JP2010172130A - 積層鉄心及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】連結部の厚み方向の膨出及び連結部の切れや亀裂を抑え、高効率で高品質の製品を製造可能な積層鉄心及びその製造方法を提供する。
【解決手段】隣り合うセグメント鉄心片12が連結部11で相互に結合された複数のセグメント鉄心片12を、連結部11を折り曲げて環状に形成した積層鉄心10及びその製造方法において、連結部11に、半径方向内側及び半径方向外側のいずれか一方又は双方に切欠き凹部18、19を形成して半径方向の幅を部分的に狭めた折り曲げ部20、21を複数箇所設け、連結部11の折り曲げ時に発生する応力を複数の折り曲げ部20、21で略均等に分散した。
【選択図】図1

Description

本発明は、隣り合うセグメント鉄心片が折り曲げられた連結部で連結された積層鉄心及びこの積層鉄心の製造方法に関する。
従来、積層鉄心の製造に使用する鉄心材料(例えば、条材)の歩留りを向上するため、鉄心材料から鉄心片を打ち抜く際に、例えば、特許文献1に記載のように、環状とはせずに帯状に連なる複数のセグメント鉄心片を打ち抜き形成し、これを巻回しながら積層して積層鉄心を製造する所謂巻き型鉄心や、引用文献2、3に記載のように、セグメント鉄心片を帯状のまま積層し、これを円状に曲げて積層鉄心を製造する所謂ポキポキコアが知られている。
具体的には、いずれの積層鉄心であっても、所定数のスロットを有する円弧上のセグメント鉄心片同士を、連結部を介して相互に結合した状態で、鉄心材料(条材)から金型で打ち抜く。そして、外周側に形成された連結部を折り曲げ、隣り合うセグメント鉄心片の側端部を合わせながら、連続した複数のセグメント鉄心片を螺旋状に巻回して積層するか、又は帯状に連なる複数のセグメント鉄心片を所定の枚数積層し、連結部を折り曲げ、隣り合うセグメント鉄心片の側端部を合わせながら、環状に形成する。
特開平1−264548号公報 特開平8−196061号公報 特許第3171303号公報
しかしながら、いずれの特許文献1〜3においても、複数のセグメント鉄心片を環状に配置するため連結部を折り曲げる際に、連結部の肉厚方向に膨出部が発生し、この膨出部が積層したセグメント鉄心片間に隙間を生じさせ、製造した積層鉄心の厚みにばらつきを生じさせていた。この隙間は、例えば、積層鉄心を使用したモータの組み立てにおいて、隙間を無くすための余分な加工処理を必要とし、またモータの効率低下又は振動を招く原因となり、モータの品質に悪影響を及ぼす。
さらに、近年では鉄心材料の薄板化や高グレード化、折り曲げ角度の拡大化により、図6(A)に示すような内側に一つの切欠き凹部60を有する連結部61を折り曲げた際、図6(B)に示すような連結部61の曲げ起点62の半径方向外側領域62aに肉厚減少を伴う塑性変形が発生し、図6(C)に示すような切れ63や亀裂が発生し、折り曲げ精度を低下させる要因となっていた。なお、図6(A)〜(C)において、64は外側切欠き部、65、66はセグメント鉄心片である。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、連結部の厚み方向の膨出を抑え、高効率で高品質の製品を製造可能な積層鉄心及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る積層鉄心は、隣り合うセグメント鉄心片が該セグメント鉄心片の半径方向外側端部より半径方向内側に形成された連結部で相互に結合された複数の前記セグメント鉄心片を、前記連結部を折り曲げて環状に形成した積層鉄心において、前記連結部に、半径方向内側及び半径方向外側のいずれか一方又は双方に切欠き凹部を形成して半径方向の幅を部分的に狭めた折り曲げ部を複数箇所(例えば、2箇所、3箇所又はそれ以上)設けている。
これによって、前記連結部の折り曲げ時に発生する応力を前記複数の折り曲げ部で緩和又は略均等に分散している。
このように、折り曲げ部を複数個設けることで、曲げ角度を複数に分散することができ、連結部を曲げる際に発生する連結部の半径方向内側に発生する板厚増加が減少する。また、連結部の半径方向外側には引っ張り力が発生するが、この引っ張り力も複数の折り曲げ部で分散されるので、板厚が減少し過ぎて起こる「切れ」が発生しにくい。
また、第2の発明に係る積層鉄心は、第1の発明に係る積層鉄心において、それぞれの前記折り曲げ部は半径方向内側に、同一曲率半径で円弧状となった前記切欠き凹部を備え、かつ前記折り曲げ部中心の半径方向の長さは同一である。これによって、連結部に折り曲げ荷重をかけた場合、複数の折り曲げ部に折り曲げ力が分散し易い。
第3の発明に係る積層鉄心は、第1、第2の発明に係る積層鉄心において、前記複数の折り曲げ部が形成された前記連結部の半径方向外側には、該連結部を折り曲げた際に発生する半径方向膨出部を、該積層鉄心の外側円(外形円)内に収める外側切欠きが設けられている。
これによって、半径方向膨出部が製品となる積層鉄心の外側円内に収まる。
第4の発明に係る積層鉄心は、第1〜第3の発明に係る積層鉄心において、前記連結部は前記折り曲げ部を2箇所有し、前記折り曲げ部の折り曲げ中心位置は、前記連結部を通る半径方向中心線を基準として左右対称に形成されている。これによって連結部を折り曲げる場合に、各折り曲げ部が均等な変形を起こす。
第5の発明に係る積層鉄心は、第1〜第4の発明に係る積層鉄心において、前記連結部の各折り曲げ部は折り曲げ起点を有し、折り曲げ時に該折り曲げ起点の半径方向外側の領域では引っ張り応力が、該折り曲げ起点の半径方向内側の領域では圧縮応力がかかっている。なお、連結部の形状によっては、折り曲げ起点が発生しないで、連結部が屈曲する場合もあり、本発明では、塑性変形が発生し、明確に折り曲げ起点が発生する場合の連結部となる。
第6の発明に係る積層鉄心の製造方法は、隣り合うセグメント鉄心片が連結部で相互に結合された複数の前記セグメント鉄心片を、前記連結部を折り曲げて環状に形成する積層鉄心の製造方法において、
前記セグメント鉄心片の形成に際し、前記連結部の半径方向外側に、該連結部の折り曲げ時に半径方向外側に形成される半径方向膨出部を該積層鉄心の外側円内に収める外側切欠きを形成する工程と、
前記連結部にそれぞれ折り曲げ部を形成する同一形状の複数の切欠き凹部を該連結部の半径方向内側に形成する工程とを有する。
そして、第7の発明に係る積層鉄心の製造方法は、第6の発明に係る積層鉄心の製造方法において、前記切欠き凹部を有する連結部は、該連結部の半径方向中心線に対して左右対称に形成されている。
なお、本発明は連結部で連結されたセグメント鉄心片が連続し、連結部で徐々に折り曲げて複数のセグメント鉄心片を螺旋状に巻いて形成する積層鉄心の他、連結部で連結された所定数のセグメント鉄心片を積層して、積層した連続セグメント片を連結部で折り曲げる積層鉄心(所謂「ポキポキコア」)であっても適用される。
本発明に係る積層鉄心及びその製造方法においては、各セグメント鉄心片を連結する連結部に、半径方向内側及び半径方向外側のいずれか一方又は双方に切欠き凹部を形成して半径方向の幅を部分的に狭めた折り曲げ部を複数箇所設けているので、連結部の折り曲げ時に発生する応力を複数の折り曲げ部で略均等に分散する。これによって、連結部の半径方向内側に形成される厚み方向膨出部を小さくすることができ、鉄心片積層時に積層方向の鉄心片間隙間が小さくなり、モータの高効率化を図ることができると共に、振動発生の防止によるモータ品質の向上も図れる。
また、連結部を折り曲げする際の切れや亀裂の発生を防止することができる為、設備停止等の妨げによる生産性低下を防ぐことが可能となる。
そして、複数のセグメント鉄心片をそのまま積層したポキポキコアの場合においては、帯状に積層した後環状に形成するので、再加圧する場合に連結部の膨らみが積層方向から周方向に逃げる量を減少することができ、モータの高効率化を図ることができる。
(A)は本発明の第1の実施の形態に係る積層鉄心の平面図、(B)は同積層鉄心の側面図である。 同積層鉄心の連続セグメント片の部分平面図である。 セグメント鉄心片の連結部の拡大平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る積層鉄心の連結部の拡大平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る積層鉄心の連結部の拡大平面図である。 (A)〜(C)は従来例に係る積層鉄心の一部拡大平面図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1(A)、(B)に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る積層鉄心10は、巻き鉄心からなって、それぞれ連結部11で連結された厚みが、例えば0.1〜0.5mmの複数のセグメント鉄心片12からなる長尺の連続セグメント片13(図2参照)を、セグメント鉄心片12の半径方向外側端部より半径方向内側に形成された連結部11で順次折り曲げ、内側の各磁極片部14を上下方向に合わせながら巻回して環状に形成される。なお、各セグメント鉄心片12は上下方向に、かしめ、溶接又は接着によって接合されている(以下の実施の形態においても同様)。
各セグメント鉄心片12は半径方向外側にヨーク片部15をその内側に複数(この実施の形態においては3つ)の磁極片部14を備えている。
各連結部11は半径方向外側に中心線k1を基準として左右対称に外側切欠き17が形成され、内側には中心線k1を基準に左右対称に同一曲率半径の円弧状の切欠き凹部18、19が形成されている。なお、中心線k1はこの積層鉄心10の中心を通る半径方向中心線である。
図1、図3に示すように、連結部11の半径方向外側に形成された外側切欠き17と連結部11の半径方向内側に形成された切欠き凹部18、19で、連結部11に半径方向幅が一番短い箇所によって形成される複数(この例では2つ)の折り曲げ部20、21が形成される。折り曲げ部20、21の中心の半径方向長さは同一となっている。
なお、各セグメント鉄心片12の円周方向の側端部22、23には、それぞれ係合凹部の一例である半円切欠き24、及び係合凸部の一例である半円突起25が形成され(図2参照)、セグメント鉄心片12を巻回した場合には、半円切欠き24内に隣り合う半円突起25が嵌入している。なお、この係合凹部及び係合凸部は省略することもできる。
隣り合うセグメント鉄心片12は側端部22、23が僅少の隙間を有して円周上に巻回されてもよいし、側端部22、23が密着状態でセグメント鉄心片12が巻回されていてもよい。なお、積層鉄心10の磁極数n(この実施の形態においては20)は各セグメント鉄心片12の磁極片部14の数m(この実施の形態では3)の倍数とはなっておらず、連続したセグメント鉄心片12を巻回した場合に、上下の連結部11は重なることはないようにしている。
各セグメント鉄心片12の磁極片部14の間にスロット26が形成される。このスロット26の半径方向外側にあるヨーク片部15に、上下隣り合うセグメント鉄心片12の連結部11の全部が嵌入する凹部を設ける場合も本発明は適用され、これによって、ヨーク片部15の断面積が減るので磁気的特性が多少悪くなるが、連結部11の厚み方向の膨出が生じても積層鉄心10の全体厚みには影響しない利点がある。
この実施の形態に係る積層鉄心10においては、連結部11に複数の折り曲げ部20、21が形成されているので、連結部11を折り曲げる場合、図3に示すように、折り曲げ部20、21の半径方向中心位置に折り曲げ起点29、30が形成され、この折り曲げ起点29、30の半径方向外側では引っ張り力発生領域(ハッチングで示す)が、半径方向内側では圧縮力発生領域がそれぞれ形成される。
引っ張り力発生領域の応力が大きいと連結部11に切れや亀裂が発生するが、この実施の形態においては、一つの連結部11に複数の折り曲げ部20、21を形成しているので、発生する応力が分散されて減少し、切れや亀裂が発生しにくい。
また、圧縮力発生領域においては、その厚みが増加するが、一つの連結部11に複数の折り曲げ部20、21を形成しているので、厚みの増加も僅少で済む。
従って、各折り曲げ部20、21で連結部11が折れ曲がり、結果として個々の折り曲げ部21、22の折れ曲げ角度が小さく、これに伴い連結部11の半径方向内側に形成される厚み方向の膨出部が減少し、前記した上下のセグメント鉄心片12に膨出部を逃がす凹部がない場合であっても、連結部11の折り曲げによる積層鉄心10の各セグメント鉄心片12間の上下隣り合う隙間を小さくできる。
この実施の形態においては、2つの折り曲げ部20、21を連結部11に形成しているが、3個又は4個以上の折り曲げ部を一つの連結部11に形成することもできる。この場合、重要なことは、各折り曲げ部を均等に形成し、連結部11の折り曲げ時に均等に各折り曲げ部を曲げることである。
また、前記実施の形態においては、折り曲げ起点は点であったが、全体的な曲げ応力を小さくして材料の座屈を防いで円弧状とすることもできる。
続いて、本発明の第1の実施の形態に係る積層鉄心10の製造方法について、図1〜図3を参照しながら説明する。
この積層鉄心10の製造方法は、図2に示すように各セグメント鉄心片12の幅より広い磁性条材31に連結部11でセグメント鉄心片12が連結された連続セグメント片13をプレス加工にて形成する。一つのセグメント鉄心片12には複数の磁極片部14とこれらを連結するヨーク片部15を有している。
そして、積層鉄心10の製造にあっては、連結部11で連結された複数のセグメント鉄心片12、即ち、連続セグメント片13の形成に際し、連結部11の半径方向外側に、連結部11の折り曲げ時に半径方向外側に形成される半径方向膨出部を積層鉄心10の外側円(外形円)31a内に収める外側切欠き17を形成する工程と、連結部11にそれぞれ折り曲げ部20、21を形成する同一形状の切欠き凹部18、19を連結部11の半径方向内側に形成する工程とを有している。
この連続セグメント片13をロータより僅少の範囲で直径の大きい軸の周りに螺旋状に巻いて積層鉄心10を製造すると、各連結部11で連続セグメント片13が折れ曲がる。この場合、1つの連結部11には複数の折り曲げ部20、21を有するので、一つの折り曲げ部で連結部を折り曲げるより応力が分散して、引っ張り力発生領域に切れや亀裂が発生しないし、圧縮力発生領域においては厚みの増加も少なくなる。
続いて、図4に示す本発明の第2の実施の形態に係る積層鉄心32について説明する。この実施の形態においては、隣り合うセグメント鉄心片12を繋ぐ連結部33の外側切欠き34内に複数の円弧状の切欠き凹部35、36を有し、更に連結部33の内側にも前記した外側の切欠き凹部35、36に対応する複数の内側の切欠き凹部37、38を有している。そして、対となる内外の切欠き凹部35、37と切欠き凹部36、38の間に複数の折り曲げ部39、40を形成している。このように形成することによって一つの連結部33に複数の折り曲げ部39、40が形成されるので、連続セグメント片の折り曲げ時に連結部33に発生する応力が緩和される。
また、図5に示す本発明の第3の実施の形態に係る積層鉄心42においては、連結部43に形成される外側切欠き44内に円弧状の切欠き凹部45、46を有し、連結部43の半径方向内側に形成される内側切欠き47内には、これらの切欠き凹部45、46に対応する切欠き凹部は設けられていない。ところが、外側に形成された切欠き凹部45、46と内側切欠き47との間で半径方向幅が極小となる領域が生じるので、この部分が折り曲げ部48、49を形成する。
従って、連結部43を折り曲げると、複数箇所の折り曲げ部48、49で折れ曲がり、折り曲げ時の応力が分散するので、連結部43の外側域に切れや亀裂が入り難く、内側域には厚み増加が少なくなる。
第2及び第3の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法は、連結部の構成が異なるのみで第1の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法と同一である。
前記実施の形態においては、巻き鉄心からなる積層鉄心及びその製造方法について説明したが、連続セグメント片の総磁極片部の数が積層鉄心の磁極数nに一致し、各セグメント鉄心片には1又は複数の磁極片部を有し、各セグメント鉄心片は折り曲げ可能な連結部が連結された連続セグメント片を積層して、直線により近い中間積層鉄心を製造し、この中間積層鉄心を各連結部で折り曲げて環状に形成する積層鉄心(所謂「ポキポキコア」)であっても本発明は適用される。
また、前記実施の形態においては、固定子積層鉄心について説明したが、外側に磁極を有する回転子積層鉄心であっても本発明は適用される。
10:積層鉄心、11:連結部、12:セグメント鉄心片、13:連続セグメント片、14:磁極片部、15:ヨーク片部、17:外側切欠き、18、19:切欠き凹部、20、21:折り曲げ部、22、23:側端部、24:半円切欠き、25:半円突起、26:スロット、29、30:折り曲げ起点、31:磁性条材、31a:外側円、32:積層鉄心、33:連結部、34:外側切欠き、35、36:切欠き凹部、37、38:切欠き凹部、39、40:折り曲げ部、42:積層鉄心、43:連結部、44:外側切欠き、45、46:切欠き凹部、47:内側切欠き、48、49:折り曲げ部

Claims (7)

  1. 隣り合うセグメント鉄心片が該セグメント鉄心片の半径方向外側端部より半径方向内側に形成された連結部で相互に結合された複数の前記セグメント鉄心片を、前記連結部を折り曲げて環状に形成した積層鉄心において、
    前記連結部に、半径方向内側及び半径方向外側のいずれか一方又は双方に切欠き凹部を形成して半径方向の幅を部分的に狭めた折り曲げ部を複数箇所設けたことを特徴とする積層鉄心。
  2. 請求項1記載の積層鉄心において、それぞれの前記折り曲げ部は半径方向内側に、同一曲率半径で円弧状となった前記切欠き凹部を備え、かつ前記折り曲げ部中心の半径方向の長さは同一であることを特徴とする積層鉄心。
  3. 請求項1及び2のいずれか1記載の積層鉄心において、前記複数の折り曲げ部が形成された前記連結部の半径方向外側には、該連結部を折り曲げた際に発生する半径方向膨出部を、該積層鉄心の外側円内に収める外側切欠きが設けられていることを特徴とする積層鉄心。
  4. 請求項1〜3のいずれか1記載の積層鉄心において、前記連結部は前記折り曲げ部を2箇所有し、前記折り曲げ部の折り曲げ中心位置は、前記連結部を通る半径方向中心線を基準として左右対称に形成されていることを特徴とする積層鉄心。
  5. 請求項1〜4のいずれか1記載の積層鉄心において、前記連結部の各折り曲げ部は折り曲げ起点を有し、折り曲げ時に該折り曲げ起点の半径方向外側の領域では引っ張り応力が、該折り曲げ起点の半径方向内側の領域では圧縮応力がかかっていることを特徴とする積層鉄心。
  6. 隣り合うセグメント鉄心片が連結部で相互に結合された複数の前記セグメント鉄心片を、前記連結部を折り曲げて環状に形成する積層鉄心の製造方法において、
    前記セグメント鉄心片の形成に際し、前記連結部の半径方向外側に、該連結部の折り曲げ時に半径方向外側に形成される半径方向膨出部を該積層鉄心の外側円内に収める外側切欠きを形成する工程と、
    前記連結部にそれぞれ折り曲げ部を形成する同一形状の複数の切欠き凹部を該連結部の半径方向内側に形成する工程とを有することを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  7. 請求項6記載の積層鉄心の製造方法において、前記切欠き凹部を有する連結部は、該連結部の半径方向中心線に対して左右対称に形成されていることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
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