JP2010213387A - ステータおよびモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】分割ステータコアを用いる場合に、真円度を保持することができ、高効率化を図ることができるステータおよびモータを提供する。
【解決手段】ティース部15とヨーク部13とを有するステータ鉄心片51が積層された分割ステータコア11を連結して形成されるステータ1において、ステータ鉄心片に、ティース部を境にヨーク部の形状が非対称となるように突出部が形成され、ティース部を同一位置で積層するとともに、突出部が交互に位置するように積層して分割ステータコアが形成され、突出部が隣接する分割ステータコア同士の連結部33として構成され、連結部には隣接する分割ステータコア同士を連結する連結孔が形成され、連結孔には隣接する分割ステータコア同士を回動自在に支持する連結ピン35が設けられ、分割ステータコアを複数連結し、円環状に形成したときに複数の連結ピンと結合し、円環状態を保持可能な端面板41を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステータおよびモータに関するものである。
一般的に、インナーロータ型のモータは、環状のステータ(固定子)の内側に形成された空間にロータ(回転子)が配置され、ロータがステータに対して回転可能に構成されたものである。このようなモータのステータとして、ヨーク部とティース部とを有するステータ鉄心片を複数枚積層して分割ステータコアを構成し、該分割ステータコアを環状に連結してステータコアを形成し、ティース部にコイルを巻回したものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1のステータは、複数の分割ステータコアをピンで連結することで、リング状のステータコアを形成している。また、特許文献2のステータは、ステータコアの外周面に熱硬化性樹脂のシートを巻くとともに、分割ステータコアの外周部に設けた有孔突起部にボルトを通して端板を貫通させることで、複数の分割ステータコアを円環状に保持するようにしている。
特開2000−201458号公報 特開2007−295740号公報
ところで、特許文献1のステータは、分割ステータコアをピンで連結することで、小型高効率のモータの生産性を向上することが可能となるが、ピンのガタなどでステータコアを円環状に保持することが困難である。特に、電気自動車の駆動モータなど大きな回転力を発生するモータではピンやカシメなどでの固定だけではステータコアの真円度を保持することが困難である。
また、特許文献2のステータは、ステータコアの外側に熱硬化性樹脂シートを巻いて円環固定する場合、円環の固定は容易であるが、加熱工程が必要となり、生産性が低下し、製造コストもかかる。また、有孔突起部が形成された分割ステータコアと有孔突起部の無い分割ステータコアとでステータコアが構成されており、それぞれ異なる型で製造する必要がある。つまり、製造コストがかかるとともに、端部において円環保持が困難になるという問題がある。
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、分割ステータコアを用いる場合に、真円度を保持することができ、高効率化を図ることができるステータおよびモータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、ティース部(例えば、実施形態におけるティース15)とヨーク部(例えば、実施形態におけるヨーク13)とを有するステータ鉄心片(例えば、実施形態における平板鋼板51)が複数積層されて形成される分割ステータコア(例えば、実施形態における分割コア11)を複数連結して円環状にすることで形成されるステータ(例えば、実施形態におけるステータ1)において、前記ステータ鉄心片に、前記ティース部を境に前記ヨーク部の形状が非対称となるように突出部(例えば、実施形態における突出部31)が形成され、前記ステータ鉄心片における前記ティース部を同一位置で積層するとともに、前記突出部が交互に位置するように積層して前記分割ステータコアが形成され、前記突出部が隣接する分割ステータコア同士の連結部(例えば、実施形態における連結部33)として構成され、該連結部には前記隣接する分割ステータコア同士を連結する連結孔(例えば、実施形態における連結孔34)が形成され、該連結孔には前記隣接する分割ステータコア同士を回動自在に支持する連結ピン(例えば、実施形態における連結ピン35)が設けられ、前記分割ステータコアを複数連結し、円環状に形成したときに複数の前記連結ピンと結合し、円環状態を保持可能な端面板(例えば、実施形態における端面板41)を備えていることを特徴としている。
請求項2に記載した発明は、前記突出部に前記ステータ鉄心片の外周より外方へ向かって突出された外方突出部(例えば、実施形態における外方突出部32)が形成され、前記連結部が前記外方突出部に形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載した発明は、前記分割ステータコアの外周面に冷媒が通流可能に構成されていることを特徴としている。
請求項4に記載した発明は、上述のいずれかに記載のステータを備えたモータであって、前記端面板の径方向長さが前記突出部の外周縁よりも長く形成され、前記ステータを収納するハウジング(例えば、実施形態におけるモータハウジング91)と前記端面板とを接触させ、前記ハウジングの内面(例えば、実施形態における内周面92)と前記ステータの外周面との間に冷媒通路(例えば、実施形態における空間部S)を形成することを特徴としている。
請求項1に記載した発明によれば、複数の分割ステータコアを回動自在の連結ピンで繋ぐことにより、帯状に展開することが可能となる。したがって、隣接するティース部間の距離が大きく確保されるため、巻線を容易にティース部間に挿入することができる。つまり、ステータを小型化することができ、結果として小型・高効率なモータを製造することができる。また、分割ステータコアを円環状に保持するための端面板を設けたため、大きな回転力が加わっても、強固に円環状態を保持することができる。つまり、分割ステータコアの真円度を保持することができる。さらに、端面板と分割ステータコアとの間を連結ピンを用いて結合するため、端面板を固定するための新たな固定構造が不要であり、簡易な構成で分割ステータコアを円環状態に保持することができる。
請求項2に記載した発明によれば、連結部を外方突出部に形成することにより、磁路上に連結部が配されることがなくなり、ステータコアを分割しても磁気抵抗を増加させることがなくなる。したがって、ステータコアを分割して帯状に展開することが可能となり、巻線を容易にティース部間に挿入することができる。つまり、ステータを小型化することができ、結果として小型・高効率なモータを製造することができる。
請求項3に記載した発明によれば、外方突出部によりステータコアの外周面の表面積が増加しており、該外周面に冷媒を通流させることにより、ステータを効果的に冷却することができる。したがって、モータの高出力化を図ることができる。
請求項4に記載した発明によれば、端面板、ステータ外周面およびハウジングとで囲まれた空間を冷媒通路として構成することにより、モータ全体の容積を小さくすることができるとともに、冷却性能を向上することができる。
本発明の実施形態におけるステータの斜視図である。 本発明の実施形態におけるステータの正面図である。 本発明の実施形態における分割コアの正面図である。 図3のA−A線に沿う断面部である。 本発明の実施形態における分割コアの斜視図である。 本発明の実施形態における分割コアが帯状に連結された状態を示す部分斜視図である。 本発明の実施形態における帯状に配された分割コアにコイルを挿入する状態を示す部分斜視図である。 本発明の実施形態における帯状に配された分割コアを円環状にした状態を示す正面図である。 本発明の実施形態における端面板の正面図である。 図9のB−B線に沿う断面図である。 本発明の実施形態における円環状のステータに端面板を配置した状態を示す部分断面図である。 図11の状態から連結ピンの頭部をカシメて端面板をステータに固定した状態を示す部分断面図である。 本発明の実施形態におけるステータをモータハウジングに圧入固定する前の状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるステータをモータハウジングに圧入固定した後の状態を示す部分断面図である。 本発明の実施形態におけるステータをモータハウジングに圧入固定した後の状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態における冷媒の流れを説明する図である。 本発明の実施形態における連結ピンの別の態様を示す部分断面図である。 本発明の実施形態におけるステータとモータハウジングとの固定方法の別の態様を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるステータとモータハウジングとの固定方法のさらに別の態様を示す部分断面図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図19に基づいて説明する。なお、本実施形態では車両などに取り付けるモータのステータ構造の場合で説明する。
図1はステータの斜視図であり、図2はステータの平面図である。なお、図2においては、コイル20はステータコア10面上での断面図で示し、端面板41(後に詳述)の図示を省略している。図1、図2に示すように、ステータ1は、円環状に構成されたステータコア10と、ステータコア10のティース15に巻回されたコイル20とを備えている。ステータ1の円環状の中心に形成された空間には、図示しないロータが回転可能に配置される。
ステータコア10は、複数の分割コア11が環状に連結されて構成されている。ステータコア10は、円環状の外周を構成するヨーク13と、ヨーク13から円環状の中心に指向して突出されたティース15と、ティース15の先端を構成する先端部17と、を備えている。また、隣接するティース15同士の間には、空間部(以下、スロット19という。)が形成されている。そして、ティース15に巻き回したコイル20をスロット19に配置することで、上記のようにステータ1が形成される。
図3は分割コアの平面図である。図3に示すように、分割コア11は、ヨーク13、ティース15、および先端部17が形成された平板鋼板51が複数積層されて構成されている。この分割コア11を構成する平板鋼板51は、プレス成型により容易に製造することができる。ここで、一つの分割コア11には、一つのティース15が形成されている。つまり、ティース15ごとに分割コア11は分割されている。
ここで、ヨーク13には、ティース15を境に該ヨーク13の形状が非対称となるように平面視で一方側に突出部31が形成されている。また、突出部31には平板鋼板51の外周より径方向外方へ向かって突出された外方突出部32が形成されている。この外方突出部32は隣接する分割コア11との連結部33として構成されている。連結部33にはステータ1の軸方向に沿う方向に連結孔34が形成されており、該連結孔34には隣接する分割コア11同士を連結するための連結ピン35が挿通可能に構成されている。
なお、ヨーク13における突出部31が形成された反対側には、隣接する平板鋼板51の突出部31の内周面36に当接可能な突起37が形成されている。この突起37は、分割コア11を帯状に配置した際に、隣接する分割コア11,11のヨーク13,13間に形成される隙間38を塞ぐ大きさで形成されている。
図4は図3のA−A線に沿う断面図である。また、図5が分割コア11の斜視図である。図4、図5に示すように、分割コア11は平板鋼板51が複数枚積層され、それらが接合されて所望の厚みを有している。このとき、上下に隣接(積層)する平板鋼板51の表裏面が逆になるように積層されている。つまり、突出部31がティース15を境に交互に突出されるように積層されている。
ヨーク13の突出部31が形成された側における隣接する分割コア11に面した側面が、第1環状時当接部28として構成される。また、ヨーク13の突起37が形成された側における隣接する分割コア11に面した側面が、第2環状時当接部29として構成される。つまり、第2環状時当接部29の外形は、第1環状時当接部28と略同一形状の凹状に形成されている。分割コア11が帯状に連結された状態では、第1環状時当接部28と第2環状時当接部29とが離反するように構成され(図3参照)、分割コア11が環状に連結された状態では、第1環状時当接部28と第2環状時当接部29とが当接する(図2参照)ように構成されている。
また、第2環状時当接部29におけるティース15側の端部に、突起37が形成されている。この突起37により、コイル20が第1環状時当接部28と第2環状時当接部29との間(隙間38)に入り込んで損傷するのを防止できるようになっている。さらに、上下方向に隣接する分割コア11の表裏面が逆になるように積層されているため、突起37が上下方向において交互に配置されるように積層されている。このようにすることで、後に取り付けられるコイル20が第1環状時当接部28と第2環状時当接部29との隙間に入り込むことをより確実に防止することができる。
次に、分割コア11を連結してステータコア10を形成する手順を説明する。
図6は分割コアの帯状時の部分斜視図である。図6に示すように、平板鋼板51を積層・接合し、所望の厚みに形成された分割コア11を複数用意し、その分割コア11を同じ向きに並べる。そして、隣接する分割コア11同士を連結する。このとき、隣接する分割コア11同士の連結部33が平面視で重なるように(上下方向に交互に配置されるように)配置し、連結部33に形成された連結孔34が軸方向に連通するように配置する。そして、連通した連結孔34に連結ピン35を挿通し、例えば連結ピン35の頭部をカシメることにより、分割コア11同士を連結する。したがって、分割コア11を帯状に連結した際に、帯状の状態を確実に保持できる。このようにして、複数の分割コア11を帯状に連結する。なお、本実施形態では、2段カシメが可能な連結ピン35を採用している。つまり、連結ピン35を連結孔34に挿通した後に、まず連結ピン35の両端をカシメて隣接する分割コア11,11を連結し、その後端面板41を取り付けるためにもう一度連結ピン35をカシメることができるようになっている。
分割コア11を全て連結した後、スロット19にコイル20を配置する。具体的には、図7に示すように、帯状に配置された分割コア11のスロット19内に予め分布巻きされたコイル20を挿入する。このとき分割コア11が帯状に配置されているため、スロット19が大きく確保されており、コイル20を容易にスロット19内に挿入することができる。
次に、図8に示すように、スロット19内にコイル20が挿入された後、帯状に連結された分割コア11を環状に変形し、帯状時の両端の分割コア11同士を連結させて円環状にする。このとき、第1環状時当接部28と隣接する分割コア11の第2環状時当接部29とが当接する。また、隣接する分割コア11同士は、連結ピン35を中心に回動することにより帯状に配された分割コア11を容易に円環状にすることができる。
次に、円環状に保持された分割コア11に端面板41を取り付ける。図9に示すように、端面板41は、正面視略真円形状の部材であり、ヨーク13の外周縁および外方突出部32を覆う大きさで形成されている。また、図10に示すように、端面板41は側面視における断面形状が略コ字状に形成され、第1折曲部42がヨーク13の外周縁に当接し、第2折曲部43が外方突出部32の外周縁に当接するように形成されている。また、端面板41には、連結ピン35に形成された端面板カシメ用の突起45(図11参照)が挿通可能な貫通孔44が形成されている。
図11に示すように、端面板41の貫通孔44を連結ピン35の突起45に挿通するとともに、第1折曲部42および第2折曲部43がそれぞれヨーク13の外周縁および外方突出部32に当接するように配置する。なお、端面板41の外周面46は、外方突出部32の外周縁よりも若干径方向外側に位置するように形成されている。
図12に示すように、連結ピン35の頭部(突起45)をカシメることにより端面板41がステータ1に取り付けられる。端面板41は正面視略真円形状に形成されているため、ステータ1も略真円形状に強固に保持される。端面板41は、ステータ1の両面に取り付けられる。
次に、このように略真円形状に保持されたステータ1をモータハウジング91に取り付ける。図13に示すように、本実施形態ではモータハウジング91と端面板41とが当接して圧入固定される。つまり、端面板41の外周面46とモータハウジング91の内周面92とが当接して圧入固定される。
図14に示すように、ステータ1をモータハウジング91に圧入固定することにより、端面板41、ステータ1およびモータハウジング91の内周面92で囲まれた空間部Sが形成される。
図15に示すように、本実施形態では、空間部Sに冷媒(例えば、冷却用油)を供給できるように構成されている。具体的には、端面板41に冷却用油などの冷媒を供給するための供給配管61が設けられているとともに、冷媒を空間S内から排出するための排出口62が形成されている。なお、供給配管61はモータを車両に設置したときに上方になるように配置し、排出口62は下方になるように配置すると冷媒の流れがスムーズになり好ましい。
図16に示すように、空間S内に供給された冷媒は、ステータ1の外周面に沿って矢印の方向に流通して、ステータ1およびコイル20を冷却できるようになっている。また、本実施形態では、平板鋼板51に外方突出部32が形成されているため、ステータ1の外周面積が大きくなっているため、冷却効率を向上することができる。また、ステータ1(端面板41)とモータハウジング91とを圧入固定した際に形成された空間Sを冷媒流路に利用しているため、ステータ1の冷却用にウォータジャケットなどをモータハウジング91に形成する必要がなくなるため、モータの小型化を図ることができる。
本実施形態によれば、複数の分割コア11を回動自在の連結ピン35で繋ぐことにより、帯状に展開することが可能となる。したがって、隣接するティース15,15間の距離(スロット19)が大きく確保されるため、コイル20を容易にティース15,15間に挿入することができる。つまり、ステータ1を小型化することができ、結果として小型・高効率なモータを製造することができる。また、分割コア11を円環状に保持するための端面板41を設けたため、大きな回転力が加わっても、強固に円環状態を保持することができる。つまり、分割コア11の真円度を保持することができる。さらに、端面板41と分割コア11との間を連結ピン35を用いて結合するため、端面板41を固定するための新たな固定構造が不要であり、簡易な構成で分割コア11を円環状態に保持することができる。
また、連結部33を外方突出部32に形成することにより、磁路上に連結部33が配されることがなくなり、ステータコア10を分割しても磁気抵抗を増加させることがなくなる。したがって、ステータコア10を分割して帯状に展開することが可能となり、コイル20を容易にティース15,15間に挿入することができる。つまり、ステータ1を小型化することができ、結果として小型・高効率なモータを製造することができる。
また、外方突出部32によりステータコア10の外周面の表面積が増加しており、該外周面に冷媒を通流させることにより、ステータ1を効果的に冷却することができる。したがって、モータの高出力化を図ることができる。
さらに、端面板41、ステータ1の外周面およびモータハウジング91とで囲まれた空間部Sを冷媒通路として構成することにより、モータ全体の容積を小さくすることができるとともに、冷却性能を向上することができる。
尚、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な構造や数値などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態において、第1帯状時接合部と第2帯状時接合部とが略直線形状で構成された場合の説明をしたが、一方に凸形状を有し、他方に凹形状を有して嵌合できるようにしてもよい。
また、本実施形態において、分割コアを連結する連結ピンを2段カシメができるように構成し、分割コアを連結した後、端面板をカシメて取り付けするように構成した場合の説明をしたが、図17に示すように、分割コア11を連結する際に、中空リベット61を用いて連結し、端面板41を取り付ける際には、端面板41の貫通孔44および中空リベット61の貫通孔62を挿通する連結ピン63を用いて端面板41を固定するようにしてもよい。
また、本実施形態において、端面板とモータハウジングとを圧入固定することでステータを取り付けた場合の説明をしたが、図18に示すように、ボルト締結用のフランジ71,72を端面板41およびモータハウジング91に設けて、ボルト締結してもよい。
さらに、本実施形態において、ステータの両面に端面板を取り付けた場合の説明をしたが、図19に示すように、端面板41は一方のみに設け、他方はモータハウジング91に形成された端面板41と断面略同一形状のステータ保持部81にステータ1を当接させるようにしてもよい。
そして、本実施形態では、平板鋼板51を一枚ずつ突出部31がティース15を挟んで交互に位置するように積層した場合の説明をしたが、同じ向きに数枚積層された平板鋼板51を複数個用意して、それぞれの突出部31がティース15を挟んで交互に位置するようにして積層してもよい。
1…ステータ 11…分割コア(分割ステータコア) 13…ヨーク(ヨーク部) 15…ティース(ティース部) 31…突出部 32…外方突出部 33…連結部 34…連結孔 35…連結ピン 41…端面板 51…平板鋼板(ステータ鉄心片) 91…モータハウジング(ハウジング) 92…内周面(内面) S…空間部(冷媒通路)

Claims (4)

  1. ティース部とヨーク部とを有するステータ鉄心片が複数積層されて形成される分割ステータコアを複数連結して円環状にすることで形成されるステータにおいて、
    前記ステータ鉄心片に、前記ティース部を境に前記ヨーク部の形状が非対称となるように突出部が形成され、
    前記ステータ鉄心片における前記ティース部を同一位置で積層するとともに、前記突出部が交互に位置するように積層して前記分割ステータコアが形成され、
    前記突出部が隣接する分割ステータコア同士の連結部として構成され、
    該連結部には前記隣接する分割ステータコア同士を連結する連結孔が形成され、
    該連結孔には前記隣接する分割ステータコア同士を回動自在に支持する連結ピンが設けられ、
    前記分割ステータコアを複数連結し、円環状に形成したときに複数の前記連結ピンと結合し、円環状態を保持可能な端面板を備えていることを特徴とするステータ。
  2. 前記突出部に前記ステータ鉄心片の外周より外方へ向かって突出された外方突出部が形成され、
    前記連結部が前記外方突出部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  3. 前記分割ステータコアの外周面に冷媒が通流可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載のステータ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のステータを備えたモータであって、
    前記端面板の径方向長さが前記突出部の外周縁よりも長く形成され、前記ステータを収納するハウジングと前記端面板とを接触させ、
    前記ハウジングの内面と前記ステータの外周面との間に冷媒通路を形成することを特徴とするモータ。
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