JP5986759B2 - 嵌合具及び嵌合具付き袋体 - Google Patents

嵌合具及び嵌合具付き袋体 Download PDF

Info

Publication number
JP5986759B2
JP5986759B2 JP2012048314A JP2012048314A JP5986759B2 JP 5986759 B2 JP5986759 B2 JP 5986759B2 JP 2012048314 A JP2012048314 A JP 2012048314A JP 2012048314 A JP2012048314 A JP 2012048314A JP 5986759 B2 JP5986759 B2 JP 5986759B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
fitting portion
female
side fitting
male
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012048314A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013180825A (ja
Inventor
隆行 尾池
隆行 尾池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CI Kasei Co Ltd
Original Assignee
CI Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CI Kasei Co Ltd filed Critical CI Kasei Co Ltd
Priority to JP2012048314A priority Critical patent/JP5986759B2/ja
Publication of JP2013180825A publication Critical patent/JP2013180825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5986759B2 publication Critical patent/JP5986759B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)

Description

本発明は、嵌合具及び嵌合具付き袋体に関する。
食品、薬品、雑貨等の様々な分野において、袋本体の開口部近傍の内面に、開口部を開閉自在に封じる嵌合具が取り付けられた嵌合具付き袋体が広く用いられている。
例えば、図11に例示した嵌合具100を備えた嵌合具付き袋体が知られている(例えば、特許文献1)。嵌合具100は、一対の帯状の基材111,112のそれぞれの対向面111a,112aに、突条の雄側嵌合部113及び該雄側嵌合部113に着脱自在に嵌合する雌側嵌合部114が、それら基材111,112の長手方向に沿ってそれぞれ設けられている。雄側嵌合部113は、基材111の対向面111aから立ち上がる幹部113aと、幹部113aの先端側に設けられた該幹部113aよりも大きな頭部113bとを有している。一方、雌側嵌合部114は、もう一方の基材112の対向面112aから円弧状に立ち上がる一対のアーム部114a,114bを有し、それら一対のアーム部114a,114bによって凹部114cが形成されている。
嵌合具100を備えた嵌合具付き袋体では、嵌合具100の雄側嵌合部113の頭部113bを雌側嵌合部114の凹部114cに嵌め込んで嵌合することにより、袋体に形成した開口部を閉じることができる。また、嵌合具100が取り付けられた袋本体の各々の開口端をそれぞれ把持し、それらを離間する方向に引っ張り、雄側嵌合部113の頭部113bを雌側嵌合部114の凹部114cから脱離させることで、袋体を再び開封することができる。
特開2003−140147号公報
しかし、嵌合具100のような従来の嵌合具を備えた嵌合具付き袋体では、雄側嵌合部113と雌側嵌合部114を嵌合しても優れた密封性を得ることが困難である。具体的には、雄側嵌合部113と雌側嵌合部114を嵌合した際、雄側嵌合部113の頭部113bと雌側嵌合部114の凹部114cの間にはわずかに隙間が生じており、その隙間を通って外気が袋体の内部に侵入する。そのため、雄側嵌合部113と雌側嵌合部114を嵌合して袋体の開口部を閉じても、保存中に徐々に袋体内に外気が侵入し、内容物が湿気を含む等の不具合が生じる。
本発明は、嵌合した際の密封性が優れ、袋体内の内容物の品質を長期間安定して保持できる嵌合具、及び該嵌合具を備えた嵌合具付き袋体の提供を目的とする。
本発明の嵌合具は、一対の帯状の基材と、前記一対の基材に設けられた第1の嵌合部及び第2の嵌合部を有する嵌合具であって、
前記第1の嵌合部が、一方の基材の対向面に長手方向に沿って設けられた突条の第1の雄側嵌合部と、他方の基材の対向面に設けられ、前記第1の雄側嵌合部に着脱自在に嵌合する第1の雌側嵌合部とを有し、
前記第2の嵌合部が、前記他方の基材の対向面に長手方向に沿って設けられた突条の第2の雄側嵌合部と、前記一方の基材の対向面に設けられ、前記第2の雄側嵌合部に着脱自在に嵌合する第2の雌側嵌合部とを有し、
前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部を嵌合したときに、前記第1の雌側嵌合部と前記第2の雌側嵌合部の高さ方向の一部の側面同士が長手方向に連続的に密着し、前記第1の雌側嵌合部と前記第2の雌側嵌合部の間の密着していない部分に隙間が形成されることを特徴とする。
また、本発明の嵌合具付き袋体は、内容物を収容する袋本体と、該袋本体の開口部の内面に設けられた本発明の嵌合具とを具備することを特徴とする。
本発明の嵌合具は、嵌合した際の密封性が優れ、袋体内の内容物の品質を長期間安定して保持できる。
また、本発明の嵌合具付き袋体は、本発明の嵌合具を備えているため、密封性に優れ、袋体内の内容物の品質を長期間安定して保持できる。
本発明の嵌合具の一例を示した断面図である。 図1の嵌合具の第1の嵌合部及び第2の嵌合部を拡大した断面図である。 本発明の嵌合具付き袋体の一例を示した正面図である。 図3の嵌合具付き袋体を直線I−I’で切断したときの断面図である。 図3の嵌合具付き袋体を開封した様子を示した斜視図である。 本発明の嵌合具の他の例を示した断面図である。 本発明の嵌合具の他の例を示した断面図である。 本発明の嵌合具の他の例を示した断面図である。 本発明の嵌合具の他の例を示した断面図である。 本発明の嵌合具と比較するための参考例の嵌合具における嵌合部を拡大した断面図である。 従来の嵌合具の一例を示した断面図である。
[嵌合具]
以下、本発明の嵌合具の一例を示して詳細に説明する。図1及び図2は、本発明の嵌合具の一例である嵌合具10を長手方向に対して垂直に切断したときの断面図である。なお、他の嵌合具の断面図についても同様に、長手方向に対して垂直に切断したときの断面図である。
嵌合具10は、図1及び図2に示すように、一対の帯状の第1の基材12及び第2の基材14と、第1の基材12及び第2の基材14に長手方向に沿って設けられた第1の嵌合部16及び第2の嵌合部18を有している。
第1の嵌合部16は、第1の基材12の対向面12aに長手方向に沿って設けられた突条の第1の雄側嵌合部20と、第2の基材14の対向面14aに長手方向に沿って設けられた、第1の雄側嵌合部20と着脱自在に嵌合する第1の雌側嵌合部22を有している。
第2の嵌合部18は、第2の基材14の対向面14aに長手方向に沿って設けられた突条の第2の雄側嵌合部24と、第1の基材12の対向面12aに長手方向に沿って設けられた、第2の雄側嵌合部24と着脱自在に嵌合する第2の雌側嵌合部26を有している。
すなわち、嵌合具10は、第1の基材12及び第2の基材14に、第1の嵌合部16の第1の雄側嵌合部20及び第1の雌側嵌合部22と、第2の嵌合部18の第2の雄側嵌合部24及び第2の雌側嵌合部26が互い違いに設けられた嵌合具である。
嵌合具10は、第1の嵌合部16の第1の雄側嵌合部20と第1の雌側嵌合部22を嵌合し、同時に第2の嵌合部18の第2の雄側嵌合部24と第2の雌側嵌合部26を嵌合することで、袋体に形成した開口部を開閉自在に閉じることができる。
第1の基材12は、特に限定されず、公知の嵌合具の基材に使用されるものが使用でき、積層フィルムからなる基材が好ましい。積層フィルムからなる第1の基材12としては、例えば、対向面12a側から、耐熱層とヒートシール層が積層されたフィルムが挙げられる。また、第1の基材12は、耐熱層とヒートシール層の間にバリア層を有していてもよい。
耐熱層の材質としては、二軸延伸ナイロン、二軸延伸ポリプロピレン等が挙げられる。
ヒートシール層の材質としては、直鎖状低密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー等が挙げられる。
バリア層の材質としては、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
第1の基材12は、1種の樹脂からなっていてもよく、2種以上の樹脂を含む樹脂組成物からなっていてもよい。また、必要に応じて安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、着色剤等の公知の添加剤が添加されていてもよい。
また、第1の基材12は、積層フィルムからなる基材には限定されず、単層フィルムからなる基材であってもよい。
第2の基材14としては、第1の基材12と同じ基材が挙げられ、好ましい態様も同じである。
第1の嵌合部16の第1の雄側嵌合部20は、図2に示すように、第1の基材12の対向面12aから立ち上がる幹部20aと、幹部20aの先端側に設けられ、幹部20aよりも大きい断面円形状の頭部20bを有している。
第1の雌側嵌合部22は、第2の基材14の対向面14aから断面円弧状に立ち上がる一対の第1のアーム部22aと第2のアーム部22bからなり、第1のアーム部22aと第2のアーム部22bによって凹部22cが形成されている。
第1の嵌合部16は、第1の雄側嵌合部20の頭部20bを第1の雌側嵌合部22の凹部22cに嵌め込むことで、着脱自在に嵌合できるようになっている。
第2の嵌合部18の第2の雄側嵌合部24は、第1の雄側嵌合部20と同様の形状であり、第2の基材14の対向面14aから立ち上がる幹部24aと、幹部24aの先端側に設けられ、幹部24aよりも大きい断面円形状の頭部24bを有している。
第2の雌側嵌合部26は、第1の雌側嵌合部22と同様の形状であり、第1の基材12の対向面12aから断面円弧状に立ち上がる一対の第3のアーム部26aと第4のアーム部26bからなり、第3のアーム部26aと第4のアーム部26bによって凹部26cが形成されている。
第2の嵌合部18は、第2の雄側嵌合部24の頭部24bを第2の雌側嵌合部26の凹部26cに嵌め込むことで、着脱自在に嵌合できるようになっている。
嵌合具10は、第1の嵌合部16と第2の嵌合部18を嵌合したときに、第1の嵌合部16の第1の雌側嵌合部22と第2の嵌合部18の第2の雌側嵌合部26の側面同士が密着することを特徴とする。具体的には、第1の嵌合部16と第2の嵌合部18を嵌合したときに、第1の雌側嵌合部22における第2のアーム部22bと、第2の雌側嵌合部26における第3のアーム部26aとが密着する。これにより、優れた密封性が得られ、袋体内の内容物の品質を長期間安定して保持することができる。前記効果が得られる要因は、以下のように考えられる。
前述したように、嵌合具100(図11)のような従来の嵌合具では、雄側嵌合部113と雌側嵌合部114を嵌合しても、雄側嵌合部113の頭部113bと雌側嵌合部114の凹部114cの間にわずかに生じた隙間から、外気が徐々に袋体の内部に侵入する。
これに対し、嵌合具10は、第1の嵌合部16と第2の嵌合部18の2つの嵌合部を有している。そのため、外気が侵入するには、第1の雄側嵌合部20の頭部20bと第1の雌側嵌合部22の凹部22cの隙間と、第2の雄側嵌合部24の頭部24bと第2の雌側嵌合部26の凹部26cの隙間を通過する必要がある。このように、雄側嵌合部と雌側嵌合部の隙間を通過する回数が増えるため、嵌合具10は嵌合具100に比べて外気を袋体の内部に侵入させ難い。
また、嵌合具10は、第1の嵌合部16の第1の雄側嵌合部20及び第1の雌側嵌合部22と、第2の嵌合部18の第2の雄側嵌合部24及び第2の雌側嵌合部26とが、それぞれの雄側嵌合部と雌側嵌合部が互い違いになるように第1の基材12と第2の基材14に設けられている。そのため、外気が侵入するには、図2に示すように、第1の嵌合部16の第1の雄側嵌合部20と第1の雌側嵌合部22の間を通過した後、第1の雌側嵌合部22と第2の雌側嵌合部26の間を通過し、さらに第2の雄側嵌合部24と第2の雌側嵌合部26の間を通過する必要がある。しかし、嵌合具10では、第1の雌側嵌合部22の第2のアーム部22bと第2の雌側嵌合部26の第3のアーム部26aとが密着し、第1の雌側嵌合部22と第2の雌側嵌合部26の間が閉じられた状態になっているため、たとえ外気が第1の雄側嵌合部20と第1の雌側嵌合部22の間を通過しても、袋体内まで侵入することを抑制することができる。
隣り合う2つの嵌合部の雌側嵌合部の側面同士を密着させても、それらの雌側嵌合部が同一の基材に設けられていると前記効果は得られない。例えば、図10に例示した嵌合具210を例に説明する。なお、図10における図2と同じ部分は、便宜上、同符号を付して説明を省略する。嵌合具210は、第2の雄側嵌合部24が第1の基材12に設けられ、第2の雌側嵌合部26が第2の基材14に設けられている以外は嵌合具10と同じである。すなわち、嵌合具210は、第1の雌側嵌合部22と第2の雌側嵌合部26が共に第2の基材14に設けられ、それらの側面同士が密着している。
この嵌合具210では、第1の嵌合部16の第1の雄側嵌合部20と第1の雌側嵌合部22の間を通過した外気は、第1の雌側嵌合部22と第2の雌側嵌合部26の間を通過することなく、第2の雄側嵌合部24と第2の雌側嵌合部26の間に到達する。そのため、嵌合具210では、第1の雌側嵌合部22と第2の雌側嵌合部26の側面同士を密着させても、密封性を向上させる効果は得られない。
嵌合具10では、第1の嵌合部16と第2の嵌合部18のそれぞれの雄側嵌合部と雌側嵌合部を第1の基材12と第2の基材14に互い違いに設けることで、第1の雌側嵌合部22と第2の雌側嵌合部26の間を通過しなければ外気が袋体内に侵入できないようにし、そのうえで第1の雌側嵌合部22と第2の雌側嵌合部26の間を閉じることで優れた密封性を達成している。
第1の嵌合部16は、図2に示すように、第1の雄側嵌合部20と第1の雌側嵌合部22を嵌合したときに、第1の雌側嵌合部22の内面が全て第1の雄側嵌合部20の外面に密着することが好ましい。すなわち、第1の雄側嵌合部20と第1の雌側嵌合部22を嵌合したときに、第1の雌側嵌合部22の凹部22c内に空間が形成されないようになっていることが好ましい。これにより、外気が第1の雄側嵌合部20と第1の雌側嵌合部22の間を通過することが抑制される。そのため、密封性がさらに向上し、袋体内の内容物の品質をより安定して長期間保持できる。
第2の嵌合部18も同様に、第2の雄側嵌合部24と第2の雌側嵌合部26を嵌合したときに、第2の雌側嵌合部26の内面が全て第2の雄側嵌合部24の外面に密着するようになっていることが好ましい。すなわち、第2の雄側嵌合部24と第2の雌側嵌合部26を嵌合したときに、第2の雌側嵌合部26の凹部26c内に空間が形成されないようになっていることが好ましい。これにより、密封性がさらに向上し、袋体内の内容物の品質をより安定して長期間保持できる。
以下、本発明の嵌合具付き袋体の一例として、前述した嵌合具10を備えた嵌合具付き袋体1(以下、「袋体1」という。)について説明する。
本実施形態の袋体1は、図3に示すように、内容物を収容する密封された状態の袋本体40と、袋本体40の上部の内面に、横方向に沿って取り付けられた嵌合具10とを具備している。
袋本体40は、第1のフィルム材42と第2のフィルム材44が重ね合わされ、それらの周縁部46が全てヒートシールされることで形成されており、密封された状態になっている。また、袋本体40における嵌合具10よりも上部側には、横方向に沿って切断補助線48が設けられており、その端部にノッチ50が形成されている。
嵌合具10は、図4に示すように、嵌合具10の第1の基材12の外面12bが袋本体40の第1のフィルム材42に溶着され、嵌合具10の第2の基材14の外面14bが袋本体40の第2のフィルム材44に溶着されている。
袋本体40の形状は、本実施形態では矩形である。ただし、袋本体40の形状は矩形には限定されない。また、袋本体40の大きさも特に限定されず、袋本体40に収容する内容物によって適宜選定すればよい。
袋本体40を形成する第1のフィルム材42と第2のフィルム材44は、ヒートシールにより嵌合具10を溶着できるものであればよく、内面側からシーラント層と基材層を少なくとも有する積層フィルムが好ましい。
基材層としては、二軸延伸ナイロン、二軸延伸ポリプロピレン等が挙げられる。
シーラント層としては、直鎖状低密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー等が挙げられる。
また、前記積層フィルムには、バリア層等の機能層を設けてもよい。
また、第1のフィルム材42と第2のフィルム材44は、シーラント層のみからなる単層フィルムであってもよい。
切断補助線48は、袋本体40を切断して開封するのを補助する線である。切断補助線48としては、例えば、袋本体40の第1のフィルム材42及び第2のフィルム材44における切断補助線48の部分をそれ以外の部分に比べて薄肉化した弱化線、ミシン目からなる弱化線、列状に形成された細孔からなる弱化線が挙げられる。また、切断補助線48は、前記弱化線には限定されず、ハサミやカッター等で切断する位置を示す、印刷等で形成した線であってもよい。
切断補助線48は、本実施形態では袋本体40の幅方向に沿って形成されているが、この形態には限定されず、袋本体40の幅方向に対して傾斜して設けられていてもよい。
ノッチ50の形状は、この例では三角形状であるが、特に限定されず、半円形状、直線状等であってもよい。
袋体1は、ノッチ50から切断補助線48に沿って袋本体40の上部を切断して除去することで、図5に示すように、上部に開口部52を形成して開封することができる。袋体1に形成した開口部52は、嵌合具10の第1の嵌合部16と第2の嵌合部18を嵌合することで繰り返し開閉できる。
袋体1は、嵌合具10を用いているため、優れた密封性が得られ、袋体内の内容物の品質を安定して長期間保持することができる。
なお、本発明の嵌合具及び嵌合具付き袋体は、雄側嵌合部と雌側嵌合部が互い違いに設けられた第1の嵌合部と第2の嵌合部を有し、それらの雌側嵌合部の側面同士が密着した形態であれば、前記した嵌合具10及び袋体1には限定されない。
例えば、図6に例示した嵌合具10Aであってもよい。便宜上、図6における図1と同じ部分には同符号を付して説明を省略する。嵌合具10Aは、第1の嵌合部16及び第2の嵌合部18の代わりに第1の嵌合部16A及び第2の嵌合部18Aを有する以外は嵌合具10と同じである。
第1の嵌合部16Aは、第1の基材12の対向面12aに設けられ、幹部20aの先端から、第1の基材12に向かって両側に折り返すように形成された頭部20cを有する矢印形状の第1の雄側嵌合部20Aと、第2の基材14の対向面14aに設けられ、アームの先端が内側に折れ曲がった形状の第1のアーム部22d及び第2のアーム部22eを有する第1の雌側嵌合部22Aと、を有する。第1の雄側嵌合部20Aと第1の雌側嵌合部22Aは、それらを嵌合した際に、第1の雄側嵌合部20Aの頭部20cの両方の先端が第1の雌側嵌合部22Aの凹部22fの内面に密着し、第1の雌側嵌合部22Aの第1のアーム部22d及び第2のアーム部22eの先端がそれぞれ第1の雄側嵌合部20Aの幹部20aに密着する。第2の嵌合部18Aは、第2の基材14の対向面14aに設けられている以外は第1の雄側嵌合部20Aと同形状の第2の雄側嵌合部24Aと、第1の基材12の対向面12aに設けられている以外は第1の雌側嵌合部22Aと同形状の第2の雌側嵌合部26Aを有している。第2の雄側嵌合部24Aと第2の雌側嵌合部26Aは、第1の雄側嵌合部20A及び第1の雌側嵌合部22Aと同様に、嵌合したときに第2の雄側嵌合部24Aの頭部の先端が第2の雌側嵌合部26Aの凹部の内面に密着し、第2の雌側嵌合部26Aのアーム部の先端が第2の雄側嵌合部24Aの幹部に密着する。
嵌合具10Aは、このように、第1の嵌合部16Aの第1の雄側嵌合部20A及び第1の雌側嵌合部22Aと、第2の嵌合部18Aの第2の雄側嵌合部24A及び第2の雌側嵌合部26Aが互い違いに設けられ、さらに第1の雌側嵌合部22Aと第2の雌側嵌合部26Aの側面同士が密着している。
これにより、嵌合具10Aでは、嵌合具10と同様に、たとえ外気が第1の嵌合部16Aの第1の雄側嵌合部20Aと第1の雌側嵌合部22Aの間を通過しても、第1の雌側嵌合部22Aと第2の雌側嵌合部26Aの間で外気の侵入が抑制される。また、第1の嵌合部16Aと第2の嵌合部18Aはいずれも、雄側嵌合部の頭部の先端が雌側嵌合部に密着し、かつ雌側嵌合部のアームの先端が雄側嵌合部に密着した形態である。このように、雄側嵌合部と雌側嵌合部の少なくとも一部が、嵌合した際に長手方向に沿って密着していることで、外気が該雄側嵌合部と雌側嵌合部の間を通過し難くなり、外気の侵入がさらに抑制される。そのため、より優れた密封性が得られ、袋体内の内容物の品質を安定して長期間保持することができる。
また、図7に例示した嵌合具10Bであってもよい。便宜上、図7における図1と同じ部分には同符号を付して説明を省略する。嵌合具10Bは、第1の嵌合部16及び第2の嵌合部18の代わりに第1の嵌合部16B及び第2の嵌合部18Bを有する以外は嵌合具10と同じである。
第1の嵌合部16Bは、第1の基材12の対向面12aに設けられ、幹部20aの先端に、断面略半円形状の頭部20dを有する第1の雄側嵌合部20Bと、第2の基材14の対向面14aに設けられ、嵌合した際にアームの先端が第1の雄側嵌合部20Bの頭部20dに引っ掛かる第1のアーム部22g及び第2のアーム部22hを有する第1の雌側嵌合部22Bと、を有する。第2の嵌合部18Bは、第2の基材14の対向面14aに設けられている以外は第1の雄側嵌合部20Bと同形状の第2の雄側嵌合部24Bと、第1の基材12の対向面12aに設けられている以外は第1の雌側嵌合部22Bと同形状の第2の雌側嵌合部26Bを有している。
嵌合具10Bは、このように、第1の嵌合部16Bの第1の雄側嵌合部20B及び第1の雌側嵌合部22Bと、第2の嵌合部18Bの第2の雄側嵌合部24B及び第2の雌側嵌合部26Bが互い違いに設けられ、さらに第1の雌側嵌合部22Bと第2の雌側嵌合部26Bの側面同士が密着している。たとえ外気が第1の嵌合部16Bの第1の雄側嵌合部20Bと第1の雌側嵌合部22Bの間を通過しても、第1の雌側嵌合部22Bと第2の雌側嵌合部26Bの間で外気の侵入が抑制され、優れた密封性が得られる。
また、本発明の嵌合具は、嵌合部が2つのものには限定されない。例えば、嵌合部が3つ以上設けられた嵌合具であってもよい。
具体的には、例えば、図8に示すように、雄側嵌合部と雌側嵌合部が順次互い違いに設けられた3つの第1の嵌合部16、第2の嵌合部18及び第3の嵌合部28を有する嵌合具10Cであってもよい。便宜上、図8における図1と同じ部分には同符号を付して説明を省略する。嵌合具10Cは、第3の嵌合部28を有する以外は、嵌合具10と同じである。
第3の嵌合部28は、第1の嵌合部16の第1の雄側嵌合部20及び第1の雌側嵌合部22と同形状の、第1の基材12の対向面12aに設けられた第3の雄側嵌合部30と、第2の基材14の対向面14aに設けられた第3の雌側嵌合部32を有している。そして、第2の嵌合部18の第2の雌側嵌合部26と第3の嵌合部28の第3の雌側嵌合部32の側面同士が密着している。
嵌合具10Cでは、第1の嵌合部16と第2の嵌合部18の間に加えて、第2の嵌合部18と第3の嵌合部28の間でも外気の侵入が抑制されるので、さらに優れた密封性が得られる。
また、嵌合部が3つ以上の場合、それらは全て互い違いに設けられている必要はなく、また隣り合う全ての嵌合部同士が密着していなくてもよい。
例えば、図9に例示した嵌合具10Dであってもよい。便宜上、図9における図1及び図8と同じ部分については同符号を付して説明を省略する。嵌合具10Dは、第3の嵌合部28が第2の嵌合部18と離れて設けられている以外は嵌合具10Cと同じである。嵌合具10Dは、第1の嵌合部16と第2の嵌合部18によって、嵌合具10と同様の密封性の向上効果が得られる。
また、嵌合具付き袋体の袋本体も特に限定されず、嵌合具付き袋体の袋本体として知られる様々な形態の袋本体を採用できる。例えば、袋体1は切断補助線48を利用して開封するまでは密封状態の袋体であったが、予め開口が形成された袋本体を有する嵌合具付き袋体であってもよい。
1・・・嵌合具付き袋体、10,10A〜10D・・・嵌合具、12・・・第1の基材、12a・・・対向面、14・・・第2の基材、14a・・・対向面、16,16A,16B・・・第1の嵌合部、18,18A,18B・・・第2の嵌合部、20,20A,20B・・・第1の雄側嵌合部、22,22A,22B・・・第1の雌側嵌合部、24,24A,24B・・・第2の雄側嵌合部、26,26A,26B・・・第2の雌側嵌合部、28・・・第3の嵌合部、30・・・第3の雄側嵌合部、32・・・第3の雌側嵌合部、40・・・袋本体。

Claims (2)

  1. 一対の帯状の基材と、前記一対の基材に設けられた第1の嵌合部及び第2の嵌合部を有する嵌合具であって、
    前記第1の嵌合部が、一方の基材の対向面に長手方向に沿って設けられた突条の第1の雄側嵌合部と、他方の基材の対向面に設けられ、前記第1の雄側嵌合部に着脱自在に嵌合する第1の雌側嵌合部とを有し、
    前記第2の嵌合部が、前記他方の基材の対向面に長手方向に沿って設けられた突条の第2の雄側嵌合部と、前記一方の基材の対向面に設けられ、前記第2の雄側嵌合部に着脱自在に嵌合する第2の雌側嵌合部とを有し、
    前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部を嵌合したときに、前記第1の雌側嵌合部と前記第2の雌側嵌合部の高さ方向の一部の側面同士が長手方向に連続的に密着し、前記第1の雌側嵌合部と前記第2の雌側嵌合部の間の密着していない部分に隙間が形成されることを特徴とする嵌合具。
  2. 内容物を収容する袋本体と、該袋本体の開口部の内面に設けられた請求項1に記載の嵌合具とを具備する嵌合具付き袋体。
JP2012048314A 2012-03-05 2012-03-05 嵌合具及び嵌合具付き袋体 Active JP5986759B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012048314A JP5986759B2 (ja) 2012-03-05 2012-03-05 嵌合具及び嵌合具付き袋体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012048314A JP5986759B2 (ja) 2012-03-05 2012-03-05 嵌合具及び嵌合具付き袋体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013180825A JP2013180825A (ja) 2013-09-12
JP5986759B2 true JP5986759B2 (ja) 2016-09-06

Family

ID=49271776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012048314A Active JP5986759B2 (ja) 2012-03-05 2012-03-05 嵌合具及び嵌合具付き袋体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5986759B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6445304B2 (ja) * 2014-10-29 2018-12-26 株式会社タキガワ・コーポレーション・ジャパン チャック付き包装袋

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7255477B2 (en) * 2003-03-21 2007-08-14 Bemis Company, Inc. Lockable bag with plastic zipper closure and zipper closure clip
AU2002221379A1 (en) * 2000-11-28 2002-06-11 Rayton Packaging, Inc. Plastic bag with permanent sealing zipper at the top of the bag

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013180825A (ja) 2013-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6838875B2 (ja) 嵌合具並びに嵌合具付き袋体及びその製造方法
US10806222B2 (en) Interlocking means and bag with interlocking means
JP6186614B2 (ja) 嵌合具及び嵌合具付き袋体
JP6002386B2 (ja) 嵌合具及び嵌合具付き袋体
JP5986759B2 (ja) 嵌合具及び嵌合具付き袋体
JP6086673B2 (ja) 嵌合具及び嵌合具付き袋体
US10618696B2 (en) Packaging bag and method for manufacturing packaging bag
JP5977930B2 (ja) 嵌合具及び嵌合具付き袋体
JP6126886B2 (ja) 嵌合具付き袋体
JP6341483B2 (ja) 嵌合具及び嵌合具付き袋体
JP6308532B2 (ja) 嵌合具及び嵌合具付き袋体
JP5982123B2 (ja) 嵌合具及び嵌合具付き袋体
JP2015016018A (ja) 嵌合具及び嵌合具付き袋体
JP5723656B2 (ja) 嵌合具および嵌合具付き袋体
JP2016037316A (ja) 嵌合具及び嵌合具付き袋体
JP5960949B2 (ja) 嵌合具および嵌合具付き袋体
JP2012131563A (ja) 嵌合具および嵌合具付き袋体
JP5982122B2 (ja) 嵌合具及び嵌合具付き袋体
JP2011206231A (ja) 嵌合具および嵌合具付き袋体
JP5953043B2 (ja) 嵌合具付きガゼット袋
JP2013180188A (ja) 嵌合具及び嵌合具付き袋体
JP6413173B2 (ja) 嵌合具及び嵌合具付き袋体
JP2016182217A (ja) 嵌合具及び嵌合具付き袋体
JP5998258B2 (ja) 嵌合具付き袋体の製造方法
JP2012055509A (ja) 嵌合具および嵌合具付き袋体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5986759

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250