JP6464250B1 - 点検口開閉具 - Google Patents

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Abstract

【課題】高所作業用に適用することができ、高所の天井の点検口の開閉作業を安全に行うことができる点検口開閉具を提供する。【解決手段】点検口開閉具1は、操作棒2の延出方向の先端に着脱可能に連結される開閉具ユニット3を有する。点検口開閉具1では、点検口201aの扉100を閉める作業時に、開閉具ユニット3のローラ13と引掛け部材15との間で点検口201aの扉100を挟持した状態を維持したままで保持する。この状態で、操作棒2を上昇させる操作により、点検口201aの扉100を閉める作業を行うことができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば天井裏内に配線ケーブル等の各種の配線を敷設する際などに天井の点検口の扉を開閉する点検口開閉具に関する。
商用施設等の高所、例えば4〜6m程度の天井裏内に配線ケーブル等の各種の配線を敷設する場合には、天井の一部に設けられた点検口の扉を開いてその作業を行っている。この高所の点検口の扉の開閉作業は、通常は足場や高所作業台を使用して行われている。この足場や高所作業台を使用することなく、地上から点検口の扉を開閉操作する開閉装置が従来から開発されている。例えば、特許文献1に示すように細長い金属性の2本の操作棒を使用する開閉装置がある。
特開2017−145637号公報
しかしながら、上記従来構成の開閉装置では、点検口の扉の開閉作業中、例えば点検口の扉を閉める作業中に扉が天井に対して約45°の傾斜角度に傾いた状態で、扉の支持機構の回動ピンが抜け、点検口から扉が落ちてしまう可能性がある。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、高所作業用に適用することができ、高所の天井の点検口の扉の開閉作業を安全に行うことができる点検口開閉具を提供することにある。
本発明の一局面の態様は、天井に配置される点検口の扉を開閉する点検口開閉具である。前記点検口は、一端側の第1端部に点検口を開閉する扉の回動支持部、前記点検口の他端側の第2端部に前記扉の表面から床方向に突出したロックピンがそれぞれ配置されている。前記ロックピンの回動により前記扉を解放可能にする第1位置と前記扉を前記天井に係止する第2位置との間で移動する係止板を有する係止機構の前記ロックピンを回動して前記係止板を前記第1位置と前記第2位置へ選択的に移動させる。前記点検口開閉具は、操作棒と、開閉具ユニットと、を具備する。前記操作棒は、前記天井へ向かって延びる。前記開閉具ユニットは、前記操作棒の延出方向の先端に着脱可能に連結される。さらに、前記開閉具ユニットは、固定アームと、第1係合部材と、回動アームと、第2係合部材と、回動アーム支持機構と、回動アーム回動規制機構と、係合解除機構と、回動機構と、を備える。前記固定アームは、前記操作棒の延出方向と直交する方向に延設されている。前記第1係合部材は、前記固定アームの先端に取り付けられ、前記扉に当接させる。前記回動アームは、前記固定アームに対して前記操作棒と同軸上に回転可能に設けられている。前記第2係合部材は、前記回動アームに設けられ、前記扉に対して前記第1係合部材と反対側の面に当接可能である。前記回動アーム支持機構は、前記第1係合部材と前記第2係合部材との間で前記扉を挟持する挟持位置と、前記挟持位置から前記第2係合部材を離間させる待機位置の方向に前記第2係合部材を回転可能に支持する。前記回動アーム回動規制機構は、前記挟持位置と前記待機位置とで前記回動アームをそれぞれ係脱可能に係止し、前記回動アームを回転停止状態に規制する。前記係合解除機構は、前記回動アーム回動規制機構に設けられ、前記回動アームの係止を解除する。前記回動機構は、前記ロックピンに対して係脱可能に係合し、前記ロックピンを回動操作する。そして、前記扉の開閉操作時には前記挟持位置で前記回動アーム回動規制機構により前記回動アームを前記回転停止状態に規制した状態で保持する。
好ましくは、前記第1係合部材は、前記扉に転動可能に当接するローラを有する。
好ましくは、前記回動アーム支持機構は、前記挟持位置で前記回動アームを係脱可能に係止する第1係合部と、前記待機位置で前記回動アームを係脱可能に係止する第2係合部とを有する。前記係合解除機構は、前記挟持位置で前記第1係合部、前記待機位置で前記第2係合部をそれぞれ係合解除する共通の係合解除部を有する。
好ましくは、前記係合解除部は、前記開閉具ユニットの下方に牽引する紐状の操作部材を有する。
好ましくは、前記回動機構は、軸体と、円筒状のカバー部材と、第2ばね部材と、を有する。前記軸体は、前記操作棒の前記先端に同軸に設けられ、前記操作棒と離間する側の先端にねじ回し部を有する。前記円筒状のカバー部材は、前記ロックピンよりも大きな内径を有し、前記軸体をスライド可能に挿通している。前記第2ばね部材は、前記カバー部材と前記操作棒との間に設けられ、前記操作棒に対して前記カバー部材を前記軸体の前記操作棒側の基端から前記先端へ向かう方向へ付勢する。
好ましくは、前記カバー部材は、透明材料で形成された円筒体の上端部に弾性部材を有し、かつ前記ねじ回し部の位置合わせ用の目印部を有する。
高所作業用に適用することができ、高所の天井の点検口の扉の開閉作業を安全に行うことができる点検口開閉具を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る点検口開閉具全体の側面図である。 図2は、実施形態の点検口開閉具の開閉具ユニットを示す側面図である。 図3は、実施形態の点検口開閉具の開閉具ユニットの第2係合部材を挟持位置方向に向けて回動アームを回転させた状態を示す側面図である。 図4は、一般的な点検口の扉の構造を示す説明図である。 図5は、図3の開閉具ユニットの回動機構の要部を切断した状態を示す縦断面図である。 図6は、図3の開閉具ユニットの回動機構を操作した状態を示す縦断面図である。 図7は、実施形態の点検口開閉具による点検口の扉を開ける作業時の開閉具ユニットのセット状態を説明するための斜視図である。 図8は、実施形態の点検口開閉具による点検口の扉を閉める作業時のセット状態を説明するための斜視図である。 図9は、実施形態の点検口開閉具の使用時に第2係合部材を第1係合部材との間で扉を挟持する位置に移動させた状態を示す斜視図である。 図10は、実施形態の点検口開閉具による点検口の扉を閉める作業時に扉と天井との角度が45°付近まで扉を閉めた状態を示す斜視図である。 図11は、実施形態の点検口開閉具による点検口の扉を閉める作業時に扉を天井に接近させた位置で第2係合部材を待機位置の方向に回動させた状態を示す斜視図である。 図12は、実施形態の点検口開閉具による点検口の扉を閉める作業時に点検口の扉を閉めた位置で扉のロックピンをロックする作業を説明するための斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る点検口開閉具全体の側面図である。図2は、実施形態の点検口開閉具の開閉具ユニットを示す側面図である。図3は、実施形態の点検口開閉具の開閉具ユニットの第2係合部材を挟持位置方向に向けて回動アームを回転させた状態を示す側面図である。図4は、一般的な点検口の扉の構造を示す説明図である。図5は、図3の開閉具ユニットの回動機構の要部を切断した状態を示す縦断面図である。図6は、図3の開閉具ユニットの回動機構を操作した状態を示す縦断面図である。図7は、本実施形態の点検口開閉具による点検口の扉を開ける作業時の開閉具ユニットのセット状態を説明するための斜視図である。図8は、本実施形態の点検口開閉具による点検口の扉を閉める作業時のセット状態を説明するための斜視図である。図9は、本実施形態の点検口開閉具の使用時に第2係合部材を第1係合部材との間で扉を挟持する位置に移動させた状態を示す斜視図である。図10は、本実施形態の点検口開閉具による点検口の扉を閉める作業時に扉と天井との角度が45°付近まで扉を閉めた状態を示す斜視図である。図11は、本実施形態の点検口開閉具による点検口の扉を閉める作業時に扉を天井に接近させた位置で第2係合部材を待機位置の方向に回動させた状態を示す斜視図である。図12は、本実施形態の点検口開閉具による点検口の扉を閉める作業時に点検口の扉を閉めた位置で扉のロックピンをロックする作業を説明するための斜視図である。
本実施形態の点検口開閉具1は、図4に示すように例えば商用施設等の高所の天井200の天井面201の一部に配置される点検口201aの扉100を開閉する場合に使用される。通常、天井面201の点検口201aは、扉100により閉じられている。
扉100は、例えば、天井200の約50センチ四方の矩形状、本実施形態では正方形状の点検口201aの内側に嵌め込まれ、点検口201aを塞いでいる。扉100は、点検口201aとほぼ同形状の矩形状、本実施形態では正方形状の例を示している。一般的に、扉100は、点検口201aの1辺(一端側の第1端部)に設けたヒンジ(回動支持部)300を介して、天井200と連結されている。そして、扉100は、ヒンジ300が設けられている辺と反対側の端辺(他端側の第2端部)に点検口201aを開閉する扉100の係止機構110を備えている。
係止機構110は、扉100を扉表面101から図示しない裏面まで厚み方向に貫通したロックピン112と、扉100の裏面側に突出したロックピン112の後端に固定される係止板114とを有している。ロックピン112の扉表面101側の先端には、例えば直線状の溝116が設けられる。溝116は、例えば、マイナスドライバーを用いて、ロックピン112を回動させるために設けられる。係止板114は、図4に示すように、例えば、長方形の板である。係止板114の一端側は、ロックピン112の後端に固定される。
続いて、係止機構110の動作について図4を用いて説明する。扉100に係止機構110が無い場合には、扉100は、その自重によりヒンジ300を回動中心として重力方向に回動する。これにより、扉100は、天井面201に対して鉛直に垂れ下がる。係止機構110は、扉100を天井200と平行な状態に維持するためのものである。
係止機構110の係止板114は、ロックピン112の回動動作と連動して、図4において点線で示す第1位置114aと一点鎖線で示す第2位置114bに選択的に移動可能である。係止板114は、ロックピン112を中心として360度回転可能にすることもできる。
すなわち、第1位置114aは、係止板114の回動先端部が扉100と重なる位置である。言い換えれば、係止板114が第1位置114aにある場合、扉100は、天井200に対して係止されていない状態、いわゆる開錠状態である。このため、扉100は、上述のように重力により垂れ下がり、点検口201aが開く。
一方、第2位置114bは、係止板114の回動先端が天井200側にせり出した位置である。すなわち、扉100を天井200と平行になる位置で支持した状態で、係止板114が第2位置114bにある場合、扉100は、天井200の縁202によって係止され、天井200と平行な状態で保持される(施錠状態)。この状態で、点検口201aは扉100によって塞がれる。
次に、本実施形態の点検口開閉具1の構成について説明する。本実施形態の点検口開閉具1は、図1に示すように操作棒2と、開閉具ユニット3と、を具備する。操作棒2は、例えば、複数の円筒部材を伸縮自在に連結した棒状部材である。この操作棒2は、床から扉100が設けられた天井200までの高さに合わせて、伸縮量を調整することができる。操作棒2の材料としては、軽量であって、ある程度の強度を有していることが好ましい。操作棒2の材料としては、例えば、樹脂材料やFRP等を採用することができる。
本実施形態では、操作棒2の基端部は、三脚4に連結されている。そして、操作棒2は、三脚4に支持された状態で、天井200へ向かって延ばして使用される。操作棒2の延出方向の先端には、先端部材2aが設けられている。操作棒2の先端部材2aは、開閉具ユニット3に着脱可能に連結される。そして、開閉具ユニット3の中心線O1は、操作棒2の中心線O2と同一線上に配置されている。
開閉具ユニット3は、固定アーム5と、第1係合部材6と、回動アーム7と、第2係合部材8と、回動アーム支持機構9と、図示しない回動アーム回動規制機構と、図示しない係合解除機構と、回動機構10と、を備える。開閉具ユニット3の下端部には、操作棒2の差し込み口11と、この差し込み口11の周壁に装着された固定ノブ12とが設けられている。そして、差し込み口11に操作棒2の先端部材2aが挿入された状態で、固定ノブ12を回転操作することにより、例えば固定ねじにより操作棒2の先端部材2aが、開閉具ユニット3に着脱可能に連結される。
固定アーム5は、基端部側が開閉具ユニット3の中心線O1上に配置され、先端部側は、操作棒2の延出方向と直交する方向に延設されている。この固定アーム5の先端部には、第1係合部材6が取り付けられている。第1係合部材6は、扉100に転動可能に当接するローラ13を有する。ローラ13は、例えばゴムなどの弾性材料や、樹脂材料で形成されている。ローラ13の支軸13aは、U字状の支持脚14を介して固定アーム5の上面に固定されている。
回動アーム7は、固定アーム5に対して操作棒2と同軸上に回転可能に設けられている。回動アーム7には、第2係合部材8が設けられている。この第2係合部材8は、ほぼL字状の引掛け部材15を有する。引掛け部材15は、回動アーム7の回動中心から離れた部分、例えば回動アーム7の一端部に固定されている。
また、回動アーム7は、回動アーム支持機構9により、開閉具ユニット3の中心線O1を中心に回転可能に支持されている。そして、第2係合部材8の引掛け部材15は、回動アーム7の回転により、図1、図2に示すようにローラ13とは反対側に向いた待機位置と、図3に示すようにローラ13に接近する方向に向いた挟持位置とに切換え可能である。ここで、第2係合部材8の引掛け部材15は、挟持位置に移動された状態では、図9、図10に示すように第1係合部材6のローラ13との間で扉100を挟持可能になっている。このとき、引掛け部材15は、扉100に対して第1係合部材6のローラ13と反対側の面に当接される。
また、回動アーム支持機構9には、図示しない回動アーム回動規制機構と、係合解除機構とが内蔵されている。回動アーム回動規制機構は、例えば係合爪などの係止部材と、この係合爪と係脱可能に係合する受け部材と、係合爪を受け部材に係合させる方向に付勢するばね部材とを有する。そして、引掛け部材15が挟持位置に移動した場合と、引掛け部材15が待機位置に移動した場合には、ばね部材の付勢力により係合爪を受け部材に係合させた状態で保持する。これにより、引掛け部材15が挟持位置に移動した場合と、引掛け部材15が待機位置に移動した場合とで回動アーム7を回転停止状態に規制する。
なお、回動アーム支持機構9は、挟持位置で回動アーム7を係脱可能に係止する図示しない第1係合部と、待機位置で回動アーム7を係脱可能に係止する第2係合部とを有する。係合解除機構は、挟持位置で第1係合部、待機位置で第2係合部をそれぞれ係合解除する共通の係合解除部を有する。
係合解除部は、開閉具ユニット3の下方に牽引する引掛け部回転用紐(紐状の操作部材)16を有する。そして、引掛け部回転用紐16を下方に向けて引っ張り操作することでばね部材の付勢力に抗して係合爪を受け部材から離間させる係合解除方向に移動させる。これにより、回動アーム回動規制機構による回動アーム7の係止を解除する。
また、回動機構10は、扉100のロックピン112を回動操作するピン操作部材21を有する。このピン操作部材21は、開閉具ユニット3と操作棒2との連結時に、操作棒2と一体的に回転可能に連結される回転軸体22を有する。例えば、開閉具ユニット3と操作棒2との連結時には、操作棒2の先端部材2aが図示しない継ぎ手部材を介して回転軸体22に一体に回転可能に連結される。
回転軸体22は、同心状に配置され、外径が異なる3段の軸部(大径部22aと、中間軸部22bと、先端軸部22c)を有する。大径部22aは、回転軸体22の基端部(図5、図6中で下側)に配置され、最も大径な軸部である。中間軸部22bは、この大径部22aの先端側(図5、図6中で上側)に配置され、大径部22aよりも小径な軸部である。したがって、大径部22aと中間軸部22bとの間には、後述するばね受けとなる段差部28が形成されている。
先端軸部22cは、中間軸部22bの先端側(図5、図6中で上側)に配置され、中間軸部22bよりも小径な軸部である。回転軸体22は、例えば、細長い金属性の剛体で形成されている。先端軸部22cには、ロックピン112に対して係脱可能に係合し、ロックピン112を回動操作するねじ回し部23が設けられている。ねじ回し部23は、上述したピン112の溝116(図4参照)に嵌合する形状を有している。本実施形態においては、ねじ回し部23は、マイナスドライバーの先端と同じ直線状の形状をしている。なお、扉100に設けられたピン112を回動可能であれば、ねじ回し部23の形状は、マイナスドライバーの先端部の形状に限らない。
回転軸体22の外周部には、例えば透明材料で形成された円筒状の保護カバー(カバー部材)24が配設されている。この保護カバー24は、回転軸体22と同心状に配置された2つの円筒部材(第1円筒体25と第2円筒体26)を有する。第1円筒体25は、中間軸部22bの上部と対応する位置に配置されている。中間軸部22bの下部側の外周面には、中間軸部22bの外周に巻き付けられるように圧縮ばねである第2ばね部材27が配置されている。第2ばね部材27は、上端部が第1円筒体25と当接し、下端部が大径部22aと中間軸部22bとの間の段差部28と当接している。これにより、第2ばね部材27は、第1円筒体25の下端部と、段差部28との間に装着され、第1円筒体25を中間軸部22bの上側に向かう方向へ付勢する。
第1円筒体25の上端部は、先端軸部22c側まで延出されている。第1円筒体25の上部外周面には、第2円筒体26が回転軸体22の軸方向に移動可能に装着されている。この第2円筒体26には、径方向に貫通するねじ孔を有する。この第2円筒体26のねじ孔には、固定ねじ29が螺挿されている。そして、この固定ねじ29によって第1円筒体25に対する第2円筒体26の軸方向の固定位置が任意の位置に調整される。
第2円筒体26の第1円筒体25に対する軸方向の固定位置は、扉100のロックピン112の扉表面101からの突出量に応じて調整可能である。好ましくは、第1円筒体25の先端面が第2円筒体26の先端面よりもロックピン112の突出量だけ窪む位置で第2円筒体26が第1円筒体25に固定される。これにより、ロックピン112を第2円筒体26の内側に挿入させることができ、第1円筒体25内のねじ回し部23とロックピン112の溝116とを嵌合するためのガイドとして機能する。
回動機構10のピン操作部材21は、待機時には第2ばね部材27のばね力により、図6の待機位置で保持される。このとき、ねじ回し部23は、第1円筒体25の内部側に移動した状態で保持される。
また、扉100の開閉作業時には、保護カバー24の第2円筒体26の先端面が天井200の扉100に押し付けられ、第2円筒体26の先端面に操作棒2の方向に押圧する軸方向の押圧力が加わる。このとき、図5に示すように、第2ばね部材27の付勢力に抗して保護カバー24が下方向(第2ばね部材27が圧縮される方向)にスライド移動する。そのため、ねじ回し部23が第1円筒体25の先端面よりも突出する。ねじ回し部23の移動量は、第2ばね部材27の圧縮量によって変わる。
一方、第2円筒体26の先端面を扉100から離すと、上述の軸方向の力が無くなる。そのため、第2ばね部材27の復元力により保護カバー24は、図6に示す待機位置に戻る。
なお、保護カバー24は、透明材料で形成された第2円筒体26の上端部にゴムなどの弾性部材の保護リング30を有し、かつねじ回し部23の位置合わせ用の目印部31を有する構成にしてもよい。位置合わせ用の目印部31は、例えば、透明材料で形成された保護カバー24の外周面に軸方向に沿って直線状の赤色のラインを引いたものが好ましい。
次に、上記構成の点検口開閉具1の作用について説明する。本実施の形態の点検口開閉具1の使用時には、まず、操作棒2の先端部材2aが開閉具ユニット3の差し込み口11に挿入された状態で、固定ノブ12を回転操作することにより、操作棒2と開閉具ユニット3とが着脱可能に連結される。また、必要に応じて操作棒2の基端部を三脚4に連結させて操作棒2を三脚4で支持させる。
この状態で、高所の天井200の天井面201の点検口201aの扉100を開く作業が行われる。この作業時には、開閉具ユニット3は、図1、図2に示すように第2係合部材8の引掛け部材15がローラ13とは反対側に向いた待機位置にセットされる。
次に、図7に示すように先端に開閉具ユニット3が取り付けられた操作棒2を、天井200の扉100へ向けて伸ばす。続いて、開閉具ユニット3のピン操作部材21の保護カバー24を扉100のロックピン112に向けて位置合わせする。このとき、保護カバー24の目印部31の赤色のラインを目安に第1円筒体25内のねじ回し部23のマイナス方向を扉100のロックピン112の溝116のマイナス方向に合わせる。
その後、第1円筒体25内のねじ回し部23がロックピン112の溝116に係合された状態で、操作棒2を介して開閉具ユニット3を図7中で左回り方向に回すことで、係止機構110の係止板114を第1位置114aに移動させる。これにより、扉100は、開錠される。このとき、開閉具ユニット3のローラ13は、扉100に下から当接させた状態で保持される。
さらに、扉100の開錠後、扉100を下から開閉具ユニット3のローラ13で支えた状態のままで、操作棒2をゆっくりと下げる。この操作により、扉100は、開閉具ユニット3のローラ13と固定アーム5とに当接させて支える。この状態で、図8に示すように扉100が重力により垂れ下がり、点検口201aが開く位置まで移動させる。最後に、図8に示すように点検口201aの扉100を開いた開扉位置で、操作棒2をさらに下げることで、扉100から開閉具ユニット3を取り外す。以上の操作により、図8に示すように点検口201aの扉100を開く開扉作業が終了する。
また、開いている点検口201aの扉100を閉める作業時には、先端に開閉具ユニット3が取り付けられた操作棒2を図8に示すように開いている天井200の扉100の下端部へ向けて伸ばす。続いて、開閉具ユニット3の固定アーム5に扉100の下端部を当接させた状態で、ローラ13を扉100の図8中で右側面に当てる。
続いて、開閉具ユニット3の引掛け部回転用紐16を下方に向けて引っ張り操作する。これにより、引掛け部材15を待機位置から挟持位置に移動させる。このとき、図9に示すようにローラ13と引掛け部材15との間に扉100が入るように操作する。
続いて、開閉具ユニット3のローラ13と引掛け部材15との間で扉100を挟持した図9の状態を維持したまま、操作棒2をゆっくりと上げる。そして、図10に示すように点検口201aの扉100と天井200との角度が45°付近まで扉100を閉める。このとき、扉100を下に引きながら操作棒2を上昇させることで、扉100を上向きに回動させて閉める操作を行う。
その後、図11に示すように扉100が天井200の点検口201aに近づいた状態で、開閉具ユニット3の引掛け部回転用紐16を下方に向けて引っ張り操作する。これにより、引掛け部材15を挟持位置から待機位置に移動させる。このとき、ローラ13によって扉100を下から支えるように操作する。
続いて、図12に示すように開閉具ユニット3のピン操作部材21の保護カバー24を扉100のロックピン112に向けて位置合わせする。このとき、保護カバー24の目印部31の赤色のラインを目安に第1円筒体25内のねじ回し部23のマイナス方向を扉100のロックピン112の溝116のマイナス方向に合わせる。
その後、第1円筒体25内のねじ回し部23がロックピン112の溝116に係合された状態で、操作棒2を介して開閉具ユニット3を図12中で右回り方向に回すことで、係止機構110の係止板114を第2位置114bに移動させる。これにより、扉100は、施錠されてロックされる。最後に、操作棒2をさらに下げることで、扉100から開閉具ユニット3を取り外す。以上の操作により、点検口201aの扉100を閉める閉扉作業が終了する。
上記構成の本実施の形態の点検口開閉具1では、点検口201aの扉100を閉める作業時に、開閉具ユニット3のローラ13と引掛け部材15との間で点検口201aの扉100を挟持した図9の状態を維持したままで保持する。この状態で、操作棒2を上昇させる操作により、点検口201aの扉100を閉める作業を行うことができる。そのため、点検口201aの扉100を閉める作業中に扉100が天井200に対して約45°の傾斜角度に傾いた場合であってもローラ13と引掛け部材15との間で点検口201aの扉100を挟持した図9の状態を維持することができる。したがって、点検口201aの扉100を閉める作業中に点検口201aから扉100が落下することを防止することができる。そのため、高所作業用に適用することができ、高所の天井200の点検口201aの扉100の開閉作業を安全に行うことができる点検口開閉具1を提供することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…点検口開閉具、2…操作棒、2a…先端部材、3…開閉具ユニット、4…三脚、5…固定アーム、6…係合部材、7…回動アーム、8…係合部材、9…回動アーム支持機構、10…回動機構、11…差し込み口、12…固定ノブ、13…ローラ、13a…支軸、14…支持脚、15…引掛け部材、16…引掛け部回転用紐、21…ピン操作部材、22…回転軸体、22a…大径部、22b…中間軸部、22c…先端軸部、23…ねじ回し部、24…保護カバー、25…第1円筒体、26…第2円筒体、27…ばね部材、28…段差部、29…固定ねじ、30…保護リング、31…目印部、100…扉、101…扉表面、110…係止機構、112…ロックピン、114…係止板、114a…第1位置、114b…第2位置、116…溝、200…天井、201…天井面、201a…点検口、202…縁、300…ヒンジ、O1…中心線、O2…中心線。

Claims (6)

  1. 天井に配置される点検口の一端側の第1端部に前記点検口を開閉する扉の回動支持部、前記点検口の他端側の第2端部に前記扉の表面から床方向に突出したロックピンがそれぞれ配置され、
    前記ロックピンの回動により前記扉を解放可能にする第1位置と前記扉を前記天井に係止する第2位置との間で移動する係止板を有する係止機構の前記ロックピンを回動して前記係止板を前記第1位置と前記第2位置へ選択的に移動させる点検口開閉具であって、
    前記天井へ向かって延びる操作棒と、
    前記操作棒の延出方向の先端に着脱可能に連結される開閉具ユニットと、を具備し、
    前記開閉具ユニットは、前記操作棒の延出方向と直交する方向に延設された固定アームと、
    前記固定アームの先端に取り付けられ、前記扉に当接させる第1係合部材と、
    前記固定アームに対して前記操作棒と同軸上に回転可能に設けられた回動アームと、
    前記回動アームに設けられ、前記扉に対して前記第1係合部材と反対側の面に当接可能な第2係合部材と、
    前記第1係合部材と前記第2係合部材との間で前記扉を挟持する挟持位置と、前記挟持位置から前記第2係合部材を離間させる待機位置の方向に前記第2係合部材を回転可能に支持する回動アーム支持機構と、
    前記挟持位置と前記待機位置とで前記回動アームをそれぞれ係脱可能に係止し、前記回動アームを回転停止状態に規制する回動アーム回動規制機構と、
    前記回動アーム回動規制機構に設けられ、前記回動アームの係止を解除する係合解除機構と、
    前記ロックピンに対して係脱可能に係合し、前記ロックピンを回動操作する回動機構と、を備え、
    前記扉の開閉操作時には前記挟持位置で前記回動アーム回動規制機構により前記回動アームを前記回転停止状態に規制した状態で保持する点検口開閉具。
  2. 前記第1係合部材は、前記扉に転動可能に当接するローラを有する
    請求項1に記載の点検口開閉具。
  3. 前記回動アーム支持機構は、前記挟持位置で前記回動アームを係脱可能に係止する第1係合部と、前記待機位置で前記回動アームを係脱可能に係止する第2係合部とを有し、
    前記係合解除機構は、前記挟持位置で前記第1係合部、前記待機位置で前記第2係合部をそれぞれ係合解除する共通の係合解除部を有する
    請求項1または2に記載の点検口開閉具。
  4. 前記係合解除部は、前記開閉具ユニットの下方に牽引する紐状の操作部材を有する
    請求項3に記載の点検口開閉具。
  5. 前記回動機構は、
    前記操作棒の前記先端に同軸に設けられ、前記操作棒と離間する側の先端にねじ回し部を有する軸体と、
    前記ロックピンよりも大きな内径を有し、前記軸体をスライド可能に挿通した円筒状のカバー部材と、
    前記カバー部材と前記操作棒との間に設けられ、前記操作棒に対して前記カバー部材を前記軸体の前記操作棒側の基端から前記先端へ向かう方向へ付勢する第2ばね部材と、
    を有する請求項1に記載の点検口開閉具。
  6. 前記カバー部材は、透明材料で形成された円筒体の上端部に弾性部材を有し、
    かつ前記ねじ回し部の位置合わせ用の目印部を有する
    請求項5に記載の点検口開閉具。
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