JP5999531B2 - 頭部装着型ディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、頭部装着型ディスプレイ装置に関し、特に、2次元表示画像表示素子と接眼レンズを観察者の頭部に保持して、2次元表示画像表示素子が表示する画像の拡大虚像を観察することができる頭部装着型ディスプレイ装置に関する。
近年、テレビジョンやコンピュータのディスプレイに用いる視覚表示装置として、大画面、高精細のものが要求され、液晶パネルやプラズマディスプレイパネルに代表される表示装置はますます大型化している。
その背景に、ディスプレイにおいて大きな観察画角を確保することが、画像観察時の臨場感を上げるために必要であることが挙げられる。定量的に表現すると、立体感・迫力感等の臨場感を観察者に与えるためには、水平方向で30°(±15°、中央から左右に15°ずつの範囲を意味する。以下同様。)以上の提示画角を確保することが必要であり、120°(±60°)付近でその効果は飽和してしまうことが知られている。
従って、30°以上でなるべく120°に近い観察画角にすることが望ましいが、壁掛けディスプレイで水平画角120°を実現しようとすると、2m先に200インチの大型ディスプレイが必要となり、一般的な居住空間に設置することも困難である。
また、バーチャルリアリティ用途に開発されている没入型ディスプレイについても、観察者を大型のディスプレイで包み込む必要があるため、一般的な居住空間に設置することは困難である。
そこで、特許文献1に示すように、小型の装置でありながら高精細かつ大画面の観察像が得られ、バーチャルリアリティ用途にも適用できる頭部装着型ディスプレイ装置(HMD:ヘッドマウントディスプレイ)が注目されている。
特許第3304497号 特公平4−42650号公報
頭部装着型ディスプレイ装置においては、頭部(顔面を含む)に対する装着性をよくするために、装置全体の大きさを小さくすること、並びに装置の重量を軽量化することが課題である。
そのために、接眼光学系を小型で軽量な構成とすること、すなわちレンズ系の構成枚数を少なくすることが重要であることは一般によく知られているが、レンズ系の構成枚数を少なくすると、各レンズで発生する収差が大きくなり、発生した収差を補正するレンズ系もなくなるので、収差の補正が困難となり、その結果、観察画角を大きくとることができなくなる。
例えば、図8に示すように、2次元画像表示素子203が表示する画像を空中に拡大投影する接眼レンズ202を単レンズで構成すると、大きな歪曲収差が発生すると共に、コマ収差、非点収差等も発生するので、観察画角は20°程度が限界となってしまう。
そこで、観察画角を広げるために、特許文献2に開示されているような非球面の単レンズを接眼レンズに用いて光学系を構成することも考えられる。
特許文献2のように接眼レンズ202に非球面レンズを用いることで、光学系が簡単で済み、歪曲収差とコマ収差については改善が図れる利点はあるが、倍率の色収差とペッツバール和による像面湾曲収差までは補正できないので、実用上は観察画角30°程度が限界である。また、観察画角を広くとろうとすると、接眼レンズ202が大きくなって、装置全体も大型になってしまい、装着感も悪化するといった問題がある。
そこで、特許文献1に開示された装置では、像面湾曲収差を良好に補正するために、2次元画像表示素子の平面像を変換光学素子によって曲面に変換し、曲面物点を接眼レンズで遠方の平面像として空中に拡大投影する構成をとっている。この装置では、図9に示すように、平面である2次元画像表示素子305の表示面を、変換光学素子で曲面画像303に変換して、像面湾曲を打ち消すので、接眼レンズ302では、像面湾曲収差を補正しなくても、非点収差を補正すれば、フラットな空中拡大像を形成でき、観察画角も、水平方向で50°(±25°)、対角方向で63.1°を実現している。
しかし、この特許文献1に開示された技術では、曲面像画に変換する変換光学素子として、リレーレンズ系304、あるいは、端面を曲面にしたイメージ・ファイバープレート等を用いる必要があり、光学系が大きくなるので、装置全体のサイズが大型になり、装着感も悪化する。また、イメージ・ファイバープレートを用いると、画像が荒くなるという問題もある。
本発明は、レンズの歪曲収差の影響を低減させた頭部装着型ディスプレイ装置を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る頭部装着型ディスプレイ装置は、2次元の画像を表示する画像表示素子と、画像表示素子が表示する画像を拡大投影する接眼レンズと、画像表示素子及び接眼レンズを、観察者の頭部に保持する保持機構とを備え、画像表示素子は前記接眼レンズの有効径よりも大きい。
上記表示装置によれば、接眼レンズのレンズ有効径に対して画像表示素子のサイズが大きくなるので、接眼レンズを通して観察者が見る画像表示素子は、有効画面の四隅のみならず、水平および垂直の画面端も視認されない。これにより、レンズの歪曲収差の影響を大幅に低減させることができる。
実施の形態1にかかる頭部装着式ディスプレイ装置1の構造を示す図であって、主に光学系の構造を示している。 人間の視野内の情報受容特性を示した図である。 人間の眼球の鼻側水平位置毎の解像度特性を示す図である。 実施の形態に係る画像表示素子の形態を示す図である。 実施の形態に係る画像表示素子の形態を示す図である。 実施の形態2に係る表示装置2の構成を示す図である。 実施の形態3に係るディスプレイ装置3の構成を示す図である。 従来技術にかかる頭部装着式ディスプレイ装置の構成を示す図である。 特許文献1に記載されたリレーレンズを用いる光学系の構成を示す図である。 画像表示素子10の電極配置及び駆動回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態4にかかる画像表示素子10における電極配置の一例を示す図である。 実施の形態5にかかる画像表示素子10における電極配置の一例を示す図である。 実施の形態6にかかる画像表示素子10における電極配置の一例を示す図である。 図13中の破線Aで囲んだ部分の電極及び画素の配置図である。 実施の形態7に係る画像表示素子10における電極及び画素の配置図である。 実施の形態8に係る画像表示素子の形態を示す図である。 実施の形態9に係る画像表示素子の形態を示す図である。
<発明の態様>
(第1の態様)
上記目的を達成するために、頭部装着型ディスプレイ装置は、2次元の画像を表示する画像表示素子と、画像表示素子が表示する画像を拡大する接眼レンズと、画像表示素子及び接眼レンズを、観察者の頭部に保持する保持機構とを備え、画像表示素子の表示面は、中央部が平面状であり、左右両側部は、中央部に沿った平面に対して接眼レンズに近づく方向に曲げられている。
ここで、2次元画像素子の表示面の中央部が「平面状」とは、中央部が曲面加工を施していない平面に近い状態であることを指し、ある程度撓んでいてもよい。
これによって、小型・軽量で、且つ広い観察画角が得られる頭部装着型ディスプレイ装置を実現できる。また、作製時に加工が容易であり、歩留まりも向上する。
上記画像表示素子において中央部と左右両側部との境界は、接眼レンズの実用上の観察画角によって設定される。例えば、非球面単レンズを用いる場合は観察画角30°(±15°)程度、球面単レンズを用いる場合は観察画角20°(±10°)程度に境界が設定されることが好ましい。
ただし、観察画角はアイレリーフ位置によって変わる。また、中央部と左右両側部の境界の位置も製品バラツキによって変わる。よって、中央部と左右両側部の境界の位置は、観察画角10°〜40°(±5°〜±20°)の範囲内に設定されることが好ましい。
画像表示素子の左右両側部を、水平方向の断面が湾曲した板状とすることが好ましい。
そのために、画像表示素子は、平板状のフレキシブルディスプレイを湾曲加工して形成することが好ましい。
画像表示素子は、四角形の板状のものを用いて、その角部分を、上下左右に位置させ、中央部に沿った平面に対して接眼レンズに近づくよう湾曲させてもよい。
画像表示素子として、フレキシブル有機EL素子を用いれば折り曲げ加工や湾曲加工が容易にできて好ましい。
画像表示素子は、左右両側部が、中央部に沿う平面に対して接眼レンズに近づく方向に曲げられた板状の第1表示パネルと、第1表示パネルの中央部に重ねて配置された平板状の第2表示パネルとで構成してもよい。
これによって、製造プロセスにおいて、第1表示パネルと第2表示パネルとを別々に製造し、両者を組み合わせて画像表示素子を組み立てればよいので、歩留まりを向上することができる。また、第1表示パネルにフレキシブルパネル、第2表示パネルにガラスやシリコン基板を用いた高精細の有機EL素子を用いることもできる。
この場合、第1表示パネルは、中央部を光透過性とし、第2表示パネルを、第1表示パネルの背面側に配置することが好ましい。
また、第2表示パネルは、第1表示パネルの左右両側部よりも高精細に画像表示させることによって、観た目の高精細感を保ちながら、駆動時の処理データ量を低減できる。
接眼レンズを、複数のレンズ体で構成し、保持機構が、その中の少なくとも1つのレンズ体を交換可能に保持して、例えば、観察者の視力補正用のレンズ体として用いてもよい。
あるいは上記目的を達成するために、頭部装着型ディスプレイ装置において、2次元の画像を表示する画像表示素子と、画像表示素子が表示する画像を拡大投影する接眼レンズと、画像表示素子及び前記接眼レンズを、観察者の頭部に保持する保持機構とを備え、画像表示素子の表示面は、中央部が平面状であり、周辺部は、中央部に沿った平面に対して接眼レンズに近づく方向に曲げられている構成にしてもよい。
ここで、画像表示素子は、画面中央部と比べて画面周辺部では画素サイズを大きくしてもよい。
(第2の態様)
頭部装着型ディスプレイ装置においては、以下のような課題も存在する。
すなわち、画像表示素子のサイズを大きくすれば提示画角は広がるが、画素が荒くなると臨場感が低下してしまうので、提示画角の大型化に伴って、画像表示素子の画素数も増加する必要がある。例えば、現在の一般的なHMDは、水平画角30°、画像表示素子サイズ1cm角、画素数800×600であるが、水平画角120°にする場合は、画像表示素子のサイズが4cm角となり、画素数は3200×2400となる。
頭部装着型覚表示装置において、上記のように画像表示素子のサイズを大きくして画素数を増やすと次のような課題が発生する。
1つ目の課題として、画像表示素子の製造プロセスが複雑化し、歩留まりが低下してコストが増大することである。
なぜなら、頭部装着型ディスプレイの画像表示素子は露光装置を使用して製造するが、露光装置は解像度の高い露光を大面積に対して行うことは難しいからである。
例えば、頭部装着型ディスプレイの画像表示素子の画素は数μm〜20μm程度の大きさであるが、現在の半導体プロセスでは、このような高解像度な露光は1ショットに1cm角くらいしかできない。従って、4cm角の画像表示素子を露光するには計16回の露光が必要となり、さらにパネル端部用のマスクも必要となる。また、画像表示素子にゴミが混入してライン欠陥やドット欠けが発生する確率も16倍になり、歩留まりが著しく低下してしまう。これらプロセスの複雑化と歩留まりの低下は、画像表示素子の製造コスト増大に直結する。
2つ目の課題として、画像表示素子の画素数が増加すると、駆動時の画像データ量が増大することである。
例えば、水平画角120°の画像表示素子では、水平画角30°の画像表示素子と比べて駆動時の画像データ量は16倍に増大する。そして、画像データが増大すると、画像処理回路や画像伝送回路での処理量が多くなり、駆動回路もそれだけ大きくなるので、頭部装着型ディスプレイ装置の軽量化の妨げになる。また画像データ量が増大すると、駆動回路の消費電力も増大する。
そこで、頭部装着型ディスプレイ装置において、第2の態様においては、視覚的に30°以上の観察画角で臨場感のある画像を観察でき、且つ、装置の製造コスト及び駆動時の画像データ量を抑えられるものを提供することを目的とし、画像を表示するマトリックス型の画像表示素子と、画像表示素子が表示する画像を拡大した虚像を形成する接眼レンズと、画像表示素子及び接眼レンズを、観察者の頭部に保持する保持機構とを備え、画像表示素子を、画像表示領域の中央部と比べて周辺部では画素サイズが大きい構成とした。
眼球の解像度特性によれば、観察画角の小さい範囲では、高解像度が要求されるが、上記態様の頭部装着型ディスプレイ装置によれば、有効視野に相当する画面中央部では、画素サイズを小さくして高精細な画像を表示することによって、高解像度の要求に応えることができる。
一方、眼球の解像度特性によれば、観察画角の大きい範囲では、高解像度が要求されないが、上記態様の頭部装着型ディスプレイ装置のように、画像表示素子の周辺部で、画素サイズを大きくしても、臨場感は損なわれない。そして周辺部で画素サイズを大きくすることによって、画像データ量を減らすことができるので、その分、駆動回路の処理を簡素化し、回路の消費電力も減らすことができる。
よって、上記態様の頭部装着型ディスプレイ装置によれば、視覚的に広い観察画角で臨場感のある画像を観察でき、且つ、駆動回路を簡素化したり、回路の消費電力を減らすこともできる。
上記頭部装着型ディスプレイ装置の画像表示素子において、画面中央部では、画素サイズを均一とし、画面周辺部では、中央部から離れるにつれて画素サイズを大きくすることによって、その効果を高めることができる。
画像表示素子が、複数の走査線および複数のデータ線を、互いに交差してマトリックス状に配して、各交差点に対応する箇所に画素が存在するマトリックス表示タイプのものでは、画面中央部と比べて、画面周辺部で、走査線同士の配置間隔及びデータ線同士の配置間隔を大きくすることによって、画面中央部と比べて画面周辺部で画素サイズを大きくすることが容易にできる。
上記画像表示素子において、走査線およびデータ線を、折れ線形状する、あるいは、走査線およびデータ線を曲線形状にすることによって、画素形状を自然な形状に維持しながら、画素サイズを滑らかに変化させることができる。
複数の走査線及び複数のデータ線は、画面中央部における線幅よりも画面周辺部での線幅を太くすれば、画面周辺部の電極を容易に製造できる。
画像表示素子が、複数の走査線および複数のデータ線が互いに交差してマトリックス状に配され、各画素が、複数色のサブピクセルが走査線に沿って配列されて構成されている場合、画面中央部では、走査線とデータ線の各交差部で対応するサブピクセルに書き込みを行い、画面周辺部においては、走査線とデータ線の複数の交差部の中から選択された箇所で、対応するサブピクセルに書き込みを行うようにしても、画面中央部と比べて画面周辺部で画素サイズを大きくすることができる。
画像表示素子において、各画素が、3種類の色のサブピクセルが走査線に沿って配列されて構成されている場合、画面周辺部において、画素サイズが画面中央部の2倍になっている領域では、サブピクセルの色配列の順序が、画面中央部におけるサブピクセルの色配列の順序と異なるようにすれば、同じデータ線では同じ色のサブピクセルに対して書き込みを行うようにすることができる。
上記画像表示素子において、その左右両側部の表示面を、画面中央部の表示面に沿った平面に対して接眼レンズに近づく方向に湾曲した形状とすることによって、接眼レンズで拡大虚像を形成する際に、像面湾曲を打ち消して、広い観察画角を実現することができる。
画像表示素子として、フレキシブル有機EL素子を用いれば、軽量で加工しやすいといった点で好ましい。
(第3の態様)
2次元の画像を表示する画像表示素子と、画像表示素子が表示する画像を拡大投影する接眼レンズと、画像表示素子及び接眼レンズを、観察者の頭部に保持する保持機構とを備える頭部装着型ディスプレイ装置において、観察者が感じる像面湾曲収差を抑えるために、観察者からの平面視において、画像表示素子の周囲を直線部分及び曲線部分からなる構成とすることも有効である。
また、観察者からの平面視において、接眼レンズの有効径を画像表示素子よりも広く設定することも有効である。
ここで、観察者からの平面視において、画像表示素子を五角形以上の多角形にしてもよい。
以上の第1〜3の態様について、以下の実施の形態1〜9では、図面を参照しながら具体的に説明する。ここで、実施の形態1〜3は主に上記(第1の態様)に関し、実施の形態4〜7は主に上記(第2の態様)に関し、実施の形態8,9は上記(第3の態様)にするものである。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1にかかる頭部装着式ディスプレイ装置1(以下、単に「ディスプ
レイ装置1」と記載する。)の構造を示す図であって、主に光学系の構造を示している。
ディスプレイ装置1は、2次元画像を表示する画像表示素子10、画像表示素子10の画面前方にあって、画像表示素子10の虚像を空中に拡大投影する接眼レンズ20とからなる光学系、この光学系などを観察者の頭部100の前方に保持する保持機構30とを備え、観察者の眼球101は、接眼レンズ20を通して、画像表示素子10に表示される画像の拡大虚像1010を観察できるようになっている。拡大虚像1010は、図示しやすいように画像表示素子10の近くに投影されているが、実際は数十cm〜無限遠の位置に投影されている。
なお図1では、右側の接眼レンズ20によって形成される拡大虚像1010だけを示しているが、左側の接眼レンズ20によっても同様の拡大虚像が形成される。
画像表示素子10は、マトリックス型の2次元表示装置であって、中央部11が平板状であり、左右側部12a,12bは、水平方向の断面が、中央部11の延長線よりも接眼レンズ20に近づくよう曲げられた板状である。
画像表示素子10は、このように湾曲加工が施されるので、曲面加工に耐えられる素材で形成する必要はあるが、繰り返し曲げられることはないので、一回成型で曲面形状にするようなディスプレイでもよい。
ここでは、ポリイミド、あるいはPETフィルム上に有機ELを成膜した薄型の有機ELディスプレイを用いる。ただし、フレキシブルディスプレイであれば有機ELに限らず、無機ELディスプレイでも液晶ディスプレイを用いてもよい。また、反射型液晶(LCOS:Liquid crystal on silicon)やデジタルマイクロミラーデバイス(DMD:Digital Mirror Device)を用いてもよい。
この画像表示素子10は、図4(a)に示すように、複数のデータ線13及び複数の走査線14が、互いに交差して配設されている。この複数のデータ線13及び複数の走査線14の端はドライバ(図10の駆動回路52,53参照)に接続され、そのドライバに、ディスプレイ装置1の外部から画像信号並びに電力が供給される。そして、画像表示素子10において、ドライバが複数の走査線14に電圧を順次印加しながらデータ線13に画像信号を印加することによって、データ線13及び走査線14が交差する箇所に存在する画素を画像信号に応じて点灯することによって、2次元の画像を表示する。
画像表示素子10の形状の具体例については後述するが、両側部が湾曲した形状の画像表示素子10は、まず、平板状のディスプレイを作成し、その側部を湾曲した型に押し当てて、両側部を曲げ加工することによって作製することができる。
また、ガラスやシリコン基板上に有機ELを成膜して、平面状の画像表示素子を形成した後、その基板表面の左右両側部に透明層を厚く形成して、その透明層の両側部を切削あるいは溶解して、両側部の表示面を湾曲した形状に加工することも可能である。
接眼レンズ20としては、例えば実用上30°以上の観察画角を有する非球面レンズあるいは回折レンズを用いることが好ましい。
ディスプレイ装置1は、画像表示素子10、接眼レンズ20を頭部100に装着し保持するメガネ式の保持機構30を備えている。この保持機構30は、光学系を収納するケース部31、ケース部31を頭部100の前面に保持するテンプル32、ケース部31内で接眼レンズ20を保持するフレーム33からなる。
ディスプレイ装置1を頭部100に装着した状態で、各ケース部31は、各眼球101の前方に保持され、このケース部31内において、接眼レンズ20及び画像表示素子10が、眼球101の前方に配置される。
(画像表示素子10の形状と効果)
理想的なレンズは結像面が平面状だが、一般に凸レンズには「像面湾曲収差」が発生して、結像面がお碗の内側のような湾曲した形状となる。
この像面湾曲収差によって、凸レンズで全体が平面状である表示素子を観るとき、観察画角が30°を超える範囲の画像は結像されずにピントボケしやすい。すなわち、平面ディスプレイの虚像を拡大投影するときに、画面中央部にピントを合わせると、画面周辺部がピントボケしてしまい、逆に画面周辺部にピントを合わせると画面中央部がピントボケしてしまう。
これに対して、画像表示素子10は、その左右両側部12a,12bが、接眼レンズ20に近づく方向に湾曲した形状を有することによって、両側部12a,12bにおける像面湾曲の影響を打ち消して、広い角度範囲にわたって拡大虚像を結像させることができる。従って、広い観察画角を実現できる。
なお、画像表示素子10は、水平方向の観察画角30°程度の範囲は平面状であるが、非球面単レンズを用いているため、この範囲では、画面が平面状であっても、像面湾曲収差の影響は小さく、ほぼ平面上に結像する。なお、平面状の範囲はレンズの実用上の観察画角に応じて設定する。
上記によって、画像表示素子10においては、中央部11の像及び両側部12a,12bの像をともに、結像させることができ、水平方向に対して広範囲の観察画角を得ることができる。
また、画像表示素子10は、中央部11が平面状なので、中央部11には曲面加工を施さないで済む。従って、全面を曲面加工する場合と比べると、曲面加工を施す領域が限られているので、加工が容易であり、歩留まりも向上する。
上記のように、画像表示素子10によれば、水平方向の観察画角30°程度までの中央部11を平面状とし、両側部12a,12bを湾曲形状とすることによって、広い観察画角が得られ、製造も比較的容易である。そして、水平方向の観察画角Θ2(眼球101から拡大虚像1010を観たときの左右広がり角度)を最大120°程度まで広げることができる。
なお、両側部12a,12bは、左右の観察画角が大きい領域に存在するので、以下に説明するように人間の視覚特性に基づくと、厳密に結像していなくても視覚的にはほとんど影響しない。
また、画像表示素子10が、垂直方向に湾曲していない場合、非球面レンズによって、垂直方向30°以内の範囲の像面湾曲は補正できるが、垂直方向30°以上の範囲の像面湾曲は補正できない。しかし、垂直方向30°以上の範囲は、有効視野の範囲外に存在するので、以下に説明するように人間の視覚特性に基づくと、厳密に結像していなくても視覚的にはほとんど影響しない。
上記両側部12a,12bおよび垂直方向30°以上の範囲が視覚的にほとんど影響しない理由について詳述する。
(人間の視覚特性と考察)
図2は、人間の視野内の情報受容特性を示した図である(高臨場感ディスプレイ、共立出版、谷 千束編集、p.61)。
図2に示すように、人間の視野は大きく4つに分類される。すなわち、視力や色の弁別などの視機能が最も優れた弁別視野(数度以内)、眼球運動だけで対象を捉えられる有効視野(左右約15度、上約8度、下約12度以内)、呈示された対象の存在のみ判定でき人間の空間座標感覚に影響を与える誘導視野(水平30〜100度、垂直20〜85度)、呈示された対象への知覚は極度に低下し、強い刺激などに注視動作を誘発させる程度の働きをする補助視野(水平100〜200度、垂直85〜135度)に分類される。
図3は、人間の眼球の鼻側水平位置毎の解像度特性を示す図である(人間計測ハンドブック、朝倉書店、産業技術総合研究所人間福祉医工学研究部門編集、p.169)。
人間の視野の中心(0°)は、空間周波数が高くて、コントラストが低い縞模様でも視認できるが、中心から1.5°離れただけで最大空間周波数が半減する。また、中心から30°離れると、視認できる解像度も約20分の1にまで減少する。
鼻側垂直位置毎の解像度特性もこの図3と同様な傾向となる。
図2,図3から、眼球運動で対象を捉えられる有効視野の範囲には高精度な画像が要求され、有効視野の範囲を超えると極端に高精度な映像でなくても許容されることがわかる。
また、水平方向の有効視野は、垂直方向の有効視野よりも10°広いことが分かる。
上記図2,3に示した視野特性を踏まえると、水平方向の観察画角が30°から離れるほどに視覚の解像度特性が低下するため、水平方向30°から離れた領域では、それほど厳密に焦点が結像しなくても、観察者が見る上で影響ないことがわかる。
また、画像表示素子10は垂直方向の観察画角が20°(+8°、−12°)以上の範囲は有効視野の範囲外なので、この範囲では湾曲補正ができていなくても、実用上の支障がないこともわかる。
よって、接眼レンズに実用上の観察画角が20°程度あれば、画像表示素子10を水平方向に湾曲することによって、有効視野を満たすことができることがわかる。
なお、画像表示素子10には適正な平面状の領域が必要である。なぜならば、画像表示素子10の平面状の領域を無くすと、レンズ特性は点対称なため、例えば、湾曲している中央部の水平方向と、湾曲していない中央部の垂直方向を同時に結像できなくなるからである。反対に、画像表示素子10の平面状の領域を広げ過ぎると、像面歪曲補正するために光学系が大きくなってしまうからである。
以上の内容から、画像表示素子10の形状は、接眼レンズの光学特性と、人間の視覚特性を反映させた特徴を有していると言える。
以上の考察から、画像表示素子10において、中央部11と両側部12a,12bとの境界の位置は、その拡大虚像1010の中央部1011と両側部1012a,1012bとの境界の観察画角Θ1を接眼レンズの実用上の観察画角に応じて20°〜30°程度になるように設定することが好ましいこともわかる。
ただし、観察画角はアイレリーフ位置によって変わる。また、中央部と左右両側部の境界の位置も製品バラツキによって変わる。よって、中央部と左右両側部の境界の位置は、観察画角10°〜40°(±5°〜±20°)の範囲内に設定されることが好ましい。
両側部12a,12bを湾曲させる曲率、あるいは曲げる角度については、像面湾曲を補正するのに適した曲率あるいは角度に設定する。
両側部12a,12bを湾曲させるときの曲率Rは、例えば、接眼レンズ20の屈折率nと焦点距離fとの積nfを基準にして設定すればよい。
また、両側部12a,12bを湾曲させるときの曲率Rは、通常、10mm〜30mmの範囲に設定することが好ましい。
以上のように、ディスプレイ装置1においては、画像表示素子10として、薄型のディスプレイを湾曲加工して用い、接眼レンズ20として単一のレンズ体を使用することによって、装置を小型で軽量にしながら、視覚的に30°(±15°)以上の観察画角で観察できるようにしている。
この点について、特許文献2に開示された頭部装着式ディスプレイ装置と対比すると、特許文献2に開示された装置は、30°(±15°)以上の観察画角が観察でき、且つ、周辺までフラットで鮮明な観察画像が観察できるようにするために、接眼レンズに、リレーレンズやイメージ・ファイバープレートを使用している。従って、それだけ光学系が大型で重くなり、光学系の作製にも精度が要求される。
これに対して、本実施形態のディスプレイ装置1においては、リレーレンズやイメージ・ファイバープレートは必要ないので、装置を小型軽量にでき、フレキシブルディスプレイを湾曲加工することで実現できるので製造も容易である。
(画像表示素子10の形態)
画像表示素子10の形態には、図4(a),(b)、図5(a),(b),(c)に示すように、複数の種類が存在する。
以下、画像表示素子10の形態のバリエーションについて説明する。
1.図4(a)に示した画像表示素子10は、長方形状のフレキシブルディスプレイを、中央部11は平板状のままにして、両側部12a,12bは、水平方向に湾曲させてシリンドリカル形状に加工したものである。
2.図4(b)に示す画像表示素子10は、長方形状のフレキシブルなディスプレイ110の中央部は平板状のままとし、そこに透明領域110aを形成し、両側部12a,12bは、水平方向に湾曲するシリンドリカル状に加工している。透明領域110aには画素が形成されておらず、この透明領域110aの背面側に、平面状の画像表示素子111が配設されている。
この画像表示素子10において、中央部11では、透明領域110aを通して画像表示素子111の表示画像が観え、両側部12a,12bはディスプレイ110の表示画像が観えるようになっている。ここで、フレキシブルなディスプレイ110は厚みが小さいので、画像表示素子111の表示面と両側部12a,12bの表示面との段差は小さく、観た目にも目立たない。
このようにして、中央部11と両側部12a,12bとを、別々のディスプレイで表示する構成とすることもできる。
この場合、製造プロセスにおいて、フレキシブルなディスプレイ110と画像表示素子111とを別々に製造し、両者を組み合わせて画像表示素子10を組み立てればよいので、歩留まりを向上することができる。
なお、ディスプレイ110は、曲げ性能に優れた透明フィルムを基材として用いる。そして、透明領域110aには透明基材が存在していてもよいし、開口していてもよい。透明領域110aの大きさは、画像表示素子111の画像表示領域と同等の大きさに設定して、画像表示領域の外が見えないようにすることが好ましい。
上記図2,3に示した視野特性に基づくと、ディスプレイ110の両側部12a,12bにおいては、高精細は必要ないので、画素数を少なく設定して、駆動時のデータ処理量や消費電力を低減し、一方、中央部の画像表示素子111は高精細であることが好ましい。よって、中央部の画像表示素子111をシリコン基板あるいはガラス基板上に高精細なEL素子を形成し、ディスプレイ110の両側部12a,12bよりも高解像度で画像表示するようにしてもよい。
なお、図4(b)に示した例では、フレキシブルなディスプレイ110の背面に平面状の画像表示素子111を配置しているので、画像表示素子111の厚みが大きくてもよいが、平面状の画像表示素子111の厚みが薄い場合はフレキシブルなディスプレイ110の前面に配設してもよい。
3.上記図4(a),(b)に示した画像表示素子10は、中央部11の端から両側部12a,12bにかけて滑らかに湾曲して曲面形状を有しているが、中央部11と両側部12a,12bとの間で折れ曲がっていてもよい。
図5(a)は、フレキシブルディスプレイにおける水平方向30°の部分で折り曲げた形態である。
この図5(a)の例では、中央部11と共に左右両側部12a,12bも平面状であるため、両側部12a,12bが湾曲している場合に比べて焦点が合いにくいが、側部12a,12bは、中央部11に沿う平面に対して接眼レンズ20に近づくように曲がっているため、像面湾曲を補正する効果が得られる。
なお、図5(a)の例では、左右両側部12a,12bが平面状であるため、湾曲している場合と比べると焦点が合いにくいが、上記のように水平方向30°から離れるほど焦点が合っていなくても視野の分解度が低下するため、実用上は支障がない。
図5(a)の形態のディスプレイは、1枚のフレキシブルディスプレイを曲げ加工して作成する以外に、中央部11と左右両側部12a,12bに相当する3つのディスプレイを並べてタイリングして作製してもよい。
4.図5(b)に示す画像表示素子10は、菱形状のフレキシブルディスプレイにおいて、図中白抜き矢印で示す角部分が上下左右に位置するように配置し、角部分の近傍を湾曲させた形状である。
中央部11が平面状、左右両側部12a,12b(左右の角部近傍)が湾曲し、中央部11の上側部11a,下側部11b(上下の角部近傍)も湾曲している。
このように、上下左右の角部分近傍を湾曲形状にする形態とすることは、水平方向だけでなく垂直方向の像面歪曲も補正できる点で好ましい。
5.図5(c)に示す画像表示素子10は、長方形状のフレキシブルディスプレイにおいて、中央線で折り曲げて中央部11に2つの平面部11c,11dを形成し、さらに図中白抜き矢印で示す角部分の近傍を湾曲させた形状である。
このような形状とすることによっても、全体が平面状の画像表示素子と比べると、水平方向及び垂直方向の像面歪曲収差を低減できる。
6.図5(d)及び(e)に示す画像表示素子10は、中央に六角形状の中央部11が存在し、この六角形状の中央部11の六つの各辺から、台形状の側部12が放射状に6方向に伸びて形成されている。そして、中央部11は平面状であり、各側部12は(e)に示すように湾曲した形状となっている。
図5(d)は、この画像表示素子10の展開図であり、(e)は平面図及び側面図である。
図5(d)の展開図においては6つの側部12が互いに離れているが、図5(e)に示すように、各側部12が湾曲した状態において、隣接する側部12同士はつながっている。
なお、側部12間の継ぎ目には、透明な充填材やレンズを形成して、視覚的に継ぎ目を目立たなくすることが好ましい。
このように6方向に湾曲した側部12を有する形状とすることによって、6方向の像面歪曲収差を低減できる。
なお、中央部11を八角形状とし、その8辺から台形状の側部12を放射状に配置してもよく、その場合、8方向の像面歪曲収差を低減できる。
7.画像表示素子10において、周辺部の側部12に対して中央部11を高精細とすることが好ましい。
[実施の形態2]
図6は、実施の形態2にかかる頭部装着式ディスプレイ装置2の構成を示す図である。
このディスプレイ装置2は、上記ディスプレイ装置1と同様の構成であるが、接眼レンズが単レンズで無く、画像表示素子10の表示画像を拡大投影するためのレンズ体20aと、補正用のレンズ体20bの2枚で構成されている。
レンズ体20bは、各種収差補正に用いるだけでなく、個々人で異なる視力特性に合わせて補正するために用いることができる。そのために、補正用のレンズ体20bを支持するフレーム33aは、着脱自在に取り付けられている。例えばフレーム33aは、枠支持バーを操作してレンズ体20bを取り外しできるようになっている。
例えば、実施の形態1のディスプレイ装置1においても、画像表示素子10と接眼レンズ20の位置関係を変えれば、近視・遠視の個性にある程度対応できるが、乱視には対応できない。これに対して、ディスプレイ装置2では2枚目のレンズ体20bを調整することで乱視にも対応できる。
ディスプレイ装置2においては、2枚目のレンズ体20bをレンズ体20aの外側に配置しているが、これによって、レンズ体20bを比較的容易に交換することができる。
また、レンズ体20aは高倍率(例えば、10倍)が要求されて重量が重いのに対して、レンズ体20bは補正用であって高倍率を必要しないため比較的軽い。従って、ディスプレイ装置2においては、比較的軽量のレンズ体20bを外側に配置することによって、ディスプレイ装置2を頭部100に装着したときの重量バランスを良好にしている。
[実施の形態3]
図7は、実施の形態3にかかる頭部装着式ディスプレイ装置3の構成を示す図である。
このディスプレイ装置3は、ディスプレイ装置1と同様の構成であるが、ディスプレイ装置3の光学系は、軸Cが水平視線Hに対して下向きに傾いている。
この水平視線Hは、観察者が立った状態で、目の高さで水平線と感じる線である。
このようにディスプレイ装置3の光学系を下向きに傾けることによって得られる効果を説明する。
上述した図2の人間の視野内の情報受容特性において、人間の視野は水平方向については左右均等であるが、垂直方向は上下不均等である。具体的には、有効視野(眼球が動作する範囲)では、上が8°であるのに対して下は12°、誘導視野では、上が35°であるのに対して下は50°、補助視野では上が50°であるのに対して、下は75°である。
一方、接眼レンズ20は、基本的に光軸に対して対称の特性を持つ。
従って、光学系を水平視線に対して下向きに2°〜12.5°傾けて、有効視野が光学系軸Cに近い位置にくるように設定することによって、垂直方向に関して上下均等に観察でき、観察角度内に画像を表示できるようになる。
また、このように光学系を下方に傾けることによって、ディスプレイ装置3の重心が下がるので、装着性能も向上する。
なお、ディスプレイ装置3において、装置重量を頭部100の頬で支持する構造とすれば、装着性能を向上することができる。また、実施形態2に係るディスプレイ装置2においても、同様に光学系を下方に傾斜させた構造とすることによって同様の効果を奏する。
[実施の形態4]
実施の形態4にかかるディスプレイ装置1は、上記実施の形態1と同様に図1に示す構造であって、2次元画像を表示する画像表示素子10、画像表示素子10の画面前方にあって画像表示素子10の虚像を空中に拡大投影する接眼レンズ20とからなる光学系、この光学系などを観察者の頭部100の前方に保持する保持機構30とを備え、観察者の眼球101は、接眼レンズ20を通して、画像表示素子10に表示される画像の拡大虚像1010を観察できるようになっている。
画像表示素子10は、マトリックス型の2次元表示装置であって、全体が平面状のものであってもよいが、図1に示す例では、観察画角がΘ1までの範囲に相当する中央部11が平板状であり、左側部12a,右側部12bは、水平方向の断面が、中央部11の延長線よりも接眼レンズ20に近づくよう曲げられた板状である。
この画像表示素子10において、左右側部12a,12bを湾曲させるときの曲率Rは、通常、10mm〜30mmの範囲に設定することが好ましい。また、中央部11と両側部12a,12bとの境界の位置は、その拡大虚像1010の中央部1011と左側部1012aの境界から中央部1011と右側部1012bとの境界までの観察画角Θ1が3
0°近くになるように設定することが好ましい。
このように左右側部12a,12bが曲げられた形状にすることによって、接眼レンズ20で拡大虚像1010を形成する際に、像面湾曲の影響が打ち消されるので、左右側部12a,12bの広い範囲にわたって拡大虚像を結像させることができる。従って水平方向の観察画角Θ2を広くすることができる。
画像表示素子10に、湾曲加工を施す場合、曲面加工に耐えられる素材で形成する必要はあるが、繰り返し曲げられることはないので、一回成型で曲面形状にするようなディスプレイでもよい。
ポリイミド、あるいはPETフィルム上に有機ELを成膜した薄型の有機ELディスプレイを用いることが好ましいが、有機ELに限らず、無機ELディスプレイでも液晶ディスプレイを用いてもよい。
図10は、画像表示素子10の電極配置及び駆動回路の構成を示すブロック図である。
説明を簡略にするため、ここでは1画素が1個のEL素子で形成されているものとして説明するが、1画素がRGB3個のEL素子で形成されている場合も、同様のことがいえる。
画像表示素子10には、図10に示すように、走査線SC1〜SCnが画素行ごとに配置され、データ線D1〜Dmが画素列ごとに配置されている。走査線SC1〜SCnとデータ線D1〜Dmとが交差した部分に(n×m)個の画素が形成されて、マトリクス状に画素が配置されており、
各画素に階調を書き込むために、画素ごとに1つの選択トランジスタを含む画素回路が形成され、各選択トランジスタは、走査線SC及びデータ線Dに接続されている。
表示装置1には、画像表示素子10を駆動するために、制御回路51、走査線駆動回路52、データ線駆動回路53が設けられている。
走査線駆動回路52は、複数の走査線SC1〜SCnに接続されており、複数の走査線SC1〜SCnに対して、表示階調を書き込む行を選択する走査電圧を順次出力する。
データ線駆動回路53は、データ線D1〜Dmに接続されており、走査線駆動回路52によって選択された行に対して、画像信号に応じたデータ電圧を複数のデータ線D1〜Dmに出力する。
それによって、画像表示素子10は、走査線SC1〜SCnとデータ線D1〜Dmが交差する箇所に存在する画素を、画像信号に応じて点灯することによって、画像を表示する。
画像表示素子10の画素サイズは、表示領域の中央部では小さく、周辺部では大きく形成されている。その具体例については後述する。
画像表示素子10の形状は、全体が平板状のものを用いてもよいが、ここでは、図1に示すように、中央部11が平板状であり、左右側部12a,12bは、中央部11の延長面よりも接眼レンズ20に近づくよう湾曲された板状であるものを用いることとする。いいかえると、左右側部12a,12bは、水平方向の断面が、中央部11の延長線よりも接眼レンズ20に近づくよう湾曲された板状である。
接眼レンズ20としては、例えば実用上30°以上の観察画角を有する非球面レンズあるいは回折レンズを用いることが好ましい。
ディスプレイ装置1は、画像表示素子10、接眼レンズ20を頭部100に装着し保持するメガネ式の保持機構30を備えている。この保持機構30は、光学系を収納するケース部31、ケース部31を頭部100の前面に保持するテンプル32、ケース部31内で接眼レンズ20を保持するフレーム33からなる。
ディスプレイ装置1を頭部100に装着した状態で、各ケース部31は、各眼球101の前方に保持され、このケース部31内において、接眼レンズ20及び画像表示素子10が、眼球101の前方に配置される。
(画像表示素子10の電極配置)
図11は、画像表示素子10における電極配置の一例を示す図である。
図11に示すように、画像表示素子10は、画面中央部10a(点線枠の内側領域)では走査線SC同士の間隔及びデータ線D同士の間隔は一定であるが、画面周辺部10b(点線枠の外側領域)では、走査線SC同士の間隔、並びにデータ線D同士の間隔が画面中央部10aと比べて広くなっている。
各画素の縦サイズは走査線SC同士の間隔に相当し、横サイズはデータ線の間隔に相当するので、画面中央部10aと比べて、画面周辺部10bでは画素サイズも大きく設定されている。
このような画素サイズの設定は、下記の人間の視野内の情報受容特性からわかるように、有効視野(左右約15度、上約8度、下約12度以内)の範囲では高精細な表示が要求されるのに対して、有効視野の範囲から離れるに従って高精細な表示は要求されないという特性に合わせたものである。
ここで、画面中央部10aのサイズは有効視野に相当するサイズに設定することが好ましい。あるいは、画面中央部10aの横方向長さを、中央部11の横方向長さと合わせてもよい。
具体例として、画像表示素子10において有効視野に入る範囲が、水平1cm、垂直0.7cmの領域である。この有効視野に入る範囲を画面中央部10aとして設定し、その範囲内では電極間隔を均一的に高精細にして高解像で表示できるようにすることが好ましい。
また、図11に示す例では、画面周辺部10bにおいては、有効視野の範囲から離れるに従って、走査線SC同士の間隔、並びにデータ線D同士の間隔が広がっている。
具体例として、有効視野における走査線SC同士の間隔及びデータ線D同士の間隔を基準として、有効視野から観察画角が1.5°離れた領域では、走査線SC同士の間隔及びデータ線D同士の間隔を2倍にし、有効視野から観察画角が30°離れた領域では走査線SC同士の間隔及びデータ線D同士の間隔を20倍にし、有効視野から観察画角が30°以上離れた領域ではさらに走査線SC同士の間隔及びデータ線D同士の間隔を広げる。
また、画面中央部10aと比べて画面周辺部10bでは、走査線SC同士の間隔及びデータ線D同士の間隔を広げるのに合わせて、走査線SC及びデータ線Dの線幅も太くしてもよい。
上記の電極配置によって、以下の効果が得られる。
第1に、画面中央部10aと画面周辺部10bとで一律に画素を高精細に形成する場合と比べると、画面周辺部10bでは画素数が少なくなるので、画像表示素子10の製造プロセスが簡単になる。
画像表示素子10の製造プロセス中には、電極や素子の各層をパターニングするための露光工程があるが、高精細に露光する場合は露光面積が小さくなる。ここで、例えば、画面中央部10aは、高精細で小面積な露光装置を用いて露光し、画面周辺部10bは精細でなく露光領域の大きい露光装置で露光することによって、全体を高精細な露光装置で露光する場合と比べて露光回数を減らすことができるので、画像表示素子の製造プロセスを簡素化できる。
また、画像表示素子を高精細に作製する場合、ゴミが混入することによるライン欠陥やドット欠けが発生しやすいが、画面周辺部10bは高精細ではないので、製造工程においてライン欠陥やドット欠けが発生するのを防止することもできる。このようなプロセスの簡略化と歩留まりの向上によって、画像表示素子10を安価に製造することができる。
画面周辺部10bで電極間隔と共に電極幅を太くすれば、これらの効果をさらに高められる。
第2に、画像表示素子10は、全体を高精細に製造する場合と比べて、画面周辺部10bでは画素サイズが大きく、画素数が少ないので、駆動時において制御回路51、走査線駆動回路52、データ線駆動回路53が処理する画像データ量を削減できる。この画像データ量は、画素の大きさにほぼ反比例するので、例えば、画素サイズを4倍にした領域に関しては、画像データ量を1/4に削減できる。
このように駆動時に処理する画像データ量を低減することによって、画像処理回路や画像伝送回路を簡素化できるので、装置全体の大きさを小さくして、装置の重量を軽量化することもできる。
また、画面周辺部10bでは、画素サイズを大きくすることによって、開口率を向上できるので、発光効率も向上する。それによって、画像表示素子10全体の発光効率も向上するので、消費電力も低減できる。
さらに、画面周辺部10bにおける画像データ量を削減することによって、画像処理回路や画像伝送回路の消費電力も低減できる。
有効視野の範囲から離れるに従って、走査線SC同士の間隔、並びにデータ線D同士の間隔を広げることによって、これらの効果をさらに高めることができる。
(人間の視覚特性と考察)
上記実施の形態1において図2を参照しながら説明したように、人間の視野は大きく4つに分類される。また、図3を参照しながら説明したように、人間の視野の中心(0°)は、空間周波数が高くて、コントラストが低い縞模様でも視認できるが、中心から1.5°離れただけで最大空間周波数が半減する。また、中心から30°離れると、視認できる解像度も約20分の1にまで減少する。そして、鼻側垂直位置毎の解像度特性も同様な傾向となる。
従って、眼球運動で対象を捉えられる有効視野の範囲には高精度な画像が要求され、有効視野の範囲を超えると極端に高精度な映像でなくても許容されることがわかる。また、水平方向の有効視野は、垂直方向の有効視野よりも10°広いことが分かる。
上記図2,3に示した特性を踏まえると、水平方向の観察画角が30°から離れるほどに視覚の解像度特性が低下するため、水平方向30°から離れた領域では、画素サイズが大きくても、観察者が見る上で影響ないことがわかる。
また、画像表示素子10は垂直方向の観察画角が20°以上の範囲は有効視野の範囲外なので、この範囲で画素サイズが大きくても、観察者が見る上で影響ない。
以上の内容から、画像表示素子10における電極配置は、人間の視覚特性を反映させた特徴を有しており、臨場感のある画像を観察でき、且つ、駆動時の画像データ量を抑える効果を奏すると言える。
[実施の形態5]
図12(a),(b)は、実施の形態5にかかる画像表示素子10の電極配列を示す図である。
本実施の形態のディスプレイ装置は、実施の形態4のディスプレイ装置1と同様の構成であり、画像表示素子10において画面中央部10aと比べて画面周辺部10bの方が走査線SCおよびデータ線Dの電極間隔が広く、画素サイズが大きい点も同様であるが、画像表示素子10に走査線SCおよびデータ線Dを配設する形態が異なっている。
図12(a)に示す画像表示素子10においては、走査線SC1〜SCnとデータ線D1〜Dmは、画面中央部10aでは電極同士がほぼ一定間隔であるが、画面周辺部10bでは電極同士の間隔が広がるように、折れ線形状となっている。
図12(b)に示す画像表示素子10においては、走査線SC1〜SCnとデータ線D1〜Dmは、画面の周辺に行くほど電極同士の間隔が広がるように、曲線状になっている。
走査線SC1〜SCnとデータ線D1〜Dmの形状としては、この他にも、画面の周辺に行くほど電極間隔が広がるように、階段状に細かい折れ線の形状にしてもよい。
本実施の形態では、実施の形態4で説明した効果に加えて、以下のように画面周辺部10bにおいて、画素形状を自然な形状に維持しながら、画素サイズを滑らかに変化させることができる。
上記図11に示すディスプレイ装置1の場合、画像表示素子10における画面周辺部10bの中でも、画面中央部10aの上下及び左右の位置では電極間隔が狭く、画面中央部10aの上下では画素が縦長になり、画面中央部10aの左右では画素が横長のいびつな形状となる。このように画素が縦または横に狭い形状であると、画素回路を形成する際に高精度な露光が必要となって製造プロセスも複雑となり、ゴミによる歩留まり低下も生じやすい。
これに対して、本実施形態の画像表示素子10では、画素の形状が縦長あるいは横長になるのを緩和できるので、そのような問題も生じにくい。
また、本実施形態の画像表示素子10では、画面中央から周辺にかけて画素間隔が自然に広がるので、視覚的に画素間隔の変化も気にならない。
[実施の形態6]
本実施の形態のディスプレイ装置も、実施の形態4のディスプレイ装置1と同様の構成であり、画像表示素子10において画面中央部10aと比べて画面周辺部10bの方が走査線SCおよびデータ線Dの電極間隔が広く、画素サイズが大きい点も同様であるが、電極配置及び画素配置の形態が異なっている。
図13は、実施の形態6にかかる画像表示素子10の電極配置を示す図であり、図14は、図13中の破線Aで囲んだ部分の電極及び画素の配置図である。
図13,14において、横方向に隣接するRGB3色のサブピクセル(EL素子)で1画素が形成されている。
画面中央部10aにおけるサブピクセルのサイズを基準サイズ(1倍)とし、画面周辺部10bではサブピクセルの横サイズが、画面中央部10aから離れるに従って2倍、3倍、…6倍と大きくなっている。そして、画面周辺部10bでサブピクセルのサイズが2倍、3倍、…6倍になるのに伴って、画素サイズも2倍、3倍、…6倍になっている。
複数の走査電極SC及び複数のデータ電極Dは、直線状であって、走査電極SC及びデータ電極D同士の間隔は、図13の例では画面中央部10aよりも画面周辺部10bで広く設定している。
そして、サブピクセルのサイズに関わらす、1つのサブピクセルに対して、選択トランジスタ及び画素回路は1つ設けられている。
図14を参照しながら具体的に説明すると、RGBの各サブピクセルに階調を書き込むために、●が付いている交差部に選択トランジスタ及び画素回路が配置されている。
画面中央部10aのサブピクセル(1倍)においては、複数の走査電極SCと複数のデータ電極Dが交差するすべての交差箇所に、RGBいずれかのサブピクセルが形成されて、マトリクス状にサブピクセルが配置されており、各サブピクセルに階調を書き込むために、サブピクセルごとに1つの選択トランジスタ及び画素回路が配置されている。
一方、画面周辺部10bにおいては、サブピクセルのサイズが2倍〜6倍になっているので、1つのサブピクセルの中に、走査電極SCとデータ電極Dが交差する箇所が2箇所以上存在するが、その中の1箇所だけに選択トランジスタ及び画素回路が配置されている。
例えば、画面周辺部10bの6倍のサブピクセルでは、1つのサブピクセルに走査線SCとデータ線Dの交差部が6つ含まれ、その6つの中の1つの交差部に選択トランジスタが1つ設けられている。すなわち、1つの選択トランジスタで6倍サイズのサブピクセルに書き込みを行うようになっている。
このような画像表示素子10においても、実施の形態4で説明したように、第1に、画面中央部10aから画面周辺部10bにかけて一律にサブピクセルを高精細に形成する場合と比べると、画面周辺部10bではサブピクセルのサイズが大きくなるので、画像表示素子10の製造プロセスが簡単になる効果が得られる。また、第2に、画像表示素子10は、全体を高精細に製造する場合と比べて、画面周辺部10bではサブピクセルの数が少ないので、駆動時において駆動回路が処理する画像データ量を削減できる。また、画面周辺部10bではサブピクセルの発光面積も大きく確保される。
さらに、本実施の形態では、画面周辺部10bにおいて、走査線SCとデータ線Dの交差部ごとにサブピクセルを形成するという制限はないので、サブピクセルのサイズを比較的自由に設定することができ、大幅に画素数を削減することもできる。
図13,14の例では画面中央部10aのサブピクセルのサイズを基準サイズ(1倍)とし、画面周辺部10bにおいてサブピクセルのサイズを2〜6倍に変化しているが、サブピクセルのサイズはこの数値に限らず任意の整数倍に設定することができる。ただし、有効視野から離れるにつれてサブピクセルのサイズを段階的に大きくなるように設定することが、人間の視覚特性に合っているので好ましい。
特に、画面中央部10aに近いサブピクセルは、有効視野に近く、視認されやすいのでサブピクセルのサイズは2倍に設定することが好ましい。
なお、図13中の破線Bで囲んだ部分、つまり、画面周辺部10bの左右両側部においては、データ電極D同士の間隔を広げ、かつ、複数の走査電極SCに付き、1箇所だけに選択トランジスタを配置することによって、サブピクセルのサイズを広げている。
なお、画面全体で走査電極SC同士の間隔及びデータ電極D同士の間隔が共に均一的なるようにしてもよい。
[実施の形態7]
本実施の形態は、上記実施の形態6と同様であるが、画像表示素子10において、サブピクセルのサイズが2倍の行におけるRGBの配列順序だけが異なっている。
すなわち、上記図14に示す画像表示素子10では、すべての画素でRGBの順にサブピクセルが配列されていた。しかし、この場合、サブピクセルサイズが1倍の行で青色のサブピクセルを書き込むデータ線は、2倍の行の青色サブピクセルを書き込めず、サブピクセルサイズが1倍の行で緑色のサブピクセルを書き込むデータ線も、2倍の行の緑色サブピクセルを書き込めない。よって、サブピクセルサイズが1倍の行で青色のサブピクセルに書き込むデータ線で、サブピクセルサイズが2倍の行の緑色のサブピクセルに書き込み、サブピクセルサイズが1倍の行で緑色のサブピクセルに書き込むデータ線で、サブピクセルサイズが2倍の行の青色のサブピクセルに書き込むことになる。このように、1本のデータ線で異なる色のサブピクセルに書き込みを行う場合、データ線駆動回路53から各データ線に印加する画像信号の処理が複雑になる。
これに対して、本実施形態の画像表示素子10においては、図15に示すように、2倍の行以外(1倍、3倍、4倍、5倍、6倍の行)では、左からRGBの順でサブピクセルが配列されているが、2倍の行では、左からRBGの順でサブピクセルが配列されている。これによって、同じデータ線で、1倍のサブピクセルの色と同じ色の2倍のサブピクセルに書き込むことができる。従って、データ線駆動回路53から各データ線に印加する画像信号の処理を簡素化できる。
なお、図15の例では、2倍サイズの行において、赤色のサブピクセルを基準として、緑色と青色のサブピクセルの配列順序を逆転させているが、緑色のサブピクセルを基準として、赤色と青色のサブピクセルの配列順序を逆転させてもよいし、青色のサブピクセルを基準として、赤色と緑色のサブピクセルの配列順序を逆転させても同様である。
[実施の形態8]
本実施の形態にかかるディスプレイ装置は、実施の形態1〜7で説明したディスプレイ装置と同様であるが、図16(a)に示すように接眼レンズ20のレンズ有効径に対して画像表示素子10のサイズは小さく設定されており、且つ図16(C)に示すように画像表示素子10の有効画面の四隅が丸く加工されて、画像表示素子10の周囲は直線部分及び曲線部分から構成されている。
これによって、以下に説明するように、レンズの歪曲収差の影響を低減しながら、観察者がより臨場感や没入感を体験することができる。
図16(a)のように接眼レンズ20のレンズ有効径に対して画像表示素子10のサイズが小さい場合、画像表示素子10が4隅に角部を有する四角形状であれば、観察者は図16(b)に示すように、接眼レンズ20を通して画像表示素子10の虚像を視認する。
接眼レンズ20を通して視認される画像表示素子10の虚像も四角形状をしており、四隅に角を有している。この場合次のような課題が発生する。
1つ目の課題は、画像表示素子の有効画面が四角形状をしているので、レンズの歪曲収差が強調されて見え、より高精度な歪曲収差が求められる。なぜなら、人間は幾何学形状に敏感なため、虚像の四隅が直角になっているはずであると思われると、より敏感に樽型や糸巻き型の歪みを視認してしまうからである。
2つ目の課題は、画像表示素子の有効画面が四角形状であると、観察者が臨場感や没入感を損なう。なぜなら、画像表示素子の有効画面が四角形状をしていると、巨大スクリーンや巨大な窓から映像を視聴している感覚になり、映像空間に自らが存在する感覚が損なわれるからである。たとえ有効画面の端部が補助視野の領域にある場合においても、コントラスト比が高い直角形状があれば視認されてしまう。
これに対して、本実施の形態では、図16(c)に示すように、画像表示素子10の有効画面の四隅を丸く加工し、曲線形状としている。すなわち、観察者からの平面視において、画像表示素子10の周囲は、角部を有さず、直線部分及び曲線部分からなるように加工されている。
それによって、有効画面における四隅において観察者が感じる歪みは軽減される。
画像表示素子10の有効画面の四隅を曲線形状とする方法としては、映像信号処理で曲線形状に表示してもよいし、四隅の角部分を黒い枠で遮光してもよい。あるいは、画像表示素子10の有効画面の領域自体の縁の形状を、曲線形状を描くように形成してもよい。
なお、画像表示素子10の形状は、ここで説明したように四角形が基本的な形状であるが、四角形には限定されない。
例えば、画像表示素子10が五角形以上の多角形状である場合も、その角部を曲線形状にすることによって同様の効果を奏する。また、画像表示素子10の縁が直線部分を有さない場合、例えば円形状の場合も同様の効果を奏する。
[実施の形態9]
本実施の形態にかかるディスプレイ装置は、実施の形態1〜7で説明したディスプレイ装置と同様であるが、図17(a)に示すように、観察者からの平面視において、接眼レンズ20のレンズ有効径に対して画像表示素子10のサイズを大きく設定している。
これによって、接眼レンズ20を通して観察者が見る画像表示素子10は、図17(b)に示すように、有効画面の四隅のみならず、水平および垂直の画面端も視認されない。従って、レンズの歪曲収差の影響を大幅に低減させることができる。
なお、図17(b)に示すように、画像表示素子10が四角形状であると、観察者からの平面視において、接眼レンズ20に収まらない部分の面積(画像表示素子10において接眼レンズ20を通して観察者に見えない部分の面積)が大きくなりやすい。その場合、画像表示素子10が必要以上に大きくなって保持機構も重くなりやすい。
これに対して、図17(c)に示すように、画像表示素子10の形状を五角形以上の多角形形状にすることによって、観察者からの平面視において、画像表示素子10における接眼レンズ20に収まらない部分の面積を少なくできるので、画像表示素子10が大きくなるのも抑えられる。
また、画像表示素子10の形状を多角形形状にして、角部を曲線形状にしてもよいし、直線部分を有さない円形状にしてもよく、画像表示素子10における接眼レンズ20に収まらない部分の面積をさらに少なくできる。
(変形例など)
上記実施の形態のディスプレイ装置では、接眼レンズ20として、非球面レンズあるいは回折レンズといった透過レンズ光学系を用いたが、その代わりに、凹面ミラーを用いた凹面鏡光学系、自由曲面プリズムを用いた偏心自由曲面光学系、ホログラフィック光学素子(HOE:Holographic Optical Element)等を用いたシースルー表示光学系を用いてもよい。その場合も、光学系には必ず収差が発生するため、上記実施の形態で説明した画像表示素子10を組み合わせることによって、同様の効果が期待できる。
また、上記実施の形態で説明したディスプレイ装置で用いた画像表示素子10を、フロントプロジェクターやリアプロジェクタに適用してもよく、同様の効果が期待できる。
本発明によれば、軽量で観察画角の広い頭部装着型ディスプレイ装置を提供することができ、テレビジョン、コンピュータ、ゲーム機用の画像表示装置として有用である。また、カメラーのファインダーにも用いることができる。
1〜3 頭部装着式ディスプレイ装置
10 画像表示素子
10a 画面中央部
10b 画面周辺部
11 中央部
11a 上側部
11b 下側部
12 周辺部
12a 左側部
12b 右側部
13 データ線
14 走査線
20 接眼レンズ
20a レンズ体
20b レンズ体
30 保持機構
31 ケース部
32 テンプル
33 フレーム
33a フレーム
51 制御回路
52 走査線駆動回路
53 データ線駆動回路
SC 走査線
D データ線
100 頭部
101 眼球
110 フレキシブルなディスプレイ
110a 透明領域
111 画像表示素子
1010 拡大虚像

Claims (2)

  1. 2次元の画像を表示する画像表示素子と、
    前記画像表示素子が表示する画像を拡大投影する接眼レンズと、
    前記画像表示素子及び前記接眼レンズを、観察者の頭部に保持する保持機構とを備え、
    前記画像表示素子は前記接眼レンズの有効径よりも大きく、
    前記観察者からの平面視において、前記画像表示素子は五角形以上の多角形である、
    頭部装着型ディスプレイ装置。
  2. 前記観察者からの平面視において、前記画像表示素子の周囲は直線部分及び曲線部分からなる、
    請求項1記載の頭部装着型ディスプレイ装置。
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