JP5995549B2 - Rfidインレットおよびrfidインレットにおけるicチップの保護シールの製造方法 - Google Patents

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本発明はRFID(Radio Frequency Identification;無線自動認識)インレット、RFIDインレットにおけるICチップの保護シール、およびRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法にかかるもので、とくにICチップを外力ないし外部衝撃から保護可能としたRFIDインレット、RFIDインレットにおけるICチップの保護シール、およびRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法に関するものである。
従来から一般的に流通しているRFIDインレットについて、図7および図8にもとづき概説する。
図7は、従来のRFIDインレット連続体1の概略平面図、図8は、図7のVIII−VIII線断面図であって、RFIDインレット連続体1は、帯状の剥離紙2と、剥離紙2の上面に仮着した複数枚のRFIDインレット3と、を有する。
剥離紙2からRFIDインレット3を剥離して、ラベルやタグなど任意の情報表示部材にRFIDインレット3を貼り付け、無線によるデータ通信を可能として所定のデータ管理を行っている。
RFIDインレット3は、たとえばポリエチレンテレフタレートないしその積層フィルムなどによるインレット基材4と、インレット基材4の裏面側に形成した粘着剤層5と、ICチップ6およびRFIDアンテナ7と、保護フィルム8と、を有して、無線によるデータ通信が可能である。
RFIDインレット3は、たとえばUHF帯(300MHz〜3GHz(好ましくは860〜960MHz、さらに具体的には、433MHz、900MHz、915〜928MHz、950〜958MHz)やマイクロ波(1〜30GHz、具体的には2.45GHz)、HF帯(3MHz〜30MHz(好ましくは13.56MHz))あるいは135kHz以下など、その他、所定の周波数帯の電波および電磁的作用などにより、RFIDアンテナ7を介してICチップ6に必要なデータの無線による読み取りおよび書き込み(データ通信)を行う。
ただし、それぞれの使用電波に応じてICチップ6およびRFIDアンテナ7の具体的構成を適正なものとしている。図7に示した例では、ダイポール型のRFIDアンテナ7を概略的に描いている。
とくにUHF帯(たとえば、860〜960MHz)の波長を有する電波を使用するものでは、その通信距離が通常は5〜10m程度であり、各種の分野における応用が期待されている。
RFIDアンテナ7は、金属膜からこれを形成し、異方導電性ペーストあるいは導電性フィルムを用いた焼付け接合によりICチップ6と導通させている。
保護フィルム8は、厚さ10〜20μmのポリエチレンテレフタレートあるいはポリプロピレンフィルムからこれを形成し、繊細な半導体からなるICチップ6がRFIDアンテナ7からはがれないようにICチップ6およびRFIDアンテナ7の上層側に積層している。
しかしながら、保護フィルム8自体は、ICチップ6に直接作用する外部からの衝撃に対する保護力はなく、たとえば管理対象物どうしの衝突による衝撃などへの耐久性はないという問題がある。
このような外力に対する耐衝撃性ないし耐久性を向上させるために、追加工法によるポッティング加工により、ICチップ6部分にポッティング部9(図7中、仮想線)を設けて被覆する手法がある。
ポッティング部9としては、紫外線硬化型の樹脂やエポキシ樹脂などの熱反応硬化型あるいは二液混合反応硬化型の液状樹脂で被覆後、これを硬化させるものである。
しかしながら、このポッティング部9の厚さが1mm以上あるために、RFIDインレット連続体1全体をロール状に巻き取る際に、ポッティング部9の部分がかさばって、巻取り操作のテンションがポッティング部9に集中する結果、巻取りロールが蛇行すること、ICチップ6がポッティング部9ごとRFIDアンテナ7からはがれてしまうこと、あるいはクラックを生じさせてしまうことなど、各種故障の原因につながる可能性があるという諸問題がある。
したがって、ポッティング加工によるICチップ6の保護手法は、RFIDインレット連続体1をロール状に仕上げる加工には不向きである。
さらに、RFIDインレット3をラベルやタグに貼り付けた状態では、上述のように、ポッティング部9の厚さに起因し、任意のプリンター(図示せず)に装填して印字発行することができず、RFIDインレット3自体の使用形態に制限があるという問題がある。
特開2008−210032号公報
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、外力に対して脆弱なICチップおよび、ICチップとRFIDアンテナとの接合部を保護可能なRFIDインレット、RFIDインレットにおけるICチップの保護シール、およびRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法を提供することを課題とする。
また本発明は、RFIDインレット連続体としてロール状に巻き取った際にも、その蛇行、はがれやクラックなどを回避し、所定のプリンターなどに装填して、その使用形態を拡大可能なRFIDインレット、RFIDインレットにおけるICチップの保護シール、およびRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法を提供することを課題とする。
また本発明は、外部からのICチップへの衝撃を分散して、繊細なICチップであるICチップを保護することができるようにしたRFIDインレット、RFIDインレットにおけるICチップの保護シール、およびRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、平坦なシール本体によりICチップを保護する保護空間を形成することに着目したもので、第一の発明は、インレット基材と、このインレット基材に装備するICチップおよびRFIDアンテナと、を有して、無線によるデータ通信が可能なRFIDインレットであって、上記ICチップを被覆する保護空間を上記インレット基材との間に形成可能な平坦な保護シールを設けていることを特徴とするRFIDインレットである。
上記保護シールは、硬質合成樹脂材から構成したシール本体を有することができる。
上記シール本体と上記インレット基材との間に、上記ICチップと同等の高さを有する粘着剤層を環状に形成することにより、その内方部に上記保護空間を形成することができる。
第二の発明は、インレット基材と、このインレット基材に装備するICチップおよびRFIDアンテナと、を有して、無線によるデータ通信が可能なRFIDインレットにおけるICチップの保護シールであって、硬質合成樹脂材から構成するとともに、上記インレット基材との間に上記ICチップを保護する保護空間の上部を覆うことができる平坦なシール本体と、このシール本体と上記インレット基材との間において、上記ICチップと同等の高さを有し、上記ICチップを囲むように環状に形成することによりこのシール本体とともに上記保護空間を形成可能な粘着剤層と、を有することを特徴とするRFIDインレットにおけるICチップの保護シールである。
上記シール本体は、その厚さが1mm以下であることができる。
上記粘着剤層の下層側に剥離紙を仮着可能であることができる。
第三の発明は、インレット基材と、このインレット基材に装備するICチップおよびRFIDアンテナと、を有して、無線によるデータ通信が可能なRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法であって、剥離紙に粘着剤層を積層した第1の積層体を準備し、この第1の積層体の一部を環状に打ち抜いて、上記ICチップを保護するための保護空間を上記粘着剤層内に形成し、硬質合成樹脂材から構成した平坦なシール本体を上記粘着剤層に積層して上記保護空間の上部を閉鎖した第2の積層体を形成し、この第2の積層体の上記保護空間を残してそのまわりにおける上記シール本体および上記粘着剤層を除去して、上記保護空間をその内部に有する上記シール本体および上記粘着剤層を上記剥離紙上に構成することを特徴とするRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法である。
第四の発明は、インレット基材と、このインレット基材に装備するICチップおよびRFIDアンテナと、を有して、無線によるデータ通信が可能なRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法であって、剥離紙に粘着剤層を積層した第1の積層体を準備し、この第1の積層体の一部を環状に打ち抜いて、上記ICチップを保護するための保護空間を上記粘着剤層内に形成するとともに、この保護空間を残してそのまわりにおける上記粘着剤層を除去し、硬質合成樹脂材から構成した平坦なシール本体を上記粘着剤層に積層して上記保護空間の上部を閉鎖した第2の積層体を形成し、この第2の積層体のうち上記保護空間のまわりの上記シール本体の一部を除去して、上記保護空間をその内部に有する上記シール本体および上記粘着剤層を上記剥離紙上に構成することを特徴とするRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法である。
本発明によるRFIDインレット、RFIDインレットにおけるICチップの保護シール、およびRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法においては、硬質樹脂材による平坦なシール本体によりICチップを保護する保護空間を形成するようにしたので、外力を分散させ、所定の機械的強度をもってICチップを外力から保護することができる。
とくに第一の発明のRFIDインレットによれば、ICチップを被覆する保護空間をインレット基材との間に形成可能な平坦な保護シールを設けたので、ICチップ部分を的確に保護してロール状に巻き取ることも可能なRFIDインレット連続体とすることができる。
とくに第二の発明のRFIDインレットにおけるICチップの保護シールによれば、硬質合成樹脂材から構成するとともにICチップを保護する保護空間を形成可能である平坦なシール本体と、ICチップを囲む環状の粘着剤層と、を有するので、任意のRFIDインレットに追加加工することにより、あるいはその製造工程でこれを被覆することにより、RFIDインレットのICチップを外力から保護可能である。
とくに第三の発明のRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法によれば、剥離紙に粘着剤層を積層した第1の積層体の一部を環状に打ち抜いて、ICチップを保護するための保護空間を粘着剤層内に形成し、硬質合成樹脂材から構成した平坦なシール本体を粘着剤層に積層して保護空間の上部を閉鎖した第2の積層体を形成し、この第2の積層体の保護空間を残してそのまわりにおけるシール本体および粘着剤層を除去して、保護空間をその内部に有するシール本体および粘着剤層を剥離紙上に構成するようにしたので、第2の積層体におけるシール本体と粘着剤層とを一緒に加工し、これらがずれることなく保護シールを製造可能である。
とくに第四の発明のRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法によれば、剥離紙に粘着剤層を積層した第1の積層体の一部を環状に打ち抜いて、ICチップを保護するための保護空間を粘着剤層内に形成するとともに、この保護空間を残してそのまわりにおける粘着剤層を除去し、硬質合成樹脂材から構成した平坦なシール本体を粘着剤層に積層して保護空間の上部を閉鎖した第2の積層体を形成し、この第2の積層体ののうち保護空間のまわりのシール本体の一部を除去して、保護空間をその内部に有するシール本体および粘着剤層を剥離紙上に構成するようにしたので、第1の積層体における粘着剤層をあらかじめ除去したのち第2の積層体におけるシール本体を加工し、粘着剤層およびシール本体を別工程で加工し、抜き加工の操作力を低減して保護シールを製造可能である。
本発明の実施例による保護シール10(第二の発明)の説明図であって、図1(1)は、保護シール10の平面図、図1(2)は、保護シール10の裏面図である。 同、図1(1)のII−II線断面図である。 同、保護シール10を追加加工したRFIDインレット15(第一の発明)の断面図である。 同、本発明による保護シール10およびRFIDインレット15と、従来の保護されていないRFIDインレット3(図7、図8)を比較するための説明図であって、図4(1)は、従来の保護されていないRFIDインレット3の断面図、図4(2)は、本発明によるRFIDインレット15(保護シール10)の断面図である。 同、保護シール10を製造する方法の第1の製造方法例(第三の発明)を示す説明図であって、図5(1)は、第1の積層体21の断面図、図5(2)は、第1の積層体21を打ち抜いた状態の断面図、図5(3)は、第2の積層体22の断面図、図5(4)は、製造された保護シール10の断面図である。 同、保護シール10を製造する方法の第2の製造方法例(第四の発明)を示す説明図であって、図6(1)は、第1の積層体21の断面図、図6(2)は、第1の積層体21を打ち抜いた状態の断面図、図6(3)は、第2の積層体23の断面図、図6(4)は、製造された保護シール10の断面図である。 従来のRFIDインレット連続体1の概略平面図である。 同、図7のVIII−VIII線断面図である。
本発明は、平坦なシール本体によりICチップを保護する保護空間を形成するようにしたので、ICチップを外力から保護可能であるとともに、RFIDインレット連続体としてロール状に巻き取ることにも蛇行その他の支障がないRFIDインレット、RFIDインレットにおけるICチップの保護シール、およびRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法を実現した。
つぎに本発明の実施例によるRFIDインレット、RFIDインレットにおけるICチップの保護シール、およびRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法を図1ないし図6にもとづき説明する。ただし、図7および図8と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、保護シール10(第二の発明)の説明図であって、図1(1)は、保護シール10の平面図、図1(2)は、保護シール10の裏面図、図2は、図1(1)のII−II線断面図である。
保護シール10は、平坦なシール本体11と、粘着剤層12と、を有し、取扱いに便利なように剥離紙13を備えている。
シール本体11は、硬質ポリエステル樹脂、硬質塩化ビニル樹脂、あるいは繊維強化樹脂などの硬質合成樹脂材から、たとえば、厚さが1mm以下であって、直径10mm程度の平板状(図示の例では、円板状)にこれを構成している。
粘着剤層12は、アクリル系粘着剤やポリエチレン発泡基材などの粘着テープ、あるいは不織布に粘着剤を含浸した粘着材料から、シール本体11と同じ外径に、かつICチップ6と同等の高さ(厚さ)を有するようにこれを構成しているもので、シール本体11の下面側に、ICチップ6を囲むように環状(図示の例では、内径6mm程度の円環状)に貼り合わせている。
なお、ICチップ6と同等の高さとは、粘着剤層12の上層側に位置するシール本体11がICチップ6には接触せずに、ICチップ6を上方部から覆うことができるだけの高さである。
この粘着剤層12とシール本体11とにより、ICチップ6を被覆して保護する保護空間14を、シール本体11の下方であって粘着剤層12のほぼ中央部に形成している。
すなわち、シール本体11が保護空間14の上部を覆うようにし、この保護空間14を保護シール10とインレット基材4との間に形成可能である。ただし、図2では、その使用前の状態として粘着剤層12の下層側に剥離紙13を積層し、この剥離紙13に保護シール10を仮着した状態を示している。
図3は、保護シール10を追加加工したRFIDインレット15(第一の発明)の断面図であって、RFIDインレット15は、上述のように、シール本体11とインレット基材4との間に粘着剤層12を環状に形成することにより、その内方部にICチップ6を収容可能な保護空間14を形成しているとともに、RFIDアンテナ7に接合されたICチップ6を被覆しつつ保護するように、その上方から保護シール10を貼り付けている。
図4は、本発明による保護シール10およびRFIDインレット15と、従来の保護されていないRFIDインレット3(図7、図8)を比較するための説明図であって、図4(1)は、従来の保護されていないRFIDインレット3の断面図、図4(2)は、本発明によるRFIDインレット15(保護シール10)の断面図である。
図4(1)に示すように、従来のRFIDインレット3においては、衝撃などによる外力FがICチップ6に作用すると、ICチップ6が破損してしまう。
図4(2)に示すように、本発明のRFIDインレット15では、ICチップ6が保護シール10による保護空間14に収容保護されており、シール本体11および粘着剤層12が外力Fを保護シール10の外方(直径方向外方)に分散可能であり、ICチップ6にストレスが直接伝わりにくくすることにより、繊細なICチップ6が破損することはない。
かくして、RFIDインレット15を、ラベルやタグなどに貼り付けるとともに、従来と同様に、各種の管理対象物(図示せず)に取り付けて、所定のデータ管理を行うことができる。
しかも、RFIDインレット15として保護シール10を有するものを製造することができるとともに、従来のRFIDインレット3に後貼り加工として保護シール10をICチップ6部分に貼り付けることもできる。
すなわち、本発明による保護シール10は、そのシール本体11を平坦状としてあって、その厚さないし高さを極力低くし、従来のポッティング部9(図8)のようにRFIDインレット3の一部が膨出している形状ではなく、RFIDインレット15の製造時にこれを帯状の連続体としても、これをロール状に巻き取る際にも蛇行その他の不都合が発生することがない。
また、RFIDラベルやタグなどの使用時に後貼りする手法により追加加工することができるので、RFIDインレット15やRFIDラベルなどをロール状に巻き取る製造工程時に蛇行やテンションのバラツキなどの現象を防止し、従来通りの大量生産をそのまま実行することができる。
したがって、RFIDインレット15を貼り付けてロール状に巻いたRFIDラベルなどを任意の方式のプリンター(図示せず)に装填可能で、通常通りの移送印字によって、任意の識別データあるいはエンコードおよび視認可能なデータを表示したRFIDラベル発行が可能であるとともに、ラベル発行後に本発明の保護シール10を後貼りすることもでき、いずれにしてもICチップ6の機械的な耐久性を向上させることができる。
さらに、本発明による保護シール10は、異種素材貼り合わせ加工機、抜き加工機、およびこれらの加工ラインを用いて、半自動あるいは自動で、これを大量生産可能であり、きわめて安価に製造することができる。
たとえば、図5は、保護シール10を製造する方法の第1の製造方法例(第三の発明)を示す説明図であって、図5(1)は、第1の積層体21の断面図、図5(2)は、第1の積層体21を打ち抜いた状態の断面図、図5(3)は、第2の積層体22の断面図、図5(4)は、製造された保護シール10の断面図である。
図5(1)に示すように、剥離紙13に粘着剤層12を積層した第1の積層体21を準備する。
図5(2)に示すように、この第1の積層体21の一部を、粘着剤層12および剥離紙13ともに環状に打ち抜いて、ICチップ6を保護するための保護空間14を粘着剤層12内に形成する。
図5(3)に示すように、硬質合成樹脂材から構成した平坦なシール本体11を粘着剤層12に積層して保護空間14の上部を閉鎖した第2の積層体22を形成する。
続いて、保護空間14の周囲にシール本体11側から粘着剤層12に至るハーフカットを施す。
図5(4)に示すように、この第2の積層体22の保護空間14を残してそのまわりにおけるシール本体11および粘着剤層12を除去して(いわゆる、カス取り加工して)、保護空間14をその内部に有するシール本体11および粘着剤層12を剥離紙13上に保護シール10を製造する。
図6は、保護シール10を製造する方法の第2の製造方法例(第四の発明)を示す説明図であって、図6(1)は、第1の積層体21の断面図、図6(2)は、第1の積層体21を打ち抜いた状態の断面図、図6(3)は、第2の積層体23の断面図、図6(4)は、製造された保護シール10の断面図である。
図6(1)に示すように、剥離紙13に粘着剤層12を積層した第1の積層体21を準備する。
図6(2)に示すように、この第1の積層体21の一部を、粘着剤層12および剥離紙13ともに環状に打ち抜いて、ICチップ6を保護するための保護空間14を粘着剤層12内に形成するとともに、この保護空間14を残してそのまわりにおける粘着剤層12を除去する(いわゆる、カス取り加工する)。
図6(3)に示すように、硬質合成樹脂材から構成した平坦なシール本体11を粘着剤層12に積層して保護空間14の上部を閉鎖した第2の積層体23を形成する。
図6(4)に示すように、この第2の積層体23のうち、保護空間14のまわりのシール本体11に粘着剤層12の外周に応じてダイカットを行い、シール本体11の一部を除去して(いわゆる、カス取り加工して)、保護空間14をその内部に有するシール本体11および粘着剤層12を剥離紙13上に保護シール10を構成する。
かくして、シート状あるいは帯状の剥離紙13上に保護シール10を大量生産可能であり、RFIDインレット15の製造工程においてRFIDインレット15のICチップ6を保護するように保護シール10をRFIDインレット15(ICチップ6)に貼り合わせる工程を設けることができる。
あるいは、すでに製造済みのRFIDインレット15に対して、そのICチップ6を保護するように保護シール10を追加的に貼り付ける追加的な加工を行うことができる。
いずれにしても、保護シール10をRFIDインレット15に貼り合わせるにあたって、融通性のある加工方法を採用可能である。
1 RFIDインレット連続体(従来、図7、図8)
2 剥離紙
3 RFIDインレット
4 インレット基材
5 粘着剤層
6 ICチップ
7 RFIDアンテナ
8 保護フィルム
9 ポッティング部
10 保護シール(実施例、第二の発明、図1)
11 シール本体
12 粘着剤層
13 剥離紙
14 保護空間
15 RFIDインレット(実施例、第一の発明、図3)
21 第1の積層体(図5、図6)
22 第2の積層体
23 第2の積層体
F 外力(図4)

Claims (3)

  1. インレット基材と、
    このインレット基材に装備するICチップおよびRFIDアンテナと、を有して、無線によるデータ通信が可能なRFIDインレットであって、
    前記ICチップを被覆する保護空間を前記インレット基材との間に形成可能な平坦な保護シールが設けられ、
    前記保護シールは、硬質合成樹脂材から構成したシール本体を有し、
    前記シール本体と前記インレット基材との間に、前記ICチップと同等の高さを有する粘着剤層を環状に形成することにより、その内方部に前記保護空間が形成されていることを特徴とするRFIDインレット。
  2. インレット基材と、
    このインレット基材に装備するICチップおよびRFIDアンテナと、を有して、無線によるデータ通信が可能なRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法であって、
    剥離紙に粘着剤層を積層した第1の積層体を準備し、
    この第1の積層体の一部を環状に打ち抜いて、前記ICチップを保護するための保護空間を前記粘着剤層内に形成し、
    硬質合成樹脂材から構成した平坦なシール本体を前記粘着剤層に積層して前記保護空間の上部を閉鎖した第2の積層体を形成し、
    この第2の積層体の前記保護空間を残してそのまわりにおける前記シール本体および前記粘着剤層を除去して、
    前記保護空間をその内部に有する前記シール本体および前記粘着剤層を前記剥離紙上に構成することを特徴とするRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法。
  3. インレット基材と、
    このインレット基材に装備するICチップおよびRFIDアンテナと、を有して、無線によるデータ通信が可能なRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法であって、
    剥離紙に粘着剤層を積層した第1の積層体を準備し、
    この第1の積層体の一部を環状に打ち抜いて、前記ICチップを保護するための保護空間を前記粘着剤層内に形成するとともに、この保護空間を残してそのまわりにおける前記粘着剤層を除去し、
    硬質合成樹脂材から構成した平坦なシール本体を前記粘着剤層に積層して前記保護空間の上部を閉鎖した第2の積層体を形成し、
    この第2の積層体のうち前記保護空間のまわりの前記シール本体の一部を除去して、
    前記保護空間をその内部に有する前記シール本体および前記粘着剤層を前記剥離紙上に構成することを特徴とするRFIDインレットにおけるICチップの保護シールの製造方法。
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