撮像装置1は、撮像部11、行走査部13、A/D変換部14、列走査部15およびシステム制御部16を備えている。これらのうち、行走査部13、A/D変換部14、列走査部15およびシステム制御部16が、本開示における「駆動部」の一具体例に対応する。
(撮像部11)
撮像部11は、入射光(撮像光)に応じて電気信号を発生させるものである。この撮像部11では、画素(撮像画素,単位画素)20が、行列状(マトリクス状)に2次元配置されており、各画素20は、撮像光の光量に応じた電荷量の光電荷を発生して内部に蓄積する光電変換素子(後述の光電変換素子21)を有している。尚、図1中に示したように、以下、撮像部11内における水平方向(行方向)を「H」方向とし、垂直方向(列方向)を「V」方向として説明する。
図2は、この撮像部11の概略構成例である。撮像部11は、画素20毎に光電変換素子21が配置された光電変換層111を有している。光電変換層111では、図中に示したように、入射した撮像光Linに基づく光電変換(撮像光Linから信号電荷への変換)がなされるようになっている。
図3は、画素20の回路構成(いわゆるパッシブ型の回路構成)を、A/D変換部14内の後述する列選択部17の回路構成とともに例示したものである。このパッシブ型の画素20には、1つの光電変換素子21と、1つのトランジスタ22とが設けられている。この画素20にはまた、H方向に沿って延在する読み出し制御線Lreadと、V方向に沿って延在する信号線Lsigとが接続されている。
光電変換素子21は、例えばPIN(Positive Intrinsic Negative)型のフォトダイオードまたはMIS(Metal-Insulator-Semiconductor)型センサからなり、前述したように、入射光(撮像光Lin)の光量に応じた電荷量の信号電荷を発生させるようになっている。尚、この光電変換素子21のカソードは、ここでは蓄積ノードNに接続されている。
トランジスタ22は、読み出し制御線Lreadから供給される行走査信号に応じてオン状態となることにより、光電変換素子21により得られた信号電荷(入力電圧Vin)を信号線Lsigへ出力するトランジスタ(読み出し用トランジスタ)である。このトランジスタ22は、ここではNチャネル型(N型)の電界効果トランジスタ(FET;Field Effect Transistor)により構成されている。但し、トランジスタ22はPチャネル型(P型)のFET等により構成されていてもよい。このトランジスタ22のチャネルには、例えば、非晶質シリコン(アモルファスシリコン)、微結晶シリコンまたは多結晶シリコン(ポリシリコン)等のシリコン系半導体が用いられている。あるいは、この他にも、酸化インジウムガリウム亜鉛(InGaZnO)または酸化亜鉛(ZnO)等の酸化物半導体が用いられてもよい。画素20では、トランジスタ22のゲートは読み出し制御線Lreadに接続されており、ソースは、例えば信号線Lsigに接続されており、ドレインは、例えば光電変換素子21のカソードに蓄積ノードNを介して接続されている。また、光電変換素子21のアノードは、ここではグランドに接続(接地)されている。
この読み出し用のトランジスタ22のゲートには、行走査部13の駆動により、パルス電圧が印加され、そのhigh側電圧(オン電圧Von)によりトランジスタ22のオン動作がなされ、Low側電圧(オフ電圧Voff)によりオフ動作がなされる。本実施の形態では、詳細は後述するが、このトランジスタ22へのオフ電圧Voffが、トランジスタ22のソースおよびドレイン間のオフリーク電流を考慮して設定された固定値となっている。
(行走査部13)
行走査部13は、後述のシフトレジスタ回路や所定の論理回路等を含んで構成されており、撮像部11内の複数の画素20に対して行単位(水平ライン単位)での駆動(線順次走査)を行う画素駆動部(行走査回路)である。具体的には、後述する読み出し動作等の撮像動作を例えば線順次走査により行う。尚、この線順次走査は、読み出し制御線Lreadを介して前述した行走査信号を各画素20へ供給することによって行われるようになっている。
図4は、行走査部13のブロック構成例である。行走査部13は、V方向に沿って延在する複数の単位回路130を有している。尚、ここでは、図中に示した4つの単位回路130に接続された8つの読み出し制御線Lreadを、上から順に、Lread(1)〜Lread(8)として示している。
各単位回路130は、例えば、1または複数列(ここでは2列)のシフトレジスタ回路131,132(図中のブロック内では便宜上、「S/R」と記載;以下同様)と、4つのAND回路(論理積回路)133A〜133Dと、2つのOR回路(論理和回路)134A,134Bと、2つのバッファ回路135A,135Bとを有している。ここでは、一例として、2列のシフトレジスタ回路を有する構成について説明するが、1列のシフトレジスタ回路により構成されていてもよい。但し、シフトレジスタ回路を2列以上設けることにより、詳述はしないが、1フレーム期間において複数回のリセット動作を行うことができる。
シフトレジスタ回路131は、システム制御部16から供給されるスタートパルスVST1およびクロック信号CLK1に基づいて、複数の単位回路130全体として、V方向に順次シフトするパルス信号を生成する回路である。同様に、シフトレジスタ回路132は、システム制御部16から供給されるスタートパルスVST2およびクロック信号CLK2に基づいて、複数の単位回路130全体として、V方向に順次シフトするパルス信号を生成する回路である。これにより、例えば、シフトレジスタ回路131が、1回目のリセット駆動用のパルス信号を生成し、シフトレジスタ回路132が、2回目のリセット駆動用のパルス信号を生成する。
AND回路133A〜133Dにはそれぞれ、シフトレジスタ回路131,132から出力される各パルス信号(各出力信号)の有効期間を制御(規定)するための4種類のイネーブル信号EN1〜EN4が入力されている。具体的には、AND回路133Aでは、一方の入力端子にシフトレジスタ回路132からのパルス信号が入力され、他方の入力端子には、イネーブル信号EN1が入力されている。AND回路133Bでは、一方の入力端子にシフトレジスタ回路131からのパルス信号が入力され、他方の入力端子には、イネーブル信号EN2が入力されている。AND回路133Cでは、一方の入力端子にシフトレジスタ回路132からのパルス信号が入力され、他方の入力端子には、イネーブル信号EN3が入力されている。AND回路133Dでは、一方の入力端子にシフトレジスタ回路131からのパルス信号が入力され、他方の入力端子には、イネーブル信号EN4が入力されている。
OR回路134Aは、AND回路133Aからの出力信号とAND回路133Bからの出力信号との論理和信号(OR信号)を生成する回路である。同様に、OR回路134Bは、AND回路133Cからの出力信号とAND回路133Dからの出力信号との論理和信号を生成する回路である。このようにして、上記したAND回路133A〜133DとOR回路134A,134Bとによって、シフトレジスタ回路131,132からの出力信号(パルス信号)同士の論理和信号が、各出力信号の有効期間を制御しつつ生成される。これにより、複数回にわたってリセット駆動を行う際の駆動タイミング等が規定される。
バッファ回路135Aは、OR回路134Aからの出力信号(パルス信号)に対するバッファとして機能する回路であり、バッファ回路135Bは、OR回路134Bからの出力信号に対するバッファとして機能する回路である。これらのバッファ回路135A,135Bによるバッファ後のパルス信号(行走査信号)は、読み出し制御線Lreadを介して撮像部11内の各画素20へ出力されるようになっている。
(A/D変換部14)
A/D変換部14は、複数(ここでは4つ)の信号線Lsigごとに1つ設けられた複数の列選択部17を有しており、信号線Lsigを介して入力した信号電圧(信号電荷)に基づいてA/D変換(アナログ/デジタル変換)を行うものである。これにより、デジタル信号からなる出力データDout(撮像信号)が生成され、外部へ出力されるようになっている。
各列選択部17は、例えば図3および図5に示したように、チャージアンプ172、容量素子(コンデンサ,フィードバック容量素子)C1、スイッチSW1、サンプルホールド(S/H)回路173、4つのスイッチSW2を含むマルチプレクサ回路(選択回路)174、およびA/Dコンバータ175を有している。これらのうち、チャージアンプ172、容量素子C1、スイッチSW1、S/H回路173およびスイッチSW2はそれぞれ、信号線Lsig毎に設けられている。マルチプレクサ回路174およびA/Dコンバータ175は、列選択部17毎に設けられている。
チャージアンプ172は、信号線Lsigから読み出された信号電荷を電圧に変換(Q−V変換)するためのアンプ(増幅器)である。このチャージアンプ172では、負側(−側)の入力端子に信号線Lsigの一端が接続され、正側(+側)の入力端子には所定のリセット電圧Vrstが入力されるようになっている。チャージアンプ172の出力端子と負側の入力端子との間は、容量素子C1とスイッチSW1との並列接続回路を介して帰還接続(フィードバック接続)されている。即ち、容量素子C1の一方の端子がチャージアンプ172の負側の入力端子に接続され、他方の端子がチャージアンプ172の出力端子に接続されている。同様に、スイッチSW1の一方の端子がチャージアンプ172の負側の入力端子に接続され、他方の端子がチャージアンプ172の出力端子に接続されている。尚、このスイッチSW1のオン・オフ状態は、システム制御部16からアンプリセット制御線Lcarstを介して供給される制御信号(アンプリセット制御信号)によって制御される。
S/H回路173は、チャージアンプ172とマルチプレクサ回路174(スイッチSW2)との間に配置されており、チャージアンプ172からの出力電圧Vcaを一時的に保持するための回路である。
マルチプレクサ回路174は、列走査部15による走査駆動に従って4つのスイッチSW2のうちの1つが順次オン状態となることにより、各S/H回路173とA/Dコンバータ175との間を選択的に接続または遮断する回路である。
A/Dコンバータ175は、スイッチSW2を介して入力されたS/H回路173からの出力電圧に対してA/D変換を行うことにより、上記した出力データDoutを生成して出力する回路である。
(列走査部15)
列走査部15は、例えば図示しないシフトレジスタやアドレスデコーダ等を含んで構成されており、上記した列選択部17内の各スイッチSW2を走査しつつ順番に駆動するものである。このような列走査部15による選択走査によって、信号線Lsigの各々を介して読み出された各画素20の信号(上記した出力データDout)が、順番に外部へ出力されるようになっている。
(システム制御部16)
システム制御部16は、行走査部13、A/D変換部14および列走査部15の動作を制御するものである。具体的には、システム制御部16は、前述した各種のタイミング信号(制御信号)を生成するタイミングジェネレータを有しており、このタイミングジェネレータにおいて生成される各種のタイミング信号を基に、行走査部13、A/D変換部14および列走査部15の駆動制御を行う。このシステム制御部16の制御に基づいて、行走査部13、A/D変換部14および列走査部15がそれぞれ撮像部11内の複数の画素20に対する撮像駆動(線順次撮像駆動)を行うことにより、撮像部11から出力データDoutが取得されるようになっている。
[作用、効果]
本実施の形態の撮像装置1では、撮像光Linが撮像部11へ入射すると、各画素20内の光電変換素子21では、この撮像光Linが信号電荷に変換(光電変換)される。このとき、蓄積ノードNでは、光電変換により発生した信号電荷の蓄積によって、ノード容量に応じた電圧変化が生じる。具体的には、蓄積ノード容量をCs、発生した信号電荷をqとすると、蓄積ノードNでは(q/Cs)の分だけ電圧が変化(ここでは低下)する。このような電圧変化に応じて、トランジスタ22のドレインには入力電圧Vin(信号電荷に対応した電圧)が印加される。この入力電圧Vinは、読み出し制御線Lreadから供給される行走査信号に応じてトランジスタ22がオン状態になると、画素20から信号線Lsigへ読み出される。
読み出された信号電荷は、信号線Lsigを介して複数(ここでは4つ)の画素列ごとに、A/D変換部14内の列選択部17へ入力される。列選択部17では、まず、各信号線Lsigから入力される信号電荷毎に、チャージアンプ172等からなるチャージアンプ回路においてQ−V変換(信号電荷から信号電圧への変換)を行う。次いで、変換された信号電圧(チャージアンプ172からの出力電圧Vca)毎に、S/H回路173およびマルチプレクサ回路174を介してA/Dコンバータ175においてA/D変換を行い、デジタル信号からなる出力データDout(撮像信号)を生成する。このようにして、各列選択部17から出力データDoutが順番に出力され、外部へ伝送される(または図示しない内部メモリーへ入力される)。以下、この撮像駆動動作について詳細に説明する。
図6(A),(B)は、露光期間および読み出し期間における画素20および列選択部17内のチャージアンプ回路の動作例を表したものである。尚、以下では説明の便宜上、トランジスタ22のオン・オフ状態を、スイッチを用いて図示している。
まず、図6(A)に示したように、露光期間Texでは、トランジスタ22はオフ状態となっている。この状態では、画素20内の光電変換素子21へ入射した撮像光Linに基づく信号電荷は、蓄積ノードNに蓄積され、信号線Lsig側へは出力されない(読み出されない)。一方、チャージアンプ回路では、後述するアンプリセット動作(チャージアンプ回路のリセット動作)がなされた後の状態であるため、スイッチSW1がオン状態となっており、結果としてボルテージフォロワ回路が形成される。
続いて、この露光期間Tex後には、画素20から信号電荷を読み出す動作(読み出し動作)と共に、画素20内に蓄積された信号電荷をリセット(排出)するため動作(リセット動作,画素リセット動作)がなされる。本実施の形態では、画素20がパッシブ型の画素回路を有することから、上記読み出し動作に伴ってリセット動作が行われる。以下では、この読み出しおよびリセットが行われる期間を、「読み出し/リセット期間Tr」あるいは単に「期間Tr」と称して説明を行う。
具体的には、読み出し/リセット期間Trでは、図6(B)に示したように、トランジスタ22がオン状態となることにより、画素20内の蓄積ノードNから信号線Lsig側へ信号電荷が読み出される(図中の矢印P11参照)。このようにして読み出された信号電荷は、チャージアンプ回路へ入力されるが、この際、チャージアンプ回路では、スイッチSW1がオフ状態となっている(チャージアンプ回路が読み出し動作状態となっている)。従って、チャージアンプ回路へ入力された信号電荷は容量素子C1に蓄積され、その蓄積電荷に応じた信号電圧(出力電圧Vca)がチャージアンプ172から出力される。尚、容量素子C1に蓄積された電荷は、後述するアンプリセット動作の際にスイッチSW1がオン状態となることにより、リセットされる(アンプリセット動作がなされる)。
この読み出し/リセット期間Trでは、上記読み出し動作に伴って、図中の矢印P12で示したように、チャージアンプ回路(チャージアンプ172)の仮想短絡(イマジナリー・ショート)現象を利用したリセット動作がなされる。詳細には、仮想短絡現象によって、チャージアンプ172における負側の入力端子側(信号線Lsig側)の電圧が、正側の入力端子に印加されているリセット電圧Vrstに略等しくなることから、蓄積ノードNもリセット電圧Vrstとなる。このように、パッシブ型の画素回路を用いた本実施の形態では、読み出し/リセット期間Trにおいて、信号電荷の読み出し動作に伴って、蓄積ノードNが所定のリセット電圧Vrstにリセットされる。尚、このような読み出し動作は、各読み出し制御線Lreadに対して線順次になされる。
ここで、図7(A)〜(D)に、上記のような撮像駆動動作の際の各電位のタイミング波形を示す。図7(A)は、読み出し制御線Lreadの電位Vreadのタイミング波形を、図7(B)は、チャージアンプ172からの出力電圧Vcaのタイミング波形を、図7(C)は信号線Lsigの電位Vsigのタイミング波形を、図7(D)は蓄積ノードNの電位Vnのタイミング波形を、それぞれ表したものである。尚、各図では、1ライン分の撮像駆動動作のうちの1フレーム期間ΔTvを含む前後の期間についてのみ示している。
1フレーム期間ΔTvでは、まず露光期間Tex(タイミングt11〜t12)において、前述(図6(A))のようにして露光動作がなされる。これにより、画素20内の光電変換素子21では、入射した撮像光Linが信号電荷に変換(光電変換)される。この信号電荷が蓄積ノードNに蓄積されることにより、蓄積ノードNの電位Vnが徐々に変化する(図7(D)中のP31)。ここでは、光電変換素子21のカソード側が蓄積ノードNに接続されているため、露光期間Texでは、電位Vnがリセット電圧Vrst側から0Vへ向けて徐々に低下する。
次いで、読み出し/リセット期間Tr(タイミングt13〜t14)において、前述のように、読み出し動作およびリセット動作が行われる。具体的には、トランジスタ22のゲートに対し、読み出し制御線Lreadを介してオン電圧Vonが印加され(オフ電圧Voffからオン電圧Vonへ切り替えられ)、これによりトラジスタ22がオン状態となる。この後、タイミングt14において、トランジスタ22のゲートに対し、読み出し制御線Lreadを介してオフ電圧Voffが印加され(オン電圧Vonからオフ電圧Voffへ切り替えられ)、これによりトラジスタ22がオフ状態となる。尚、オン電圧Vonは、トランジスタ22をオフ状態からオン状態に切り替え可能な電圧であり、電圧パルスにおけるhigh側の電圧(例えば正電位)である。オフ電圧Voffは、トランジスタ22をオン状態からオフ状態に切り替え可能な電圧であり、電圧パルスにおけるlow側の電圧(例えば負電位)である。また、その後のタイミングt15において、チャージアンプ回路におけるスイッチSW1がオン状態となることにより、このチャージアンプ回路内の容量素子C1に蓄積された電荷がリセットされる(アンプリセット動作が行われる)。
(オフ電圧Voffの制御)
本実施の形態では、上述のように、オン電圧Vonおよびオフ電圧Voffの2値を交互に切り替えてトランジスタ22のオン/オフ状態を切り替えるが、これらのうちのオフ電圧Voffが、オフリーク電流を考慮して設定されている。尚、ここでのオフリーク電流は、トランジスタ22のオフ状態においてソースおよびドレイン間に流れるリーク電流(以下、単に「オフリーク電流」という)である。また、本実施の形態では、後述の第2の実施の形態と異なり、トランジスタ22へ印加されるオフ電圧Voffの値が、オフリーク電流(詳細には、オフ動作直後の過渡期におけるオフリーク電流)を低減するように設定された固定値となっている。このような制御は、特に、動画撮影(あるいは連続撮影、以下同様。)の際に、フレーム周波数(フレームレート)が一定(固定値)である場合に有効である。
このようなオフ電圧Voffの設定範囲は、トランジスタ22のチャネルに用いられる半導体材料によって異なる。上述したように、トランジスタ22には、様々な半導体材料が用いられるが、一例として、低温ポリシリコン(LTPS)を用いた場合、および非晶質シリコンを用いた場合の各設定範囲について、それぞれ説明する。図8(A)に、低温ポリシリコンを用いた場合の電流電圧特性、図8(B)に、非晶質シリコンを用いた場合の電流電圧特性についてそれぞれ示す。但し、電流Idsをソースおよびドレイン間の電流、電圧Vgsをゲートおよびソース間の電圧とする。
例えば、図8(A)に示したように、低温ポリシリコンを用いたトランジスタ22では、電圧Vgsが負(Vgs<0)の場合、電流Idsは、電圧Vgs=0V付近において最小値をとり、電圧Vgsが低くなるにつれて緩やかに上昇する。このため、低温ポリシリコンを用いた場合には、オフ電圧Voffを、例えば−5V以上0V未満の範囲A1内において設定するとよい。また、オフ電圧Voffを−3.5V以上とすることがより望ましい。オフリーク電流を低減するという観点では、オフ電圧Voffを、電流Idsが最小となる0V付近の値に設定することが理想的である。これは、詳細は後述するが、トランジスタ22のオフ動作直後に発生する過渡リーク電流が、オフ電圧Voffの値が高くなる程小さく、オフ電圧Voffの値が低くなる程大きくなる傾向があるためである。
一方、図8(B)に示したように、非晶質シリコンを用いたトランジスタ22では、電圧Vgsが負(Vgs<0)の場合、電流Idsは、電圧Vgs=−5V付近において最小値をとる。このため、非晶質シリコンを用いた場合には、低温ポリシリコンを用いた場合と異なり、オフ電圧Voffの好適な設定範囲が−5V付近の領域に限定される。換言すると、非晶質シリコンを用いた場合のオフ電圧Voffの設定範囲は、例えば電流Idsが所定の閾値B以下となるような範囲A2内となる。
(リーク電流の発生による画質への影響について)
ここで、トランジスタ22のオフ状態では、読み出し動作後から次フレームの読み出し動作前までの期間(タイミングt14から次フレームのタイミングt13までの期間)、図9に示したように、トランジスタ22にはオフリーク電流ITFT、光電変換素子21には暗電流IPINがそれぞれ発生する。尚、暗電流IPINは、露光期間Texにおいても発生するため、露光期間Texでは、光電変換素子21に暗電流IPINと明電流(図9には図示せず)とを足し合わせた電流が流れることとなる。そのため、蓄積ノードNでは、これらのオフリーク電流ITFTおよび暗電流IPINの影響を受けて、電位変動が生じる。
図10(A)に、トランジスタ22のオフ動作後のオフリーク電流ITFTおよび暗電流IPINのそれぞれの時間変化について測定したものを示す。尚、この測定結果は、トランジスタ22のチャネルに低温ポリシリコンを用いた場合のものである。また、蓄積ノードNを基準(0(ゼロ))として、蓄積ノードNへ向かう方向に流れる電流(ここでは、オフリーク電流ITFT)を正(>0)の値、蓄積ノードNから出る方向に流れる電流(ここでは、暗電流IPIN)を負(<0)の値として示している。
このように、暗電流IPIN(破線)は、オフ動作後、時間が経ってもほぼ一定の値をとる。一方、オフリーク電流ITFT(実線)では、オフ動作直後から所定の時期までの期間(0〜2,3秒程度の期間)は、電流値の急激な変化を生じる過渡期であり、過渡期を過ぎると、変動の少ない定常期となる。過渡期では、オフリーク電流ITFT(過渡リーク電流)が暗電流IPINよりも極めて大きく(ITFT>>IPIN)、定常期では、逆に暗電流IPINがオフリーク電流ITFTを上回る(ITFT<IPIN)傾向がある。従って、蓄積ノードNを流れる電流IN(一点鎖線)は、過渡期においてはオフリーク電流ITFTの挙動の影響を受けて急激に変化(減少)し、定常期においてほぼ一定となる。このため、蓄積ノード電圧(蓄積ノードNの電位Vn)は、図10(B)に示したような挙動を示す。
即ち、オフリーク電流ITFTおよび暗電流IPINのうち、特に過渡期のオフリーク電流ITFT)の影響を受けて、リセット動作後の蓄積ノードNの電位Vnが変動する。これにより、画像信号ではショットノイズが発生する。このように、過渡期に発生するオフリーク電流ITFTが、撮像画像の画質を劣化させる要因となっている。
そこで、本実施の形態では、トランジスタ22のオフ動作の際に、上述のように、オフ電圧Voffを制御する。ここで一例として、オフ電圧Voffの電圧値を、−3.5V,−2.5V,−1.5Vにそれぞれ設定した場合の各オフリーク電流ITFTおよび暗電流IPINの時間変化について、図11(A)に示す。このように、過渡期のオフリーク電流ITFTは、電圧値が−1.5Vの場合に比較的小さく、電圧値が−3.5Vの場合に比較的大きくなる。即ち、オフ電圧Voffの値を高くする(0Vに近づける)程、過渡期のオフリーク電流ITFTを小さくすることができる。これにより、例えば、図11(B)に示したように、蓄積ノード電圧の変動を抑制できる。この場合、オフ電圧Voffが−1.5Vの場合に、蓄積ノード電圧の変動が最も効果的に抑制される。
従って、上記のようなオフリーク電流ITFTとオフ電圧Voffとの関係を利用し、オフ電圧Voffを、オフリーク電流ITFTを考慮して(本実施の形態では、過渡期のオフリーク電流ITFTが低減されるように)設定する。これにより、蓄積ノード電圧の変動を抑えることができる。
また、本実施の形態のオフ電圧Voffの制御動作は、特に動画撮影時においてフレーム周波数が一定(不変)の場合に有効である。フレーム周波数が一定の場合には、画素値のドリフトを考慮する必要性が低いことから、オフリーク電流を低減させるために、オフ電圧Voffを0Vにより近づけて設定できるためである。尚、画素値のドリフトとは、露光していないにも関わらず、オフリーク電流ITFTと暗電流IPINによって、画素に蓄積される電荷量が、時間経過に伴って変化する(ダークレベルが変化する)現象である。ここで、フレーム周波数が可変の場合には、後述の第2の実施の形態のように、このダークレベルをフレーム間で合わせることが望ましい。一方、フレーム周波数が一定の場合には、そのようなフレーム間におけるダークレベル変動を考慮する必要性が低いことから、上記のようなオフリーク電流の観点からオフ電圧Voffを設定することができる。
特に、トランジスタ22のチャネルに低温ポリシリコンを用いた場合には、オフ電圧Voffの値を、例えば−5V以上0V未満、望ましくは−3.5V以上0V未満の範囲内の、より0Vに近い値に設定することができる。これにより、例えば非晶質シリコンを用いる場合に比べ、過渡期のオフリーク電流ITFTを効果的に低減することができ、画像信号のショットノイズの発生を抑制し易くなる。
以上のように本実施の形態では、撮像部11の各画素20において入射光に基づく光電変換がなされ、信号電荷の読み出しが行われることにより画像信号が得られ、これによって、入射光に基づく撮像画像が得られる。行走査部13は、信号読み出し用のトランジスタ22のオフ動作の際に、そのオフリーク電流ITFTを考慮して設定されたオフ電圧Voffをトランジスタ22へ印加する。これにより、オフリーク電流ITFTおよび光電変換素子21の暗電流IPINに起因して生じるノイズを低減できる。よって、撮像画像の高画質化を実現することが可能となる。
次に、上記第1の実施の形態の他の実施の形態(第2の実施の形態)について説明する。尚、上記実施の形態における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
<第2の実施の形態>
図12は、本開示の第2の実施の形態に係る撮像装置(撮像装置1A)の全体のブロック構成を表すものである。撮像装置1Aは、上記第1の実施の形態の撮像装置1と同様、入射光(撮像光)に基づいて被写体の情報を読み取るものであり、撮像部11、行走査部13、A/D変換部14、列走査部15およびシステム制御部16を備えている。但し、本実施の形態の撮像装置1Aは、複数のフレーム周波数を切り替えて動画撮影を行うものであり、各フレーム周波数に対応したオフ電圧Voffを用いてトランジスタ22のオフ動作を行うようになっている。つまり、本実施の形態では、上記実施の形態と異なり、オフ電圧Voffの値がフレーム周波数に応じて可変となっている。
具体的には、撮像装置1Aでは、自動的にまたは外部入力信号に基づいて複数のフレーム周波数の中から任意のフレーム周波数が設定され、設定されたフレーム周波数に応じた駆動タイミングで、信号電荷の読み出しがなされる。このため、本実施の形態では、例えばシステム制御部16が、LUT(ルックアップテーブル)12を備え、このLUT12に、複数のオフ電圧Voffの値(電圧値Voff(1)〜Voff(n))が、複数のフレーム周波数(f1〜fn)のそれぞれに対応付けて保持されている(但し、nは2以上の整数)。尚、LUT12は、システム制御部16の外部に設けられていてもよい。このようなオフ電圧Voffの各電圧値は、例えば以下のような手順によりLUT12に格納された後、フレーム周波数に応じて適切なものが選択され、使用される。
図13は、オフ電圧Voffの各電圧値の設定ステップS1および切り替えステップS2のフロー図である。これらのうち、設定ステップS1は、撮像装置1Aの出荷前に予め行われ、切り替えステップS2は、動画撮影時において、フレーム周波数の切り替えタイミングに応じたタイミングで行われる。
具体的には、まず、設定ステップS1として、使用される(切り替え可能な)フレーム周波数(f1〜fn)のそれぞれにおいて、オフ電圧Voffに対するダークレベルDL(オフリーク電流ITFTの電荷量と暗電流IPINの電荷量との差分に相当)を測定する。尚、ここでは、一例として、3つのフレーム周波数f1(30fps),f2(15fps),f3(7.5fps)を切り替えて使用する場合を想定して説明を行う。
例えば、図14に示したように、フレーム周波数f1〜f3のそれぞれにおいて、オフ電圧Voffの値を変化させた場合のダークレベルDLを測定する(ステップS11)。続いて、その測定結果に基づき、フレーム周波数f1〜f3の各場合の間で、ダークレベルDLが一定の値D1となるようなオフ電圧Voffの値(Voff(1)〜Voff(3))をそれぞれ求める(ステップS12)。このようにして求めた電圧値Voff(1)〜Voff(3)を用いることにより、フレーム周波数が変化した場合に、各フレーム間においてダークレベルが変動することを抑制できる。この際、より望ましくは、上記の値D1が最小となるように設定するとよい。上記のようなダークレベルの変動を抑制すると共に、ノイズを低減することができる。
この後、上記のようにして求めた電圧値Voff(1)〜Voff(3)を、対応するフレーム周波数f1〜f3と共に、LUT12へ格納する(ステップS13)。具体的には、フレーム周波数f1に電圧値Voff(1)、周波数f2に電圧値Voff(2)、周波数f3に電圧値Voff(3)をそれぞれ対応づけてLUT12に記憶させる。このようにして、動画撮影時に使用される複数のフレーム周波数のそれぞれに好適なオフ電圧Voffの各値を設定する。
続いて、撮影時において、トランジスタ22のオフ動作を行う際には、使用されるフレーム周波数に対応した電圧値のオフ電圧Voffが用いられる。フレーム周波数の切り替えの際には、その切り替え後に使用されるフレーム周波数に対応するオフ電圧の値を選択する(ステップS21)。具体的には、例えばフレーム周波数f1からフレーム周波数f2への切り替えがなされる場合には、LUT12を参照して、切り替え後のフレーム周波数f2に対応する電圧値Voff(2)を選択する。
この後、選択された電圧値へオフ電圧Voffを切り替える(ステップS22)。具体的には、例えばフレーム周波数f1からフレーム周波数f2への切り替えがなされる場合には、オフ電圧Voffの値を、電圧値Voff(1)から電圧値Voff(2)へ切り替える。
尚、オフ電圧Voffの切り替えは、行走査部13のバッファ回路135A,135B(図4)を、例えば図15(A),(B)のような回路構成とすることにより実現可能である。例えば、複数(例えば2つ)の電圧値Voff(1),Voff(2)を切り替える場合には、図15(A)に示したように、スイッチ(スイッチSW31,SW32)を利用した構成により実現することができる。具体的には、撮像装置1Aの内部において、バッファ回路135A(135B)のlow側に、スイッチSW31,SW32を設け、これらのスイッチSW31,SW32のうちのどちらか1つをオン状態、他をオフ状態にそれぞれ保持することにより、オフ電圧Voffを切り替えることができる。あるいは、図15(B)に示したように、撮像装置1Aの外部にスイッチSW33を設け、装置外部において2値(Voff(1),Voff(2))の切り替えを行ってもよい。
本実施の形態のおいても、上記第1の実施の形態と同様、撮像部11の各画素20において入射光に基づく光電変換がなされ、信号電荷の読み出しが行われることにより画像信号が得られ、これによって、入射光に基づく撮像画像が得られる。行走査部13は、信号読み出し用のトランジスタ22のオフ動作の際に、そのオフリーク電流ITFTを考慮して設定されたオフ電圧Voffをトランジスタ22へ印加する。具体的には、本実施の形態では、オフリーク電流ITFTと暗電流IPINとの電荷量差が一定となるように、フレーム周波数毎に設定されたオフ電圧Voffを、トランジスタ22へ印加する。撮影時には、フレーム周波数の切り替えタイミングに応じて、オフ電圧Voffを、その切り替え後のフレーム周波数に応じた電圧値に切り替えることにより、ダークレベルの変動を抑制することができる。よって、上記第1の実施の形態と同様、撮像画像の高画質化を実現することが可能となる。
尚、上記第2の実施の形態では、オフ電圧Voffの電圧値を、フレーム周波数毎に最適化し、各電圧値をフレーム周波数と対応付けてLUT12に保持するようにしたが、更に温度特性を考慮して電圧値を設定してもよい。この場合、予めフレーム周波数に加えて温度変化に対するダークレベル変化についても測定し、フレーム周波数および温度のそれぞれに最適な電圧値を対応付けて保持しておくと共に、装置内に温度センサ等を配設する。撮影時には、使用されるフレーム周波数と、温度センサからの温度情報とに基づいて、最適な電圧値を選択する。このように、温度特性をも考慮して電圧値を設定し、トランジスタ22の特性に適応した、よりきめ細やかな制御を行ってもよい。
以下、上記第1,第2の実施の形態の変形例(変形例1〜6)について説明する。尚、上記第1,第2の実施の形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
<変形例1>
図16は、変形例1に係る画素(画素20A)の回路構成を、列選択部17の回路構成例と共に表したものである。この画素20Aは、上記実施の形態の画素20と同様、パッシブ型の回路構成となっており、1つの光電変換素子21と1つのトランジスタ22とを有している。また、この画素20Aには読み出し制御線Lreadと、信号線Lsigとが接続されている。
但し、本変形例の画素20Aでは、上記実施の形態の画素20と異なり、光電変換素子21のアノードが蓄積ノードNに接続され、カソードが電源に接続されている。このように、画素20Aにおいて光電変換素子21のアノードに蓄積ノードNが接続されていてもよく、この場合であっても、上記実施の形態の撮像装置1と同等の効果を得ることができる。
<変形例2>
図17は、変形例2に係る画素(画素20B)の回路構成を、列選択部17の回路構成例と共に表したものである。この画素20Bは、上記実施の形態の画素20と同様、パッシブ型の回路構成となっており、読み出し制御線Lreadと、信号線Lsigとに接続されている。
但し、本変形例では、画素20Bにおいて、1つの光電変換素子21と共に2つのトランジスタ(トランジスタ22A,22B)を有している。これら2つのトランジスタ22A,22Bは、互いに直列に接続されている(一方のソースまたはドレインと他方のソースまたはドレインとが電気的に接続されている。また、各トランジスタ22A,22Bにおける各ゲートは読み出し制御線Lreadに接続されている。
このように、画素20B内に直列接続させた2つのトランジスタ22A,22Bを設けてもよく、この場合にも、上記実施の形態と同等の効果を得ることができる。
<変形例3,4>
図18は、変形例3に係る画素(画素20C)の回路構成を、以下説明する列選択部17Bの回路構成例とともに表したものである。図19は、変形例4に係る画素(画素20D)の回路構成を、列選択部17Bの回路構成例とともに表したものである。これらの画素20C,20Dはそれぞれ、これまで説明した画素20,20A,20Bとは異なり、いわゆるアクティブ型の画素回路を有している。
これらの画素20C,20Dには、1つの光電変換素子21と、3つのトランジスタ22,23,24とが設けられている。これらの画素20C,20Dにはまた、読み出し制御線Lreadおよび信号線Lsigに加え、リセット制御線Lrstが接続されている。
画素20C,20Dではそれぞれ、トランジスタ22のゲートが読み出し制御線Lreadに接続され、ソースが信号線Lsigに接続され、ドレインが、ソースフォロワ回路を構成するトランジスタ23のドレインに接続されている。トランジスタ23のソースは電源VDDに接続され、ゲートは、蓄積ノードNを介して、光電変換素子21のカソード(図18の例)またはアノード(図19の例)と、リセット用トランジスタとして機能するトランジスタ24のドレインとに接続されている。トランジスタ24のゲートはリセット制御線Lrstに接続され、ソースにはリセット電圧Vrstが印加される。図18の変形例4では、光電変換素子21のアノードがグランドに接続(接地)され、図19の変形例5では、光電変換素子21のカソードが電源に接続されている。
列選択部17Bは、前述の列選択部17において、チャージアンプ172、容量素子C1およびスイッチSW1に代わりに、定電流源171およびアンプ176を設けたものとなっている。アンプ176では、正側の入力端子には信号線Lsigが接続されると共に、負側の入力端子と出力端子とが互いに接続され、ボルテージフォロワ回路が形成されている。尚、信号線Lsigの一端側には定電流源171の一方の端子が接続され、この定電流源171の他方の端子には電源VSSが接続されている。
このようなアクティブ型の画素20C,20Dを有する撮像装置においても、上記実施の形態と同様、上述したようなオフ電圧Voffの制御を行うことにより、ショットノイズの発生あるいはダークレベルの変動を抑制することができる。よって、上記実施の形態と同様の効果を得ることが可能である。
<変形例5>
図20(A)は、変形例5に係る撮像部(撮像部11A)の概略構成を模式的に表したものである。撮像部11Aは、上記実施の形態で説明した光電変換層111上(受光面側)に、更に波長変換層112を有している。波長変換層112は、放射線Rrad(α線,β線,γ線,X線等)を、光電変換層111の感度域に波長変換するものであり、これにより光電変換層111では、この放射線Rradに基づく情報を読み取ることが可能となっている。この波長変換層112は、例えばX線などの放射線を可視光に変換する蛍光体(例えば、シンチレータ)からなる。このような波長変換層112は、例えば光電変換層111の上部に、有機平坦化膜、スピンオングラス材料等からなる平坦化膜を形成し、その上部に蛍光体膜をCsI、NaI、CaF2等によって形成することにより得られる。この撮像部11Aは、例えばいわゆる間接型の放射線撮像装置に適用されるものである。
<変形例6>
図20(B)は、変形例6に係る撮像部(撮像部11B)の概略構成を模式的に表したものである。撮像部11Bは、上記実施の形態と異なり、入射した放射線Rradを電気信号に変換する光電変換層111Bを有するものである。光電変換層111Bは、例えば、アモルファスセレン(a−Se)半導体や、カドミニウムテルル(CdTe)半導体などにより構成されている。この撮像部11Bは、例えばいわゆる直接型の放射線撮像装置に適用されるものである。
上記の変形例5,6に係る撮像部11A,11Bを備えた撮像装置では、入射した放射線Rradに基づいて電気信号を得る、様々な種類の放射線撮像装置として利用される。放射線撮像装置としては、例えば、医療用のX線撮像装置(Digital Radiography等)や、空港等で用いられる携帯物検査用X線撮影装置、工業用X線撮像装置(例えば、コンテナ内の危険物等の検査や、鞄等の中身の検査を行う装置)などに適用することが可能である。
尚、このような透視用途(医療用途)では、フレーム周波数が例えば7.5fps〜30fpsであり、1フレーム期間が1秒以下となることが多い。この場合、過渡期のオフリーク電流ITFTの影響を受け易いことから、上記第1の実施の形態で説明したオフ電圧制御手法が効果的である。
また、このような透視用途(医療用途)では、フレーム周波数を任意のタイミングで切り替えて撮影を行うことも多い。ここで、医療用途としては、主に静止画撮影技術であるRadiographyと、動画撮影技術であるFluoroscopyがあるが、これらのうち、Fluoroscopyでは、撮影の途中でフレーム周波数を切り替えることがある。例えば、血管撮影等の場合、動画撮影(7.5fps)を行いながらカテーテル手術を行い、途中で静止画撮影(1fpsに相当)を行って、その後、また動画撮影(7.5fps)に切り替える、などといった使い方がなされる。このような場合、上記第2の実施の形態の撮像装置1Aにおけるオフ電圧制御手法が特に有用である。フレーム周波数が変わっても、上述のようにダークレベルの変動を抑えることができ、高画質化を実現できる。
<適用例>
続いて、上記実施の形態および各変形例(変形例1〜6)に係る撮像装置は、以下に説明するような撮像表示システムへ適用可能である。
図21は、適用例に係る撮像表示システム(撮像表示システム5)の概略構成例を模式的に表したものである。撮像表示システム5は、上述の撮像部11(または撮像部11A,11B)を有する撮像装置1と、画像処理部52と、表示装置4とを備えており、この例では放射線を用いた撮像表示システム(放射線撮像表示システム)である。
画像処理部52は、撮像装置1から出力される出力データDout(撮像信号)に対して所定の画像処理を施すことにより、画像データD1を生成するものである。表示装置4は、画像処理部52において生成された画像データD1に基づく画像表示を、所定のモニタ画面40上で行うものである。
この撮像表示システム5では、撮像装置1(ここでは放射線撮像装置)が、光源(ここではX線源等の放射線源)51から被写体50に向けて照射された照射光(ここでは放射線)に基づき、被写体50の画像データDoutを取得し、画像処理部52へ出力する。画像処理部52は、入力された画像データDoutに対して上記した所定の画像処理を施し、その画像処理後の画像データ(表示データ)D1を表示装置4へ出力する。表示装置4は、入力された画像データD1に基づいて、モニタ画面40上に画像情報(撮像画像)を表示する。
このように、本適用例の撮像表示システム5では、撮像装置1において被写体50の画像を電気信号として取得可能であるため、取得した電気信号を表示装置4へ伝送することによって画像表示を行うことができる。即ち、従来のような放射線写真フィルムを用いることなく、被写体50の画像を観察することが可能となり、また、動画撮影および動画表示にも対応可能となる。
尚、本適用例では、撮像装置1が放射線撮像装置として構成されており、放射線を用いた撮像表示システムとなっている場合を例に挙げて説明したが、本開示の撮像表示システムは、他の方式の撮像装置を用いたものにも適用することが可能である。
以上、実施の形態、変形例および適用例を挙げたが、本開示内容はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、撮像部における画素の回路構成は、上記実施の形態等で説明したもの(画素20,20A〜20Dの回路構成)には限られず、他の回路構成であってもよい。同様に、行走査部や列選択部等の回路構成についても、上記実施の形態等で説明したものには限られず、他の回路構成であってもよい。
また、上記実施の形態等で説明した撮像部、行走査部、A/D変換部(列選択部)および列走査部等はそれぞれ、例えば同一基板上に形成されているようにしてもよい。具体的には、例えば低温多結晶シリコンなどの多結晶半導体を用いることにより、これらの回路部分におけるスイッチ等も同一基板上に形成することができるようになる。このため、例えば外部のシステム制御部からの制御信号に基づいて、同一基板上における駆動動作を行うことが可能となり、狭額縁化(3辺フリーの額縁構造)や配線接続の際の信頼性向上を実現することができる。
尚、本開示は以下のような構成であってもよい。
(1)
各々が光電変換素子と電界効果型のトランジスタとを含む複数の画素を有する撮像部と、
前記トランジスタを用いて前記複数の画素のそれぞれに蓄積された信号電荷の読み出しを行う駆動部とを備え、
前記駆動部は、前記トランジスタに対し、そのソースおよびドレイン間のオフリーク電流を考慮して設定されたオフ電圧を印加して前記トランジスタのオフ動作を行う
撮像装置。
(2)
前記駆動部は、
動画撮影時において複数のフレーム周波数を所定のタイミングで切り替えつつ前記信号電荷の読み出しを行い、
前記オフ電圧を、前記フレーム周波数の切り替えタイミングに応じて切り替える
上記(1)に記載の撮像装置。
(3)
前記駆動部は、前記フレーム周波数を切り替える際に、
前記複数のフレーム周波数のそれぞれと対応付けて保持された複数の電圧値のうち、切り替え後のフレーム周波数に対応する電圧値を用いて前記トランジスタのオフ動作を行う
上記(2)に記載の撮像装置。
(4)
前記トランジスタの前記オフリーク電流と前記光電変換素子の暗電流との電荷量差が、前記複数のフレーム周波数の各場合において一定となるように、前記複数の電圧値がそれぞれ設定されている
上記(3)に記載の撮像装置。
(5)
前記電荷量差が最小となるように、前記複数の電圧値がそれぞれ設定されている
上記(4)に記載の撮像装置。
(6)
前記オフ電圧の値は固定値である
上記(1)に記載の撮像装置。
(7)
前記トランジスタのチャネルは低温ポリシリコンからなり、
前記オフ電圧は、−5V以上0V未満の範囲内の値に設定されている
上記(6)に記載の撮像装置。
(8)
前記オフ電圧は、−3.5V以上0V未満の範囲内の値に設定されている
上記(7)に記載の撮像装置。
(9)
前記光電変換素子が、PIN型のフォトダイオードまたはMIS型センサからなる
上記(1)〜(8)のいずれかに記載の撮像装置。
(10)
前記撮像部が、入射した放射線に基づいて電気信号を発生させるものである
上記(1)〜(9)のいずれかに記載の撮像装置。
(11)
前記撮像部は、前記光電変換素子上に、放射線を前記光電変換素子の感度域に変換する波長変換層を有する
上記(1)〜(10)のいずれかに記載の撮像装置。
(12)
前記放射線がX線である
上記(11)に記載の撮像装置。
(13)
撮像装置と、この撮像装置により得られた撮像信号に基づく画像表示を行う表示装置とを備え、
前記撮像装置は、
各々が光電変換素子と電界効果型のトランジスタとを含む複数の画素を有する撮像部と、
前記トランジスタを用いて前記複数の画素のそれぞれに蓄積された信号電荷の読み出しを行う駆動部とを備え、
前記駆動部は、前記トランジスタに対し、そのソースおよびドレイン間のオフリーク電流を考慮して設定されたオフ電圧を印加して前記トランジスタのオフ動作を行う
撮像表示システム。
1…撮像装置、11,11A,11B…撮像部、111,111B…光電変換層、112…波長変換層、12…LUT、13…行走査部、130…単位回路、131,132…シフトレジスタ回路(S/R)、135A,135B…バッファ回路、133A〜133D…AND回路、134A,134B…OR回路、14…A/D変換部、15…列走査部、16…システム制御部、17,17B…列選択部、171…定電流源、172…チャージアンプ、173…S/H回路、174…マルチプレクサ回路、175…A/Dコンバータ、176…アンプ、20,20A〜20D…画素(撮像画素)、21…光電変換素子、22,23,24…トランジスタ、4…表示装置、40…モニタ画面、5…撮像表示システム、50…被写体、51…光源(放射線源)、52…画像処理部、Lsig…信号線、Lread…読み出し制御線、Lrst…リセット制御線、Lcarst…アンプリセット制御線、Dout…出力データ、D1…撮像信号、Vrst…リセット電圧、N…蓄積ノード、SW1,SW2…スイッチ、C1…容量素子、VST1,VST2…スタートパルス信号、CLK1,CLK2…クロック信号、EN1〜EN4…イネーブル信号、Tex…露光期間、Tr…読み出し/リセット期間、Lin…撮像光、Rrad…放射線。

Claims (11)

  1. 各々が光電変換素子と電界効果型のトランジスタとを含む複数の画素を有する撮像部と、
    前記トランジスタを用いて前記複数の画素のそれぞれに蓄積された信号電荷の読み出しを行い、かつ、前記トランジスタに対してオフ電圧を印加して前記トランジスタのオフ動作を行う駆動部とを備え、
    前記駆動部は、動画撮影時において複数のフレーム周波数を所定のタイミングで切り替えつつ前記信号電荷の読み出しを行い、前記フレーム周波数を切り替える際に、前記複数のフレーム周波数のそれぞれと対応付けて保持された複数の電圧値のうち、切り替え後のフレーム周波数に対応する電圧値を用いて前記トランジスタのオフ動作を行い、
    前記複数の電圧値は、前記トランジスタのソースおよびドレイン間のオフリーク電流と前記光電変換素子の暗電流との電荷量差が、前記複数のフレーム周波数の各場合において一定となるように、それぞれ設定されている
    撮像装置。
  2. 前記駆動部は、前記オフ電圧を、前記フレーム周波数の切り替えタイミングに応じて切り替える
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記電荷量差が最小となるように、前記複数の電圧値がそれぞれ設定されている
    請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 各々が光電変換素子と電界効果型のトランジスタとを含む複数の画素を有する撮像部と、
    前記トランジスタを用いて前記複数の画素のそれぞれに蓄積された信号電荷の読み出しを行い、かつ、前記トランジスタに対してオフ電圧を印加して前記トランジスタのオフ動作を行う駆動部とを備え、
    前記トランジスタのチャネルは低温ポリシリコンからなり
    前記オフ電圧の値は、−5V以上0V未満の範囲内の固定値に設定されている
    撮像装置。
  5. 前記オフ電圧は、−3.5V以上0V未満の範囲内の値に設定されている
    請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記光電変換素子が、PIN型のフォトダイオードまたはMIS型センサからなる
    請求項1乃至5のうちいずれか1つに記載の撮像装置。
  7. 前記撮像部が、入射した放射線に基づいて電気信号を発生させるものである
    請求項1乃至6のうちいずれか1つに記載の撮像装置。
  8. 前記撮像部は、前記光電変換素子上に、放射線を前記光電変換素子の感度域に変換する波長変換層を有する
    請求項1乃至7のうちいずれか1つに記載の撮像装置。
  9. 前記放射線がX線である
    請求項に記載の撮像装置。
  10. 撮像装置と、この撮像装置により得られた撮像信号に基づく画像表示を行う表示装置とを備え、
    前記撮像装置は、
    各々が光電変換素子と電界効果型のトランジスタとを含む複数の画素を有する撮像部と、
    前記トランジスタを用いて前記複数の画素のそれぞれに蓄積された信号電荷の読み出しを行い、かつ、前記トランジスタに対してオフ電圧を印加して前記トランジスタのオフ動作を行う駆動部とを備え、
    前記駆動部は、動画撮影時において複数のフレーム周波数を所定のタイミングで切り替えつつ前記信号電荷の読み出しを行い、前記フレーム周波数を切り替える際に、前記複数のフレーム周波数のそれぞれと対応付けて保持された複数の電圧値のうち、切り替え後のフレーム周波数に対応する電圧値を用いて前記トランジスタのオフ動作を行い、
    前記複数の電圧値は、前記トランジスタのソースおよびドレイン間のオフリーク電流と前記光電変換素子の暗電流との電荷量差が、前記複数のフレーム周波数の各場合において一定となるように、それぞれ設定されている
    撮像表示システム。
  11. 撮像装置と、この撮像装置により得られた撮像信号に基づく画像表示を行う表示装置とを備え、
    前記撮像装置は、
    各々が光電変換素子と電界効果型のトランジスタとを含む複数の画素を有する撮像部と、
    前記トランジスタを用いて前記複数の画素のそれぞれに蓄積された信号電荷の読み出しを行い、かつ、前記トランジスタに対してオフ電圧を印加して前記トランジスタのオフ動作を行う駆動部とを備え、
    前記トランジスタのチャネルは低温ポリシリコンからなり
    前記オフ電圧の値は、−5V以上0V未満の範囲内の固定値に設定されている
    撮像表示システム。
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