JP5982664B2 - 発泡性ブリケット製剤 - Google Patents

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Description

本発明は発泡性ブリケット製剤に関し、さらに詳細には、粒子径が大きく、使用性および発泡持続性に優れるとともに、製造時にバリ、欠けの発生やロールへの付着等が少ないため、粒子形状が均一で外観に優れ、安定的に生産することが可能な発泡性ブリケット製剤に関する。
従来より、有機酸と炭酸塩との反応により炭酸ガスを発生させるブリケット製剤が入浴剤や洗浄剤として利用されている。ブリケット製剤は、ブリケッティングマシンにより、同速で互いに反対方向に回転する2本のロール間で原料粉体を圧縮し成型して製造される。このロールの表面には、ブリケットの母型であるポケットが刻まれており、そのポケットの形状や大きさによって、種々の形状や大きさのブリケットが製造されるが、まず、複数のブリケット粒子が連結部を介してシート状に成形されたシート状一次成形体として得られ、次いでこのシート状一次成形体を解砕することにより、個々のブリケット粒子が分離される。このため、ブリケット製剤では、粒子形状の欠けやバリが生じやすい。また、圧縮成形時にロールのポケットに粉体の付着や詰まりなどが発生しやすく、その度にロールの洗浄や清掃が必要となって生産効率を低下させていた。このような問題を解決するために、特定の有機酸と一定量の香料を添加したブリケット製剤が開示されており、この技術によれば、直径3〜8mm、厚さ2.5〜8mm程度の大きさのブリケット製剤に対しては、成形性や生産性を向上することができる(特許文献1)。
一方、ブリケット製剤のサイズを大きくすることにより、炭酸ガスの発泡持続性を高めることができるが、サイズを大きくすると、解砕時のバリ取り作業の際に粒子本体に欠けが生じやすくなり、また、圧縮成形時にロールのポケットへの粉体の付着やポケットからの漏れ(リーク)が発生しやすい傾向にあるため、上記技術によっても、このようなサイズの大きいブリケット製剤を安定的に生産することは困難であった。
このような粒子径の大きいブリケット製剤として、有機酸としてクエン酸を30〜50%程度配合した直径約15〜25mm、厚さ約10mmのものも開示されているが(特許文献2)、この処方では、圧縮成形時にロールのポケットへの粉体の付着や詰まりが生じるため生産効率が著しく低くなり、また得られたブリケット粒子も欠けが多く、外観に劣るものであった。また、有機酸として、比較的成形性が良好であるフマル酸やコハク酸を多く配合することも考えられるが、フマル酸は浴湯に投入した際に不溶解物が発生しやすく、コハク酸は使用者がむせてしまう問題があり、成形性と使用性を両立させることは困難であった。
特許第4100964号公報 特開2001−139454号公報
したがって、粒子のサイズが大きく、発泡の持続性や使用性に優れるとともに、形状が均一で見栄えがよく、安定的に生産可能な発泡性ブリケット製剤が望まれており、本発明はそのような発泡性ブリケット製剤を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の3種類の有機酸を併用し、これを炭酸塩、油剤および非イオン性界面活性剤と特定の配合量で組み合わせることにより、粒子のサイズを大きくしても、製造過程においては、圧縮成型時にロール付着やリークなどが生じ難く、また解砕時にもバリ等の発生が抑制され、さらに、使用の際に不溶解物の生成やむせるなどの問題も生じることなく、使用性および発泡の持続性に優れるブリケット製剤が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、
次の成分(A)ないし(D);
(A)有機酸 30〜65質量%
(B)炭酸塩 30〜65質量%
(C)油剤 0.5〜5質量%
(D)非イオン界面活性剤 0.05〜2.0質量%
を含有する発泡性ブリケット製剤であって、成分(A)有機酸として、リンゴ酸、コハク酸およびフマル酸を含有し、長径が15〜25mmかつ厚さが8〜13mmであることを特徴とする発泡性ブリケット製剤である。
本発明の発泡性ブリケット製剤は、粒子のサイズが大きいにも関わらず、圧縮成型時にロール付着やリークが生じ難く、また解砕時にもバリや欠けの発生が少ないため、生産効率が高く、形状が均一で優れた外観を有するものである。また、入浴剤として使用した場合、浴湯中で発泡が長時間持続するため、発泡による皮膚への適度な刺激が持続的に与えられ、また溶存炭酸ガス濃度が高くなるため、優れた温浴効果が得られ、さらに、不溶解物が生成したり、使用者がむせることもなく、使用性にも優れるものである。
本発明の発泡性ブリケット製剤には、成分(A)有機酸として、リンゴ酸、コハク酸およびフマル酸の3種類を併用する。
成分(A)の含有量は、発泡性ブリケット製剤中30〜65質量%(以下、単に「%」で示す)であり、好ましくは40〜50%である。成分(A)の含有量が30%未満であると発泡力が弱くなるため、炭酸ガス濃度も低くなり温浴効果も低下する場合があり、65%より多いと保存安定性の確保が困難になる場合がある。また、リンゴ酸、コハク酸、フマル酸のそれぞれの配合量は、10〜25%が好ましく、さらに10〜20%が好ましい。このような範囲であると、製造過程においては、圧縮成型時にロール付着やリークなどが生じ難く、また解砕時にもバリ等の発生が抑制され、さらに、使用の際に不溶解物の生成やむせるなどの問題も生じないために好ましい。なお、上記3種類の有機酸の他にも、本発明の効果を損ねない範囲において、クエン酸、酒石酸、マロン酸、ピロリドンカルボン酸、クエン酸一ナトリウム、コハク酸一ナトリウム、フマル酸一ナトリウム、アジピン酸、酒石酸、安息香酸、サリチル酸、グルタル酸、グリコール酸、乳酸、グリセリン酸、ピルビン酸などの有機酸を配合してもよい。
また本発明の発泡性ブリケット製剤には、成分(B)の炭酸塩を配合する。この炭酸塩としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸マグネシウム、炭酸アンモニウム、炭酸カルシウム等が挙げられ、これらの1種または2種以上が用いられる。これらの中でも、入手の容易さ等の観点から、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等が好適に用いられる。
成分(B)の炭酸塩の含有量は、発泡性ブリケット製剤中30〜65%であり、好ましくは40〜50%である。成分(B)の含有量が30%未満であると、発泡力が弱くなるため、炭酸ガス濃度も低くなり温浴効果も低下する場合があり、一方65%よりも高いと保存安定性の確保が困難になる場合がある。
本発明の発泡性ブリケット製剤には、さらに必須成分として成分(C)の油剤を配合する。この油剤としては、特に限定されるものではなく、例えば、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン、スクワレン、ブリスタン等の炭化水素類;パルミチン酸オクチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オクタン酸セチル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、オレイン酸デシル、ステアリン酸イソセチル、イソノナン酸イソトリデシル等の脂肪酸エステル;ラウリルアルコール、オレイルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、コレステロール、ヘキシルドデカノール等の高級アルコール;レモン油、ゆず油、ばら油、ベルガモット油、ショウブ油、ラベンダー油、オレンジ油、グレープフルーツ油、マンダリン油、ゼラニウム油、セージ油、ユーカリ油、ネロリ油、パチュリ油、クローブ油、ナツメグ油、セダーウッド油、ペパーミント油、スペアミント油、ジュニパベリー油、アルモアーズ油、カモミール油、エレミ油、ベチバー油、ショウノウ油、ライム油、ハッカ油、ジャスミン油、ヒノキ油、テレビン油、ヒバ油、ラバンジン油、クローブ油、タイム油、ローズマリー油、パイン油、などの天然香料;α−ピネン、β−ピネン、d−リモネン、カンフェン、テルピネン、などのテルペン系香料;青葉アルコール、サンダロール、エバノール、アンブリノール、アンバーコア、シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、リナロール、テトラヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、エチルリナロール、イソプレゴール、メントール、テルピネオール、ジヒドロテルピネオール、ファルネソール、サンタロール、ベチベロール、β−フェニルエチルアルコール、バクダノール、などのアルコール系香料;等のアルコール系香料アルデヒドC−8、アルデヒドC−9、アルデヒドC−10、アルデヒドC−11、アルデヒドC−12、青葉アルデヒド、シトロネラール、シトラール、α−メチレンシトロネラール、イソシクロシトラール、ジメチルテトラヒドロベンズアルデヒド、ベンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、バニリン、エチルバニリン、ヘリオトロピン、ヘリオナール、cis−ジャスモン、ジヒドロジャスモン、ネクタリル、ダマスコン、ヨノン、イソ・イー・スーパー、カロン、l−カルボン、メントン、などのアルデヒド・ケトン系香料等の合成香料;前記天然香料および合成香料を任意に組み合わせた調合香料;大豆油、ホホバ油、米ぬか油、オリーブ油、ヤシ油、シア脂等の天然油脂、これらの天然油脂を水素添加して得られる硬化油及びミリスチン酸グリセリド等のグリセリド類;メチルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、各種変性シリコーン等のシリコーン油類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸類などが例示でき、これらの1種または2種以上を混合して用いることができる。
これらの中でも、脂肪酸エステルや天然油脂が好ましく用いられ、特に、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ホホバ油等は、入浴中の肌感触に優れることから好適に用いられる。また、上記天然香料、合成香料、調合香料などの香料を用いることにより発泡時に香り立ちが付与されるために香料を配合することが好ましい。
成分(C)の含有量は、発泡性ブリケット製剤中、0.5〜5%であり、好ましくは1〜3%である。含有量が0.5%未満であると十分な安定性が得られなかったり、入浴中の使用感が良くない場合があり、5%よりも多いとブリケットの強度不足により生産性が低下する場合がある。
またさらに、本発明の発泡性ブリケット製剤には、成分(D)非イオン界面活性剤を用いる。非イオン界面活性剤としては特に限定されるものではないが、例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、テトラステアリン酸ポリオキシエチレンソルビット、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビット等のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル;モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレンヒマシ油;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;ポリオキシエチレンアルキルアミン;自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、ミリスチン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いることができる。これらの中でも、溶解時に成分(C)油剤を十分に自己乳化させ得ることから、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等が好適に用いられる。
成分(D)の含有量は、発泡性ブリケット製剤中0.05〜2.0%であり、好ましくは0.1〜1%である。含有量が0.05%未満であると油剤の自己乳化が十分でない場合があり、2.0%よりも多いと使用時に湯または水面上で泡立ちが生じ使用感に劣る場合がある。
本発明の発泡性ブリケット製剤には、上記必須成分(A)〜(D)に加え、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で更に任意成分を配合することができる。この任意成分としては、無機塩、生薬類、滑沢剤、水溶性高分子、保湿剤等が挙げられる。
無機塩としては、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム、塩化アンモニウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸カルシウム、ポリリン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、硫酸鉄リン酸ナトリウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、硫酸アルミニウム、チオ硫酸ナトリウム、塩化カリウム、硫化カリウム、ミョウバン、メタケイ酸、無水ケイ酸等が挙げられる。無機塩の含有量は、発泡性ブリケット製剤中1〜10%程度が好ましい。
生薬類としては、ショウキョウ、センキュウ、トウキ、ニンジン、ハッカ、オウゴン、チンピ、カミツレ、シャクヤク、トウガラシ、オウバク等が挙げられる。
また、滑沢剤としては、ポリエチレングリコール、タルク、ステアリン酸マグネシウム等が挙げられる。水溶性高分子としては、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デキストリン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、スターチ、カチオン化セルロース等が挙げられ、保湿剤としては、グルタミン酸ナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム、コラーゲン、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム等が例示される。
本発明の発泡性ブリケット製剤の製造にあたっては、まず、上記必須成分(A)ないし(D)と、必要に応じて添加される任意成分とをヘンシェルミキサー、ハイスピードミキサー、万能混合機、SVミキサー、バーチカルグラニュレーター、リボコーンミキサー等を用いて、混合、粉砕して調合バルクを調製する。次いで、この調合バルクをブリケッティングマシンに供給し、圧縮成型することにより、複数のブリケット粒子が連結部を介してシート状に成形されたシート状一次成形体が得られ、さらにこれを解砕することにより本発明の発泡性ブリケット製剤が得られる。
上記調合バルクは、圧縮度が10〜25%であることが好ましく、12〜22%がより好ましく、特に14〜19%であることが好ましい。この範囲であると、解砕時に粒子にバリや欠けが無く外観に優れたものとなり、また圧縮成型時のロール付着やリークを抑制し、生産効率を向上することができる。なお、本発明において調合バルクの圧縮度とは、実施例に記載の測定方法によって求められる値を意味する。調合バルクの圧縮度は、ヘンシェルミキサー等により混合、粉砕する調合時間を適宜設定することによって上記範囲に調整することができる。圧縮度が10%未満であると成形時の生産性の向上が認められない場合があり、25%以上であると成型時の生産性が悪くなるとともに、油性成分がブリケット製剤にしみだし外観が悪くなる場合がある。
上記調合バルクはブリケッティングマシンに供給されるが、その際に、ロール間のクリアランスの大きさやフィードスクリューの押圧力などを調整して、ロール間の線圧を10〜25kN/cmとすることが好ましく、13〜23kN/cmの範囲がより好ましく、特に15〜20kN/cmとすることが好ましい。この範囲であると、解砕時に粒子にバリや欠けが無く外観に優れたものとなり、また圧縮成型時のロール付着やリークを抑制し、生産効率を向上することができる。
本発明の発泡性ブリケット製剤は、ピロー状、レンズ状、アーモンド状、プリズム状、棒状、フィンガー状などの形状に成型されるが、その長径が15〜25mm、厚さが8〜13mmのものであり、好ましくは、長径が18〜23mm、厚さが9〜11mmである。ここで、ブリケット製剤の長径とは、シート状一次成形体の水平方向における、ブリケット粒子の長さの最大値を意味し、ブリケットの厚さとは、シート状一次成形体の垂直方向におけるブリケット粒子の長さの最大値を意味する。このような大きさとすることにより、発泡が長時間持続し、溶存炭酸ガスの量を高めることができるため、入浴剤として利用する場合には、非常に優れた温浴効果が得られる。上記形状のうち、ピロー状、アーモンド状等が成型性の観点から好ましい。
また、得られた発泡性ブリケット製剤は、製造直後の圧壊強度が70N以上であることが好ましく、80N以上であることがより好ましい。この範囲であると、解砕時のバリ取り作業において「欠け」の発生を抑え外観が良く、更には生産効率が良くなるため好適である。本発明において、圧壊強度は実施例に記載の測定方法によって求められる値である。
本発明の発泡性ブリケット製剤は、入浴剤、芳香剤、洗浄剤、育毛剤、柔軟剤、医薬品、家畜用飼料、健康食品、食品、肥料等として使用することができる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳述するが、本発明はこれらによりなんら制限されるものではない。
実施例1〜8および比較例1〜6
発泡性ブリケット製剤の調製:
下記表1(実施例)および表2(比較例)に示す組成および製法により長径20mm、厚さ9.4mmの発泡性ブリケット製剤を調製した。各発泡性ブリケット製剤について、下記評価方法により外観、生産性、発泡時のムセ、溶解性について評価した。その結果を併せて表1および2に示す。また実施例1について調合バルクの圧縮度および製造直後の製剤の圧縮強度を下記測定方法によって求め、さらに、圧縮成型時のロール間の線圧について測定したところ、圧縮度は17%、線圧は17kN/cm、圧壊強度は80Nであった。
Figure 0005982664
Figure 0005982664
(製造方法)
上記の表1および2に示す配合処方合計20kgをリボコーンミキサーにて均一になるまで混合しバルクを調合した後、長径20mm、深さ3.5mmのラウンドコーナーピロー状のポケットを持つロールでブリケット製剤を成型し、その後、振動ふるいにより解砕し発泡性ブリケット製剤を得た。
(外観)
男女20人のモニターを用い、アンケート形式で外観を評価してその結果を集計し、下記判定基準をもって評価した。
[外観に関するアンケート]
外観が非常にきれい…5点
外観がきれい …4点
気にならない程度 …3点
少し見栄えが悪い …2点
見栄えが非常に悪い…1点
[評価基準]
平均点5 〜4.5…◎
平均点4.5〜3.5…○
平均点3.5〜2.5…△
平均点2.5〜1.5…×
平均点1.5〜1 …××
(生産性)
上記表1および2に示す配合処方により連続的に生産した場合、ロールポケットへのバルクの付着・詰まり具合・リーク状況を目視にて確認し、下記基準により評価した。
[評価基準]
ポケットへの付着・詰まりが全く見られず、リークもかなり少量である …◎
ポケットへの付着・詰まりは見られないが、ややリークが発生する …○
バルクの供給と共に徐々にポケットへの詰まりが生じたか、リークがやや多い…△
バルクを供給したと同時にポケットへの詰まりが生じたか、リークが多い …×
(発泡時のムセ)
男女20人のモニターを用い、アンケート形式で発泡時のムセを評価してその結果を集計し、下記判定基準をもって評価した。
[使用時のムセに関するアンケート]
全くムセない …5点
気にならない程度 …4点
気になるがムセない …3点
ややムセる …2点
非常にムセる …1点
[評価基準]
平均点5 〜4.5…◎
平均点4.5〜3.5…○
平均点3.5〜2.5…△
平均点2.5〜1.5…×
平均点1.5〜1 …××
(圧縮度)
パウダーテスター(ホソカワミクロン社製)本体振動台部分に付属のロートをはめ込み、かさ密度測定用カップ(100cc)を載せたテーブルをロートの下に設置し、付属スコップを用いて調合バルクをロート上部から静かに入れ、山盛りに充填した。次いで、調合バルク表面を付属のブレードですり切り、上皿天秤で秤量し、次式によりゆるめかさ密度を測定した。
ゆるめかさ密度調合バルクの質量(g)÷100=ゆるめかさ密度(g/cc)
次に、以下のようにしてかためかさ密度を測定した。
ゆるめかさ密度を計量したカップに付属のキャップカバーをかぶせ、ゆるめかさ密度の測定と同様に調合バルクをロート上部から静かに入れ、一定量充填した。次いで、カップを機械的にタップし、質量変化がほとんど認められなくなるまでタッピングした。その後、キャップカバーを静かに外し、ゆるめかさ密度測定と同様にブレードですり切り、上皿天秤で秤量し、次式によりかためかさ密度を測定した。
かためかさ密度調合バルクの質量(g)÷100=かためかさ密度(g/cc)
上記調合バルクのかためかさ密度およびゆるめかさ密度から、次式により圧縮度を求めた。
圧縮度=(かためかさ密度−ゆるめかさ密度)/かためかさ密度×100
(圧壊強度)
木屋式硬度計を使用し、発泡性ブリケット製剤を台に乗せ、ポケット合わせ面より垂直方向から先端φ5mm棒を発泡性ブリケット製剤に押し当てながら下降させ、発泡性ブリケット製剤が破損した時の荷重値を測定した。
(溶解性)
男女20人のモニターを用い、アンケート形式で40℃の湯に対する溶解性を評価してその結果を集計し、下記判定基準をもって評価した。
[溶解性に関するアンケート]
カスや浮泡は全く気にならない …5点
カスや浮泡はあまり気にならない …4点
カスや浮泡はやや気になるが問題ない …3点
カスや浮泡がやや気になる …2点
カスや浮泡が非常にきになる …1点
[評価基準]
平均点5 〜4.5…◎
平均点4.5〜3.5…○
平均点3.5〜2.5…△
平均点2.5〜1.5…×
平均点1.5〜1 …××
表1および2の結果より、本発明の発泡性ブリケット製剤を用いれば、粒子のサイズを大きくしても、製造過程においては、圧縮成型時にロール付着やリークなどが生じ難く、また解砕時にもバリ等の発生が抑制され、生産効率が高く、さらに、使用の際に不溶解物の生成やむせるなどの問題も生じることなく、使用性および溶解性に優れるブリケット製剤が得られる。
本発明の発泡性ブリケット製剤は、粒子のサイズが大きく、発泡が長時間持続し、また安定生産が可能で外観にも優れるものであるため、入浴剤や洗浄剤等として好適に利用できるものである。

Claims (5)

  1. 次の成分(A)ないし(D);
    (A)有機酸 30〜65質量%
    (B)炭酸塩 30〜65質量%
    (C)油剤 〜5質量%
    (D)非イオン界面活性剤 0.05〜2.0質量%
    を含有する発泡性ブリケット製剤であって、成分(A)有機酸として、リンゴ酸、コハク酸およびフマル酸を含有し、長径が15〜25mmかつ厚さが8〜13mmであることを特徴とする発泡性ブリケット製剤。
  2. 成分(C)油剤が、脂肪酸エステル、香料、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、グリセリドおよびシリコーン油よりなる群から選ばれた1種または2種以上である請求項1記載の発泡性ブリケット製剤。
  3. 成分(D)非イオン界面活性剤が、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルおよびポリエチレングリコール脂肪酸エステルよりなる群から選ばれたものである請求項1または2記載の発泡性ブリケット製剤。
  4. リンゴ酸、コハク酸およびフマル酸の配合量がそれぞれ10〜25質量%である請求項1〜3のいずれかの項記載の発泡性ブリケット製剤。
  5. 入浴剤である請求項1〜4のいずれかの項に記載の発泡性ブリケット製剤。
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