JP2013202720A - 工具位置測定装置およびそれを備えた加工装置 - Google Patents

工具位置測定装置およびそれを備えた加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】工具が基本姿勢から大きく離れた旋回角度まで旋回されている場合であっても、工具の位置を測定することが可能な工具位置測定装置を提供する。
【解決手段】工具位置測定装置6は、垂直旋回軸22およびアーム23を第1軸S1回りに旋回させる第1旋回機構25と、発光部24bと受光部24cとの間の開口部24dが第1軸S1に対して45度で傾斜した第2軸S2の方向を向き、第2軸S2回りに旋回可能にアーム23に支持されたレーザーセンサ24と、レーザーセンサ24を第2軸S2回りに旋回させる第2旋回機構26とを備えている。第2旋回機構26は、レーザーセンサ24の位置を発光部24bと受光部24cとが水平方向に並ぶ第1の測定位置Iと当該第1の測定位置Iから90度だけ旋回した第2の測定位置IIとに切り換えることができるように、当該レーザーセンサ24を第2軸S2回りに旋回させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、工具の位置を測定するための測定装置およびそれを備えた加工装置に関する。
ワークの精密加工を行うための5軸加工機などの加工装置では、加工途中において工具やアタッチメントの交換を行う場合がある。
一般にワーク表面における平面や自由曲面の加工において加工を中断し、アタッチメントや工具の交換、あるいはアタッチメントや工具の姿勢を切り換えて加工を続行するときには、アタッチメントや工具の熱変位、アタッチメントの寸法誤差、工具の重力による変形、または工具刃先の磨耗などの様々な原因により、その加工中断前後のつなぎ部分での加工段差が発生するおそれがある。
とくに、加工装置の出力軸である主軸頭にアタッチメントを装着した場合には、アタッチメント等の発熱、アタッチメント本体の水平旋回、またはアタッチメント主軸(アタッチメントの出力軸)の旋回等により、アタッチメント主軸に取り付けられた工具の刃先の位置が微妙に変化し、つなぎ加工面に段差が生じる等の加工品質に影響する不具合が生じるおそれがある。
そこで、従来では、工具交換前後に生じる加工段差を解決する手段として、レーザーセンサを有する工具測定装置を用いて工具位置を3軸方向(X軸、Y軸、Z軸)について計測し、計測した工具位置データに基づき加工位置を補正し、補正後のデータを用いて加工を行っている。
例えば、特許文献1記載の測定装置では、回転テーブルによって水平旋回可能なレーザーセンサを用いて工具位置を計測している。この測定装置では、X軸方向に投射されたレーザー光線を用いてY軸方向およびZ軸方向についての工具位置を測定し、その後、レーザーセンサを90度水平旋回させ、Y軸方向に投射されたレーザー光線を用いてX軸方向およびZ軸方向についての工具位置を測定する。
特開平10−138097号公報
しかし、上記の特許文献1記載の測定装置では、水平旋回可能なレーザーセンサによって工具位置を計測しているため、工具が基本姿勢から大きく離れた旋回角度まで旋回されている場合には、工具がレーザーセンサの発光部や受光部に干渉して工具位置を測定できないおそれがある。
例えば、5軸加工機などのように工具が垂直方向に延びる基本姿勢に対して当該基本姿勢と直交する軸回りに垂直旋回する場合では、加工途中の工具位置において工具の垂直旋回角度が大きいときには工具の基本姿勢となる垂直姿勢から離れるので、工具がレーザーセンサの発光部や受光部に干渉して工具位置を測定できないおそれがある。また、所定の垂直旋回角度で工具が取り付けられるアタッチメント(90度アンギュラアタッチメントなど)を用いる場合であっても、工具の取付角度が垂直方向から大きく離れるので、上記のような水平旋回可能なレーザーセンサでは、工具がレーザーセンサの発光部や受光部に干渉して工具位置を測定できないおそれがある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、工具が基本姿勢から大きく離れた旋回角度まで旋回されている場合であっても、工具の位置を測定することが可能な工具位置測定装置を提供することを目的とする。
本発明の工具位置測定装置は、ワーク加工用の工具の位置を測定するための工具位置測定装置であって、旋回体と、前記旋回体を第1軸回りに旋回させる第1旋回機構と、発光部と受光部とを有し、当該発光部と当該受光部との間の開口部が前記第1軸に対して所定の傾斜角度で傾斜した第2軸の方向を向き、当該第2軸回りに旋回可能に前記旋回体に支持されたレーザーセンサと、前記レーザーセンサを前記第2軸回りに旋回させる第2旋回機構とを備えており、前記第2旋回機構は、前記レーザーセンサの位置を前記発光部と前記受光部とが所定の基準方向に並ぶ第1の測定位置と当該第1の測定位置から所定の旋回角度だけ旋回した第2の測定位置とに切り換えることができるように、当該レーザーセンサを前記第2軸回りに旋回させる、ことを特徴とする。
本発明では、第1軸に対して所定の傾斜角度で傾斜した第2軸の方向を向くようにレーザーセンサを配置し、当該第2軸回りにレーザーセンサを旋回可能にすることによって、工具を検出できる範囲を拡大し、工具がその基本姿勢から大きく離れた旋回角度まで旋回している場合でも工具の位置を測定できるようにしたものである。さらに、本発明では、レーザーセンサを第1軸に対して傾斜して配置した構成においても、レーザセンサを第1軸に対して傾斜した状態で第1軸回りに旋回するようにしたことで、工具がその基本姿勢の周囲を旋回することに対応してレーザーセンサの向きを変えることができるようにしている。
例えば、上記の構成では、レーザーセンサは、旋回体の旋回軸である第1軸に対して所定の傾斜角度で傾斜した第2軸回りに旋回可能に当該旋回体に支持されているので、レーザーセンサの位置が発光部と受光部とが所定の基準方向(例えば、水平方向)に並ぶ第1の測定位置であるときに、所定の基準方向に発射されたレーザー光線を用いて、水平面を構成する2軸の方向であるX軸方向ならびにY軸方向、およびこれらX軸方向およびY軸方向に直交するZ軸方向の3つの方向のうちの2つの方向(例えば、X方向とZ方向)についての工具位置をそれぞれ測定することが可能である。さらに、レーザーセンサを第2旋回機構によってレーザーセンサを第2軸回りに旋回させて、当該第1の測定位置から所定の旋回角度だけ旋回した第2の測定位置に切り換えた後、3つの方向のうち第1の測定位置で測定しなかった残りの方向(例えば、Y方向)と他の2つの方向のうちの1つの方向(例えば、Z方向)についての工具位置を測定することが可能である。
ここで、第2の測定位置におけるレーザー光線の向きは、第1の測定位置において所定の基準方向に発射されたレーザー光線の向きに対して、第1軸に対して所定の傾斜角度で傾斜した第2軸回りに所定の旋回角度だけ旋回させた角度で傾斜しているので、第2の測定位置におけるレーザー光線は、第1軸に直交する平面に対して上記の所定の傾斜角度だけ立ち上がった向きにのびるので、基本姿勢から離れた大きい旋回角度になったときの工具に対して接触させることが可能である。そのため、第1の測定位置と同様に、第2の測定位置においても工具位置を測定することが可能になっている。
また、レーザーセンサは、旋回体の旋回軸である第1軸に対して所定の傾斜角度で傾斜した第2軸回りに旋回可能に、当該旋回体に支持されているため、第1旋回機構によって、旋回体を第1軸回りに旋回させ、レーザーセンサを第1軸に対して傾斜させた状態で工具へ向けることが可能である。それにより、工具がその基本姿勢の周囲を旋回することに対応してレーザーセンサの向きを変えることが可能である。そのため、レーザーセンサの開口部が第1軸に対して傾斜した第2軸方向を向いていても、工具の基本姿勢周囲の旋回(例えば、水平旋回)に対応して、レーザーセンサを第1軸回りに旋回させることにより、レーザーセンサの開口部を工具の先端へ向けることが可能である。
その結果、本発明では、第1軸および第2軸の2つの旋回軸回りでレーザーセンサを旋回させることによって、工具が基本姿勢から離れた大きい旋回角度になったときでも工具の位置を測定することが可能であり、しかも、工具がその基本姿勢の周囲を旋回することに対応しながらレーザーセンサの向きを変えることが可能である。
また、前記所定の基準方向は、水平方向であり、前記旋回角度は、90度に設定されている、のが好ましい。
かかる構成によれば、第2の測定位置におけるレーザー光線の向きは、第1の測定位置において所定の基準方向となる水平方向に発射されたレーザー光線の向きに対して、第2軸回りに90度旋回させた角度で傾斜、すなわち直交しているので、第1の測定位置におけるレーザー光線の向きおよび第2の測定位置におけるレーザー光線の向きをそれぞれX軸方向およびY軸方向に一致させることが可能になり、測定精度の向上ならびに測定データの座標変換が不要になる。
また、前記第1軸は、垂直方向に延び、前記傾斜角度は、30〜60度に設定されている、のが好ましい。
かかる構成によれば、第2軸が垂直方向に延びる第1軸に対して45度近傍の30〜60度に傾斜しているので、レーザーセンサが第2位置で発射されるレーザー光線の向きは、第1位置におけるレーザー光線の向きに対して90度旋回することにより、第1軸に対して45度近傍の30〜60度に傾斜する向きになる。それにより、第2位置において第1軸に対して45度近傍の30〜60度に傾斜するレーザー光線は、工具の垂直旋回角度が0度〜90度の範囲内で工具と確実に接触することが可能になり、しかも、工具およびそれを装着するアタッチメントなどの工具周辺の部材がレーザーセンサに接触するおそれを回避できるので、広範囲の工具の垂直旋回角度に対応して工具位置の測定が可能になる。
また、前記レーザーセンサは、前記第1軸から当該第1軸の遠心方向へ離間した位置に配置されている、のが好ましい。
かかる構成によれば、レーザーセンサを第1軸からその遠心方向へ離間した位置に配置することが可能になり、ワーク加工中に工具およびそれを装着するアタッチメントなどの工具周辺の部材が第1軸の延長線上へ来るときでも、工具等がレーザーセンサに接触するおそれを低減することが可能である。
また、長い工具を用いたときに工具の旋回角度が大きくなって工具が装着されたアタッチメントとレーザーセンサとの距離が遠くなるおそれがある場合でも、レーザーセンサを第1軸から離れた位置で第1軸回りに旋回させることにより、レーザーセンサを第1軸に対して傾斜させた状態で工具へ近づけることが可能になる。そのため、従来の水平旋回のみ可能なレーザーセンサを備えた構造と比較して、加工機械の主軸の規定のストロークの範囲内で工具位置の測定可能な工具の長さの範囲および工具の旋回角度の範囲が拡大する。
また、前記第1軸と前記第2軸とは、前記レーザーセンサの開口部の前方で交差しており、前記レーザーセンサは、前記発光部と前記受光部との間の前記開口部が前記第1軸と前記第2軸との交点を向くように、配置されている、のが好ましい。
かかる構成によれば、レーザーセンサを第1軸から離れた位置で第1軸回りに旋回させる構成において、レーザーセンサの測定部分である発光部と受光部との間の開口部が第1軸と第2軸との交点を向くように当該レーザーセンサが配置されている。そのため、レーザーセンサを第1軸に近づけて配置することが可能になり、レーザーセンサの旋回時の変位量を低減することが可能になる。これによって、レーザーセンサの移動に要する時間を短縮できる。また、工具をレーザーセンサに近づけるときの工具の移動量を短縮することが可能である。
また、前記第2軸は、前記レーザーセンサが前記第1の測定位置および前記第2の測定位置にあるときのいずれにおいても前記レーザー光線と交差するような位置に、設定されている、のが好ましい。
かかる構成によれば、第2軸が第1の測定位置および第2の測定位置のいずれにおいてもレーザー光線と交差するので、第2軸とレーザー光線が交差する位置に工具を配置することにより、レーザーセンサは第1位置および第2位置のいずれの位置のときでも工具位置を正確に測定することができる。
本発明の加工装置は、前記工具が装着されたアタッチメントと、上記の測定装置とを備えていることを特徴とする。
かかる構成によれば、上記の測定装置を備えているので、アタッチメントに装着された工具が基本姿勢から大きく離れた旋回角度まで旋回されている場合であっても、工具の位置を測定することが可能である。
以上説明したように、本発明によれば、工具が基本姿勢から大きく離れた旋回角度まで旋回されている場合であっても、工具の位置を測定することができる。
本発明の実施形態に係わる工具位置測定装置を備えた工作機械の側面図である。 図1の工作機械の矢視A図である。 図1の工具位置測定装置の断面説明図である。 図1の工具位置測定装置の平面図である。 図3のレーザーセンサおよび第2旋回機構の拡大正面図である。 図5の第2旋回機構の縦断面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 図1の工具位置測定装置を用いた工具位置測定方法を説明するための図であって、水平方向を向いた状態のエンドミルの位置を測定する状態を示す図である。 図8のエンドミルのX軸方向またはY軸方向についての位置を、第1位置におけるレーザーセンサから水平方向に発射されたレーザー光線によって測定する状態を示す図である。 図8のエンドミルのZ軸方向についての位置を、第1位置におけるレーザーセンサから水平方向に発射されたレーザー光線によって測定する状態を示す図である。 図8のエンドミルのX軸方向(またはY軸方向)についての位置およびZ軸方向についての位置を、第2位置におけるレーザーセンサから45度傾斜した方向に発射されたレーザー光線によって測定する状態を示す図である。 図11の矢視B図である。 図12のエンドミルのY軸方向またはX軸方向についての位置を、第2位置におけるレーザーセンサから45度傾斜した方向に発射されたレーザー光線によって測定する状態を示す図である。 図1の工具位置測定装置を用いた工具位置測定方法を説明するための図であって、垂直姿勢から45度方向傾斜した状態のエンドミルの位置を測定する状態を示す図である。 図14のエンドミルのX軸方向(またはY軸方向)についての位置およびZ軸方向についての位置を、第1位置におけるレーザーセンサから水平方向に発射されたレーザー光線によって測定する状態を示す図である。 図14のエンドミルのX軸方向(またはY軸方向)についての位置およびZ軸方向についての位置を、第1位置におけるレーザーセンサから水平方向に発射されたレーザー光線によって測定する状態を示す図である。 図14のエンドミルのX軸方向(またはY軸方向)についての位置およびZ軸方向についての位置を、第2位置におけるレーザーセンサから45度傾斜した方向に発射されたレーザー光線によって測定する状態を示す図である。 図17の矢視C図である。 図18のエンドミルのY軸方向またはX軸方向についての位置を、第2位置におけるレーザーセンサから45度傾斜した方向に発射されたレーザー光線によって測定する状態を示す図である。 図1の工具位置測定装置を備えた工作機械におけるワークの加工方法についてのフローチャートの前半部分である。 図1の工具位置測定装置を備えた工作機械におけるワークの加工方法についてのフローチャートの後半部分である。 本発明の他の実施形態に係わる工具位置測定装置の全体構成図である。
つぎに図面を参照しながら本発明の工具位置測定装置についてさらに詳細に説明する。
図1〜2には、本実施形態に係わる工具位置測定装置6を備えた工作機械1が示されている。
この工作機械1は、加工対象物であるワークWに対してエンドミルなどの工具5によって切削等の機械加工を施す機械であり、ワークWをテーブル2bに載せた状態で図示しない制御用コンピュータからの加工指令に従ってX軸方向に移動させ、それとともに工具5をY軸方向およびZ軸方向に移動させることにより、工具5とワークWとの位置決めを行い、その状態で工具5によってワークWの加工を行う。
具体的には、工作機械1は、ワーク駆動装置2と、工具駆動装置3と、工具5が装着されたアタッチメント4と、工具5の位置を測定する工具位置測定装置6とを備えている。
ワーク駆動装置2は、加工指令に従ってワークWを水平方向であるX軸方向(図1の矢印Xの方向)に移動させる装置である。このワーク駆動装置2は、水平に設置されたベッド2aと、そのベッド2a上においてX軸方向に移動可能に取り付けられたテーブル2bとを有する。テーブル2bを移動させることにより、そのテーブル2b上に載置されたワークWをX軸方向に移動させることが可能である。このワーク駆動装置2は、テーブル2bをX軸方向に移動させるための駆動源として図示されないサーボモータを備えている。
工具駆動装置3は、加工指令に従って、X軸方向に直交するY軸方向(図2の矢印Yの方向)と、X軸及びY軸の両方に直交する鉛直方向であるZ軸方向(図1〜2の矢印Zの方向)とに工具5を装着したアタッチメント4を移動させるものである。
具体的には、工具駆動装置3は、一対のコラム8と、クロスレール9と、水平移動装置10と、垂直移動装置11とを備えている。
一対のコラム8は、ベッド2aの幅方向(Y軸方向)においてそのベッド2aの両側に分かれて立設されている。
クロスレール9は、ベッド2aの上方においてY軸方向に延びるように配置されており、一対のコラム8によって上下方向に移動可能に支持されている。そして、このクロスレール9は、図示されない駆動機構によりコラム8に沿ってZ軸方向(鉛直方向)に移動することが可能な構成を有している。
水平移動装置10は、クロスレール9によってY軸方向(すなわち、クロスレール9の長手方向)に移動可能に支持されている。水平移動装置10は、図示されないサーボモータを備えており、そのサーボモータの駆動力によってクロスレール9に沿ってY軸方向に移動するようになっている。
垂直移動装置11は、水平移動装置10に搭載されている。この垂直移動装置11は、図示されないサーボモータを備えており、そのサーボモータの駆動力によって水平移動装置10に対してZ軸方向に移動するようになっている。
垂直移動装置11は、具体的には、主軸頭12と、当該主軸頭12を垂直方向へ駆動するための垂直駆動機構(図示せず)とを備えている。垂直駆動機構は、水平移動装置10のケース内に収納されている。主軸頭12は、工作機械1によって発生される回転駆動力を伝達する機械主軸12aと、当該機械主軸12aの外周を覆い、当該機械主軸12aを回転自在に支持する支持部12b(例えば、ラムやクイルなど)とを備えている。主軸頭12の下端部は、ワークWを切削加工するための工具5を備えたアタッチメント4を装着することが可能な構造を有している。主軸頭12には、種々のアタッチメントが装着可能である。例えば、図1〜2に示されるような工具5が水平方向に取り付けられた90度アンギュラアタッチメント、または図8に示されるように工具5が垂直旋回可能なユニバーサルアタッチメントなどが主軸頭12に装着可能である。
図1〜2に示される90度アンギュラアタッチメントからなるアタッチメント4は、出力軸であるアタッチメント主軸4aと、支持部4bと、連結部4cとを備えている。アタッチメント主軸4aには、工具5が水平方向(X軸方向)を向くように取り付けられている。支持部4bは、アタッチメント主軸4aを回転自在に支持する。支持部4bは、連結部4cの下端部に固定されている。連結部4cは、主軸頭12の支持部12bの下端部に着脱自在に連結可能な形状を有する。また、アタッチメント4は、連結部4cと主軸頭12の支持部12bとの連結が解除された状態で、主軸頭12の機械主軸12aと連結部4c内部のアダプタ(図示せず)との連結を維持しながら水平旋回(すなわち、図1の垂直軸S11回りに旋回)(いわゆる割出し旋回)をすることが可能な構成を有している。
上記のように構成された90度アンギュラアタッチメントからなるアタッチメント4では、主軸頭12の機械主軸12aからの回転駆動力を受け、その回転駆動力が図示しない歯車伝達機構を介してアタッチメント主軸4aに伝達され、工具5を回転させてワークWの切削加工を行うことが可能である。また、連結部4cと主軸頭12の支持部12bとの連結を解除した状態で、連結部4c内部のアダプタと主軸頭12の機械主軸12aとの連結を維持しながら工具5およびアタッチメント4を水平旋回(割出し旋回)させることが可能である。なお、連結部4cは、加工動作時には図示しない固定機構(例えば、カービックカップリングなど)によって主軸頭12の支持部12bに対して水平旋回できないように固定される。
また、図8に示されるアタッチメント14は、工具5を垂直旋回および水平旋回させることが可能なユニバーサルアタッチメントである。アタッチメント14は、出力軸であるアタッチメント主軸14aと、アタッチメント主軸14aを回転自在に支持する第1支持部14bと、当該第1支持部14bを支持する第2支持部14cと、主軸頭12の支持部の下端部に着脱自在に連結可能な形状を有する連結部14dとを備えている。
第2支持部14cは、第1支持部14bを垂直旋回(すなわち、図8の紙面に直交する方向に延びる水平軸S12回りに矢印R方向に旋回)可能に支持する。第2支持部14cは、連結部14dの下端部に固定されている。
アタッチメント14は、連結部14dと主軸頭12の支持部12bとの連結が解除された状態で、連結部14d内部のアダプタ(図示せず)と主軸頭12の機械主軸12aとの連結を維持しながら水平旋回(すなわち、図8の垂直軸S13回りに旋回)(いわゆる割出し旋回)をすることが可能な構成を有している。
上記のように構成されたユニバーサルアタッチメントからなるアタッチメント14についても、主軸頭12の機械主軸12aからの回転駆動力を受け、その回転駆動力が図示しない歯車伝達機構を介してアタッチメント主軸14aに伝達され、工具5を回転させてワークWの切削加工を行うことが可能である。また、第1支持部14bは、図示しない駆動機構によって第2支持部14cに対して垂直旋回させることが可能であるので、工具5を任意の垂直旋回角度に向けることが可能である。さらに、連結部14dと主軸頭12の支持部12bとの連結が解除された状態で、連結部14d内部のアダプタ(図示せず)と主軸頭12の機械主軸12aとの連結を維持しながら工具5およびアタッチメント14を水平旋回(割出し旋回)させることが可能である。
図3〜5に示される工具位置測定装置6は、工具5の位置(例えば、ボールエンドミルのボール部分の中心位置など)を測定するための装置である。工具位置測定装置6は、台座部21と、垂直旋回軸22と、当該垂直旋回軸22の上端に取り付けられたアーム23と、当該アーム23の先端に取り付けられたレーザーセンサ24と、第1旋回機構25と、第2旋回機構26とを備えている。本実施形態では、垂直旋回軸22およびアーム23が組み合わされたものが、本発明の旋回体に対応する。
台座部21は、ワーク駆動装置2のテーブル2bのX軸方向における端部2b1に固定されている。台座部21は、中空の筐体からなる。
垂直旋回軸22は、垂直方向(図1〜2のZ軸方向)に延びる軸である。垂直旋回軸22は、台座部21の上面に垂直方向に延びる第1軸S1回りに旋回可能に取り付けられている。具体的には、台座部21の上面には、筒状の支持部31が設けられており、支持部31の内部には、垂直旋回軸22が軸受を介して第1軸S1回りに回転自在に取り付けられている。
第1旋回機構25は、垂直旋回軸22を垂直方向に延びる第1軸S1回りに水平旋回させる機構である。具体的には、サーボモータ33と、減速機34と、第1出力ギヤ35と、第2出力ギヤ36とを備えている。サーボモータ33は、垂直旋回軸22の回転角を±180度の範囲で所定の角度ごとに設定できるように、垂直旋回軸22の回転を制御することが可能である。減速機34は、サーボモータ33の回転駆動力を所定の減速比で減速させる。第1出力ギヤ35は、減速機34の出力部に連結され、減速後の回転駆動力を受けて回転する。第2出力ギヤ36は、垂直旋回軸22の下端部に同軸状に固定されている。第2出力ギヤ36は、第1出力ギヤ35と噛み合っており、第1出力ギヤ35から伝達された回転駆動力を受けて、垂直旋回軸22とともに回転する。
上記のように構成された第1旋回機構25は、垂直旋回軸22およびその先端に取り付けられたアーム23を±180度の範囲で水平旋回させることが可能である。その結果、アーム23先端に取り付けられたレーザーセンサ24を第1軸S1に対して傾斜した状態で第1軸S1回りに水平旋回することが可能になり、工具5が図1の垂直軸S11回りに水平旋回することに対応してレーザーセンサ24の向きを変えることが可能である。
アーム23は、水平方向に延びる水平部分23aと、当該水平部分の一方の端部23a1から45度の角度で立ち上がって斜め上方に延びる立ち上がり部分23bとを備えている。水平部分23aと立ち上がり部分23bとは、スチールなどの金属からなる中空の筐体で一体形成されている。
水平部分23aの他方の端部の23a2近傍の下面には、固定部材37が設けられている。固定部材37は、水平部分23aを垂直旋回軸22の上端に固定されている。これにより、アーム23は、垂直旋回軸22とともに第1軸S1回りに水平旋回することが可能である。
アーム23の立ち上がり部分23bの先端部23b1近傍には、第1軸S1に対して所定の傾斜角度θ1(本実施形態では45度またはその近傍の30〜60度)で傾斜した第2軸S2の方向を向く取付部23b2が形成されている。取付部23b2の上面には、レーザーセンサ24を旋回させる第2旋回機構26が取り付けられている。
レーザーセンサ24は、図3〜5に示されるように、本体部24aと、発光部24bと、受光部24cとを有している。本体部24aは、長尺の胴部の両端に互いに対向する発光部取付部分24a1および受光部取付部分24a2を有している。発光部24bは、発光部取付部分24a1に取り付けられ、レーザー光線LBを本体部24aの胴部の延びる方向と平行に発射する。受光部24cは、受光部取付部分24a2に取り付けられ、レーザー光線LBを受光することが可能である。発光部24bと受光部24cとの間には、開口部24dが開口している。レーザーセンサ24は、発光部24bから発射されたレーザー光線LBが工具5によって遮られたときに当該レーザー光線が受光部24cによって検出されなくなることを利用して、工具5の位置(例えば、ボールエンドミルのボール部分の中心位置など)を検出する。
本実施形態では、レーザー光線LBとレーザーセンサ24の旋回軸である第2軸S2との交点Pを測定位置としている。図9〜13に示されるように、工具5が交点Pでレーザー光線LBを遮ったことをレーザーセンサ24が検出したときには、工具5の位置を測定することが可能である。この測定をレーザーセンサ24の向きを水平方向と当該水平方向から第2軸S2回りに90度旋回した方向とに設定した状態でそれぞれ測定することにより、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向における工具5の位置を測定することが可能である。
レーザーセンサ24は、第2旋回機構26を介してアーム23の立ち上がり部分23bの先端部23b1近傍の取付部23b2に取り付けられている。取付部23b2は、第1軸S1に対して所定の傾斜角度θ1(本実施形態では45度)で傾斜した第2軸S2の方向を向いているので、レーザーセンサ24は、発光部24bと受光部24cとの間の開口部24dが第2軸S2の方向を向くことが可能である。レーザーセンサ24は、開口部24dを第2軸S2に向けた状態で、第2旋回機構26によって第2軸S2回りに旋回される。
本実施形態では、図3に示されるように、レーザーセンサ24は、垂直旋回軸22の上端に連結された斜め上方に延びるアーム23の先端近傍に取り付けられているので、垂直旋回軸22の旋回軸である第1軸S1から遠心方向へ離間した位置に配置されている。
第2旋回機構26は、レーザーセンサ24を第2軸S2回りに旋回させる機構である。
第2旋回機構26の旋回軸である第2軸S2は、その傾斜角度θ1が45度近傍の30〜60度に設定されているので、図3および図8に示されるようにレーザーセンサ24が水平方向の第1位置Iから第2位置IIに旋回したときに、レーザー光線LBは、第1軸S1に対して45度近傍の30〜60度に傾斜するので、工具5の垂直旋回角度が0度〜90度の範囲内で工具5と確実に接触することが可能になる。
第2旋回機構26は、レーザーセンサ24の位置を発光部24bと受光部24cとが所定の基準方向である水平方向に並ぶ第1の測定位置I(図9〜10参照)と当該第1の測定位置Iから所定の旋回角度である90度だけ旋回した第2の測定位置II(図3および図11〜13参照)とに切り換えることができるように、当該レーザーセンサ24を第2軸S2回りに旋回させる。
第2旋回機構26は、具体的には、図5〜7に示されるように、本体ケース26aと、回転テーブル26bと、ピニオンギヤ26cと、当該ピニオンギヤ26cに噛み合う一対のラック26dとを備えている。
回転テーブル26bは、本体ケース26aの上面に回転自在に取り付けられている。回転テーブル26bの上面には、レーザーセンサ24がボルトなどによって連結されている。本実施形態では、図5に示されるように、回転テーブル26bとレーザーセンサ24との間には、マウントブロック26iが介在しているが、省略してもよい。レーザーセンサ24は、その中間位置Mに第2軸S2が通過するように、回転テーブル26bの上に位置決めされている。
本体ケース26aの内部には、図7に示されるように、平行に延びる一対の収納室26eが形成されている。一対の収納室26eの間は、仕切り板26fで仕切られている。本体ケース26aの端面には、各収納室26eに連通する空気導入口26gが形成されている。
ピニオンギヤ26cは、本体ケース26aに収納され、仕切り板26fの中間の切欠部分においてベアリング26hを介して回転自在に取り付けられている。ピニオンギヤ26cは、回転テーブル26bの下面に連結されている。
ラック26dは、本体ケース26aのそれぞれの収納室26eに直線移動できるように収納されている。ラック26dの歯26d1は、ピニオンギヤ26cの歯26c1に噛み合っている。一対のラック26dは、第2軸S2を中心として対称の位置になるように、ピニオンギヤ26cの歯26c1に噛み合った状態で収納室26eの内部に配置されている。
上記のように構成された第2旋回機構26では、外部のエアコンプレッサなどの圧力源から圧縮空気が空気導入口26gを介して一対の収納室26eのいずれか一方、例えば図7における上側の収納室26eに送り込まれたとき、図7における上側のラック26dが空気の圧力を受けて収納室26e内部を収納室26eの右端まで移動して収納室26eの内壁に突き当たって止まる。このとき、上側のラック26dに噛み合うピニオンギヤ26cが所定の旋回角度である90度だけ旋回する。また、それとともにピニオンギヤ26cに噛み合う下側のラック26dがピニオンギヤ26cからの駆動力を受けて収納室26e内部を収納室26eの左端まで移動する。つぎに、下側の収納室26eに圧縮空気を送り込むことにより、ピニオンギヤ26cが90度だけ逆方向に旋回することが可能である。これにより、ピニオンギヤ26cと連結されている回転テーブル26bおよびその上に連結されているレーザーセンサ24を正逆両方向について90度だけ正確に旋回させることが可能である。
本実施形態では、図3に示されるように、第1軸S1と第2軸S2とは、レーザーセンサ24の開口部24dの前方で交差しており、レーザーセンサ24は、発光部24bと受光部24cとの間の開口部24dが第1軸S1と第2軸S2との交点Qを向くように配置されている。
また、第2軸S2は、レーザーセンサ24が第1の測定位置Iおよび第2の測定位置IIにあるときのいずれにおいてもレーザー光線LBと交差するような位置に、設定されている。具体的には、レーザーセンサ24は、発光部24bと受光部24cとの中間の位置に第2軸S2が通るように配置されている。
(工具位置の測定方法)
つぎに、本実施形態の工具位置測定装置6を用いた加工途中の工具5の位置の測定方法について説明する。
図8に示されるように、測定対象であるボールエンドミルからなる工具5は、ユニバーサルアタッチメントからなるアタッチメント14に取り付けられている。そして、図8に示される加工途中の工具5は、基本姿勢である垂直姿勢Vの状態から90度垂直旋回(すなわち、水平軸S12回りに時計方向に90度旋回)した状態、すなわち、水平方向を向いた状態になっている。
この状態において、まず、加工機械1のワーク駆動装置2および工具駆動装置3を作動させ、工具5の先端部分(例えば、ボールエンドミルのボール部分)をレーザー光線LBとレーザーセンサ24の旋回軸である第2軸S2との交点Pの近傍まで移動させる。
ついで、図3および8に示されるように、第1旋回機構25を駆動させてレーザーセンサ24の開口部24dを工具5の先端部分に向ける。その後、図9に示されるように、第2旋回機構26を駆動させてレーザーセンサ24を発光部24bと受光部24cとが水平方向に並ぶ第1の測定位置Iに位置決めする。このとき、レーザー光線LBは水平方向に発射されている。この状態で、ワーク駆動装置2を作動させて工具5をレーザー光線LBに対してX軸方向(図9の矢印Xの方向)から当てることにより、X軸方向における工具5の先端部分の位置を測定することが可能である。
ついで、工具移動装置3を作動させて、図10に示されるように、工具5をレーザー光線LBに対してZ軸方向(図10の矢印Zの方向)から当てることにより、Z軸方向における工具5の先端部分の位置を測定することが可能である。
そののち、図8および図11に示されるように、第2旋回機構26を駆動させてレーザーセンサ24を第1位置Iから第2軸S2回りに90度旋回させることにより、発光部24bと受光部24cとが水平方向に対して45度に傾斜した方向に並ぶ第2の測定位置IIに位置決めする。このとき、レーザー光線LBは水平方向に対して45度傾斜した方向に発射されている。この状態で、図11〜12に示されるように、ワーク駆動装置2および工具移動装置3を移動させて、工具5をレーザー光線LBに対して直交する方向、すなわち第2軸S2に沿って斜め上方から矢印D1方向に向けて当てることにより、X軸方向およびZ軸方向における工具5の先端部分の位置を測定することが可能である。
ついで、工具移動装置3を作動させて、図13に示されるように、工具5をレーザー光線LBに対してY軸方向(図13の矢印Yの方向)から当てることにより、Y軸方向における工具5の先端部分の位置を測定することが可能である。
また、上記のように工具5の垂直旋回角度が90度である場合と同様に、図14〜19に示されるように、工具5の垂直旋回角度が45度である場合も同様に、工具5の位置を測定することが可能である。
すなわち、図15に示されるように、第2旋回機構26を駆動させてレーザーセンサ24を発光部24bと受光部24cとが水平方向に並ぶ第1の測定位置Iに位置決めし、レーザー光線LBが水平方向に発射された状態にし、ワーク駆動装置2を作動させて工具5をレーザー光線LBに対して、第2軸S2に沿って斜め上方から矢印D1方向に向けて当てることにより、X軸方向およびZ軸方向における工具5の先端部分の位置を測定することが可能である。
ついで、工具移動装置3を作動させて、図16に示されるように、工具5をレーザー光線LBに対して第2軸S2と直交する矢印D2方向に向けて当てることにより、X軸方向およびZ軸方向における工具5の先端部分の位置を測定することが可能である。
そののち、図14および図17に示されるように、第2旋回機構26を駆動させてレーザーセンサ24を第1位置Iから第2軸S2回りに90度旋回させることにより、発光部24bと受光部24cとが水平方向に対して45度に傾斜した方向に並ぶ第2の測定位置IIに位置決めする。このとき、レーザー光線LBは水平方向に対して45度傾斜した方向に発射されている。この状態で、図17〜18に示されるように、ワーク駆動装置2および工具移動装置3を移動させて工具5をレーザー光線LBに対して第2軸S2に沿って斜め上方から矢印D1方向に向けて当てることにより、X軸方向およびZ軸方向における工具5の先端部分の位置を測定することが可能である。
ついで、工具移動装置3を作動させて、図19に示されるように、工具5をレーザー光線LBに対してY軸方向(図19の矢印Yの方向)から当てることにより、Y軸方向における工具5の先端部分の位置を測定することが可能である。
(ワークの加工方法)
つぎに、上記の加工機械1を用いたワークWの加工方法について説明する。上記の加工機械1は、工具位置測定装置6を備えており、かかる工具位置測定装置6を用いて、加工途中の工具位置を工具5またはアタッチメント4の交換前後でそれぞれ測定することにより、加工継続時のつなぎ部の加工段差のない高品位な加工を行うことが可能である。
このようなワークWの加工方法は、大きく分けて、
(1)図1〜2に示されるような90度アンギュラアタッチメントからなるアタッチメント4(または図8に示されるユニバーサルアタッチメントからなるアタッチメント14)を、ワークWの加工時の姿勢を維持した状態で、工具位置測定装置6による測定位置へ相対的に移動させる工程と、
(2)アタッチメント4がワーク加工時の姿勢を維持した状態で、ワーク加工後の工具5の位置を工具位置測定装置6によって測定する交換前測定工程と、
(3)ワーク加工後の工具5を新しい工具5に交換してアタッチメント4に装着する工具交換工程と、
(4)アタッチメント4がワーク加工時の姿勢を維持した状態で、新しい工具5の位置を工具位置測定装置6によって測定する交換後測定工程と、
(5)ワーク加工後の工具5の位置と新しい工具5の位置とのずれ量に基づいて加工プログラムを補正する加工プログラム補正工程と、
(6)補正後の加工プログラムに基づいて新しい工具5を用いてワークの加工を行うワーク加工工程と、
を含む。
具体的には、図20〜21に示されるフローチャートのように、例えば90度アタッチメントによる加工中に、加工機械1の制御部が工具5やアタッチメント4の交換指令を受けたときに、加工動作を停止する(ステップS1)。
ついで、工具5およびアタッチメント4を加工時の姿勢のまま工具位置測定装置6によるレーザー測定位置に移動させる(ステップS2)。
ついで、工具位置測定装置6によって、まず、レーザーセンサ24が水平を向く第1位置Iにある場合における工具位置(例えば、X軸方向およびZ軸方向についての工具位置)を測定する(ステップS3)。
ついで、レーザーセンサ24を第2軸S2回りに90度旋回させて、レーザーセンサ24が45度に傾斜した第2位置IIにある場合における工具位置(例えば、Y軸方向およびZ軸方向についての工具位置)を測定する(ステップS4)。
ついで、アタッチメント4を水平旋回させ、アタッチメント4や工具5の交換動作を開始する(ステップS5)。
ついで、アタッチメント4や工具5を所定の交換位置に移動する(ステップS6)。
ついで、アタッチメント4や工具5を交換用の機械を用いて交換する(ステップS7)。このステップS7では、例えば、工具5をATC(Auto Tool Changer)を用いて交換し、またはアタッチメント4をAAC(Auto Attachment Changer)を用いて交換する。
ついで、アタッチメント4および工具5を加工停止前の姿勢に復帰させる(ステップS8)。このとき、アタッチメント4の水平旋回位置、アタッチメント主軸4aの角度、工具5の回転などが加工時の姿勢に戻る。
ついで、上記のステップS8によって加工時の姿勢に復帰した状態で、工具5およびアタッチメント4を工具位置測定装置6によるレーザー測定位置に移動させる(ステップS9)。
ついで、工具位置測定装置6によって、交換後の工具5について、レーザーセンサ24が水平を向く第1位置Iにある場合における工具位置(例えば、X軸方向およびZ軸方向についての工具位置)を測定する(ステップS10)。
ついで、レーザーセンサ24を第2軸S2回りに90度旋回させて、交換後の工具5について、レーザーセンサ24が45度に傾斜した第2位置IIにある場合における工具位置(例えば、Y軸方向およびZ軸方向についての工具位置)を測定する(ステップS11)。
ついで、交換前後の工具5の位置のズレを補正する(ステップS12)。具体的には、ステップS3〜4においてあらかじめ測定された交換前の工具5の位置とステップS10〜11において測定された交換後の工具5の位置とを比較して、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれについてのズレ量を求め、交換後の工具5の位置を交換前の工具5の位置に一致させてズレ量をゼロにするように加工プログラムを補正する。
その後、補正された加工プログラムを用いて、交換後の工具5により加工を再開する(ステップS13)。
上記のような手順でワークWの加工方法では、補正後の加工プログラムに基づいて新しい工具5を用いてワークWの加工を行うことによって、工具交換前後におけるつなぎ段差のない高品位の加工をすることが可能になる。
(本実施形態の特徴)
(1)
本実施形態の工具位置測定装置6では、垂直方向に延びる第1軸S1に対して所定の傾斜角度である45度に傾斜した第2軸S2の方向を向くようにレーザーセンサ24を配置し、当該第2軸S2回りにレーザーセンサ24を旋回可能にすることによって、工具5を検出できる範囲を拡大し、工具5がその基本姿勢(例えば、図8の垂直姿勢V)から大きく離れた垂直旋回角度まで旋回している場合でも工具5の位置を測定することが可能である。しかも、本実施形態では、レーザーセンサ24を第1軸S1に対して傾斜して配置した構成においても、レーザーセンサ24を第1軸S1に対して傾斜した状態で第1軸S1回りに水平旋回するようにしたことで、工具5が水平旋回することに対応してレーザーセンサ24の開口部24dの向きを工具5の先端位置へ変えることができるようにしている。
具体的には、レーザーセンサ24は、垂直旋回軸22の旋回軸である第1軸S1に対して所定の傾斜角度である45度に傾斜した第2軸S2回りに旋回可能に当該垂直旋回軸22に支持されているので、レーザーセンサ24の位置が発光部24bと受光部24cとが所定の基準方向である水平方向に並ぶ第1の測定位置Iであるときに、水平方向に発射されたレーザー光線LBを用いて、水平面を構成する2軸の方向であるX軸方向ならびにY軸方向、およびこれらX軸方向およびY軸方向に直交するZ軸方向の3つの方向のうちの2つの方向(例えば、X方向とZ方向)についての工具位置をそれぞれ測定することが可能である。さらに、レーザーセンサ24を第2旋回機構26によってレーザーセンサ24を第2軸S2回りに旋回させて、当該第1の測定位置Iから所定の旋回角度である90度だけ旋回した第2の測定位置IIに切り換えた後、3つの方向のうち第1の測定位置Iで測定しなかった残りの方向(例えば、Y方向)と他の2つの方向のうちの1つの方向(例えば、Z方向)についての工具位置を測定することが可能である。
ここで、第2の測定位置IIにおけるレーザー光線LBの向きは、第1の測定位置Iにおいて水平方向に発射されたレーザー光線LBの向きに対して、第1軸S1に対して45度で傾斜した第2軸S2回りに90度だけ旋回させた角度で傾斜しているので、第2の測定位置IIにおけるレーザー光線LBは、第1軸S1に直交する水平面に対して上記の所定の傾斜角度(45度)だけ立ち上がった向きにのびるので、基本姿勢である垂直姿勢V(図8および図14参照)から離れた大きい垂直旋回角度になったときの工具5に対して接触させることが可能である。そのため、第1の測定位置Iと同様に、第2の測定位置IIにおいても工具位置を測定することが可能になっている。
また、レーザーセンサ24は、垂直旋回軸22の旋回軸である第1軸S1に対して45度で傾斜した第2軸S2回りに旋回可能に、当該垂直旋回軸22に支持されているため、第1旋回機構25によって、垂直旋回軸22を第1軸S1回りに旋回させ、レーザーセンサ24を第1軸S1に対して傾斜させた状態で工具5へ向けることにより、工具5がその垂直姿勢Vの周囲を水平旋回することに対応してレーザーセンサ24の向きを変えることが可能である。
その結果、第1軸S1および第2軸S2の2つの旋回軸回りでレーザーセンサ24を旋回させることによって、工具5が垂直姿勢Vから離れた大きい垂直旋回角度になったときでも工具5の位置を測定することが可能であり、しかも、工具5がその垂直姿勢Vの周囲を旋回することに対応しながらレーザーセンサ24の向きを変えることが可能である。
(2)
本実施形態の工具位置測定装置6では、第2の測定位置IIにおけるレーザー光線LBの向きは、第1の測定位置Iにおいて所定の基準方向となる水平方向に発射されたレーザー光線LBの向きに対して、第2軸S2回りに90度旋回させた角度で傾斜、すなわち直交しているので、第1の測定位置Iにおけるレーザー光線LBの向きおよび第2の測定位置IIにおけるレーザー光線LBの向きをそれぞれX軸方向およびY軸方向に一致させることが可能になり、測定精度の向上ならびに測定データの座標変換が不要になる。
(3)
本実施形態の工具位置測定装置6では、第2軸S2が垂直方向に延びる第1軸S1に対して45度近傍の30〜60度に傾斜しているので、レーザーセンサ24が第2位置で発射されるレーザー光線LBの向きは、第1位置におけるレーザー光線LBの向きに対して90度旋回することにより、第1軸S1に対して45度近傍の30〜60度に傾斜する向きになる。それにより、第2位置において第1軸S1に対して45度近傍の30〜60度に傾斜するレーザー光線LBは、工具5の垂直旋回角度が0度〜90度の範囲内で工具5と確実に接触することが可能になり、しかも、工具5およびそれを装着するアタッチメント4などの工具5周辺の部材がレーザーセンサ24に接触するおそれを回避できるので、広範囲の工具5の垂直旋回角度に対応して工具位置の測定が可能になる。
(4)
本実施形態の工具位置測定装置6では、レーザーセンサ24は、第1軸S1から当該第1軸S1の遠心方向へ離間した位置に配置されているので、レーザーセンサ24を第1軸S1からその遠心方向へ離間した位置に配置することが可能になり、ワーク加工中に工具5およびそれを装着するアタッチメント4などの工具5周辺の部材が第1軸S1の延長線上へ来るときでも、工具5等がレーザーセンサ24に接触するおそれを低減することが可能である。
また、長い工具5を用いたときに工具5の垂直旋回角度が大きくなって工具5が装着されたアタッチメント4とレーザーセンサ24との水平距離が遠くなるおそれがある場合でも、レーザーセンサ24を第1軸S1から離れた位置で第1軸S1回りに水平旋回させることにより、レーザーセンサ24を第1軸S1に対して傾斜させた状態で工具5へ近づけることが可能になる。そのため、従来の水平旋回のみ可能なレーザーセンサを備えた構造と比較して、加工機械1の主軸の規定のストロークの範囲内で工具位置の測定可能な工具5の長さの範囲および工具5の旋回角度の範囲が拡大する。
(5)
本実施形態の工具位置測定装置6では、レーザーセンサ24を第1軸S1から離れた位置で第1軸S1回りに旋回させる構成において、レーザーセンサ24の測定部分である発光部24bと受光部24cとの間の開口部24dが第1軸S1と第2軸S2との交点Qを向くように当該レーザーセンサ24が配置されている。そのため、レーザーセンサ24を第1軸S1に近づけて配置することが可能になり、レーザーセンサ24の旋回時の変位量を低減することが可能になる。これによって、レーザーセンサ24の移動に要する時間を短縮できる。また、工具5をレーザーセンサ24に近づけるときの工具5の移動量を短縮することが可能である。
(6)
本実施形態の工具位置測定装置6では、第2軸S2は、レーザーセンサ24が第1の測定位置Iおよび前記第2の測定位置IIにあるときのいずれにおいてもレーザー光線LBと交差するような位置に、設定されている。そのため、第2軸S2が第1の測定位置Iおよび第2の測定位置IIのいずれにおいてもレーザー光線LBと交差するので、第2軸S2とレーザー光線LBが交差する位置に工具5を配置することにより、レーザーセンサ24は第1位置Iおよび第2位置IIのいずれの位置のときでも工具位置を正確に測定することができる。
(7)
本実施形態の加工機械1では、上記の工具位置測定装置6を備えているので、アタッチメント4に装着された工具5が基本姿勢である垂直姿勢Vから大きく離れた垂直旋回角度まで旋回されている場合であっても、工具5の位置を測定することが可能である。
(8)
本実施形態のワークの加工方法では、測定装置6がアタッチメント4に装着された工具5の垂直旋回角度が基本姿勢である垂直姿勢Vから大きく離れた垂直旋回角度まで旋回されている場合であっても、工具5の位置を測定することが可能であるので、アタッチメント4がワーク加工時の姿勢を維持した状態で、ワーク加工後の工具5の位置および交換後の新しい工具5の位置を測定装置6によってそれぞれ測定することができる。それにより、ワーク加工後の工具5の位置と新しい工具5の位置とのずれ量に基づいて加工プログラムを補正し、補正後の加工プログラムに基づいて新しい工具5を用いてワークWの加工を行うことによって、工具5交換前後におけるつなぎ段差のない高品位の加工をすることが可能になる。
(変形例)
(A)
上記の実施形態では、レーザーセンサ24の旋回軸の一つである第1軸S1が垂直方向にのびる例が示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1軸S1が垂直方向以外の他の方向(例えば、水平方向)にのびてもよい。その場合も、上記の実施形態と同様に、第1軸S1および第2軸S2の2つの旋回軸回りでレーザーセンサ24を旋回させることによって、工具5が基本姿勢(例えば、水平姿勢)から離れた大きい旋回角度になったときでも工具5の位置を測定することが可能であり、しかも、工具5がその基本姿勢の周囲を旋回することに対応しながらレーザーセンサ24の向きを変えることが可能である。
(B)
また、上記の実施形態では、レーザーセンサ24の第1位置Iのときに発光部24bと受光部24cが並ぶ所定の基準方向が水平方向であり、レーザーセンサ24の第2軸S2回りの旋回角度が90度に設定されている例が示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1位置Iにおいて発光部24bと受光部24cが水平方向以外の他の方向に並んでいてもよく、また、旋回角度も90度以外の角度に設定してもよい。その場合も、工具5が基本姿勢から離れた大きい旋回角度になったときでも工具5の位置を測定することが可能であり、しかも、工具5がその基本姿勢の周囲を旋回することに対応しながらレーザーセンサ24の向きを変えることが可能である。
(C)
また、上記の実施形態では、第1軸S1が垂直方向に延び、かつ、第1軸S1に対する第2軸S2の傾斜角度が45度近傍の30〜60度に設定されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第2軸S2の傾斜角度を45度から離れた角度(例えば、15度近傍や75度近傍など)に設定してもよい。その場合も、工具5が基本姿勢から離れた旋回角度になったときでも工具5の位置を測定することが可能であり、しかも、工具5がその基本姿勢の周囲を旋回することに対応しながらレーザーセンサ24の向きを変えることが可能である。
(D)
また、上記の実施形態では、レーザーセンサ24が垂直旋回軸22に対してアーム23を介して連結されており、第1軸S1から当該第1軸S1の遠心方向へ離間した位置に配置されているが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の変形例として、図22に示されるように、レーザーセンサ24が垂直旋回軸22の直上に設置された取付台123を介して連結され、第1軸S1の延長線上またはその近傍の位置に配置されている構成であってもよい。取付台123は、所定の傾斜方向(例えば、45度)に傾斜した斜面123aを有している。斜面123aの上に第2旋回機構26を配置することにより、レーザーセンサ24を、第1軸S1とそれに対して傾斜する第2軸S2回りに旋回させることが可能になる。このような構成であっても、上記の実施形態と同様に、工具5が基本姿勢(例えば、垂直姿勢)から離れた大きい旋回角度になったときでも工具5の位置を測定することが可能であり、しかも、工具5がその基本姿勢の周囲を旋回(例えば、水平旋回)することに対応しながらレーザーセンサ24の向きを変えることが可能である。
1 加工装置
4 アタッチメント
5 工具
6 工具位置測定装置
22 垂直旋回軸
23 アーム
24 レーザーセンサ
24b 発光部
24c 受光部
24d 開口部
25 第1旋回機構
26 第2旋回機構
S1 第1軸
S2 第2軸
W ワーク

Claims (7)

  1. ワーク加工用の工具の位置を測定するための工具位置測定装置であって、
    旋回体と、
    前記旋回体を第1軸回りに旋回させる第1旋回機構と、
    発光部と受光部とを有し、当該発光部と当該受光部との間の開口部が前記第1軸に対して所定の傾斜角度で傾斜した第2軸の方向を向き、当該第2軸回りに旋回可能に前記旋回体に支持されたレーザーセンサと、
    前記レーザーセンサを前記第2軸回りに旋回させる第2旋回機構と
    を備えており、
    前記第2旋回機構は、前記レーザーセンサの位置を前記発光部と前記受光部とが所定の基準方向に並ぶ第1の測定位置と当該第1の測定位置から所定の旋回角度だけ旋回した第2の測定位置とに切り換えることができるように、当該レーザーセンサを前記第2軸回りに旋回させる、
    ことを特徴とする工具位置測定装置。
  2. 前記所定の基準方向は、水平方向であり、
    前記旋回角度は、90度に設定されている、
    請求項1に記載の工具位置測定装置。
  3. 前記第1軸は、垂直方向に延び、
    前記傾斜角度は、30〜60度に設定されている、
    請求項2に記載の工具位置測定装置。
  4. 前記レーザーセンサは、前記第1軸から当該第1軸の遠心方向へ離間した位置に配置されている、
    請求項1から3のいずれかに記載の工具位置測定装置。
  5. 前記第1軸と前記第2軸とは、前記レーザーセンサの開口部の前方で交差しており、
    前記レーザーセンサは、前記発光部と前記受光部との間の前記開口部が前記第1軸と前記第2軸との交点を向くように、配置されている、
    請求項4に記載の工具位置測定装置。
  6. 前記第2軸は、前記レーザーセンサが前記第1の測定位置および前記第2の測定位置にあるときのいずれにおいても前記レーザー光線と交差するような位置に、設定されている、
    請求項1から5のいずれかに記載の工具位置測定装置。
  7. 前記工具が装着されたアタッチメントと、
    請求項1記載の測定装置と
    を備えていることを特徴とする加工装置。
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