JP2003052138A - 積層ヨーク鉄心の製造方法 - Google Patents

積層ヨーク鉄心の製造方法

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JP2003052138A
JP2003052138A JP2001237851A JP2001237851A JP2003052138A JP 2003052138 A JP2003052138 A JP 2003052138A JP 2001237851 A JP2001237851 A JP 2001237851A JP 2001237851 A JP2001237851 A JP 2001237851A JP 2003052138 A JP2003052138 A JP 2003052138A
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yoke
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iron core
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Shuichi Nakamura
秀一 中村
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Mitsui High Tec Inc
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  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣り合う分割積層体を連結するピン結合に突
起部が生じることなく行い、あらゆる取扱いや搬送が支
障なく行え、形状劣化も生じない積層ヨーク鉄心の製造
方法を提供する。 【解決手段】 積層1枚目又は積層1枚目から所定枚数
目までの第1、第2の分割ヨーク片16、19の第1、
第2の連結部23、24には、ピン挿通用の貫通孔を形
成せずに打ち抜き形成して積層鉄心下層部14を形成
し、次に、積層鉄心下層部14の上に、第1、第2の連
結部30、31にピン32が挿通する貫通孔33を形成
した第1、第2の分割ヨーク片26、27を打ち抜き形
成して順次積層した積層鉄心上層部15を形成した後、
それぞれの貫通孔33に、積層鉄心上層部15の厚みと
同等か又は短いピン32を挿通し、最上層の第1又は第
2の分割ヨーク片26、27の貫通孔33の回りを押圧
し小径化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機の固定子
(ステータ)を構成する積層ヨーク鉄心(「固定子鉄
心」ともいう)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図10、図11に従来例に係る固定子鉄
心(積層ヨーク鉄心)70を示すが、固定子鉄心70の
内側に形成されている各磁極71への巻線を、作業性及
び生産性よく行うために、固定子鉄心70を各磁極71
毎に分割し打抜き積層して分割積層体72を形成し、そ
れぞれの分割積層体72に巻線するようにしている。巻
線後、隣り合う分割積層体72の対向する端部に一枚お
きに隙間が形成された連結部73a(噛合部)を一致さ
せると共に、この噛合部73aを一致させた状態で各分
割ヨーク鉄心片を上下に貫通する貫通孔に連結ピン73
を挿入して、隣り合う各分割積層体72を回動自在に連
結している。そして、最終的には連結ピン73を介して
連結された分割積層体72を図10のように環状に形成
して両端部を当接させ、一つの固定子を形成している。
なお、連結ピン73で繋いだ状態の複数の分割積層体7
2を、連結ピン73を介して回動し直線状に広げた状態
で巻線を行う場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の方法による固定
子鉄心70の組み立てにおいては、巻線を容易化できる
という利点はあるが、図11に示す連結ピン73の上下
端が固定子鉄心70の最下面及び最上面から突出し、突
出した部分をプレス等によって押圧したとしても、分割
積層体72の上下に凸状部74、75が残り、取扱いや
搬送等に悪影響を及ぼし生産性が低下するという問題が
ある。また、何らかの理由により強い外力が凸状部7
4、75にかかると連結ピン73の結合箇所が変形し積
層鉄心の形状が劣化することがある。本発明はかかる事
情に鑑みてなされたもので、隣り合う分割積層体を連結
するピン結合に突起部が生じることなく行い、あらゆる
取扱いや搬送が支障なく行え、形状劣化も生じない積層
ヨーク鉄心の製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う第1の発
明に係る積層ヨーク鉄心の製造方法は、外周に環状ヨー
ク部を、該環状ヨーク部から内側に突出する複数の磁極
部をそれぞれ備え、前記環状ヨーク部を前記磁極部単位
で分割してかしめ積層された分割積層体を形成し、該分
割積層体の上下方向に隣り合う第1、第2の分割ヨーク
片に左右交互に第1、第2の連結部を設け、噛合接続し
た隣の分割積層体と前記第1、第2の分割ヨーク片の前
記第1、第2の連結部を部分的に挿通するピンにより回
動可能に連結された積層ヨーク鉄心の製造方法であっ
て、積層1枚目又は積層1枚目から所定枚数目までの前
記第1、第2の分割ヨーク片の前記第1、第2の連結部
には、前記ピン挿通用の貫通孔を形成せずに打ち抜き形
成して積層鉄心下層部を形成し、次に、前記積層鉄心下
層部の上に、前記第1、第2の連結部に前記ピンが挿通
する貫通孔を形成した前記第1、第2の分割ヨーク片を
打ち抜き形成して順次積層した積層鉄心上層部を形成し
た後、前記それぞれの貫通孔に、該積層鉄心上層部の厚
みと同等か又は短い前記ピンを挿通し、最上層の前記第
1又は第2の分割ヨーク片の前記貫通孔の回りを押圧し
小径化している。
【0005】また、第2の発明に係る積層ヨーク鉄心の
製造方法は、外周に環状ヨーク部を、該環状ヨーク部か
ら内側に突出する複数の磁極部をそれぞれ備え、前記環
状ヨーク部を前記磁極部単位で分割してかしめ積層され
た分割積層体を形成し、該分割積層体の上下方向に隣り
合う第1、第2の分割ヨーク片に左右交互に第1、第2
の連結部を設け、噛合接続した隣の分割積層体と前記第
1、第2の分割ヨーク片の前記第1、第2の連結部を部
分的に挿通するピンにより回動可能に連結された積層ヨ
ーク鉄心の製造方法であって、積層1枚目又は積層1枚
目から所定枚数目までの前記第1、第2の分割ヨーク片
の前記第1、第2の連結部には、前記ピン挿通用の貫通
孔を形成せずに打ち抜き形成して積層鉄心下層部を形成
し、次に、前記積層鉄心下層部の上に、前記第1、第2
の連結部に前記ピンが挿通する貫通孔を形成した前記第
1、第2の分割ヨーク片を打ち抜き形成して順次積層
し、最上層の分割ヨーク片の前記貫通孔の周囲にはビー
ド又は溝を形成して積層鉄心上層部を形成した後、前記
それぞれの貫通孔に、該積層鉄心上層部の厚みと同等か
又は短い前記ピンを挿通し、前記分割積層鉄心と相隣る
分割積層鉄心を回動可能に連結し、最上層の分割ヨーク
片に形成された前記ビード又は溝を押圧して、該最上層
の分割ヨーク片の貫通孔を小径化している。
【0006】前記第1、第2の発明に係る積層ヨーク鉄
心の製造方法において、上下方向に隣り合う前記第1、
第2の分割ヨーク片は、それぞれ同一形状の複数枚の第
1、第2の分割鉄心板が群となって積層することも可能
である。また、第1、第2の発明において、前記ピンは
非磁性体(例えば、ステンレス、プラスチック)である
のが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の第1の実施
の形態に係る積層ヨーク鉄心の製造方法で製造された積
層ヨーク鉄心の斜視図、図2(A)、(B)はそれぞれ
積層鉄心下層部の第1、第2の分割ヨーク片の平面図、
図3(A)、(B)はそれぞれ積層鉄心上層部の第1、
第2の分割ヨーク片の平面図、図4(A)、(B)はそ
れぞれ積層鉄心下層部の1層目及び2層目の組合わせ環
状鉄心片の平面図、図5(A)、(B)はそれぞれ積層
鉄心上層部の1層目及び2層目の組合わせ環状鉄心片の
平面図、図6は積層ヨーク鉄心の部分断面図、図7
(A)、(B)は本発明の第2の実施の形態に係る積層
ヨーク鉄心の製造方法の説明図、図8(A)、(B)は
本発明の第3の実施の形態に係る積層ヨーク鉄心の製造
方法の説明図、図9は本発明の第4の実施の形態に係る
積層ヨーク鉄心の製造方法で製造された積層ヨーク鉄心
を構成する分割積層体の斜視図である。
【0008】図1に示す積層ヨーク鉄心10と本発明の
第1の実施の形態に係る積層ヨーク鉄心の製造方法につ
いて説明する。積層ヨーク鉄心10は、多数枚の分割ヨ
ーク片をかしめ積層して構成されたもので、外周に環状
ヨーク部11と、環状ヨーク部11から内側に突出する
複数(この実施の形態では8極)の磁極部12を備えて
いる。また、積層ヨーク鉄心10の環状ヨーク部11と
磁極部12は、磁極部12単位で分割した複数の分割積
層体13によって構成されている。それぞれの分割積層
体13は、積層鉄心下層部14と積層鉄心上層部15と
を有している。積層鉄心下層部14は、図2(A)、図
4(A)、図6に示すように、最下層は第1の分割ヨー
ク片16を環状に並べて配置された第1の組合わせ環状
鉄心片17によって構成され、図2(B)、図4
(B)、図6に示すように、その上の第2層は、第2の
分割ヨーク片19を環状に並べて配置された第2の組合
わせ環状鉄心片20によって構成されている。図2
(A)、(B)に示すように、第1、第2の分割ヨーク
片16、19はそれぞれ磁極片部21を中央にして右側
及び左側に第1、第2の連結部23、24が設けられて
いる。この第1、第2の連結部23、24には従来の分
割ヨーク片のようにピン(連結ピン)の貫通孔は設けら
れていない。また、第1、第2の分割ヨーク片16、1
9の他方側には、突出する円弧状の第1、第2の連結部
23、24が嵌入する円弧状凹部が設けられている。そ
して、上下方向に隣り合う第1、第2の分割片16、1
9の連結はそれぞれに設けられた複数のかしめ部25に
よって積層方向に連結されている。かしめ部25は、周
知の構造であって、一方が突起が他方が窪みであっても
よいし、それぞれのかしめ部が表面側と裏面側で窪みと
突起を組み合わせたような構造であってもよい。
【0009】図4(A)に示すように、また、第1の組
合わせ環状鉄心片17において、隣り合う一部の第1の
分割ヨーク片16a、16bは、この実施の形態では、
第1の分割ヨーク片16とは異なる形状をしている。即
ち、第1の分割ヨーク片16aは、図に斜線で示すよう
に、他の分割ヨーク片16と同じく、一方に連結部23
aはあるが、他方側には円弧状凹部はなく、半径方向に
直線状に切断されている。また、第1の分割ヨーク片1
6bは他方に隣の連結部23に係合する円弧状凹部が設
けられているが、一方側は半径方向直線状に切断されて
いる。これによって、第1の組合わせ環状鉄心片17の
一部に噛合部分が無くなり、切断線20aによって当接
するようになる。なお、図4(B)に示す第1の組合わ
せ環状鉄心片17の上部に配置される第2の組合わせ環
状鉄心片20にもこのような切断線20bが設けられた
異形の第2の分割ヨーク片19a、19bを有してい
る。
【0010】次に、積層鉄心下層部14の上に積層され
る積層鉄心上層部15は、図3(A)、(B)、図5
(A)、(B)及び図6に示すように、基本的には第
1、第2の分割ヨーク片26、27をそれぞれ組み合わ
せて、組合わせ環状鉄心片28、29(以下、第1、第
2の組合わせ環状鉄心片28、29ということもある)
が形成されている。第1、第2の分割ヨーク片26、2
7はそれぞれ磁極片部21を中央にして右側及び左側
に、第1、第2の連結部30、31が設けられている。
積層鉄心上層部15の最上層の第1の組合わせ環状鉄心
片28は、例えば、第1の分割ヨーク片26を使って構
成されているが、図5の(A)の斜線で示すように、一
部に異形の第1の分割ヨーク片26a、26bが使用さ
れている。この第1の分割ヨーク片26a、26bの外
形は、前記した第1の分割ヨーク片16a、16bと同
一形状となって、第1の分割ヨーク片26a、26bは
切断線20cによって当接している。第2の組合せ環状
鉄心片29はこのような異形の第2の分割ヨーク片27
a、27bが設けられ、切断線20dによって当接でき
るようになっている。そして、分割ヨーク片26、2
7、26a、27aの連結部30、31、30a、31
aにはその中央部にピン32が挿通する貫通孔33が設
けられている。このように、厳密には第1の分割ヨーク
片26、26a、26bによって、図5(A)に示すよ
うな第1の組合わせ環状鉄心片28が形成され、第2の
分割ヨーク片27、27a、27bによって図5(B)
に示すような第2の組合わせ環状鉄心片29が形成され
ている。積層鉄心上層部15はこのようにな配置された
第1、第2の組合わせ環状鉄心片28、29を交互に所
定高さまでかしめ積層することによって組み立てられ
る。
【0011】以上の工程で、積層鉄心下層部14及び積
層鉄心上層部15が一体的に組み立てられた後、ピン3
2を挿通する。このピン32の挿通は金型内で行っても
よいし、金型外の別の工程で行ってもよい。ピン32の
長さは積層鉄心上層部15の高さと同一か少し短い程度
とする。そして、ピン32を貫通孔33に装着した後、
パンチによって最上部の積層ヨーク鉄心のピン32の回
りを押圧する。これによって、最上部のピン32回りの
鉄心片が伸びて、最上部の鉄心の貫通孔33の直径が小
さくなり、ピン32の抜け出しを防止できる。ピン32
はステンレスやプラスチック等のように非磁性体によっ
て構成されるのが好ましく、積層ヨーク鉄心10への厚
み方向の磁束の流れに抵抗を与え、巻線域を通る有効磁
束を多くする。なお、第1、第2の分割ヨーク片16、
16a、16b、19、19a、19b、26、26
a、26b、27、27a、27bの成形はプレスにて
連続的に行い、積層鉄心下層部14及びこれに続く積層
鉄心上層部15の積層組み立ては、金型内で行う。
【0012】これによって、図1に示すような積層ヨー
ク鉄心10が完成する。この積層ヨーク鉄心10を構成
する各組合わせ環状鉄心片17、20、28、29に
は、図4、図5に示すように同一角度位置に切断線20
a〜20dが形成されることになる。そして、各連結部
23、23a、24、24a、30、30a、31、3
1aは円弧状(部分円状)となって、隣り合う分割ヨー
ク片16、16b、19、19b、26、26b、2
7、27bにはこれらに符合する円弧状凹部が設けられ
ているので、ピン32を中心にして回動し、切断線20
a〜20dの部分で切り離して直線状にすることがで
き、これによって、各磁極部12が開き、巻線が容易と
なる。
【0013】続いて、図7(A)、(B)、図8
(A)、(B)に示す本発明の第2、第3の実施の形態
に係る積層ヨーク鉄心の製造方法について説明する。第
2、第3の実施の形態に係る積層ヨーク鉄心の製造方法
は、積層鉄心下層部及び積層鉄心上層部の製造方法は同
じであるが、第2、第3の実施の形態に係る積層ヨーク
鉄心の製造方法においては、最上部の分割ヨーク片36
の貫通孔33の周囲にビード37からなる突起(図7
(A)参照)、そして溝38(図8(A)参照)を設け
ておく点において異なっている。第2の実施の形態に用
いるビード37、第3の実施の形態に用いる溝38は円
周状に形成する必要はなく、貫通孔33を中心とする平
行線状に形成してもよい。貫通孔33に挿入するピン3
2は積層鉄心上層部の高さと同等か少し短い長さとす
る。この状態で、図7(B)、図8(B)に示すよう
に、ビード37及び溝38をパンチ等で押圧すると、分
割ヨーク片36に設けられている貫通孔33の直径が小
さくなって、ピンが抜けなくなる。ビード37は押しつ
ぶされる。
【0014】以上のそれぞれの実施の形態においては、
各分割ヨーク片を一枚の分割鉄心板によって構成し、各
分割鉄心板を一枚ごとその連結部を左右交互に変えて積
層したが、図9に、第4の実施の形態に係る積層ヨーク
鉄心の製造方法によって製造された分割積層体の一部で
ある積層鉄心上層部40を示すように、積層鉄心上層部
40を構成する上下方向に積層された隣り合う第1、第
2の分割ヨーク片41、42をそれぞれ同一形状の複数
枚の第1、第2の分割鉄心板43、44を群として構成
することもできる。これによって、各分割積層体の結合
部の強度が向上する。また、何らの理由により隣合う分
割積層体が一旦離れ,再度噛合接合する場合に、その噛
合が容易に行える。
【0015】本発明は以上の実施の形態に限定されるも
のではなく、例えば、連結部を部分円弧状に形成して、
各分割積層体の回動は行えるが、隣り合う分割積層体同
士の磁気的連結を高めることも可能である。また、前記
積層ヨーク鉄心は磁極の数が8個であったが、極数がそ
れより少ない場合、あるいは多い場合でも本発明は適用
される。
【0016】
【発明の効果】請求項1〜4記載の積層ヨーク鉄心の製
造方法においては、以上の説明からも明らかなように、
各分割積層体を連結するピンの下端や上端が積層ヨーク
鉄心の下部及び上部から突出せず、取扱が容易となり搬
送性が向上するので、生産性が向上する。また、ピンが
積層ヨーク鉄心中に埋設されているので、ピンが不用意
に物に当たって積層ヨーク鉄心が変形することも少なく
なる。特に、請求項3記載の積層ヨーク鉄心の製造方法
においては、上下方向に隣り合う第1、第2の分割ヨー
ク片は、それぞれ同一形状の複数枚の第1、第2の分割
鉄心板が群となって積層されているので、分割鉄心板が
それぞれ群となった第1、第2の分割ヨーク片の積層が
容易となり、各分割ヨーク片の交互のかみ合わせ部の強
度が強く、支障なく回動できる等の効果がある。そし
て、請求項4記載の積層ヨーク鉄心の製造方法において
は、ピンを非磁性体としているので、積層ヨーク鉄心の
磁気的特性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る積層ヨーク鉄
心の製造方法で製造された積層ヨーク鉄心の斜視図であ
る。
【図2】(A)、(B)はそれぞれ積層鉄心下層部の第
1、第2の分割ヨーク片の平面図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ積層鉄心上層部の第
1、第2の分割ヨーク片の平面図である。
【図4】(A)、(B)はそれぞれ積層鉄心下層部の1
層目及び2層目の組合わせ環状鉄心片の平面図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ積層鉄心上層部の1
層目及び2層目の組合わせ環状鉄心片の平面図である。
【図6】積層ヨーク鉄心の部分断面図である。
【図7】(A)、(B)は本発明の第2の実施の形態に
係る積層ヨーク鉄心の製造方法の説明図である。
【図8】(A)、(B)は本発明の第3の実施の形態に
係る積層ヨーク鉄心の製造方法の説明図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る積層ヨーク鉄
心の製造方法で製造された積層ヨーク鉄心を構成する分
割積層体の斜視図である。
【図10】従来例に係る積層ヨーク鉄心の斜視図であ
る。
【図11】従来例に係る積層ヨーク鉄心の部分断面図で
ある。
【符号の説明】
10:積層ヨーク鉄心、11:環状ヨーク部、12:磁
極部、13:分割積層体、14:積層鉄心下層部、1
5:積層鉄心上層部、16、16a、16b:第1の分
割ヨーク片、17:第1の組合わせ環状鉄心片、19、
19a、19b:第2の分割ヨーク片、20:第2の組
合わせ環状鉄心片、20a〜20d:切断線、21:磁
極片部、23、23a:第1の連結部、24、24a:
第2の連結部、25:かしめ部、26、26a、26
b:第1の分割ヨーク片、27、27a、27b:第2
の分割ヨーク片、28:第1の組合わせ環状鉄心片、2
9:第2の組合わせ環状鉄心片、30、30a:第1の
連結部、、31、31a:第2の連結部、32:ピン、
33:貫通孔、36:分割ヨーク片、37:ビード、3
8:溝、40:積層鉄心上層部、41:第1の分割ヨー
ク片、42:第2の分割ヨーク片、43:第1の分割鉄
心板、44:第2の分割鉄心板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に環状ヨーク部を、該環状ヨーク部
    から内側に突出する複数の磁極部をそれぞれ備え、前記
    環状ヨーク部を前記磁極部単位で分割してかしめ積層さ
    れた分割積層体を形成し、該分割積層体の上下方向に隣
    り合う第1、第2の分割ヨーク片に左右交互に第1、第
    2の連結部を設け、噛合接続した隣の分割積層体と前記
    第1、第2の分割ヨーク片の前記第1、第2の連結部を
    部分的に挿通するピンにより回動可能に連結された積層
    ヨーク鉄心の製造方法であって、積層1枚目又は積層1
    枚目から所定枚数目までの前記第1、第2の分割ヨーク
    片の前記第1、第2の連結部には、前記ピン挿通用の貫
    通孔を形成せずに打ち抜き形成して積層鉄心下層部を形
    成し、次に、前記積層鉄心下層部の上に、前記第1、第
    2の連結部に前記ピンが挿通する貫通孔を形成した前記
    第1、第2の分割ヨーク片を打ち抜き形成して順次積層
    した積層鉄心上層部を形成した後、前記それぞれの貫通
    孔に、該積層鉄心上層部の厚みと同等か又は短い前記ピ
    ンを挿通し、最上層の前記第1又は第2の分割ヨーク片
    の前記貫通孔の回りを押圧し小径化することを特徴とす
    る積層ヨーク鉄心の製造方法。
  2. 【請求項2】 外周に環状ヨーク部を、該環状ヨーク部
    から内側に突出する複数の磁極部をそれぞれ備え、前記
    環状ヨーク部を前記磁極部単位で分割してかしめ積層さ
    れた分割積層体を形成し、該分割積層体の上下方向に隣
    り合う第1、第2の分割ヨーク片に左右交互に第1、第
    2の連結部を設け、噛合接続した隣の分割積層体と前記
    第1、第2の分割ヨーク片の前記第1、第2の連結部を
    部分的に挿通するピンにより回動可能に連結された積層
    ヨーク鉄心の製造方法であって、積層1枚目又は積層1
    枚目から所定枚数目までの前記第1、第2の分割ヨーク
    片の前記第1、第2の連結部には、前記ピン挿通用の貫
    通孔を形成せずに打ち抜き形成して積層鉄心下層部を形
    成し、次に、前記積層鉄心下層部の上に、前記第1、第
    2の連結部に前記ピンが挿通する貫通孔を形成した前記
    第1、第2の分割ヨーク片を打ち抜き形成して順次積層
    し、最上層の分割ヨーク片の前記貫通孔の周囲にはビー
    ド又は溝を形成して積層鉄心上層部を形成した後、前記
    それぞれの貫通孔に、該積層鉄心上層部の厚みと同等か
    又は短い前記ピンを挿通し、前記分割積層鉄心と相隣る
    分割積層鉄心を回動可能に連結し、最上層の分割ヨーク
    片に形成された前記ビード又は溝を押圧して、該最上層
    の分割ヨーク片の貫通孔を小径化することを特徴とする
    積層ヨーク鉄心の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の積層ヨーク鉄心を
    製造方法において、上下方向に隣り合う前記第1、第2
    の分割ヨーク片は、それぞれ同一形状の複数枚の第1、
    第2の分割鉄心板が群となって積層されていることを特
    徴とする積層ヨーク鉄心の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の積
    層ヨーク鉄心の製造方法において、前記ピンは非磁性体
    であることを特徴とする積層ヨーク鉄心の製造方法。
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