JP2001198749A - 傾斜テーブル装置及び工作機械 - Google Patents

傾斜テーブル装置及び工作機械

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JP2001198749A
JP2001198749A JP2000006616A JP2000006616A JP2001198749A JP 2001198749 A JP2001198749 A JP 2001198749A JP 2000006616 A JP2000006616 A JP 2000006616A JP 2000006616 A JP2000006616 A JP 2000006616A JP 2001198749 A JP2001198749 A JP 2001198749A
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turning
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tilting
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Ryoji Ii
良治 伊井
Hiroyuki Yamamura
洋之 山村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜テーブル装置の旋回テーブルの傾斜及び
旋回を吸収し、しかも自重による移動を規制して動力線
部材を旋回テーブルまで配置する。 【解決手段】 一端14a がチルトテーブル側の内筒12
に固定され途中部位14bが内筒12の外側の一部にガイ
ド26に保持されて沿接巻回され、他端側14c が反対方
向に曲げられて他端14d が旋回テーブル側の外筒13の
内側に固定される案内規制部材14を備え、案内規制部
材14により動力線部材15を案内規制し、旋回テーブ
ルの傾斜状態及び旋回状態に拘らず、自重等による案内
規制部材14のへたりをなくして旋回テーブルの傾斜及
び旋回を吸収し、しかも自重による移動を規制して動力
線部材15を旋回テーブルまで配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傾斜テーブルに旋
回テーブルが備えられた傾斜テーブル装置及び傾斜テー
ブル装置を有する工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械、特に大型の工作機械では、水
平方向に延びる傾斜中心軸回りで傾斜する傾斜テーブル
を備え、傾斜中心軸に直交する方向に延びる旋回軸回り
で傾斜テーブルに旋回自在に支持されワークが載置され
る旋回テーブルを備えた傾斜テーブル装置を有するもの
が知られている。傾斜テーブル装置を有する工作機械で
は、工具台がワークに対して任意の位置に位置決めされ
るように備えられ、傾斜テーブルの傾斜、旋回テーブル
の旋回及び工具台の位置決め移動により、ワークに所望
の加工が高速で施されるようになっている。
【0003】旋回テーブルを備えた傾斜テーブル装置で
は、傾斜テーブルに対して旋回テーブルが所定範囲で旋
回するため、信号線等の動力線部材を旋回テーブルまで
延ばすことが困難であった。このため、旋回テーブル上
のセンシング信号等は、特定旋回位置で非接触の送受信
ヘッドを介して傾斜テーブル装置側に送られていた。即
ち、旋回テーブル側に信号発進用の発進ヘッドを設け、
特定旋回位置で発進ヘッドに対向する傾斜テーブルに受
信ヘッドを設け、特定旋回位置で発進ヘッドからの信号
を受信ヘッドで受信するようにしていた。特定旋回位置
での信号伝達により、旋回テーブル上のワークの固定状
況等のセンシング信号が機械本体側に送られ、ワークの
固定状況に異常が生じた場合にアラーム等を発するよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、特定
旋回位置でしか信号伝達が行なえないため、特定旋回位
置以外で旋回テーブル上のセンシング信号を送ることが
できなかった。近年の加工の高速・高精度化に伴い、固
定状況に加えて固定ずれ量や固定ずれ位置等多数のセン
シング信号の伝達が要求されるようになってきており、
旋回テーブルの任意の旋回位置でのセンシング信号の送
受信が要望されてきている。即ち、加工中にワークの状
況を常時監視できるようにすることが要望されてきてい
る。
【0005】旋回テーブルの任意の旋回位置でのセンシ
ング信号の送受信を可能にするためには、送受信ヘッド
を多数設けて複数の特定位置で信号伝達を実施すること
が考えられる。しかし、送受信ヘッドの数が多くなり、
スペース的にもコスト的にも不利になってしまう。ま
た、信号線を旋回テーブルまで延ばすことも考えられる
が、旋回テーブルが傾斜テーブルの傾斜により傾斜する
と共に傾斜テーブルに対して所定範囲で旋回するため、
旋回テーブルの傾斜及び旋回を吸収する状態で傾斜テー
ブル側から旋回テーブル側に信号線を配置する必要があ
った。
【0006】また、加工の高速・高精度化に伴い、旋回
テーブル上への動力(油圧・空圧)機器の配置が要望さ
れ、旋回テーブル上の動力機器への動力線部材(油圧ホ
ースや空圧ホース等)の配設が必要になってきている。
しかし、動力線部材は重量が嵩み、旋回テーブルの傾斜
及び旋回を吸収する状態で傾斜テーブル側から旋回テー
ブル側に動力線部材を配置する必要があり、また、旋回
テーブルの傾斜及び旋回を吸収する状態に動力線部材を
配置できても、旋回テーブルの状態により動力線部材が
自重により移動してしまう問題があった。
【0007】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、傾斜テーブルに旋回テーブルが設けられた傾斜テー
ブル装置において旋回テーブルの傾斜及び旋回を吸収
し、しかも自重による移動を規制して動力線部材を旋回
テーブルまで配置することができる傾斜テーブル装置を
提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は上記状況に鑑みてなされた
もので、傾斜テーブルに旋回テーブルが設けられた傾斜
テーブル装置を備えた工作機械において、傾斜テーブル
装置の旋回テーブルの傾斜及び旋回を吸収し、しかも自
重による移動を規制して動力線部材を旋回テーブルまで
配置することができる工作機械を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の傾斜テーブル装置は、水平方向に延びる傾斜
中心軸回りで傾斜する傾斜テーブルと、前記傾斜中心軸
に直交する方向に延びる旋回軸回りで前記傾斜テーブル
に旋回自在に支持される旋回テーブルと、前記傾斜テー
ブルから前記旋回テーブルまで延びて配される動力線部
材と、前記傾斜テーブル側に設けられ前記旋回軸と同心
状の内筒と、前記旋回テーブル側に設けられ前記内筒と
同心状の外筒と、前記動力線部材が案内規制され一端が
前記内筒に固定され途中部位が前記内筒の外側の一部に
沿接巻回され他端側が反対方向に曲げられて他端が前記
外筒の内側に固定されることで前記旋回テーブルの前記
傾斜テーブルに対する相対的な旋回位置に拘らず前記動
力線部材を所望の状態に規制する案内規制部材と、前記
案内規制部材の前記途中部位を前記内筒の外側に保持す
る保持部材とを備えたことを特徴とする。
【0010】そして、他端側が反対方向に曲げられた前
記案内規制部材は、略最小曲げ半径で曲げられているこ
とを特徴とする、また、前記案内規制部材は多数のリン
ク部材同士が連結されてなり、前記保持部材は、前記リ
ンク部材のピッチに対応して前記内筒の外側に突設され
前記リンク部材同士の連結部位に嵌合する係止部材であ
ることを特徴とする。また、前記保持部材は、前記案内
規制部材と前記内筒との間に配設される磁石であること
を特徴とする。
【0011】上記目的を達成するための本発明の工作機
械は、水平方向に延びる傾斜中心軸回りで傾斜する傾斜
テーブル及び前記傾斜中心軸に直交する方向に延びる旋
回軸回りで前記傾斜テーブルに旋回自在に支持される旋
回テーブルからなる傾斜テーブル装置と、前記傾斜テー
ブル装置の前記旋回テーブルに載置されたワークに加工
を施す工具が支持され前記ワークに対して任意の位置に
位置決め移動自在な工具台とを有し、前記傾斜テーブル
装置には、前記傾斜テーブルから前記旋回テーブルまで
延びて配される動力線部材と、前記傾斜テーブル側に設
けられ前記旋回軸と同心状の内筒と、前記旋回テーブル
側に設けられ前記内筒と同心状の外筒と、前記動力線部
材が案内規制され一端が前記内筒に固定され途中部位が
前記内筒の外側の一部に沿接巻回され他端側が反対方向
に曲げられて他端が前記外筒の内側に固定されることで
前記旋回テーブルの前記傾斜テーブルに対する相対的な
旋回位置に拘らず前記動力線部材を所望の状態に規制す
る案内規制部材と、前記案内規制部材の前記途中部位を
前記内筒の外側に保持する保持部材とが備えられている
ことを特徴とする。
【0012】そして、他端側が反対方向に曲げられた前
記傾斜テーブル装置における前記案内規制部材は、略最
小曲げ半径で曲げられていることを特徴とする。また、
前記傾斜テーブル装置における前記案内規制部材は多数
のリンク部材同士が連結されてなり、前記傾斜テーブル
装置における前記保持部材は、前記リンク部材のピッチ
に対応して前記内筒の外側に突設され前記リンク部材同
士の連結部位に嵌合する係止部材であることを特徴とす
る。また、前記傾斜テーブル装置における保持部材は、
前記案内規制部材と前記内筒との間に配設される磁石で
あることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の傾斜
テーブル装置及び工作機械を説明する。以下に示した実
施形態例は、本発明の傾斜テーブル装置として、大型工
作機械におけるワークが載置される旋回テーブルを例に
挙げて説明したものである。そして、工作機械として、
傾斜テーブル装置を備えた大型の切削加工用の5軸工作
機械を例に挙げて説明したものである。
【0014】図1、図2に基づいて傾斜テーブル装置を
備えた工作機械を例に挙げて本願発明を説明する。図1
には本発明の一実施形態例に係る傾斜テーブル装置を備
えた工作機械の概略構成、図2には傾斜テーブル装置の
平面視状況を示してある。
【0015】図1に示すように、ベッド1にはコラムベ
ース2が水平なX軸方向(図中紙面に垂直な方向)往復
移動自在に支持され、コラムベース2にはコラム3がX
軸に直交する水平なZ軸方向(図中左右方向)に往復移
動自在に支持されている。コラム3の前面側(図中左
側)には工具台としてのヘッドストック4が鉛直なY軸
方向(図中上下方向)に往復移動自在に支持され、ヘッ
ドストック4には工具としての切削工具5が支持されて
いる。
【0016】一方、コラム3の前面側におけるベッド1
には傾斜テーブル装置6が備えられている。即ち、図
1、図2に示すように、ベッド1にはチルトベース7が
固定され、チルトベース7には傾斜テーブルとしてのチ
ルトテーブル8がX軸と平行な水平軸A回り(傾斜中心
軸回り)で傾斜動自在に支持されている。チルトテーブ
ル8には旋回テーブル9が水平軸Aに直交するB軸回り
(旋回軸回り)で旋回自在に支持されている。旋回テー
ブル9にはワーク10が直接、または図示しないパレッ
ト等を介して固定されるようになっている。
【0017】つまり、旋回テーブル9に載置固定された
ワーク10は、チルトテーブル8の傾斜及び旋回テーブ
ル9の旋回により、任意の角度で傾斜すると共に任意の
旋回状態に旋回する。そして、ヘッドストック4は、コ
ラムベース2のX軸方向への移動、コラム3のZ軸方向
の移動及びヘッドストック4のY軸方向への移動によ
り、ワーク10に対して任意の位置に位置決め移動され
る。これにより、切削工具5によりワーク10に所定の
加工が施される。
【0018】ワーク10は、油圧機器や空圧機器等によ
り旋回テーブル9側に固定され、固定状態や固定ずれ
量、固定ずれ位置等が検出される。ワーク10を固定す
るための駆動力(油圧・空圧)はチルトテーブル8側か
ら油圧ホースや空圧ホースを介して旋回テーブル9側の
油圧機器や空圧機器等に送られる。また、ワーク10の
固定状態や固定ずれ量、固定ずれ位置等の検出信号は電
線を介して旋回テーブル9側のセンサからチルトテーブ
ル8を通って制御装置側に送られる。このため、チルト
テーブル8と旋回テーブル9とにわたり動力線部材とし
ての油圧ホースや空圧ホース及び電線が配設されてい
る。
【0019】図3乃至図7に基づいてチルトテーブル8
と旋回テーブル9とにわたり動力線部材が配設された傾
斜テーブル装置を具体的に説明する。図3には傾斜テー
ブル装置の断面状況、図4には図3中のIV-IV 線矢視、
図5には案内規制部材の斜視状況、図6には図4中のVI
-VI 線矢視、図7には図4中のVII-VII 線矢視を示して
ある。
【0020】旋回テーブル9内部の中心部位には空間部
位11が形成されている。空間部位11にはチルトテー
ブル8側に固定されB軸(旋回軸)と同心状の内筒12
が配されている。内筒12の外方には内筒12と同心状
で旋回テーブル9側に固定された外筒13が配されてい
る。そして、動力線部材が案内規制され一端が内筒12
に固定され他端が外筒13の内側に固定される案内規制
部材14が備えられている。案内規制部材14は厚みを
有する帯状をなし、幅方向を中心として任意の状態に曲
げ自由の状態で長手方向を中心としては固定状態となっ
ており、案内規制部材14内部に動力線部材15が配さ
れている。案内規制部材14は幅方向がB軸(旋回軸)
に沿った方向に配されている。
【0021】図4、図5に示すように、案内規制部材1
4は、リンク部材21同士が多数連接されて長手方向部
材22を形成し、長手方向部材22が一対備えられ、長
手方向部材22のリンク部材21同士は幅方向の部材を
構築する固定材23で連結されている。案内規制部材1
4は、リンク部材21同士の回動により幅方向を中心と
して任意の状態に曲げ自由の状態となり、長手方向を中
心としては固定材23により固定状態となっている。案
内規制部材14にはリンク部材21に対応してリンク部
材21の形状と略同形状の棚板24が幅方向に複数設け
られ、棚板24により内部が幅方向に複数の室に仕切ら
れている。動力線部材15は、油圧ホース、空圧ホース
及び電線等が室毎に分離されて配されている。
【0022】図4に示すように、案内規制部材14は、
一端14a が内筒12に固定され途中部位14b が内筒12
の外側の一部に沿接巻回され、他端側14c が反対方向に
曲げられて他端14d が外筒13の内側に固定されてい
る。案内規制部材14の反対方向に曲げられた他端側14
c は略最小曲げ半径で曲げられ、これ以上は曲がらない
状態となっている。即ち、他端側14c の両側の案内規制
部材14は、内筒12及び外筒13側に力が働く状態に
なっている。
【0023】図4及び図7に示すように、案内規制部材
14の一端14a が固定される内筒12の部位12a は、平
面部及び湾曲部で構成され、平面部に一端14a が固定さ
れ湾曲部で動力線部材15が下方に案内されている。図
3及び図4に示すように、外筒13には下方に延びるブ
ラケット16が取り付けられ、ブラケット16にはプレ
ート17が固定されている。案内規制部材14の他端14
d がプレート17に固定され、外筒13の内側に固定さ
れた状態になっている。
【0024】旋回テーブル9が図中矢印方向に旋回する
と、案内規制部材14の他端14d が図中矢印方向に移動
して曲げられた他端側14c の位置がずれていくと共に途
中部位14b の内筒12の外側に沿接巻回される部分が短
くなっていき、他端側14c の曲げR及び途中部位14b の
円弧Rが一定のまま保持される(図4中二点鎖線で示し
た状態)。動力線部材15を案内規制部材14により案
内規制することにより、旋回テーブル9のチルトテーブ
ル8に対する相対的な旋回位置に拘らず、動力線部材1
5は最大の曲げが内筒12の円弧R及び案内規制部材1
4の他端14d の曲げRに規制され、動力線部材15を所
望の状態に規制することができる。
【0025】図4及び図6に示すように、案内規制部材
14の途中部位14b を内筒12の外側に保持する保持部
材25が備えられ、チルトテーブル8の傾斜により旋回
テーブル9が傾いても、保持部材25により案内規制部
材14の途中部位14b の内筒12への沿接巻回状態を保
持し、途中部位14b が内筒12から離れないようになっ
ている。即ち、内筒12の外側には複数の(図4の例で
は13個)係止部材としてのガイド26が突設され、ガ
イド26はリンク部材21のピッチに対応して設けられ
ている。ガイド26は案内規制部材14の途中部位14b
のリンク部材21間に嵌合し、案内規制部材14の他端
側14c が略最小曲げ半径で曲げられて内筒12及び外筒
13側に力が働く状態になっていることと相俟って、傾
斜角度に拘らず途中部位14b の内筒12への沿接巻回状
態を保持している。
【0026】つまり、チルトテーブル8の傾斜により旋
回テーブル9が傾いても、また、旋回テーブル9がどの
位置に旋回していても、自重等により案内規制部材14
の途中部位14b が内筒12から離れることなく途中部位
14b は内筒12への沿接巻回状態が保持される。これに
より、旋回テーブル9の逆転時等に案内規制部材14が
破損したり案内規制部材14の配置状態が変化すること
がなくなり、ガイド26を設けるといった極めて簡単な
構成で動力線部材15を確実に保持することが可能にな
る。
【0027】上記構成の傾斜テーブル装置6を備えた工
作機械では、チルトテーブル8の傾斜及び旋回テーブル
9の旋回により、ワーク10が任意の角度で傾斜すると
共に任意の旋回状態に旋回する。ワーク10に対してヘ
ッドストック4を任意の位置に位置決め移動させ、切削
工具5によりワーク10に所定の加工が施す。動力線部
材15を介して動力源が供給される油圧機器や空圧機器
等により旋回テーブル9側に固定されたワーク10は、
固定状態や固定ずれ量、固定ずれ位置等が図示しないセ
ンサにより検出される。センサによる検出信号は、動力
線部材15を介してチルトテーブル8を通って制御装置
側に送られ、所定の制御が実行される。
【0028】動力線部材15は旋回テーブル9に直接つ
ながっているので、油圧機器や空圧機器等により旋回テ
ーブル9側にワーク10を固定することができ、また、
ワーク10の固定状態や固定ずれ量、固定ずれ位置等を
検出して情報を常時送ることができる。
【0029】この時、重量がかさばる動力線部材15は
案内規制部材14により所定状態が保たれ、案内規制部
材14は保持部材25のガイド26がリンク部材21の
間に嵌合して内筒12に保持されているので、チルトテ
ーブル8の傾斜により旋回テーブル9が傾いても、ま
た、旋回テーブル9がどの位置に旋回しても、自重等に
より案内規制部材14の途中部位14b が内筒12から離
れることなく途中部位14b は内筒12への沿接巻回状態
が保持される。このため、旋回テーブル9がチルトテー
ブル8の傾斜により傾斜すると共に旋回テーブル9が旋
回しても、動力線部材15や案内規制部材14に破損や
ずれ等が生じることがなく、動力源の供給や信号のやり
取りを確実に実施することができる。
【0030】従って、チルトテーブル8に旋回テーブル
9が設けられた傾斜テーブル装置6を備えた工作機械に
おいて、旋回テーブル9の傾斜及び旋回を吸収し、しか
も自重による移動を規制して動力線部材15を旋回テー
ブル9まで配置することができ、高速・高精度加工に適
用することが可能になる。
【0031】保持部材の他の実施形態例を図8、図9に
基づいて説明する。図8、図9には保持部材の他の実施
形態例を説明する傾斜テーブル装置の平面視状況を示し
てある。図8、図9は図4の状態に対応している。
【0032】図8に示すように、案内規制部材14の途
中部位14b を内筒12の外側に保持する保持部材31が
備えられ、チルトテーブル8の傾斜により旋回テーブル
9が傾いても、保持部材31により案内規制部材14の
途中部位14b の内筒12への沿接巻回状態を保持し、途
中部位14b が内筒12から離れないようになっている。
即ち、内筒12に沿接巻回する部位における案内規制部
材14には複数の係止部材としてのガイド32が突設さ
れている。内筒12の外周にはガイド32のピッチに対
応してガイド32が嵌合する嵌合孔33が形成されてい
る。従って、案内規制部材14の途中部位14b のガイド
32が嵌合孔33に嵌合し、傾斜角度に拘らず途中部位
14b の内筒12への沿接巻回状態が保持される。
【0033】尚、ガイド32の突設部位を内筒12の軸
方向にずらし、それぞれの部位でガイド32の向きを適
宜変更することも可能である。これにより、更に、途中
部位14b の内筒12への沿接巻回が確実になる。
【0034】図9に示すように、案内規制部材14の途
中部位14b を内筒12の外側に保持する保持部材31が
備えられ、チルトテーブル8の傾斜により旋回テーブル
9が傾いても、保持部材35により案内規制部材14の
途中部位14b の内筒12への沿接巻回状態を保持し、途
中部位14b が内筒12から離れないようになっている。
即ち、内筒12に沿接巻回する部位における案内規制部
材14には複数の磁石36が設けられ、磁石36により
案内規制部材14の途中部位14b が金属製の内筒12に
密着する。これにより、極めて簡単な構成で、傾斜角度
に拘らず途中部位14b の内筒12への沿接巻回状態が保
持される。
【0035】磁石36としては、電磁石でも永久磁石で
もよく、電磁石を適用した場合、案内規制部材14に配
された電線を介して給電される。この場合、旋回テーブ
ル9の傾斜状況を検出し、チルトテーブル8の傾斜によ
り旋回テーブル9が傾いた時のみ給電を行なうようにす
れば、最小必要限の給電を行なうことで途中部位14bの
内筒12への沿接巻回状態を保持することができる。
【0036】上記実施形態例では、傾斜テーブル装置6
として、工作機械に適用した例を挙げて説明したが、上
述した傾斜テーブル装置6は回転物に動力線部材をつな
げる機器であれば、工作機械以外の機器に適用すること
が可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明の傾斜テーブル装置は、水平方向
に延びる傾斜中心軸回りで傾斜する傾斜テーブルと、前
記傾斜中心軸に直交する方向に延びる旋回軸回りで前記
傾斜テーブルに旋回自在に支持される旋回テーブルと、
前記傾斜テーブルから前記旋回テーブルまで延びて配さ
れる動力線部材と、前記傾斜テーブル側に設けられ前記
旋回軸と同心状の内筒と、前記旋回テーブル側に設けら
れ前記内筒と同心状の外筒と、前記動力線部材が案内規
制され一端が前記内筒に固定され途中部位が前記内筒の
外側の一部に沿接巻回され他端側が反対方向に曲げられ
て他端が前記外筒の内側に固定されることで前記旋回テ
ーブルの前記傾斜テーブルに対する相対的な旋回位置に
拘らず前記動力線部材を所望の状態に規制する案内規制
部材と、前記案内規制部材の前記途中部位を前記内筒の
外側に保持する保持部材とを備えたので、旋回テーブル
が傾斜すると共に旋回しても、動力線部材や案内規制部
材に破損やずれ等が生じることがなく傾斜及び旋回を吸
収し、しかも自重による移動を規制して動力線部材を旋
回テーブルまで配置することができる。この結果、傾斜
及び旋回する旋回テーブルへの動力の供給や信号のやり
取りを確実に実施することができる。
【0038】そして、他端側が反対方向に曲げられた前
記案内規制部材は、略最小曲げ半径で曲げられているの
で、案内規制部材が内筒及び外筒側に力が働く状態にな
り、内筒への沿接巻回状態を確実にすることが可能にな
る。また、前記案内規制部材は多数のリンク部材同士が
連結されてなり、前記保持部材は、前記リンク部材のピ
ッチに対応して前記内筒の外側に突設され前記リンク部
材同士の連結部位に嵌合する係止部材であるので、簡単
な構成で案内規制部材の内筒への沿接巻回状態を保持す
ることが可能になる。また、前記保持部材は、前記案内
規制部材と前記内筒との間に配設される磁石であるの
で、簡単な構成で案内規制部材の内筒への沿接巻回状態
を保持することが可能になる。
【0039】また、本発明の工作機械は、水平方向に延
びる傾斜中心軸回りで傾斜する傾斜テーブル及び前記傾
斜中心軸に直交する方向に延びる旋回軸回りで前記傾斜
テーブルに旋回自在に支持される旋回テーブルからなる
傾斜テーブル装置と、前記傾斜テーブル装置の前記旋回
テーブルに載置されたワークに加工を施す工具が支持さ
れ前記ワークに対して任意の位置に位置決め移動自在な
工具台とを有し、前記傾斜テーブル装置には、前記傾斜
テーブルから前記旋回テーブルまで延びて配される動力
線部材と、前記傾斜テーブル側に設けられ前記旋回軸と
同心状の内筒と、前記旋回テーブル側に設けられ前記内
筒と同心状の外筒と、前記動力線部材が案内規制され一
端が前記内筒に固定され途中部位が前記内筒の外側の一
部に沿接巻回され他端側が反対方向に曲げられて他端が
前記外筒の内側に固定されることで前記旋回テーブルの
前記傾斜テーブルに対する相対的な旋回位置に拘らず前
記動力線部材を所望の状態に規制する案内規制部材と、
前記案内規制部材の前記途中部位を前記内筒の外側に保
持する保持部材とが備えられているので、旋回テーブル
が傾斜すると共に旋回しても、動力線部材や案内規制部
材に破損やずれ等が生じることがなく傾斜及び旋回を吸
収し、しかも自重による移動を規制して動力線部材を旋
回テーブルまで配置することができる。この結果、傾斜
及び旋回する旋回テーブルへの動力の供給や信号のやり
取りを確実に実施することができ、高速・高精度加工に
適用することが可能になる。
【0040】そして、他端側が反対方向に曲げられた前
記傾斜テーブル装置における前記案内規制部材は、略最
小曲げ半径で曲げられているので、案内規制部材が内筒
及び外筒側に力が働く状態になり、内筒への沿接巻回状
態を確実にすることが可能になる。また、前記傾斜テー
ブル装置における前記案内規制部材は多数のリンク部材
同士が連結されてなり、前記傾斜テーブル装置における
前記保持部材は、前記リンク部材のピッチに対応して前
記内筒の外側に突設され前記リンク部材同士の連結部位
に嵌合する係止部材であるので、簡単な構成で案内規制
部材の内筒への沿接巻回状態を保持することが可能にな
る。また、前記傾斜テーブル装置における保持部材は、
前記案内規制部材と前記内筒との間に配設される磁石で
あるので、簡単な構成で案内規制部材の内筒への沿接巻
回状態を保持することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る傾斜テーブル装置
を備えた工作機械の概略構成図。
【図2】傾斜テーブル装置の平面図。
【図3】傾斜テーブル装置の断面図。
【図4】図3中のIV-IV 線矢視図。
【図5】案内規制部材の斜視図。
【図6】図4中のVI-VI 線矢視図。
【図7】図4中のVII-VII 線矢視図。
【図8】保持部材の他の実施形態例を説明する傾斜テー
ブル装置の平面図。
【図9】保持部材の他の実施形態例を説明する傾斜テー
ブル装置の平面図。
【符号の説明】
1 ベッド 2 コラムベース 3 コラム 4 ヘッドストック 5 切削工具 6 傾斜テーブル装置 7 チルトベース 8 チルトテーブル 9 旋回テーブル 11 空間部位 12 内筒 13 外筒 14 案内規制部材 15 動力線部材 16 ブラケット 21 リンク部材 22 長手方向部材 23 固定材 24 棚板 25,31,35 保持部材 26,32 ガイド 36 磁石

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に延びる傾斜中心軸回りで傾斜
    する傾斜テーブルと、前記傾斜中心軸に直交する方向に
    延びる旋回軸回りで前記傾斜テーブルに旋回自在に支持
    される旋回テーブルと、前記傾斜テーブルから前記旋回
    テーブルまで延びて配される動力線部材と、前記傾斜テ
    ーブル側に設けられ前記旋回軸と同心状の内筒と、前記
    旋回テーブル側に設けられ前記内筒と同心状の外筒と、
    前記動力線部材が案内規制され一端が前記内筒に固定さ
    れ途中部位が前記内筒の外側の一部に沿接巻回され他端
    側が反対方向に曲げられて他端が前記外筒の内側に固定
    されることで前記旋回テーブルの前記傾斜テーブルに対
    する相対的な旋回位置に拘らず前記動力線部材を所望の
    状態に規制する案内規制部材と、前記案内規制部材の前
    記途中部位を前記内筒の外側に保持する保持部材とを備
    えたことを特徴とする傾斜テーブル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、他端側が反対方向に
    曲げられた前記案内規制部材は、略最小曲げ半径で曲げ
    られていることを特徴とする傾斜テーブル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2において、前
    記案内規制部材は多数のリンク部材同士が連結されてな
    り、前記保持部材は、前記リンク部材のピッチに対応し
    て前記内筒の外側に突設され前記リンク部材同士の連結
    部位に嵌合する係止部材であることを特徴とする傾斜テ
    ーブル装置。
  4. 【請求項4】 請求項1もしくは請求項2において、前
    記保持部材は、前記案内規制部材と前記内筒との間に配
    設される磁石であることを特徴とする傾斜テーブル装
    置。
  5. 【請求項5】 水平方向に延びる傾斜中心軸回りで傾斜
    する傾斜テーブル及び前記傾斜中心軸に直交する方向に
    延びる旋回軸回りで前記傾斜テーブルに旋回自在に支持
    される旋回テーブルからなる傾斜テーブル装置と、前記
    傾斜テーブル装置の前記旋回テーブルに載置されたワー
    クに加工を施す工具が支持され前記ワークに対して任意
    の位置に位置決め移動自在な工具台とを有し、 前記傾斜テーブル装置には、 前記傾斜テーブルから前記旋回テーブルまで延びて配さ
    れる動力線部材と、前記傾斜テーブル側に設けられ前記
    旋回軸と同心状の内筒と、前記旋回テーブル側に設けら
    れ前記内筒と同心状の外筒と、前記動力線部材が案内規
    制され一端が前記内筒に固定され途中部位が前記内筒の
    外側の一部に沿接巻回され他端側が反対方向に曲げられ
    て他端が前記外筒の内側に固定されることで前記旋回テ
    ーブルの前記傾斜テーブルに対する相対的な旋回位置に
    拘らず前記動力線部材を所望の状態に規制する案内規制
    部材と、前記案内規制部材の前記途中部位を前記内筒の
    外側に保持する保持部材とが備えられていることを特徴
    とする工作機械。
  6. 【請求項6】 請求項5において、他端側が反対方向に
    曲げられた前記傾斜テーブル装置における前記案内規制
    部材は、略最小曲げ半径で曲げられていることを特徴と
    する工作機械。
  7. 【請求項7】 請求項5もしくは請求項6において、前
    記傾斜テーブル装置における前記案内規制部材は多数の
    リンク部材同士が連結されてなり、前記傾斜テーブル装
    置における前記保持部材は、前記リンク部材のピッチに
    対応して前記内筒の外側に突設され前記リンク部材同士
    の連結部位に嵌合する係止部材であることを特徴とする
    工作機械。
  8. 【請求項8】 請求項5もしくは請求項6において、前
    記傾斜テーブル装置における保持部材は、前記案内規制
    部材と前記内筒との間に配設される磁石であることを特
    徴とする工作機械。
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