JP5983270B2 - 真空脱ガス槽用天蓋 - Google Patents

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Description

本発明は、真空脱ガス槽用天蓋に関する。
鉄鋼プロセスの製鋼工程では、二次精錬が行われている。二次精錬は、転炉から出鋼した溶鋼を精錬する工程である。二次精錬の一例として、RH真空脱ガス槽を使用した工程が知られている。この工程は、具体的には、転炉から出鋼した溶鋼をRH真空脱ガス槽と呼ばれる真空脱ガス槽内に取り入れ、RH真空脱ガス槽内で溶鋼を精錬する(例えば、溶鋼の脱ガス、酸素吹錬による溶鋼の脱炭、合金投入による溶鋼の成分調整を行う)工程である。溶鋼の精錬は減圧下(真空排気下)で行われる。酸素吹錬は、ランスを用いて行われる。すなわち、RH真空脱ガス槽の天蓋には、ランスが貫通する貫通穴(ランス口)が形成されている。そして、ランスが貫通穴を通ってRH真空脱ガス槽内に導入され、ランスから酸素がRH真空脱ガス槽内に導入される。これにより、酸素吹錬が行われる。なお、ランスは、酸素吹錬の他、RH真空脱ガス槽の予熱、側壁に付着した地金の溶融(後述)等にも用いられる。
ところで、RH真空脱ガス槽内の溶鋼は、減圧操業中(真空排気操業中)にスプラッシュすることで側壁や天蓋に付着することがある。そして、側壁や天蓋に付着した溶鋼は、側壁や天蓋に熱量を奪われることで凝固する。凝固した溶鋼は地金とも称される。そして、減圧操業が繰り返されると、側壁や天蓋に付着した地金に新たな溶鋼が付着し、この溶鋼が地金等に熱量を奪われることで、新たな地金となる。すなわち、側壁や天蓋に付着した地金は、減圧操業が繰り返されることで成長していく。地金の厚さは、多いときは200mm以上に達することもある。なお、天蓋は、耐火物(具体的には煉瓦)を積み上げることで構成されており、天蓋の表面(RH真空脱ガス槽の作業領域に対向する面)はアーチ形状となっている。
特開2010−132980号公報 ISIJ International, Vol. 50 (2010), No. 11, pp. 1707−1712
側壁や天蓋で地金が成長すると、以下の様な問題が生じる。すなわち、(1)操業に悪影響を及ぼす。具体的には、ランス口周りに地金が付着することで、ランスと地金が干渉し、ランスの動きが制約される。また、地金が増えると、地金がRH真空脱ガス槽の排気口を塞いでしまう場合がある。この場合、脱ガス効率の低下が生じる。(2)前チャージ時に付着した地金が現チャージ時に再溶融して処理中の溶鋼に滴下することで、現チャージ分の溶鋼成分が変化してしまう。なお、近年では、溶鋼の成分をppm単位で管理することが多いので、前チャージの溶鋼がわずかに混入しただけでも、その影響は大きい。
そこで、従来では、側壁に付着した地金を上述したランスを用いて溶融させていた。具体的には、ランスにアタッチメントとして水平方向に伸びるノズルを取り付け、このノズルから酸素ジェットを地金に吹きつけることで、地金を溶融させていた。
一方、天蓋に付着した地金については、作業員が除去作業を行なっていた。除去作業の内訳は以下の通りである。(1)天蓋を真空脱ガス槽から取り外す。この際、天蓋に付着した地金は天蓋との縁が切れ、RH真空脱ガス槽の上部層側に残る。(2)地金をバーナーで溶断する。(3)溶断させた箇所にワイヤを通す。(4)ワイヤをクレーンに取り付け、クレーンを用いて地金を吊り上げる。以上の作業により、天蓋に付着した地金が除去される。しかし、これらの作業は長時間を有し、作業者への負荷が非常に大きいという問題があった。
そこで、特許文献1は、天蓋の地金付着抑制方法として、天蓋を不定形耐火物で形成し、かつ、天蓋の表面(RH真空脱ガス槽の作業領域に対向する面)を水平もしくは下に凸状にする技術を開示する。この技術によれば、天蓋に付着した溶鋼が、操業中に重力で滴下しやすくなる。
しかし、本発明者が特許文献1に開示された技術について検討したところ、例えばRH真空脱ガス槽の排気能力、炉温、及び溶鋼の鋼種等によっては、依然として地金が天蓋に付着しやすいということが判明した。このため、特許文献1に開示された技術は、天蓋への地金付着に対する抜本的な改善方法ではなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、天蓋への地金付着を抑制することが可能な、新規かつ改良された真空脱ガス槽用天蓋を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、多孔質のCaO・6Alを含む耐火物を有し、多孔質のCaO・6Alの耐火物に占める割合が40〜80質量%である表面層を有することを特徴とする、真空脱ガス槽用天蓋が提供される。
ここで、表面層の背面に設けられ、嵩比重及び熱伝導率のうち少なくとも一方が表面層よりも低い背面層を有していてもよい。
また、背面層は、断熱性軽量骨材を含む背面層用耐火物を有し、断熱性軽量骨材の背面層用耐火物に占める割合が50〜80質量%であってもよい。
また、背面層は、多層構造となっていてもよい。
また、表面層の厚さは、表面層及び背面層の総厚さの1/3以上となっていてもよい。
また、表面層の厚さは50mm以上となっていてもよい。
以上説明したように本発明によれば、表面層の熱容量及び熱伝導率が低くなり、かつ、表面層が地金と反応層を形成しにくいので、天蓋への地金付着が抑制される。
本発明の実施形態に係るRH真空脱ガス槽の全体構成を示す断面図である。 同実施形態にかかる天蓋の詳細構成を示す断面図である。 天蓋の平面図である。 天蓋に地金が付着する様子を示す断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(地金付着を抑制する技術の検討)
上述したように、従来は、天蓋への地金の付着を効果的に抑制することができなかった。そこで、本発明者は、地金の付着を抑制可能な耐火物が満たすべき要件について鋭意検討し、以下の3つの要件に想到した。
(1)熱容量が低い。
溶鋼は、天蓋の耐火物に接した際に、天蓋の耐火物に熱量を奪われることで凝固し、地金として天蓋に付着すると考えられる。したがって、耐火物の熱容量が大きいほど、天蓋に付着した溶鋼から熱量が奪われやすい。このため、溶鋼が凝固しやすくなる。言い換えれば、地金が成長しやすくなる。そこで、天蓋の耐火物には、熱容量が低いことが要求される。耐火物の熱容量を下げる(小さくする)ことで、溶鋼が耐火物に奪われる熱量が小さくなる。したがって、溶鋼が凝固しにくくなるので、地金が成長しにくくなる。ここで、耐火物の熱容量を下げるためには、耐火物の嵩比重(嵩比重)を下げることが効果的である。
(2)熱伝導率が低い。
耐火物の表面温度(作業領域に対向する面の温度)が低いほど、天蓋に付着した溶鋼から熱量が奪われやすい。このため、溶鋼が凝固しやすくなる。言い換えれば、地金が成長しやすくなる。そこで、天蓋の耐火物には、熱伝導率が低いことが要求される。耐火物の熱伝導率が低いほど、表面温度が上がる。したがって、溶鋼が凝固しにくくなるので、地金が成長しにくくなる。通常、天蓋の耐火物の表面温度は1000〜1400℃程度であるので、この温度をなるべく維持することが肝要で、特にこの温度域において熱伝導率が低く且つ耐熱性に優れた耐火物を使用することが好ましい。
(3)溶鋼に濡れにくく、かつ、溶鋼と反応層を形成しにくい(もしくは形成しない)。
耐火物が溶鋼に濡れやすい場合には、耐火物に容易に溶鋼が付着する。また、耐火物が溶鋼と反応層を形成する場合、地金が耐火物に強固に付着する。このため、地金取りの作業がさらに困難になる。さらに、地金が耐火物と反応層を形成すると、地金取りの際に、反応層も同時に耐火物から剥離する。したがって、補修頻度が多くなるといった問題もある。そこで、天蓋の耐火物には、溶鋼に濡れにくく、かつ溶鋼と反応層を形成しにくいことが要求される。このような耐火物を天蓋に使用することで、天蓋への地金付着が抑制され、地金取りが容易となる。
従来では、天蓋の耐火物として、高アルミナ煉瓦、Al−MgO質の不定形耐火物、及びAl−Spinel質の不定形耐火物が使用されてきた。これらの耐火物は、嵩比重が2.5以上と大きいので、熱容量が非常に大きい。また、これらの耐火物の熱伝導率も2[W/mK]以上と高い。従って、従来のRH真空脱ガス槽では、溶鋼が地金として天蓋に付着しやすかった。なお、特許文献1に開示された技術でも、天蓋の耐火物としてAl−MgO質の不定形耐火物を使用していた。このため、特許文献1に開示された技術でも、天蓋に地金が付着しやすかった。さらに、これらの耐火物は地金と反応層を形成するので、地金取りに手間がかかるという問題もあった。
一方、上記の要件(1)、(2)を満たす耐火物としては、SiOを含む耐火物、例えばAl−SiO組成、またはSiO組成を有する耐火物が広く知られている。しかし、これらの耐火物は、SiOを含むので、耐熱性が低いという問題があった。さらに、SiOが溶鋼と容易に反応し、低融点物となる。したがって、これらの耐火物を表面側に配置することは容易でなかった。
そこで、本発明者は、上記要件(1)〜(3)を満たす耐火物について鋭意検討し、特に、上記要件(1)、(2)に加えて、上記要件(3)も満たす構成を初めて見出し、その結果、本実施形態に係る天蓋に想到するに至った。本実施形態によれば、溶鋼と濡れにくく、かつ、反応層を形成しにくい不定形断熱耐火物を表面層として天蓋の作業領域側に配置する。そして、好ましくは表面層の背面に表面層よりも断熱性の高い耐火物を背面層として単層もしくは複層配置する。これにより、本実施形態では、天蓋への地金付着・成長を抑制することができる。
(RH真空脱ガス槽の全体構成)
つぎに、図1に基づいて、本実施形態に係る天蓋が適用されるRH真空脱ガス槽の概要について説明する。図1に示すように、RH真空脱ガス槽1は、天蓋2、真空槽3、排気ダクト5、合金用シュート6、ランス7、及び浸漬管8を備える。RH真空脱ガス槽1には、取鍋9内の溶鋼100が導入される。そして、溶鋼100は、真空槽3内で精錬される。例えば、溶鋼の脱ガス、酸素吹錬による溶鋼の脱炭、合金投入による溶鋼の成分調整が行われる。
天蓋2は、真空槽3の上端面を覆う部材である。本実施形態に係る天蓋2は、後述するように、上記の要件(1)〜(3)を満たす耐火物を含む表面層22と、嵩比重及び熱伝導率のうち少なくとも一方が表面層22よりも低い背面層23とを備える。したがって、天蓋2には地金が付着しにくくなっており、かつ、地金が成長しにくくなっている。すなわち、天蓋2は、地金の付着を抑止することができる。
真空槽3は中空構造となっており、内部空間が処理領域30となる。処理領域30の側壁33は、各種の耐火物(例えば耐火煉瓦)で覆われている。処理領域30内は減圧されており、溶鋼100は処理領域30内で精錬される。また、真空槽3は上部層31と下部層32とに区分される。上部層31は、溶鋼100から発生したガス等が存在する空間である。溶鋼100から発生したガスは排気ダクト5から外部に排出される。下部層32は、溶鋼100が導入される空間である。
排気ダクト5は、真空槽3に設けられており、溶鋼100から発生したガス等をRH真空脱ガス槽1の外部に排出する。合金用シュート6は、溶鋼100の成分調整用の物質が通る通路である。すなわち、溶鋼100の成分調整用の物質は、合金用シュート6を通って溶鋼100に投入される。
ランス7は、RH真空脱ガス槽1の上方から天蓋2を通って作業領域30内に導入される管である。酸素吹錬用の酸素は、ランス7を通って溶鋼100に吹きつけられる。また、ランス7は、真空槽3の側壁33に付着した地金を溶融させることもできる。また、予熱用のガスもランス7を通って作業領域30に導入される。
浸漬管8は、真空槽3の下部に2つ設けられ、一方の管が吸上管となり、他方の管が排出管となる。浸漬管8は、取鍋9内の溶鋼100に漬けられる。そして、吸上管は、取鍋9内の溶鋼100を吸い上げて真空槽3の作業領域30に導入し、排出管は、作業領域30内の溶鋼100を取鍋9に戻す。このように、溶鋼100は、真空槽3及び取鍋9を循環することで、徐々に精錬される。
RH真空脱ガス槽用天蓋1の作用を簡単に説明すると、以下の通りである。すなわち、まず、ランス7を用いて処理領域30が予熱される。処理領域30を予熱せずに高温の溶鋼100を処理領域30内に導入すると、作業領域30内のセラミック成分(例えば天蓋2の耐火物、側壁33の耐火物等)が損傷する可能性があるからである。その後、取鍋9内の溶鋼100が吸上管を通って作業領域30内に導入される。そして、作業領域30内の溶鋼100が精錬される。精錬された溶鋼100は、排出管を通って取鍋9に戻される。その後、溶鋼100は、真空槽3及び取鍋9を循環することで、徐々に精錬される。作業領域30内は減圧されているので、作業領域30内の溶鋼100は、スプラッシュすることで天蓋2に達する場合がある。しかし、天蓋2は、溶鋼100に濡れにくくなっているので、溶鋼100は、天蓋2上で地金になりにくい。また、天蓋2に地金が付着した場合であっても、地金は天蓋2上で成長しにくくなっている。なお、図4に天蓋2に付着する地金の例を示した。この例では、天蓋2に地金110が付着している。
(天蓋の構成)
次に、図2及び図3に基づいて、天蓋2の詳細な構成について説明する。天蓋2は、鉄皮21と、表面層22と、背面層23と、スタッド24とを備える。天蓋2は、円盤形状となっており、その中央にはランス7が貫通する貫通穴(ランス口25)が形成されている。
鉄皮21は、天蓋2の外皮となる部分である。また、スタッド24は、金属で構成されており、鉄皮21から表面層22及び背面層23に伸びる。スタッド24は、Y字型となっており、股部24aを有する。スタッド24は、その股部24aによって表面層22及び背面層23を保持する。スタッド24の長さは、表面層22及び背面層23の総厚さの2/3程度となっている。
表面層22及び背面層23により、天蓋2の耐火物層(ライニング層)が形成される。すなわち、表面層22及び背面層23は、天蓋2に耐火性、断熱性を付与するものである。耐火物層の厚さ、すなわち表面層22及び背面層23の総厚さは特に制限されないが、例えば200nm〜500mm程度であればよい。
表面層2は、多孔質のCaO・6Alを含む表面層用耐火物(不定形耐火物)を有する。すなわち、本発明者は、上記の要件(1)〜(3)を満たす耐火物を鋭意検討した結果、多孔質のCaO・6Alを断熱性材料とすることを見出した。以下、CaO・6Al(カルシウムヘキサアルミネート)を単に「CA6」とも称し、多孔質のCaO・6Alを単に「CA6断熱性材料」とも称する。また、CA6断熱性材料を含む表面層用耐火物を「CA6キャスタブル」とも称する。
CA6断熱性材料は、嵩比重が0.65〜0.95程度、内部の平均気孔径が3〜4μm程度であることから、熱容量及び熱伝導率が極めて低くなる。すなわち、CA6断熱性材料は、高断熱性を達成できる。さらに、CA6断熱性材料は、融点が約1830℃であるため高耐火性も有する。さらに、CaO・6Alの特性として溶鋼との濡れ性が悪いことも報告されている(非特許文献1参照)。本発明者は、CA6がCA6断熱性材料として耐火物に混入された場合でも、この特性が発揮されることを見出した。
CA6キャスタブルは、CA6断熱性材料、CA6断熱性材料以外の断熱性材料、及び断熱性の結合剤を含む。CA6断熱性材料は、骨材または粉体としてCA6キャスタブルに含有される。CA6断熱性材料としては、例えば、ALMATIS社のSLA−92等が知られている。CA6断熱性材料以外の断熱性材料としては、電融アルミナ、仮焼アルミナ(以下、アルミナ質原料とも称する)、マグネシア、スピネル、ジルコニア、溶融シリカ、超微粉シリカ、炭化珪素、窒化珪素等が挙げられる。これらは単独で使用されても良いし、組み合わせて使用されてもよい。断熱性の結合剤としては、例えば、アルミナセメント、水硬性アルミナ、ポルトランドセメント等のセメント、水硬組成物等が挙げられる。
CA6断熱性材料のCA6キャスタブル全体に占める割合、すなわち表面層用耐火物の総質量に対するCA6断熱性材料の質量%は、40〜80質量%となる。CA6断熱性材料の含有率が40質量%未満になると、表面層用耐火物が地金と反応層を形成してしまう場合がある。また、断熱性能が低下し過ぎてしまう場合もある。したがって、期待されている断熱効果が得られない。また、CA6断熱性材料の含有率が80質量%を超えると、CA6断熱性材料以外の断熱性材料及び結合材の割合が少なくなるので、強度や耐損耗性能が不足する場合がある。
CA6キャスタブルは、上記の構成を有することで、要件(1)〜(3)を満たしている。例えば、後述する実施例1では、熱伝導率が0.33(W/mK)となり、嵩比重が1.27と非常に小さな値となっている。なお、比熱(熱容量)も0.2(kcal/kg℃)と非常に小さくなる。また、耐熱温度(耐熱性)も1500℃と非常に高い。
なお、CA6キャスタブルには、公知の添加材を添加してもよい。このような添加材としては、起泡剤、分散剤等が挙げられる。なお、CA6断熱性材料の含有率は、添加材を除いた表面層用耐火物の総質量が基準となる。
また、表面層22をより確実にスタッド24に保持させるという観点から、表面層22の厚さは、表面層22及び背面層23の総厚さの1/3以上であることが好ましい。スタッド24の長さは表面層22及び背面層23の総厚さの2/3程度となるので、表面層24の厚さが表面層22及び背面層23の総厚さの1/3未満となる場合、表面層22の保持力が落ちる可能性があるからである。
また、表面層22の構造体としての強度をより確実に確保するという観点から、表面層22の厚さは50mm以上であることが好ましい。
一方、後述するように、背面層23の断熱性は表面層22の断熱性よりも高い。ただし、背面層23の耐熱温度は表面層22よりも低い。このため、表面層22及び背面層23全体の断熱性を高めるという観点からは、背面層23の耐熱性を考慮した上で、表面層22はなるべく薄いことが好ましい。すなわち、表面層22の厚さは、背面層23の温度が背面層23の耐熱温度以下となる範囲内で最小となることが好ましい。
このように、表面層22の厚さの好ましい下限値は、表面層22及び背面層23の総厚さの1/3及び50mmのうち大きな方の値となる。一方、好ましい上限値は、背面層23の温度が背面層23の耐熱温度以下となる範囲の最小値となる。
さらに、本実施形態では、表面層22の背面、具体的には表面層22と鉄皮21との間に背面層23が配置される。背面層23がなくても本実施形態の目的は達成されるが、背面層23を配置することで、天蓋2の断熱性を向上することができる。
背面層23は、熱容量及び熱伝導率のうち少なくとも一方が表面層22よりも低い。すなわち、背面層23は、表面層22よりも断熱性が高い。背面層23としては、SiO質を含有する軽量キャスタブル、断熱シート、断熱ボード、セラミックファイバ(CF)等が好ましい例として挙げられる。
軽量キャスタブルは、断熱性軽量骨材を含む背面層用耐火物(不定形耐火物)である。軽量キャスタブルは、耐火性軽量骨材、耐火性軽量骨材以外の断熱性材料、及び断熱性の結合剤を含む。耐火性軽量骨材としては、多孔質粒、中空粒子及び発泡粒が挙げられる。すなわち、軽量キャスタブルは、耐火性軽量骨材として、多孔質粒、中空粒子及び発泡粒のうち、少なくとも1つを含む。
多孔質粒としては、例えば、軽量アルミナ、軽量シャモット、断熱レンガ屑、珪石レンガ屑、シャモットレンガ屑が挙げられる。中空粒子としては、例えば、フライアッシュバルーン、シリカバルーン、ガラスバルーンが挙げられる。発泡粒としては、例えば、パーミュライト、バーミキュライトが挙げられる。これらの耐火性軽量骨材は、CA6断熱性材料よりも嵩比重及び熱伝導率が低い。
断熱性軽量骨材以外の断熱性材料、及び断熱性の結合剤は、表面層22と同様の材料であればよい。
断熱性軽量骨材の軽量キャスタブル全体に占める割合、すなわち背面層用耐火物の総質量に対する断熱性軽量骨材の質量%は、50〜80質量%となる。断熱性軽量骨材の含有率が50質量%未満となると、嵩比重が重くなるため、断熱性能が低下する。また、断熱性軽量骨材の含有量が80質量%を超えると、結合剤(例えば、アルミナセメント)の添加量が制限されるため、背面層23の強度が低下する。
軽量キャスタブルは、上述した構成を有するので、例えば後述する実施例1では、熱伝導率が0.14(W/mK)となり、嵩比重が0.44と非常に小さな値となっている。なお、比熱(熱容量)も0.1(kcal/kg℃)と非常に小さくなる。また、いずれの値もCA6断熱性材料よりも低い。すなわち、軽量キャスタブルの断熱性はCA6キャスタブルよりも高い。ただし、耐熱温度は1100℃とCA6キャスタブルよりも低くなっている。
断熱シート、断熱ボード、CFは、上述した条件を満たすもの、すなわち表面層22よりも断熱性が低いものであれば、どのようなものであってもよい。例えば、断熱シートとしては、微細多孔性断熱材(黒崎播磨(株) 商品名:Porex therm WDS:以下、WDSと記す)が挙げられる。WDSの嵩比重は0.23前後であり、熱伝導率は0.05前後である。断熱シートの他の例としては、マイクロサーム(マイクロサーム社)が挙げられる。
また、断熱ボードとしては、珪酸カルシウム質の断熱ボード、具体的には、スーパーボード(イソライト工業)が挙げられる。この断熱ボードの嵩比重は0.12前後であり、熱伝導率は0.23前後である。断熱ボードの他の例としては、シリカボード等が挙げられる。
また、CFとしては、セラミックファイバブランケット、具体的には、SCブランケット1400(新日本サーマルセラミックス)が挙げられる。このセラミックファイバブランケットの嵩比重は0.13であり、熱伝導率は0.12前後である。なお、CFは、1600℃耐用、1400℃耐用、1200℃耐用の3種に大きく分類でき、いずれも本実施形態に好適に使用可能である。メーカーはイソライト、三菱樹脂、新日本サーマル等が挙げられる。
いずれの材料も、断熱性がCA6キャスタブルよりも高いが、耐熱温度がCA6キャスタブルよりも低くなっている(なお、断熱シート、断熱ボード、CFの耐熱温度はいずれも1000℃程度である)。また、これらの材料は溶鋼100と反応し、低融点物または反応層を形成する。また、これらの材料は、溶鋼100に接触すると大きく収縮する。このため、これらの材料を表面層22とすることは容易ではない。しかし、これらの材料は断熱性に優れる。
そこで、本発明者は、表面層22に耐熱温度の高いCA6キャスタブルを用い、背面層23に軽量キャスタブル等を用いることとした。これにより、軽量キャスタブル等の高い断熱性を生かしつつ、軽量キャスタブル等のデメリットを抑制することができる。
すなわち、本実施形態では、表面層22にCA6キャスタブルを用い、背面層23に軽量キャスタブル等を用いるので、天蓋2の断熱性を高めることができる。さらに、CA6キャスタブルの断熱性は非常に高いので、表面層22を薄くしても背面層23の温度上昇を抑えることができる。したがって、背面層23を厚くすることができるので、天蓋2の断熱性がさらに向上する。すなわち、表面層22は、背面層23の温度が背面層23の耐熱温度以下となる範囲でなるべく薄いことが好ましい。また、背面層23を厚くすることで、天蓋2の断熱性を確保しつつ、天蓋2の製造コストを抑えることができる。すなわち、背面層23の主要な成分は例えばSiO質等であるが、これらの材料はCA6断熱性材料に比べてはるかに安い。したがって、天蓋2の耐火物としてSiO質等を含む背面層23をなるべく多く使用することで、天蓋2の製造コストを抑えることができる。
なお、従来においても、天蓋を表面層及び背面層の2層構造とし、背面層に軽量キャスタブル等を用いることは提案されていた。しかし、表面層の断熱性が十分でなかったので、背面層の温度を背面層の耐熱温度以下とするために、表面層を厚くせざるをえなかった。このため、背面層の厚さが小さくなるので、天蓋全体の断熱性も低くなっていた。これに対し、本実施形態では、背面層23を厚くすることができるので、天蓋2の断熱性も大きく向上する。
背面層23は、多層構造であってもよい。例えば、背面層23は、軽量キャスタブル及び断熱シート等を重ね合わせたものであってもよい。
以下、本実施形態を実施例により、更に詳細に説明する。
(実施例1〜3、比較例1〜2)
(天蓋の準備)
表1に示す構成の天蓋2を用意した。すなわち、実施例1では、CA6キャスタブル(黒崎播磨EXEL-308S)からなる表面層22を用いて天蓋2のライニング層を形成した。実施例2では、実施例1の表面層22と軽量キャスタブル(DW100BT、黒崎播磨社製)からなる背面層23とを用いてライニング層を形成した。実施例3では、実施例2の背面層を2層構造とし、第1層(作業領域30に近い側の層)を軽量キャスタブルで構成し、第2層を断熱シート(WDS)で構成した。CA6キャスタブル及び軽量キャスタブルの組成を表2、3に示した。
Figure 0005983270
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また、比較例1では、アルマグキャスタブル(CA80−MMX、黒崎播磨)からなる表面層22を用いて天蓋2のライニング層を形成した。比較例2では、比較例1の表面層22と軽量キャスタブル(DW100BT、黒崎播磨社製)からなる背面層23とを用いてライニング層を形成した。
(二次精錬)
天蓋の構成を表1の構成とし、RH真空脱ガス槽1を用いて溶鋼100の二次精錬を行った。操業条件は以下のとおりである。
(1)溶鋼温度:1700℃
(2)溶鋼の種類(鋼種):SULC鋼
(2)チャージ数:2000
(3)1チャージ当りの溶鋼量:150ton
(4)二次精錬の内容:ランス7から脱炭用酸素を10〜30m(標準状態)/分の流速で処理領域30内に吹き込んだ。すなわち、本実施例及び比較例では、脱炭用酸素の流速を10〜30m(標準状態)/分の範囲内で変更しながら、脱炭用酸素を処理領域30内に吹き込んだ。吹き込み時間は30分とした。また、吹き込み終了後に脱酸剤として金属アルミニウムを60kg投入した。
(温度測定)
操業中に天蓋2の各部分の温度を測定した。さらに、鉄皮表面(外気に対向する面)の温度に基づいて、放射熱量を算出した。なお、測定時の処理領域30(炉内雰囲気)の温度は1400℃、外気(大気)は40℃であった。測定結果及び算出結果を表4に示す。
Figure 0005983270
なお、温度測定は、各層内に温度センサを設置することで行われた。また、平均温度は、層内に複数個の温度センサを設置し、これらの測定値を算術平均することで測定された。
(地金厚さ)
操業後に地金の厚さ(最も厚い部分の厚さ)を測定した。測定結果を表5に示す。
Figure 0005983270
(地金取り作業)
また、操業後、地金取り作業を行った。実施例1〜3では、天蓋2をRH真空脱ガス槽1から取り外す際に、天蓋2を地金から容易に引き剥がすことができた。また、地金は比較例1、2よりも薄かったので、地金をRH真空脱ガス槽1から容易に取り外すことができた。一方、比較例1、2では、地金が天蓋2に強固に結合しており、天蓋2をRH真空脱ガス槽1から取り外す際に、天蓋2から地金を引き剥がすのに非常に手間がかかった。さらに、地金は実施例1〜3よりも厚かったので、地金をRH真空脱ガス槽1から取り外すのに非常に手間がかかった。
(評価)
実施例1〜3、及び比較例1、2を比較すると、比較例1、2の天蓋2の断熱性は実施例1〜3よりも低い。さらに、比較例1、2は実施例1〜3に比べて放射熱量が非常に大きい。そして、比較例1、2における地金の厚さも実施例1〜3よりも大きくなっている。したがって、比較例1、2では、天蓋2が溶鋼100から大量の熱量を奪い、外部に放出した結果、天蓋2に大量の地金が付着したものと推察される。さらに、実施例1〜3では、天蓋2を地金から容易に引き剥がすことができたのに対し、比較例1、2では、天蓋2に地金が強固に結合していたので、天蓋2を地金から引き剥がすのに非常に手間がかかった。したがって、比較例1、2では、地金と天蓋2の耐火物(表面層22の耐火物)とが反応層を形成していたものと推察される。また、実施例1〜3では、炉内雰囲気の温度の低下がほとんど見受けられなかったのに対し、比較例1、2では炉内雰囲気の温度低下が見受けられた。実施例1〜3では、天蓋2の断熱性が非常に高いためであると考えられる。したがって、実施例1〜3では、副次的な効果として、炉内雰囲気の保温効果も見込まれる。
さらに、実施例2と比較例2とを比較すると、比較例2では背面層23が薄いが、実施例2では背面層23が厚くなっている。比較例2では、表面層22の断熱性が充分でないので、背面層23の温度を背面層23の耐熱温度(1000℃程度)以下とするために、表面層22を厚くする必要がある。一方、実施例2では、表面層22の断熱性が非常に高いので、表面層22が薄くても背面層23の温度を背面層23の耐熱温度以下とすることができる。したがって、実施例2は、比較例2よりも断熱性が高く、結果として、地金の付着量も小さい。
さらに、実施例1〜3同士を比較すると、実施例3が最も断熱性が高く、地金の付着量も小さい。実施例3では、表面層22の背面に背面層23が配置され、かつ、背面層23が多層構造となっているからである。実施例1〜3、比較例1、2により、表面層22が要件(1)〜(3)を満たした場合に、天蓋2への地金の付着量が低減されることが立証された。
(実施例4〜6)
実施例4〜6では、CA6キャスタブルにおけるCA6断熱性材料の含有率を35、45、85質量%に振って、実施例2と同様の処理を行った。実施例4〜6における具体的な含有率を表6〜8に示す。
Figure 0005983270
Figure 0005983270
Figure 0005983270
(評価)
実施例4では、比較例1、2と同様に、天蓋2の耐火物と地金とが強固に結合していた。したがって、実施例4では、耐火物が耐FeO性に劣り、地金と反応層を形成してしまったと推察される。
実施例5では、実施例2と同様の効果が得られた。実施例6では、表面層22の施工時、具体的には型枠内で固化した表面層22を型枠から外す際に、表面層22が損傷した。結合材であるアルミナセメント量が少ないためであると推察される。実施例4〜6により、CA6断熱性材料の含有率は40〜80質量%であることが立証された。
以上により、本実施形態によれば、表面層22は、CA6断熱性材料を含む表面層用耐火物(CA6キャスタブル)を有し、CA6断熱性材料の表面層用耐火物に占める割合が40〜80質量%となっている。これにより、天蓋2が要件(1)〜(3)を満たすので、天蓋への地金付着が抑制される。さらに、天蓋2の強度も向上する。
さらに、天蓋2は、断熱性が表面層22よりも高い背面層23を有するので、天蓋への地金付着がさらに抑制される。
さらに、背面層23は、嵩比重及び熱伝導率のうち少なくとも一方が表面層22よりも低いので、天蓋への地金付着がさらに抑制される。
さらに、背面層23は、断熱性軽量骨材を含む背面層用耐火物を有し、断熱性軽量骨材の背面層用耐火物に占める割合が50〜80質量%である。これにより、背面層23の断熱性がより向上し、ひいては、天蓋への地金付着がさらに抑制される。さらに、背面層23の強度も向上する。
さらに、背面層23は多層構造となっていてもよく、この場合、背面層23の断熱性がより向上する。
さらに、表面層22の厚さは、表面層22及び背面層23の総厚さの1/3以上となるので、表面層22がより強固に天蓋2に固定される。
さらに、表面層22の厚さは50mm以上となるので、表面層22がより強固に天蓋2に固定される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、RH真空脱ガス槽に本実施形態に係る天蓋を適用したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、溶鋼のスプラッシュが想定される槽であれば、どのような槽にも本実施形態に係る天蓋を適用可能である。
1 RH真空脱ガス槽
2 天蓋
21 鉄皮
22 表面層
23 背面層
24 スタッド
3 真空槽
5 排気ダクト
6 合金用シュート
7 ランス
8 浸漬管
9 取鍋
100 溶鋼
110 地金

Claims (6)

  1. 多孔質のCaO・6Alを含む耐火物を有し、前記多孔質のCaO・6Alの前記耐火物に占める割合が40〜80質量%である表面層を有することを特徴とする、真空脱ガス槽用天蓋。
  2. 前記表面層の背面に設けられ、嵩比重及び熱伝導率のうち少なくとも一方が前記表面層よりも低い背面層を備えることを特徴とする、請求項記載の真空脱ガス槽用天蓋。
  3. 前記背面層は、断熱性軽量骨材を含む背面層用耐火物を有し、前記断熱性軽量骨材の前記背面層用耐火物に占める割合が50〜80質量%であることを特徴とする、請求項2記載の真空脱ガス槽用天蓋。
  4. 前記背面層は、多層構造となっていることを特徴とする、請求項2または3に記載の真空脱ガス槽用天蓋。
  5. 前記表面層の厚さは、前記表面層及び前記背面層の総厚さの1/3以上となることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の真空脱ガス槽用天蓋。
  6. 前記表面層の厚さは50mm以上となることを特徴とする、請求項5記載の真空脱ガス槽用天蓋。
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