JP5998867B2 - 車両用シートスライド装置 - Google Patents
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Description
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両用シートスライド装置において、前記軸部は、前記両差し込み形状部の先端部にそれぞれ形成された一対の円板部の2枚重ねで形成されており、前記両円板部は、互いに異なる直径を有することを要旨とする。
図1に示すように、車両フロア2には、ロアレール3が前後方向に延在する態様で固定されるとともに、該ロアレール3には、アッパレール4がロアレール3に対し前後方向に相対移動可能に装着されている。つまり、本実施形態では、ロアレール3及びアッパレール4の長手方向(相対移動方向)は前後方向に一致している。
その後、操作ハンドル6がその前端を持ち上げるように操作されたとする。このとき、まず、連結端部61(操作ハンドル6)のみが前記遊びの範囲で軸部38a周りに後端側が下降する方向にハンドルスプリング65の付勢力に抗して回動する。その後、連結端部61の前端が更に持ち上がると、該連結端部61がロックレバー30と共にロックスプリング50の付勢力に抗して支持軸22周りにロックプレート39が下降する側、即ち各係止孔39bが対応する係止爪13bから外れる側に回動する。これにより、前述の態様でロアレール3及びアッパレール4の相対移動の係止が解除される。そして、アッパレール4に支持されるシート5の前後方向の位置調整が可能になる。
図8(a)から図8(b)への変化で示すように、例えば車両衝突(前突)等でシート5に対し車両前方への大荷重が入力されて、シートベルトSBの端末(ベルトアンカー)が取り付けられる片側のアッパレール4の後端がロアレール3共々持ち上がり、これに伴って車両フロア2がめくれ上がるように変形したとする。この際、両ロックレバー30が操作ハンドル6の剛性によって姿勢を保持することで、当該側のアッパレール4に支持されるロックレバー30が前記相対移動の係止を解除する側に回動したのと同じ状態になろうとする。
(1)本実施形態では、例えば車両衝突(前突)等の際、連結端部61及びハンドル差し込み部38間の前記遊びで、前記相対移動の係止を解除する側へのロックレバー30の回動が抑制される。従って、ロアレール3及びアッパレール4の相対移動を抑えることができ、ひいてはシート5の前後方向の移動を抑制することができる。特に、連結端部61及びハンドル差し込み部38間の前記遊びの回動中心(軸部38a)は、ハンドル差し込み部38の車両前方への延出分だけアッパレール4の前端の位置に近付いていることで、前記相対移動の係止の解除に要する連結端部61(操作ハンドル6)の回動量の増加分がアッパレール4内で増加することを抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、支持軸22は、長孔35の長手方向中央部に配置されていなくてもよい。例えば支持軸22は、長孔35を車両後方にのみ移動可能なようにその前端に当接又は近接していてもよい。
・前記実施形態において、ブラケット17(又はアッパレール4)及びロックレバー30と、支持軸22及び長孔35との配置関係は逆であってもよい。この場合、ブラケット17(又はアッパレール4)には、長孔35に代えて幅方向に非連通の溝状の長穴を採用してもよい。
・前記実施形態において、アッパレール4は、複数枚の板材を溶接などで結合した構造であってもよい。また、アッパレール4の断面形状は一例であって、一対の第2側壁部14及びこれら第2側壁部14の上端間を幅方向に接続する蓋壁部15を有するのであればよい。
・前記実施形態において、ロックスプリングとして、1本の延設部51のみの形状を採用してもよい。あるいは、ロックスプリングとして、互いに独立した複数本からなる延設部51を採用してもよい。
・前記実施形態において、ハンドルスプリング65の両延設部66を柄部31(ロックレバー30)の接続壁33に係合(固定)してもよい。つまり、ロック部材に対するハンドルスプリングの端末の「係止」とは、「係合」及び「当接」の意味を含むものである。
・前記実施形態において、差し込み形状部36のガイド突部36bに代えて、差し込み形状部37の前端に同様のガイド突部を形成してもよい。
・前記実施形態において、差し込み形状部37の円板部37aの直径を、差し込み形状部36の円板部36aの直径よりも大きく設定してもよい。
・前記実施形態において、片側の縦壁部32から車両前方に延ばした1枚の差し込み形状部36(又は37)のみでハンドル差し込み部38を形成してもよい。
Claims (5)
- 車両前後方向に延設され、幅方向両側に配設される一対のロアレールと、
前記ロアレールに対し車両前後方向に移動可能に連結され、幅方向に並設された一対の側壁部及びこれら側壁部の上端間を幅方向に接続する蓋壁部を有する一対のアッパレールと、
前記両側壁部の幅方向内側で幅方向に延びる軸線周りに前記アッパレールに回動自在に連結され、車両前後方向に延びるハンドル差し込み部を有するとともに該ハンドル差し込み部の先端部に幅方向に軸線の延びる軸部を有し、回動に伴い前記ロアレールと係脱して前記ロアレール及び前記アッパレールの相対移動を選択的に係止する一対のロック部材と、
前記相対移動を係止する側に前記ロック部材を回動付勢する一対の付勢部材と、
幅方向に延設され、幅方向両端から車両前後方向に延びる一対の連結端部が前記両アッパレールの車両前後方向における先端から該アッパレール内に挿入され、前記両連結端部に前記両ロック部材の前記ハンドル差し込み部がそれぞれ挿入されて前記相対移動の係止を解除する操作力を伝達可能な操作ハンドルとを備え、
前記連結端部は、前記軸部を中心に前記ハンドル差し込み部に相対回動自在に支持されており、
前記アッパレール内で前記連結端部に一方の端末が係止され、前記ロック部材に他方の端末が係止され、前記相対移動の係止を解除する前記操作ハンドルの操作方向に対応する前記連結端部の前記軸部を中心とする回動方向で前記ハンドル差し込み部との間に遊びが生じるように前記連結端部を付勢する一対のハンドル付勢部材とを備えたことを特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項1に記載の車両用シートスライド装置において、
前記ハンドル差し込み部の前記軸部は、前記アッパレールの車両前後方向における前記先端の位置に配置されていることを特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項1又は2に記載の車両用シートスライド装置において、
前記ロック部材は、前記両側壁部の幅方向内側で幅方向に並設された一対の縦壁部を有し、
前記ハンドル差し込み部は、前記両縦壁部の車両前後方向における先端から車両前後方向にそれぞれ延出する一対の差し込み形状部が2枚重ねになるように互いの対向する幅方向に近付くことで形成されていることを特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項3に記載の車両用シートスライド装置において、
前記軸部は、前記両差し込み形状部の先端部にそれぞれ形成された一対の円板部の2枚重ねで形成されており、
前記両円板部は、互いに異なる直径を有することを特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項3又は4に記載の車両用シートスライド装置において、
前記両差し込み形状部の一方の先端に突設され、車両前後方向に向かうに従い前記両差し込み形状部の他方に向かって幅方向に折曲するガイド突部を備えたことを特徴とする車両用シートスライド装置。
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