JP5990470B2 - 車両の無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に設けられた車載機と携帯機との間で無線通信を行う車両の無線通信システムに関する。
携帯機により車両のエンジンの始動を遠隔操作することのできる、いわゆるエンジンスタータシステムが知られている。従来、このようなエンジンスタータシステムとしては、特許文献1に記載のシステムが知られている。特許文献1に記載のエンジンスタータシステムでは、ユーザが携帯機を操作すると、携帯機から車載機にエンジン始動要求信号が無線送信される。車載機はエンジン始動要求信号を受信すると、スタータモータを駆動させてエンジンを始動させる。このようなシステムによれば、ユーザは乗車前にエンジンを予め始動させて車両のエアコン装置を作動させることにより、車室内の温度が快適な温度となった後に乗車することができる。このため寒冷地や極暑地域でも快適な運転環境を得ることができる。
特開平10−136463号公報
ところで、エンジンスタータシステムに用いられる携帯機には、いわゆる特定小電力無線機と呼ばれるものが採用されており、その送信周波数は製造時に予め決定される。また市場には、送信周波数の異なる複数種の携帯機が販売されている。このためユーザが自車両でエンジンスタータシステムを利用するためには、自車両の受信周波数に対応した携帯機を購入する必要がある。
一方、車両の走行地域の電波環境によっては、携帯機及び車載機の間で送受信される無線信号にノイズが混入してしまい、エンジンを始動させることができない場合がある。このような場合、車載機及び携帯機の通信用周波数を変更すれば電波障害を回避することができる。しかしながら、車載機については、例えばディーラに車両を持ち込んで受信周波数を変更してもらう必要があり、また携帯機については、自車両の変更後の受信周波数に対応した携帯機を新たに購入する必要がある。こうした作業が非常に煩雑であり、利便性を悪化させていた。
なおこのような課題は、エンジンスタータシステムに限らず、車載機と携帯機との間で無線通信を行う車両の無線通信システムに共通する課題である。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車載機及び携帯機の通信用周波数を容易に変更することのできる車両の無線通信システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、車両に搭載された車載機と、前記車載機と無線通信を行う携帯機と、を備える車両の無線通信システムにおいて、前記車載機及び前記携帯機のいずれか一方の機器は、その送信周波数を、予め定められた複数の周波数の中から選択される登録用周波数及び通信用周波数に設定可能であり、前記通信用周波数の情報を含む登録要求信号を前記登録用周波数で送信するものであり、前記車載機及び前記携帯機のいずれか他方の機器は、その受信周波数を前記複数の周波数に設定可能であり、前記受信周波数を前記登録用周波数に設定した状態で前記登録要求信号を受信し、同登録要求信号に基づいて前記通信用周波数の情報を取得するものであり、前記携帯機及び前記車載機は、それらの前記一方の機器が前記送信した前記通信用周波数を用いつつ、前記他方の機器が前記取得した前記通信用周波数を用いることによって、前記登録要求信号の送受信以外の無線通信を同一の前記通信用周波数を用いて行い、前記一方の機器の前記登録用周波数及び前記通信用周波数は、それぞれ予め設定された固定値であり、前記一方の機器として、前記登録用周波数が共通であり、前記通信用周波数が異なる複数種の機器を備えることとした。
この構成によれば、例えば一方の機器が携帯機である場合、携帯機は、通信用周波数の情報を含む登録要求信号を登録用周波数で送信する。一方、他方の機器である車載機は、その受信周波数を登録用周波数に設定することにより携帯機からの登録要求信号を受信し、同登録要求信号に基づいて携帯機の通信用周波数を取得する。そしてこれ以降、携帯機及び車載機は同一の通信用周波数を用いて無線通信を行うことができる。これにより携帯機側の通信用周波数を変更するだけで、車載機の通信用周波数を変更することができるため、通信用周波数を容易に変更することができる。なお一方の機器が車載機であり、他方の機器が携帯機である場合にも同様に通信用周波数を容易に変更することができる。
また、一方の機器の機種を変更するだけで、他方の機器の通信用周波数を容易に変更することができる。
上記車両の無線通信システムについて、前記一方の機器は前記携帯機であり、前記他方の機器は前記車載機であることが好ましい。
この構成によれば、通信用周波数の変更を携帯機側で行うことができるため、車載機側で通信用周波数を変更する場合と比較すると、通信用周波数を変更する際の利便性が向上する。
上記車両の無線通信システムについて、前記携帯機は、前記登録要求信号を送信する際、前記登録要求信号に自身の認証情報を更に含めるものであり、前記車載機は、前記登録要求信号を受信したとき、前記登録要求信号に含まれる認証情報を記憶部に記憶することが好ましい。
車両の無線通信システムには、車載機が携帯機との無線通信に基づいて携帯機の電子的な認証を行うものがある。この点、上記構成によれば、車載機が通信用周波数の情報を取得するのと同時に、携帯機の認証情報を取得することができる。すなわち車載機への通信用周波数の登録と認証情報の登録とを同時に行うことができる。これにより通信用周波数及び認証情報のそれぞれの登録を別々に行う場合と比較すると、作業効率を改善することができる。
この車両の無線通信システムによれば、車載機及び携帯機の通信用周波数を容易に変更することができる。
車両の無線通信システムをエンジンスタータシステムに具体化した一実施形態についてその構成を示すブロック図。 (a),(b)は、実施形態のエンジンスタータシステムについて第1携帯機1a及び第2携帯機1bにそれぞれ登録されている周波数情報を示す図表。 実施形態のエンジンスタータシステムについて車載機2に登録されている周波数情報を示す図表。 実施形態のエンジンスタータシステムの動作例を示すシーケンス図。
以下、車両の無線通信システムをエンジンスタータシステムに具体化した一実施形態について説明する。はじめにエンジンスタータシステムの概要について説明する。
図1に示すように、このエンジンスタータシステムは、特定小電力無線機に該当する携帯機1、及び車両に搭載された車載機2を備えている。
携帯機1は、VHF(Very High Frequency)帯の無線信号を送信する送信機10、及び押圧操作式のスタータスイッチ11を有している。スタータスイッチ11は、ユーザにより押圧操作されると、その旨の信号を携帯機制御装置12に出力する。また携帯機1は、送信機10の送信周波数を変更する送信周波数変更部13を有している。送信周波数変更部13は、送信機10の送信周波数を登録用周波数fr及び通信用周波数fcのいずれかに設定する。登録用周波数fr及び通信用周波数fcは互いに異なる周波数であり、特定小電力無線機の規格で定められた周波数帯域に属するn個の周波数f(1)〜f(n)の中から選択される。なお周波数f(1)〜f(n)は互いに異なる周波数であり、nは3以上の整数である。
詳しくは、携帯機制御装置12の記憶部としてのメモリ12aには、登録用周波数fr及び通信用周波数fcがn個の周波数f(1)〜f(n)のいずれに設定されているかを示す周波数情報が記憶されている。登録用周波数fr及び通信用周波数fcは、それぞれ予め設定された固定値としてメモリ12aに記憶されている。登録用周波数frは携帯機1の全ての機種で共通であるのに対し、通信用周波数fcは携帯機1の機種によって異なる。例えば登録用周波数frが周波数f(1)に設定されている場合、図2(a)に示すように通信用周波数fcが周波数f(2)に設定された第1携帯機1aや、図2(b)に示すように通信用周波数fcが周波数f(3)に設定された第2携帯機1bなどが有る。携帯機制御装置12は、メモリ12aに記憶された周波数情報に基づき送信周波数変更部13を介して送信機10の送信周波数を登録用周波数fr及び通信用周波数fcのいずれかに設定する。
携帯機制御装置12は通常、送信機10の送信周波数を通信用周波数fcに設定する。そして携帯機制御装置12は、スタータスイッチ11の出力信号に基づいて同スイッチ11が押圧操作されたことを検出すると、メモリ12aに記憶された識別コード(IDコード)を含む始動要求信号Ssを生成し、これを送信機10から送信する。本実施形態では、識別コードが認証情報となる。
また携帯機制御装置12は、スタータスイッチ11の出力信号に基づいて、同スイッチ11に対して例えば長押し操作や連続した押圧操作などの予め定められた特定な操作が行われたことを検出すると、登録モードに移行する。登録モードに移行した携帯機制御装置12は、送信機10の送信周波数を登録用周波数frに設定した後、メモリ12aに記憶されたIDコード及び通信用周波数fcの情報を含む登録要求信号Srを生成し、これを送信機10から送信する。そして登録要求信号Srの送信が完了した後、送信機10の送信周波数を通信用周波数fcに戻し、登録モードを終了する。
一方、車載機2は、携帯機1から送信されるVHF帯の無線信号を受信する受信機20、及び車両ドアの開閉状態を検出するドアカーテシスイッチ21を有している。受信機20は、携帯機1からの始動要求信号Ss及び登録要求信号Srを受信した場合、これを受信処理して車載制御装置22に出力する。ドアカーテシスイッチ21は、車両ドアの開閉状態に応じた検出信号を車載制御装置22に出力する。また車載機2は、受信機20の受信周波数を変更する受信周波数変更部23を有している。受信周波数変更部23は、受信機20の受信周波数を登録用周波数fr及び通信用周波数fcのいずれかに設定する。
詳しくは、車載制御装置22の記憶部としてのメモリ22aには、登録用周波数fr及び通信用周波数fcがn個の周波数f(1)〜f(n)のいずれに設定されているかを示す周波数情報が記憶されている。図3に示すように、車載制御装置22では、例えば登録用周波数frが周波数f(1)に設定されている場合、通信用周波数fcが、周波数f(1)を除く残りの周波数f(2)〜f(n)のいずれかに設定される。車載制御装置22は、メモリ22aに記憶されている周波数情報に基づき受信周波数変更部23を介して受信機20の受信周波数を登録用周波数fr及び通信用周波数fcのいずれかに設定する。
車載制御装置22は通常、受信機20の受信周波数を通信用周波数fcに設定しており、携帯機1から送信される始動要求信号Ssを受信できるようにしている。そして車載制御装置22は、受信機20を介して始動要求信号Ssを受信すると、これに含まれるIDコードと、メモリ22aに予め記憶されたIDコードとを照合する。そして互いのIDコードが一致した場合には、携帯機1の認証が成立したと判定して、車両のスタータモータ24を駆動させる。これにより車両のエンジンが始動する。
また車載制御装置22は、ドアカーテシスイッチ21の出力信号に基づいて、例えば車両ドアを連続して開閉させるなどの予め定められた特定の操作が行われたことを検出すると登録モードに移行する。登録モードに移行した車載制御装置22は、受信機20の受信周波数を登録用周波数frに設定することにより、携帯機1から送信される登録要求信号Srを受信できるようにする。そして車載制御装置22は、受信機20を介して登録要求信号Srを受信すると、これに含まれるIDコード及び通信用周波数fcの情報をメモリ22aに記憶させる。その後、登録モードに移行してから所定時間が経過した時点で、受信機20の受信周波数を、メモリ22aに新たに記憶された通信用周波数fcに設定し、登録モードを終了する。
次に、本実施形態のエンジンスタータシステムの動作例(作用)について説明する。なおここでは、携帯機1として、図2(a)に例示した第1携帯機1aが用いられているとする。また、車載制御装置22のメモリ22aには、登録用周波数frとして周波数f(1)が記憶され、通信用周波数fcとして周波数f(2)が記憶されているとする。
本実施形態のエンジンスタータシステムでは、第1携帯機1a及び車載機2が通信用周波数fcで始動要求信号Ssの授受を行う。このため通信用周波数fcである周波数f(2)にノイズが混入すると、エンジンを始動させることができなくなる。このような状況で、ユーザが電波障害を解消すべく、通信用周波数fcが周波数f(3)に設定された第2携帯機1bを新たに購入したとする。この場合、ユーザは第2携帯機1bのIDコード及び通信用周波数fcを車載機2に登録する必要がある。その登録作業の手順を示したものが図4のシーケンス図である。
図4に示すように、ユーザが車両ドアに対して特定の開閉操作を行うと、この操作を車載制御装置22が検出し(ステップS10)、登録モードに移行する(ステップS11)。これにより車載制御装置22は、受信機20の受信周波数を登録用周波数frに設定する(ステップS12)。
一方、ユーザが携帯機1のスタータスイッチ11に対して特定の操作を行うと、この操作を携帯機制御装置12が検出し(ステップS20)、登録モードに移行する(ステップS21)。これにより携帯機制御装置12は送信機10の送信周波数を登録用周波数frに設定した後(ステップS22)、IDコード及び通信用周波数fcの情報を含む登録要求信号Srを送信する(ステップS23)。続いて送信機10の送信周波数を通信用周波数fcに、すなわち周波数f(3)に戻した後(ステップS24)、登録モードを終了する。
車載制御装置22は、携帯機1から送信される登録要求信号Srを受信すると(ステップS13)、登録要求信号Srに含まれるIDコード及び通信用周波数fcの情報をメモリ22aに記憶する(ステップS14)。続いて受信機20の受信周波数を、メモリ22aに記憶された新たな通信用周波数fcに、すなわち周波数f(3)に設定した後(ステップS15)、登録モードを終了する(ステップS16)。そしてこれ以降、第2携帯機1b及び車載機2は、同一の周波数f(3)で始動要求信号Ssの授受を行うことができる。
このように本実施形態によれば、通信用周波数fcの異なる携帯機1を購入した後、図3に示す登録作業を行えば、車載機2の通信用周波数fcを変更することができる。すなわちユーザが自身で車載機2の通信用周波数fcを変更することができる。これにより車両をディーラに持ち込んで車載機2の通信用周波数fcを変更してもらう場合と比較すると、通信用周波数fcを容易に変更することができる。
また携帯機1のIDコードを車載機2に登録する作業を行えば、それと同時に携帯機1の通信用周波数fcが車載機2に登録される。すなわち車載機2への通信用周波数fcの登録とIDコードの登録とを同時に行うことができる。これにより通信用周波数fcの登録作業と認証情報の登録作業とを別々に行う場合と比較すると、作業効率を改善することもできる。
以上説明したように、本実施形態のエンジンスタータシステムによれば以下の効果が得られる。
(1)携帯機1では、その送信周波数を、予め定められた周波数f(1)〜f(n)の中から選択される登録用周波数fr及び通信用周波数fcに設定可能とした。また携帯機1では、通信用周波数fcの情報を含む登録要求信号Srを登録用周波数frで送信することとした。一方、車載機2では、その受信周波数を予め定められた周波数f(1)〜f(n)に設定可能とした。また車載機2では、受信周波数を登録用周波数frに設定した状態で登録要求信号Srを受信し、この登録要求信号Srに基づいて携帯機1の通信用周波数fcの情報を取得することとした。そして携帯機1及び車載機2では、始動要求信号Ssの授受を通信用周波数fcを用いて行うこととした。これにより携帯機1側の通信用周波数fcを変更するだけで、車載機2の通信用周波数fcを変更することができるため、通信用周波数fcを容易に変更することができる。
(2)携帯機1では、登録要求信号Srに自身のIDコードを含めた上で、登録要求信号Srの送信を行うこととした。また車載機2では、登録要求信号Srを受信したとき、これに含まれるIDコードをメモリ22aに記憶させることとした。これにより車載機2に対する携帯機1の通信用周波数fcの登録とIDコードの登録とを同時に行うことができるため、作業効率を改善することができる。
(3)携帯機1の登録用周波数fr及び通信用周波数fcを、それぞれ予め設定された固定値とした。そして携帯機1として、登録用周波数frが共通であり、通信用周波数fcが異なる複数種の機器を用意することとした。これにより、携帯機1の機種を変更するだけで、携帯機1及び車載機2の通信用周波数fcを容易に変更することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、携帯機1においてユーザの操作可能な部分がスタータスイッチ11のみであったが、携帯機1の構成はこれに限らない。携帯機1には、例えばエンジンを停止させるためのストップスイッチなどの各種操作部が設けられていてもよい。この場合、携帯機制御装置12は、各種操作部に対する操作に基づいて登録モードに移行してもよい。また車載制御装置22についても、例えばブレーキペダルの踏み込み操作など、車両に対する各種操作に基づいて登録モードに移行してもよい。
・上記実施形態では、携帯機1の通信用周波数fcを固定値としたが、これに代えて、携帯機1の通信用周波数fcを変更可能としてもよい。具体的には、スタータスイッチ11などの携帯機1に設けられた各種操作部の操作に基づいて、n個の周波数f(1)〜f(n)から登録用周波数frを除いた残りの周波数の中から通信用周波数fcを選択できるようにしてもよい。これによりユーザは携帯機1の操作部を操作することにより、通信用周波数fcを任意に変更することができるため、汎用性を向上させることができる。なおこの場合、携帯機1にディスプレイを設け、このディスプレイに選択可能な周波数を表示することが有効である。これによりユーザが通信用周波数fcを選択する際にの利便性が大幅に向上する。
・上記実施形態では、車載機2に対する携帯機1のIDコードの登録及び通信用周波数fcの登録を同時に行うこととしたが、これらを別々に行ってもよい。具体的には、携帯機制御装置12は、スタータスイッチ11に対して第1の特定の操作が行われたことを検出したとき、通信用周波数fcのみを含む第1登録要求信号を送信する。また携帯機制御装置12は、スタータスイッチ11に対して第1の特定の操作とは別の第2の特定の操作が行われたことを検出したとき、IDコードのみを含む第2登録要求信号を送信する。一方、車載制御装置22は、第1登録要求信号を受信した場合、それに含まれる通信用周波数fcをメモリ22aに記憶し、第2登録要求信号を受信した場合、それに含まれるIDコードをメモリ22aに記憶する。
・上記実施形態では、携帯機1の認証方法としてIDコード認証を採用したが、これに代えて、例えばチャレンジレスポンス認証を採用してもよい。この場合、チャレンジレスポンス認証に用いられる暗号鍵が認証情報となる。このため携帯機1は、登録要求信号Srの送信の際、IDコードに代えて、チャレンジレスポンス認証に用いられる暗号鍵を登録要求信号Srに含める必要がある。
・上記実施形態では、携帯機1の通信用周波数fcを固定値とし、車載機2の通信用周波数fcを可変値とした。これに代えて、携帯機1の通信用周波数fcを可変値とし、車載機2の通信用周波数fcを固定値としてもよい。なおこの場合、車載機2の通信用周波数fcを携帯機1に登録する必要がある。これは例えば次のように行う。まず車載機2に送信機を設け、携帯機1に受信機を設ける。そして車載制御装置22は、登録モードになったとき、送信機の送信周波数を登録用周波数frに設定し、自身の通信用周波数fcを含む登録要求信号を送信する。なお、この登録要求信号は通信用周波数fcの登録にのみ用いられる信号であり、携帯機1のIDコードの登録の際には登録要求信号とは別の無線信号が用いられるとする。一方、携帯機制御装置12は、登録モードになったとき、受信機の受信周波数を登録用周波数frに設定する。そして携帯機制御装置12は、車載機2からの登録要求信号を受信した場合、この登録要求信号に基づいて携帯機1の通信用周波数fcの情報を取得する。このような構成であっても、携帯機1及び車載機2の通信周波数を容易に変更することができる。
・上記実施形態では、携帯機1が特定小電力無線機に該当するものであったが、携帯機1はこれに限らない。すなわち携帯機1は、特定小電力無線機の規格で定められる周波数帯域以外の周波数を用いて車載機2と無線通信を行うものであってもよい。
・上記実施形態では、本発明の車両の無線通信システムをエンジンスタータシステムに適用したが、これに代えて、例えば携帯機1及び車載機2の間の双方向の無線通信を通じて車両ドアの施解錠を許可したり、エンジンの始動を許可する、いわゆるスマートシステムに適用することも可能である。また、携帯機1に設けられた操作ボタンが操作されたときに携帯機1から車載機2に施解錠要求信号を無線送信し、この施解錠要求信号に基づいて車載機2が車両ドアの施解錠を行う、いわゆるワイヤレスリモートコントロールシステムに本発明を適用することも可能である。さらに、車両に対して不正な操作が行われたときに車載機2から携帯機1に異常検出信号を無線送信し、この異常検出信号に基づいて携帯機1から警報が発せられる車両の警報システムにも本発明を適用することが可能である。要は、携帯機1及び車載機2の間で無線通信を行う車両の無線通信システムであれば、本発明は適用可能である。
f(1)〜f(n)…周波数、fc…通信用周波数、fr…登録用周波数、Sr…登録要求信号、1,1a,1b…携帯機、2…車載機、22a…メモリ(記憶部)。

Claims (3)

  1. 車両に搭載された車載機と、前記車載機と無線通信を行う携帯機と、を備える車両の無線通信システムにおいて、
    前記車載機及び前記携帯機のいずれか一方の機器は、その送信周波数を、予め定められた複数の周波数の中から選択される登録用周波数及び通信用周波数に設定可能であり、前記通信用周波数の情報を含む登録要求信号を前記登録用周波数で送信するものであり、
    前記車載機及び前記携帯機のいずれか他方の機器は、その受信周波数を前記複数の周波数に設定可能であり、前記受信周波数を前記登録用周波数に設定した状態で前記登録要求信号を受信し、同登録要求信号に基づいて前記通信用周波数の情報を取得するものであり、
    前記携帯機及び前記車載機は、それらの前記一方の機器が前記送信した前記通信用周波数を用いつつ、前記他方の機器が前記取得した前記通信用周波数を用いることによって、前記登録要求信号の送受信以外の無線通信を同一の前記通信用周波数を用いて行い、
    前記一方の機器の前記登録用周波数及び前記通信用周波数は、それぞれ予め設定された固定値であり、
    前記一方の機器として、前記登録用周波数が共通であり、前記通信用周波数が異なる複数種の機器を備えることを特徴とする車両の無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の車両の無線通信システムにおいて、
    前記一方の機器は前記携帯機であり、前記他方の機器は前記車載機であることを特徴とする車両の無線通信システム。
  3. 請求項2に記載の車両の無線通信システムにおいて、
    前記携帯機は、前記登録要求信号を送信する際、前記登録要求信号に自身の認証情報を更に含めるものであり、
    前記車載機は、前記登録要求信号を受信したとき、前記登録要求信号に含まれる認証情報を記憶部に記憶することを特徴とする車両の無線通信システム。
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