JP6609466B2 - 埋設式ガス栓のソケット取外し装置 - Google Patents

埋設式ガス栓のソケット取外し装置 Download PDF

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Description

本発明は、壁板や床板の裏側に埋設されている埋設式ガス栓のプラグ部に接続させたソケットを取り外す為のソケット取外し装置に関する。
埋設式ガス栓として、例えば、図10に示すようなものが知られている。このものは、壁板(5)に形成された矩形の開口(50)を介して壁板(5)の裏側に埋め込み固定された矩形箱状のケーシング(41)と、このケーシング(41)内に収容されるガス栓(2)と、壁板(5)の表面に開口(50)を覆うように添設固定される化粧板(51)とから構成されている。
ガス栓(2)には、ソケット(3)を着脱自在に接続させるプラグ部(20)が開口(50)に向かって突設されており、プラグ部(20)の先端に対応する化粧板(51)の所定位置には、ソケット(3)を挿通され且つ奥側に窓部(52)が開放する筒部(53)が、化粧板(51)の裏側へ連設されていると共に、窓部(52)を開閉させるための矩形の開閉蓋(30)が設けられている。
開閉蓋(30)の一端辺近傍の両側部には、図11の(a)〜(b)に示すように、一対の回動腕(31)が開閉蓋(30)の裏側へ突出しており、その突出端部の内側に突設させた回動軸(32)を、筒部(53)の対向する所定位置に軸線方向に沿って設けられているスリット(55)内に嵌め込む。これにより、回動腕(31)は筒部(53)に回動自在に外嵌する態様に取り付けられる。
なお、回動腕(31)の外面に突設させた係止突起(34)と、化粧板(51)の裏側に設けた係止部(35)との間には、引張りコイルバネ(4)を張設させている。
同図の(a)に示すように、閉塞姿勢にある開閉蓋(30)の前記一端辺側を押し込んで、開閉蓋(30)を90度回動させて直立開放姿勢とし(同図の(b)の状態)、その直立姿勢のまま、開閉蓋(30)を押し込むと、開閉蓋(30)は、同図の(c)に示すように、引張りコイルバネ(4)を伸張させながら、回動軸(32)が前記スリット(55)内を移動して行き、化粧板(51)の奥方向へ押し込まれていく。
ガス栓(2)のプラグ部(20)の基端部には、図10に示すように、金属板製の解除レバー(21)がケーシング(41)の深さ方向に揺動自在に装着されており、解除レバー(21)の回動支点よりもプラグ部(20)側には、プラグ部(20)を上下から挟むように一対の押圧片(21a)が設けられており、他方端側にはこれら押圧片(21a)の基端部を連結し且つ解除レバー(21)の揺動を操作する操作部(21b)が設けられて、全体として略コ字状に形成されている。
化粧板(51)を壁板(5)に添設固定させた状態にて、開閉蓋(30)を直立開放姿勢とし、ソケット(3)を化粧板(51)の円形窓部(52)から差込み、ガス栓(2)のプラグ部(20)に装着させると、ソケット(3)の先端にある進退筒(3a)が進出し、ソケット(3)はプラグ部(20)に抜止め状態にロックされる。
このとき、進退筒(3a)は、解除レバー(21)の押圧片(21a)の揺動範囲内に位置し且つ、操作部(21b)は、図11の(b)に示すように、直立開放姿勢にある開閉蓋(30)内にて設けられている押し込み部(33)に近接する位置にある。
プラグ部(20)に装着されたソケット(3)を取外すには、前記直立開放姿勢にある開閉蓋(30)を図11の(c)に示すように奥へ押し込む。これにより、操作部(21b)が、開閉蓋(30)の押し込み部(33)によって奥へ押されることにより、解除レバー(21)が揺動し、操作部(21b)と反対側にある押圧片(21a)がソケット(3)側へ突出し、ソケット(3)の進退筒(3a)の先端面を解除方向に押圧する。これにより、ソケット(3)の前記ロック状態が解除され、ソケット(3)はガス栓(2)から取り外される。
上述したような埋設式ガス栓のソケット取外し装置では、ガス栓(2)の取替え等により、壁板(5)からガス栓(2)までの距離が変わった場合、解除レバー(21)の操作部(21b)の位置も変わるため、開閉蓋(30)の押し込み操作で、解除レバー(21)を操作できなくなることがある。
そこで、ソケット(3)を取り外すための解除レバー(21)を揺動操作するための装置を深さ調節できるようにしたものとして、特開2010−117014号公報に開示のものを発明した。
このものは、壁板(5)から、ガス栓に装着させる解除レバー(21)の操作部(21b)までの距離に応じて、開閉蓋(30)における押し込み部(33)の位置を変更できる調節部材を設ける構成としたもので、図10及び図11では表していないが、調節部材として、雄ネジ部材(ボルト)と、雄ネジ部材の一端から螺合可能な雌ネジ部材(ナット)が採用されている。雌ネジ部材の雄ネジ部材への螺合度合いに応じて、調節部材の長さが決定され、雌ネジ部材の端部を解除レバー(21)の操作部(21b)を操作する押込み部(33)として機能させている。
直立開放姿勢とした開閉蓋(30)を壁板(5)内に押し込んだとき、雌ネジ部材の端部で解除レバー(21)の操作部(21b)を押込んで解除レバー(21)を揺動させることができるように、ガス栓取付け後に、化粧板(51)を壁板(5)に仮固定し、開閉蓋(30)を開放させると共に奥へ押し込み、雌ネジ部材の端部と、略水平に位置する解除レバー(12)の操作部(21b)との距離を確認する。この状態のままでは雌ネジ部材の回転は開閉蓋(30)によって阻止されているため、仮固定状態にある化粧板(51)を一旦取り外し、開閉蓋(30)を閉塞状態となるように回動させ、雌ネジ部材の雄ネジ部材への螺合度合いを調節する。調節後、再度、化粧板(51)を壁板(5)に仮固定し、開閉蓋(30)を直立開放姿勢に回動させて、雌ネジ部材の端部と操作部(21b)との距離を再確認する。この調節・確認作業を何度か繰り返し、開閉蓋(30)を直立開放姿勢に回動させたとき、雌ネジ部材の端部が略水平状態にある解除レバー(12)の操作部(21b)にちょうど当接するように、雄ネジ部材に対する雌ネジ部材の螺合度合いを決定し、調節部材の長さを設定する。
壁板(5)からガス栓(2)までの距離に変更が生じても、開閉蓋(30)に、雄ネジ部材と雌ネジ部材からなる調節部材を設けると共に雌ネジ部材の端部がちょうど解除レバー(12)の操作部(21b)に当接するように設定しておくことにより、直立開放姿勢に回動させた開閉蓋(30)を奥へ押し込む従来の解除操作によって、雌ネジ部材の端部で操作部(21b)が押されることとなり、解除レバー(21)を揺動させて、ソケット(3)の進退筒(3a)の先端面を押圧片(21a)で解除方向に押圧することによりソケット(3)のロック状態は解除され、ソケット(3)をガス栓(2)から取り外すことができる。
特開2010−117014号公報
しかしながら、上述したような雄ネジ部材に雌ネジ部材を螺合させてなる調節部材では、雌ネジ部材の雄ネジ部材に対する最終螺合度合いが決定した後、化粧板(51)を本固定するために、仮固定状態にある化粧板(51)を一旦取り外し、開閉蓋(30)を閉塞させる。このとき、雌ネジ部の回転の抵抗となるものが存在しなくなるから、雌ネジ部材に手や指が触れたり、化粧板(51)を仮置きした際に雌ネジ部材に回転方向の力が作用したりすると、雌ネジ部材が不用意に回転してしまうことがある。雌ネジ部材が雄ネジ部材に対して回転すると、調節部材の長さが変わってしまうため、上記したような、調節部材の長さ調節・確認作業を再度繰り返し行わなければならず、施工性が悪いといった問題があった。
本発明は、『壁板又は床板に形成された開口の裏側に設置される埋設式ガス栓のプラグ部に接続されるソケットを解除レバーの操作によって取り外す形式のソケット取外し装置であって、
前記開口を覆うように前記壁板又は床板の表面に添設固定され且つ前記ソケットが挿通可能な窓部を有する化粧板と、
前記窓部を閉塞する閉塞姿勢と前記閉塞姿勢から90度回動させた開放姿勢との間で回動自在となるように前記化粧板に軸支されている開閉蓋と、
前記開口の裏側に突出し且つ前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押込み方向に移動可能な雄ネジ部材と、前記雄ネジ部材に螺合可能な雌ネジ部材とからなる調節部材とを備え、
前記解除レバーは、前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押し込まれる調節部材の雌ネジ部の端部によって揺動操作される埋設式ガス栓のソケット取外し装置』において、
雌ネジ部材の雄ネジ部材への螺合度合いの調節により、調節部材の長さが解除レバーを解除操作可能な所定長さに設定された後に、雌ネジ部材の不用意な回転を防止することを課題とする。
本発明の埋設式ガス栓のソケット取外し装置は、『調節部材の長さが、雌ネジ部材の端部で前記解除レバーを操作可能な長さとなるように、雌ネジ部材の雄ネジ部材への螺合度合いが決定された状態にて、雌ネジ部材の回転の抵抗となる抵抗手段が設けられ
前記抵抗手段は、雌ネジ部材又は雄ネジ部材のネジ部分に塗布されて、雌ネジ部材を雄ネジ部材に螺合させる際の螺合抵抗となると共に、雌ネジ部材を強制的に螺合させれば螺合作業は継続可能であり、螺合作業を終了させればその状態で硬化して雌ネジ部材は雄ネジ部材に強固に結合される高反応性固着剤であること』を特徴とする。
上記手段は次のように作用する。
開閉蓋は化粧板に回動自在に軸支されており、調節部材は、直立開放姿勢にある開閉蓋と共に移動可能な雄ネジ部材と、前記雄ネジ部材に螺合可能な雌ネジ部材とから構成されており、調節部材の長さは、雌ネジ部材の雄ネジ部材に対する螺合度合いによって決定される。直立開放姿勢にある開閉蓋を奥へ押し込んだとき、調節部材の長さが、雌ネジ部材の端部で解除レバーの操作部を操作可能な長さとなるように、雌ネジ部材の螺合度合を調節する。
雌ネジ部材の雄ネジ部材への螺合度合いの調節により、雌ネジ部材の端部が前記解除レバーの操作部に近接するか、直接的に又は間接的に当接するように、調節部材の長さが決定された時点で、抵抗手段が機能することにより、雌ネジ部材のそれ以上の不用意な回転は阻止される。
これにより、化粧板を本固定するために、壁板又は床板から一旦化粧板を取り外し、開閉蓋を閉塞させた状態にて、長さ調節部材に手が触れたり、仮置きした際に、雌ネジ部材に回転方向の外力が作用したりしても、雌ネジ部材は不用意に回転することはないため、調節部材の長さは所定長さに保持される。
なお、前記抵抗手段として、高反応性固着剤を雌ネジ部材の雌ネジ部に塗布したものでは、雌ネジ部材を雄ネジ部材に螺合させていき、雄ネジ部材と雌ネジ部材の螺合域が高反応性固着剤の塗布域に達すると、雌ネジ部材の螺合を続ける際の螺合抵抗となると同時に、高反応性固着剤の反応が始まる。雌ネジ部材を強制的に回転させることにより調節作業は継続することができ、調節部材の長さが、雌ネジ部材の端部で解除レバーの操作部を操作可能な長さとなる最終螺合度合いに達した時点で、雌ネジ部材の雄ネジ部材への螺合を停止する。その状態で高反応性固着剤が硬化すれば、雌ネジ部材は雄ネジ部材に対して強固に結合される。これにより、最終螺合度合に達した後における雌ネジ部材は、外的衝撃を受けても不用意に回転することはないから、調節部材の長さは所定長さに保持することができる。
このものでは、抵抗手段として高反応性固着剤を雌ネジ部分に塗布するだけであるから、容易に抵抗手段を設けることができる。
また、本発明の埋設式ガス栓のソケット取外し装置は、『壁板又は床板に形成された開口の裏側に設置される埋設式ガス栓のプラグ部に接続されるソケットを解除レバーの操作によって取り外す形式のソケット取外し装置であって、
前記開口を覆うように前記壁板又は床板の表面に添設固定され且つ前記ソケットが挿通可能な窓部を有する化粧板と、
前記窓部を閉塞する閉塞姿勢と前記閉塞姿勢から90度回動させた開放姿勢との間で回動自在となるように前記化粧板に軸支されている開閉蓋と、
前記開口の裏側に突出し且つ前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押込み方向に移動可能な調節部材とを備え、
前記解除レバーは、前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押し込まれる前記調節部材によって揺動操作される埋設式ガス栓のソケット取外し装置において、
前記調節部材は、
筒体であって且つその外面に雄ネジ部が、内面に第2の雌ネジ部が、前記筒体の軸線に沿って設けられる雄ネジ部材と、
前記雄ネジ部材の雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部を有する雌ネジ部材と、
前記雄ネジ部材の第2の雌ネジ部に螺合可能なネジ軸部と前記ネジ軸部に連続する頭部を有するロックネジとからなり、
前記雌ネジ部材全体の長さは雄ネジ部材全体の長さ以上に設定され、
調節部材の長さが前記解除レバーを操作可能な長さとなるように、雌ネジ部材の雄ネジ部材への螺合度合いが決定された状態にて、前記ロックネジのネジ軸部を最終締め付け状態に達するまで前記雄ネジ部材の第2の雌ネジ部に螺合させると、前記雌ネジ部材の端部は前記ロックネジの頭部の裏面で圧接される』ことを特徴とする。
雌ネジ部材を雄ネジ部材に螺合させると共に、雄ネジ部材の第2の雌ネジ部にロックネジを螺合させ、ロックネジの頭部の裏面を雌ネジ部材の端部に圧接させると、ロックネジの頭部で雌ネジ部材が押されて固定され、不用意な回転が阻止される。すなわち、このものでは、ロックネジの頭部が前記抵抗手段として機能することとなり、解除レバーの操作部には、ロックネジの頭部が当接する態様となる。
また、このものでは、雄ネジ部材と雌ネジ部材とロックネジとを予め組み付けておくことができ、ロックネジを第2の雌ネジ部に捻じ込むだけで、雌ネジ部材の雄ネジ部材に対する螺合抵抗を与えることができるから抵抗部材としての構造が簡単であり、また、調節部材の長さを再度変更する際には、ロックネジを緩めるだけで雌ネジ部材を自由に回転させて螺合度合を調節することができるから、抵抗手段としての操作が簡単で使い勝手も良い。
さらに、内装壁のリフォーム等で壁板からガス栓の取付位置までの距離が変わっても、ロックネジを緩め、雌ネジ部材の螺合度合を再調整した後に、ロックネジを第2の雌ネジ部に再度捻じ込むことにより、調節部材の長さを容易に変更することができる。
また、本発明の埋設式ガス栓のソケット取外し装置は、『壁板又は床板に形成された開口の裏側に設置される埋設式ガス栓のプラグ部に接続されるソケットを解除レバーの操作によって取り外す形式のソケット取外し装置であって、
前記開口を覆うように前記壁板又は床板の表面に添設固定され且つ前記ソケットが挿通可能な窓部を有する化粧板と、
前記窓部を閉塞する閉塞姿勢と前記閉塞姿勢から90度回動させた開放姿勢との間で回動自在となるように前記化粧板に軸支されている開閉蓋と、
前記開口の裏側に突出し且つ前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押込み方向に移動可能な調節部材とを備え、
前記解除レバーは、前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押し込まれる前記調節部材によって揺動操作される埋設式ガス栓のソケット取外し装置において、
前記調節部材は、
筒体であって且つその外面に雄ネジ部が、内面に第2の雌ネジ部が、前記筒体の軸線に沿って設けられる雄ネジ部材と、
前記雄ネジ部材の第2の雌ネジ部に螺合可能な小ネジ部と、前記小ネジ部の軸線方向に形成される筒体であって且つその外面に第2の雄ネジ部が、内面に第3の雌ネジ部が形成される大ネジ部とからなる継手ボルトと、
前記継手ボルトの第2の雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部を有する雌ネジ部材と、
前記継手ボルトの第3の雌ネジ部に螺合可能なネジ軸部と前記ネジ軸部に連続する頭部を有するロックネジとからなり、
調節部材の長さが前記解除レバーを操作可能な長さとなるように、継手ボルトの雄ネジ部材への螺合度合い及び/又は雌ネジ部材の継手ボルトの大ネジ部への螺合度合いが決定された状態にて、前記ロックネジのネジ軸部を最終締め付け状態に達するまで前記継手ボルトの大ネジ部の第3の雌ネジ部に螺合させると、前記雌ネジ部材の端部が前記ロックネジの頭部の裏面で圧接される』こを特徴とする。
このものでは、雄ネジ部材に継ぎ足した継手ボルトに雌ネジ部材を螺合させることにより、壁板又は床板からさらに奥深くにガス栓が取り付けられた場合でも対応させることができる。
このものも、内装壁のリフォーム等で壁板からガス栓の取付位置までの距離が変わっても、ロックネジや継手ボルトや雌ネジ部材の螺合度合を再調整することで、調節部材の長さを変更することができる。
以上のように、雌ネジ部材の雄ネジ部材への螺合度合いによって決定される調節部材の長さが、解除レバーの解除操作可能な長さに設定された時点で雌ネジ部材の螺合抵抗となる抵抗手段を設けることにより、調節部材の長さ決定後における雌ネジ部材の不用意な回転を阻止することができる。これにより、化粧板を壁板や床板から取り外し、開閉蓋を閉塞させた状態にて、雌ネジ部材に手が触れたり、化粧板を仮置きしたときに雌ネジ部材に回転方向の外力が作用したりしても、雌ネジ部材は容易に回転することはないので、雌ネジ部材の螺合度合いによって決定された調節部材の長さが不用意に変わることがなく、調節された後の所定の長さのまま保持されることとなる。よって、調節部材の長さ決定後に、雌ネジ部材の螺合度合いの調節作業をやり直す必要がないから、施工性が向上する。
本願発明の第1番目の実施の形態の埋設式ガス栓のソケット取外し装置の化粧板と、解除レバーを具備させたガス栓とを示す斜視図である。 本願発明の第1番目の実施の形態の埋設式ガス栓のソケット取外し装置の化粧板を壁板への装着させた状態を示す説明図である。 本願発明の第1番目の実施の形態の埋設式ガス栓のソケット取外し装置の化粧板を裏側を示す斜視図である。 本願発明の第1番目の実施の形態の埋設式ガス栓のソケット取外し装置の化粧板を壁板への装着状態を示す要部の断面図である。 図4に示す状態から開閉蓋を奥へ押し込んだ状態を示す要部の断面図である。 本願発明の参考例の埋設式ガス栓の取外し装置の要部の断面図である。 本願発明の第2番目の実施の形態の埋設式ガス栓の取外し装置の断面図である。 本願発明の第3番目の実施の形態の埋設式ガス栓の取外し装置の断面図である。 本願発明の他の実施の形態の埋設式ガス栓の取外し装置の断面図である。 従来の埋設式ガス栓と化粧板の分解斜視図。 従来の埋設式ガス栓の開閉蓋による解除レバーの操作の様子を示す説明図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
この実施の形態の埋設式ガス栓は、図10に示した従来例のものと同様に、壁板(5)に設けた開口(50)の奥に設置させる形式のものであり、ガス栓(2)のプラグ部(20)に装着されるソケット(3)を、ガス栓(2)に具備させた解除カバー(21)を揺動操作することによって取り外す構成のものである。
ガス栓(2)のプラグ筒(20)の基端部には、図1及び図2に示すように、従来のものと同様な、プラグ筒(20)側に開放する略C字状の解除レバー(21)が、揺動支点(21c)を中心に深さ方向に揺動自在に軸支されている。解除レバー(21)の一方端には、ソケット(3)の進退筒(3a)を解除方向に押圧する一対の押圧片(21a)が形成され、他方端には押圧片(21a)の揺動を操作する一対の操作部(21b)が突設されている。通常は、解除レバー(21)は、図2の実線で示すように、押圧片(21a)と操作部(21b)が壁板(5)からほぼ同じ深さに位置しており、この状態から操作部(21b)が奥側へ押されると、解除レバー(21)が、図2の二点鎖線で示すように、揺動支点(21c)を中心に揺動し、開口(50)側へ突出する押圧片(21a)によって、ソケット(3)の進退筒(3a)を解除方向に押圧する。これにより、ソケット(3)はガス栓(2)から取り外される。
壁板(5)の表面には、壁板(5)の開口(50)を閉塞するように、略長方形状の樹脂板からなる化粧板(411)が添設固定される。化粧板(411)の表面側には、図1に示すような矩形段部(47)が形成されると共に、矩形段部(47)に開放するように、ソケット(3)を挿通させるための円形の窓部(42)が形成されている。そして、矩形段部(47)内に収容されて、窓部(42)を閉塞可能な矩形状の開閉蓋(40)が90度の範囲で回動自在に設けられている。
化粧板(411)の裏面は、図3に示すように、窓部(42)の周縁から奥側へ延長される円筒部(43)と、円筒部(43)の上下端から一側方へ水平に延長する一対の延長片(44)(44)が連設された構造となっており、延長片(44)(44)のさらに側方に設けた空間内に、開閉蓋(40)が化粧板(411)に対して直立する姿勢で嵌り込み、この直立開放姿勢のままで奥方向へ押し込まれる構造となっている。
延長片(44)(44)には、円筒部(43)の軸線に平行なスリット(45)(45)がそれぞれ奥側へ開放するように形成されて、このスリット(45)(45)に、後述する調節部材(1)の嵌合片(15)が移動可能に内側から嵌め込まれ、嵌合片(15)の外側から開閉蓋(40)が軸支される。
まず、開閉蓋(40)について説明する。
開閉蓋(40)には、図1から図3に示すように、開閉蓋(40)を開放させたときに化粧板(411)の奥へ押し込まれる奥側辺の両側の外側面に、それぞれ、回動腕(41)が突設されており、各回動腕(41)の突出端部の内面には、嵌合片(15)に回動自在に貫通する回動軸(46)が突設されている。
尚、回動腕(41)(41)の外面には、図2及び図3に示すように、突起(48)が突設されて、化粧板(411)の裏側に設けられた突起(4a)との間に、引張りコイルバネ(4)を介在させている。これにより、開閉蓋(40)は、矩形段部(47)の全体を閉塞させる閉塞姿勢から、回動軸(46)を中心に90度回動させた直立開放姿勢へと、引張りコイルバネ(4)を伸長させながら移動可能となる。
次に、調節部材(1)について説明する。
調節部材(1)は、図3及び図4に示すように、化粧板(411)の円筒部(43)側へ開放し且つ化粧板(41)を前記直立開放姿勢に開放させたとき、化粧板(411)の内部に突設させた押圧突片(49)がちょうど当接する基板(10)と、基板(10)の中央から奥方向(図4では下方)へ一体的に基板(10)に対して直角に突設されている雄ネジ部材(11)と、雄ネジ部材(11)の雄ネジ部(11a)に螺合可能な雌ネジ部(12a)を有する雌ネジ部材(12)とからなり、基板(10)の上下両端から、化粧板(411)の円筒部側に延長させた延長端には、上記したように、化粧板(411)の延長片(44)に設けられたスリット(45)に内側から摺動自在に嵌入可能な嵌合片(15)が突設されていると共に、嵌合片(15)に貫通させた貫通孔(15a)に、開閉蓋(40)の回動腕(41)に設けた回動軸(46)が外側から回動自在に嵌め込まれている。
これにより、開閉蓋(40)は、調節部材(1)に対して回動軸(46)を中心に回動自在となると共に、嵌合片(15)がスリット(45)を移動可能であるから、調節部材(1)と共に押し込み可能となり、雌ネジ部材(12)の端部で、解除レバー(21)の操作部(21b)を押して、解除レバー(21)を揺動させることができる。
なお、調節部材(1)の長さ(L)は、基板(10)から雌ネジ部材(12)の端部までの距離となり、雄ネジ部材(11)に対する雌ネジ部材(12)の螺合度合によって、その長さ(L)は決定される。
雌ネジ部材(12)は、図3に示すように、略正方形の角柱の一つの側面と、一方の開放端面を、それぞれ上下に張り出して、第1、第2張出し片(13a)(13b)を具備させた形状とし、第2張出し片(13b)寄りの内面に形成された雌ネジ部(12a)の、さらに第2張出し片(13b)に近い範囲に、図4に示すように、雌ネジ部材(12)の雄ネジ部材(11)への螺合抵抗となる抵抗手段として、高反応性固着剤(22)がコーティングされている。
壁板内におけるガス栓(2)の深さ方向の位置が変更されると、ガス栓(2)に具備させている解除レバー(21)の位置も変わるため、調節部材(1)の長さ(L)も変更させる必要がある。
このために、まず、化粧板(411)を壁板(5)の開口(50)の周辺に仮固定し、開閉蓋(40)を閉塞姿勢から前記直立開放姿勢となるように90度回動させたときに、調節部材(1)の長さ(L)が、雌ネジ部材(12)の前記端部が揺動前の解除レバー(21)の操作部(21b)に近接するか又は、図4に示すように、ちょうど当接する長さとなるように、雌ネジ部材(12)の雄ネジ部材(11)への螺合度合いを調節する。
開閉蓋(40)を直立開放姿勢としたとき、雌ネジ部材(12)の第1張出し片(13a)が開閉蓋(40)に当接することで、雌ネジ部材(12)の回転は阻止されるため、このままでは雌ネジ部材(12)の螺合度合いの調節ができない。そこで、雌ネジ部材(12)を回転させるために、仮固定されている化粧板(411)を壁板(5)から取り外し、開閉蓋(40)を閉塞方向に回動させる。その状態で、雌ネジ部材(12)の雄ネジ部材(11)への螺合度合いを調節することで調節部材(1)の長さ(L)を決定し、調節後、再度、化粧板(411)を壁板(5)に仮固定し、開閉蓋(40)を直立開放姿勢として、雌ネジ部材(12)の端部と解除レバー(21)の操作部(21b)との距離を確認する。
雌ネジ部材(12)の端部が解除レバー(21)の操作部(21b)にちょうど当接するまで、上記調節作業を繰り返す。
雌ネジ部材(12)の雌ネジ部(12a)の所定範囲には、上述したように、高反応性固着剤(22)をコーティングさせているため、高反応性固着剤(22)が、雌ネジ部材(12)を雄ネジ部材(11)に螺合させる際に反応し、螺合抵抗となるが、雌ネジ部材(12)を強制的に螺合させることにより、螺合作業を継続することができる。
そして、雌ネジ部材(12)の雄ネジ部材(11)への螺合度合いが決定した時点で、螺合作業を終了させれば、その状態で高反応性固着剤(22)が硬化し、雌ネジ部材(12)は雄ネジ部材(11)に対して強固に結合される。
これにより、仮固定にある化粧板(411)を本固定するために、壁板(5)から化粧板(411)を取り外し、開閉蓋(40)を閉塞させた状態にて、第1、第2張出し片(13a)(13b)に手が触れたり、化粧板(411)を仮置きした際に第1、第2張出し片(13a)(13b)に回転方向の外力が作用したりしても、雌ネジ部材(12)は不用意に回転することはない。よって、ようやく決定させた調節部材(1)の長さ(L)が伸縮されることはなく、高反応性固着剤(22)によって所定長さに保持される。
なお、高反応性固着剤(22)の塗布加工としては、株式会社スリーボンド社製のメック加工等が採用可能である。
このものでは、化粧板(411)を本固定した状態で、閉塞姿勢にある開閉蓋(40)を90度回動させて直立開放姿勢とすると、雌ネジ部材(12)の端部が解除レバー(21)の操作部(21b)に回り止め状態でちょうど当接する態様となり、この状態から、図5の矢印のように、開閉蓋(40)を奥へ押込むと、開閉蓋(40)の押圧突片(49)が調節部材(1)の基板(10)を押込み方向に押圧すると同時に、押圧突片(49)で基板(10)が押されると共に、嵌合片(15)の貫通孔(15a)に回動軸(46)が嵌め込まれていることから、開閉蓋(40)を押込むと、調節部材(1)も同方向へ移動することとなり、雌ネジ部材(12)の端部によって解除レバー(21)の操作部(21b)が押し下げられる。これにより、解除レバー(21)が揺動し、操作部(21b)と反対側にある押圧片(21a)が浮き上がってソケット(3)の先端の進退筒(3a)を解除方向に押すことにより、ソケット(3)のロック状態が解除されて、ソケット(3)をガス栓(2)から取り外すことができる。
ソケット(3)が取り外された後は、開閉蓋(40)を倒せば、開閉蓋(40)は、引張りコイルバネ(4)の弾性復帰力によって、図1に示す姿勢に弾性復帰させられ、閉塞姿勢に維持される。
図6に示すものは、参考例としての埋設式ガス栓の取外し装置としての調節部材(1)を示す断面図である。
このものは、調節部材(1)を、上記した第1番目の実施の形態で採用したものと同様に、基板(10)と雄ネジ部材(11)と雌ネジ部材(12)とから構成したものであるが、雌ネジ部材(12)の雌ネジ部(12a)の所定位置に、環状凹部(14)を形成すると共に、環状凹部(14)に弾性リングとしてのOリング(24)を嵌合させた構成としている。Oリング(24)の内径は雄ネジ部材(11)の雄ネジ部(11a)の外径よりも小径に設定されている。
雄ネジ部材(11)の雄ネジ部(11a)に雌ネジ部材(12)の雌ネジ部(12a)を螺合させていくと、環状凹部(14)に収容されているOリング(24)が雌ネジ部材(12)の螺合抵抗となる。この螺合抵抗に抗して、雌ネジ部材(12)を強制的に回動させれば、調節部材(1)の長さ(L)を調節することが可能である。
そして、雌ネジ部材(12)の螺合度合を調節して、調節部材(1)の長さ(L)が所定の長さに設定されたあと、仮固定されている化粧板(411)を壁板(5)から取り外したとき、雌ネジ部材(12)の第1張出し片(13a)等に不用意に回転方向の力が作用しても、雌ネジ部材(12)を意図的に回転させない限り、雌ネジ部材(12)の回転は、Oリング(24)が雄ネジ部材(11)の雄ネジ部(11a)に食い込んでいることによって阻止されるから、雌ネジ部材(12)が不用意に回転することはなく、長さ調節済みの調節部材(1)の長さ(L)が変わる不都合がない。
なお、Oリング(24)としては、ゴム製や軟質樹脂製のものが採用可能である。
図7に示すものは、第2番目の実施の形態の埋設式ガス栓の取外し装置としての調節部材(1)を示す断面図である。
このものでは、調節部材(1)を、基板(10)と雄ネジ部材(11)と雌ネジ部材(12)と、さらに、雄ネジ部材(11)内に形成される第2の雌ネジ部(11b)に螺合可能なロックネジ(16)とから構成した。
なお、雌ネジ部材(12)の長さは雄ネジ部材(11)の長さ以上に設定されており、雄ネジ部材(11)の雄ネジ部(11a)に雌ネジ部材(12)の雌ネジ部(12a)を螺合させ、その後に、雄ネジ部材(11)の第2の雌ネジ部(11b)に、ロックネジ(16)のネジ軸部(16a)をねじ込む。ロックネジ(16)を雄ネジ部材(11)の第2の雌ネジ部(11b)に最終締め付け状態に達するまで螺合させ、ロックネジ(16)の頭部(26)の裏面で雌ネジ部材(12)の端部を圧接させると、雌ネジ部材(12)は回転不能となる。
この実施の形態のものでは、ロックネジ(16)の頭部(26)が雌ネジ部材(12)の不用意な回転を阻止する抵抗手段として機能し、解除レバー(21)の操作部(21b)に、ロックネジ(16)の頭部(26)が当接する状態が、調節部材(1)の調節完了状態における長さ(L)となる。すなわち、この実施の形態の調節部材(1)では、基板(10)からロックネジ(16)の頭部(26)の表面までの距離が調節部材(1)の長さ(L)となる。
この実施の形態の調節部材(1)も、上記参考例の調節部材(1)と同様に、雄ネジ部材(11)と雌ネジ部材(12)とロックネジ(16)を予め組み付けておくことが出来るので、調節作業を開始し易い。
図8に示すものは、第3番目の実施の形態の埋設式ガス栓の取外し装置の調節部材(1)の説明図であり、調節部材(1)は、基板(10)と雄ネジ部材(11)と雌ネジ部材(12)と、さらに、雄ネジ部材(11)の第2の雌ネジ部(11b)に螺合可能な継手ボルト(17)と、継手ボルト(17)の第3の雌ネジ部(27b)に螺合可能な第2のロックネジ(18)とから構成されている。
継手ボルト(17)は、雄ネジ部材(11)の第2の雌ネジ部(11b)に螺合可能な小ネジ部(17a)と、小ネジ部(17a)よりも大径で且つ雌ネジ部材(12)が螺合可能な第2の雄ネジ部(27a)を有する大ネジ部(17b)とからなり、大ネジ部(17b)に設けられ且つ第2の雌ネジ部(11b)と同径の第3の雌ネジ部(27b)に、第2のロックネジ(18)の軸部が螺合可能となっている。
雄ネジ部材(11)の第2の雌ネジ部(11b)に継手ボルト(17)の小ネジ部(17a)を螺合させることにより、雄ネジ部材(11)の長さを、継手ボルト(17)の大ネジ部(17b)が継ぎ足された長さとすることができると共に、大ネジ部(17b)の第2の雄ネジ部(27a)に雌ネジ部(12)を螺合させることができるので、壁板(5)から奥深くにガス栓が取り付けられた場合に対応させることができる。
なお、継手ボルト(17)の大ネジ部(17b)の第3の雌ネジ部(27b)に第2のロックネジ(18)を螺合させ、その頭部(28)の裏面を、雌ネジ部材(12)の端部に圧接させることにより、雌ネジ部材(12)及び継手ボルト(17)の不用意な回転が防止され、調節部材(1)は、基板(10)から第2のロックネジ(18)の頭部(28)の表面までの距離が保持されることとなる。
上記各実施の形態の埋設式ガス栓のソケット取外し装置では、開閉蓋(40)と一体に移動可能で、解除レバー(21)の操作部(21b)を奥へ押圧することにより、解除レバー(21)を揺動させるための調節部材(1)の長さを調節可能とすることによって、ガス栓(2)の取替え等により、壁板(5)からガス栓(2)の取付位置までの距離に変更が生じても、直立開放姿勢にある開閉蓋(40)の押込みによって操作部(21b)を操作可能な調節部材(1)を提供することができる。
また、雌ネジ部材(12)の雄ネジ部材(11)への螺合度合によって、調節部材(1)の長さを、解除レバー(21)の操作部(21b)を押圧方向に操作するのに適切な長さに調節された後に、仮固定状態にある化粧板(411)を壁板(5)から取り外して、開閉蓋(40)を閉塞させた状態としたときに、雌ネジ部材(12)に手や指が当たったり、仮置きしたときに外力が作用したりしても雌ネジ部材(12)の回転を防止する抵抗手段が設けられているから、雌ネジ部材(12)が不用意に回転することはなく、調節完了後の調節部材(1)の長さが変更されてしまう不都合はない。
また、上記各実施の形態では、雄ネジ部材(11)を開閉蓋(40)と連動するように設け、雄ネジ部材(11)に螺合させる雌ネジ部材(12)を回転させて調節部材(1)の長さ調整を行うようにすると共に、雌ネジ部材(12)の回転の抵抗となる抵抗手段を設ける構成としたが、図9に示すように、雌ネジ部材(121)を開閉蓋(40)と連動するように設け、雄ネジ部材(111)を回転させて、調節部材(1)の長さ調整を行うようにしてもよい。
この場合、雄ネジ部材(111)のネジ部にロックナット(19)を螺合させて、ロックナット(19)を雌ネジ部材(121)の端面(120)に当接するようにねじ込むことにより抵抗手段とすることができる。
尚、上記各実施の形態では、壁板(5)の奥に設けられる埋設式ガス栓に付いて説明したが、床板の下方に位置させる埋設式ガス栓に採用することも可能である。
(1) ・・・・・・・調節部材
(11)・・・・・・・雄ネジ部材
(12)・・・・・・・雌ネジ部材
(2) ・・・・・・・ガス栓
(20)・・・・・・・プラグ部
(21)・・・・・・・解除レバー
(22)・・・・・・・高反応性固着剤(抵抗手段)
(3) ・・・・・・・ソケット
(40)・・・・・・・開閉蓋
(5) ・・・・・・・壁板
(50)・・・・・・・開口
(411) ・・・・・・化粧板
(42)・・・・・・・窓部

Claims (3)

  1. 壁板又は床板に形成された開口の裏側に設置される埋設式ガス栓のプラグ部に接続されるソケットを解除レバーの操作によって取り外す形式のソケット取外し装置であって、
    前記開口を覆うように前記壁板又は床板の表面に添設固定され且つ前記ソケットが挿通可能な窓部を有する化粧板と、
    前記窓部を閉塞する閉塞姿勢と前記閉塞姿勢から90度回動させた開放姿勢との間で回動自在となるように前記化粧板に軸支されている開閉蓋と、
    前記開口の裏側に突出し且つ前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押込み方向に移動可能な雄ネジ部材と、前記雄ネジ部材に螺合可能な雌ネジ部材とからなる調節部材とを備え、
    前記解除レバーは、前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押し込まれる調節部材の雌ネジ部の端部によって揺動操作される埋設式ガス栓のソケット取外し装置において、
    調節部材の長さが、雌ネジ部材の端部で前記解除レバーを操作可能な長さとなるように、雌ネジ部材の雄ネジ部材への螺合度合いが決定された状態にて、雌ネジ部材の回転の抵抗となる抵抗手段が設けられ
    前記抵抗手段は、雌ネジ部材又は雄ネジ部材のネジ部分に塗布されて、雌ネジ部材を雄ネジ部材に螺合させる際の螺合抵抗となると共に、雌ネジ部材を強制的に螺合させれば螺合作業は継続可能であり、螺合作業を終了させればその状態で硬化して雌ネジ部材は雄ネジ部材に強固に結合される高反応性固着剤である埋設式ガス栓のソケット取外し装置。
  2. 壁板又は床板に形成された開口の裏側に設置される埋設式ガス栓のプラグ部に接続されるソケットを解除レバーの操作によって取り外す形式のソケット取外し装置であって、
    前記開口を覆うように前記壁板又は床板の表面に添設固定され且つ前記ソケットが挿通可能な窓部を有する化粧板と、
    前記窓部を閉塞する閉塞姿勢と前記閉塞姿勢から90度回動させた開放姿勢との間で回動自在となるように前記化粧板に軸支されている開閉蓋と、
    前記開口の裏側に突出し且つ前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押込み方向に移動可能な調節部材とを備え、
    前記解除レバーは、前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押し込まれる前記調節部材によって揺動操作される埋設式ガス栓のソケット取外し装置において、
    前記調節部材は、
    筒体であって且つその外面に雄ネジ部が、内面に第2の雌ネジ部が、前記筒体の軸線に沿って設けられる雄ネジ部材と、
    前記雄ネジ部材の雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部を有する雌ネジ部材と、
    前記雄ネジ部材の第2の雌ネジ部に螺合可能なネジ軸部と前記ネジ軸部に連続する頭部を有するロックネジとからなり、
    前記雌ネジ部材全体の長さは雄ネジ部材全体の長さ以上に設定され、
    調節部材の長さが前記解除レバーを操作可能な長さとなるように、雌ネジ部材の雄ネジ部材への螺合度合いが決定された状態にて、前記ロックネジのネジ軸部を最終締め付け状態に達するまで前記雄ネジ部材の第2の雌ネジ部に螺合させると、前記雌ネジ部材の端部は前記ロックネジの頭部の裏面で圧接される埋設式ガス栓のソケット取外し装置。
  3. 壁板又は床板に形成された開口の裏側に設置される埋設式ガス栓のプラグ部に接続されるソケットを解除レバーの操作によって取り外す形式のソケット取外し装置であって、
    前記開口を覆うように前記壁板又は床板の表面に添設固定され且つ前記ソケットが挿通可能な窓部を有する化粧板と、
    前記窓部を閉塞する閉塞姿勢と前記閉塞姿勢から90度回動させた開放姿勢との間で回動自在となるように前記化粧板に軸支されている開閉蓋と、
    前記開口の裏側に突出し且つ前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押込み方向に移動可能な調節部材とを備え、
    前記解除レバーは、前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押し込まれる前記調節部材によって揺動操作される埋設式ガス栓のソケット取外し装置において、
    前記調節部材は、
    筒体であって且つその外面に雄ネジ部が、内面に第2の雌ネジ部が、前記筒体の軸線に沿って設けられる雄ネジ部材と、
    前記雄ネジ部材の第2の雌ネジ部に螺合可能な小ネジ部と、前記小ネジ部の軸線方向に形成される筒体であって且つその外面に第2の雄ネジ部が、内面に第3の雌ネジ部が形成される大ネジ部とからなる継手ボルトと、
    前記継手ボルトの第2の雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部を有する雌ネジ部材と、
    前記継手ボルトの第3の雌ネジ部に螺合可能なネジ軸部と前記ネジ軸部に連続する頭部を有するロックネジとからなり、
    調節部材の長さが前記解除レバーを操作可能な長さとなるように、継手ボルトの雄ネジ部材への螺合度合い及び/又は雌ネジ部材の継手ボルトの大ネジ部への螺合度合いが決定された状態にて、前記ロックネジのネジ軸部を最終締め付け状態に達するまで前記継手ボルトの大ネジ部の第3の雌ネジ部に螺合させると、前記雌ネジ部材の端部が前記ロックネジの頭部の裏面で圧接される埋設式ガス栓のソケット取外し装置。
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