JP2018158412A - 微細加工機 - Google Patents

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JP2018158412A JP2017056759A JP2017056759A JP2018158412A JP 2018158412 A JP2018158412 A JP 2018158412A JP 2017056759 A JP2017056759 A JP 2017056759A JP 2017056759 A JP2017056759 A JP 2017056759A JP 2018158412 A JP2018158412 A JP 2018158412A
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遠藤 延之
Nobuyuki Endo
延之 遠藤
勝 新開
Masaru Shinkai
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Abstract

【課題】 横型とすることにより構成の簡略化、装置の小型化を図るともに、熱的影響を緩和することができる微細加工機を提供すること。【解決手段】 基台と、基台に設置され横方向であるZ軸方向に移動可能に設置されたZ軸テーブルと、Z軸テーブルに設置され上記Z軸方向に直交する横方向であるX軸方向に移動可能に設置されたX軸テーブルと、X軸テーブルに設置された主軸装置と、基台であって主軸に対向するように配置されZ軸方向とX軸方向に直交する縦方向であるY軸方向に移動可能に設置されたY軸テーブルと、Y軸テーブルに設置されワークを着脱可能に保持するワーク保持手段とを具備し、主軸装置はモータと、モータにより回転せられ加工工具を着脱可能に保持する主軸とから構成されていて、モータはステータと、ステータの外周に回転可能に設置され全部又は一部が銅製のロータと、から構成されているもの。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、精密金型の加工を行う微細加工機に係り、特に、横型とすることにより構成の簡略化、装置の小型化を図るとともに、熱的影響を緩和させて加工精度の向上を図ることができるように工夫したものに関する。
従来の微細加工機の構成を開示するものとして、例えば、特許文献1、特許文献2、等がある。
上記特許文献1、特許文献2に開示されている微細加工機は、何れも「縦型」である。
まず、特許文献1に記載されている立型加工機は概略次のような構成になっている。まず、ベッドがあり、このベッド上にはX軸移動テーブルがX軸方向に移動可能に設置されている。上記X軸移動テーブル上にはフレームを介してワークが保持されている。
一方、上記ベッドにはコラムが立設されていて、このコラムには上下動アームが上下動可能に取り付けられている。上記上下動アームには主軸が取り付けられていて、この主軸に工具が着脱可能に取り付けられている。
そして、上記工具を上下動させるとともに上記ワークをX軸方向に移動させながら所望の加工を施す。
又、上記特許文献2に開示されている加工機械は概略次のような構成になっている。まず、ワーク保持手段があり、このワーク保持手段はベースを備えていて、このベース上にはテーブルが設置されている。このテーブルにはチャックが設置されていて、このチャックによってワークが保持されている。
一方、Z軸スライダが三軸方向、すなわち、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向に移動可能に設置されていて、このZ軸スライダには主軸が着脱可能に取り付けられている。この主軸に工具が着脱可能に取り付けられている。
そして、Z軸スライダを三軸方向に移動させながら工具によってワークに対して所望の加工を施す。
特開2015−20239号公報
特開2006−95618号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
すなわち、特許文献1、特許文献2の何れに開示されている微細加工機は、何れも「縦型」であり、「縦型」の場合には構成が複雑化してしまうとともに装置が大型化してしまうという問題があった。
これに対しては、「横型」の微細加工機を採用することが考えられるが、「横型」の場合には熱的影響を受け易くその改善が要求されていた。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、横型とすることにより構成の簡略化、装置の小型化を図るともに、熱的影響を緩和することができる微細加工機を提供することにある。
上記課題を解決するべく本願発明の請求項1による微細加工機は、基台と、上記基台に設置され横方向であるZ軸方向に移動可能に設置されたZ軸テーブルと、上記Z軸テーブルに設置され上記Z軸方向に直交する横方向であるX軸方向に移動可能に設置されたX軸テーブルと、上記X軸テーブルに設置された主軸装置と、上記基台であって上記主軸に対向するように配置され上記Z軸方向とX軸方向に直交する縦方向であるY軸方向に移動可能に設置されたY軸テーブルと、上記Y軸テーブルに設置されワークを着脱可能に保持するワーク保持手段と、を具備し、上記主軸装置はモータと、上記モータにより回転せられ加工工具を着脱可能に保持する主軸と、から構成されていて、上記モータはステータと、上記ステータの外周に回転可能に設置され全部又は一部が銅製のロータと、から構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項2による微細加工機は、請求項1記載の微細加工機において、上記モータの外周には冷却液循環機構が設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項3による微細加工機は、請求項1又は請求項2記載の微細加工機において、上記Z軸テーブルはZ軸駆動手段によって駆動され、上記X軸テーブルはX軸駆動手段によって駆動され、上記Y軸テーブルはY軸駆動手段によって駆動され、上記Z軸駆動手段、上記X軸駆動手段、上記Y軸駆動手段はリニアシャフトモータを使用するものであることを特徴とするものである。
又、請求項4による微細加工機は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の微細加工機において、上記主軸においてセラミックス製軸受を使用していることを特徴とするものである。
又、請求項5による微細加工機は、請求項4記載の微細加工機において、オイルエア潤滑方式によって上記セラミックス製軸受の発熱を抑制するようにしていることを特徴とするものである。
又、請求項6による微細加工機は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の微細加工機において、上記基台、上記Z軸テーブル、上記X軸テーブル、上記Y軸テーブルの一部を低膨張鋳物製としたことを特徴とするものである。
又、請求項7による微細加工機は、請求項1〜請求項6の何れかに記載の微細加工機において、上記基台の前面側には切削油タンクが基台とは切り離して設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項8による微細加工機は、請求項7記載の微細加工機において、上記基台であって上記主軸と上記ワーク保持手段の間の下には切削油及び切粉を上記切削油タンクに排出する切削油・切粉排出傾斜板が設置されていることを特徴とするものである。
以上述べたように本願発明の請求項1による微細加工機によると、基台と、上記基台に設置され横方向であるZ軸方向に移動可能に設置されたZ軸テーブルと、上記Z軸テーブルに設置され上記Z軸方向に直交する横方向であるX軸方向に移動可能に設置されたX軸テーブルと、上記X軸テーブルに設置された主軸装置と、上記基台であって上記主軸に対向するように配置され上記Z軸方向とX軸方向に直交する縦方向であるY軸方向に移動可能に設置されたY軸テーブルと、上記Y軸テーブルに設置されワークを着脱可能に保持するワーク保持手段と、を具備し、上記主軸装置はモータと、上記モータにより回転せられ加工工具を着脱可能に保持する主軸と、から構成されていて、上記モータはステータと、上記ステータの外周に回転可能に設置され全部又は一部が銅製のロータと、から構成されているので、まず、横型化することにより構成の簡略化、装置の小型化を図ることができる。又、銅製のロータの採用によりモータのトルク特性を向上させてその小型化を図ることができる。このモータの小型化は上記装置の小型化を加速させるとともに熱的影響を緩和させることができる。
又、請求項2による微細加工機によると、請求項1記載の微細加工機において、上記モータの外周には冷却液循環機構が設置されているので、熱的影響を緩和させることができる。
又、請求項3による微細加工機によると、請求項1又は請求項2記載の微細加工機において、上記Z軸テーブルはZ軸駆動手段によって駆動され、上記X軸テーブルはX軸駆動手段によって駆動され、上記Y軸テーブルはY軸駆動手段によって駆動され、上記Z軸駆動手段、上記X軸駆動手段、上記Y軸駆動手段はリニアシャフトモータを使用するものであるので、加工精度の向上を図ることができる。
又、請求項4による微細加工機によると、請求項1〜請求項3の何れかに記載の微細加工機において、上記主軸においてセラミックス製軸受を使用しているので、熱的影響を緩和させることができる。
又、請求項5による微細加工機によると、請求項4記載の微細加工機において、オイルエア潤滑方式によって上記セラミックス製軸受の発熱を抑制するようにしているので、熱的影響を緩和させることができる。
又、請求項6による微細加工機によると、請求項1〜請求項5の何れかに記載の微細加工機において、上記基台、上記Z軸テーブル、上記X軸テーブル、上記Y軸テーブルの一部を低膨張鋳物製としたので、熱的影響を緩和させることができる。
又、請求項7による微細加工機によると、請求項1〜請求項6の何れかに記載の微細加工機において、上記基台の前面側には切削油タンクが基台とは切り離して設けられているので、熱的影響を緩和させることができる。
又、請求項8による微細加工機によると、請求項7記載の微細加工機において、上記基台であって上記主軸と上記ワーク保持手段の間の下には切削油及び切粉を上記切削油タンクに排出する切削油・切粉排出傾斜板が設置されているので、熱的影響を緩和させることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、微細加工機の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、微細加工機の構成を示す平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、微細加工機の正面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、微細加工機の側面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、主軸の縦断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図5のVI―VI矢視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図7(a)はチャックでワークを把持した状態を示す斜視図、図7(b)はチャックでワークを把持した状態を示す平面図、図7(c)はチャックでワークを把持した状態を示す正面図である。 本発明の一実施の形態を説明するための図で、銅ロータモータとアルミロータモータのトルク特性を対比して示す特性図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、軸受に対するオイルミストの供給・排出経路を示す系統図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、冷却油の供給・排出経路を示す系統図である。
以下、図1乃至図10を参照して本発明の一実施の形態を説明する。図1は本実施の形態による微細加工機の全体の構成を示す斜視図、図2は同上の平面図、図3は同上の正面図、図4は同上の側面図であり、まず、基台1がある。この基台1は鋼板等により略直方体形状に構成されている。上記基台1上にはZ軸ベース3が設置されていて、このZ軸ベース3上にはZ軸テーブル5がZ軸方向に移動可能に設置されている。上記Z軸テーブル5はZ軸方向駆動機構7によって駆動される。
上記Z軸方向駆動機構7は次のような構成をなしている。まず、リニアシャフトモータ9、9が設置されている。上記Z軸テーブル5は上記リニアシャフトモータ9、9の可動子に搭載されており、リニアシャフトモータ9、9が駆動されることにより、Z軸方向に移動する。
又、上記Z軸ベース3とZ軸テーブル5との間にはリニアガイド11、11が設置されている。上記リニアガイド11は、上記Z軸ベース3上に設置されたZ軸レール13と、上記Z軸テーブル5に取り付けられたZ軸ガイド15、15(図中片側のみ示す)と、から構成されていて、上記Z軸ガイド15、15は上記Z軸レール13に移動可能に係合している。上記Z軸ガイド15と上記Z軸レール13との間には図示しないローラ循環機構が設置されている。
上記Z軸テーブル5上にはX軸テーブル17がZ軸方向に直交するX軸方向に移動可能に設置されている。上記X軸テーブル17はX軸方向駆動機構19によって駆動される。上記X軸テーブル17は低膨張鋳物製である。
上記X軸方向駆動機構19は次のような構成をなしている。まず、リニアシャフトモータ21が設置されている。上記X軸テーブル17は上記リニアシャフトモータ21の可動子に搭載されており、リニアシャフトモータ21が駆動されることにより、X軸方向に移動する。
又、上記Z軸テーブル5とX軸テーブル17との間にはリニアガイド23、23が設置されている。上記リニアガイド23は、上記Z軸テーブル5上に設置されたX軸レール25と、上記X軸テーブル17に取り付けられたX軸ガイド27、27(図中片側のみ示す)と、から構成されていて、上記X軸ガイド27、27は上記X軸レール25に移動可能に係合している。上記X軸ガイド27と上記X軸レール25との間には図示しないローラ循環機構が設置されている。
上記X軸テーブル17上には主軸装置29が設置されている。この主軸装置29については追って詳細に説明する。
上記基台1上であって上記主軸装置29に対向する側には低膨張鋳物製のY軸ベース31が立設されている。上記Y軸ベース31の上記主軸装置29側にはY軸テーブル33がZ軸方向とX軸方向に直交するX軸方向に移動可能に設置されている。上記Y軸テーブル33はY軸方向駆動機構35によって駆動される。
上記Y軸方向駆動機構35は次のような構成をなしている。まず、リニアシャフトモータ37、37が設置されている。上記Y軸テーブル33は上記リニアシャフトモータ37、37の可動子に搭載されており、リニアシャフトモータ37、37が駆動されることにより、Y軸方向に移動する。
又、上記Y軸ベース31とY軸テーブル33との間にはリニアガイド39、39が設置されている。上記リニアガイド39は、上記Y軸ベース31上に設置されたY軸レール41と、上記Y軸テーブル33に取り付けられたY軸ガイド43、43(図中片側のみ示す)と、から構成されていて、上記Y軸ガイド43、43は上記Y軸レール41に移動可能に係合している。上記Y軸ガイド43と上記Y軸レール41との間には図示しないローラ循環機構が設置されている。
また、上記Y軸テーブル33の上記主軸装置29側にはワーク保持装置45が設置されている。このワーク保持装置45としては様々な構成のものが考えられる。
上記基台1の前面側には切削油タンク51が基台1に対して僅かに離間した状態で設置されている。一方、基台1上であって上記主軸装置29とワーク保持装置45の下方には切削油・切粉排出板53が傾斜した状態で設置されている。上記切削油・切粉排出板53の先端には切削油・切粉排出シュート55が連結されている。上記主軸装置29とワーク保持装置45の間の加工部位から下方に落下した切削油と切粉は、上記切削油・切粉排出板53及び上記切削油・切粉排出シュート55を介して上記切削油タンク51に排出される。
尚、切粉は上記切削油タンク51の入口に設置された図示しないスクリーンによって除去される。
また、上記基台1の前面側には切削油循環ポンプ57が設置されていて、上記切削油タンク51内に回収された切削油はこの切削油循環ポンプ57によって循環される。
上記主軸装置29は図5、図6に示すような構成になっている。まず、低膨張鋳物製のハウジング61があり、このハウジング61内にはモータ63が内装されている。このモータ63はステータ65と、このステータ65の内周側に回転可能に配置されたロータ67と、から構成されている。上記ステータ65のコイル69に電流を流すことによりロータ67が回転される構成になっている。
上記ロータ67の内周側には主軸71が内装・固着されていて、上記ロータ67が回転することによりこの主軸71も同方向に回転されることになる。上記主軸71は上記ハウジング61との間に設置された前側軸受73、後側軸受75、77、79によって軸支されている。上記前側軸受73は外輪73aと、内綸73bと、これら外輪73a、内綸73bの間に介装された複数個の転動体73cと、から構成されている。
尚、軸受75、77、79も同様の構成になっており、図中各番号にa、b、c符号を付して示す。
上記主軸71の先端には加工工具保持機構81が設置されていて、この加工工具保持機構81によって任意の加工工具83が着脱可能に保持される。
尚、上記加工工具保持機構81としては様々な構成のものがある。
又、上記ワーク保持装置45によって、例えば、図7に示すように、ワーク91が把持される。上記ワーク91は、例えば、略直方体形状をなす金属の塊であり、このワーク91に対して上記加工工具83によって所定の加工を施し、図示するように、微細な突起93、95、等を形成していくものである。
尚、上記ワーク保持機構45としては様々な構成のものが考えられる。
ところで、本実施の形態の場合には、上記モータ63のロータ67を銅製としている。ロータ67を銅製とした理由は、トルク特性の向上、熱的影響の緩和、である。以下、詳細に説明する。
図8はアルミ製ロータと銅製ロータのトルク特性を比較して示す特性図であり、横軸に回転数をとるとともに縦軸にトルクをとり、両者の関係を示した図である。この図8から明らかなように、同一トルク(図8中符号Cで示す。)で両者の回転数をみると、アルミロータの回転数(図8中符号Aで示す。)に対して銅ロータの回転数(図8中符号Bで示す。)の方が高くなっている。つまり、銅ロータの方が小さなトルクで同じ出力を発生させることができる。特に銅ロータは、高速回転時でのトルク特性に優れており、銅ロータはアルミロータに比べ小型で同じトルク出力を発生させることができる。
本実施の形態ではこのような理由から銅製のロータ67を採用している。
又、図5に示すように、上記モータ63の外周側には螺旋状の冷却油循環路101が設けられている。この冷却油循環路101内に冷却油を循環させることにより、上記モータ63における発熱を抑制し、熱的影響を緩和させるようにしている。
尚、本実施の形態による微細加工機には図示しない加工工具自動交換機構、ワーク自動交換機構、が併設されていて、上記加工工具83は適宜自動的に交換される。又、上記ワーク91も適宜自動的に交換される。
又、図示しない制御装置があり、この制御装置によって予め入力されたプログラムに基づいて所定の制御が実行される。
前記前側軸受73、75、後側軸受77、79には図示しないオイルミスト供給・排出装置よりオイルミストが供給・排出されるように構成されている。すなわち、図5、図9に示すように、上記オイルミスト供給・排出装置と上記前側軸受73、75との間には、オイルミスト供給路111が設けられているとともに、オイルミスト排出路113、115が設けられている。同様に、上記オイルミスト供給・排出装置と上記後側軸受77、79との間には、オイルミスト供給路117、オイルミスト排出路119が設けられている。上記前側軸受73、75、後側軸受77、79にオイルミストを供給・排出することにより前側軸受73、75、後側軸受77、79における潤滑性能の向上を図るようにしている。
又、図10に示すように、上記冷却油潤滑路101には、冷却油供給・排出装置121より冷却油が供給・排出されるように構成されている。上記冷却油供給・排出装置121には、冷却油タンク123があり、この冷却油タンク123には冷却油供給ポンプ125が設置されている。上記冷却油タンク123には給油口122が設けられているとともに液位計124が設置されている。上記冷却油供給ポンプ125の吸込側にはサクションフィルタ126が取り付けられている。上記冷却油タンク123内の冷却油は、上記冷却油供給ポンプ125によって吸引され、冷却油供給路127を介して上記冷却油潤滑路101に供給される。又、冷却油潤滑路101内に供給された冷却油は冷却油排出路129を介して上記冷却油タンク123内に戻される。
又、上記冷却油供給路127には別の冷却油供給路131、133、135が分岐・接続されていて、これら冷却油供給路131、133、135を介して、前記X軸リニアシャフトモータ21、Y軸リニアシャフトモータ37、Z軸リニアシャフトモータ9にも冷却油が供給される。上記X軸リニアシャフトモータ21、Y軸リニアシャフトモータ37、Z軸リニアシャフトモータ9に供給された冷却油は冷却油排出路137、139、141を介して排出される。上記冷却油排出路137、139、141は上記冷却油排出路129に集合されており、上記X軸リニアシャフトモータ21、Y軸リニアシャフトモータ37、Z軸リニアシャフトモータ9から排出された冷却油は上記冷却油排出路129を介して冷却油タンク123に戻される。
上記冷却油供給路127には冷却器143が介挿されている。この冷却器143には冷却ユニット145が併設されている。この冷却ユニット145は、コンプレッサ147、コンデンサ149、ファンモータ151、パルス膨張弁153、サイトグラス155、レシーバタンク157、ドライヤ159、圧力スイッチ161、サービスバルブ163、パルスバイパス弁165、等から構成されている。
尚、図10中符号167、169はセンサである。
又、図1乃至図3に示すように、主軸装置29には切削油供給ホース171、173が設置されていて、これら切削油供給ホース171、173には図示しない切削油供給装置が接続されている。
以上の構成を基にその作用を説明する。
まず、図示しない加工工具自動交換機構によって、加工工具保持機構81に所定の加工工具83が取り付けられる。次いで、ワーク自動交換機構によってワーク保持機構45に所定のワーク91が取り付けられる。
次いで、Z軸方向駆動機構7、X軸方向駆動機構19、Y軸方向駆動機構35が適宜駆動制御され、加工工具83によってワーク91に所定の加工が施される。
その際、切削油供給ホース171、173を介して切削油が常時供給されていて、供給された切削油と切粉は、切削油・切粉排出板53、切削油・切粉排出シュート55を介して切削油タンク51に排出される。その際、切粉はスクリーンによって除去される。切削油タンク51内に回収された切削油は切削油循環ポンプ57によって循環される。
加工時、加工工具83の交換が必要な場合には、上記加工工具自動交換機構によって交換される。
又、ワーク91に対する一連の加工が終了した場合には、上記ワーク自動交換機構によって新しいワーク91に交換される。
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、本実施の形態による微細加工機の場合には「縦型」ではなく「横型」であるので、構成の簡略化、装置の小型化を図ることができる。
又、モータ63のロータ67を銅製としたことによりトルク特性の向上を図ることができ、それによって、モータ63の小型化を図ることができる。モータ63の小型化により、上記装置の小型化効果をさらに高めることができる。
又、熱的影響を緩和させることができる。これは、モータ63の小型化によりモータ63から発生する熱量を低減させることができるからであり、又、前側軸受73、75、後側軸受77、79をセラミックス製超高速軸受としたこと、オイルエア潤滑機構を採用したこと、冷却液循環方機構採用したこと、基台1の前面側に切削油タンク51を基台1とは切り離して設けたこと、上記基台1であって上記主軸71と上記ワーク保持手段45の間の下に切削油・切粉排出傾斜板53が設置されていること、等によるものである。
又、加工精度の向上を図ることができる。これは、Z軸方向駆動機構7、X軸方向駆動機構19、Y軸方向駆動機構35に、リニアシャフトモータを採用したこと、基台1、Z軸ベース3、Z軸テーブル5、X軸テーブル17、Y軸ベース31等の一部に低膨張鋳物を採用したこと、等による。
尚、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。
まず、前記一実施の形態の場合にはロータ67を全部銅製としたがそれに限定されるものではなく、一部を銅製にした構成も考えられる。
又、冷却液循環機構、オイルミスト循環機構の構成としては図示したようなもの以外に様々な構成のものが考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
本発明は、微細加工機に係り、特に、横型とすることにより構成の簡略化、装置の小型化を図るとともに、熱的影響を緩和させることにより加工精度の向上を図ることができるように工夫したものに関し、例えば、精密金型の加工に好適である。
1 基台
3 Z軸ベース
5 Z軸テーブル
7 Z軸駆動機構
17 X軸テーブル
19 X軸駆動機構
29 主軸装置
31 Y軸ベース
33 Y軸テーブル
35 Y軸駆動機構
45 ワーク保持機構
51 切削油タンク
53 切削油・切粉排出板
55 切削油・切粉排出シュート
57 切削油ポンプ
63 モータ
65 ステータ
67 ロータ
71 主軸
73 軸受
75 軸受
77 軸受
79 軸受
81 加工工具保持機構
83 加工工具
91 ワーク

Claims (8)

  1. 基台と、
    上記基台に設置され横方向であるZ軸方向に移動可能に設置されたZ軸テーブルと、
    上記Z軸テーブルに設置され上記Z軸方向に直交する横方向であるX軸方向に移動可能に設置されたX軸テーブルと、
    上記X軸テーブルに設置された主軸装置と、
    上記基台であって上記主軸に対向するように配置され上記Z軸方向とX軸方向に直交する縦方向であるY軸方向に移動可能に設置されたY軸テーブルと、
    上記Y軸テーブルに設置されワークを着脱可能に保持するワーク保持手段と、
    を具備し、
    上記主軸装置はモータと、上記モータにより回転せられ加工工具を着脱可能に保持する主軸と、から構成されていて、
    上記モータはステータと、上記ステータの外周に回転可能に設置され全部又は一部が銅製のロータと、から構成されていることを特徴とする微細加工機。
  2. 請求項1記載の微細加工機において、
    上記モータの外周には冷却液循環機構が設置されていることを特徴とする微細加工機。
  3. 請求項1又は請求項2記載の微細加工機において、
    上記Z軸テーブルはZ軸駆動手段によって駆動され、上記X軸テーブルはX軸駆動手段によって駆動され、上記Y軸テーブルはY軸駆動手段によって駆動され、
    上記Z軸駆動手段、上記X軸駆動手段、上記Y軸駆動手段はリニアシャフトモータを使用するものであることを特徴とする微細加工機。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の微細加工機において、
    上記主軸においてセラミックス製軸受を使用していることを特徴とする微細加工機。
  5. 請求項4記載の微細加工機において、
    オイルエア潤滑機構によって上記セラミックス製軸受の発熱を抑制するようにしていることを特徴とする微細加工機。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載の微細加工機において、
    上記基台、上記Z軸テーブル、上記X軸テーブル、上記Y軸テーブルの一部を低膨張鋳物製としたことを特徴とする微細加工機。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載の微細加工機において、
    上記基台の前面側には切削油タンクが基台とは切り離して設けられていることを特徴とする微細加工機。
  8. 請求項7記載の微細加工機において、
    上記基台であって上記主軸と上記ワーク保持手段の間の下には切削油及び切粉を上記切削油タンクに排出する切削油・切粉排出傾斜板が設置されていることを特徴とする微細加工機。
JP2017056759A 2017-03-23 2017-03-23 微細加工機 Pending JP2018158412A (ja)

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