JP5982535B1 - 工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】配管や電気配線等のライン体に過度な負荷が作用することを防止しつつ、ライン体をコンパクトに配索することが可能な工作機械、を提供する。【解決手段】横型マシニングセンタは、直交3軸の制御が可能な工作機械である。横型マシニングセンタは、平板部材47と、直交3軸のうちの1軸が制御された場合にY軸方向に直線移動するテーブル26と、平板部材47およびテーブル26の間で配索される配管・配線61と、平板部材47およびテーブル26の少なくともいずれか一方に設けられ、配管・配線61が取り付けられる取り付け板51とを備える。取り付け板51は、配管・配線61の軸線方向がY軸方向に対して斜め方向となるように配管・配線61を支持する支持部52を有する。【選択図】図2

Description

この発明は、一般的には、工作機械に関し、より特定的には、直交3軸の制御が可能な工作機械に関する。
従来の工作機械に関して、たとえば、特開2005−34921号公報には、コラム固定構造を採用しながら、電気配線、およびクーラント等の配管をコラムの支持剛性を損なうことなくコンパクトに配置し、さらに配索構造を簡素にすることを目的とした、工作機械の配索構造が開示されている(特許文献1)。
特許文献1に開示された工作機械の配索構造では、ベッド上にZ軸方向に移動可能に配設されるテーブルと、ベッド上に立設されたコラムの前面に、X軸方向に移動可能に配設されるコラムと、サドルの前面にY軸方向に移動可能に配設される主軸頭とを備える工作機械において、コラム側に配置された配線供給部と、主軸頭とが、主軸側電気配線用フレキシブルチューブにより接続されている。
特開2005−34921号公報
工作機械において、各種の配管や電気配線など(以下、「ライン体」という)が工作機械の構造体および移動体の間で配索される構造が採用されている。このような工作機械においては、移動体の移動量を考慮するため、ライン体の長さにある程度の余裕を持たせてライン体が構造体および移動体に取り付けられる。
しかしながら、ライン体の取り付け方法によっては、局所的な折れ曲がりに起因してライン体に過度な負荷が作用したり、ライン体の可動範囲が広がって、ライン体をコンパクトに配索することができなくなる場合がある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、配管や電気配線等のライン体に過度な負荷が作用することを防止しつつ、ライン体をコンパクトに配索することが可能な工作機械を提供することである。
この発明の1つの局面に従った工作機械は、直交3軸の制御が可能な工作機械である。工作機械は、構造体と、直交3軸のうちの1軸が制御された場合に所定方向に直線移動する移動体と、構造体および移動体の間で配索されるライン体と、構造体および移動体の少なくともいずれか一方に設けられ、ライン体が取り付けられるライン体取り付け部とを備える。ライン体取り付け部は、ライン体の軸線方向が所定方向に対して斜め方向となるようにライン体を支持する支持部を有する。所定方向は、鉛直方向である。ライン体取り付け部として、構造体および移動体にそれぞれ設けられ、水平方向において距離を隔てて配置される第1ライン体取り付け部および第2ライン体取り付け部が設けられる。第1ライン体取り付け部は、支持部として、ライン体が、第1ライン体取り付け部から斜め下方向に延びるとともに、水平方向において第2ライン体取り付け部に近づく形態により、ライン体を支持する第1支持部を有し、第2ライン体取り付け部は、支持部として、ライン体が、第2ライン体取り付け部から斜め下方向に延びるとともに、水平方向において第1ライン体取り付け部に近づく形態により、ライン体を支持する第2支持部を有する。ライン体は、第1支持部および第2支持部の間で垂れ下がっている。
この発明の別の局面に従った工作機械は、直交3軸の制御が可能な工作機械である。工作機械は、構造体と、直交3軸のうちの1軸が制御された場合に所定方向に直線移動する移動体と、構造体および移動体の間で配索されるライン体と、構造体および移動体の少なくともいずれか一方に設けられ、ライン体が取り付けられるライン体取り付け部とを備える。ライン体取り付け部は、ライン体の軸線方向が所定方向に対して斜め方向となるようにライン体を支持する支持部を有する。
このように構成された工作機械によれば、支持部によりライン体の軸線方向が所定方向に対して斜め方向となるようにライン体を支持することによって、ライン体に過度な負荷が作用することを防止しつつ、ライン体をコンパクトに配索することができる。
また好ましくは、上記所定方向は、鉛直方向である。ライン体取り付け部として、構造体および移動体にそれぞれ設けられ、水平方向において距離を隔てて配置される第1ライン体取り付け部および第2ライン体取り付け部が設けられる。第1ライン体取り付け部は、支持部として、ライン体が第2ライン体取り付け部に向けて斜め下方向に垂れ下がって延びるように、ライン体を支持する第1支持部を有する。第2ライン体取り付け部は、支持部として、ライン体が第1ライン体取り付け部に向けて斜め下方向に垂れ下がって延びるように、ライン体を支持する第2支持部を有する。
このように構成された工作機械によれば、ライン体に過度な負荷が作用することを防止しつつ、移動体の直線移動に伴うライン体の垂れ下がり範囲を小さくすることができる。
また好ましくは、ライン体は、油または空気が流通する配管、もしくは、電気配線を含む。
このように構成された工作機械によれば、配管または電気配線に過度な負荷が作用することを防止しつつ、配管または電気配線をコンパクトに配索することができる。
以上に説明したように、この発明に従えば、配管や電気配線等のライン体に過度な負荷が作用することを防止しつつ、ライン体をコンパクトに配索することが可能な工作機械を提供することができる。
この発明の実施の形態における横型マシニングセンタを示す斜視図である。 図1中の横型マシニングセンタにおいて、テーブルがY軸方向における上端部まで移動した状態を示す図である。 図1中の横型マシニングセンタにおいて、テーブルがY軸方向における下端部まで移動した状態を示す図である。 図3中の配管・配線の配索構造を拡大して示す側面図である。 図4中のV−V線上に沿った配管・配線の配索構造を示す断面図である。 図2および図3中の横型マシニングセンタにおいて、変形する配管・配線の形態を模式的に表わした図である。 第1比較例における横型マシニングセンタにおいて、変形する配管・配線の形態を模式的に表わした図である。 第1比較例における横型マシニングセンタにおいて、変形する配管・配線の別の形態を模式的に表わした図である。 第2比較例における横型マシニングセンタにおいて、変形する配管・配線の形態を模式的に表わした図である。 第2比較例における横型マシニングセンタにおいて、変形する配管・配線の別の形態を模式的に表わした図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、この発明の実施の形態における横型マシニングセンタを示す斜視図である。図1中には、横型マシニングセンタの外観をなすカバー体を透視することにより、横型マシニングセンタの内部構造が示されている。
図1を参照して、まず、本実施の形態における横型マシニングセンタ10の基本的な構造について説明すると、横型マシニングセンタ10は、ベッド12と、コラム21と、サドル18と、主軸頭41と、テーブル26とを有する。
ベッド12は、コラム21やサドル18等を搭載するためのベース部材であり、工場などの据え付け面に設置されている。
ベッド12には、コラム21が取り付けられている。コラム21は、ベッド12に固定されている。コラム21は、全体として、ベッド12の上面に立設される門形形状を有する。
より具体的には、コラム21は、その構成部位として、側部22(22s,22t)と、頂部23とを有する。側部22は、ベッド12の上面から鉛直上方向に立ち上がるように設けられている。側部22sおよび側部22tは、水平方向に平行なX軸方向に間隔を隔てて配置されている。頂部23は、X軸方向に沿って側部22sから側部22tまで延設されている。
なお、横型マシニングセンタ10の機械構成は、基本的には、X軸方向における中心に対して左右対称の構造を有している。本実施の形態において、参照番号に「s」および「t」が付された構成は、その左右対称に対応する一対の部品である。
ベッド12には、サドル18が取り付けられている。サドル18は、ベッド12に対して、X軸方向にスライド移動可能に設けられている。サドル18には、主軸頭41が取り付けられている。主軸頭41は、側部22s、頂部23、側部22tおよびベッド12に囲まれた空間を通って、テーブル26に向けて延出している。主軸頭41は、水平方向に平行であり、X軸方向に直交するZ軸方向にスライド移動可能に設けられている。
主軸頭41は、主軸42を有する。主軸42は、Z軸方向に平行な中心軸101を中心に、モータ駆動により回転可能に設けられている。主軸42には、加工対象であるワークを加工するための工具が装着される。主軸42の回転に伴って、主軸42に装着された工具が中心軸101を中心に回転する。
ベッド12、サドル18および主軸頭41には、サドル18のX軸方向へのスライド移動および主軸頭41のZ軸方向へのスライド移動を可能とするための送り機構や案内機構、駆動源としてのサーボモータなどが適宜、設けられている。
コラム21には、テーブル26が取り付けられている。テーブル26は、コラム21に対して、鉛直方向に平行であり、X軸方向およびZ軸方向に直交するY軸方向にスライド移動可能に設けられている。
テーブル26は、ワークを固定するための装置であり、パレット27と、回転機構部29(29s,29t)と、基台28(28s,28t)とを有する。
パレット27は、金属製の台であり、各種のクランプ機構を用いてワークが取り付けられる。パレット27は、回転機構部29によって、X軸に平行な中心軸102を中心に旋回可能に設けられている(a軸旋回)。回転機構部29sおよび回転機構部29tは、X軸方向に間隔を隔てて配置されている。パレット27は、回転機構部29sおよび回転機構部29tの間に装着されている。パレット27は、さらに、パレット27の主面に直交する中心軸を中心に旋回可能に設けられてもよい(b軸旋回)。
コラム21およびテーブル26には、テーブル26のY軸方向へのスライド移動を可能とするための送り機構や案内機構、駆動源としてのサーボモータなどが適宜、設けられている。
より具体的には、コラム21には、案内機構としてのリニアガイド46(46s,46t)が設けられている。リニアガイド46は、直動ガイド機構であり、直線状に延びるレールと、レールに沿ってスライド移動するスライダとを有する。リニアガイド46sのレールが、コラム21の側部22sに取り付けられ、リニアガイド46tのレールが、コラム21の側部22tに取り付けられている。回転機構部29sは、基台28sを介して、リニアガイド46sのスライダに取り付けられ、回転機構部29tは、基台28tを介して、リニアガイド46tのスライダに取り付けられている。
サドル18のX軸方向へのスライド移動、主軸頭41のZ軸方向へのスライド移動およびテーブル26のY軸方向へのスライド移動が組み合わさって、主軸42に装着された工具によるワークの加工位置が3次元的に移動する。すなわち、本実施の形態における横型マシニングセンタ10は、X軸、Y軸およびZ軸からなる直交3軸の制御が可能な工作機械である。テーブル26は、直交3軸のうちのY軸が制御された場合に、矢印105に示す方向(Y軸方向)に直線移動する。
横型マシニングセンタ10は、マガジン30と、自動工具交換装置(ATC:Automatic Tool Changer)36とをさらに有する。マガジン30は、主軸42に装着する交換用の工具32を収容するための装置である。自動工具交換装置36は、主軸42およびマガジン30の間で工具を交換するための装置である。
マガジン30は、マガジン本体部31と、柱部材14および柱部材16と、台部材33とを有する。
マガジン本体部31は、複数の工具保持部34と、スプロケット35とを有する。工具保持部34は、工具32を保持可能なように構成されている。複数の工具保持部34は、スプロケット35の周囲に環状に配列されている。スプロケット35は、モータ駆動により、Y軸に平行な中心軸103を中心に回転可能に設けられている。スプロケット35の回転に伴って、複数の工具保持部34が中心軸103を中心に回転移動する。
柱部材14および柱部材16と、台部材33とは、マガジン本体部31をベッド12上に支持するための支持部材として設けられている。
柱部材14および柱部材16は、ベッド12に取り付けられている。柱部材14および柱部材16は、ベッド12に固定されている。柱部材14および柱部材16は、ベッド12の上面から鉛直上方向に延出する柱形状を有する。柱部材14および柱部材16は、Z軸方向において互いに間隔を隔てて設けられている。コラム21の側部22、柱部材14および柱部材16は、挙げた順にZ軸方向に並んで設けられている。
なお、図1中には全てが示されていないが、柱部材14および柱部材16は、X軸方向における中心に対して左右対称となる位置に設けられている。
台部材33は、X−Z軸平面に平行な平板形状を有する。台部材33は、柱部材14および柱部材16により、ベッド12から鉛直上方向に距離を設けた位置に支持されている。マガジン本体部31は、台部材33に搭載されている。
スプロケット35の回転に伴って、特定の工具32を保持する工具保持部34が機械前方の所定位置に割り出される。特定の工具32は、図示しない工具搬送装置によってZ軸方向に搬送され、工具交換位置まで移動する。自動工具交換装置36が有するダブルアーム37が旋回することにより、工具交換位置に搬送された特定の工具32と、主軸42に装着された工具とが交換される。
続いて、図1中の横型マシニングセンタ10における配管・配線の配索構造について説明する。
図2は、図1中の横型マシニングセンタにおいて、テーブルがY軸方向における上端部まで移動した状態を示す図である。図3は、図1中の横型マシニングセンタにおいて、テーブルがY軸方向における下端部まで移動した状態を示す図である。図2および図3中には、図1中の矢印IIに示す方向から見た横型マシニングセンタの側面図が示されている。
図1から図3を参照して、横型マシニングセンタ10は、平板部材47と、配管・配線61と、取り付け板51とをさらに有する。
平板部材47は、柱部材14および柱部材16に取り付けられている。平板部材47は、柱部材14および柱部材16の間を橋渡しするように設けられている。平板部材47は、Y−Z軸平面に平行な平板形状を有する。平板部材47は、その位置が固定された固定部品である。すなわち、ベッド12に対する平板部材47の位置は、横型マシニングセンタ10の運転に伴って変化しない。
配管・配線61は、平板部材47およびテーブル26の間を配索されている。配管・配線61は、可撓性を有する。配管・配線61は、テーブル26の移動に伴って、平板部材47およびテーブル26の間で変形する。
配管・配線61は、テーブル26に向けて油や空気、切削油等の流体を流す配管を含む。そのような配管としては、たとえば、切削油ホース、ワークのクランプ機構に供給する作動油用の油圧ホース、リニアガイド46や送り機構としてのボールねじに供給する潤滑油用の油圧ホース、ワークの着座確認や治具アクチュエータ等に用いられる空気用のエアチューブが挙げられる。配管・配線61は、電気配線を含む。そのような電気配線としては、たとえば、テーブル26の動力線やスケール等の配線、各種信号線が挙げられる。
取り付け板51は、平板部材47およびテーブル26の少なくともいずれか一方に設けられている。取り付け板51には、配管・配線61が取り付けられている。本実施の形態では、取り付け板51として、取り付け板51Pおよび取り付け板51Qが設けられている。
取り付け板51Pは、平板部材47に設けられている。より具体的には、取り付け板51Pは、ボルトにより平板部材47に締結されている。
取り付け板51Qは、テーブル26に設けられている。より具体的には、取り付け板51Qは、ボルトによりテーブル26の基台28tに締結されている。取り付け板51Qは、テーブル26のY軸方向におけるスライド移動時に、テーブル26と一体となってY軸方向に移動する。取り付け板51Qは、X軸方向においてコラム21の側部22tと対面しながら、Y軸方向に移動する。取り付け板51Qは、Y軸方向における上端部(図2中に示す位置)と、Y軸方向における下端部(図3中に示す位置)との間で直線移動する。
取り付け板51Pおよび取り付け板51Qは、テーブル26の移動方向であるY軸方向に直交するZ軸方向に距離を隔てて配置されている。取り付け板51Pおよび取り付け板51Qは、水平方向に距離を隔てて配置されている。取り付け板51Pは、Y軸方向において、Y軸方向における上端部(図2中に示す位置)に配置される取り付け板51Qと、Y軸方向における下端部に配置される取り付け板51Qとの間に位置する。
図4は、図3中の配管・配線の配索構造を拡大して示す側面図である。図5は、図4中のV−V線上に沿った配管・配線の配索構造を示す断面図である。なお、図5中には、代表的に、取り付け板51Qにおける配管・配線61の配索構造の断面が示されているが、取り付け板51Pにおける配管・配線61の配索構造も同様の形態である。
図2から図5を参照して、取り付け板51は、その構成部位として、支持部52を有する。支持部52は、配管・配線61の軸線方向(図4および図5中の中心線111が延びる方向)が、テーブル26の移動方向であるY軸方向に対して斜め方向となるように配管・配線61を支持している(図4中において、0<θ<90°)。
より具体的には、取り付け板51Pの支持部52は、配管・配線61が取り付け板51Qに向けて斜め下方向に垂れ下がって延びるように、配管・配線61を支持している。取り付け板51Pの支持部52から延出する配管・配線61の軸線方向は、Z軸方向におけるプラス方向(テーブル26に近づく方向)の成分と、鉛直下方向の成分とを含む。取り付け板51Pの支持部52から延出する配管・配線61の軸線方向は、Y−Z軸平面に含まれる。
取り付け板51Qの支持部52は、配管・配線61が取り付け板51Pに向けて斜め下方向に垂れ下がって延びるように、配管・配線61を支持している。取り付け板51Qの支持部52から延出する配管・配線61の軸線方向は、Z軸方向におけるマイナス方向(テーブル26から遠ざる方向)の成分と、鉛直下方向の成分とを含む。取り付け板51Qの支持部52から延出する配管・配線61の軸線方向は、Y−Z軸平面に含まれる。
配管・配線61は、取り付け板51Pの支持部52および取り付け板51Qの支持部52の間で略U字状に垂れ下がっている。
好ましくは、取り付け板51の支持部52から延出する配管・配線61の軸線方向と、テーブル26の移動方向であるY軸方向とがなす角度θは、20°以上70°以下である。より好ましくは、取り付け板51の支持部52から延出する配管・配線61の軸線方向と、テーブル26の移動方向であるY軸方向とがなす角度θは、30°以上60°以下である。さらに好ましくは、取り付け板51の支持部52から延出する配管・配線61の軸線方向と、テーブル26の移動方向であるY軸方向とがなす角度θは、40°以上50°以下である。
取り付け板51Pの支持部52から延出する配管・配線61の軸線方向と、テーブル26の移動方向であるY軸方向とがなす角度θ1は、取り付け板51Qの支持部52から延出する配管・配線61の軸線方向と、テーブル26の移動方向であるY軸方向とがなす角度θ2と、等しい角度であってもよいし、異なる角度であってもよい。
支持部52による配管・配線61の支持構造としては、配管・配線61の軸線方向(姿勢)を拘束することが可能なものであれば各種の構造を適用することができる。図5中に示す配管・配線61のうちのホース61mを例に挙げて、取り付け板51Qの支持部52によるホース61mの支持構造について説明する。
支持部52は、第1支持面52aと、第1支持面52aの裏側に配置される第2支持面52bとを有する。支持部52は、第1支持面52aおよび第2支持面52bを結ぶ方向が厚み方向となる平板形状を有する。取り付け板51Pにおいて、配管・配線61は、第1支持面52aから延出し、取り付け板51Qに向かうように設けられている。取り付け板51Qにおいて、配管・配線61は、第1支持面52aから延出し、取り付け板51Pに向かうように設けられている。
支持部52には、第1支持面52aから第2支持面52bまで貫通する貫通孔53が形成されている。ホース61mの端部には、両オス式の継手62が接続されている。継手62は、第1支持面52aの側から貫通孔53に挿入され、第2支持面52bから突出するように設けられている。第2支持面52bから突出する継手62には、両メス式の継手63が接続されている。継手62および継手63が、それぞれ、第1支持面52aの側および第2支持面52bの側から締め付けられることによって、ホース61mの姿勢が拘束されている。
支持部52の第1支持面52aおよび第2支持面52bは、テーブル26の移動方向であるY軸方向に対して傾斜した面内に配置されている。
続いて、本実施の形態における横型マシニングセンタ10において奏される作用効果について、比較例における課題を交えながら説明する。
図6は、図2および図3中の横型マシニングセンタにおいて、変形する配管・配線の形態を模式的に表わした図である。図7および図8は、第1比較例における横型マシニングセンタにおいて、変形する配管・配線の形態を模式的に表わした図である。図9および図10は、第2比較例における横型マシニングセンタにおいて、変形する配管・配線の形態を模式的に表わした図である。
図7および図8を参照して、本比較例では、取り付け板51Pおよび取り付け板51Qにおいて、配管・配線61の軸線方向が、テーブル26の移動方向であるY軸方向に対して平行とされている。
図7中に示すように、取り付け板51Pおよび取り付け板51Qにおいて、配管・配線61が、テーブル26の移動方向であるY軸方向に対して平行な方向に延出するため、テーブル26の移動方向における配管・配線61の可動範囲(本実施の形態では、取り付け板51Pおよび取り付け板51Qの間における垂れ下がり範囲)が大きくなる。この場合、配管・配線61と他の部品とが干渉したり、テーブル26がY軸方向における下端部まで移動した時に、配管・配線61が地面に触れたりする問題が起こり得る。
一方、図8中に示すように、配管・配線61の全長を無理に小さく設定すると、配管・配線61が取り付け板51Pおよび取り付け板51Qに近い位置で大きく折れ曲がる。このため、配管・配線61に過大な負荷が作用し、配管・配線61の耐久性が問題となる。
図9および図10を参照して、本比較例では、取り付け板51Pおよび取り付け板51Qにおいて、配管・配線61の軸線方向が、テーブル26の移動方向であるY軸方向に対して直交方向とされている。
この場合、取り付け板51Pおよび取り付け板51Qにおいて配管・配線61の軸線方向が固定されたまま、その軸線方向に直交する方向にテーブル26が移動するため、テーブル26が移動する度に、配管・配線61が取り付け板51Pおよび取り付け板51Qに近い位置で曲げ変形を繰り返すことになる。このような配管・配線61の曲げ変形は、図9中に示す配管・配線61の全長を短く設定した場合、および、図10中に示す配管・配線61の全長を長く設定した場合にかかわらず生じる。これにより、配管・配線61に過大な負荷が作用し、配管・配線61の耐久性が問題となる。
図6を参照して、これに対して、本実施の形態における横型マシニングセンタ10では、取り付け板51Pおよび取り付け板51Qにおいて、配管・配線61の軸線方向をテーブル26の移動方向であるY軸方向に対して斜め方向とすることによって、配管・配線61に過度な負荷が作用することを防止しつつ、配管・配線61をコンパクトに配索することができる。
なお、以上に説明した作用効果は、本実施の形態における配管・配線61の配索構造が、平板部材47側にのみ設けられた場合にも奏されるし、テーブル26側にのみ設けられた場合にも奏される。
本実施の形態では、移動体として、Y軸方向に移動するテーブル26を例に挙げて説明したが、移動体の移動方向は、Y軸方向(鉛直方向)に限られず、X軸方向およびZ軸方向(水平方向)であってもよい。また、本発明が適用される工作機械は、横型マシニングセンタに限られず、たとえば、旋盤や、旋削機能とミーリング機能とを有する複合加工機であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、旋盤やマシニングセンタ、旋削機能とミーリング機能とを有する複合加工機等の工作機械に適用される。
10 横型マシニングセンタ、12 ベッド、14,16 柱部材、18 サドル、21 コラム、22,22s,22t 側部、23 頂部、26 テーブル、27 パレット、28,28s,28t 基台、29,29s,29t 回転機構部、30 マガジン、31 マガジン本体部、32 工具、33 台部材、34 工具保持部、35 スプロケット、36 自動工具交換装置、37 ダブルアーム、41 主軸頭、42 主軸、46,46s,46t リニアガイド、47 平板部材、51,51P,51Q 取り付け板、52 支持部、52a 第1支持面、52b 第2支持面、53 貫通孔、61 配管・配線、61m ホース、62,63 継手、101,102,103 中心軸、111 中心線。

Claims (2)

  1. 直交3軸の制御が可能な工作機械であって、
    構造体と、
    前記直交3軸のうちの1軸が制御された場合に所定方向に直線移動する移動体と、
    前記構造体および前記移動体の間で配索されるライン体と、
    前記構造体および前記移動体の少なくともいずれか一方に設けられ、前記ライン体が取り付けられるライン体取り付け部とを備え、
    前記ライン体取り付け部は、前記ライン体の軸線方向が前記所定方向に対して斜め方向となるように前記ライン体を支持する支持部を有し、
    前記所定方向は、鉛直方向であり、
    前記ライン体取り付け部として、前記構造体および前記移動体にそれぞれ設けられ、水平方向において距離を隔てて配置される第1ライン体取り付け部および第2ライン体取り付け部が設けられ、
    前記第1ライン体取り付け部は、前記支持部として、前記ライン体が、前記第1ライン体取り付け部から斜め下方向に延びるとともに、水平方向において前記第2ライン体取り付け部に近づく形態により、前記ライン体を支持する第1支持部を有し、
    前記第2ライン体取り付け部は、前記支持部として、前記ライン体が、前記第2ライン体取り付け部から斜め下方向に延びるとともに、水平方向において前記第1ライン体取り付け部に近づく形態により、前記ライン体を支持する第2支持部を有し、
    前記ライン体は、前記第1支持部および前記第2支持部の間で垂れ下がっている、工作機械。
  2. 前記ライン体は、油または空気が流通する配管、もしくは、電気配線を含む、請求項1に記載の工作機械。
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