JP5985949B2 - タイマー回路、並びに、これを用いたパワーオンリセット回路、電子機器及び車両 - Google Patents

タイマー回路、並びに、これを用いたパワーオンリセット回路、電子機器及び車両 Download PDF

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Description

本発明は、タイマー回路、並びに、これを用いたパワーオンリセット回路、電子機器及び車両に関する。
図7は、パワーオンリセット回路(以下、「POR[Power on Reset]回路」という)の一従来例を示すブロック図である。また図8は、このPOR回路の一動作例を示すタイミングチャートである。
POR回路9は、電源電圧VCCが立ち上がってUVLO[Under Voltage Lockout]が解除されてから一定期間T1が経過した後に、リセット解除信号RSTBを出力する。この一定期間T1を計測するため、POR回路9は、定電流源91、コンデンサC91、コンパレータ92、及びNチャネル型MOS電界効果トランジスタN91(以下、「トランジスタN91」という)を用いたタイマー回路90を含むように構成されている。
しかしながら上記構成のタイマー回路90は、例えば電源電圧VCCが急峻にオフされた場合(図8のt21)、トランジスタN91を用いたコンデンサC91のディスチャージを十分に行うことができず、図7の点(a)に電圧が残存してしまう可能性がある。
もし点(a)に電圧が残存していると、再起動の時点(図8のt22)で点(a)の電圧が点(b)の電圧を上回っている状態となり、タイマー回路90が誤作動して、出力信号(c)に意図しないパルスが生じる可能性がある(図8の破線円の部分)。このため、なんらかの対策が必要である。
上記の問題を解決するため、図7の例では、タイマー回路90の後段にマスク回路99を設け、このマスク回路99を起動直後に動作させる。これにより、タイマー回路90の出力信号(c)を所定のマスク期間T2(T2<T1)だけマスクすることが可能である。図8の例では、リセット解除信号RSTBの破線部分が、マスクされた部分を示している。
上記に関連する従来技術としては、特許文献1を挙げることができる。
特開2012−105007号公報
しかしながら、タイマー回路90の後段に上記のようなマスク回路99を設ける場合、回路構成が複雑になり、装置の大型化につながるという問題があった。また、マスク期間T2が固定長であるため、装置の用途や動作状況等に応じて、マスク期間T2を最適に設定することが難しいという問題があった。
本発明は上述した問題に鑑み、起動時の誤作動を解消することができるタイマー回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るタイマー回路は、コンデンサと、前記コンデンサへ向けて流れる電流を生成する電流源と、電源電圧から所定の基準電圧を生成する基準電圧生成部と、前記基準電圧と、前記コンデンサに充電された電圧であるタイマー電圧とを比較するコンパレータと、前記タイマー電圧または前記基準電圧と、予め定められた閾値電圧とを比較する比較回路と、前記比較回路の出力に応じて、前記コンパレータの出力をマスクする論理ゲートと、を有することを特徴とする構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成るタイマー回路は、前記比較回路が、第1端が前記電源電圧に接続された抵抗と、ソースが接地電位の印加端に接続され、ゲートが前記タイマー電圧の印加端に接続され、ドレインが前記抵抗の第2端に接続されたNチャネル型のトランジスタと、を有し、前記抵抗と前記トランジスタとの接続ノードが前記比較回路の出力端に相当し、前記トランジスタのオンスレッショルド電圧は、電源遮断後において前記コンデンサに残存する電圧の推定値より高い値に設定されている構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成るタイマー回路は、ゲートがオン/オフ制御信号の印加端に接続され、ソースが接地電位の印加端に接続され、ドレインが前記電流源と前記コンデンサとの接続ノードに接続されたNチャネル型の放電用トランジスタを有する構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第3の構成から成るタイマー回路は、前記コンデンサを外部接続するための外部端子と、アノードが前記外部端子に接続され、カソードが前記電源電圧の印加端に接続された静電保護ダイオードと、を有する構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るパワーオンリセット回路は、電源電圧を監視してUVLO[Under Voltage Lockout]信号を生成する電源電圧監視回路と、放電用トランジスタのオン/オフ制御信号として前記UVLO信号の入力を受ける第4の構成のタイマー回路と、を有し、前記タイマー回路の出力に応じてリセット解除信号を生成することを特徴とする構成(第5の構成)とされている。
なお、上記第5の構成から成るパワーオンリセット回路は、前記電源電圧から生成される定電圧を監視して第2UVLO信号を生成する定電圧監視回路を有し、前記第2UVLO信号と前記タイマー回路の出力とに応じて前記リセット解除信号を生成する構成(第6の構成)にするとよい。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る電子機器は、電源電圧から定電圧を生成する定電圧生成回路と、前記電源電圧及び前記定電圧を監視して前記リセット解除信号を生成する第5の構成または第6の構成のパワーオンリセット回路と、前記リセット解除信号に応じて動作する制御装置と、を有することを特徴とする構成(第7の構成)とされている。
なお、上記第7の構成から成る電子機器は、前記制御装置により制御されるドライバと、前記ドライバにより駆動されるモーターと、を有する構成(第8の構成)にするとよい。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る車両は、第7の構成または第8の構成の電子機器と、前記電子機器に電力を供給するバッテリと、を有することを特徴とする構成(第9の構成)とされている。
また、上記第9の構成から成る車両は、前記モーターが、ブロアモーター、バッテリー冷却FAN用モーター、ウォータポンプ用モーター、またはオイルポンプ用モーターである構成(第10の構成)にするとよい。
本発明によれば、電源が急峻にオフされて回路に電圧が残存し、この状態で再起動が行われた場合に、残存電圧に起因する誤動作を簡易な構成で回避することができる。また、誤動作を防止する期間を、適切に設定することができる。
電子機器の全体構成を示すブロック図 電子機器を搭載した車両の一構成例を示す外観図 POR回路の構成を示す回路図 電源停止時及び再起動時の一動作例を示すタイミングチャート 第2実施形態のタイマー回路の構成を示す回路図 第3実施形態のタイマー回路の構成を示す回路図 従来のタイマー回路の構成を示す回路図 従来の電源停止時及び再起動時の一動作例を示すタイミングチャート
以下では、車載用の電子機器に本発明を適用した構成を例に挙げて、詳細な説明を行う。
<電子機器>
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器の機能構成を示すブロック図である。本図に示したように、本実施形態の電子機器は、POR回路1、MCU[Micro Control Unit]2(制御装置)、ドライバ3、保護回路4、三相モーター5(モーター)、及びVREG回路10(定電圧生成回路)を有して成る。電子機器の各部は、バッテリからの電源電圧VCC、ないしは電源電圧VCCから生成される定電圧VREGが供給されることにより動作する。また電子機器の各部は、MCU2が出力する制御信号Sn(nは1以上の自然数)により制御される。
POR回路1は、MCU2等の制御装置に対して、リセット状態を解除するための信号であるリセット解除信号RSTBを生成して出力する。POR回路1は、定電圧VREGが立ち上がってUVLOが解除され、且つ電源電圧VCCが立ち上がってUVLOが解除されてから一定期間が経過した後に、リセット解除信号RSTBを出力する。この一定期間を計測するため、POR回路1は、後述するタイマー回路40を含むように構成されている。
MCU2は、電子機器の各部を制御する制御装置である。本実施形態のMCU2は、ドライバ3、保護回路4等に対して、制御信号Snを出力する。なおMCU2は、電源電圧VCCの低電圧状態における誤作動防止のために、起動直後は機能停止状態が維持される。この状態において、POR回路1よりリセット解除信号RSTBが入力されると、機能停止状態を解除して動作を開始する。
ドライバ3は、三相モーター5を駆動するためのU相、V相、W相の三相の駆動信号を出力する。
保護回路4は、例えば電子機器の異常な温度上昇等の異常発生を検出したときに、電子機器の各部をシャットダウンする異常保護手段である。
三相モーター5は、三相交流の位相のずれを利用して回転するモーターである。本実施形態の三相モーター5は、例えばブロアモーター、バッテリ冷却FAN用モーター、ウォータポンプ用モーター、またはオイルポンプ用モーターとして用いられる。
<車両>
図2は、上記の電子機器を搭載した車両の一構成例を示す外観図である。本構成例の車両Xは、電子機器X11〜X21と、これらの電子機器X11〜X21に電力を供給するバッテリ(図2では不図示)と、を搭載している。
電子機器X11は、エンジンに関連する制御(インジェクション制御、電子スロットル制御、アイドリング制御、酸素センサヒータ制御、及び、オートクルーズ制御など)を行うエンジンコントロールユニットである。
電子機器X12は、HID[high intensity discharged lamp]やDRL[daytime running lamp]などの点消灯制御を行うランプコントロールユニットである。
電子機器X13は、トランスミッションに関連する制御を行うトランスミッションコントロールユニットである。
電子機器X14は、車両Xの運動に関連する制御(ABS[anti-lock brake system]制御、EPS[electric power Steering]制御、電子サスペンション制御など)を行うボディコントロールユニットである。
電子機器X15は、ドアロックや防犯アラームなどの駆動制御を行うセキュリティコントロールユニットである。
電子機器X16は、ワイパー、電動ドアミラー、パワーウィンドウ、電動サンルーフ、及び電動シートなど、標準装備品やメーカーオプション品として、工場出荷段階で車両Xに組み込まれている電子機器である。
電子機器X17は、車載A/V[audio/visual]機器、カーナビゲーションシステム、及び、ETC[Electronic Toll Collection System]など、ユーザの任意で車両Xに装着される電子機器である。
電子機器X18は、ブラシ付きDCモーターを有するダンパーや、ブラシレス三相モーターを有する車載用ブロアなど、ドライバ及びモーターによる駆動が行われる電子機器である。
電子機器X19は、不図示のオイルポンプを動作させるためのオイルポンプ用モーターを有する
電子機器X20は、不図示のウォーターポンプを動作させるためのウォーターポンプ用モーターを有する
電子機器21は、不図示の車載用バッテリーを冷却するための車載用バッテリー冷却FANである。
なお本実施形態では、本発明のPOR回路1が電子機器X18に組み込まれている例を説明するが、電子機器X11〜X17、X19〜X21のいずれかに組み込むことも可能である。
<POR回路>
次に、POR回路1の詳細について説明する。図3は、POR回路1の一構成例を示す回路図である。図3に示すように、本構成例のPOR回路1は、VREG_UVLO回路20(定電圧監視回路)と、VCC_UVLO回路30(電源電圧監視回路)と、タイマー回路40と、RSTB出力段50と、を有する。
またPOR回路1には、VREG回路10が外部接続されている。VREG回路10は、電源電圧VCCから所定の定電圧VREG(例えば5V)を生成する。
VREG_UVLO回路20は、VREG回路10により生成される定電圧VREGが入力され、定電圧VREGが所定電圧に達するまで、内部回路の動作をロックして誤動作を防止するための回路である。本実施形態のVREG_UVLO回路20は、定電圧VREGが所定電圧に達した時点で、点(X2)に生じる電圧(以下、「電圧(X2)」という)の論理レベルをハイとする。
VCC_UVLO回路30は、電源電圧VCCを監視し、電源電圧VCCが所定電圧に達するまで、内部回路の動作をロックして誤動作を防止するための回路である。本実施形態のVCC_UVLO回路30は、電源電圧VCCが所定電圧に達した時点で、点(Y1)に生じる電圧(以下、「電圧(Y1)」という)の論理レベルをローとする。
タイマー回路40は、電源電圧VCCのUVLOが解除された後の経過時間を計測する回路である。より具体的には、タイマー回路40は、電圧(Y1)の論理レベルがローとなった時点で、経過時間の計測を開始する。そしてこの経過時間が所定時間を超えた時点で、点(E)に生じる電圧(以下、「電圧(E)」という)の論理レベルをハイにする。これにより、所定時間が経過したことを、RSTB出力段50へ通知する。
RSTB出力段50は、上記の電圧(X2)及び電圧(E)が入力され、両電圧の論理レベルに応じてリセット解除信号RSTBの論理レベルを決定し、外部端子RSTBからMCU2へ出力する。
次に、各回路の構成要素及びその接続形態について説明する。
本構成例のVREG回路10は、オペアンプ11と、抵抗R11と、抵抗R12と、を有する。またコンデンサC11を外部接続する端子として、外部端子VREGを有する。
抵抗R11の第1端は、オペアンプ11の出力端と外部端子VREGとの接続ノードに接続されている。抵抗R11の第2端は、抵抗R12の第1端に接続されている。抵抗R12の第2端は、接地端に接続されている。
オペアンプ11の非反転入力端(+)は、基準電圧Vrefの印加端に接続されている。オペアンプ11の反転入力端(−)は、抵抗R11と抵抗R12との接続ノードに接続されている。オペアンプ11の出力端は、VREG回路10の出力端に相当する。オペアンプ11の上側電源端は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。
コンデンサC11の第1端は、外部端子VREGに接続されている。コンデンサC11の第2端は、接地端に接続されている。
オペアンプ11の出力端に現れる電圧は、抵抗R11及び抵抗R12により分圧され、この分圧された電圧である電圧(W1)が、オペアンプ11の反転入力端(−)に印加される。オペアンプ11は、非反転入力端(+)に印加される基準電圧Vrefと、反転入力端(−)に印加される電圧(W1)とが一致するように、定電圧VREGを生成する。
次に、VREG_UVLO回路20の構成要素及びその接続形態について説明する。 本構成例のVREG_UVLO回路20は、コンパレータ21と、インバータ22と、インバータ23と、抵抗R21〜R23と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタN21(以下、「トランジスタN21」という)と、を有する。
抵抗R21の第1端は、定電圧VREGの印加端に接続されている。抵抗R21の第2端は、抵抗R22の第1端に接続されている。抵抗R22の第2端は、抵抗R23の第1端に接続されている。抵抗R23の第2端は、接地端に接続されている。
コンパレータ21の非反転入力端(+)は、抵抗R21と抵抗R22との接続ノードに接続されている。コンパレータ21の反転入力端(−)は、閾値電圧Vth21の印加端に接続されている。コンパレータ21の出力端は、インバータ22の入力端に接続されている。
インバータ22の出力端は、インバータ23の入力端に接続されている。インバータ23の出力端は、VREG_UVLO回路20の出力端(電圧(X2)の出力端)に相当する。なお、コンパレータ21、インバータ22、及びインバータ23の上側電源端は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。
トランジスタN21のゲートは、インバータ22とインバータ23との接続ノードに接続されている。トランジスタN21のソースは、接地端に接続されている。トランジスタN21のドレインは、抵抗R22と抵抗R23との接続ノードに接続されている。
次に、VCC_UVLO回路30の構成要素及びその接続形態について説明する。本構成例のVCC_UVLO回路30は、コンパレータ31と、インバータ32と、抵抗R31〜R33と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタN31(以下、「トランジスタN31」という)と、を有する。
抵抗R31の第1端は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。抵抗R31の第2端は、抵抗R32の第1端に接続されている。抵抗R32の第2端は、抵抗R33の第1端に接続されている。抵抗R33の第2端は、接地端に接続されている。
コンパレータ31の非反転入力端(+)は、抵抗R31と抵抗R32との接続ノードに接続されている。コンパレータ31の反転入力端(−)は、閾値電圧Vth31の印加端に接続されている。コンパレータ31の出力端は、インバータ32の入力端に接続されている。
インバータ32の出力端は、VCC_UVLO回路30の出力端(電圧(Y1)の出力端)に相当する。なお、コンパレータ31、及びインバータ32の上側電源端は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。
トランジスタN31のゲートは、インバータ32の出力端に接続されている。トランジスタN31のソースは、接地端に接続されている。トランジスタN31のドレインは、抵抗R32と抵抗R33との接続ノードに接続されている。
次に、タイマー回路40の構成要素及びその接続形態について説明する。本構成例のタイマー回路40は、定電流源41と、定電流源42と、コンパレータ43と、インバータ44と、ANDゲート45と、抵抗R41と、抵抗R42と、ダイオードD41と、ダイオードD42と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタN41(以下、「トランジスタN41」という)と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタN42(以下、「トランジスタN42」という)と、を有する。またコンデンサC41を外部接続する端子として、外部端子CPORを有する。
定電流源41の第1端は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。定電流源41の第2端は、抵抗R41の第1端に接続されている。抵抗R41の第2端は、接地端に接続されている。
定電流源42の第1端は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。定電流源42の第2端は、コンパレータ43の非反転入力端(+)に接続されている。コンパレータ43の反転入力端(−)は、定電流源41と抵抗R41との接続ノードに接続されている。コンパレータ43の出力端は、ANDゲート45の第1入力端に接続されている。
トランジスタN41のゲートは、VCC_UVLO回路30の出力端に接続されている。トランジスタN41のソースは、接地端に接続されている。トランジスタN41のドレインは、定電流源42とコンパレータ43との接続ノードに接続されている。
抵抗R42の第1端は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。抵抗R42の第1端は、トランジスタN42のドレインに接続されている。トランジスタN42のゲートは、定電流源42とコンパレータ43との接続ノードに接続されている。トランジスタN42のソースは、接地端に接続されている。
インバータ44の入力端は、トランジスタN42と抵抗R42との接続ノードに接続されている。インバータ44の出力端は、ANDゲート45の第2入力端に接続されている。ANDゲート45の出力端は、タイマー回路40の出力端(電圧(E)の出力端)に相当し、RSTB出力段50に含まれるANDゲート51の第2入力端に接続されている。なお、コンパレータ43、インバータ44、及びANDゲート45の上側電源端は、電源電圧VCCの印加端に接続されている。
ダイオードD41のアノードは、外部端子CPORに接続されている。ダイオードD41のカソードは、電源電圧VCCの印加端に接続されている。ダイオードD42のアノードは、接地端に接続されている。ダイオードD42のカソードは、外部端子CPORに接続されている。
コンデンサC41の第1端は、外部端子CPORを介して、定電流源42とコンパレータ43との接続ノードに接続されている。コンデンサC41の第2端は、接地端に接続されている。
次に、RSTB出力段50の構成要素及びその接続形態について説明する。本構成例のRSTB出力段50は、ANDゲート51と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタN51(以下、「トランジスタN51」という)と、インバータ52と、抵抗R51と、を有する。
抵抗R51の第1端は、定電圧VREGの印加端に接続されている。抵抗R51の第2端は、トランジスタN51のドレインに接続されている。トランジスタN51のゲートは、ANDゲート51の出力端に接続されている。トランジスタN51のソースは、接地端に接続されている。
インバータ52の入力端は、抵抗R51とトランジスタN51との接続ノードに接続されている。インバータ52の出力端は、外部端子RSTBに接続されている。インバータ52の上側電源端は、定電圧VREGの印加端に接続されている。ANDゲート51の第1入力端は、電圧(X2)の印加端に接続されている。ANDゲート51の第2入力端は、電圧(E)の印加端に接続されている。
次に、POR回路1の動作について説明する。
まず、VREG_UVLO回路20の動作について説明する。VREG_UVLO回路20に含まれる抵抗R21〜抵抗R23は、定電圧VREGを分圧するための分圧回路である。コンパレータ21の非反転入力端(+)には、この分圧された電圧である電圧(X3)が印加され、所定の閾値電圧Vth21と比較される。コンパレータ21の出力端に現れる電圧は、インバータ22によりその論理レベルが反転され、電圧(X1)として、インバータ23の入力端及びトランジスタN21のゲートに印加される。
電源起動直後は、定電圧VREGが所定の目標値まで達しておらず、電圧(X3)が閾値電圧Vth21を下回るため、電圧(X1)の論理レベルはハイとなる。このため、トランジスタN21のオンスレッショルド電圧を上回る電圧が、トランジスタN21のゲートに印加される。この結果、トランジスタN21がオンとなり、抵抗R22の第2端が接地端に接続され、抵抗R23が回路に組み込まれない状態となる。
一方、電源起動後に所定時間が経過し、定電圧VREGが所定の目標値まで達し、電圧(X3)が閾値電圧Vth21を上回ると、電圧(X1)の論理レベルがローとなる。このため、トランジスタN21のオンスレッショルド電圧を下回る電圧が、トランジスタN21のゲートに印加される。この結果、トランジスタN21がオフとなり、抵抗R23が回路に組み込まれ、分圧比が大きくなり、電圧(X3)が上昇する。このように、コンパレータ21の出力信号の論理レベルがローである間は電圧(X3)を低く抑え、論理レベルがハイとなった後に、電圧(X3)を引き上げる。これにより、コンパレータ21にヒステリシスを与えることができる。
なお電圧(X1)は、インバータ23によりその論理レベルが反転され、電圧(X2)としてVREG_UVLO回路20の出力端から出力される。つまり、電圧(X3)が閾値電圧Vth21を上回る場合、電圧(X2)の論理レベルはハイとなり、下回る場合にローとなる。これにより、定電圧VREGのUVLOが解除されたか否かを、RSTB出力段50へ通知する。
次に、VCC_UVLO回路30の動作について説明する。VCC_UVLO回路30に含まれる抵抗R31〜抵抗R33は、電源電圧VCCを分圧するための分圧回路である。コンパレータ31の非反転入力端(+)には、この分圧された電圧である電圧(Y2)が印加され、所定の閾値電圧Vth31と比較される。コンパレータ31の出力端に現れる電圧は、インバータ32によりその論理レベルが反転され、電圧(Y1)としてトランジスタN31のゲートに印加される。
電源起動直後は、電源電圧VCCが所定の目標値まで達しておらず、電圧(Y2)が閾値電圧Vth31を下回るため、電圧(Y1)の論理レベルはハイとなる。このため、トランジスタN31のオンスレッショルド電圧を上回る電圧がトランジスタN31のゲートに印加される。この結果、トランジスタN31がオンとなり、抵抗R32の第2端が接地端に接続され、抵抗R33が回路に組み込まれない状態となる。
一方、電源起動後に所定時間が経過し、電源電圧VCCが所定の目標値まで達し、電圧(Y2)が閾値電圧Vth31を上回ると、電圧(Y1)の論理レベルはローとなる。このため、トランジスタN31のオンスレッショルド電圧を下回る電圧がトランジスタN31のゲートに印加される。この結果、トランジスタN31がオフとなり、抵抗R33が回路に組み込まれ、分圧比が大きくなり、電圧(Y2)が上昇する。このように、コンパレータ31の出力信号の論理レベルがローである間は電圧(Y2)を低く抑え、論理レベルがハイとなった後に、電圧(Y2)を引き上げる。これにより、コンパレータ31にヒステリシスを与えることができる。
また電圧(Y1)は、VCC_UVLO回路30の出力端からタイマー回路40へ出力される。電圧(Y2)が閾値電圧Vth31を上回る場合、電圧(Y1)の論理レベルはローとなり、下回る場合はハイとなる。これにより、電源電圧VCCのUVLOが解除されたか否かを、タイマー回路40へ通知する。
次に、タイマー回路40の動作について説明する。コンパレータ43の非反転入力端(+)には、外部端子CPORに現れる電圧(A)が印加される。コンパレータ43の反転入力端(−)には、定電流源41と抵抗R41とによって生成される定電圧である電圧(B)が印加される。コンパレータ43の出力端には、電圧(A)が電圧(B)を上回るか否かを示す電圧(C)が現れ、ANDゲート45の第1入力端に印加される。
電圧(A)は、コンデンサC41の充電量に応じて変化する。トランジスタN41がオフしている場合、つまり電源電圧VCCのUVLOが解除され、電圧(Y1)の論理レベルがローである場合、定電流源42からコンデンサC41へ電流が流れる。このため電圧(A)は、コンデンサC41の充電が進むにつれ、上昇する。
一方、トランジスタN41がオンしている場合、つまり電源電圧VCCのUVLOが解除されておらず、電圧(Y1)の論理レベルがハイである場合、定電流源42及びコンデンサC41は接地端に接続され、コンデンサC41の放電が行われる。このため電圧(A)は、コンデンサC41の放電が進むにつれ、低下する。
また電圧(A)は、トランジスタN42のゲートに印加される。電圧(A)がトランジスタN42のオンスレッショルド電圧(以下、「電圧Vth」という)より高い場合、トランジスタN42はオンされ、インバータ44の入力端と接地端とが接続される。
本実施形態のトランジスタN42及びインバータ44は、電源遮断時においてコンデンサC41の放電を十分に行えず、残存電圧が発生した場合に、この残存電圧により電圧(C)に意図しないパルスが発生するのを防止するのに用いられる。
例えば、電源電圧VCCが急峻に遮断された場合、トランジスタN41をオンする期間が短く、コンデンサC41のディスチャージを十分に行えない可能性がある。この場合、トランジスタN41がオフしているため、放電経路としては、ダイオードD41を経由して電源電圧VCC(停止状態)へ流れる経路か、定電流源42(より詳しくは、これを形成するトランジスタのボディダイオード)を経由して電源電圧VCCの印加端(この時点では0V)へ流れる経路のみとなる。
電圧(A)が比較的高い場合は、ダイオードD41(または定電流源42に含まれるボディダイオード)が順方向にバイアスされるので、電源電圧VCCの印加端に向けた電流が流れて、コンデンサC41が放電されていく。しかしながら、電圧(A)が低下し、上記の順電圧を下回ると電流が流れなくなり、放電経路が断たれる。以降は、自然放電によるしか、コンデンサC41のディスチャージは行われない。以上のことから、電源電圧VCCが急峻に遮断された場合、上記の順電圧をやや下回る電圧(A)が、残存電圧として残る可能性がある。
上記の残存電圧が発生した場合、電源立ち上げ時において定電流源41が入るまで電圧(B)がGNDとなり、電圧(A)が電圧(B)を上回り、コンパレータ43の出力である電圧(C)が意図せず立ち上がる。そこで本実施形態では、電圧(A)と電圧Vthとを比較し、電圧(A)として残存電圧が生じているか否かを判定する。電圧Vthの値は、上記の順電圧に基づいて設定する。つまり電圧Vthを、電圧(A)として生じる残存電圧以上に設定すればよい。
上記の構成によれば、電源起動後において、電圧(A)が電圧Vthを上回るまでの期間はトランジスタN42がオフされ、インバータ44の入力端に印加される電圧(D)の論理レベルはハイとなり、インバータ44の出力端に現れる電圧(DB)の論理レベルはローとなる。これにより、ANDゲート45による電圧(C)のマスクが行われる。
一方、タイマー回路40の通常動作時においては、トランジスタN42はオンされ、電圧(D)の論理レベルはローとなり、電圧(DB)の論理レベルはハイとなる。このため、ANDゲート45による電圧(C)のマスクは行われない。
以上に説明したタイマー回路40の時系列順の動作の一例を、図4を用いて説明する。図4は、タイマー回路40の一動作例を示すタイミングチャートであり、上から順番に、電源電圧VCC、電圧(A)、電圧(B)、電圧(C)、電圧(D)、電圧(DB)、及び電圧(E)が描写されている。
時刻t11において、電源が遮断されて電源電圧VCCが急峻に立ち下がると、電圧(B)、電圧(C)、電圧(DB)、電圧(E)も同様に急峻に立ち下がる。一方、電圧(A)は、コンデンサC41に充電されている電圧が放電されるため、緩やかに低下していく。やがて電圧(A)がダイオードD41の順電圧を下回ると、電流が流れないため、順電圧以下の残存電圧が生じる。
次に、時刻t12において、電源が再起動され、電源電圧VCCが立ち上がると、電圧(B)も同様に立ち上がる。また電圧(A)が残存しているため、一時的に電圧(A)が電圧(B)を上回り、電圧(C)が一時的に立ち上がる。この立ち上がりが意図しないパルスであり、装置の誤作動に繋がる恐れがあるので、マスクする必要がある。
本発明の構成では、時刻t12の時点で電圧(A)が電圧Vthを下回っているため、トランジスタN42がオフし、電圧(D)がハイ、電圧(DB)がローとなる。従って電圧(E)は、電圧(C)のハイ/ローに関わらず、ローが維持される。つまり、図中の破線で示したように、電圧(E)が立ち上がることがない。
電圧(A)は、コンデンサC41への充電が進むにつれ上昇し、やがて時刻t13において電圧Vthを上回る。これにより、トランジスタN42がオンし、電圧(D)がロー、電圧(DB)がハイとなり、ANDゲート45によるマスクが解除される。
さらに時刻t14において電圧(A)が電圧(B)を上回ると、ANDゲート45の出力である電圧(E)が立ちあがる。これにより、RSTB出力段50において、リセット解除信号RSTBを出力する条件の一つが満たされた状態となる。
次に、RSTB出力段50の動作について説明する。ANDゲート51には電圧(X2)と電圧(E)とが印加され、それぞれの論理積が電圧(Z)として出力される。電圧(Z)は、トランジスタN51のゲートに印加され、そのオン/オフが行われる。
トランジスタN51がオンされた場合、インバータ52の出力であるリセット解除信号RSTBの論理レベルがハイとなり、MCU2のリセット状態が解除される。一方、トランジスタN51がオフされた場合、インバータ52の出力であるリセット解除信号RSTBの論理レベルがローになり、MCU2がリセット状態となる。
このようにRSTB出力段50は、電圧(X2)及び電圧(E)の両方がハイとなった場合、つまり定電圧VREGのUVLOが解除され、且つ電源電圧VCCのUVLOの解除後にタイマー回路40によるタイマー計測が完了した場合に、リセット解除信号RSTBがハイとなり、MCU2のリセット状態が解除される。
以上に説明した本構成例によれば、定電流源41とコンデンサC41とを用いて時間計測を行うタイマー回路40において、電源電圧VCCが急峻に遮断され残存電圧が発生し、再起動時に電圧(C)に意図しないパルスが発生したとしても、これをマスクすることができる。
また本構成例では、残存電圧の値が、回路構成や構成要素から容易に判断できるので(例えば上記のように順電圧から判断できる)、この判断基準に基づいてトランジスタN41のオンスレッショルド電圧を設定することで、簡易な構成で電圧(C)のマスクを行うことができる。
また本構成例によれば、従来技術(図7)のように、タイマー回路90の後段にマスク回路99を設ける場合と比較して、回路構成が簡易であり、装置の大型化につながることがない。また、マスク期間(図4の時刻t12〜時刻t13)を、装置の用途や動作状況等に応じて好適に設定することができる。
<変形例>
図5及び図6は、図3に示したタイマー回路40の変形例を示した回路図である。なお図5及び図6においては、図3と同様の構成要素については同じ符号を付加している。また、図3と異なる構成要素について、破線により示しいている。
図5に示す構成例のタイマー回路40は、図3の抵抗R42、トランジスタN42、及びインバータ44に代わり、コンパレータ46を有している。コンパレータ46の非反転入力端(+)は、定電流源42とコンパレータ43との接続ノードに接続されている。コンパレータ46の反転入力端(−)は、閾値電圧Vth1の印加端に接続されている。コンパレータ46の出力端は、ANDゲート45の第2入力端に接続されている。
上記構成のタイマー回路40の動作について説明する。本構成例では、電圧(A)は、コンパレータ46の非反転入力端(+)に印加される。電圧(A)が閾値電圧Vth1より高い場合、コンパレータ46の出力端の電圧(F)はハイとなる。一方、電圧(A)が閾値電圧Vth1より低い場合、電圧(F)はローとなる。
閾値電圧Vth1は、推定される残存電圧の最大値より高い値に設定されている。このため、タイマー回路40の通常動作時においては、電圧(A)が閾値電圧Vth1を上回り、電圧(F)の論理レベルはハイとなる。一方、低電圧時は、電圧(A)が閾値電圧Vth1を下回り、電圧(F)の論理レベルはローとなる。これにより、電源起動直において電圧(A)が残存電圧として存在していたとしても、電圧(C)の意図しないパルスをマスクすることが可能である。
このように本構成例のタイマー回路40は、第1の構成例のタイマー回路40をより概念的に広くしたものである。より具体的には、推定される残存電圧の最大値より高い値を閾値電圧Vth1として設定し、この閾値電圧Vth1と電圧(A)とを一般的なコンパレータ46を用いて比較することにより、残存電圧が生じているか否かを判定することを特徴としている。これにより、残存電圧の検出精度を高めたり、検出のための閾値電圧の任意性を高めたりすることが可能である。
また、図6に示す構成例のタイマー回路40は、図3の抵抗R42、トランジスタN42、及びインバータ44に代わり、コンパレータ47を有している。コンパレータ47の非反転入力端(+)は、定電流源41とコンパレータ43との接続ノードに接続されている。コンパレータ47の反転入力端(−)は、閾値電圧Vth2の印加端に接続されている。コンパレータ47の出力端は、ANDゲート45の第2入力端に接続されている。
上記構成のタイマー回路40の動作について説明する。本構成例では、電圧(B)が、コンパレータ47の非反転入力端(+)に印加される。電圧(B)が閾値電圧Vth2より高い場合、コンパレータ47の出力端の電圧(G)はハイとなる。一方、電圧(B)が閾値電圧Vth2より低い場合、電圧(G)はローとなる。
本実施形態では、電源起動後において電圧(B)が正常動作時の電圧レベルまで上昇したとみなすことができる電圧を、閾値電圧Vth2として設定する。このため、タイマー回路40の通常動作時においては、電圧(B)が閾値電圧Vth2を上回り、電圧(G)の論理レベルはハイとなる。一方、低電圧時は、電圧(B)が閾値電圧Vth2を下回り、電圧(G)の論理レベルはローとなる。これにより、起動直後の低電圧状態において、電圧(C)の意図しないパルスをマスクすることが可能である。
このように本構成例のタイマー回路40は、第1及び第2の構成例のタイマー回路40と異なり、電圧(A)ではなく電圧(B)を参照することにより、電圧(C)のマスクを行っている。つまり、マスクを行うために参照する電圧は、コンデンサC41の放電経路に生じる電圧(上記の例では電圧(A))に限定されるものではない。マスク期間を好適に設定するための判断基準となる電圧であれば、回路構成や設計事項等に応じて、参照する電圧を適宜変更することが可能である。
<その他の変形例>
なお、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、例えば、車載用の電子機器に適用することが可能である。ただし、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、他の用途に供される電子機器にも広く適用することが可能である。
1 POR回路(パワーオンリセット回路)
2 MCU(制御装置)
3 ドライバ
4 保護回路
5 三相モーター(モーター)
10 VREG回路(定電圧生成回路)
11 オペアンプ
R11、R12 抵抗
C11 コンデンサ
20 VREG_UVLO回路(定電圧監視回路)
21 コンパレータ
22、23 インバータ
R21、R22、R23 抵抗
N21 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
30 VCC_UVLO回路(電源電圧監視回路)
31 コンパレータ
32 インバータ
R31、R32、R33 抵抗
N31 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
40 タイマー回路
41、42 定電流源(電流源)
43 コンパレータ
44 インバータ
45 ANDゲート(論理ゲート)
46、47 コンパレータ(比較回路)
R41、R42 抵抗
D41、D42 ダイオード(静電保護ダイオード)
N41、N42 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
C41 コンデンサ
50 RSTB出力段
51 ANDゲート
52 インバータ
R51 抵抗
N51 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
9 POR回路
90 タイマー回路
91 定電流源
92 オペアンプ
99 マスク回路
N91 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
C91 コンデンサ
X 車両
X11〜X21 電子機器

Claims (10)

  1. コンデンサと、
    前記コンデンサへ向けて流れる電流を生成する電流源と、
    電源電圧から所定の基準電圧を生成する基準電圧生成部と、
    前記基準電圧と、前記コンデンサに充電された電圧であるタイマー電圧とを比較するコンパレータと、
    前記タイマー電圧、予め定められた閾値電圧とを比較する比較回路と、
    前記比較回路の出力に応じて、前記コンパレータの出力をマスクする論理ゲートと、を有し、
    前記比較回路は、
    第1端が前記電源電圧に接続された抵抗と、
    ソースが接地電位の印加端に接続され、ゲートが前記タイマー電圧の印加端に接続され、ドレインが前記抵抗の第2端に接続されたNチャネル型のトランジスタと、を有し、
    前記抵抗と前記トランジスタとの接続ノードが前記比較回路の出力端に相当し、
    前記トランジスタのオンスレッショルド電圧は、電源遮断後において前記コンデンサに残存する電圧の推定値より高い値に設定されていること
    を特徴とするタイマー回路。
  2. 前記タイマー回路は、
    前記比較回路の出力端と前記論理ゲートとの間に設けられるインバータを有すること
    を特徴とする請求項1に記載のタイマー回路。
  3. 前記タイマー回路は、
    ゲートがオン/オフ制御信号の印加端に接続され、ソースが接地電位の印加端に接続され、ドレインが前記電流源と前記コンデンサとの接続ノードに接続されたNチャネル型の放電用トランジスタを有すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のタイマー回路。
  4. 前記タイマー回路は、
    前記コンデンサを外部接続するための外部端子と、
    アノードが前記外部端子に接続され、カソードが前記電源電圧の印加端に接続された静電保護ダイオードと、を有すること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のタイマー回路。
  5. 電源電圧を監視してUVLO[Under Voltage Lockout]信号を生成する電源電圧監視回路と、
    放電用トランジスタのオン/オフ制御信号として前記UVLO信号の入力を受ける請求項4に記載のタイマー回路と、を有し、
    前記タイマー回路の出力に応じてリセット解除信号を生成すること
    を特徴とするパワーオンリセット回路。
  6. 前記電源電圧から生成される定電圧を監視して第2UVLO信号を生成する定電圧監視回路を有し、
    前記第2UVLO信号と前記タイマー回路の出力とに応じて前記リセット解除信号を生成すること
    を特徴とする請求項5に記載のパワーオンリセット回路。
  7. 電源電圧から定電圧を生成する定電圧生成回路と、
    前記電源電圧及び前記定電圧を監視して前記リセット解除信号を生成する請求項5または請求項6に記載のパワーオンリセット回路と、
    前記リセット解除信号に応じて動作する制御装置と、を有すること
    を特徴とする電子機器。
  8. 前記制御装置により制御されるドライバと、
    前記ドライバにより駆動されるモーターと、を有すること
    を特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 請求項7または請求項8に記載の電子機器と、
    前記電子機器に電力を供給するバッテリと、
    を有することを特徴とする車両。
  10. 前記モーターは、ブロアモーター、バッテリー冷却FAN用モーター、ウォータポンプ用モーター、またはオイルポンプ用モーターであること
    を特徴とする請求項9に記載の車両。
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