JP5994562B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

この発明は、旋盤等の工作機械に関し、特に工具またはワークを支持する加工機器を定められた方向に案内する機構に関する。
旋盤等の工作機械では、ワークに対して工具を移動させて加工を行う形式(例えば特許文献1,2)と、工具に対してワークを移動させて加工を行う形式とがある。いずれの形式についても、移動させる工具またはワークを支持する加工機器は、ベッドにガイド機構を介して進退自在に設置された送り台に搭載されて、進退駆動機構により進退駆動させられる。ガイド機構は、例えば、ベッドに送り台の送り方向に沿って設置した2本のガイドに対して、送り台に設けられた被ガイド部品が進退自在に接する構成とされる。被ガイド部品は、例えば、ガイドに対して滑り接触する樹脂等からなる部品または直動転がり軸受等の転がり接触する部品である。
従来のガイド機構は、一般に図7に示す構造であった。同図は、工具Tを支持する刃物台3が送り台9に搭載されて進退する例を示している。ワークWの軸心方向を前後方向(Z軸方向)とし、ワークWの周面に対する工具Tの切込み方向を左右方向(X軸方向)とした場合、加工点Qに近い前側のガイド15には、上下の被ガイド部品17A,17Bと前後の被ガイド部品18A,18Bとが接している。また、加工点Qから遠い後側のガイド16には、上下の被ガイド部品19A,19Bのみが接している。なお、前記加工点Qは、加工時におけるワークWと工具Tの接触点のことである。従来、各被ガイド部品17A,17B,18A,18B,19A,19Bの左右方向(X軸方向)長さL1,L2,L3は、すべて同じとされていた。
特開2002−273601号公報 特開2003−175402号公報
加工点Qに近い方のガイド15の加工点Q側の側面(図7の例では前側面)に接する被ガイド部品18Aの被案内面は基準面とされ、この基準面がX軸方向に長いほど、ガイド機構11の直進性、および加工点Qに切削負荷が作用したときの剛性が向上することが知られている。よって、被ガイド部品18A、およびこの被ガイド部品18Aと対となる被ガイド部品18BのX軸方向長さを長くするのが望ましいが、送り台9全体のX軸方向寸法を大きくするのは、送り台9の重量が重くなり運動性が低下すると共に、材料の増加によるコストアップにつながるという問題がある。
この発明の目的は、送り台の重量増加および材料増加を抑えつつ、ガイド機構の直進性および剛性の向上を図ることができる工作機械を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、工具を支持する加工機器およびワークを支持する加工機器をコンパクトに配置することである。
この発明のさらに他の目的は、ワークに対して工具を移動させて加工を行う形式の工作機械に適用可能とすることである。
この発明のさらに他の目的は、工具に対してワークを移動させて加工を行う形式の工作機械に適用可能とすることである。
この発明の工作機械は、ベッドと、このベッドにガイド機構を介して進退自在に設置された送り台と、この送り台に搭載されて工具またはワークを支持する加工機器と、前記送り台を進退駆動する進退駆動機構とを備える。前記ガイド機構による前記送り台の進退方向はワーク周面に対する工具の切込み方向であるX軸方向であり、前記ガイド機構は、前記ベッド上にワーク軸心方向であるZ軸方向に離れて互いに平行に設置された2本のガイドと、前記送り台に設けられて前記2本のガイドに被案内面が摺動自在に接触する複数の被ガイド部品とよりなる。前記加工機器に支持された前記工具または前記ワークにおける前記ワークまたは前記工具との接触点である加工点が前記2本のガイドの並び幅から離れた位置にあり、前記2本のガイドのうちの前記加工点に近い方のガイドにおける、前記Z軸方向を向く面に接する前記被ガイド部品の被案内面の長さを、前記加工点から遠い方のガイドにおける、前記X軸方向およびZ軸方向と平行な平面に沿う面に接する前記被ガイド部品の被案内面の長さよりも長くした。
この構成であると、2本のガイドのうちの加工点に近い方のガイドにおける、Z軸方向を向く面に接する被ガイド部品の被案内面の長さを長くしたことにより、ガイド機構の直進性、および加工点に切削負荷が作用したときの剛性が向上する。加工点から遠い方のガイドにおける、X軸方向およびZ軸方向と平行な平面に沿う面に接する被ガイド部品は、切削負荷による荷重の持ち上げ、押し付けを受けるだけであるため、被案内面を長くしなくてもよい。このように、直進性および剛性の向上に必要な被ガイド部品の被案内面のみを長くして、それ以外の被ガイド部品の被案内面は長くしないことにより、重量および材料の無駄な増加を抑えながら、ガイド機構の直進性および剛性の向上が得られる。
前記加工点に近い方のガイドにおける前記Z軸方向を向く面に接する前記被ガイド部品を、前記加工点から遠い方のガイドにおける前記X軸方向およびZ軸方向と平行な平面に沿う面に接する前記被ガイド部品に対して、前記加工点から離れる方へ前記X軸方向に延ばすことで、前記Z軸方向を向く面に接する前記被ガイド部品の被案内面を長くするとよい。
Z軸方向を向く面に接する被ガイド部品を加工点から離れる方へX軸方向に延ばすと、送り台と他の加工機器との干渉が避けられるため、工具を支持する加工機器とワークを支持する加工機器とを互いに近づけてコンパクトに配置することができる。
前記送り台に搭載された前記加工機器は、工具を支持する刃物台であってもよく、ワークを支持する主軸であってもよい。いずれの場合にも、この発明を適用することができる。
この発明の工作機械は、ベッドと、このベッドにガイド機構を介して進退自在に設置された送り台と、この送り台に搭載されて工具またはワークを支持する加工機器と、前記送り台を進退駆動する進退駆動機構とを備え、前記ガイド機構による前記送り台の進退方向はワーク周面に対する工具の切込み方向であるX軸方向であり、前記ガイド機構は、前記ベッド上にワーク軸心方向であるZ軸方向に離れて互いに平行に設置された2本のガイドと、前記送り台に設けられて前記2本のガイドに被案内面が摺動自在に接触する複数の被ガイド部品とよりなり、前記加工機器に支持された前記工具または前記ワークにおける前記ワークまたは前記工具との接触点である加工点が前記2本のガイドの並び幅から離れた位置にあり、前記2本のガイドのうちの前記加工点に近い方のガイドにおける、前記Z軸方向を向く面に接する前記被ガイド部品の被案内面の長さを、前記加工点から遠い方のガイドにおける、前記X軸方向およびZ軸方向と平行な平面に沿う面に接する前記被ガイド部品の被案内面の長さよりも長くしたため、送り台の重量増加および材料増加を抑えつつ、ガイド機構の直進性および剛性の向上を図ることができる。
前記加工点に近い方のガイドにおける前記Z軸方向を向く面に接する前記被ガイド部品を、前記加工点から遠い方のガイドにおける前記X軸方向およびZ軸方向と平行な平面に沿う面に接する前記被ガイド部品に対して、前記加工点から離れる方へ前記X軸方向に延ばすことで、前記Z軸方向を向く面に接する前記被ガイド部品の被案内面を長くした場合は、工具を支持する加工機器およびワークを支持する加工機器をコンパクトに配置することができる。
この発明をワークに対して工具を移動させて加工を行う形式の工作機械に適用する場合、刃物台を搭載する送り台の重量増加および材料増加を抑えつつ、ガイド機構の直進性および剛性の向上を図ることができる。
この発明を工具に対してワークを移動させて加工を行う形式の工作機械に適用する場合、主軸を搭載する送り台の重量増加および材料増加を抑えつつ、ガイド機構の直進性および剛性の向上を図ることができる。
この発明の一実施形態にかかる工作機械の全体平面図である。 (A)は同工作機械の刃物台、送り台、およびガイド機構の平面図、(B)はその破断側面図である。 同刃物台および送り台を斜め上から見た斜視図である。 同送り台を斜め下から見た斜視図である。 この発明の異なる実施形態にかかる工作機械の全体平面図である。 (A)は同工作機械の主軸、送り台、およびガイド機構の平面図、(B)はその破断側面図である。 (A)は従来の工作機械の刃物台、送り台、およびガイド機構の平面図、(B)はその破断側面図である。
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。図1はこの工作機械の概略構成を示す平面図である。この工作機械は旋盤であり、ベッド1上に、加工機器である主軸2および刃物台3を備える。
主軸2は、前後方向(Z軸方向)に沿う軸であって、前端にワークWを把持するチャック4を有する。前後方向(Z軸方向)は、チャック4に把持されたワークWの軸心方向である。主軸2は、ベッド1上に設置された主軸台5に回転自在に支持され、主軸モータ6により回転駆動される。
刃物台3は、例えば正面形状が多角形のタレットからなり、その各外周面部分に複数の工具Tが取り付けられている。図では、一つの工具Tのみを示し、他の工具Tは省略している。刃物台3は、タレットバー8を介してベッド1上の送り台9に前後方向(Z軸方向)に進退自在に支持され、進退用モータ10により進退させられる。タレットバー8は送り台9に対して回転自在であり、割出モータ7によりタレットバー8と共に刃物台3を回転させることにより、任意の工具Tの回転割出が行われる。
また、送り台9は、ガイド機構11によりベッド1に対して左右方向(X軸方向)に進退自在に支持され、進退駆動機構12により進退駆動される。左右方向(X軸方向)は、ワークWの周面に対する工具Tの切込み方向である。進退駆動機構12は、ボールねじ機構13と、このボールねじ機構13のねじ軸13aを回転させるモータ等の回転駆動源14とでなる。
図2に示すように、前記ガイド機構11は、ベッド1上に設置されてそれぞれ左右方向に延びる前後2本のガイド15,16を備える。これら2本のガイド15,16に対して、送り台9の下部に設けられた複数の被ガイド部品17A,17B,18A,18B,19A,19Bがそれぞれ摺動自在に接触することで、ガイド15,16に沿って送り台9が案内される。この例では、被ガイド部品17A,17B,18A,18B,19A,19Bは、ガイド15,16にすべり接触する部品であるが、転がり接触する部品であってもよい。
具体的には、前側すなわちワークWと工具Tの接触点である加工点Qに近い方のガイド15には、上下および前後の被ガイド部品17A,17B,18A,18Bが摺動自在に接触している。上下一対の被ガイド部品17A,17Bは、被ガイド面17Aa,17Baがガイド15の上面および下面にそれぞれ接触して、ガイド15を上下に挟み込むように設けられている。下側の被ガイド部品17Bは、送り台9の底面に固定された取付部材20に取り付けられている。前後一対の被ガイド部品18A,18Bは、被ガイド面18Aa,18Baがガイド15の前後の側面にそれぞれ接触して、ガイド15を前後に挟み込むように設けられている。
前後の被ガイド部品18A,18Bは、上下の被ガイド部品17A,17Bよりも、加工点Qから離れる方向である右方向に長く延ばされている。つまり、被ガイド部品17A,17Bの左右方向長さL1よりも、被ガイド部品18A,18Bの左右方向長さL2の方が長い。被ガイド部品18A,18Bの延ばされた部分である延長部18AA,18BBを保持する延長保持部9aが、送り台9に設けられている。
また、後側すなわち前記加工点Qから遠い方のガイド16には、上下一対の被ガイド部品19A,19Bが摺動自在に接触している。これら被ガイド部品19A,19Bは、被ガイド面19Aa,19Baがガイド16の上面および下面にそれぞれ接触して、ガイド16を上下に挟み込むように設けられている。下側の被ガイド部品19Bは、送り台9の底面に固定された取付部材21に取り付けられている。被ガイド部品19A,19Bの左右方向長さL3は、前記被ガイド部品17A,17Bの左右方向長さL1と同じであり、かつ前記被ガイド部品18A,18Bの左右方向長さL2よりも短い。
上記説明において、ガイド15,16の上面および下面は、請求項で言う「X軸方向およびZ軸方向と平行な平面に沿う面」のことである。X軸方向およびZ軸方向と平行な平面は、図2に示すXZ平面22である。ガイド15の前後の側面は、請求項で言う「Z軸方向を向く面」のことである。
また、上記説明における前記各被ガイド部品17A,17B,18A,18B,19A,19Bの長さの比較は、それぞれの被ガイド面17Aa,17Ba,18Aa,18Ba,19Aa,19Baの長さに関してのものである。この例では、被ガイド部品17A,…がガイド15,16に対してすべり接触する部品であるため、被ガイド面17Aa,…の長さが被ガイド部品17A,…の長さと一致するが、被ガイド部品17A,…がガイド15,16に対して転がり接触する部品である場合は、被ガイド面17Aa,…の長さは被ガイド部品17A,…の両端間の距離を言う。
なお、上記送り台9の形状、および各被ガイド部品17A,17B,18A,18B,19A,19Bの取り付け位置を把握し易いように、刃物台3および送り台9を斜め上から見た斜視図(図3)と、送り台9を斜め下から見た斜視図(図4)とを参照図として示してある。
この工作機械は、ワークWは位置固定で、ワークWに対して工具Tを移動させることで加工を行う。すなわち、送り台9に対して刃物台3を前後方向(Z軸方向)に移動させることで、工具Tを主軸2の軸心に沿って送り、ガイド機構11のガイド15,16に沿って送り台9を左右方向(X軸方向)に移動させることで、工具TによるワークWの切込み量を調整する。
上記構成の作用を説明する。
加工点Qに作用する切削負荷のうちの主分力Pは、両ガイド15,16に対する上下の被ガイド部品17A,17B,19A,19Bにより受けられる。切削負荷のうちの送り分力Pは、加工点Qに近い方のガイド15に対する前後の被ガイド部品18A,18Bにより受けられる。また、切削負荷のうちの背分力Pは、加工点Qに近い方のガイド15に対する前後の被ガイド部品18A,18BにモーメントMとして作用する。
上記モーメントMを受けるためには被案内面18Aa,18Baの長さが長い方が望ましいことから、前後の被ガイド部品18A,18Bの長さL2を、上下の被ガイド部品17A,17B,19A,19Bの長さL1,L3よりも長くしてある。それにより、ガイド機構11の直進性、および加工点Qに切削負荷が作用したときの剛性が向上する。このように、直進性および剛性の向上に必要な被ガイド部品18A,18Bの被案内面18Aa,18Baのみを長くして、それ以外の被ガイド部品17A,17B,19A,19Bの被案内面17Aa,17Ba,19Aa,19Baは長くしないことにより、ガイド機構11の重量および材料の無駄な増加を抑えられる。
前後の被ガイド部品18A,18Bの延長部18AA,18BBを、加工点Qから離れる方向である右方向に延ばしたため、被ガイド部品18A,18Bを長くしたにもかかわらず、刃物台3と主軸2とを互いに近づけてコンパクトに配置することができる。
図5はこの発明の異なる実施形態を示す。この工作機械は、工具Tに対してワークWを移動させて加工を行う形式であって、加工機器として、左右方向(X軸方向)に移動可能にベッド1に設置された主軸2と、前後方向(Z軸方向)に移動可能にベッド1に設置された刃物台3とを備える。
主軸2は、前記実施形態と同様に、前後方向(Z軸方向)に沿う軸であって、前端にワークWを把持するチャック4を有する。主軸2は、送り台である主軸台25に回転自在に支持され、主軸モータ6により回転駆動される。主軸台25は、ガイド機構11によりベッド1に対して左右方向(X軸方向)に進退自在に支持され、進退駆動機構12により進退駆動される。進退駆動機構12は、ボールねじ機構13と、このボールねじ機構13のねじ軸13aを回転させるモータ等の回転駆動源14とでなる。
刃物台3は、前記実施形態と同様のタレットからなり、その外周面部分に取り付けられた複数の工具Tのうち任意の一つの工具Tが回転割出される。刃物台3は、図示しない送り台に搭載されて前後方向(Z軸方向)に移動可能である。
図6に示すように、ガイド機構11は前記実施形態と同じ構成であって、ベッド1上に設置されてそれぞれ左右方向に延びる前後2本のガイド15,16に対して、主軸台21の下部に設けられた複数の被ガイド部品17A,17B,18A,18B,19A,19Bがそれぞれ摺動自在に接触することで、ガイド15,16に沿って主軸台25が案内される。
具体的には、前側すなわち加工点Qに近い方のガイド15には、上下および前後の被ガイド部品17A,17B,18A,18Bが摺動自在に接触している。上下一対の被ガイド部品17A,17Bは、被ガイド面17Aa,17Baがガイド15の上面および下面にそれぞれ接触して、ガイド15を上下に挟み込むように設けられている。前後一対の被ガイド部品18A,18Bは、被ガイド面18Aa,18Baがガイド15の前後の側面にそれぞれ接触して、ガイド15を前後に挟み込むように設けられている。
この実施形態の場合、前後の被ガイド部品18A,18Bは、上下の被ガイド部品17A,17Bよりも、加工点Qから離れる方である左方向に長く延ばされている。これにより、被ガイド部品17A,17Bの左右方向長さL1よりも、被ガイド部品18A,18Bの左右方向長さL2の方が長くなっている。被ガイド部品18A,18Bの延ばされた部分である延長部18AA,18BBを保持する延長保持部25aが送り台である主軸台25に設けられている。
また、後側すなわち加工点Qから遠い方のガイド16には、上下一対の被ガイド部品19A,19Bが摺動自在に接触している。これら被ガイド部品19A,19Bは、被ガイド面19Aa,19Baがガイド16の上面および下面にそれぞれ接触して、ガイド16を上下に挟み込むように設けられている。被ガイド部品19A,19Bの左右方向長さL3は、前記被ガイド部品17A,17Bの左右方向長さL1と同じであり、前記被ガイド部品18A,18Bの左右方向長さL2よりも短い。
この工作機械は、ガイド機構11のガイド15,16に沿って主軸台25を左右方向(X軸方向)に移動させることで、工具TによるワークWの切込み量を調整し、刃物台3を前後方向(Z軸方向)に移動させることで、工具Tに対してワークWを送る。
この実施形態も、前記実施形態と同様に、被ガイド部品17A,17B,18A,18B,19A,19Bにより、加工点Qに作用する切削負荷を受ける。そのとき、加工点Qに近い方のガイド15に対する前後の被ガイド部品18A,18Bの長さL2を他の被ガイド部品17A,17B,19A,19Bの長さL1,L3よりも長くしてあるため、ガイド機構11の重量および材料の無駄な増加を抑えつつ、ガイド機構11の直進性および剛性を向上させることができる。また、加工点Qに近い方のガイド15に対する前後の被ガイド部品18A,18Bの延長部18AA,18BBを、加工点Qから離れる方である左方向に延ばしたため、被ガイド部品18A,18Bを長くしたにもかかわらず、主軸2と刃物台3とを互いに近づけてコンパクトに配置することができる。
上記各実施形態では、加工機器を、ワーク周面に対する切込み方向であるX軸方向に進退させるガイド機構11に本発明が適用されているが、本発明は、加工機器をワーク軸心方向であるZ軸方向に進退させる加工機器(図示せず)に適用してもよい。
1…ベッド
2…主軸(加工機器)
3…刃物台(加工機器)
9…送り台
11…ガイド機構
12…進退駆動機構
15,16…ガイド
17A,17B,18A,18B,19A,19B…被ガイド部品
17Aa,17Ba,18Aa,18Ba,19Aa,19Ba…被ガイド面
25…主軸台(送り台)
Q…加工点
T…工具
W…ワーク

Claims (4)

  1. ベッドと、
    このベッドにガイド機構を介して進退自在に設置された送り台と、
    この送り台に搭載されて工具またはワークを支持する加工機器と、
    前記送り台を進退駆動する進退駆動機構とを備え、
    前記ガイド機構による前記送り台の進退方向はワーク周面に対する工具の切込み方向であるX軸方向であり、
    前記ガイド機構は、前記ベッド上にワーク軸心方向であるZ軸方向に離れて互いに平行に設置された2本のガイドと、前記送り台に設けられて前記2本のガイドに被案内面が摺動自在に接触する複数の被ガイド部品とよりなり、
    前記加工機器に支持された前記工具または前記ワークにおける前記ワークまたは前記工具との接触点である加工点が前記2本のガイドの並び幅から離れた位置にあり、
    前記2本のガイドのうちの前記加工点に近い方のガイドにおける、前記Z軸方向を向く面に接する前記被ガイド部品の被案内面の長さを、前記加工点から遠い方のガイドにおける、前記X軸方向およびZ軸方向と平行な平面に沿う面に接する前記被ガイド部品の被案内面の長さよりも長くした、
    工作機械。
  2. 前記加工点に近い方のガイドにおける前記Z軸方向を向く面に接する前記被ガイド部品を、前記加工点から遠い方のガイドにおける前記X軸方向およびZ軸方向と平行な平面に沿う面に接する前記被ガイド部品に対して、前記加工点から離れる方へ前記X軸方向に延ばすことで、前記Z軸方向を向く面に接する前記被ガイド部品の被案内面を長くした請求項1記載の工作機械。
  3. 前記送り台に搭載された前記加工機器は、工具を支持する刃物台である請求項1または請求項2記載の工作機械。
  4. 前記送り台に搭載された前記加工機器は、ワークを支持する主軸である請求項1または請求項2記載の工作機械。
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