JP5986348B2 - 油精製の方法、並びに食品及び飼料のためのその使用 - Google Patents

油精製の方法、並びに食品及び飼料のためのその使用 Download PDF

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Description

本発明は、油を精製する新規な方法を記載する。特に、本発明は吸着剤又は吸収剤(AA)を用いる処理及び汚染されたAAから油を分離するための膜に基づく工程を組み合わせる方法に関する。さらに、本発明は油を精製するための吸着剤又は吸収剤及び膜ろ過の使用並びに精製された油のそれ自体での使用又は薬剤、食品、飼料及び界面活性剤中の成分としての使用に関する。
PCB及びダイオキシンなどの難分解性生物蓄積性毒素(PBT)は、油を医療、食事、食品、飼料又は界面活性剤の目的のために利用する前に除去されなければならない。近い将来には、他のPBTに関する規制も予想される。かかるPBTの一部の例は臭素化難燃剤、フタレート及び有機塩化物農薬である。
食事又は食品用途及び動物飼料のための油は、特定の品質を有していなければならない。それは酸化成分(過酸化物、遊離脂肪酸)を含有してはならず、室温において透明であり、許容される味及び臭気を有しかつPBTに関する規制に適合しなければならない。
魚油中のPBT
魚油中のPBT含有量は、魚の生活環境中の関連毒素の濃度、魚の種類及びそれらが捕獲及び/又は収穫されたときの魚の年齢に依存する。
2つのPBTに分類されるダイオキシン類(フラン類を含む)及びダイオキシン様PCB類に対する規制が存在するか又は近い将来に予想される。精製前に、魚油は通常ダイオキシン及びフラン(ダイオキシン)を2〜20pg/g及びダイオキシン様PCB(dl−PCB)をその量の約2倍含有する。
飼料及び食品用途のための油中のダイオキシンに関する現在の欧州連合(EU)の限度はそれぞれ6及び2pg/gである(欧州委員会指令2002/32/EC及び2003/100/EC)。
欧州委員会指令(2006/13/EC)は飼料及び食品中のダイオキシン及びdl−PCBの総量に対して新たな最大レベルを決定し、2006年11月4日から適用することになっている。
飼料用魚油:総量:24ng/kg ダイオキシン及びフラン:6ng/kg ダイオキシン様PCB:18ng/kg
食品用魚油:総量:10ng/kg ダイオキシン及びフラン:2ng/kg ダイオキシン様PCB:8ng/kg
純粋な油で希釈することによってこの問題を解決することは許されない。
2008年12月31日までには、ダイオキシン及びdl−PCBの総量に関して最大レベルを顕著に低減し、ダイオキシンに関する最大レベルは免除する検討がなされる見込みである。
複数の研究が、ヨーロッパを含む大部分の北半球の飼料及び食品双方用の魚油を処理する必要があることを示してきた。したがって、新しい規制は、食品及び飼料用途のための油からdl−PCB及びダイオキシンを除去するための効率的なリンス技術に対する市場の需要を増大させることになる。臭素化難燃剤、多環芳香族炭化水素(PAH)、フタレート及び有機塩化物農薬などの他のPBTは、もっと先の将来に規制の対象になると予想されている。
現在ダイオキシンは、色、味及び臭気性化合物と一緒に活性炭(AC)を使用することによって圧ろ過法で除去されている。圧ろ過の標準的な方法では、ろ材支持体の閉塞のために非常に迅速に流量が低下する。圧ろ過は、ほとんどの場合にACに加えて何らかのろ過助剤(沈降シリカ又は珪藻土)を供給溶液に加えることを必要とする。ろ過サイクルの終わりにはAC、ろ過助剤、ろ材及びかなりの量の油を含む大量の圧縮ケーキが生成し、適合させたごみだめに排出されなければならない。したがって、この方法は大量のAC及びろ過助剤を利用し、かなりの製品の損失を伴い、両方とも費用が掛かり時間も掛かる。したがって、ろ過助剤の使用を回避し、AC1kgによって処理される油の量を増大しかつ製品(油)の損失を低減する新規な改良された方法が求められている。
dl−PCB除去のための方法は、現在工業的な規模で完全には実施されていない。1つの新たに取り入れられつつある技術は分子蒸留であり、これはdl−PCB及びダイオキシン両方の油からの除去に使用され得る。この方法において、油は高温まで加熱される。これは油の品質に対して有害であり得る。別の欠点は、この方法が大きな投資及び大きな処理容量を必要とすることである。したがって多くの小規模製造者からの油を処理する中央プラントが想定される。したがって、現場油処理用に設置し得るより小規模のコスト効率的な方法に対する要望がある。低温度法も、これがビタミン、酸化防止剤及び多価不飽和脂肪酸などの敏感な生体活性成分を保存し、非健康的なトランス脂肪酸の形成を回避するので、求められている。
油の精密ろ過
精密ろ過は、ミルク又は魚、大豆又は果物からのタンパク質抽出物のような水溶液中の様々な成分を精製及び分離するための大いに周知の方法である。文献はこの技術が油に対して、特に魚油に対してあまり使用されてこなかったことを示している。最新技術は植物油の精製(purification)、精製(refining)及び清澄化に関する一部の特許及び科学的刊行物に言及している(粗製グリセリド油組成物の精製のための方法(Process for the purification of crude glyceride oil composisions):Iwamaら、1983年、米国特許第4414157号、粗製グリセリド油を膜ろ過によって精製する方法(Process for refining crude glyceride oils by membrane filtration):Achintuya Kumar Sen Gupta 1977年、米国特許第4062882号及び精製(Refining):Achintuya Kumar Sen Gupta 1985年、米国特許第4533501号、精密ろ過によるランパンテオリーブオイルの穏やかな精製(Soft purification of lampante olive oil by microfiltration):Abdellatif Hafidi、Daniel Pioch、Hamid Ajana。Food Chemistry 第92巻(2005年)17〜22頁)。
1つの特許は、高融点化合物を有する疎水性液相のバターからの分離のための方法を記載している。Michel Parmentier、Salina Bornaz、Bernard Journet:1993年、仏国特許第2713656号。
吸着剤又は吸収剤(AA)を用いる油の処理
食用油からのダイオキシン、味、色及び臭気性化合物の除去のためのACの使用は、周知の技術である。ダイオキシン及びPCBを除去するためのACの使用も報告されている(ACによるダイオキシン及びPCBの魚油からの除去及び油の栄養上の品質に対するその影響(Removal of dioxins and PCB from fish oil by AC and its influence on the nutritional quality of the oil):J.Maesら、Journal of the American Oil Chemists Society、第82巻(2005年)593〜7頁)。ACの使用は、以前から遊離脂肪酸に加えて臭気性化合物及び色化合物の除去のために圧ろ過及び水蒸気蒸留と組み合わせられてきた(油及び脂肪を精製する方法(Process for purifying oils and fats);英国特許第707454(1954年)及び油及び脂肪を精製する方法(Process for refining oils and fats);英国特許第707455号(1954年))。本発明者らが知る限りでは、活性炭又は他のAAが膜ろ過と一緒に油の精製のために使用される組合せ方法は、以前には報告されていない。これに対する1つの理由は、ポリマー膜が普通は、油のような非極性媒体のろ過のために使用されることであり得る。ポリマー膜は磨耗による損傷をかなり受けやすい。これが膜の急速な汚れを避けるために必要な粒子状AAの乱流における循環を排除する。さらに、目詰まりした膜から油及び残渣を除去することは、より高い温度及びポリマー膜が通常耐えるものよりも攻撃的な化学物質を必要とする。これらの問題は、乱流中での磨耗に耐え得る無機(セラミック)膜、並びに膜を清浄化するために必要な温度及び化学物質を使用することによって回避され得る。
したがって、AAを用いる処理及び膜ろ過を組み合わせて、より良好な油の収率及びフィルタープレスを使用する伝統的な技術よりも低いコストを有する全体的方法をもたらす、油を精製する新規な方法に対する必要性がある。
本発明は、
a)難分解性生物蓄積性毒素(PBT)、例えばPCB、ダイオキシン様PCB及びダイオキシンが最少化されており、
b)重要な栄養成分、例えばビタミン、酸化防止剤及びオメガ−3−脂肪酸が保存されており、
c)高融点、臭気性及び着色性化合物の含有量が低減されており、
d)油の浪費が最小限度に抑えられ効率的、費用効果の高い方法をもたらし、かつ
e)装置がモジュール化されており、それによって幅広い処理容量範囲のための現場使用の容易さに加えて要求に応じた処理能力の簡単な調節をも確保する油を精製する新規な方法を提供する。
したがって、本発明は、吸着剤又は吸収剤(AA)及び膜ろ過のステップを組み合わせることによって油を精製する新規な方法を提供する。AAは油と混合されて循環される。油の性質及び吸収方法に依存して加熱又は冷却を適用することができる。膜ろ過は精製された油を汚染されたAAから分離するために使用される。
さらなる利点は、高融点、臭気性及び着色性化合物の一部が除去され、望ましくない臭い及び色がより少ない透明な油が室温で得られることである。
現行の圧ろ過法と比較して、本発明の利点は以下のことを含む、a)ろ過助剤の使用や損失がなく、b)同じ容積の油をリンスするためにより少ないAAが使用され、c)より少ない製品の損失、d)高融点、臭気性及び着色性化合物の除去、e)閉塞が起こる前のより長いろ過サイクルの持続、及びf)残留AAは再生又は破壊のために、粒度分布に応じてタンク中での単純なデカンテーションによって、水平デカンター中での濃縮によって、遠心分離によって、又はフィルタープレスでのろ過によって回収され得る;AA/魚油の最終ろ過への残留容積は当初の容積の10%未満となる。
分子蒸留と比較して、本発明の利点は、a)より低いエネルギーコスト、b)より低い投資コスト、c)それぞれの製造サイトにおける処理容量に対してより少ないステップで調節し得るモジュール化されたプラント、及びd)より低い処理温度及びしたがって油のよりよい品質である。
本発明の操作原理を図1に示す。 漂白用粘土及び膜ろ過を用いる処理前及び処理後の粗製サケ油。
本発明は、
i)油を吸着剤又は吸収剤(AA)と接触させるステップと、
ii)膜ろ過のステップと
を含む、油を精製する方法に関する。
最も簡単な構成では、油及び吸着剤又は吸収剤(AA)がタンクに満たされ、ポンプを使用してAAを有する油を配管を通じて膜に循環しかつ加圧し、そこで精製透過油が滞留物から分離され、滞留物は供給タンクにリサイクルされる。
この操作原理を図1に示す。
冷却及び/又は加熱が適用されることがある。この装置及びその何らかの変形は、1つ又は複数の膜を直列又は並列で有し得る。この装置は開放されていても閉鎖されていてもよい。油は保護ガスで覆われていてもよい。AAは、油と一緒に加えても別々に加えてもよい。この工程はバッチ、半連続又は連続工程として運転され得る。
AAを含む又は含まない油の温度は、処理前及び処理中は−20〜+150℃の範囲内のレベルに調節される。実際の温度及びAAを加えた後分離工程開始までの予熱時間は、油の粘度及びPBT吸収速度に依存する。予熱時間は0〜120分間、好ましくは20〜60分間、温度は好ましくは20〜50℃であればよい。
ポンプ輸送速度は、膜に沿う油の速度が1〜20m/sの範囲内、好ましくは3〜6m/sの間であるように調節されなければならない。油の種類、油の温度、AAの種類及び粒子サイズ、膜の状態、粘度、再循環速度及び圧力に応じて10〜3500l/h/mの範囲内の透過油流量が達成されてきており、最も通常には10〜160l/h/mの範囲内である。本方法の一態様においては間欠的なバックフラッシュ又は脈動を加える。
本明細書で使用する吸着剤又は吸収剤(AA)という用語は、望まれない化合物を吸収又は吸着するいずれかの固体物質、非限定的な例として活性炭、漂白用粘土、シリカ及びゼオライトなどを含むものとする。本発明によって使用されるAAは、粉末又は顆粒であればよい。AAの量は種類及び粒子サイズに依存する。活性炭(AC)が使用される場合は、量は油の当初の質量の好ましくは0.05〜10重量%の間、より好ましくは0.25〜2重量%の範囲内である。
本発明において使用される膜は、当業者に知られている設計、例えばスパイラル巻き、プレートとフレーム、シェルアンドチューブ、及びこれらの派生設計のいずれによって構成されていてもよい。膜は円筒形状でも平面形状でもよい。
本発明において適用可能な膜は、油を通過させ、AAは保持する任意のポリマー材料又はセラミック材料で形成されていてよい。膜は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリジフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリエーテルスルホン、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、モノ、ジ、トリ又はポリアミン種を使用して架橋されたポリイミドを含むポリイミド、酢酸セルロース、及びこれらの混合物を含むが、これらだけに限定するものではない、精密ろ過膜、限外ろ過膜、ナノろ過膜又は逆浸透膜の製作に適したポリマー材料から選択された材料で作成することができる。膜は、焼結、延伸、トラックエッチング、テンプレートリーチング、界面重合又は相反転を含む当業者に知られている任意の技法によって作成することができる。さらに好ましくは、膜は非限定的な例として酸化アルミニウム、炭化ケイ素、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化チタン又はゼオライトなどの1つ又は複数の無機材料から、焼結、リーチング又はゾル−ゲル法などの当業者に知られている任意の技法を使用して調製される。
膜ろ過法は、精密ろ過法、限外ろ過法又はナノろ過法、或いは任意の順序で実行される前記膜ろ過法の任意のものの組合せであり得る。膜は、好ましくはAA粒子の粒子サイズよりも小さい、好ましくは0.01〜50μmの間の遮断サイズを有する管状のセラミック膜である。本発明の一態様においては、管状膜は0.10〜0.50μmの間の細孔サイズを有する。
本発明は、油を精製する方法を提供する。そのようなものとして、油を汚染している如何なる望まれない物質も除去し得る可能性がある。汚染物質の例は、PCB及びダイオキシンなどの難分解性生物蓄積性毒素である。
難分解性生物蓄積性毒素(PBT)は、化学過程、生物学過程、及び光分解過程による環境分解に耐える化学物質である。それらは環境中に存続し、ヒト及び動物組織中に生体蓄積し、ヒトの健康及び環境に対して深刻な影響を及ぼす可能性を有する。PBTの一部の例は、アルドリン、クロルダン、DDT、ジエルドリン、エンドリン、ヘプタクロール、ヘキサクロロベンゼン、ミレックス、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、ダイオキシン様PCB、ダイオキシン、及びトキサフェン、発ガン性PAH、重金属イオン、及びある種の臭素化難燃剤、加えてトリブチル錫(TBT)などの一部の有機金属化合物である。
ダイオキシンという用語は、単一(フラン)又は2つの酸素架橋(ダイオキシン)によって連結された2つのベンゼン環を含むハロゲン化有機化合物の一群に対して使用される。最も一般的なダイオキシンはポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)及びポリ塩化ジベンゾダイオキシン(PCDD)である。PCDD/Fの毒性は、塩素原子の数及び位置に依存する。2,3,7,8−テトラクロロジベンゾ−p−ダイオキシンは同族体のうちで最も有毒である。慣例により、それは1.0の毒性格付け又は毒性等価指数(TEF)を与えられており、残りのPCDD/Fはより低い相対値を与えられている。
2,3,7,8−テトラクロロジベンゾ−p−ダイオキシンの構造
ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、ビフェニルに付いた1〜10個の塩素原子及びC1210〜xClの一般化学式を有する有機化合物群である。
PCBの一般構造
ダイオキシン様PCB(dl−PCB)は、ダイオキシンの性質と類似の性質を有するPCBのことである。それらの一部は0.1の高さのTEFを有する。
多環芳香族炭化水素(PAH)は、縮合芳香環から成り、へテロ原子を含有せず、又は置換基を担持しない化合物である。これらの一部は知られている発ガン物質であるか又は発ガン物質ではないかと疑われている。
臭素化難燃剤は、大いに異なる化学的性質を有する70種の合成的に作成された変化形を含む。いくつかの群がある:ポリ臭素化ジフェニルエーテル(PBDE)、ポリ臭素化ビフェニル(PBB)及び臭素化環状炭化水素。一部はPBTと考えられているが、それらの効果は大いに未知であり最大レベルはまだ決定されていない。
したがって本発明の一態様によれば、難分解性生体蓄積性毒素(PBT)の含有量が、未処理油中のレベルと比較して顕著に低減される。含有量は未処理油中のレベルと比較して顕著に20〜100%が低減される。本発明の一態様においては、低減されるべきPBTは、PCB、dl−PCB及び/又はダイオキシンである。別の態様においては、低減されるべきPBTはヒ素、PAH及び/又は臭素化難燃剤である。さらに他の一態様においては、油中に存在する高融点化合物(HMC)、臭気又は色の成分の含有量は顕著に低減されて室温において透明及び/又は低臭の油がもたらされる。
本発明によって精製される油は、望まれないPBTの量を含有する如何なる鉱油又は天然油であってもよい。天然油の例は、これらだけに限定するものではないが、広く様々な植物、動物、魚、海洋生物及び微生物又はこれらの組合せから抽出されたものを含む。
適当な植物油は、これらだけに限定するものではないが、パーム油、大豆油、ヒマワリ油、オリーブ油、ピーナッツ油、ゴマ(sesame)油、米ぬか油、カシュー油、ヒマシ油、フラックス油、グレープ油、ヘンプ油、マスタード油、ケシ油、ナタネ油、キャノーラ油、ベニバナ油、ゴマ(sesame seed)油、ヒマワリ油、アーモンド油、藻類油、アプリコット油、アルガン油、アボカド油、ヘーゼルナッツ油、ニーム油、ピーナッツ油、パンプキン油、及びウオルナッツ油、又はこれらの任意の組合せを含む。
適当な動物油は、これらだけに限定するものではないが、アザラシ油及び鯨油又はこれらの任意の組合せを含む。
適当な海洋魚油は、これらだけに限定するものではないが、アンチョビー油、バイカルオイルフィッシュ油、ブローター油、カチャ(cacha)油、コイ油、タラ油、ウナギ油、ユーラカン油、ニシン油、ヒルサ油、サンゴニベ油、カトラ(katla)油、キッパー(kipper)油、サバ油、オレンジラフィ油、パンガス油、ピルチャード油、セイス(saithe)油、サケ油、サーディン油、サメ油、スプラット油、タチウオ油、マス油、マグロ油、鯨油、シラス油、オキアミ油及び貝油、又はこれらの任意の組合せを含む。
適当な淡水魚油は、これらだけに限定するものではないが、テラピア油、ナマズ油、キュウリウオ油、ブラックバス油、コイ油、レイクトラウト油、サケ油及びホワイトフィッシュ油又はこれらの任意の組合せを含む。
海洋魚及び淡水魚は、野生魚でも養殖魚でもよい。
適当な油は、これらだけに限定するものではないが、原核性及び真核性単細胞生物を含む微生物由来の天然油も含む。
さらに、本発明は、油を精製するための吸着剤又は吸収剤(AA)及び膜ろ過の使用並びに油のそれ自体での使用又は薬剤、食品、飼料及び界面活性剤中の成分としての使用に関する。
ここで本発明を、以下の非限定的実施例を参照しながらさらに詳しく説明する。
実施形態
(実施例1)
AC及び細孔サイズ0.45μmを有するセラミック膜を使用する脂肪質魚油からのPCB及びダイオキシンの除去
実験の構成:
CTPP(Cooperative de Traitement des Produits de la Peche)からのトコフェロール1000ppmを含む脂肪質魚油14.7kgをNorit AC(粒子サイズD50=36μm)147gと混合し、タンク、ポンプ、膜及び冷却器から成る装置を通じて循環させた。膜は、細孔サイズ0.45μmを有するKerasep膜、外径10mm、長さ400mmであった。流量は200l/hに調節した。膜の入口及び出口における圧力はそれぞれ3.8bar及び3.55barであった。タンク内の温度は28.5℃であり、ポンプ及び膜内における温度≧40℃であった。1時間循環後、透過油バルブを開いて透過油を3日間にわたって14時間の間取り出した。(夜間は装置を停止した。)透過油に圧力を送達するピストンを駆動するために4barの加圧空気を利用して70秒間毎にバックフラッシュを5秒間掛けた。
結果:
約130l/h/mの平均流量が達成された。油14lが取り出された。膜を通過したACはなかった。透過油は、未処理油よりも透明であり、すなわち一部の高融点化合物が除去されていた。ダイオキシン及びPCBの含有量はそれぞれ0.36pg/g及び12pg/gであった。したがって、これらのレベルは未処理油のレベル(ダイオキシン及びPCBについてそれぞれ9.5pg/g及び23pg/g)と比較して顕著に低減されている。ダイオキシンについては、レベルは食品に対する現行のEU規制(2pg/g)を十分に下回っている。PCBについては処理後のレベルは飼料に対する新しい規制(18pg/g)のレベルよりも低い。
23カ月貯蔵後、未処理油のオレイン酸度は4.76%であったが、透過油のオレイン酸度は3.75%であった。したがって、AC+膜ろ過は、遊離脂肪酸(FFA)を生成する不安定化化合物(酵素かもしれない)を除去することによって油を安定化させる。
(実施例2)
AC及び細孔サイズ0.20μmを有するセラミック膜を使用する粗製魚油からのPCB及びダイオキシンの除去
実験の構成:
CTPP(Cooperative de Traitement des Produits de la Peche)からのトコフェロール1000ppmを含む(異なる脂肪質の魚の混合物から抽出された)脂肪質魚油65kgをCECA AC(粒子サイズD50=29μm)300gと混合し、タンク、ポンプ、膜から成る装置を通じて循環させた。このパイロットは、細孔サイズ0.20μm及び表面積0.150mを有するKerasepセラミック膜を備えている。膜の入口及び出口における圧力はそれぞれ4.2bar及び2.7barであった。タンク内の温度は30℃であり、ポンプ及び膜内における温度≧40℃であった。15分間循環後、透過油バルブを開いて透過油を6時間の間取り出した。
結果:
約17l/h/mの平均流量が達成された。油16lが取り出された。
膜を通過したACはなかった。透過油は、未処理油よりも透明であり、すなわち高融点化合物が除去されていた。ダイオキシン及びPCBの含有量はそれぞれ0.4pg/g及び7.5pg/gであった。したがって、これらのレベルは未処理油のレベル(ダイオキシン及びPCBについてそれぞれ10pg/g及び22pg/g)と比較して顕著に低減されている。ダイオキシンについては、レベルは食品に対する現行のEU規制(2pg/g)を十分に下回っている。PCBについては処理後のレベルは飼料(18pg/g)及び食品(8pg/g)の双方の用途に対する新しい規制よりも低い。
その他の実施例3、4、5は、上記の実験において概略を述べた通りに実行された。具体的な条件及び結果は表1に列挙されている。
表1:異なるAC及び膜の組合せを使用した様々な試験についての精製結果のまとめ
実施例6において、他の汚染物質の含有量も測定し、減少された値は以下の通りであった。
水銀、カドミウム、鉛、シクロペンタ(cd)ピレン、及びベンゾ(k/j)フルオランテンについては、値が分析方法の検出限界未満であったので何らの結論にも至ることができなかった。臭素化ビフェニル(BB)については、値が不変であるか(ヘキサBB合計)又は検出限界未満(他の6種のBB群)であるかのどちらかであった。他の9種の臭素化ジフェニルエーテル(BDE)については、値が不変であるか(3種)又は検出限界未満であるか(6種)のどちらかである。他の8種のPAHについては、値が検出限界未満であった。
(実施例7)
AC及び細孔サイズ0.20μmを有するセラミック膜を使用するアザラシ油からのPCB及びダイオキシンの除去
実験の構成:
アザラシ油75kgをCECA AC1重量%と混合し、タンク、ポンプ、膜から成る装置を通じて循環させた。この処理装置には細孔サイズ0.20μm及び合計表面積1.4mを有するMembralox SCT膜を7つ有する1つのハウジングが備えられている。膜の入口及び出口における圧力はそれぞれ3.6bar及び3.2barであった。温度は60℃であった。60分間循環後、透過油バルブを開いて透過油を5時間の間取り出した。
結果:
2.2〜5l/h/mの流量が達成された。油50lが取り出された。
膜を通過したACはなかった。ダイオキシン含有量は0.844pg/gから0.206pg/gに及びPCBの含有量は6.51pg/gから2.45pg/gに低減された。したがって、これらのレベルは食品に対する新しいEU規制を十分に下回るレベルまで顕著に低減された。
(実施例8)
漂白用粘土及び細孔サイズ0.20μmを有するセラミック膜を使用するサケ油からの着色化合物の除去
実験の構成:
CTPP(Cooperative de Traitement des Produits de la Peche)からの粗製サケ油75kgをTONSIL漂白用粘土3容量%と混合し、タンク、ポンプ、膜から成る装置を通じて循環させた。この処理装置には細孔サイズ0.20μm及び合計表面積1.4mを有するMembralox SCT膜を7つ有する1つのハウジングが備えられている。膜の入口及び出口における圧力はそれぞれ1.5bar及び0.5barであった。温度は60℃であった。90分間循環後、透過油バルブを開いて透過油を3時間の間取り出した。
結果:
26l/h/mの平均流量が達成された。油50lが取り出された。
膜を通過した漂白用粘土はなかった。処理及び膜ろ過後にはサケ油の色は濃いオレンジから黄色に変化し(図2参照)、すなわち色化合物は除去されていた。
上記の実施例から明白な通り、本発明によって、すなわち吸着剤又は吸収剤(AA)の使用を膜ろ過と組み合わせることによって顕著な量の望まれない化合物が問題の油から除去される。

Claims (16)

  1. i)油及び粉末又は顆粒の吸着剤又は吸収剤(AA)が供給タンク中に満たされるステップ、
    ii)AAを有する油を配管を通じて、0.01〜50μmの細孔サイズを有する管状のセラミック膜へ循環しかつ加圧するためにポンプが使用され、油は−20〜150℃の間の温度に加熱され、そこで精製透過油が滞留物から分離されるステップ、
    iii)滞留物が供給タンクへリサイクルされるステップ、
    を含む、膜ろ過により油を精製する方法。
  2. 前記膜が、0.10〜0.50μmの細孔サイズを有する管状セラミック膜である、請求項1に記載の方法。
  3. ステップが、難分解性生物蓄積性毒素(PBT)の含有量が未処理油中のレベルと比較して顕著に低減されるように行われる、請求項1に記載の方法。
  4. PBTの含有量が未処理油中のレベルと比較して20〜100%低減される、請求項3に記載の方法。
  5. PBTが、PCB、ダイオキシン様PCB及び/又はダイオキシンである、請求項3に記載の方法。
  6. PBTが、ヒ素、多環芳香族炭化水素及び/又は臭素化難燃剤である、請求項3に記載の方法。
  7. ステップが、高融点化合物(HMC)、臭気、不安定化化合物及び/又は色の含有量が、顕著に低減されて室温において透明な油をもたらすように行われる、請求項1に記載の方法。
  8. 油が海洋源に由来する、請求項1に記載の方法。
  9. 油が魚に由来する、請求項8に記載の方法。
  10. 油が動物源に由来する、請求項1に記載の方法。
  11. 油が植物源に由来する、請求項1に記載の方法。
  12. 油が鉱物源に由来する、請求項1に記載の方法。
  13. 前記膜ろ過が、精密ろ過、限外ろ過又はナノろ過、或いは任意の順序で実行される前記膜ろ過の任意の組合せから選択される、請求項1に記載の方法。
  14. 1つ又は複数の膜が一緒に直列又は並列で連結される、請求項1に記載の方法。
  15. 工程がバッチ、半連続又は連続工程として運転される、請求項1に記載の方法。
  16. 工程が、間欠的なバックフラッシュ又は脈動状態を適用しつつ運転される、請求項1に記載の方法。
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