JP5984511B2 - かしめ工具 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、給水・給湯用として用いられる可撓性を有する合成樹脂製あるいは複合管を他の配管材と接続するために用いる圧縮継手のスリーブをかしめるために用いるかしめ工具に関する。
住宅などの床下に給水・給湯用として配管される架橋ポリエチレン管や、アルミニウムの芯層を挟んで内外層にポリエチレンなどの合成樹脂層が形成された複合管などの柔軟管を他の配管材と接続するために、圧縮継手(例えば、積水化学工業株式会社の商品名メタキュット、メタキュットREDなど)が用いられている。
この圧縮継手は、かしめ対象としてのスリーブを外側から内側に向かって縮径させるようにかしめ、縮径したスリーブとニップル部との間で上記柔軟管の端部を挟み込むことによって、柔軟管を水密に接続するようになっている。
一方、上記のようにスリーブをかしめる際には、図11に示すようなかしめ工具200が従来から用いられている(特許文献1)。
図11に示すように、かしめ工具200は、工具本体210と、ヨークダイス固定用ラッチ(以下、「ラッチ」とのみ記す)220と、ヨークダイス230と、プレスダイスホルダ240と、プレスダイス250とを備えている。
工具本体210は、シリンダ211と、ピストン212とを備えている。
ピストン212は、油圧によって進退し、その先端部がシリンダヘッド211aから出没するようになっている。
シリンダ211は、シリンダヘッド211aの一側にラッチ220を枢支するラッチ枢支アーム211bを有し、他側にヨークダイス230を枢支するヨークダイス枢支アーム211cを備えている。
ラッチ220は、一端にラッチ部221、他端にハンドル部222を有し、ラッチ部221とハンドル部222との間に設けられたラッチ枢支部220aがラッチ枢支アーム211bの先端に枢支されている。
ラッチ部221は、後述するヨークダイス230の係止部231が係合する係合穴221aを備えている。
そして、ラッチ220は、ラッチ部221がコイルばね(図示せず)によってヨークダイス方向に常に付勢されている。
ヨークダイス230は、ダイス本体部231と、係止部232と、アーム部233とを備えている。
そして、ヨークダイス230は、アーム部233の先端がヨークダイス枢支部211cに枢支されて、回動自在になっているとともに、係止部232が上記係合穴221aにはまり込んで、ラッチ220によって上記回動を抑止されるようになっている。
そして、このかしめ工具200は、以下のようにして圧縮継手100のスリーブ120をかしめる(圧縮する)ようになっている。
(1)ハンドル部222を押さえて、ラッチ220のラッチ部221をヨークダイス230の係止部232から遠ざかるように回動させて、係合穴221aへの係止部232の係止を解除する。
(2)係止解除状態を保ちながら、ヨークダイス230をラッチから離れる方向に回動させて、ヨークダイス230と、プレスダイスホルダ240に装着されたプレスダイス250との間隔を広げ、形成されたヨークダイス230と、ラッチ部221との隙間を通して、圧縮継手100のスリーブ120部分をヨークダイス230とプレスダイス250との間に臨ませる。
(3)ヨークダイス230を(2)工程と反対側に回動させて、ラッチ部221の係合穴221aに係止部232を係止させる。
(4)工具本体210の操作レバー215を操作して、ピストン212を油圧によってヨークダイス230側に進出させてスリーブ120をプレスダイス250によってヨークダイス230側にプレスすることによってかしめる。
図11中、216はリリースレバーである。
特開2008-64218号公報 特開2011-122648号公報
ところで、上記かしめ工具200は、ラッチ220のハンドル部222をラッチ枢支アーム211bの側壁に近接するように押圧するだけで、ラッチ部221が、ラッチ枢支部220aを中心に、ラッチ部221のヨークダイス230への係止が解除される方向に回動する。また、ラッチ部221の先端にヨークダイス230の係止解除方向の力が加わった場合も係止が解除されてしまう場合がある。
したがって、上記従来のかしめ工具200の場合、作業スペースが狭い現場(特に配管の前方にスペースが少ない場合など)では、一旦ラッチ部221の係合穴221aにヨークダイス230の係止部232が係止されていたとしても、操作レバー215を操作する際に、不用意にハンドル部222を押圧したり、ラッチ部221の先端が壁、床、あるいは、隣接する配管等に当って、ラッチ部221のヨークダイス230への係止が解除状態になったり、半係止状態になることがある。そして、作業者が、係止が解除されているのに気づかず、操作レバー215を操作してかしめ不良を生じるおそれがある。
また、ラッチ部221のヨークダイス230への係止が解除状態になったり、半係止状態になった状態でかしめ作業を行うと、かしめ時の工具出力荷重は、ヨークダイスのみに掛かるため、ピストン軸に対して斜め方向の偏荷重がかかる。そして、この偏荷重によって、ピストン軸に交差する方向の力が発生しこの力によって、シリンダヘッド211a外に突出したピストン212の先端部が力方向にたわみ変形して、この変形したピストン212の先端部がシリンダ孔の先端で支えて元に戻らずシリンダヘッド211aから突出した状態になってしまったり、プレスダイスホルダ240のピストン装着ピン241が変形する、あるいは、折れたりするおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みて、ラッチ部のヨークダイスへの係止が容易に解除されることがなく、かしめ不良や、工具自体の破損や不具合を防止することできるかしめ工具を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかるかしめ工具(以下、「本発明のかしめ工具」と記す)は、プレスダイスをヨークダイス方向に進出させて、プレスダイスとヨークダイスとの間でかしめ対象をかしめるようになっていて、前記ヨークダイスは、ダイス本体部とこのダイス本体部の一側から延出するアーム部を有し、前記アーム部の先端部が工具本体に枢支され前記アーム部の先端部を中心に回動し、前記ダイス本体部がプレスダイスとのかしめ位置と、かしめ対象挿脱位置とを選択可能にされているとともに、前記ヨークダイスのダイス本体部の他端に設けられた係止部に係止して前記ヨークダイスを前記かしめ位置に保持するラッチを備えるかしめ工具であって、前記ラッチは、前記ヨークダイスの係止部に係止させた状態を維持するようにロックする手動解除可能なロック機構が設けられていることを特徴としている。
本発明のかしめ工具において、上記ロック機構は、ロック状態が確実に維持されるように、ロック部が弾性体の付勢力によってロック位置に保持される構成とすることが好ましい。
上記ラッチは、操作性を考慮すると、工具本体に枢支された枢支部を有するとともに、この枢支部を挟んでラッチ部と、ハンドル部とを備え、このハンドル部が工具本体側に押圧動作されることによって、前記ラッチ部が枢支部を中心に回動し、前記ラッチ部のヨークダイスの係止部への係止が解除されるように形成されていることが好ましい。
そして、上記ハンドル部は、ハンドル部本体と、このハンドル部本体に沿ってスライドするとともに、弾性体によってラッチ部側に向かって付勢されたロック解除レバーとを備え、ロック解除レバーが前記付勢力に抗して工具本体方向にスライドしてロック部のロックが解除される構成とすることが好ましい
た、ロック解除レバーは、ロック解除動作を片手で容易に行えるようにするために、工具本体を片手で保持した状態で、保持した手の親指を係止可能、かつ、係止された親指でロック解除レバーをロック解除位置までスライド動作可能な指係止突部を備えている構成とすることが好ましい。
上記指係止突部は、ラッチ枢支部を挟んでラッチ部と逆側に配置されるように設けられていることが好ましく、指係り部がアール状に湾曲していることが好ましい。
本発明のかしめ工具は、以上のように、プレスダイスをヨークダイス方向に進出させて、プレスダイスとヨークダイスとの間でかしめ対象をかしめるようになっていて、前記ヨークダイスは、ダイス本体部とこのダイス本体部の一側から延出するアーム部を有し、前記アーム部の先端部が工具本体に枢支され前記アーム部の先端部を中心に回動し、前記ダイス本体部がプレスダイスとのかしめ位置と、かしめ対象挿脱位置とを選択可能にされているとともに、前記ヨークダイスのダイス本体部の他端に設けられた係止部に係止して前記ヨークダイスを前記かしめ位置に保持するラッチを備えるかしめ工具であって、前記ラッチは、前記ヨークダイスの係止部に係止させた状態を維持するようにロックする手動解除可能なロック機構が設けられているので、作業者が意図的に上記ロック機構のロック解除操作をしない限り、ラッチによる係止が容易に解除できない。
したがって、狭い場所、暗い場所、などでの不良施工を低減し、工事のやり直しや、部材廃棄を減らすことができる。
不良圧縮での工具の破損を低減することができるので、工具の修理低減、工具破損による工事中断などを削減できる。
本発明のかしめ工具の第1の実施の形態をあらわし、その要部一部切欠正面図である。 図1のかしめ工具の要部平面図である。 図1のかしめ工具の要部左側面図である。 図1のかしめ工具の要部一部切欠右側面図である。 図1のかしめ工具のラッチの係止解除状態をあらわす要部一部切欠正面図である。 本発明のかしめ工具の第2の実施の形態をあらわし、その要部一部切欠正面図である。 図6のかしめ工具の要部平面図である。 図6のかしめ工具の要部左側面図である。 図6のかしめ工具の要部一部切欠右側面図である。 図6のかしめ工具のラッチの係止解除状態をあらわす要部一部切欠正面図である。 従来のかしめ工具をあらわす正面図である。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図5は、本発明のかしめ工具の第1の実施の形態をあらわしている。
図1に示すように、このかしめ工具Aは、工具本体1aと、ヨークダイス固定用ラッチ(以下、「ラッチ」とのみ記す)2aと、ヨークダイス3と、プレスダイスホルダ4と、プレスダイス5とを備えている。
ヨークダイス3、プレスダイスホルダ4およびプレスダイス5は、図11に示す従来のかしめ工具200のヨークダイス230、プレスダイスホルダ240およびプレスダイス250とそれぞれ同様の構成となっている。
工具本体1aは、ピストン11の進退軸を挟んでほぼ対称位置にラッチ枢支アーム10aと、ヨークダイス枢支アーム10bが設けられている。
ラッチ枢支アーム10aには上記ピストン11の進退軸に平行に切欠溝12が穿設されている。
切欠溝12は、第1溝部12aと、ピストン11の縮退側に設けられた第2溝部12bとを備えている。
第2溝部12bは、その底がピストンの進退軸側に第1溝部12aの底より階段状に落ち込んだように設けられている。
ラッチ2aは、ラッチ部21と、枢支部27と、ハンドル部22とを備えている。
ラッチ部21は、ヨークダイス3の係止部32が係合する係合穴21aを備えている。
枢支部27は、ラッチ枢支アーム10aの先端に回動自在に枢支されている。
ハンドル部22は、ハンドル部本体23と、ロック解除レバー24とを備えている。
ハンドル部本体23は、枢支部27を挟んでラッチ部21に一体に設けられ、弾性体としての第1コイルばね28によって、工具本体1aから離れる方向、すなわち、ラッチ部21をヨークダイス3の係止部32に係止する方向に付勢されている。
ロック解除レバー24は、スライドガイド孔24dと、ばね保持孔24cと、突起状ロック部24bと、指係止突部24aを備えている。
スライドガイド孔24dは、ハンドル部本体23がスライド可能に嵌り込んでいる。
ばね保持孔24cは、スライドガイド孔24dに連続して設けられ、スライドガイド孔24dに対して同心円状に拡径していて、弾性体としての第2コイルばね26がハンドル部本体23に外嵌するように内装されている。
第2コイルばね26は、ハンドル部本体23にねじ込まれたボルト25の頭部と、スライドガイド孔24dの端面との間で保持され、ロック解除レバー24を常にラッチ部21側に付勢している。
突起状ロック部24bは、切欠溝12内を臨むように突設され、その突出長さが、ラッチ部21がヨークダイス3の係止部32に係止する位置(図1の位置にあるとき、その底面が第1溝部12aの底面に受けられる位置となる長さになっている。
指係止突部24aは、ロック解除レバー24のロック解除方向へのスライド側端部に設けられ、指係止部側(ラッチ部21側)の面が凹面を形成するようにラッチ枢支アーム10aからから離れる方向に立ち上がっている。
なお、図1中、31はダイス本体部、33アーム部、51はプレスダイス5をプレスダイスホルダ4から抜け止め状態とするピンである。
つぎに、このかしめ工具Aの使用方法の1例について説明する。
(1)図5に示すように、工具本体1aを片方の右手Hで持ち、その右手Hの親指fを指係止突部24aに係止させて、ロック解除レバー24を、第2コイルばね26の付勢力に抗して図1に二点鎖線で示すように、突起状ロック部24bの底面全体が第2溝部12bの底面を臨む位置までスライドさせたのち、図5に示すように、親指fを手の平方向に、すなわち、工具本体1a側に押圧して、ハンドル部本体23をロック解除レバー24とともに、枢支部27を中心に回動させる。
これにより、ラッチ部21がヨークダイス3の係止部32から離れる方向に回動し、係止部32が係合穴21aから離脱する。そして、ヨークダイス3がヨーク枢支アーム10bの先端に枢支された枢支部34を中心に枢支部34内に内蔵されたばね(図示せず)の付勢力によって、図5に二点鎖線で示すように、ラッチ部21から離れる方向に回動する。
(2)ロック解除レバー24から親指fを離す。
これにより、ラッチ2aは、第1コイルばね28及び第2コイルばね26の付勢力によって図1の状態に戻るが、ヨークダイス3の係止部32のラッチ部21の係合穴21aへの係合は解除された状態に保たれる。
(3)左手でヨークダイス3とラッチ部21との間にかしめ継手(図示せず)の挿入隙間を保持した状態で、この挿入隙間からかしめ対象となるかしめ継手がプレスダイス5のプレス面を臨むように、かしめ工具Aを配置する。
(4)ロック解除レバー24に親指fをかけてロック解除状態にしながら、係合穴21aに係止部32が入り込むとともに、ヨークダイス3をダイス本体部31がプレスダイス5と正対するかしめ位置となるように回動させる。
(5)ロック解除レバー24から親指fをはずす。
これにより、突起状ロック部24bの底面が、第1溝部12aの底に受けられた状態になり、ラッチ2aのラッチ部21がヨークダイス3から離れる方向の動きが完全にロックされる。すなわち、ヨークダイス3のダイス本体部31とプレスダイス5とが正対した正常なかしめ位置にヨークダイス3が保持された状態にロックされる。
(6)図示していないが、図11のかしめ工具200と同様に、工具本体1aの操作レバーを操作して、ピストン11を油圧によってヨークダイス3のダイス本体部31側に進出させてかしめ継手のかしめ箇所をプレスダイス5とヨークダイス3のダイス本体部31との間でプレスすることによってかしめる。
(7)図示していないが、図11のかしめ工具200と同様にリリースレバーを操作してプレスダイス5を後退させる。
(8)上記(1)の動作をして、ラッチ部21の係合穴21aへのヨークダイス3の係止部32の係合を解除する。この解除によりヨークダイス3が枢支部34に内蔵されたばねの働きによってラッチ部21から離れる方向に回動し、ラッチ部21とヨークダイス3との間にかしめ部が通過可能な隙間が形成される。
(9)上記隙間を介してかしめ工具Aをかしめ部分から離脱させる。
このかしめ工具Aは、上記のように、ロック機構を備えているので、ロック解除レバー24を操作して意図的にロックを解除しない限り、ヨークダイス3の係止部32が係合穴21aから離脱することがない。したがって、ヨークダイス3のダイス本体部31がプレスダイス5と正対しない、正常なかしめ位置に配置されていない状態でかしめ動作を行うという事故を未然に防止することができる。
すなわち、不用意な不良施工を防ぐことができる。また、ヨークダイス3を正常なかしめ位置にする時も、ロック解除レバー24をロック解除方向にスライド動作させる必要があるため、ヨークダイス3が正常なかしめ位置に配置されているか否かの注意喚起を、作業者へ促す効果がある。
結果として、狭い場所、暗い場所などでの不良施工を低減し、工事のやり直しや、部材廃棄を減らすことができる。
また、不良圧縮での工具の破損を低減することができるので、工具修理コストを低減し、工具破損による工事中断などを削減できる。
さらに、指係止突部24aがラッチ2aの枢支部27よりロック解除レバー24のロック解除スライド方向、かつ、ロック解除スライド方向の端部に設けられているので、片手で操作しやすい。
また、指係止突部24aの頂部がアール状に面取り加工されているので、指が傷ついたりすることがない。
図6〜図10は、本発明のかしめ工具の第2の実施の形態をあらわしている。
図6〜図10に示すように、このかしめ工具Bは、以下の構成が、上記かしめ工具Aと異なっている以外は、上記かしめ工具Aと同じ構成となっている。したがって、かしめ工具Aと同じ構成部分は同じ符号を付している。
すなわち、このかしめ工具Bは、工具本体1bの切欠溝13の第1溝部13aの底が第2溝部13b側に向かって下り勾配(8〜12°、好ましくは10°前後)の傾斜面となっており、第2溝部13bが周囲に立ち上がり壁を備えている。
また、ラッチ2bは、ハンドル部20のロック解除レバー29が、スライド方向の中間部に指係止突部29aが設けられていとともに、突起状ロック部29bの底面29cが第1溝部13aの傾斜面に沿う傾斜面となっている。
図5中、29dはばね保持孔、29eはスライドガイド孔である。
このかしめ工具Bは、上記のように、第1溝部13aの底が第2溝部13b側に向かって下り勾配の傾斜面となっており、突起状ロック部29bの底面29cもこの傾斜面に沿う傾斜面となっているので、上記かしめ工具Aに比べ、ロック解除レバー29をロック解除方向にスライドさせやすい。
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形態では、右手で工具本体を持っていたが、左手で持ってもよいし、勿論両手で持っても構わない。
上記の実施の形態では、弾性体としてコイルばねが用いられていたが、ゴムリング等でも構わない。
A,B かしめ工具
1a,1b 工具本体
10a ラッチ枢支アーム
10b ヨークダイス枢支アーム
11 ピストン
12、13 切欠溝
12a,13a 第1溝部
12b,13b 第2溝部
2a,2b ヨークダイス固定用ラッチ
21 ラッチ部
21a 係合穴
20,22 ハンドル部
23 ハンドル部本体
24、29 ロック解除レバー
24a,29a 指係止突部
24b、29b 突起状ロック部
26 第2コイルばね(弾性体)
28 第1コイルばね(弾性体)
3 ヨークダイス
31 ダイス本体部
32 係止部
33 アーム部
34 枢支部(ヨークダイス)
4 プレスダイスホルダ
5 プレスダイス
H 右手
f 親指

Claims (9)

  1. プレスダイスをヨークダイス方向に進出させて、プレスダイスとヨークダイスとの間でかしめ対象をかしめるようになっていて、
    前記ヨークダイスは、ダイス本体部とこのダイス本体部の一側から延出するアーム部を有し、
    前記アーム部の先端部が工具本体に枢支され前記アーム部の先端部を中心に回動し、前記ダイス本体部がプレスダイスとのかしめ位置と、かしめ対象挿脱位置とを選択可能にされているとともに、
    前記ヨークダイスのダイス本体部の他端に設けられた係止部に係止して前記ヨークダイスを前記かしめ位置に保持するラッチを備えるかしめ工具であって、
    前記ラッチは、前記ヨークダイスの係止部に係止させた状態を維持するようにロックする手動解除可能なロック機構が設けられていることを特徴とするかしめ工具。
  2. 上記ロック機構は、ロック部が弾性体の付勢力によってロック位置に保持される請求項1に記載のかしめ工具。
  3. 上記ラッチは、工具本体に枢支された枢支部を有するとともに、この枢支部を挟んでラッチ部と、ハンドル部とを備え、
    このハンドル部が工具本体側に押圧動作されることによって、前記ラッチ部が枢支部を中心に回動し、前記ラッチ部のヨークダイスの係止部への係止が解除されるように形成されている請求項1または請求項2に記載のかしめ工具。
  4. 上記ハンドル部が、ハンドル部本体と、このハンドル部本体に沿ってスライドするとともに、弾性体によってラッチ部側に向かって付勢されたロック解除レバーとを備え、
    ロック解除レバーが前記付勢力に抗してスライドしてロック部のロックが解除される請求項3に記載のかしめ工具。
  5. 上記ロック解除レバーが、工具本体に設けられたガイド溝に沿ってスライドする突起状ロック部を有し、
    前記ガイド溝は、その底が、ロック解除レバーがロック位置にきたとき、前記突起状ロック部のロック部底面を受けてラッチ部の係止解除方向のラッチの回動を抑止する底部を有する第1溝部と、
    前記ロック解除レバーがロック解除位置にきたとき、前記突起状ロック部が嵌り込む第2溝部を備えた階段状となっている請求項4に記載のかしめ工具。
  6. 第1溝部の底部が第2溝部側に向かって下り勾配の傾斜面になり、突起状ロック部のロック部底面が第1溝部の前記傾斜面に沿う傾斜面になっている請求項5に記載のかしめ工具。
  7. ロック解除レバーが、工具本体を片手で保持した状態で、保持した手の親指を係止可能、かつ、係止された親指でロック解除レバーをロック解除位置までスライド動作可能な指係止突部を備えている請求項5または請求項6に記載のかしめ工具。
  8. 指係止突部が、ロック状態でラッチの枢支軸を挟んでラッチ部と逆側に配置されるように設けられている請求項7に記載のかしめ工具。
  9. 指係止突部は、指係り部がアール状に湾曲している請求項7または請求項8に記載のかしめ工具。
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