JP6609466B2 - 埋設式ガス栓のソケット取外し装置 - Google Patents
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Description
なお、回動腕(31)の外面に突設させた係止突起(34)と、化粧板(51)の裏側に設けた係止部(35)との間には、引張りコイルバネ(4)を張設させている。
プラグ部(20)に装着されたソケット(3)を取外すには、前記直立開放姿勢にある開閉蓋(30)を図11の(c)に示すように奥へ押し込む。これにより、操作部(21b)が、開閉蓋(30)の押し込み部(33)によって奥へ押されることにより、解除レバー(21)が揺動し、操作部(21b)と反対側にある押圧片(21a)がソケット(3)側へ突出し、ソケット(3)の進退筒(3a)の先端面を解除方向に押圧する。これにより、ソケット(3)の前記ロック状態が解除され、ソケット(3)はガス栓(2)から取り外される。
そこで、ソケット(3)を取り外すための解除レバー(21)を揺動操作するための装置を深さ調節できるようにしたものとして、特開2010−117014号公報に開示のものを発明した。
前記開口を覆うように前記壁板又は床板の表面に添設固定され且つ前記ソケットが挿通可能な窓部を有する化粧板と、
前記窓部を閉塞する閉塞姿勢と前記閉塞姿勢から90度回動させた開放姿勢との間で回動自在となるように前記化粧板に軸支されている開閉蓋と、
前記開口の裏側に突出し且つ前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押込み方向に移動可能な雄ネジ部材と、前記雄ネジ部材に螺合可能な雌ネジ部材とからなる調節部材とを備え、
前記解除レバーは、前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押し込まれる調節部材の雌ネジ部の端部によって揺動操作される埋設式ガス栓のソケット取外し装置』において、
雌ネジ部材の雄ネジ部材への螺合度合いの調節により、調節部材の長さが解除レバーを解除操作可能な所定長さに設定された後に、雌ネジ部材の不用意な回転を防止することを課題とする。
前記抵抗手段は、雌ネジ部材又は雄ネジ部材のネジ部分に塗布されて、雌ネジ部材を雄ネジ部材に螺合させる際の螺合抵抗となると共に、雌ネジ部材を強制的に螺合させれば螺合作業は継続可能であり、螺合作業を終了させればその状態で硬化して雌ネジ部材は雄ネジ部材に強固に結合される高反応性固着剤であること』を特徴とする。
開閉蓋は化粧板に回動自在に軸支されており、調節部材は、直立開放姿勢にある開閉蓋と共に移動可能な雄ネジ部材と、前記雄ネジ部材に螺合可能な雌ネジ部材とから構成されており、調節部材の長さは、雌ネジ部材の雄ネジ部材に対する螺合度合いによって決定される。直立開放姿勢にある開閉蓋を奥へ押し込んだとき、調節部材の長さが、雌ネジ部材の端部で解除レバーの操作部を操作可能な長さとなるように、雌ネジ部材の螺合度合を調節する。
雌ネジ部材の雄ネジ部材への螺合度合いの調節により、雌ネジ部材の端部が前記解除レバーの操作部に近接するか、直接的に又は間接的に当接するように、調節部材の長さが決定された時点で、抵抗手段が機能することにより、雌ネジ部材のそれ以上の不用意な回転は阻止される。
これにより、化粧板を本固定するために、壁板又は床板から一旦化粧板を取り外し、開閉蓋を閉塞させた状態にて、長さ調節部材に手が触れたり、仮置きした際に、雌ネジ部材に回転方向の外力が作用したりしても、雌ネジ部材は不用意に回転することはないため、調節部材の長さは所定長さに保持される。
このものでは、抵抗手段として高反応性固着剤を雌ネジ部分に塗布するだけであるから、容易に抵抗手段を設けることができる。
前記開口を覆うように前記壁板又は床板の表面に添設固定され且つ前記ソケットが挿通可能な窓部を有する化粧板と、
前記窓部を閉塞する閉塞姿勢と前記閉塞姿勢から90度回動させた開放姿勢との間で回動自在となるように前記化粧板に軸支されている開閉蓋と、
前記開口の裏側に突出し且つ前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押込み方向に移動可能な調節部材とを備え、
前記解除レバーは、前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押し込まれる前記調節部材によって揺動操作される埋設式ガス栓のソケット取外し装置において、
前記調節部材は、
筒体であって且つその外面に雄ネジ部が、内面に第2の雌ネジ部が、前記筒体の軸線に沿って設けられる雄ネジ部材と、
前記雄ネジ部材の雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部を有する雌ネジ部材と、
前記雄ネジ部材の第2の雌ネジ部に螺合可能なネジ軸部と前記ネジ軸部に連続する頭部を有するロックネジとからなり、
前記雌ネジ部材全体の長さは雄ネジ部材全体の長さ以上に設定され、
調節部材の長さが前記解除レバーを操作可能な長さとなるように、雌ネジ部材の雄ネジ部材への螺合度合いが決定された状態にて、前記ロックネジのネジ軸部を最終締め付け状態に達するまで前記雄ネジ部材の第2の雌ネジ部に螺合させると、前記雌ネジ部材の端部は前記ロックネジの頭部の裏面で圧接される』ことを特徴とする。
雌ネジ部材を雄ネジ部材に螺合させると共に、雄ネジ部材の第2の雌ネジ部にロックネジを螺合させ、ロックネジの頭部の裏面を雌ネジ部材の端部に圧接させると、ロックネジの頭部で雌ネジ部材が押されて固定され、不用意な回転が阻止される。すなわち、このものでは、ロックネジの頭部が前記抵抗手段として機能することとなり、解除レバーの操作部には、ロックネジの頭部が当接する態様となる。
また、このものでは、雄ネジ部材と雌ネジ部材とロックネジとを予め組み付けておくことができ、ロックネジを第2の雌ネジ部に捻じ込むだけで、雌ネジ部材の雄ネジ部材に対する螺合抵抗を与えることができるから抵抗部材としての構造が簡単であり、また、調節部材の長さを再度変更する際には、ロックネジを緩めるだけで雌ネジ部材を自由に回転させて螺合度合を調節することができるから、抵抗手段としての操作が簡単で使い勝手も良い。
さらに、内装壁のリフォーム等で壁板からガス栓の取付位置までの距離が変わっても、ロックネジを緩め、雌ネジ部材の螺合度合を再調整した後に、ロックネジを第2の雌ネジ部に再度捻じ込むことにより、調節部材の長さを容易に変更することができる。
前記開口を覆うように前記壁板又は床板の表面に添設固定され且つ前記ソケットが挿通可能な窓部を有する化粧板と、
前記窓部を閉塞する閉塞姿勢と前記閉塞姿勢から90度回動させた開放姿勢との間で回動自在となるように前記化粧板に軸支されている開閉蓋と、
前記開口の裏側に突出し且つ前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押込み方向に移動可能な調節部材とを備え、
前記解除レバーは、前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押し込まれる前記調節部材によって揺動操作される埋設式ガス栓のソケット取外し装置において、
前記調節部材は、
筒体であって且つその外面に雄ネジ部が、内面に第2の雌ネジ部が、前記筒体の軸線に沿って設けられる雄ネジ部材と、
前記雄ネジ部材の第2の雌ネジ部に螺合可能な小ネジ部と、前記小ネジ部の軸線方向に形成される筒体であって且つその外面に第2の雄ネジ部が、内面に第3の雌ネジ部が形成される大ネジ部とからなる継手ボルトと、
前記継手ボルトの第2の雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部を有する雌ネジ部材と、
前記継手ボルトの第3の雌ネジ部に螺合可能なネジ軸部と前記ネジ軸部に連続する頭部を有するロックネジとからなり、
調節部材の長さが前記解除レバーを操作可能な長さとなるように、継手ボルトの雄ネジ部材への螺合度合い及び/又は雌ネジ部材の継手ボルトの大ネジ部への螺合度合いが決定された状態にて、前記ロックネジのネジ軸部を最終締め付け状態に達するまで前記継手ボルトの大ネジ部の第3の雌ネジ部に螺合させると、前記雌ネジ部材の端部が前記ロックネジの頭部の裏面で圧接される』ことを特徴とする。
このものでは、雄ネジ部材に継ぎ足した継手ボルトに雌ネジ部材を螺合させることにより、壁板又は床板からさらに奥深くにガス栓が取り付けられた場合でも対応させることができる。
このものも、内装壁のリフォーム等で壁板からガス栓の取付位置までの距離が変わっても、ロックネジや継手ボルトや雌ネジ部材の螺合度合を再調整することで、調節部材の長さを変更することができる。
この実施の形態の埋設式ガス栓は、図10に示した従来例のものと同様に、壁板(5)に設けた開口(50)の奥に設置させる形式のものであり、ガス栓(2)のプラグ部(20)に装着されるソケット(3)を、ガス栓(2)に具備させた解除カバー(21)を揺動操作することによって取り外す構成のものである。
延長片(44)(44)には、円筒部(43)の軸線に平行なスリット(45)(45)がそれぞれ奥側へ開放するように形成されて、このスリット(45)(45)に、後述する調節部材(1)の嵌合片(15)が移動可能に内側から嵌め込まれ、嵌合片(15)の外側から開閉蓋(40)が軸支される。
開閉蓋(40)には、図1から図3に示すように、開閉蓋(40)を開放させたときに化粧板(411)の奥へ押し込まれる奥側辺の両側の外側面に、それぞれ、回動腕(41)が突設されており、各回動腕(41)の突出端部の内面には、嵌合片(15)に回動自在に貫通する回動軸(46)が突設されている。
尚、回動腕(41)(41)の外面には、図2及び図3に示すように、突起(48)が突設されて、化粧板(411)の裏側に設けられた突起(4a)との間に、引張りコイルバネ(4)を介在させている。これにより、開閉蓋(40)は、矩形段部(47)の全体を閉塞させる閉塞姿勢から、回動軸(46)を中心に90度回動させた直立開放姿勢へと、引張りコイルバネ(4)を伸長させながら移動可能となる。
調節部材(1)は、図3及び図4に示すように、化粧板(411)の円筒部(43)側へ開放し且つ化粧板(41)を前記直立開放姿勢に開放させたとき、化粧板(411)の内部に突設させた押圧突片(49)がちょうど当接する基板(10)と、基板(10)の中央から奥方向(図4では下方)へ一体的に基板(10)に対して直角に突設されている雄ネジ部材(11)と、雄ネジ部材(11)の雄ネジ部(11a)に螺合可能な雌ネジ部(12a)を有する雌ネジ部材(12)とからなり、基板(10)の上下両端から、化粧板(411)の円筒部側に延長させた延長端には、上記したように、化粧板(411)の延長片(44)に設けられたスリット(45)に内側から摺動自在に嵌入可能な嵌合片(15)が突設されていると共に、嵌合片(15)に貫通させた貫通孔(15a)に、開閉蓋(40)の回動腕(41)に設けた回動軸(46)が外側から回動自在に嵌め込まれている。
なお、調節部材(1)の長さ(L)は、基板(10)から雌ネジ部材(12)の端部までの距離となり、雄ネジ部材(11)に対する雌ネジ部材(12)の螺合度合によって、その長さ(L)は決定される。
このために、まず、化粧板(411)を壁板(5)の開口(50)の周辺に仮固定し、開閉蓋(40)を閉塞姿勢から前記直立開放姿勢となるように90度回動させたときに、調節部材(1)の長さ(L)が、雌ネジ部材(12)の前記端部が揺動前の解除レバー(21)の操作部(21b)に近接するか又は、図4に示すように、ちょうど当接する長さとなるように、雌ネジ部材(12)の雄ネジ部材(11)への螺合度合いを調節する。
雌ネジ部材(12)の端部が解除レバー(21)の操作部(21b)にちょうど当接するまで、上記調節作業を繰り返す。
そして、雌ネジ部材(12)の雄ネジ部材(11)への螺合度合いが決定した時点で、螺合作業を終了させれば、その状態で高反応性固着剤(22)が硬化し、雌ネジ部材(12)は雄ネジ部材(11)に対して強固に結合される。
なお、高反応性固着剤(22)の塗布加工としては、株式会社スリーボンド社製のメック加工等が採用可能である。
このものは、調節部材(1)を、上記した第1番目の実施の形態で採用したものと同様に、基板(10)と雄ネジ部材(11)と雌ネジ部材(12)とから構成したものであるが、雌ネジ部材(12)の雌ネジ部(12a)の所定位置に、環状凹部(14)を形成すると共に、環状凹部(14)に弾性リングとしてのOリング(24)を嵌合させた構成としている。Oリング(24)の内径は雄ネジ部材(11)の雄ネジ部(11a)の外径よりも小径に設定されている。
雄ネジ部材(11)の雄ネジ部(11a)に雌ネジ部材(12)の雌ネジ部(12a)を螺合させていくと、環状凹部(14)に収容されているOリング(24)が雌ネジ部材(12)の螺合抵抗となる。この螺合抵抗に抗して、雌ネジ部材(12)を強制的に回動させれば、調節部材(1)の長さ(L)を調節することが可能である。
なお、Oリング(24)としては、ゴム製や軟質樹脂製のものが採用可能である。
このものでは、調節部材(1)を、基板(10)と雄ネジ部材(11)と雌ネジ部材(12)と、さらに、雄ネジ部材(11)内に形成される第2の雌ネジ部(11b)に螺合可能なロックネジ(16)とから構成した。
なお、雌ネジ部材(12)の長さは雄ネジ部材(11)の長さ以上に設定されており、雄ネジ部材(11)の雄ネジ部(11a)に雌ネジ部材(12)の雌ネジ部(12a)を螺合させ、その後に、雄ネジ部材(11)の第2の雌ネジ部(11b)に、ロックネジ(16)のネジ軸部(16a)をねじ込む。ロックネジ(16)を雄ネジ部材(11)の第2の雌ネジ部(11b)に最終締め付け状態に達するまで螺合させ、ロックネジ(16)の頭部(26)の裏面で雌ネジ部材(12)の端部を圧接させると、雌ネジ部材(12)は回転不能となる。
この実施の形態の調節部材(1)も、上記参考例の調節部材(1)と同様に、雄ネジ部材(11)と雌ネジ部材(12)とロックネジ(16)を予め組み付けておくことが出来るので、調節作業を開始し易い。
雄ネジ部材(11)の第2の雌ネジ部(11b)に継手ボルト(17)の小ネジ部(17a)を螺合させることにより、雄ネジ部材(11)の長さを、継手ボルト(17)の大ネジ部(17b)が継ぎ足された長さとすることができると共に、大ネジ部(17b)の第2の雄ネジ部(27a)に雌ネジ部(12)を螺合させることができるので、壁板(5)から奥深くにガス栓が取り付けられた場合に対応させることができる。
この場合、雄ネジ部材(111)のネジ部にロックナット(19)を螺合させて、ロックナット(19)を雌ネジ部材(121)の端面(120)に当接するようにねじ込むことにより抵抗手段とすることができる。
(11)・・・・・・・雄ネジ部材
(12)・・・・・・・雌ネジ部材
(2) ・・・・・・・ガス栓
(20)・・・・・・・プラグ部
(21)・・・・・・・解除レバー
(22)・・・・・・・高反応性固着剤(抵抗手段)
(3) ・・・・・・・ソケット
(40)・・・・・・・開閉蓋
(5) ・・・・・・・壁板
(50)・・・・・・・開口
(411) ・・・・・・化粧板
(42)・・・・・・・窓部
Claims (3)
- 壁板又は床板に形成された開口の裏側に設置される埋設式ガス栓のプラグ部に接続されるソケットを解除レバーの操作によって取り外す形式のソケット取外し装置であって、
前記開口を覆うように前記壁板又は床板の表面に添設固定され且つ前記ソケットが挿通可能な窓部を有する化粧板と、
前記窓部を閉塞する閉塞姿勢と前記閉塞姿勢から90度回動させた開放姿勢との間で回動自在となるように前記化粧板に軸支されている開閉蓋と、
前記開口の裏側に突出し且つ前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押込み方向に移動可能な雄ネジ部材と、前記雄ネジ部材に螺合可能な雌ネジ部材とからなる調節部材とを備え、
前記解除レバーは、前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押し込まれる調節部材の雌ネジ部の端部によって揺動操作される埋設式ガス栓のソケット取外し装置において、
調節部材の長さが、雌ネジ部材の端部で前記解除レバーを操作可能な長さとなるように、雌ネジ部材の雄ネジ部材への螺合度合いが決定された状態にて、雌ネジ部材の回転の抵抗となる抵抗手段が設けられ、
前記抵抗手段は、雌ネジ部材又は雄ネジ部材のネジ部分に塗布されて、雌ネジ部材を雄ネジ部材に螺合させる際の螺合抵抗となると共に、雌ネジ部材を強制的に螺合させれば螺合作業は継続可能であり、螺合作業を終了させればその状態で硬化して雌ネジ部材は雄ネジ部材に強固に結合される高反応性固着剤である埋設式ガス栓のソケット取外し装置。 - 壁板又は床板に形成された開口の裏側に設置される埋設式ガス栓のプラグ部に接続されるソケットを解除レバーの操作によって取り外す形式のソケット取外し装置であって、
前記開口を覆うように前記壁板又は床板の表面に添設固定され且つ前記ソケットが挿通可能な窓部を有する化粧板と、
前記窓部を閉塞する閉塞姿勢と前記閉塞姿勢から90度回動させた開放姿勢との間で回動自在となるように前記化粧板に軸支されている開閉蓋と、
前記開口の裏側に突出し且つ前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押込み方向に移動可能な調節部材とを備え、
前記解除レバーは、前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押し込まれる前記調節部材によって揺動操作される埋設式ガス栓のソケット取外し装置において、
前記調節部材は、
筒体であって且つその外面に雄ネジ部が、内面に第2の雌ネジ部が、前記筒体の軸線に沿って設けられる雄ネジ部材と、
前記雄ネジ部材の雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部を有する雌ネジ部材と、
前記雄ネジ部材の第2の雌ネジ部に螺合可能なネジ軸部と前記ネジ軸部に連続する頭部を有するロックネジとからなり、
前記雌ネジ部材全体の長さは雄ネジ部材全体の長さ以上に設定され、
調節部材の長さが前記解除レバーを操作可能な長さとなるように、雌ネジ部材の雄ネジ部材への螺合度合いが決定された状態にて、前記ロックネジのネジ軸部を最終締め付け状態に達するまで前記雄ネジ部材の第2の雌ネジ部に螺合させると、前記雌ネジ部材の端部は前記ロックネジの頭部の裏面で圧接される埋設式ガス栓のソケット取外し装置。 - 壁板又は床板に形成された開口の裏側に設置される埋設式ガス栓のプラグ部に接続されるソケットを解除レバーの操作によって取り外す形式のソケット取外し装置であって、
前記開口を覆うように前記壁板又は床板の表面に添設固定され且つ前記ソケットが挿通可能な窓部を有する化粧板と、
前記窓部を閉塞する閉塞姿勢と前記閉塞姿勢から90度回動させた開放姿勢との間で回動自在となるように前記化粧板に軸支されている開閉蓋と、
前記開口の裏側に突出し且つ前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押込み方向に移動可能な調節部材とを備え、
前記解除レバーは、前記開放姿勢にある開閉蓋と共に押し込まれる前記調節部材によって揺動操作される埋設式ガス栓のソケット取外し装置において、
前記調節部材は、
筒体であって且つその外面に雄ネジ部が、内面に第2の雌ネジ部が、前記筒体の軸線に沿って設けられる雄ネジ部材と、
前記雄ネジ部材の第2の雌ネジ部に螺合可能な小ネジ部と、前記小ネジ部の軸線方向に形成される筒体であって且つその外面に第2の雄ネジ部が、内面に第3の雌ネジ部が形成される大ネジ部とからなる継手ボルトと、
前記継手ボルトの第2の雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部を有する雌ネジ部材と、
前記継手ボルトの第3の雌ネジ部に螺合可能なネジ軸部と前記ネジ軸部に連続する頭部を有するロックネジとからなり、
調節部材の長さが前記解除レバーを操作可能な長さとなるように、継手ボルトの雄ネジ部材への螺合度合い及び/又は雌ネジ部材の継手ボルトの大ネジ部への螺合度合いが決定された状態にて、前記ロックネジのネジ軸部を最終締め付け状態に達するまで前記継手ボルトの大ネジ部の第3の雌ネジ部に螺合させると、前記雌ネジ部材の端部が前記ロックネジの頭部の裏面で圧接される埋設式ガス栓のソケット取外し装置。
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