JP5991657B2 - イネf1種子の生産方法、イネf1種子、及びイネ雄性不稔系統 - Google Patents
イネf1種子の生産方法、イネf1種子、及びイネ雄性不稔系統 Download PDFInfo
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Description
また、コシヒカリの雄性不稔系統を用いたF1雑種の場合、採種効率が低いことが問題となる。
(1) イネ(Oryza sativa)品種Modan由来のPb1遺伝子を含有し、かつ第3染色体中、イネ(Oryza sativa)品種日本晴の第3染色体の20,313,008番目から20,660,247番目に相当する領域又は当該領域とその近傍の領域が、Oryza nivara由来の染色体断片に置換されているイネ雄性不稔系統を母本とし、イネ稔性回復系統を花粉親として交配し、交配後の母本から雑種第1代種子(F1種子)を採取し、
前記イネ雄性不稔系統が、BT型の雄性不稔細胞質であり、
前記イネ稔性回復系統が、BT型の雄性不稔細胞質の稔性を回復し得るイネ系統であることを特徴とするイネF1種子の生産方法、
(2) 前記イネ雄性不稔系統が、さらに、イネ品種ハバタキ由来のsd1遺伝子、イネ品種ハバタキ由来のGn1遺伝子、及びイネ品種ハバタキ由来のhd1遺伝子からなる群より選択される1以上の遺伝子を含有することを特徴とする前記(1)に記載のイネF1種子の生産方法、
(3) 前記イネ雄性不稔系統が、さらに、半糯性を示すことを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のイネF1種子の生産方法、
(4) 前記イネ雄性不稔系統が、受託番号がFERM BP−11461であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−021、受託番号がFERM BP−11462であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−022、受託番号がFERM BP−11463であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−023、及び受託番号がFERM BP−11464であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−024からなる群より選択される細胞質雄性不稔系統であることを特徴とする前記(1)に記載のイネF1種子の生産方法、
(5) 前記イネ稔性回復系統が、イネ品種タカナリ、イネ品種桂朝2号、イネ品種水原258号、又はイネ品種ハバタキであることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか一つに記載のイネF1種子の生産方法、
(6) 前記(1)〜(5)のいずれか一つに記載のイネF1種子の生産方法により得られたことを特徴とするイネF1種子、
(7) 受託番号がFERM BP−11457であるイネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう1号、
(8) 受託番号がFERM BP−11458であるイネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう2号、
(9) 受託番号がFERM BP−11459であるイネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう3号、
(10) 受託番号がFERM BP−11460であるイネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう4号、
(11) イネ品種コシヒカリの染色体の一部が外来品種由来の染色体断片に置換されているイネ雄性不稔系統であり、
第3染色体中、イネ(Oryza sativa)品種日本晴の第3染色体の20,313,008番目から20,660,247番目に相当する領域又は当該領域とその近傍の領域が、Oryza nivara由来の染色体断片に置換されていることを特徴とするイネ雄性不稔系統、
(12) さらに、イネ品種Modan由来のPb1遺伝子、イネ品種ハバタキ由来のsd1遺伝子、イネ品種ハバタキ由来のGn1遺伝子、及びイネ品種ハバタキ由来のhd1遺伝子からなる群より選択される1以上の遺伝子を含有することを特徴とする前記(11)に記載のイネ雄性不稔系統、
(13) さらに、半糯性を示すことを特徴とする前記(11)又は(12)に記載のイネ雄性不稔系統、
(14) 受託番号がFERM BP−11461であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−021(Oryza sativa L.cultivar JMS−021)、
(15) 受託番号がFERM BP−11462であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−022(Oryza sativa L.cultivar JMS−022)、
(16) 受託番号がFERM BP−11463であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−023(Oryza sativa L.cultivar JMS−023)、
(17) 受託番号がFERM BP−11464であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−024(Oryza sativa L.cultivar JMS−024)、
(18) 元品種がOryza nivara以外のイネ品種であり、
第3染色体中、イネ(Oryza sativa)品種日本晴の第3染色体の20,313,008番目から20,660,247番目に相当する領域又は当該領域とその近傍の領域が、Oryza nivara由来の染色体断片に置換されていることを特徴とするイネ準同質遺伝子系統、
を、提供するものである。
<Modan由来Pb1含有準同質遺伝子系統(Pb1−NIL)JMT−019>
特許文献3に記載の方法に準拠し、Modan由来Pb1含有準同質遺伝子系統JMT−019(以下、単に「JMT−019」ということがある。)を作出した。より詳細には、まず、表1に記載のDNAマーカーのうち、SP−4234、SP−5290、SP−5384、SP−5569、及びSP−4236を用いて、目的のゲノムを有す個体を選抜した。
具体的には、イネ品種Modanに対してイネ品種コシヒカリを5回戻し交配させた後、得られたF5雑種の種子をさらに栽培し、圃場に移植できる程度に成育させた後、各栽培個体の葉からDNAを回収し、SP−4234及びSP−4236がコシヒカリ由来アレルのホモ染色体領域であり、SP−5290、SP−5384、及びSP−5569がModan由来アレルのホモ染色体領域である栽培個体1個を選抜した。この選抜された栽培個体が、Pb1遺伝子を含有する領域を、Modan由来染色体断片に置換した新品種であり、本発明者はこの新品種を「JMT−019」と命名した。図6に、Modan由来Pb1含有準同質遺伝子系統(Pb1−NIL)JMT−019のゲノムを模式的に表した。また、Modan由来Pb1含有準同質遺伝子系統(Pb1−NIL)JMT−019中のModan由来染色体断片に置換されている領域と表1に記載のDNAマーカーとの位置関係は、図1の中段の通りである。
JMT−019とコシヒカリの形質を、比較検討した。形質の検討は、種苗法(平成10年法律第83号)第5条第1項に基づく品種登録出願のための特性審査に準拠して行った。この結果、JMT−019は、いもち病に対する抵抗力が高い以外は、基本的にコシヒカリと同じであった。
特許文献3に記載の方法に準拠し、O.nivara由来Cr1含有準同質遺伝子系統JMT−020(以下、単に「JMT−020」ということがある。)を作出した。より詳細には、表2に記載のDNAマーカーのうち、SP−4141、SP−3823、SP−3826、及びSP−306を用いて、目的のゲノムを有す個体を選抜した。
具体的には、イネ品種O.nivaraに対してイネ品種コシヒカリを5回戻し交配させた後、得られたF5雑種の種子をさらに栽培し、圃場に移植できる程度に成育させた後、各栽培個体の葉からDNAを回収し、SP−4141及びSP−306がコシヒカリ由来アレルのホモ染色体領域であり、SP−3823及びSP−3826がO.nivara由来アレルのホモ染色体領域である栽培個体1個を選抜した。この選抜された栽培個体が、Cr1遺伝子を含有する領域を、O.nivara由来染色体断片に置換した新品種であり、本発明者はこの新品種を「JMT−020」と命名した。図7に、O.nivara由来Cr1含有準同質遺伝子系統(Cr1−NIL)JMT−020のゲノムを模式的に表した。また、O.nivara由来Cr1含有準同質遺伝子系統(Cr1−NIL)JMT−020中のO.nivara由来染色体断片に置換されている領域と表2に記載のDNAマーカーとの位置関係は、図2の上段の通りである。
JMT−019と同様にして、JMT−020とコシヒカリの形質を、比較検討した。この結果、JMT−020は、柱頭露出率が45〜128%高くなっていた以外は、基本的にコシヒカリと同じであった。
特許文献3に記載の方法に準拠し、O.nivara由来Cr1含有準同質遺伝子系統JMT−020_長領域(以下、単に「JMT−020_長領域」ということがある。)を作出した。より詳細には、表2に記載のDNAマーカーのうち、SP−3819、SP−4141、SP−3823、SP−3826、及びSP−306を用いて、目的のゲノムを有す個体を選抜した。
具体的には、イネ品種O.nivaraに対してイネ品種コシヒカリを5回戻し交配させた後、得られたF5雑種の種子をさらに栽培し、圃場に移植できる程度に成育させた後、各栽培個体の葉からDNAを回収し、SP−3819及びSP−306がコシヒカリ由来アレルのホモ染色体領域であり、SP−4141、SP−3823、及びSP−3826がO.nivara由来アレルのホモ染色体領域である栽培個体1個を選抜した。この選抜された栽培個体が、Cr1遺伝子を含有する領域を、O.nivara由来染色体断片に置換した新品種であり、本発明者はこの新品種を「JMT−020_長領域」と命名した。図8に、O.nivara由来Cr1含有準同質遺伝子系統(Cr1−NIL)JMT−020_長領域のゲノムを模式的に表した。また、O.nivara由来Cr1含有準同質遺伝子系統(Cr1−NIL)JMT−020_長領域中のO.nivara由来染色体断片に置換されている領域と表2に記載のDNAマーカーとの位置関係は、図2の中段の通りである。
JMT−019と同様にして、JMT−020_長領域とコシヒカリの形質を、比較検討した。この結果、JMT−020_長領域は、柱頭露出率が45〜128%高くなっていた以外は、基本的にコシヒカリと同じであった。つまり、JMT−020_長領域とJMT−020は、特に形質に差は観察されなかった。これらの結果から、イネ品種コシヒカリに導入されるO.nivara由来染色体断片にCr1遺伝子をコードする領域が含まれていれば柱頭露出率改善効果が得られるものであり、当該O.nivara由来染色体断片の長短はさほど影響しないことが推察された。
JMT−019とJMT−020_長領域を交配し、得られた後代個体(種子)のうち2個を栽培し、自殖(自家交配)させ、さらに後代個体である種子を100個得た。この100個の種子を全て栽培し、各後代個体のDNAマーカーを調べ、SP−5384〔M3(Pb1)〕がModan由来アレルのホモ染色体領域であり、かつSP−3823〔M3(Cr1)〕がO.nivara由来アレルのホモ染色体領域である栽培個体を1個体選抜した。この選抜された栽培個体が、Pb1遺伝子を含有する領域がModan由来染色体断片(ホモ)に置換され、かつCr1遺伝子を含有する領域をO.nivara由来染色体断片(ホモ)に置換された新品種であり、本発明者はこの新品種を「JMT−025」と命名した。
JMT−019と同様にして、JMT−025とコシヒカリの形質を、比較検討した。この結果、JMT−025は、いもち病抵抗性と柱頭露出率が高くなっていた以外は、基本的にコシヒカリと同じであった。
JMT−025と、特許文献4に記載されているイネ品種コシヒカリえいち4号(コシヒカリのsd1遺伝子を含む領域をハバタキ由来の染色体断片に置換した準同質遺伝子系統)を交配し、得られた後代個体(種子)のうち2個を栽培し、自殖(自家交配)させ、さらに後代個体である種子を100個得た。この100個の種子を全て栽培し、各後代個体のDNAマーカーを調べ、Modan由来Pb1遺伝子を含む領域、O.nivara由来Cr1遺伝子を含む領域、及びハバタキ由来sd1遺伝子を含む領域がいずれも各外来品種由来アレルのホモ染色体領域である栽培個体を1個体選抜した。この選抜された栽培個体と、特許文献4に記載されているイネ品種コシヒカリえいち2号(コシヒカリのGn1遺伝子を含む領域をハバタキ由来の染色体断片に置換した準同質遺伝子系統)を交配し、得られた後代個体(種子)のうち2個を栽培し、自殖(自家交配)させ、さらに後代個体である種子を100個得た。この100個の種子を全て栽培し、各後代個体のDNAマーカーを調べ、Modan由来Pb1遺伝子を含む領域、O.nivara由来Cr1遺伝子を含む領域、ハバタキ由来sd1遺伝子を含む領域、及びハバタキ由来Gn1遺伝子を含む領域が、いずれも各外来品種由来アレルのホモ染色体領域である栽培個体を1個体選抜した。この選抜された栽培個体が、Pb1遺伝子を含有する領域がModan由来染色体断片(ホモ)に置換され、Cr1遺伝子を含有する領域をO.nivara由来染色体断片(ホモ)に置換され、sd1遺伝子を含有する領域をハバタキ由来染色体断片(ホモ)に置換され、Gn1遺伝子を含有する領域をハバタキ由来染色体断片(ホモ)に置換された新品種であり、本発明者はこの新品種を「JMT−021」と命名した。図9に、Pb1/Cr1/sd1/Gn1−NIL)JMT−021のゲノムを模式的に表した。
JMT−019と同様にして、JMT−021とコシヒカリの形質を、比較検討した。この結果、JMT−021は、いもち病抵抗性と柱頭露出率が高くなっており、稈長が低く耐倒伏性が高くなっており、かつ着粒密度が高くなっていた以外は、基本的にコシヒカリと同じであった。
JMT−021と、特許文献4に記載されているイネ品種コシヒカリえいち3号(コシヒカリのhd1遺伝子を含む領域をハバタキ由来の染色体断片に置換した準同質遺伝子系統)を交配し、得られた後代個体(種子)のうち2個を栽培し、自殖(自家交配)させ、さらに後代個体である種子を100個得た。この100個の種子を全て栽培し、各後代個体のDNAマーカーを調べ、Modan由来Pb1遺伝子を含む領域、O.nivara由来Cr1遺伝子を含む領域、ハバタキ由来sd1遺伝子、ハバタキ由来Gn1遺伝子、及びハバタキ由来hd1遺伝子を含む領域がいずれも各外来品種由来アレルのホモ染色体領域である栽培個体を1個体選抜した。この選抜された栽培個体が、Pb1遺伝子を含有する領域がModan由来染色体断片に置換され、Cr1遺伝子を含有する領域をO.nivara由来染色体断片に置換され、sd1遺伝子を含有する領域をハバタキ由来染色体断片に置換され、Gn1遺伝子を含有する領域をハバタキ由来染色体断片に置換され、hd1遺伝子を含有する領域をハバタキ由来染色体断片に置換された新品種であり、本発明者はこの新品種を「JMT−022」と命名した。図10に、Pb1/Cr1/sd1/Gn1/hd1−NILのゲノムを模式的に表した。
JMT−019と同様にして、JMT−022とコシヒカリの形質を、比較検討した。この結果、JMT−022は、いもち病抵抗性と柱頭露出率が高くなっており、稈長が低く耐倒伏性が高くなっており、着粒密度が高くなっており、かつ早生化していた以外は、基本的にコシヒカリと同じであった。
コシヒカリの半糯性突然変異であるイネ品種ミルキークイーンに対して、JMT−021を5回戻し交配させた後、得られたF5雑種の種子をさらに栽培し、玄米形質が半糯型を示す栽培個体を選抜した。これらの選抜された各栽培個体の葉からDNAを回収し、DNAマーカーを調べ、Modan由来Pb1遺伝子を含む領域、O.nivara由来Cr1遺伝子を含む領域、ハバタキ由来sd1遺伝子を含む領域、及びハバタキ由来Gn1遺伝子を含む領域が、いずれも各外来品種由来アレルのホモ染色体領域であることを確認した。この選抜された栽培個体が、Pb1遺伝子を含有する領域がModan由来染色体断片に置換され、Cr1遺伝子を含有する領域をO.nivara由来染色体断片に置換され、sd1遺伝子を含有する領域をハバタキ由来染色体断片に置換され、Gn1遺伝子を含有する領域をハバタキ由来染色体断片に置換されており、かつ半糯性を示す新品種であり、本発明者はこの新品種を「JMT−023」と命名した。図11に、半糯性を有するPb1/Cr1/sd1/Gn1−NILであるJMT−023のゲノムを模式的に表した。
JMT−019と同様にして、JMT−023とコシヒカリの形質を、比較検討した。この結果、JMT−023は、いもち病抵抗性と柱頭露出率が高くなっており、稈長が低く耐倒伏性が高くなっており、着粒密度が高くなっており、かつ半糯性である以外は、基本的にコシヒカリと同じであった。
コシヒカリの半糯性突然変異であるイネ品種ミルキークイーンに対して、JMT−022を5回戻し交配させた後、得られたF5雑種の種子をさらに栽培し、玄米形質が半糯型を示す栽培個体を選抜した。この選抜された各栽培個体の葉からDNAを回収し、DNAマーカーを調べ、Modan由来Pb1遺伝子を含む領域、O.nivara由来Cr1遺伝子を含む領域、ハバタキ由来sd1遺伝子を含む領域、ハバタキ由来Gn1遺伝子を含む領域、及びハバタキ由来hd1遺伝子を含む領域が、いずれも各外来品種由来アレルのホモ染色体領域であることを確認した。この選抜された栽培個体が、Pb1遺伝子を含有する領域がModan由来染色体断片に置換され、Cr1遺伝子を含有する領域をO.nivara由来染色体断片に置換され、sd1遺伝子を含有する領域をハバタキ由来染色体断片に置換され、Gn1遺伝子を含有する領域をハバタキ由来染色体断片に置換され、hd1遺伝子を含有する領域をハバタキ由来染色体断片に置換され、かつ半糯性を示す新品種であり、本発明者はこの新品種を「JMT−024」と命名した。図12に、半糯性を有するPb1/Cr1/sd1/Gn1/hd1−NILであるJMT−024のゲノムを模式的に表した。
JMT−019と同様にして、JMT−024とコシヒカリの形質を、比較検討した。この結果、JMT−024は、いもち病抵抗性と柱頭露出率が高くなっており、稈長が低く耐倒伏性が高くなっており、着粒密度が高くなっており、早生化しており、かつ半糯性である以外は、基本的にコシヒカリと同じであった。
イネ品種CHINSURAH BORO 2にイネ品種コシヒカリを6回戻し交配し、圃場における生育特性が、雄性不稔であることを除きコシヒカリと同等の形質を示すCMS−コシヒカリを育成した。
CMS−コシヒカリを母本とし、JMT−019、JMT−020、JMT−020_長領域、JMT−021、JMT−022、JMT−023、又はJMT−024を花粉親として連続戻し交配を行った。得られた後代個体の中から、雄性不稔性を示す栽培個体を選抜した。これらの選抜された各栽培個体の葉からDNAを回収し、DNAマーカーを調べ、花粉親と同じ領域が、外来品種由来アレルのホモ染色体領域である栽培個体をそれぞれ1個体ずつ選抜した。なお、JMT−023又はJMT−024を花粉親として得られた後代個体に対しては、まず、半糯性を有する個体を目視選抜した後、得られた選抜個体のDNAマーカーを調べた。これらの選抜された栽培個体は、雄性不稔である以外は、基本的に花粉親と同じ形質を備える新品種である。本発明者は、JMT−019を花粉親として得られたイネ細胞質雄性不稔系統を「JMS−019」、JMT−020を花粉親として得られたイネ細胞質雄性不稔系統を「JMS−020」、JMT−020_長領域を花粉親として得られたイネ細胞質雄性不稔系統を「JMS−020_長領域」、JMT−021を花粉親として得られたイネ細胞質雄性不稔系統を「JMS−021」、JMT−022を花粉親として得られたイネ細胞質雄性不稔系統を「JMS−022」、JMT−023を花粉親として得られたイネ細胞質雄性不稔系統を「JMS−023」、JMT−024を花粉親として得られたイネ細胞質雄性不稔系統を「JMS−024」、と命名した。
上記で得られたイネ細胞質雄性不稔系統(CMS系統)を母本とし、花粉親として独自に育成した回復系統JFR−004を交配してF1雑種の種子を得た。対照として、CMS−コシヒカリを母本とし、JFR−004を花粉親として交配してF1雑種の種子を得た。得られたF1種子を栽培し、2010年度の愛知県における圃場試験において形質の検討を行った。検討は、種苗法(平成10年法律第83号)第5条第1項に基づく品種登録出願のための特性審査に準拠して行った。
また、JMS−019を母本として得られたF1雑種系統(JMS−019/JFR−004)及びCMS−コシヒカリを母本して得られたF1雑種系統(CMS−コシヒカリ/JFR−004)については、検定圃場にていもち病抵抗性の調査を行った。いもち病抵抗性の検定は、「イネ育種マニュアル」(養賢堂)の第11ページに記載の「6.穂いもち抵抗性-寒冷地・自然条件(常発地)利用法_6.1自然条件下(常発地)での検定」に準拠して行った。具体的には、愛知県豊田市のいもち病常発地にて本系統を栽培し、出穂から11日後及び14日後にいもち病の発病頻度(被害スコア)を調べた。被害スコアは1〜10段階(1が最も低く、10が最も高い)で評価した。結果を図13に示す。この結果、出穂11日後の被害スコアは、対照品種であるCMS−コシヒカリ/JFR−004では5.5であったのに対して、JMS−019/JFR−004は4.0と非常に低かった。14日後の被害スコアも同様の傾向が観察された。すなわち、JMS−019を母本として得られたF1雑種系統では、CMS−コシヒカリを母本して得られたF1雑種系統よりもいもち病抵抗性が向上されていた。これらの結果から、イネ品種Modan由来のPb1遺伝子が導入されたイネ品種コシヒカリのイネ細胞質雄性不稔系統を母本とすることにより、イネ品種コシヒカリのイネ細胞質雄性不稔系統を母本とした場合よりも、いもち病抵抗性の高いF1雑種を作出し得ることが明らかである。
まず、本発明のイネ細胞質雄性不稔系統の維持系統であるJMT−020、JMT−020_長領域、及びイネ品種コシヒカリを圃場にて栽培し、出穂から7日後に穂をサンプリングして柱頭露出率(閉花後に外に露出している柱頭の割合)を測定した。測定結果を図14に示す。この結果、対照品種であるイネ品種コシヒカリの柱頭露出率は17%程度であったのに対して、JMT−020及びJMT−020_長領域はともに24%程度であり、約45%も向上していた。また、JMT−020とJMT−020_長領域では、特段の差は観察されなかった。
これらの結果から、Oryza nivara由来のCr1遺伝子が導入されたイネ品種コシヒカリのイネ細胞質雄性不稔系統を母本とすることにより、イネ品種コシヒカリのイネ細胞質雄性不稔系統を母本とした場合よりも採種効率を改善し得ることが明らかである。
JMS−021を母本として得られたF1雑種系統(イネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう1号)、JMS−022を母本として得られたF1雑種系統(イネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう2号)、JMS−023を母本として得られたF1雑種系統(イネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう3号)、及びJMS−024を母本として得られたF1雑種系統(イネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう4号)(いずれも、花粉親は回復系統JFR−004)を、それぞれ栽培した。同様に、対照として、CMS−コシヒカリを母本として得られたF1雑種系統(イネF1ハイブリッド系統コシヒカリ/JFR−004)を栽培した。各F1雑種系統の形質をイネ品種コシヒカリ及びイネ品種日本晴と比較した。各F1雑種系統の形質を表6及び7に示す。
また、イネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう1号、イネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう3号、及びイネF1ハイブリッド系統コシヒカリ/JFR−004は、イネ品種コシヒカリよりも出穂期及び成熟期が有意に遅くなっていた。これに対して、ハバタキ由来hd1遺伝子を含む領域を有する母本から得られたイネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう2号及びイネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう4号は、出穂期及び成熟期がイネ品種コシヒカリとほぼ同時期であり、イネF1ハイブリッド系統コシヒカリ/JFR−004等よりも早生化していた。
さらに、半糯性を備える母本から得られたイネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう3号及びイネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう4号は、半糯性の粒が全体の1/4分離した(全体の1/4の粒が、半糯性であった)。
さらに、その他の形質については、イネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう1〜4号はイネF1ハイブリッド系統コシヒカリ/JFR−004とほぼ同程度の形質を示すことがわかった。
これらの結果から、各F1雑種には、母本が備える有用な形質が受け継がれたことが確認された。
FERM BP−11458
FERM BP−11459
FERM BP−11460
FERM BP−11461
FERM BP−11462
FERM BP−11463
FERM BP−11464
Claims (18)
- イネ(Oryza sativa)品種Modan由来のPb1遺伝子を含有し、かつ第3染色体中、イネ(Oryza sativa)品種日本晴の第3染色体の20,313,008番目から20,660,247番目に相当する領域又は当該領域とその近傍の領域が、Oryza nivara由来の染色体断片に置換されているイネ雄性不稔系統を母本とし、イネ稔性回復系統を花粉親として交配し、交配後の母本から雑種第1代種子(F1種子)を採取し、
前記イネ雄性不稔系統が、BT型の雄性不稔細胞質であり、
前記イネ稔性回復系統が、BT型の雄性不稔細胞質の稔性を回復し得るイネ系統であることを特徴とするイネF1種子の生産方法。 - 前記イネ雄性不稔系統が、さらに、イネ品種ハバタキ由来のsd1遺伝子、イネ品種ハバタキ由来のGn1遺伝子、及びイネ品種ハバタキ由来のhd1遺伝子からなる群より選択される1以上の遺伝子を含有することを特徴とする請求項1に記載のイネF1種子の生産方法。
- 前記イネ雄性不稔系統が、さらに、半糯性を示すことを特徴とする請求項1又は2に記載のイネF1種子の生産方法。
- 前記イネ雄性不稔系統が、受託番号がFERM BP−11461であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−021、受託番号がFERM BP−11462であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−022、受託番号がFERM BP−11463であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−023、及び受託番号がFERM BP−11464であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−024からなる群より選択される細胞質雄性不稔系統であることを特徴とする請求項1に記載のイネF1種子の生産方法。
- 前記イネ稔性回復系統が、イネ品種タカナリ、イネ品種桂朝2号、イネ品種水原258号、又はイネ品種ハバタキであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のイネF1種子の生産方法。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載のイネF1種子の生産方法により得られたことを特徴とするイネF1種子。
- 受託番号がFERM BP−11457であるイネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう1号。
- 受託番号がFERM BP−11458であるイネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう2号。
- 受託番号がFERM BP−11459であるイネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう3号。
- 受託番号がFERM BP−11460であるイネF1ハイブリッド系統ハイブリッドとうごう4号。
- イネ品種コシヒカリの染色体の一部が外来品種由来の染色体断片に置換されているイネ雄性不稔系統であり、
第3染色体中、イネ(Oryza sativa)品種日本晴の第3染色体の20,313,008番目から20,660,247番目に相当する領域又は当該領域とその近傍の領域が、Oryza nivara由来の染色体断片に置換されていることを特徴とするイネ雄性不稔系統。 - さらに、イネ品種Modan由来のPb1遺伝子、イネ品種ハバタキ由来のsd1遺伝子、イネ品種ハバタキ由来のGn1遺伝子、及びイネ品種ハバタキ由来のhd1遺伝子からなる群より選択される1以上の遺伝子を含有することを特徴とする請求項11に記載のイネ雄性不稔系統。
- さらに、半糯性を示すことを特徴とする請求項11又は12に記載のイネ雄性不稔系統。
- 受託番号がFERM BP−11461であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−021(Oryza sativa L.cultivar JMS−021)。
- 受託番号がFERM BP−11462であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−022(Oryza sativa L.cultivar JMS−022)。
- 受託番号がFERM BP−11463であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−023(Oryza sativa L.cultivar JMS−023)。
- 受託番号がFERM BP−11464であるイネ細胞質雄性不稔系統JMS−024(Oryza sativa L.cultivar JMS−024)。
- 元品種がOryza nivara以外のイネ品種であり、
第3染色体中、イネ(Oryza sativa)品種日本晴の第3染色体の20,313,008番目から20,660,247番目に相当する領域又は当該領域とその近傍の領域が、Oryza nivara由来の染色体断片に置換されていることを特徴とするイネ準同質遺伝子系統。
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