JP4477892B2 - 固定子コア及び固定子 - Google Patents

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Description

本発明は、ブラシレスDCモータなどのモータの固定子コア、固定子及びその製造方法に関するものである。
モータの固定子は、一般的なリング状の固定子コアから製造する方法と、直線状の固定子コア(これを通称、「ストレートコア」と呼んでいる)を円弧状またはリング状に折り曲げて製造する方法がある。
固定子コアの製造方法としては、図5に示すようにバックヨーク102とティース104とより構成されるストレートコア100について、図6に示すように隣接するティース104の間にあるV字状の切込部108の外周部にある連結部106を支点にしてバックヨーク102をリング状に折り曲げ、固定子コアが構成される方法が提案されている(特許文献1)。
特開平10−136589号公報
上記構成のストレートコア100においては、次のような問題点がある。
第1の問題点は、図5に示すように複数のティース104を有したバックヨーク102を一度に製造する必要があるため、金型が大きくなると共に、フープ材の幅もLとなって大きくなり、設備が大型化するということである。
第2の問題点は、バックヨーク102におけるV字状の切込部108がある連結部106を抜くため、金型の強度が弱く欠け易く、硬度の高い低鉄損の材料が抜きにくいので、その製造が難しいということである。
第3の問題点は、連結部106にはV字状の切込部108があるため、曲げ支点となる部分だけ磁路が少なくなるということである。
第4の問題点は、上記構成のストレートコアをリング状に折り曲げて固定子を製造した場合でも、曲げ加工による残留応力が残り、リング状の固定子の真円度が崩れ、また、曲げて歪ませるため鉄損が増大するということである。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、製造を行い易く、磁路を確保し、固定子を形成した場合でも真円度を確保し、鉄損の低減を図ることができる固定子コア、固定子及びその製造方法を提供する。
請求項に係る発明は、ストレートコアをリング状に折り曲げて構成されるモータの固定子の製造方法において、円弧状の分割バックヨークと、この分割バックヨークから突出したティースとからなる鋼板を積層してなる分割コアを複数製造する工程と、前記複数の分割コアの中で隣接する分割コアの分割バックヨークの外周部同士を熱可塑性樹脂よりなる連結部材で2個の前記分割バックヨークの隣接部の外周部に対して空隙を設けるように互いに連結してストレートコアを製造する工程と、前記ストレートコアの各ティースに固定子巻線を巻回する工程と、前記ストレートコアを前記分割コアの連結部材の部分で折り曲げてリング状に形成する工程と、前記各連結部材を前記各分割バックヨークの外周部に空隙を無くすように押さえて溶着する工程と、を有することを特徴とする固定子の製造方法である。
請求項2に係る発明は、前記モータが、ブラシレスDCモータであることを特徴とする請求項記載の固定子の製造方法である。
請求項3に係る発明は、前記モータが、モールドモータであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の固定子の製造方法である。
請求項1係る発明について説明する。
まず、鋼板を積層することによって分割コアを複数製造する。この場合に、従来のように複数のティースを一度に積層する構造でなく、分割コアをそれぞれ製造するため、金型を小型化することができ製造を行い易い。
次に、複数の分割コアの中で隣接する分割バックヨークの外周部同士を連結部材で互いに連結してストレートコアを製造する。これによって、従来のように細い連結部を打ち抜くようなことがなく、連結部材で互いの分割コアを連結するため、その製造を行い易い。
次に、ストレートコアの各ティースに固定子巻線を巻回する。ストレートコアの各ティースに固定子巻線を巻回するため、その巻線作業が行い易い。
次に、ストレートコアを分割コアの連結部材で折り曲げてリング状に形成する。この場合に、連結部材で折り曲げるため、曲げ加工を行った後でも、残留応力が残ることがなく、真円度を確保することができる。また、折り曲げる部分は連結部材であるため鉄損が増大することがない。
次に、熱可塑性樹脂よりなる各連結部材を各分割バックヨークの外周部に溶着する。このように分割バックヨークの外周部に各連結部材を溶着するため、より真円度を確保することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態の固定子10について、図1から図4に基づいて説明する。
本実施形態の固定子10は、ブラシレスDCモータの固定子であって、このブラシレスDCモータはモールドモータである。また、固定子10は、ストレートコア12によって形成されている。
(1)固定子10の構造
以下、この固定子10の構造について、その製造方法と共に説明する。
(1−1)第1の工程
第1の工程においては、ストレートコア12を構成する分割コア14を製造する。分割コア14は、円弧状の分割バックヨーク16と、この分割バックヨーク16の内周側の中央部から突出した略T字状のティース18とから構成されている。
この分割コア14を製造には、帯状の薄い鋼板(以下、フープ材という)を打ち抜いて形成された鋼板を複数枚積層して製造する。この場合に、各層の鋼板はかしめ部20によってかしめられている。
このような分割コア14を12個製造する。
(1−2)第2工程
第2工程においては、プレモールドを行うため、12個の分割コア14を金型に図1に示すように一列に並べて収納し、熱可塑性樹脂によってプレモールドを行う。このプレモールドによって、隣接する分割コア14の分割バックヨーク16の端部同士を接続する連結部材22と、ティース18の表面に絶縁層24を熱可塑性樹脂によって形成する。なお、連結部材22は、分割バックヨーク16の外周部に設けるものであり、図2に示すようにハの字型に形成されており、詳しくは、図3の拡大図に示すように、ハの字型の中央部分に凹部26が形成されている。また、絶縁層24は、ティース18の固定子巻線28を巻回する部分にのみ設ける。また、ストレートコア12の端部にあたる分割コア14の分割バックヨーク16の端部においても連結部材23を形成する。この場合に連結部材23は、ハの字型ではなく、ハの字型の半分の部分のみを形成する。
これによって、ストレートコア12が完成する。
(1−3)第3工程
上記のようにして製造されたストレートコア12の12個の各ティース18にそれぞれ固定子巻線28を巻回する。
(1−4)第4工程
上記のようにして固定子巻線28が巻回されたストレートコア12を、リング状に巻回して固定子コア30を製造する。この曲げは、連結部材22の凹部26の位置で行うことにより、容易に曲げ加工を行うことができる。また、分割バックヨーク16自身を曲げることによる歪みが起こらないため鉄損が発生しない。
また、ストレートコア12の端部同士の接続は、溶接によって連結して、固定子コア30を完成する。
この曲げの部分を拡大したのが、図3における拡大図である。
(1−5)第5工程
上記のようにしてリング状に形成した固定子コア30において、熱可塑性樹脂よりなる連結部材22を熱溶着して、分割バックヨーク16の外周部に押さえて熱溶着を行う。これによって、各分割コア14同士が完全に溶着される。
また、ストレートコア12の両端部に位置するハの字型の半分の形状の連結部材23同士もこの熱溶着により連結され、より確実にストレートコア12の両端部同士を連結できる。
(1−6)第6工程
上記のようにして形成した固定子コア30をモールド樹脂によってモールドし、固定子10を製造する。以上により、固定子10が製造できる。
(2)本実施形態の効果
上記のように製造した固定子10であると次のような効果がある。
12個の分割コア14をそれぞれ個々に製造するため、打ち抜き工程における金型を大きくする必要がなく、小型化することができ、フープ材を小さくすることができ、材料の削減となる。すなわち、図2に示すように、分割コア14の幅がM2であり、これを連結する構造であるためストレートコア12の幅がM1となり小型化できる。また、鋼板による歪みを減少できる。さらに、金型をメンテナンスをし易く、打ち抜きにおけるプレス機のトン数の減少を行うことができる。
従来のように曲げ支点の連結部108がなく、隣接する分割バックヨーク16の端部同士は全て接続されるため磁路の拡大となる。そのため、高グレードの電磁鋼板を用いることができる。
連結部材22,23によって隣接する分割コア14同士を確実に連結できる。
固定子巻線28は、従来と同様にストレートコア12で巻回することができるため、巻線工程も簡単となる。
分割バックヨーク16自身は曲げを行わないため、その歪みによる鉄損の低減を図ることができる。
連結部材22の凹部26で曲げを行うため、真円度を確実に確保できる。
(第2の実施形態)
上記実施形態では連結部材22,23及び絶縁層24を熱可塑性樹脂によるプレモールドによって形成したが、これに代えて本実施形態ではスプールによって形成するものである。
スプールとは、予め熱可塑性樹脂によって絶縁層の形状と連結部材の形状に合わせた外皮を形成し、この外皮の中に12個の分割コア14を収納してストレートコア12を製造する。
このスプールを用いたストレートコア12であっても、上記と同様に製造を容易に行うことができる。
本発明は、ブラシレスDCモータ、特にブラシレスDCモータにおけるモールドモータに好適である。
ストレートコアの平面図である。 図1におけるA部の拡大図である。 固定子コアの平面図と、その一部拡大図である。 連結部材を熱溶着した状態の固定子コアの平面図とその拡大図である。 従来のストレートコアの平面図である。 図5におけるB部の拡大図である。
10 固定子
12 ストレートコア
14 分割コア
16 分割バックヨーク
18 ティース
20 かしめ部
22 連結部材
23 連結部材
24 絶縁層
26 凹部
28 固定子巻線
30 固定子コア

Claims (3)

  1. ストレートコアをリング状に折り曲げて構成されるモータの固定子の製造方法において、
    円弧状の分割バックヨークと、この分割バックヨークから突出したティースとからなる鋼板を積層してなる分割コアを複数製造する工程と、
    前記複数の分割コアの中で隣接する分割コアの分割バックヨークの外周部同士を熱可塑性樹脂よりなる連結部材で2個の前記分割バックヨークの隣接部の外周部に対して空隙を設けるように互いに連結してストレートコアを製造する工程と、
    前記ストレートコアの各ティースに固定子巻線を巻回する工程と、
    前記ストレートコアを前記分割コアの連結部材の部分で折り曲げてリング状に形成する工程と、
    前記各連結部材を前記各分割バックヨークの外周部に空隙を無くすように押さえて溶着する工程と、
    を有する
    ことを特徴とする固定子の製造方法。
  2. 前記モータが、ブラシレスDCモータである
    ことを特徴とする請求項記載の固定子の製造方法
  3. 前記モータが、モールドモータである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の固定子の製造方法
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