JPH1111060A - Icカード用モジュール、これを備えたicカード、およびicカード用モジュールの製造方法 - Google Patents

Icカード用モジュール、これを備えたicカード、およびicカード用モジュールの製造方法

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JPH1111060A
JPH1111060A JP16632197A JP16632197A JPH1111060A JP H1111060 A JPH1111060 A JP H1111060A JP 16632197 A JP16632197 A JP 16632197A JP 16632197 A JP16632197 A JP 16632197A JP H1111060 A JPH1111060 A JP H1111060A
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JP
Japan
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chip
card
card module
substrate
module according
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JP16632197A
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English (en)
Inventor
Minoru Hirai
稔 平井
Shigeyuki Ueda
茂幸 上田
Osamu Miyata
修 宮田
Tomoharu Horio
友春 堀尾
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ICカードに撓み変形が生じた場合にそのIC
カードに組み込まれているICチップに大きなダメージ
が生じることがないように、ICチップを適切に保護す
る。 【解決手段】基板1と、この基板1に搭載されたICチ
ップ2とを有するICカード用モジュールであって、基
板1には、ICチップ2を覆う保護部材4が接合してお
り、保護部材4とICチップ2との間には、これら保護
部材4とICチップ2とが直接接触することを回避する
ための隙間Sが設けられている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、いわゆるIDカ
ードなどとして利用されるICカードに組み込まれて用
いられるICカード用モジュール、これを備えたICカ
ード、およびICカード用モジュールの製造方法に関す
る。
【0002】
【背景技術】周知のとおり、カードには、情報記憶機能
をもたせたものがあり、そのなかには、磁気ストライプ
によって情報を記憶させるもののほか、ICメモリを備
えたICカードがある。現状では、スキーリフト用など
の回数券機能をもつ非接触型ICカードが実用化されて
いる。このICカードは、合成樹脂製のカード体の内部
にICチップを組み込んだ構造となっている。より具体
的には、このICカードは、一定厚みを有する長矩形状
に形成された合成樹脂製のカード体の内部に、ICメモ
リを含む電子回路とアンテナコイルとを組み合わせて構
成されたICカード用モジュールを組み込んだ構造であ
る。また、電源として小型のバッテリを組み込んだり、
あるいはアンテナコイルから非接触で供給された電力を
コンデンサに蓄電するようにしたものもある。
【0003】上記ICカードでは、所定の送受信手段か
ら送出される所定の電波を上記アンテナコイルで受信す
ると、電磁誘導効果により誘導起電力を生起し、その電
力を利用して上記ICメモリに記憶されている残存使用
回数などを示す信号が上記アンテナコイルから上記送受
信手段に対して無線送信される。上記送受信手段から、
残存使用回数の値を1回分減らすための信号を無線送信
してきた場合には、それに対応して、上記ICメモリの
データは書き換えられる。
【0004】このように、ICカードは、いわゆる非接
触型の情報記憶カードとして構成するのに適する利点が
あり、さらには磁気ストライプ方式の情報記憶カードと
比較すると、情報記憶容量の増大化が容易であり、また
カード偽造防止効果が高いといった利点がある。このた
め、将来的には、情報記憶容量をさらに増大させたメモ
リチップやCPUなどをカード内に組み込んで、テレホ
ンカードや電子マネーに関連する情報携帯ツールとして
のより高度な情報処理機能や通信機能をもたせたICカ
ードが出現することが期待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なICカードは、今後ますます薄型化が要請される。そ
うすると、ユーザがICカードを取り扱うときの力、あ
るいはICカードに対するデータの書き込みや読み取り
を行う装置の搬送系から受ける力により、このような薄
型のカードにはある程度の撓み変形が生じることを予定
せざるを得ない。この場合に問題となるのは、ICカー
ドが撓んだ場合の内蔵ICチップへの影響である。上述
したように、ICチップはICカードの内部に組み込ま
れているために、このICカードが撓んだ場合には上記
ICチップの内蔵位置に応力が集中しやすい。このよう
な事態を生じたのでは、ICチップが所定の配線パター
ンから剥離したり、あるいはICチップ自体がダメージ
を受ける虞れがある。とくに、ICチップ自体がダメー
ジを受けた場合には、このICチップに記憶されている
データが消失し、そのデータを回復することが困難とな
ってしまう。したがって、ICカードの薄型化に伴い、
このICカードの内部に組み込まれているICチップを
保護する必要性が一層高くなる。
【0006】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、ICカードに撓み変形が生じた
場合にそのICカードに組み込まれているICチップに
大きなダメージが生じることがないように、ICチップ
を適切に保護することをその課題としている。
【0007】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0008】本願発明の第1の側面によれば、ICカー
ド用モジュールが提供される。このICカード用モジュ
ールは、基板と、この基板に搭載されたICチップとを
有するICカード用モジュールであって、上記基板に
は、上記ICチップを覆う保護部材が接合しており、か
つ上記保護部材と上記ICチップとの間には、これら保
護部材とICチップとが直接接触することを回避するた
めの隙間が設けられていることに特徴づけられる。
【0009】上記基板には、上記ICチップによって処
理される電気信号の無線通信を行うためのアンテナコイ
ルが設けられている構成とすることができる。また、上
記基板は、可撓性を有する合成樹脂製フィルムを基材と
するフレキシブル基板である構成とすることもできる。
【0010】本願発明においては、ICチップを搭載し
た基板に保護部材が接合しており、このモジュールの各
構成部品が一体化されているために、これらをそのまま
ICカードの内部に組み込んで用いることが可能であ
り、ICカードを製造する上で便宜が図れる。
【0011】さらに、重要な効果として、本願発明で
は、ICチップを覆う保護部材によってICチップ周辺
部分の強度を高め、ICチップの保護が図れることは勿
論のこと、この保護部材とICチップとは直接には接触
していないために、仮に保護部材に応力が生じても、そ
の応力がそのままICチップに影響することがなくな
る。すなわち、ICカードが曲げられたときにこれに伴
って上記保護部材に曲げ変形が生じた場合であっても、
この保護部材と直接接触していないICチップが、上記
保護部材の曲げ力を直接受けるようなことはなくなり、
ICチップに発生する応力を抑制することが可能とな
る。換言すると、上記ICチップと保護部材との間に形
成された隙間を、応力緩和部として機能させることによ
って、ICカードの曲げ力がICチップに直接大きく作
用することを回避できることとなる。したがって、IC
カードの曲げ変形に原因して、ICチップが所定位置か
ら剥離したり、あるいはICチップ自体が大きなダメー
ジを受けるといったことを適切に防止し、または抑制す
ることができる。
【0012】本願発明の好ましい実施の形態では、上記
保護部材は、片面に凹部を形成したプレート状またはシ
ート状の保護キャップであり、かつこの保護キャップの
上記凹部内には上記隙間が設けられるように上記ICチ
ップが収容されている構成とすることができる。上記保
護キャップは、金型を用いて樹脂成形されたものである
構成とすることができる。
【0013】このような構成によれば、保護キャップの
凹部にICチップを収容するように、上記保護キャップ
の片面に上記ICチップを搭載した基板を接合すること
により、本願発明に係るICカード用モジュールを容易
かつ安価に製造することができる。また、上記保護キャ
ップは、プレート状またはシート状であるから、この保
護キャップの厚みの増大を招くことなく、比較的広い面
積でICチップの搭載部分の周辺部を保護することが可
能であり、ICカード用モジュール全体の薄型化を図り
つつICチップの保護を図る上で好都合となる。
【0014】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記保護キャップは、貫通孔を有する第1シート部材
と、この第1シート部材とは別体に形成された第2シー
ト部材とが互いに重ね合わされて接着されたものであ
り、かつ上記貫通孔は、その一端開口部が上記第2シー
ト部材によって閉塞されることにより、上記凹部として
形成されている構成とすることができる。
【0015】このような構成によれば、2つのシート部
材を互いに重ね合わせて接着する作業によって所定の機
能を発揮する保護キャップを簡単に製作することがで
き、保護キャップの製造コストを安価にすることができ
る。また、第1シート部材および第2シート部材とし
て、長尺状のシート部材を使用し、これらを連続的に重
ね合わせて接着させてから所定長さに切断することによ
り、多数の保護キャップを連続して能率良く製造するこ
とも可能となる。
【0016】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記保護部材は、上記ICチップとの間に隙間を形成す
るように上記ICチップを樹脂パッケージしたパッケー
ジング樹脂である構成とすることができる。
【0017】このような構成によれば、ICカード用モ
ジュールが、基板に搭載されたICチップを樹脂パッケ
ージした構成となり、構成の簡易化および製造コストの
低減化が図れる。
【0018】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記保護部材は、上記基板のICチップ搭載部分の表面
部およびその裏面部を覆うように上記基板の表裏両面に
設けられており、かつ上記表面部および裏面部と上記保
護部材とのそれぞれの間に隙間が設けられている構成と
することができる。
【0019】このような構成によれば、基板の表裏両面
が保護部材によって覆われているために、基板の片面に
のみ保護部材を設ける場合よりもICチップをより確実
に保護することが可能となる。しかも、ICチップ搭載
部分の表面部および裏面部と保護部材とのそれぞれの間
に隙間が形成されているために、上記保護部材の基板の
表面側部分に応力が発生する場合に限らず、基板の裏面
側部分に応力が発生する場合であっても、その応力が直
接的にICチップ搭載部分に作用しないようにすること
ができる。したがって、ICチップをより確実に保護す
ることが可能となる。
【0020】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記保護部材と上記ICチップとの隙間には、上記保護
部材よりも弾性率が低い充填剤が充填されている構成と
することができる。上記充填剤としては、たとえばシリ
コーン樹脂を用いることができる。
【0021】このような構成によれば、保護部材に応力
が生じた場合に、その応力を充填剤の弾性変形作用によ
って吸収緩和させることができ、上記保護部材の応力が
ICチップに直接的に作用することを効率良く抑制でき
ることとなる。また、上記ICチップが保護部材よりも
弾性率が低い軟質の充填剤によって覆われていれば、I
Cチップの耐衝撃性なども高めることが可能となる。さ
らに、上記ICチップは充填剤によって封止され、外気
との接触が回避されるために、ICチップおよびその近
辺の金属配線部などの酸化や腐食も防止することができ
る。
【0022】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記充填剤は、酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤な
どの常温で硬化可能なものである構成とすることができ
る。
【0023】このような構成によれば、ICチップと保
護部材との隙間に充填剤を充填した後に、この充填剤を
高温で加熱することなく硬化させることが可能であり、
高温加熱に原因するICチップの熱損傷やモジュールの
熱変形などを防止することが可能となる。
【0024】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記保護部材と上記ICチップとの隙間は、酸素を含ま
ない雰囲気に保持されている構成とすることができる。
この場合、上記隙間には、窒素などの不活性ガスが封入
された構成とすることができる。また、このような構成
は、たとえば保護部材と基板とを互いに組み付ける作業
を不活性ガスの雰囲気中で行うといった手段により、容
易に実現することができる。
【0025】このような構成によれば、ICチップやそ
の近辺の金属配線部などが酸化することを防止すること
ができる。
【0026】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記ICチップの外周囲には、上記保護部材よりも硬質
の補強部材が配されている構成とすることができる。こ
の場合、上記保護部材は、合成樹脂製であり、かつ上記
補強部材は、金属製またはセラミクス製である構成とす
ることができる。また、上記補強部材は、インサート成
形によって上記保護部材の内部に埋め込まれたものであ
る構成とし、補強部材を保護部材に固定して装着する作
業の簡略化を図ることもできる。さらに、このような構
成に代えて、上記補強部材は、上記ICチップと非接触
で上記ICチップを囲むように上記隙間に嵌入されたリ
ング状部材またはリング状部分を一部に有するものであ
る構成とすることもできる。
【0027】このような構成によれば、ICカードが曲
げられたときに上記保護部材に曲げ力が作用しても、上
記補強部材が配されている部分については容易に曲げ変
形を生じないようにすることができ、ICチップおよび
ICチップの周辺部分に大きな曲げ応力が発生すること
を回避することが可能となる。したがって、ICチップ
をより確実に保護することができる。
【0028】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記保護部材は、金属製またはセラミクス製である構成
とすることができる。
【0029】このような構成によれば、ICカードを合
成樹脂製とした場合に、保護部材の全体をICカードの
他の部分よりも硬質にすることができる。したがって、
仮にICカードに曲げ変形が生じても、上記保護部材が
組み込まれている部分については、曲げ変形を生じず、
または曲げ変形量が小さくなるようにすることができ
る。その結果、上記保護部材によって覆われているIC
チップをより確実に保護できることとなる。
【0030】本願発明の第2の側面によれば、ICカー
ドが提供される。このICカードは、本願発明の第1の
側面によって提供されるICカード用モジュールを備え
ていることに特徴づけられる。このICカードの具体的
な構成としては、上記ICカード用モジュールと、この
ICカード用モジュールを収容する凹状または貫通孔状
の収容部を有するカード本体と、上記収容部の開口部を
塞ぐように上記カード本体に接着された少なくとも1以
上のカバーシートとを具備した構成とすることができ
る。
【0031】本願発明の第2の側面によれば、本願発明
の第1の側面によって提供されるICカード用モジュー
ルによって得られるのと同様な効果が期待できる。
【0032】本願発明の第3の側面によれば、ICカー
ド用モジュールの製造方法が提供される。このICカー
ド用モジュールの製造方法は、基板に搭載されたICチ
ップを被覆材によって覆う第1の工程と、上記ICチッ
プを上記被覆材の上から所定のパッケージング樹脂によ
って樹脂パッケージする第2の工程とを有しており、か
つ上記第2の工程では、上記パッケージング樹脂の未硬
化時において上記被覆材を液体化または気体化させて上
記パッケージング樹脂に浸透させることにより、上記パ
ッケージング樹脂と上記ICチップとの間に隙間を形成
することに特徴づけられる。
【0033】本願発明においては、パッケージング樹脂
によってICチップを樹脂パッケージした構造のICカ
ード用モジュールを製造することができるが、上記パッ
ケージング樹脂とICチップとの間にはこれらの直接接
触を回避するための隙間を形成することができる。した
がって、本願発明の第1の側面によって提供されるIC
カード用モジュールを適切に製造することができる。
【0034】本願発明の好ましい実施の形態では、上記
第1の工程では、上記基板のICチップ搭載部分の表面
部および裏面部を上記被覆材によって覆うとともに、上
記第2の工程では、上記パッケージング樹脂によって上
記基板の表裏両面を覆うことにより、上記基板のICチ
ップ搭載部分の表面部および裏面部のそれぞれと上記パ
ッケージング樹脂との間に隙間を形成する構成とするこ
とができる。
【0035】このような構成によれば、基板の表裏両面
に保護部材を設け、かつこの保護部材と上記基板のIC
チップ搭載部分の表面部および裏面部とのそれぞれの間
に隙間を形成した構造のICカード用モジュールを容易
に製造することができる。
【0036】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記基板には、貫通孔を予め設けておき、上記第1の工
程では、上記基板の表面に流体状で供給された被覆材を
上記貫通孔を介して上記基板の裏面側に流動させること
により、上記被覆材を上記基板のICチップ搭載部分の
表面部と裏面部とに塗布する構成とすることができる。
【0037】このような構成によれば、被覆材を基板の
片面に供給するだけで、この被覆材を基板の表裏両面の
所定位置に塗布することができるために、基板の表裏両
面に上記被覆材を別作業工程によって塗布する煩わしさ
がなくなる。したがって、被覆材の塗布作業の容易化が
図れる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0039】図1は、本願発明に係るICカード用モジ
ュールの一例を示す断面図である。図2は、図1に示す
ICカード用モジュールの分解断面図である。図3は、
図1に示すICカード用モジュールを構成するアンテナ
コイルと基板との平面図である。図4は、ICチップの
実装部分の要部拡大断面図である。
【0040】図1および図2において、本実施形態のI
Cカード用モジュールAは、フレキシブル基板1、IC
チップ2、アンテナコイル3、および保護キャップ4を
具備して構成されている。
【0041】上記フレキシブル基板1は、たとえばポリ
イミドフィルムなどの薄手の可撓性を有する合成樹脂製
フィルムを基材とするものである。このフレキシブル基
板1は、たとえばその厚みが0.1mmであり、またそ
の全体の平面視形状は円形状とされている。
【0042】上記アンテナコイル3は、上記フレキシブ
ル基板1の表面に設けられている。このアンテナコイル
3は、上記フレキシブル基板1の表面に付着した銅箔な
どの導電層をエッチングして所定のパターンに形成され
たものであり、図3に示すように、フレキシブル基板1
の円板形状と略同心円状の渦巻き部35、およびこの渦
巻き部35からその内方へ向かう延入部36を有してい
る。この延入部36は、このアンテナコイル3の配線が
互いに短絡しないように、フレキシブル基板1の中心部
に配置された2つのランド10,10間を通過してい
る。また、上記延入部36に上記アンテナコイル3の配
線の両端があり、この両端は上記ランド10,10に繋
がっている。上記アンテナコイル3は、所定の送受信機
との間で電波(電磁波)を送受信するデバイスとして機
能する。すなわち、上記アンテナコイル3は、所定の電
波を受信したときは、電磁誘導効果により誘導起電力を
生起してICチップ2にこの電力を供給する一方、IC
チップ2から所定の信号出力があったときにはこの信号
に見合う電波を発生させる。
【0043】上記ICチップ2は、主に情報記憶機能を
有するメモリとして用いられ、上記アンテナコイル3で
生起される誘導起電力に基づいて駆動される。このIC
チップ2は、図4によく表れているように、その主面
(素子面)に設けられている電極20,20が、上記ラ
ンド10,10に対して異方性導電膜11を介してボン
ディングされている。上記異方性導電膜11は、上記電
極20,20とランド10,10との相互間のみを導通
させる役割を果たすものである。
【0044】上記保護キャップ4は、本願発明でいう保
護部材の一例に相当する。本実施形態では、この保護キ
ャップ4は、金型を用いてそれ単体で樹脂成形されたも
のであり、上記フレキシブル基板1と同様なサイズの平
面視円形状のプレート状である。この保護キャップ4の
片面には、凹部5が設けられている。上記保護キャップ
4は、たとえばポリエチレンテレフタレート(以下、略
称してPETという)やアクリロニトリル・ブタジエン
・スチレン樹脂(以下、略称してABS樹脂という)製
であり、その全体の厚みはたとえば0.35mm程度で
ある。この保護キャップ4は、上記凹部5内に上記IC
チップ2を収容配置するように上記フレキシブル基板1
の表面に重ね合わされて接着剤などを介して接着されて
いる。これにより、上記ICチップ2は、上記保護キャ
ップ4によって覆われる。ただし、上記凹部5は、上記
ICチップ2よりも大きなサイズに形成されており、上
記ICチップ2の全周とこれに対面する上記凹部5の内
壁面との間には、隙間Sが形成されている。
【0045】上記隙間Sには、充填剤6が充填されてい
る。この充填剤6としては、たとえばシリコーン樹脂が
適用されている。このシリコーン樹脂は、流動状態で上
記凹部5内に充填された後に、加熱または常温放置によ
り硬化可能なものであるが、その硬化終了後の弾性率
は、PETやABS樹脂製の保護キャップ4よりも小さ
く、軟質である。
【0046】図5は、上記ICカード用モジュールAを
組み込んで構成されたICカードの一例を示す斜視図で
ある。図6は、図5のVI−VI要部拡大断面図である。図
7は、図5に示すICカードの分解断面図である。
【0047】図5に示すように、このICカードBは、
平面視の外形形状が長矩形状であり、その全体の厚み
は、たとえば0.76mm程度である。図7によく表れ
ているように、このICカードBは、カード本体7、2
枚のカバーシート70,71、および上記ICカード用
モジュールAを具備して構成されている。
【0048】上記カード本体7は、たとえばPETまた
はポリ塩化ビニル(以下、略称してPVCという)など
の合成樹脂製であり、その厚みは上記ICカード用モジ
ュールAと同様な0.45mm程度とされている。この
カード本体7には、貫通孔状の収容部72が設けられて
いる。この収容部72には、上記ICカード用モジュー
ルAが収容される。
【0049】上記2枚のカバーシート70,71は、上
記カード本体7に合致する平面視形状に形成されてお
り、それぞれの厚みはたとえば0.15mm程度であ
る。先に述べたICカード全体の厚み寸法の値は、この
カバーシート70,71を接着するための接着剤層の厚
みをも含んだ寸法である。上記カバーシート70,71
も、上記カード本体7と同様に、たとえばPETまたは
PVCなどの合成樹脂製である。これら2枚のカバーシ
ート70,71は、上記収容部72内にICカード用モ
ジュールAが収容された後に、上記カバー本体7,7a
の表裏両面に接着されるものである。したがって、上記
収容部72の上下開口部は上記カバーシート70,71
により閉塞され、上記ICカード用モジュールAは、上
記収容部72内に封入された構造となっている。
【0050】ICカード用モジュールAをICカードの
カード本体に組み込む手段としては、たとえば図8に示
すような手段を採用してもかまわない。同図に示す手段
は、カード本体7aに、有底の凹状の収容部72aを形
成し、この収容部72a内にICカード用モジュールA
を収容配置させている。このような手段によれば、IC
カード用モジュールAを収容部72a内に封入させてお
くためには、1枚のカーバーシート70のみをカード本
体7aに対して接着すればよいこととなり、ICカード
の構成部材の数を少なくできる。
【0051】次に、上記ICカード用モジュールAを組
み込んだICカードBの作用について説明する。
【0052】まず、上記ICカードBは、全体が薄肉偏
平状であって、可撓性を有するために、使用者の取り扱
い時において、それらの全体または一部が曲げられる場
合がある。このような場合、図6に示すように、ICカ
ード用モジュールAの周辺部が曲げ力Mによって撓み変
形を生じ、これに伴って保護キャップ4も撓み変形を生
じる場合がある。ところが、この保護キャップ4とIC
チップ2とは、弾性率が低い軟質な充填剤6を介して間
接的に接触しているに過ぎないために、上記保護キャッ
プ4の撓み変形の力がそのままICチップ2に伝わるこ
とがなくなる。すなわち、上記充填剤6は、保護キャッ
プ4からICチップ2に及ぶ力を吸収緩和する役割を果
たすこととなり、ICチップ2が大きなダメージを受け
難くなる。また、上記充填剤6は、ICカードBの外部
からこのICカードBの表面に機械的な衝撃力を受けた
ときにおいても、その衝撃力を吸収緩和する機能を発揮
し、上記衝撃力がICチップ2にそのまま伝達すること
も抑制する。したがって、上記ICチップ2の保護が図
れ、このICチップ2に記憶されたデータがICチップ
2の損傷に原因して消失するといった不具合を少なくす
ることが可能となる。
【0053】また、上記ICチップ2は、シリコーン樹
脂などの充填剤6によって被覆されているために、上記
ICチップ2にダスト類が付着することが防止できるこ
とは勿論のこと、ICチップ2の金属配線部と外気との
接触も回避され、金属配線部の酸化や腐食も防止できる
こととなる。したがって、上記ICチップ2の耐久寿命
を長期化する上で、非常に好ましいものとなる。
【0054】なお、上記実施形態では、充填剤6として
シリコーン樹脂を用いているが、本願発明はこれに限定
されない。上記充填剤6の他の例としては、たとえば酢
酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤を用いることも可能
である。この酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤は、
一般的には木工用ボンドとして用いられるものである
が、その乾燥硬化後の弾性率はたとえばPETなどと比
較するとかなり小さく、上記シリコーン樹脂と同様な応
力緩和機能が得られる。また、上記材質の充填剤は、常
温での硬化を容易に行うことができる。したがって、こ
のような充填剤を用いれば、ICカード用モジュール全
体を高温で加熱する必要がなくなり、たとえばICチッ
プに熱損傷し易い部品などが組み込まれている場合に
は、その熱損傷を適切に回避することができる。
【0055】図9は、本願発明に係るICカード用モジ
ュールAaの他の例を示す断面図である。このICカー
ド用モジュールAaは、保護キャップ4のICチップ2
を収容する凹部5内に充填剤は充填されておらず、上記
凹部5内には、窒素などの不活性ガスが封入されてい
る。上記凹部5内へ不活性ガスを封入するための一手段
としては、保護キャップ4とフレキシブル基板1とを互
いに接合する作業を不活性ガスの雰囲気中で行えばよ
い。また、保護キャップ4とフレキシブル基板1との接
合面に気密性を持たせておけば、上記凹部5内に不活性
ガスを適切に封入させておくことができる。
【0056】このICカード用モジュールAaにおいて
も、ICチップ2が空気に晒されることはなくなり、I
Cチップ2の金属配線部などが酸化を生じる虞れを適切
に回避できる。また、不活性ガスは、上記シリコーン樹
脂などの充填剤とは異なり、それ自体が応力を緩和する
役割は発揮しないものの、ICチップ2と保護キャップ
4とが直接接触しておらず、それらの間には隙間Sが存
在することにより、保護キャップ4からICチップ2に
不当な変形力が直接作用することがなくなり、ICチッ
プ2の保護が図れる。このように、本願発明では、IC
チップ2と保護キャップ4との隙間に必ずしも充填剤を
充填する必要はない。したがって、本願発明では、IC
チップ2の金属配線部の酸化防止などを考慮する必要が
ない場合には、上記隙間Sに単に空気が存在するだけの
構成としてもかまわない。
【0057】図10は、本願発明に係るICカード用モ
ジュールの他の例を示す断面図である。図11は、図1
0に示すICカード用モジュールの分解断面図である。
図12は、図10に示すICカード用モジュールの製造
作業工程の一例を示す説明図である。
【0058】図10に示すICカード用モジュールAb
は、保護キャップ4Aとして、第1シート部材40と第
2シート部材41とを組み合わせたものを用いている。
上記第1シート部材40は、たとえばPETまたはAB
S樹脂製であり、その厚みが0.25mm程度のシート
状であり、図11によく表れているように、貫通孔5
a′が設けられている。上記第2シート部材41は、た
とえばPETからなり、その厚みはたとえば0.1mm
程度とされている。上記第1シート部材40と第2シー
ト部材41とは互いに重ね合わされて接着されており、
これにより上記第1シート部材40の貫通孔5a′の一
端開口部は上記第2シート部材41によって閉塞され、
一端開口状の凹部5aとして形成される。この凹部5a
には、先の実施形態のICカード用モジュールA,Aa
と同様に、フレキシブル基板1上に搭載されたICチッ
プ2が収容配置され、このICチップ2の周囲には隙間
Sbが形成されている。この隙間Sb内には必要に応じ
て充填剤6が充填される。このICカード用モジュール
Abでは、その保護キャップ4Aの構造は、基本的には
先の実施形態のICカード用モジュールA,Aaの保護
キャップ4と同一構造となっており、保護キャップ4A
とICチップ2とは直接的には接触していない。したが
って、保護キャップ4Aに撓み変形が生じても、その変
形がICチップ2に直接影響する虞れを少なくし、IC
チップ2の保護が図れる。
【0059】また、上記ICカード用モジュールAb
は、2つのシート材40,41を重ね合わせて保護キャ
ップ4Aを製造しているために、その製造作業が容易と
なる利点も得られる。すなわち、上記モジュールAbを
製造するには、図12に示すように、フープ状のフレキ
シブル基板1′をその巻取ロールRaから繰り出して一
定の移送経路で移送する工程において、このフレキシブ
ル基板1′の上に、巻取ロールRb,Rcから繰り出さ
れるフープ状の第1シート部材40′および第2シート
部材41′をそれぞれ順次重ね合わせて接着する。
【0060】より具体的には、フレキシブル基板1′に
第1シート部材40′を重ね合わせる以前の段階では、
上記フレキシブル基板1′上にICチップ2を実装す
る。この作業は、フレキシブル基板1′上に異方性導電
膜11を設けた後に、チップマウンタK1を用いてIC
チップ2を上記異方性導電膜11上に載置する。次い
で、加熱プレス装置K2を用いて、上記ICチップ2を
プレスし、上記ICチップ2の電極とフレキシブル基板
1′のランドとの導通接続を図ればよい。一方、フレキ
シブル基板1′に第1シート部材40′を重ね合わせる
際には、第1シート部材40′に設けられている貫通孔
5a′内に上記ICチップ2が収容されるように設定す
る。また、上記貫通孔5a′内にICチップ2が収容さ
れた後には、充填装置K3を用いて、シリコーン樹脂な
どの充填剤6を上記貫通孔5a′内に充填する。この充
填剤6の充填作業が終了した後には、上記第1シート部
材40′の上に第2シート部材41′を連続して重ね合
わせて接着させる。
【0061】このような一連の作業工程により、フレキ
シブル基板1′、第1シート部材40′、および第2シ
ート部材41′が互いに積層して接着されたフープ状部
材が得られることとなる。したがって、このフープ状部
材をその後円形状などに打ち抜きプレスすれば、上記I
Cカード用モジュールAbが順次連続して製造できるこ
ととなる。このようにフープ状部材を用いた連続作業に
よってICカード用モジュールを製造すれば、その生産
能率を飛躍的に高めることができる。
【0062】図13ないし図16は、本願発明に係るI
Cカード状モジュールの他の例を示す断面図である。
【0063】図13に示すICカード用モジュールAc
は、保護キャップ4Bに、ICチップ2の外周囲を囲む
補強部材8を埋設した構成である。この補強部材8は、
合成樹脂製の保護キャップ4Bよりも硬質の金属製また
はセラミクス製であり、その全体の形状はリング状であ
る。このICカード用モジュールAcでは、保護キャッ
プ4Bに曲げ力が作用しても、この曲げ力が上記補強部
材8によって受けられることとなり、上記保護キャップ
4Bのうち補強部材8が埋設されている部分が容易に撓
み変形しないようにできる。このため、上記保護キャッ
プ4Bの撓み変形に基づいてICチップ2がダメージを
受けることを一層少なくし、ICチップ2のより確実な
保護が図れることとなる。また、上記補強部材8は、保
護キャップ4Bのインサート成形により保護キャップ4
B内に埋設されているために、保護キャップ4Bに対す
る補強部材8の埋設作業が簡略化され、さらには補強部
材8が保護キャップ4Bの外部に嵩張るといった不具合
もなく、モジュール全体の厚みが大きくなることを回避
できる。さらに、上記補強部材8がリング状に形成され
ていることにより、補強部材8全体の重量の軽量化が図
れるとともに、ICチップ2の外周囲を効率よく補強す
ることができる利点も得られる。
【0064】図14に示すICカード用モジュールAd
は、保護キャップ4Cに平板状の補強部材8aを埋設し
た構成である。この補強部材8aは、ICチップ2に対
向して設けられている。図15に示すICカード用モジ
ュールAeは、保護キャップ4Dの凹部5内に、補強部
材8cを設けた構成である。この補強部材8cは、IC
チップ2の外周囲を囲むリング状部分80と、このリン
グ状部分80の上部に連設された平板部81とを具備す
るものである。補強部材8cは、ICチップ2と非接触
である。これら図14および図15に示すICカード用
モジュールAd,Aeでは、いずれのものも先のICカ
ード用モジュールAcと同様に、保護キャップの撓み変
形を防止する効果が得られ、ICチップ2のより確実な
保護が図れる。
【0065】図16に示すICカード用モジュールAf
は、保護キャップ4Eの凹部5a内に、リング状の補強
部材8dを嵌入した構成であり、この補強部材8dはI
Cチップ2と非接触でこのICチップ2の外周囲を囲ん
でいる。このICカード用モジュールAfにおいては、
上記補強部材8dによってICチップ2を効率よく保護
できることは勿論のこと、上記凹部5a内に補強部材8
dを嵌入する作業は、保護キャップ4Eを製造する段階
においてその第1シート部材40に凹部5aとして形成
される貫通孔を穿設した後に、この貫通孔内に補強部材
8dを挿入する作業によって簡単に行うことができる。
【0066】なお、本願発明では、ICチップ2を覆う
保護キャップの具体的な材質は合成樹脂に限定されな
い。本願発明では、保護キャップの全体をたとえばIC
カードのカード本体を構成する部材よりも硬質の金属製
またはセラミクス製としてもよい。このような構成によ
れば、補強部材などを保護キャップに対して追加して設
けるといった手段を採用することなく、保護キャップそ
のものが曲げ変形し難いものにすることができ、ICチ
ップの保護を図ることができる。
【0067】図17は、本願発明に係るICカード用モ
ジュールの他の例を示す断面図である。このICカード
用モジュールAgは、フレキシブル基板1の表面側に、
ICチップ2を覆う保護キャップ4Fが設けられている
とともに、上記フレキシブル基板1の裏面側には、凹部
50を有する保護カバー8が設けられており、これら保
護カバー8と保護キャップ4Fとによってフレキシブル
基板1の両面が挟まれた構造となっている。上記保護カ
バー8の凹部50は、凹部5とフレキシブル基板1を介
して対向している。したがって、上記フレキシブル基板
1のICチップ搭載部分の表面部および裏面部は、いず
れも保護キャップ4Fや保護カバー8とは隙間を介して
非接触状態で支持されることとなる。このような構造に
よれば、フレキシブル基板1の裏面側についても保護カ
バー8によって適切に保護することができる。また、I
Cチップ2が保護カバー8側へ移動するようにフレキシ
ブル基板1が撓む事態を生じても、ICチップ2の裏面
部分が保護カバー8に対して即座に接触するようなこと
も回避され、やはりICチップ2が大きなダメージを受
け難くすることができる。上記保護カバー8を設けた場
合には、ICカード用モジュールAg全体の厚みがそれ
だけ大きくなるが、このような厚みの増大化が許容され
る場合には、上記保護カバー8を用いてフレキシブル基
板1の表裏両面を保護することが好ましい。
【0068】図18は、本願発明に係るICカード用モ
ジュールの他の例を示す断面図である。図19ないし図
21は、図18に示すICカード用モジュールの製造作
業の一例を示す要部断面図である。
【0069】図18に示すICカード用モジュールAh
は、フレキシブル基板1上に搭載されたICチップ2を
後述する所定の合成樹脂によって樹脂パッケージした構
造であり、そのパッケージング樹脂4Gの内部には、フ
レキシブル基板1を挟んで相互に対向する1組の空洞部
5b,5cが形成されている。そして、この空洞部5
b,5c内に配されたICチップ2と上記パッケージン
グ樹脂4Gとの間には、隙間が形成されている。
【0070】上記パッケージング樹脂4Gとしては、た
とえばフェノール樹脂が用いられており、上記ICチッ
プ2の樹脂パッケージ作業は次のようにして行われる。
すなわち、図19において、凹部90を有する金型9の
上に、ICチップ2を搭載したフレキシブル基板1を載
置した状態において、ノズルK4から仮の被覆材として
の流動状態のパラフィンmを上記ICチップ2上に滴下
させる。上記フレキシブル基板1には、貫通孔12が予
め設けられている。このため、上記パラフィンmは、上
記貫通孔12を介してフレキシブル基板1の下方に流動
することとなり、図20に示すように、上記パラフィン
mは、フレキシブル基板1の上下両面に配置され、その
後自然冷却によって硬化する。これにより、フレキシブ
ル基板1のICチップ搭載部分の表面部と裏面部とのそ
れぞれを上記パラフィンmによって被覆することができ
る。次いで、図21に示すように、フレキシブル基板1
を上下1組の金型90,91に挟みつけてそのキャビテ
ィ92内に配置した状態で、パッケージング樹脂の樹脂
成形作業を行う。上記キャビティ92内にパッケージン
グ樹脂4Gとしてのフェノール樹脂を流入させてから加
熱硬化させるときには、上記硬化しているパラフィンm
が流動化して揮発することとなり、通気性の高いフェノ
ール樹脂内に浸透して拡散する。このため、上記フェノ
ール樹脂を樹脂成形した場合には、上記パラフィンmが
存在していた部分が空洞部として形成されることとな
り、先の図18に示すICカード用モジュールAhが得
られることとなる。
【0071】上記ICカード用モジュールAhは、パッ
ケージング樹脂4GとICチップ2とは非接触であり、
仮にパッケージング樹脂4Gに撓み変形を生じても、こ
の変形がICチップ2に悪影響がおよばないようにする
ことができる。また、パッケージング樹脂4Gは、フレ
キシブル基板1の表裏両面を覆っているために、ICチ
ップ2の搭載部分の表面部のみならず、裏面部について
も保護が図れることとなり、ICチップ2の保護が万全
となる。なお、パッケージング樹脂4Gとして、フェノ
ール樹脂を用いた場合には、その機械的な強度がPET
などの場合よりも低くなる場合があるために、これを解
消する手段として、上記フェノール樹脂をそれよりも硬
質の合成樹脂によって覆うようにしてもかまわない。
【0072】図22は、本願発明に係るICカード用モ
ジュールの他の例を示す断面図である。図23および図
24は、図22に示すICカード用モジュールの製造作
業の一例を示す要部断面図である。
【0073】図22に示すICカード用モジュールAi
は、先のICカード用モジュールAhとは異なり、フレ
キシブル基板1の片面側のみをパッケージング樹脂4H
により樹脂パッケージしている。このICカード用モジ
ュールAiは、図23に示すように、フレキシブル基板
1の片側のみにパラフィンmを滴下してICチップ2を
被覆した後に、図24に示すように、所定のキャビティ
95を形成する金型93,94を用いてパッケージング
樹脂4Hの成形作業を行えばよい。既述したとおり、パ
ラフィンmをパッケージング樹脂4Hに浸透させること
によって、そのパラフィンmが存在していた部分を空洞
部として形成することができるために、上記図22に示
す空洞部5dを有するICカード用モジュールAiが得
られることなる。このICカード用モジュールAiにお
いても、パッケージング樹脂4HによってICチップ2
の保護が図れるとともに、このICチップ2とパッケー
ジング樹脂4Hとの間には隙間が形成されていることに
より、仮にパッケージング樹脂4Hに撓み変形などが生
じてもその悪影響が直接的にICチップ2に及ぶことが
緩和され、ICチップ2の保護を適切に図ることができ
る。このように、本願発明では、フレキシブル基板1の
表裏両面を樹脂パッケージする場合に限らず、片面のみ
を樹脂パッケージする構成としてもかまわない。
【0074】本願発明に係るICカード用モジュールお
よびICカードの各部の具体的な構成は、必ずしも上述
の実施形態に限定されない。上述の各実施形態では、基
板としてフレキシブル基板を用いたが、本願発明は、こ
れに限定されず、それ以外の基板を用いてもかまわな
い。本願発明では、基板として、可撓性を有しない硬質
の基板を用いることも可能である。また、上記実施形態
では、いわゆる非接触型のICカードとするためにIC
カード用モジュールにアンテナコイルを組み込んでいる
が、むろん非接触型のICカードとして構成しない場合
には、アンテナコイルは不用である。さらに、アンテナ
コイルは、必ずしも銅箔などのパターン形成によって構
成されている必要もなく、たとえば金属線材を用いた巻
き線コイルとしてもかまわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るICカード用モジュールの一例
を示す断面図である。
【図2】図1に示すICカード用モジュールの分解断面
図である。
【図3】図1に示すICカード用モジュールを構成する
アンテナコイルと基板との平面図である。
【図4】ICチップの実装部分の要部拡大断面図であ
る。
【図5】本願発明に係るICカード用モジュールを組み
込んで構成されたICカードの一例を示す斜視図であ
る。
【図6】図5のVI−VI要部拡大断面図である。
【図7】図5に示すICカードの分解断面図である。
【図8】ICカードの他の例を示す分解断面図である。
【図9】本願発明に係るICカード用モジュールの他の
例を示す断面図である。
【図10】本願発明に係るICカード用モジュールの他
の例を示す断面図である。
【図11】図10に示すICカード用モジュールの分解
断面図である。
【図12】図10に示すICカード用モジュールの製造
作業工程の一例を示す説明図である。
【図13】本願発明に係るICカード状モジュールの他
の例を示す断面図である。
【図14】本願発明に係るICカード状モジュールの他
の例を示す断面図である。
【図15】本願発明に係るICカード状モジュールの他
の例を示す断面図である。
【図16】本願発明に係るICカード状モジュールの他
の例を示す断面図である。
【図17】本願発明に係るICカード用モジュールの他
の例を示す断面図である。
【図18】本願発明に係るICカード用モジュールの他
の例を示す断面図である。
【図19】図18に示すICカード用モジュールの製造
作業の一例を示す要部断面図である。
【図20】図18に示すICカード用モジュールの製造
作業の一例を示す要部断面図である。
【図21】図18に示すICカード用モジュールの製造
作業の一例を示す要部断面図である。
【図22】本願発明に係るICカード用モジュールの他
の例を示す断面図である。
【図23】図22に示すICカード用モジュールの製造
作業の一例を示す要部断面図である。
【図24】図22に示すICカード用モジュールの製造
作業の一例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 フレキシブル基板(基板) 2 ICチップ 3 アンテナコイル 4,4A〜4F 保護キャップ(保護部材) 4G,4H,パッケージング樹脂(保護部材) 6 充填剤 7,7a カード本体 40 第1シート部材 41 第2シート部材 70 カバーシート 71 カバーシート 72,72a 収容部 A,Aa〜Ai ICカード用モジュール B ICカード S,Sb 隙間 m 被覆材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀尾 友春 京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株 式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、この基板に搭載されたICチッ
    プとを有するICカード用モジュールであって、 上記基板には、上記ICチップを覆う保護部材が接合し
    ており、かつ、 上記保護部材と上記ICチップとの間には、これら保護
    部材とICチップとが直接接触することを回避するため
    の隙間が設けられていることを特徴とする、ICカード
    用モジュール。
  2. 【請求項2】 上記基板には、上記ICチップによって
    処理される電気信号の無線通信を行うためのアンテナコ
    イルが設けられている、請求項1に記載のICカード用
    モジュール。
  3. 【請求項3】 上記基板は、可撓性を有する合成樹脂製
    フィルムを基材とするフレキシブル基板である、請求項
    1または2に記載のICカード用モジュール。
  4. 【請求項4】 上記保護部材は、片面に凹部を形成した
    プレート状またはシート状の保護キャップであり、かつ
    この保護キャップの上記凹部内には上記隙間が設けられ
    るように上記ICチップが収容されている、請求項1な
    いし3のいずれかに記載のICカード用モジュール。
  5. 【請求項5】 上記保護キャップは、金型を用いて樹脂
    成形されたものである、請求項4に記載のICカード用
    モジュール。
  6. 【請求項6】 上記保護キャップは、貫通孔を有する第
    1シート部材と、この第1シート部材とは別体に形成さ
    れた第2シート部材とが互いに重ね合わされて接着され
    たものであり、かつ上記貫通孔は、その一端開口部が上
    記第2シート部材によって閉塞されることにより、上記
    凹部として形成されている、請求項4に記載のICカー
    ド用モジュール。
  7. 【請求項7】 上記保護部材は、上記ICチップとの間
    に隙間を形成するように上記ICチップを樹脂パッケー
    ジしたパッケージング樹脂である、請求項1ないし3の
    いずれかに記載のICカード用モジュール。
  8. 【請求項8】 上記保護部材は、上記基板のICチップ
    搭載部分の表面部およびその裏面部を覆うように上記基
    板の表裏両面に設けられており、かつ上記表面部および
    裏面部と上記保護部材とのそれぞれの間に隙間が設けら
    れている、請求項1ないし3のいずれかに記載のICカ
    ード用モジュール。
  9. 【請求項9】 上記保護部材と上記ICチップとの隙間
    には、上記保護部材よりも弾性率が低い充填剤が充填さ
    れている、請求項1ないし8のいずれかに記載のICカ
    ード用モジュール。
  10. 【請求項10】 上記充填剤は、酢酸ビニル樹脂エマル
    ジョン系接着剤などの常温で硬化可能なものである、請
    求項9に記載のICカード用モジュール。
  11. 【請求項11】 上記保護部材と上記ICチップとの隙
    間は、酸素を含まない雰囲気に保持されている、請求項
    1ないし8のいずれかに記載のICカード用モジュー
    ル。
  12. 【請求項12】 上記隙間には、窒素などの不活性ガス
    が封入されている、請求項11に記載のICカード用モ
    ジュール。
  13. 【請求項13】 上記ICチップの外周囲には、上記保
    護部材よりも硬質の補強部材が配されている、請求項1
    ないし12のいずれかに記載のICカード用モジュー
    ル。
  14. 【請求項14】 上記保護部材は、合成樹脂製であり、
    かつ上記補強部材は、金属製またはセラミクス製であ
    る、請求項13に記載のICカード用モジュール。
  15. 【請求項15】 上記補強部材は、インサート成形によ
    って上記保護部材の内部に埋め込まれたものである、請
    求項14に記載のICカード用モジュール。
  16. 【請求項16】 上記補強部材は、上記ICチップと非
    接触で上記ICチップを囲むように上記隙間に嵌入され
    たリング状部材またはリング状部分を一部に有するもの
    である、請求項13または14に記載のICカード用モ
    ジュール。
  17. 【請求項17】 上記保護部材は、金属製またはセラミ
    クス製である、請求項1ないし4のいずれかに記載のI
    Cカード用モジュール。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし17のいずれかに記載
    のICカード用モジュールを備えていることを特徴とす
    る、ICカード。
  19. 【請求項19】 上記ICカード用モジュールと、この
    ICカード用モジュールを収容する凹状または貫通孔状
    の収容部を有するカード本体と、上記収容部の開口部を
    塞ぐように上記カード本体に接着された少なくとも1以
    上のカバーシートとを具備している、請求項18に記載
    のICカード。
  20. 【請求項20】 基板に搭載されたICチップを被覆材
    によって覆う第1の工程と、上記ICチップを上記被覆
    材の上から所定のパッケージング樹脂によって樹脂パッ
    ケージする第2の工程とを有しており、かつ上記第2の
    工程では、上記パッケージング樹脂の未硬化時において
    上記被覆材を液体化または気体化させて上記パッケージ
    ング樹脂に浸透させることにより、上記パッケージング
    樹脂と上記ICチップとの間に隙間を形成することを特
    徴とする、ICカード用モジュールの製造方法。
  21. 【請求項21】 上記第1の工程では、上記基板のIC
    チップ搭載部分の表面部および裏面部を上記被覆材によ
    って覆うとともに、上記第2の工程では、上記パッケー
    ジング樹脂によって上記基板の表裏両面を覆うことによ
    り、上記基板のICチップ搭載部分の表面部および裏面
    部のそれぞれと上記パッケージング樹脂との間に隙間を
    形成する、請求項20に記載のICカード用モジュール
    の製造方法。
  22. 【請求項22】 上記基板には、貫通孔を予め設けてお
    き、上記第1の工程では、上記基板の表面に流体状で供
    給された被覆材を上記貫通孔を介して上記基板の裏面側
    に流動させることにより、上記被覆材を上記基板のIC
    チップ搭載部分の表面部と裏面部とに塗布する、請求項
    21に記載のICカード用モジュールの製造方法。
JP16632197A 1997-06-23 1997-06-23 Icカード用モジュール、これを備えたicカード、およびicカード用モジュールの製造方法 Pending JPH1111060A (ja)

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