JP3691481B2 - 埋設式ガス栓 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、壁面や床面に埋設される形式のガス栓に関し、特に、プラグ部に接続されるソケットを解除する為のソケット取外し機構を備えた埋設式ガス栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
埋設式ガス栓として、ガス栓の開閉をつまみの回動によって行うつまみ式の古いタイプのガス栓から、前記つまみを具備させずにプラグ部へのソケットの脱着がワンタッチで可能な新しいタイプのガス栓への切替えが進んでいる。
このような新しいタイプのガス栓としては、例えば、図6に示すように、ガス栓本体(4)に、プラグ部(40)に装着されたソケット(3)をワンタッチで取り外すことのできるソケット取外し機構(30)を具備させたものが一般的である。
【0003】
前記ガス栓本体(4)は前記古いタイプのガス栓が収容されていた既存のケーシング(1)内に収容されると共に、前記壁板(5)に設けられている開口(50)の周辺には、扉板(52)によって開閉可能な第1、第2窓部(53)(54)が開放している化粧用プレート(51)が添設される。尚、第1窓部(53)は前記ソケット(3)を差し込み可能な大きさの円形に形成されており、第2窓部(54)はソケット取外し機構(30)を操作する解除ボタン(33)の矩形状頭部がちょうど進退自在に収容される矩形状孔に形成されている。
【0004】
前記ソケット取外し機構(30)は、ガス栓本体(4)の所定位置に設けられた支持突起(31)に対して揺動自在に設けられたレバー部材(32)と、前記レバー部材(32)と連動して前記ソケット(3)のプラグ部(20)への接続を解除する解除ボタン(33)とから構成されており、ソケット(3)がプラグ部(40)に差し込まれて接続されると、レバー部材(32)が前記支持突起(31)を支点として揺動し、前記レバー部材(32)の一端の押圧部(32b)がソケット(3)の先端に押されて奥へ移動すると同時に、解除ボタン(33)はレバー部材(32)の他端の出力部(32a)に押されて手前に突出させられる。この状態がソケット(3)の接続状態である。
【0005】
この状態から、前記解除ボタン(33)を奥へ押込むと、前記レバー部材(32)は強制的に逆方向に揺動させられ、ソケット(3)の先端の進退筒(3a)が前記レバー部材(32)の押圧部(32b)によって押圧される。これにより、ソケット(3)のガス栓本体(4)に対するロック機構は解除され、ソケット(3)はプラグ部(40)から取り外されることとなる。尚、解除ボタン(33)には、出力部(32a)をガス栓本体(4)側へ押圧する方向に付勢させる付勢手段が設けられているから、出力部(32a)は常時奥側へ付勢された状態に維持されることとなる。
【0006】
このように、解除ボタン(33)を具備させたソケット取外し機構(30)では、ソケット(3)の取り外しがワンタッチでできるので、使い勝手が良い上に、ガス栓の開閉をつまみを回すことによって行っていた既存のつまみ方式のガス栓に比べてガス栓全体の大きさを小型化することができる。
【0007】
【特許文献1】
実公平7−21990号公報
【特許文献2】
特開2001−231421号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種ガス栓本体(4)は、壁板(5)内に予め埋込み固定されている既存のケーシング(1)内に収容させなければならず、壁板(5)からのケーシング(1)の設置位置によっては、解除ボタン(33)が第2窓部(54)から突出し過ぎて扉板(52)を閉塞できなかったり、奥に配設され過ぎて操作しにくかったりする問題がある。
【0009】
上記した解除ボタン(33)は、ガス栓本体(4)に一体的に取付けられている軸部(33a)とこれに螺合されている矩形状頭部(33b)とから構成されており、使用する前記軸部(33a)の長さ及びこれに対する前記頭部(33b)の螺合度合いによって、解除ボタン(33)の全体長さはある程度は調整可能となっている。
【0010】
そこで、従来では、開口(50)からガス栓本体(4)までの距離を予め計測し、その寸法によって所定長さの軸部(33a)をガス栓本体(4)に取付け、これに対する前記頭部(33b)の螺合度合いを調整して、解除ボタン(33)の長さを決定し、その後、化粧用プレート(51)を添設固定させていた。しかしながら、頭部(33b)の軸部(33a)に対する螺合度合いによる長さ調整には限界があり、開口(50)からガス栓本体(4)までの距離が頭部(33b)と軸部(33a)との調整では対応しきれないほど深い場合は、解除ボタン(33)は開口(50)から奥まった位置に設置せざるを得なくなる。このような場合では、操作性のわるいガス栓となってしまう。
【0011】
又、前記寸法測定を間違えた場合、化粧用プレート(51)を添設させたときに、第2窓部(33b)から頭部(33b)が突出し過ぎて扉板(52)が閉まらなかったり、逆に軸部(33a)が短かった場合には、第2窓部から奥まった位置に頭部(33b)が設置されてしまったりで、使い勝手が悪くなる。この場合、寸法調整し直さなければならないが、頭部(33b)及び第2窓部(54)の大きさ形状は上記したとおりであるから、化粧用プレート(51)を添設させた後では、頭部(33b)を第2窓部(54)内で回動させることはできず、再調整するには、前記化粧用プレート(51)を一旦と取り外して作業しなければならず面倒である。
【0012】
第1番目の発明は、『壁又は床に形成した開口から所定の深さに埋設されていると共にソケットが接続されるプラグ部を具備するガス栓本体と、
前記ソケットを前記プラグ部から取外すための解除レバーと連動する解除ボタンと、
前記壁又は床の表面に添設されて前記開口を閉塞すると共にその閉塞面の前記プラグ部に対応する位置には前記ソケットが挿入可能な第1窓部が、前記解除ボタンに対応する位置には第2窓部がそれぞれ開口する化粧用プレートとからなる埋設式ガス栓』において、前記開口からガス栓本体までの距離に関わらず、使い勝手の良い突出長さの解除ボタンを具備するガス栓への交換作業を容易に行えるようにすることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為の本発明の技術的手段は、『前記化粧用プレートには、前記第1、第2窓部を閉塞可能な扉板が開閉自在に設けられていると共に、
閉塞状態にある前記扉板の裏面が対向する前記第1、第2窓部の周縁を含む面を基準面とし、
前記解除ボタンは、その先端面が前記基準面に略一致するように、進退方向に長さ調節可能に構成されている』ことである。
【0014】
上記手段によれば、前記解除ボタンは進退方向に長さ調節可能であるから、前記第2窓部の基準面側の周縁に前記解除ボタンの先端部が位置するように長さ調節することができる。これには、前記解除ボタンの長さを適度な長さに予め設定し、その状態で、前記扉板を閉塞させた状態の化粧用プレートを壁面又は床面に当てがいながら、微調整していけばよい。尚、解除ボタンの先端部は前記基準面に略一致する長さ調節可能であるため、扉板は、閉塞状態にて、その裏面が前記基準面に略接触状態となるように化粧用プレートに具備させることができる。
【0015】
*2項
1項において、『前記解除ボタンは、1つ又は相互に螺合接続可能な複数の軸体から構成され、前記軸体は前記化粧用プレートを添設させた状態にて螺合操作可能に設けられていると共に、その状態にて、前記軸体を回り止め状態に固定する回り止め部材を、前記解除ボタン側に設ける構成とした』ものでは、軸体を順に螺合させて繋いでいくことにより、解除ボタンの長さは無限に延長させることができる。そして、添設させた化粧用プレートの第2窓部の周縁に解除ボタンの先端面が略一致する長さに調整された状態にて、最先端に位置する軸体を回り止め状態に固定させる。これにより、所定の長さに設定された後の解除ボタンは不用意に回動されて長さが変更されることはない。又、解除ボタンの長さ調節及び回り止め部材の装着は化粧用プレートの装着後にも可能としたから、前記化粧用プレートを添設させた状態のままで解除ボタンの長さを再調整することができる。
この回り止め部材としては、例えば、矩形状孔である第2窓部にちょうど嵌め込み可能な大きさ形状のキャップ部を所定長さに連結させた解除ボタンの先端に嵌め込んで装着させる構成のもの等が採用可能である。
【0016】
*3項
1項において、『前記解除ボタンは、1つ又は相互に螺合接続可能な複数の軸体から構成され、前記軸体は前記化粧用プレートを添設させた状態にて螺合操作可能に設けられていると共に、その状態にて、前記軸体を回り止め状態に固定する回り止め部材を、前記化粧用プレート側に設ける構成とした』ものでは、上記2項と同様な作用が生じる。この回り止め部材としては、解除ボタンの先端の断面形状を楕円又は矩形状に形成し、これが操作可能に挿通する大きさの開口が形成された化粧用プレートを壁面又は床面に添設固定し、前記開口に、前記解除ボタンの前記先端に対応する大きさ形状の第2窓部が形成された補助プレートを嵌め込んで固定させる構成のもの等が採用可能である。
【0017】
【発明の効果】
この発明では、壁板又は床板に設けた開口からガス栓本体までの距離を予め測定しなくても、解除ボタンの長さを確実に所定の長さに設定することができるので、解除ボタンの長さ調節作業が容易となる上に、使い勝手の良い解除ボタンを確実に提供することができる。又、解除ボタンの先端面の高さを前記基準面に一致するように解除ボタンの全体長さを調節可能としたから、扉板と前記基準面との間には余分な間隙を設ける必要がない。よって、化粧用プレート自体の肉厚を従来のものに比べて薄く設定することができる。この場合、壁面や床面からの前記化粧用プレートの突出量が小さくなり、美観が向上することとなる。
【0018】
又、2項のものでは、上記効果に加えて、軸体相互を螺合接続させることにより所定の長さに確定された解除ボタンは、回り止め部材によって不用意に長さが変更されることがない。よって、解除ボタンの長さを使い勝手の良い適切な長さで維持することができるという効果がある。又、解除ボタンの長さ調整又は回り止め部材の装着は化粧用プレートを添設させた後でも実行できるように設定されているから、解除ボタンの突出長さの調整作業が一層容易となり、埋設式ガス栓の取付け時における作業性がさらに向上する。
3項のものでは、上記2項の同様な効果を有するものとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
この実施の形態の埋設式ガス栓は、壁面に設置される形式のものとし、ガス栓の開閉をつまみの回動で行う古いタイプのガス栓を取り外して、新しい形式のガス栓を、既設のケーシング内に収容して使用するものである。
前記既設のガス栓を取り外した後に残存するのは、図1に示すように、壁板(5)に設けた開口(50)と、その内部に埋め込まれ且つ前記開口(50)側へ開放するケーシング(1)と、このケーシング(1)の底に貫通している配管接続部(19)である。
【0020】
このケーシング(1)に、同図の二点鎖線に示すように、新しいガス栓本体(2)を壁板(5)の開口(50)からケーシング(1)内へ収容し、配管接続部(19)に接続する。このガス栓本体(2)は、図2に示すように、プラグ部(20)の胴部基端部に装着させた支持軸(23)に、金属板製の略逆U字状の解除レバー(21)を進退方向に揺動可能に装着された構成となっている。解除レバー(21)の両下端は、前記ソケットの先端の進退筒に対接する押圧片部(21a)となっており、上部の連結片部(21b)には、前記解除レバー(21)の揺動を操作する解除ボタン(24)が一体的に設けられているものとする。
【0021】
前記解除レバー(21)は、前記支持軸(23)を揺動支点として、ケーシング(1)の深さ方向に揺動自在であり、プラグ部(20)にソケット(図示せず)を装着させると、前記ソケットの先端の進退筒によって押圧片(21a)が奥へ押されて前記解除レバー(21)は揺動し、上部の連結片(21b)が進出方向に移動させられて、操作ボタン(24)が前方へ突出する。
【0022】
プラグ部(20)に装着されたソケットを取外すには、前記操作ボタン(24)をケーシング(1)内へ押圧する。操作ボタン(24)が内方に押されることにより、解除レバー(21)の連結片部(21b)が奥へ押されて、解除レバー(21)が揺動し、前記押圧片部(21a)がソケットの進退筒を解除方向に押すこととなる。これにより、ソケットの前記ロック状態が解除される。
【0023】
尚、ガス栓本体(2)の背面には、固定板(22)が添設固定されており、この固定板(22)の周縁の所定位置から、突出片(22a)(22b)(22c)(22d)が開口(50)側へ突出しており、そのうちの突出片(22a)が前記ケーシング(1)の上辺から垂下させたフランジ片(1a)にネジ止めされる。これにより、ガス栓本体(2)は、ケーシング(1)内で安定し、この状態において、図1に示すように、前記壁板(5)の表面側に開放している開口(50)の周縁からプラグ部(20)の先端までの深さ(ガス栓深さ(D))が決定する。それに応じて、前記解除ボタン(24)の長さを決定する。
【0024】
この実施の形態の解除ボタン(24)は、解除レバー(21)の前記固定板(22)の上部中央に突出させている突出片(22d)に抜け止め状態に連結される第1軸体(24a)とこれの先端に外嵌接続させるキャップ部(25)とから構成されるものであり、前記第1軸体(24a)の内外両周面にはネジ部がそれぞれ形成されているものとする。
【0025】
又、前記キャップ部(25)は、図3に示すように、矩形状頭部(25a)とそれに別体に構成されている筒軸部(25b)とから構成され、筒軸部(25b)は頭部(25a)に回り止め状態に差込自在に構成されていると共に、前記第1軸体(24a)に外嵌螺合可能な雌ネジ部が設けられている。
【0026】
又、キャップ部(25)は合成樹脂等からなり、筒軸部(25b)は所定位置で切断可能となっている。よって、前記第1軸体(24a)にキャップ部(25)を装着した状態にて前記キャップ部(25)の頂面が、後述する化粧用プレート(10)に設ける扉板(11)が閉塞できないほど前記ガス栓深さ(D)が浅い場合には、頭部(25a)から筒軸部(25b)がわずかに突出する程度に筒軸部(25b)を切断させた状態で、前記第1軸体(24a)に螺合接続させれば良い。
【0027】
又、前記ガス栓深さ(D)が、前記第1軸体(24a)にキャップ部(25)を被嵌させた全体長さよりも深い場合には、図2に示すように、前記第1軸体(24a)に、さらに、前記第1軸体(24a)と同径の第2軸体(24b)を接続させ、この第2軸体(24b)に前記キャップ部(25)を装着させることによって、対応させることができる。
【0028】
同様にして、軸体を複数個連結させると共に、筒軸部(25b)の螺合度合いを調節することにより、ガス栓深さ(D)にぴったり合った長さの解除ボタン(24)を提供することができる。
【0029】
ケーシング(1)内にガス栓本体(2)を収容固定し、解除ボタン(24)の長さを概略決定した後に、図2に示すように、化粧用プレート(10)を壁板(5)に添設させる。
この化粧用プレート(10)の中央部の、前記プラグ部(20)と操作ボタン(24)とを包囲する範囲には、扉板(11)の厚み分だけ奥へ凹ませた閉塞面(12)が形成されており、前記閉塞面(12)内において、前記操作ボタン(24)のキャップ部(25)の矩形状頂面に対応する部分には、矩形状の第1窓部(10a)が貫通していると共に、プラグ部(20)が対応する部分には、ソケット(図示せず)が差し込み可能な大きさ形状の第2窓部(10b)が貫通しているものとする。
【0030】
尚、前記解除ボタン(24)の長さは、キャップ部(25)の頭部(25a)の頂面が、前記化粧用プレート(10)の閉塞面(12)に形成した第1窓部(10a)から僅かに突出する程度に、おおよその見当を付けて1つ又は複数の軸体に前記筒軸部(25b)を螺合させておけば良い。この状態では、頭部(25a)は装着させない。
【0031】
又、閉塞面(12)における、前記固定板(22)の突出片(22b)(22c)のネジ孔に対応する各箇所には、それぞれ透孔(13b)(13c)が形成されており、この透孔(13b)(13c)にボルト(B)をそれぞれ差し込むと共に、前記突出片(22b)(22c)に設けた前記ネジ孔に捻じ込む。これにより、化粧用プレート(10)は、壁板(5)を挟んだ状態でガス栓本体(2)の固定板(22)に固定されることとなる。
【0032】
上記したように、前記解除ボタン(24)の先端に装着させた筒軸部(25b)の先端が、前記閉塞面(12)の表面(以下、基準面という)に略一致する程度に、前記解除ボタン(24)の長さは予め設定されていることが好ましいが、これよりも、長い又は短い場合には、化粧用プレート(10)を取り外すことなく、前記筒軸部(25b)の軸体への螺合度合いを、前記第1窓部(10a)を介して調節することができる。そして、筒軸部(25b)の先端が前記基準面に略一致するように解除ボタン(24)の全体長さを調節した後に、前記筒軸部(25b)に頭部(25a)を差し込む。
【0033】
頭部(25a)は筒軸部(25b)に対して回り止め状態に装着できると共に、前記頭部(25a)は矩形状の前記第1窓部(10a)にちょうど嵌り込む大きさ形状に設定されているから、頭部(25a)は化粧用プレート(10)の第1窓部(10a)を略閉塞する態様で回り止め状態に装着されることとなる。
【0034】
この実施の形態の解除ボタン(24)は、前記化粧用プレート(10)の前記基準面に略一致するように長さ調整できるように設定されているから、前記基準面全体を閉塞させる扉板(11)は、裏面が前記基準面に略接触するように設けることができる。よって、扉板(11)の裏面と前記基準面との間に、解除ボタンの突出度合いに応じた多少の間隙を設ける必要があった従来のものに比べて、扉板(11)の肉厚を薄く設定することができ、これに伴って、化粧用プレート(10)全体の肉厚も従来のものに比べて薄く設定することができることとなる。
【0035】
上記実施の形態のものでは、化粧用プレート(10)を壁板(5)に添設固定させた後でも、解除ボタン(24)の伸縮操作を可能とするために、キャップ部(25)を頭部(25a)と筒軸部(25b)とから構成すると共に、第1窓部(10a)から筒軸部(25b)の螺合操作を可能とし、その後、前記頭部(25a)を装着させて、頭部(25a)を軸体の回り止め部材として機能するように設定したが、図4に示すように、化粧用プレート(10)の前記閉塞面(12)の部分を脱着自在な閉塞板(18)から構成し、閉塞板(18)を解除ボタン(24)の回り止め部材として機能させるようにしても良い。
【0036】
この場合、閉塞板(18)を取り外した状態においては、化粧用プレート(10)には、前記解除ボタン(24)の頂面及びプラグ部(20)の両方が露出する大きさの開口部(14)が開放する態様となるから、化粧用プレート(10)を壁板(5)に添設した状態でも、前記開口部(14)から解除ボタン(24)の伸縮操作は自由にできる。キャップ部(25)の頂面が開口部(14)の周縁に略一致する程度に解除ボタン(24)の長さを調節した後、開口部(14)を閉塞するように閉塞板(18)を化粧用プレート(10)に取付ける。これにより、前記キャップ部(25)の頭部(25a)の頂面が閉塞板(18)に開放させた第1窓部(10a)にちょうど内嵌する態様となり、キャップ部(25)は回り止め状態に保持されることとなる。尚、この場合、キャップ部(25)は頭部(25a)と筒軸部(25b)とに分離可能に構成しておく必要はない。
【0037】
図5に示すものは、閉塞面(12)は化粧用プレート(10)と一体に設けると共に、最先端に位置する軸体に装着させるキャップ部を、角軸筒部(26)とし、さらに、前記角軸筒部(26)を露出させる第1窓部(10a)を、角軸筒部(26)よりも一回り大きな丸孔状としたものである。この実施の形態のものでは、化粧用プレート(10)を壁板(5)に固定した後に、丸孔である第1窓部(10a)から角軸筒部(26)を螺合調節することにより、解除ボタン(24)の全体長さを所定の長さに設定することができる。その後、角軸筒部(26)がちょうど内嵌される大きさの矩形孔(16)が形成された閉塞板(15)を第1窓部(10a)の周縁に添設固定させる。このためには、例えば、第1窓部(10a)の上下方に差込孔(17)を形成し、前記差込孔(17)にワンウェイ係合可能な差込帯(15a)を閉塞板(15)の矩形孔(16)の上下方に設けておけば良い。このものでは、別途設けられた閉塞板(15)が解除ボタンの回り止め部材として機能することとなる。
【0038】
本願各実施の形態の埋設式ガス栓を、古い形式のガス栓と交換して、既設のケーシング(1)に取付けた場合、ケーシング(1)の位置と深さによってガス栓本体(2)が壁板(5)の開口(50)よりも前方へ突出してあるいは奥まって位置するように設置される場合があるが、本願実施の形態の各ガス栓では、ガス栓深さ(D)に応じて、解除ボタン(24)の長さを適切な長さに調整することができるから、常に操作性の良いガス栓を提供することができる。又、化粧用プレート(10)を壁板(5)を添設固定させた後でも解除ボタン(24)の長さの微調整を可能としたから、ガス栓の取替え工事の作業性が向上する。さらに、化粧用プレート(10)全体の肉厚を薄く設定することが可能であるから、壁板(5)に添設させたときに、美観の良い埋設式ガス栓を提供することができる。
尚、上記実施の形態では、壁面埋設式のガス栓本体について説明したが、床面埋設式のものにでも同様に設置可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】既存のガス栓本体と化粧用プレートとを取り外した状態を示す概略断面図。
【図2】本願発明の実施の形態の埋設式ガス栓の分解斜視図。
【図3】本願発明の実施の形態の埋設式ガス栓の解除ボタンに装着させるキャップ部の一例を示す分解斜視図。
【図4】本願発明の実施の形態の埋設式ガス栓の化粧用プレートの他の例を示す分解斜視図。
【図5】本願発明の実施の形態の埋設式ガス栓の化粧用プレートとキャップ部との他の例を示す分解斜視図。
【図6】従来の埋設式ガス栓を示す部分縦断面図。
【符号の説明】
(1) ・・・・・ケーシング
(10)・・・・・化粧用プレート
(10a) ・・・・第1窓部
(10b) ・・・・第2窓部
(11)・・・・・扉板
(12)・・・・・閉塞面
(15)・・・・・化粧用プレート
(2) ・・・・・ガス栓本体
(20)・・・・・プラグ部
(21)・・・・・解除レバー
(24)・・・・・解除ボタン
(3) ・・・・・ソケット
(5) ・・・・・壁板
(50)・・・・・開口
(54)・・・・・窓部

Claims (3)

  1. 壁又は床に形成した開口から所定の深さに埋設されていると共にソケットが接続されるプラグ部を具備するガス栓本体と、
    前記ソケットを前記プラグ部から取外すための解除レバーと連動する解除ボタンと、
    前記壁又は床の表面に添設されて前記開口を閉塞すると共にその閉塞面の前記プラグ部に対応する位置には前記ソケットが挿入可能な第1窓部が、前記解除ボタンに対応する位置には第2窓部がそれぞれ開口する化粧用プレートとからなる埋設式ガス栓において、
    前記化粧用プレートには、前記第1、第2窓部を閉塞可能な扉板が開閉自在に設けられていると共に、
    閉塞状態にある前記扉板の裏面が対向する前記第1、第2窓部の周縁を含む面を基準面とし、
    前記解除ボタンは、その先端面が前記基準面に略一致するように、進退方向に長さ調節可能に構成されていることを特徴とする埋設式ガス栓。
  2. 請求項1に記載の埋設式ガス栓において、前記解除ボタンは、1つ又は相互に螺合接続可能な複数の軸体から構成され、前記軸体は前記化粧用プレートを添設させた状態にて螺合操作可能に設けられていると共に、その状態にて、前記軸体を回り止め状態に固定する回り止め部材を、前記解除ボタン側に設ける構成とした埋設式ガス栓。
  3. 請求項1に記載の埋設式ガス栓において、前記解除ボタンは、1つ又は相互に螺合接続可能な複数の軸体から構成され、前記軸体は前記化粧用プレートを添設させた状態にて螺合操作可能に設けられていると共に、その状態にて、前記軸体を回り止め状態に固定する回り止め部材を、前記化粧用プレート側に設ける構成とした埋設式ガス栓。
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