JP5988915B2 - 回転電機の積層鉄心および回転電機の積層鉄心の製造方法およびステータおよび回転電機 - Google Patents
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Description
一端部が凸部に他端部が凹部にそれぞれ形成されたバックヨーク部と、
上記バックヨーク部から回転電機の内周側に突出して形成された磁極ティース部とを有する板状のコア片を、
上記バックヨーク部の凸部と上記バックヨーク部の凹部とが隣接するように帯状に配列するとともに、
上記回転電機の軸方向に複数積層連結された回転電機の積層鉄心であって、
上記軸方向の積層において、
複数の上記コア片の上記凸部が上記回転電機の回転方向と同一方向に配列された第1コア部材と、
複数の上記コア片の上記凸部が上記回転電機の回転方向と逆方向に配列された第2コア部材とが交互に複数積層され、
上記軸方向の上層側の少なくとも1組の上記第1コア部材および上記第2コア部材の上記コア片の上記凸部には、回動具が挿入可能な回動穴部を有し、
上記第1コア部材の少なくとも1つまたは上記第2コア部材の少なくとも1つには、隣接する上記コア片の上記バックヨーク部同士を上記凸部および上記凹部より外径側にて結合する結合部が形成されているものである。
上記磁極ティース部に装着し、上記インシュレータを介して上記駆動コイルを巻装した後に、
隣接する上記コア片の上記回動穴部同士が積層方向において同一箇所となるよう、上記結合部を変形させて隣接する上記コア片同士を近接させ、上記回動穴部に上記回動具を挿入するものである。
隣接する上記コア片の上記回動穴部同士が積層方向において同一箇所となるよう、上記結合部を変形させて隣接する上記コア片同士を近接させ、上記回動穴部に上記回動具を挿入した後、
上記磁極ティース部に装着し、上記インシュレータを介して上記駆動コイルを巻装する回転電機の積層鉄心の製造方法。
本願発明の回転電機の積層鉄心を上記回動具にて上記コア片同士を回動させ環状に形成するものである。
円筒のハウジングと、
上記ハウジング内に固定された本願発明のステータと、
上記ステータの環状内に配設され上記ハウジングに回転可能に保持されたロータとを備えたものである。
磁気特性を再評価すること無くコア片間を拡大することができる。
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1における回転電機の積層鉄心の構成を示す斜視図、図2は図1に示した回転電機の積層鉄心の構成を示す平面図、図3は図1に示した回転電機の積層鉄心の第1コア部材の構成を示す平面図、図4は図1に示した回転電機の積層鉄心の第1コア部材の構成を示す平面図、図5は図1に示した回転電機の積層鉄心の第2コア部材の構成を示す平面図である。
そして、コア片13の凸部16には、回動具(後述する)が挿入可能な回動穴部28が形成されている。
そして、このステータ2内にて回転可能にハウジング1に保持してロータ6を配設する。
このロータ6には、その外周部にステータ2に対向するように固定された複数の永久磁石7を備えている。このようにして回転電機が形成される。
図18はこの発明の実施の形態2による回転電機の積層鉄心の構成を示す平面図、図19は図18に示した回転電機の積層鉄心の回動ピン挿入後の構成を示す平面図である。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。第1コア部材22の凸部16に形成される回動穴部270(尚、図には示されていないが、第1コア部材22の凸部16に形成される回動穴部も同様)の大きさ(直径)は、回動ピン30の大きさ(直径)よりしまりばめとなるように小さく形成されている。これに対し、第2コア部材23の凸部16に形成される回動穴部280の大きさ(直径)は、回動ピン30の大きさ(直径)よりすきまばめとなるように大きく形成されている。
15 磁極ティース部、16 凸部、17 凹部、19 抜きかしめ部、
21 第1コア部材、22 第1コア部材、23 第2コア部材、25 結合部、
26 回動穴部、27 回動穴部、28 回動穴部、30 回動ピン、
31 弱剛性箇所、32 弱剛性箇所、A 内周側、B 軸方向、C 回転方向。
Claims (19)
- 一端部が凸部に他端部が凹部にそれぞれ形成されたバックヨーク部と、
上記バックヨーク部から回転電機の内周側に突出して形成された磁極ティース部とを有する板状のコア片を、
上記バックヨーク部の凸部と上記バックヨーク部の凹部とが隣接するように帯状に配列するとともに、
上記回転電機の軸方向に複数積層連結された回転電機の積層鉄心であって、
上記軸方向の積層において、
複数の上記コア片の上記凸部が上記回転電機の回転方向と同一方向に配列された第1コア部材と、
複数の上記コア片の上記凸部が上記回転電機の回転方向と逆方向に配列された第2コア部材とが交互に複数積層され、
上記軸方向の上層側の少なくとも1組の上記第1コア部材および上記第2コア部材の上記コア片の上記凸部には、回動具が挿入可能な回動穴部を有し、
上記第1コア部材の少なくとも1つまたは上記第2コア部材の少なくとも1つには、隣接する上記コア片の上記バックヨーク部同士を上記凸部および上記凹部より外径側にて結合する結合部が形成されている回転電機の積層鉄心。 - 上記コア片は、上記凹部および上記凸部が形成されている以外の箇所に、上記軸方向の積層において連結するための連結部が形成されている請求項1に記載の回転電機の積層鉄心。
- 上記結合部は、上記軸方向の積層の最下端位置または最上端位置の上記コア片間に形成されている請求項2に記載の回転電機の積層鉄心。
- 上記結合部が形成されている上記コア片上には、上記結合部が形成されていない上記コア片が積層連結され形成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機の積層鉄心。
- 上記第1コア部材の上記回動穴部の位置と、上記第2コア部材の上記回動穴部の位置とは、隣接する上記コア片間において長手方向において重なり合わない位置に形成されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の積層鉄心。
- 上記結合部は、剛性が他の箇所と比較して弱くなる弱剛性箇所を有する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機の積層鉄心。
- 上記結合部の上記弱剛性箇所は、上記他の箇所の幅寸法より幅寸法が細く形成されている請求項6に記載の回転電機の積層鉄心。
- 上記結合部の上記弱剛性箇所は、上記バックヨーク部に接する箇所および上記結合部の中央箇所にそれぞれ形成されている請求項6または請求項7に記載の回転電機の積層鉄心。
- 上記結合部は、上記バックヨーク部の外径より内側に形成されている請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の回転電機の積層鉄心。
- 上記第1コア部材の上記凸部に設けた上記回動穴部、または、
上記第2コア部材の上記凸部に設けた上記回動穴部のいずれか一方は、上記回動具の大きさより大きく、他方は上記回動具の大きさより小さく形成されている、
または、
上記第1コア部材の上記凸部に設けた上記回動穴部の形状、または
上記第2コア部材の上記凸部に設けた上記回動穴部の形状のいずれか一方は、上記回動具の形状と同形状にて、他方は上記回動具の形状と異形状にて形成されている請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の回転電機の積層鉄心。 - 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の回転電機の積層鉄心において、
上記磁極ティース部に装着されたインシュレータと、
上記インシュレータを介して巻装された駆動コイルと、
隣接する上記コア片の上記回動穴部同士が上記軸方向において同一箇所となるよう、上記結合部を変形させて隣接する上記コア片同士を近接され、上記回動穴部に挿入された上記回動具とを備えた回転電機の積層鉄心。 - 請求項11に記載の回転電機の積層鉄心において、
上記結合部の変形は、上記軸方向に変形して形成されている回転電機の積層鉄心。 - 請求項11または請求項12に記載の回転電機の積層鉄心において、
変形された上記結合部が除去され形成する回転電機の積層鉄心。 - 請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の回転電機の積層鉄心の製造方法において、
上記磁極ティース部に装着し、上記インシュレータを介して上記駆動コイルを巻装した後に、
隣接する上記コア片の上記回動穴部同士が上記軸方向において同一箇所となるよう、上記結合部を変形させて隣接する上記コア片同士を近接させ、上記回動穴部に上記回動具を挿入する回転電機の積層鉄心の製造方法。 - 請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の回転電機の積層鉄心の製造方法において、
隣接する上記コア片の上記回動穴部同士が上記軸方向において同一箇所となるよう、上記結合部を変形させて隣接する上記コア片同士を近接させ、上記回動穴部に上記回動具を挿入した後、
上記磁極ティース部に装着し、上記インシュレータを介して上記駆動コイルを巻装する回転電機の積層鉄心の製造方法。 - 請求項14または請求項15に記載の回転電機の積層鉄心の製造方法において、上記回動穴部に上記回動具を挿入した後に、上記結合部を除去する工程を備えた回転電機の積層鉄心の製造方法。
- 請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の回転電機の積層鉄心を上記回動具にて上記コア片同士を回動させ環状に形成するステータ。
- 請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の回転電機の積層鉄心を複数個有し、上記回動具にて上記コア片同士を回動させ複数の上記回転電機の積層鉄心にて1つの環状を形成するステータ。
- 円筒のハウジングと、
上記ハウジング内に固定された請求項17または請求項18に記載のステータと、
上記ステータの環状内に配設され上記ハウジングに回転可能に保持されたロータとを備えた回転電機。
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