JPH1158184A - 工作機械及び検知方法 - Google Patents

工作機械及び検知方法

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JPH1158184A
JPH1158184A JP19968698A JP19968698A JPH1158184A JP H1158184 A JPH1158184 A JP H1158184A JP 19968698 A JP19968698 A JP 19968698A JP 19968698 A JP19968698 A JP 19968698A JP H1158184 A JPH1158184 A JP H1158184A
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machine tool
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detection unit
workpiece holder
signal
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JP19968698A
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Toshiharu Tom Miyano
トム ミヤノ トシハル
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工物の特性値を検知するための検出ユニ
ットを有する工作機械において、配線のもつれによる作
業効率の低下や断線による作業停止をなくし、部品・装
置の配置の決定や変更を容易とし、保守作業も容易とす
る。 【解決手段】 被加工物ホルダ18、26と、工具52
又は被加工物ホルダ18、26に保持された被加工物2
0のうち少なくとも一方を駆動して被加工物ホルダ1
8、26に保持された被加工物20に対し工具52に機
械加工を行わせる駆動装置22、30、59と、工作機
械を制御する制御装置54と、被加工物ホルダ18、2
6に保持された被加工物20の特性値を検知し、その特
性値を示す信号を制御装置54へ発する検出ユニット6
0とを有する工作機械10であって、制御装置54は検
出ユニット60から発生する信号の処理装置を有し、検
出ユニット60から発生する信号は無線手段86、88
によって制御装置54へ伝えられることを特徴とする工
作機械。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工作機械に関し、詳
しくは、工作機械により機械加工が行われている又は行
われるべき被加工物の特性値を検知するために用いるこ
とのできる検出ユニットに係る。
【0002】
【従来の技術】多くの機械加工作業において、被加工物
の寸法を、機械加工作業の開始時、機械加工作業中、及
び/又は機械加工作業の終了時に検査することは普通に
行われる。その検査によりオペレータに、「更に加工が
必要である」又は「加工作業は完了した」という警報を
発することもできる。
【0003】ある形態において、ロボット式検出ユニッ
トがNC(数値制御)コントローラに配線接続され、検
出ユニットとNCコントローラ間の情報伝達が配線を通
じて行われる。ロボット式検出ユニットは探子(プロー
ブ)を有し、その探子は被加工物に接触して、接触領域
の空間的配置に応じてNCコントローラへ信号を発し、
その信号はNCコントローラに被加工物の寸法の読取り
を行わせることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】或る種の工作機械は、
基本的な機械加工作業を妨害しない適当な配線ケーブル
の経路を見いだすことが困難であるような形状をしてい
る。適当な経路がないため、ケーブルはもつれやすく、
そのため工作機械の作業を妨げ、遂には故障又はケーブ
ルの切断を招く。
【0005】この問題を回避するようにケーブルの経路
を決めることにすると、部品や装置の配置が制約され、
また、設計や配線のコストが増大することもある。さら
に、精巧な配線計画を実施することにより、工作機械の
保守作業が複雑化する。
【0006】本発明は、被加工物の特性値を検知するた
めの検出ユニットを有する工作機械において、配線のも
つれによる作業効率の低下や断線による作業停止をなく
し、部品・装置の配置の決定や変更を容易とし、保守作
業も容易とすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
工作機械は、被加工物ホルダと、工具又は上記被加工物
ホルダに保持された被加工物のうち少なくとも一方を駆
動して上記被加工物ホルダに保持された被加工物に対し
上記工具に機械加工を行わせる駆動装置と、工作機械を
制御する制御装置と、上記被加工物ホルダに保持された
被加工物の特性値を検知し、その特性値を示す信号を上
記制御装置へ発する検出ユニットとを有する工作機械で
あって、上記制御装置は上記検出ユニットから発生する
信号の処理装置を有し、上記検出ユニットから発生する
信号は無線手段によって上記制御装置へ伝えられること
を特徴とする工作機械である。
【0008】ここで、「被加工物の特性値」には、長さ
や厚さのような寸法のほか、表面粗さ、硬度、温度、重
量等、測定可能なデータであれば何れも含まれ得る。ま
た、「無線手段」とは、検出ユニットと制御装置の間を
電線等で直接接続しないで信号を伝送できる手段であ
り、例えば、赤外線、レーザ光線、超音波、磁力線、X
線を用いるものが含まれる。
【0009】本発明の請求項2に係る工作機械は、上記
検出ユニットから発生する信号は赤外線による信号であ
ることを特徴とする請求項1記載の工作機械である。
【0010】本発明の請求項3に係る工作機械は、上記
工作機械はさらに、少なくとも一つの工具を保持するた
めの割出し可能なタレットを有し、上記駆動装置は上記
少なくとも一つの工具を軸心回りに回転駆動するための
ロータリースピンドルを有し、上記検出ユニットのうち
少なくとも一部は上記タレットに取り付けられているこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の工作機械である。
【0011】本発明の請求項4に係る工作機械は、上記
検出ユニットは、上記被加工物ホルダに保持された被加
工物に選択的に接触して信号を発生する探子を有し、上
記特性値は上記被加工物ホルダに保持される被加工物の
寸法であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
記載の工作機械である。
【0012】本発明の請求項5に係る工作機械は、上記
検出ユニットは2つ以上の異なった姿勢のうちから選択
された姿勢において上記タレットに取り付け可能である
ことを特徴とする請求項3又は4記載の工作機械であ
る。
【0013】本発明の請求項6に係る工作機械は、上記
検出ユニットは2つの異なったセンサ部を有することを
特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の工作機械で
ある。
【0014】本発明の請求項7に係る工作機械は、上記
被加工物ホルダに保持された被加工物を伴う請求項1〜
6のいずれかに記載の工作機械である。
【0015】本発明の請求項8に係る工作機械は、上記
駆動装置により駆動される工具を伴う請求項1〜7のい
ずれかに記載の工作機械である。
【0016】本発明の請求項9に係る工作機械は、フレ
ームと、当該フレームに設けられた被加工物ホルダと、
工具又は上記被加工物ホルダにより保持された被加工物
のうち少なくとも一方を駆動する上記フレームに設けら
れた駆動装置と、工作機械を制御する制御装置と、被加
工物に機械加工を行うために選択的に使用できる複数の
工具を保持して上記フレームに対して相対的に位置変更
可能なタレットと、上記被加工物ホルダに保持された被
加工物の特性値を検知し、当該特性値を示す信号を無線
手段によって上記制御装置へ発する検出ユニットとを有
し、さらに上記制御装置は上記検出ユニットから発生す
る信号を処理する処理装置を有することを特徴とする工
作機械である。
【0017】本発明の請求項10に係る工作機械は、上
記タレットは軸心回りに回動することにより上記フレー
ムに対して相対位置変更可能であり、そのことにより上
記検出ユニットを操作状態と待機状態のうち所望の状態
に選択的に位置させることができる請求項9記載の工作
機械である。
【0018】本発明の請求項11に係る工作機械は、上
記信号は赤外線信号であることを特徴とする請求項9又
は10記載の工作機械である。
【0019】本発明の請求項12に係る工作機械は、上
記特性値は上記被加工物ホルダに保持された被加工物の
寸法であり、上記検出ユニットは探子を有し、当該探子
は上記被加工物ホルダに保持された被加工物に選択的に
接触して信号を発生することを特徴とする請求項9〜1
1のいずれかに記載の工作機械である。
【0020】本発明の請求項13に係る工作機械は、上
記検出ユニットは2つ以上の異なった姿勢のうちから選
択された姿勢において上記タレットに取り付け可能であ
ることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の
工作機械である。
【0021】本発明の請求項14に係る工作機械は、上
記検出ユニットは2つの異なったセンサ部を有すること
を特徴とする請求項9〜13のいずれかに記載の工作機
械である。
【0022】本発明の請求項15に係る工作機械は、上
記被加工物ホルダに保持された被加工物を伴う請求項9
〜14のいずれかに記載の工作機械である。
【0023】本発明の請求項16に係る工作機械は、上
記駆動装置により駆動される工具を伴う請求項9〜15
のいずれかに記載の工作機械である。
【0024】本発明の請求項17に係る工作機械は、上
記フレームは固定部と上記タレットを搭載する可動部と
からなり、当該可動部は当該固定部に対して少なくとも
2つの直交する軸の方向に移動可能であることを特徴と
する請求項9〜16のいずれかに記載の工作機械であ
る。
【0025】本発明の請求項18に係る検知方法は、フ
レームと、当該フレームに取り付けられた被加工物ホル
ダと、工作機械用の制御装置と、検出ユニットと、工具
又は上記被加工物ホルダに保持された被加工物のうち少
なくとも一方を駆動して上記被加工物ホルダに保持され
た被加工物に対して機械加工を行わせるべく上記フレー
ムに取り付けられた駆動装置とを有する工作機械を準備
するステップ、上記被加工物ホルダに保持された被加工
物の特性値を上記検出ユニットにより検知するステッ
プ、上記検出ユニットが上記被加工物ホルダに保持され
た上記被加工物の特性値を検知したことの結果として上
記特性値を示す信号を発生するステップ、及び、当該信
号を無線手段により上記制御装置へ搬送するステップか
らなることを特徴とする被加工物の特性値の検知方法で
ある。
【0026】本発明の請求項19に係る検知方法は、上
記信号を上記制御装置により処理するステップと、その
結果として上記制御装置に上記工作機械に対し特定の作
業を開始させるステップを含むことを特徴とする請求項
18記載の検知方法である。
【0027】本発明の請求項20に係る検知方法は、上
記信号を発生するステップは赤外線信号を発生するステ
ップを含むことを特徴とする請求項18又は19記載の
検知方法である。
【0028】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)図1は、本発明の実施形態である検出ユ
ニットを有する工作機械を示す概念図である。図2は、
本発明の他の実施形態である工作機械を示す概念図であ
る。図3は、工具と被加工物を相対的に移動させる機構
の概念図である。図4は、本発明のさらに他の実施形態
である工作機械の平面図である。図5は、図4に示した
工作機械の側面図である。図6は、図5の工作機械の一
部分の6−6線矢視断面図である。図7は、図4〜図6
の工作機械に用いられている検出ユニットの拡大平面図
である。図8は、図7の検出ユニットの、当該ユニット
により検知される特性値を有する被加工物との関係を示
す拡大図である。
【0029】まず図4〜8に言及し、本発明による工作
機械を10で示す。工作機械10はフレーム12を有
し、当該フレーム12はこの実施形態においては主軸台
14と心押台16を含む旋盤部品を支持する。しかしな
がら、本発明の技術思想は、ほとんどあらゆる種類の工
作機械について用いることを意図したものであることは
多言を要しない。
【0030】図4において、主軸台14は、被加工物2
0を解放可能に保持するチャック(図示せず)を備えた
スピンドル(被加工物ホルダ)18を有する。駆動装置
22がスピンドル(被加工物ホルダ)18を駆動して被
加工物20を軸心24回りに回転させる。
【0031】心押台16は、軸心24と同一の軸心28
回りに回転可能なスピンドル(被加工物ホルダ)26を
有する。スピンドル(被加工物ホルダ)26は被加工物
20を把持するチャック(図示せず)を有し、回転自在
又は駆動装置22若しくは別個の駆動装置30により独
自に駆動される。
【0032】工作機械10は、被加工物20をスピンド
ル(被加工物ホルダ)18、26において別個に機械加
工できるように設定されている。ただし他の実施形態と
して、機械加工作業中、一個の被加工物をスピンドル
(被加工物ホルダ)18、26間に挟んで保持してもよ
い。以下の機械加工作業は、スピンドル(被加工物ホル
ダ)18、26にそれぞれ被加工物20が取り付けら
れ、それぞれのスピンドル(被加工物ホルダ)において
別個の機械加工作業が行われるものとして説明する。
【0033】スピンドル(被加工物ホルダ)18、26
間の間隔を選択するために、心押台16は、フレームの
固定部32に対して軸心28の方向(即ちB軸方向)に
ガイドされて移動可能に設けられている。
【0034】タレット機構(移動部)34は、フレーム
の固定部32に搭載され、直交するX軸およびZ軸の方
向にガイドされて移動可能である。ここでZ軸は心押台
16が移動する線(即ちB軸)に平行である。
【0035】タレット機構34は縦型の支持部材42を
備え(図5)、当該支持部材42にタレット46を支持
するシャフト44が軸心47回りに回動可能にジャーナ
ル支持されている。タレット46の周面48は、図6に
示すように、全体として正面視八角形をなすように配置
されている平坦な工具取付け面50により形成されてい
る。個々の面50は、特定の機械加工作業をなすために
設計された工具52を取り付けることができる(図
6)。
【0036】第一のアクチュエータ53により、支持部
材42は、中央NCコントローラ54により指示される
通りにX軸又はZ軸に沿って選択的に移動することがで
きる。アクチュエータ56がタレット46の軸心47回
りの割出しを行う。スピンドル18、26間の作動位置
にある工具52を駆動するために別個の駆動装置58が
動作可能である。工具52を、タレット46に取り付け
て駆動したり、スピンドル18、26のうち一方に移送
してそこで駆動したり、別個の工具駆動装置59により
駆動したりできることを理解すべきである。コントロー
ラ54は、駆動装置22、30、58、59及びアクチ
ュエータ53、56の機能を調整するためにプログラム
されている。なお、コントローラ54は、検出ユニット
60から発生する信号の処理装置(図示せず)の機能も
内蔵している。
【0037】本実施形態において、検出ユニット60は
タレット46の一つの面50に工具52の代わりに取り
付けられている。図7、8に示すように、検出ユニット
60はハウジング61を有し、当該ハウジング61から
センサ部62、64が互いに反対方向に片持ち状に突出
する。ハウジング61には取り付け孔66が設けられ、
当該取り付け孔66は、タレット46の周面48に設け
られた取り付け孔68に対応する。取り付け孔66、6
8は等間隔に設けられているので、ハウジングは、タレ
ット46の何れの取付け面50においても、4つの異な
った姿勢のうち任意の姿勢を選択してボルト69により
取付け得る。タレット式取付具を使用することによって
検出ユニット60は、この目的専用の別個の高価となり
うる構造を必要とせずに支持および位置変更される。
【0038】検出ユニット60は被加工物の任意の特性
値を検知するように設計され、一般的には機械加工作業
の合間に操作される。ここでは一例として、従来どおり
にセンサ部62、64から得られる空間的な読取り値を
ニューメリカル・アレイ(numerical array )のような
コントロールデータと関連づけることにより、被加工物
の寸法(特性値)を検知することに焦点を合わせて説明
する。ただし、この説明によって本発明を限定的に解し
てはならない。
【0039】センサ部62は、検知端72を有する探子
(プローブ)70を備え、当該探子70は被加工物20
と接触した瞬間に信号73をコントローラ54に内蔵さ
れた処理装置(図示せず)へ発する。この特定の構成に
おいて、被加工物20がスピンドル(被加工物ホルダ)
26に保持されたままで、タレット46は待機状態から
作動状態に移行することができる。ここで待機状態と
は、機械加工の進行中にタレット46がとどまる状態で
ある。作動状態においては、内面74及び外面76の検
知により被加工物20の厚さ(X)が決定される。
【0040】センサ部64は間隔のあいたローラ80、
82を備えた検知ヘッド78を有し、当該ローラ80、
82は、被加工物20の内側表面74の内側で当該表面
74に接触して移動する。内側表面74の径によってロ
ーラ80、82の相対位置が定められ、次いでコントロ
ーラ54へ伝えられる信号84が定められる。
【0041】本発明によれば、ハウジング61は赤外線
送受信器86を備え、コントローラ54はそれと交信で
きる赤外線送受信器88を備えている。ハウジング61
に設けられた窓90とコントローラ54に設けられた同
様の窓92は赤外線の送受信を許容し、赤外線送受信器
86、88間の交信を可能とする。
【0042】本発明は、送受信器86、88間の交信に
ワイヤーやケーブルといった配線を不要とする。コント
ローラ54は、検出ユニット60からの信号73、84
を受信すると、寸法の読取りを行ったり、信号73、8
4に応じて更なる機械加工作業を被加工物20に行うこ
とを指示したりすることができる。更なる機械加工作業
は、例えば、被加工物20の実測寸法と所望の寸法とを
比較することにより指示される。次に、コントローラ5
4は、検出ユニット60又は当該検出ユニット60用の
中間コントローラ(図示せず)に同様の手順で指令を発
することができる。
【0043】本発明による構造は、多重式のセンサ部6
2、64がタレット46の周面48上の数箇所の任意の
位置に取り付けられることを許容する。検出ユニット6
0に2つのセンサ部が設けられたことにより、多数の検
知シーケンスが可能となる。例えば、被加工物20を最
初はスピンドル(被加工物ホルダ)18によって保持
し、その表面74の計測はセンサ部64によって行うこ
とができる。次に被加工物20をスピンドル(被加工物
ホルダ)26へ移送し、センサ部62を用いて厚さの計
測を行うことができる。
【0044】本発明による工作機械の他の実施形態を図
1、2に概略的に示す。これらの図において、図4〜8
に示した部品又は装置と同様のものは「’」を付して表
す。本発明によれば、図1において、工作機械システム
100はスピンドル(被加工物ホルダ)18’、26’
を有し、スピンドル(被加工物ホルダ)18’、26’
は被加工物20を保持し、駆動装置30’により駆動さ
れる。工具52は工具ホルダ102によって支持され、
工具ホルダ102は回転しない。スピンドル(被加工物
ホルダ)18’、26’によって保持される被加工物2
0の特性値を検出ユニット60’が検知する。システム
100の全ての作業がNCコントローラ54により調整
される。
【0045】図2に符号110で示したシステムは、工
具ホルダであるスピンドル112が駆動装置114によ
り駆動されて回転することのみ図1のシステムと異な
り、他は同様である。
【0046】図3に、NCコントローラ54’を使用す
る工具ホルダ(被加工物ホルダ)102、112及びス
ピンドル(被加工物ホルダ)18’、26’を含む本発
明による一般的な構成120を示す。
【0047】以上記載した特定の実施形態は、本発明の
技術思想を例示したものであり、本発明はこれらの実施
形態によって限定されるものではない。
【0048】
【発明の効果】本発明により、被加工物の特性値を検知
するための検出ユニットを有する工作機械において、配
線のもつれによる作業効率の低下や断線による作業停止
がなくなって機械加工の速度が実質的に向上する。ま
た、配線が不要となるので、配線経路を考慮せずに部品
又は装置の配置を決定でき、部品・装置の配置の自由度
が増すとともに、配置の決定が短時間、低コストで行え
る。さらに、部品・装置の配置の変更を行うときも、配
線経路を考慮しないで済み、使用目的に応じた適正な配
置への変更が短時間、低コストで行える。また、工作機
械の保守作業も容易となる。なお、タレット式取付具を
使用すれば、別個の専用構造を必要とせずに検出ユニッ
トが支持および位置変更され、工作機械は構造簡単かつ
安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である工作機械を示す概念図
である。
【図2】本発明の他の実施形態である工作機械を示す概
念図である。
【図3】工具と被加工物を相対的に移動させる機構の概
念図である。
【図4】本発明のさらに他の実施形態である工作機械の
平面図である。
【図5】図4に示した工作機械の側面図である。
【図6】図5の工作機械の一部分の6−6線矢視断面図
である。
【図7】図4〜図6の工作機械に用いられている検出ユ
ニットの拡大平面図である。
【図8】図7の検出ユニットの、当該ユニットにより検
知される特性値を有する被加工物との関係を示す拡大図
である。
【符号の説明】
10 工作機械 12 フレーム 18、18’ スピンドル(被加工物ホルダ) 20 被加工物 22 駆動装置 26、26’ スピンドル(被加工物ホルダ) 30、30’ 駆動装置 32 固定部 34 タレット機構(可動部) 46 タレット 52 工具 54、54’ NCコントローラ(制御装置) 58 駆動装置 60、60’ 検出ユニット 62、64 センサ部 73、84 信号 86、88 送受信器 102、112 工具ホルダ 114 駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596157573 50 Dundee Lane, Barr ington Hills, Illin ois 60010, UnitedStat es of America

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物ホルダと、工具又は上記被加工
    物ホルダに保持された被加工物のうち少なくとも一方を
    駆動して上記被加工物ホルダに保持された被加工物に対
    し上記工具に機械加工を行わせる駆動装置と、工作機械
    を制御する制御装置と、上記被加工物ホルダに保持され
    た被加工物の特性値を検知し、その特性値を示す信号を
    上記制御装置へ発する検出ユニットとを有する工作機械
    であって、上記制御装置は上記検出ユニットから発生す
    る信号の処理装置を有し、上記検出ユニットから発生す
    る信号は無線手段によって上記制御装置へ伝えられるこ
    とを特徴とする工作機械。
  2. 【請求項2】 上記検出ユニットから発生する信号は赤
    外線による信号であることを特徴とする請求項1記載の
    工作機械。
  3. 【請求項3】 上記工作機械はさらに、少なくとも一つ
    の工具を保持するための割出し可能なタレットを有し、
    上記駆動装置は上記少なくとも一つの工具を軸心回りに
    回転駆動するためのロータリースピンドルを有し、上記
    検出ユニットのうち少なくとも一部は上記タレットに取
    り付けられていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の工作機械。
  4. 【請求項4】 上記検出ユニットは、上記被加工物ホル
    ダに保持された被加工物に選択的に接触して信号を発生
    する探子を有し、上記特性値は上記被加工物ホルダに保
    持される被加工物の寸法であることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の工作機械。
  5. 【請求項5】 上記検出ユニットは2つ以上の異なった
    姿勢のうちから選択された姿勢において上記タレットに
    取り付け可能であることを特徴とする請求項3又は4記
    載の工作機械。
  6. 【請求項6】 上記検出ユニットは2つの異なったセン
    サ部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載の工作機械。
  7. 【請求項7】 上記被加工物ホルダに保持された被加工
    物を伴う請求項1〜6のいずれかに記載の工作機械。
  8. 【請求項8】 上記駆動装置により駆動される工具を伴
    う請求項1〜7のいずれかに記載の工作機械。
  9. 【請求項9】 フレームと、当該フレームに設けられた
    被加工物ホルダと、工具又は上記被加工物ホルダにより
    保持された被加工物のうち少なくとも一方を駆動する上
    記フレームに設けられた駆動装置と、工作機械を制御す
    る制御装置と、被加工物に機械加工を行うために選択的
    に使用できる複数の工具を保持して上記フレームに対し
    て相対的に位置変更可能なタレットと、上記被加工物ホ
    ルダに保持された被加工物の特性値を検知し、当該特性
    値を示す信号を無線手段によって上記制御装置へ発する
    検出ユニットとを有し、さらに上記制御装置は上記検出
    ユニットから発生する信号を処理する処理装置を有する
    ことを特徴とする工作機械。
  10. 【請求項10】 上記タレットは軸心回りに回動するこ
    とにより上記フレームに対して相対位置変更可能であ
    り、そのことにより上記検出ユニットを操作状態と待機
    状態のうち所望の状態に選択的に位置させることができ
    る請求項9記載の工作機械。
  11. 【請求項11】 上記信号は赤外線信号であることを特
    徴とする請求項9又は10記載の工作機械。
  12. 【請求項12】 上記特性値は上記被加工物ホルダに保
    持された被加工物の寸法であり、上記検出ユニットは探
    子を有し、当該探子は上記被加工物ホルダに保持された
    被加工物に選択的に接触して信号を発生することを特徴
    とする請求項9〜11のいずれかに記載の工作機械。
  13. 【請求項13】 上記検出ユニットは2つ以上の異なっ
    た姿勢のうちから選択された姿勢において上記タレット
    に取り付け可能であることを特徴とする請求項9〜12
    のいずれかに記載の工作機械。
  14. 【請求項14】 上記検出ユニットは2つの異なったセ
    ンサ部を有することを特徴とする請求項9〜13のいず
    れかに記載の工作機械。
  15. 【請求項15】 上記被加工物ホルダに保持された被加
    工物を伴う請求項9〜14のいずれかに記載の工作機
    械。
  16. 【請求項16】 上記駆動装置により駆動される工具を
    伴う請求項9〜15のいずれかに記載の工作機械。
  17. 【請求項17】 上記フレームは固定部と上記タレット
    を搭載する可動部とからなり、当該可動部は当該固定部
    に対して少なくとも2つの直交する軸の方向に移動可能
    であることを特徴とする請求項9〜16のいずれかに記
    載の工作機械。
  18. 【請求項18】 フレームと、当該フレームに取り付け
    られた被加工物ホルダと、工作機械用の制御装置と、検
    出ユニットと、工具又は上記被加工物ホルダに保持され
    た被加工物のうち少なくとも一方を駆動して上記被加工
    物ホルダに保持された被加工物に対して機械加工を行わ
    せるべく上記フレームに取り付けられた駆動装置とを有
    する工作機械を準備するステップ、上記被加工物ホルダ
    に保持された被加工物の特性値を上記検出ユニットによ
    り検知するステップ、上記検出ユニットが上記被加工物
    ホルダに保持された上記被加工物の特性値を検知したこ
    との結果として上記特性値を示す信号を発生するステッ
    プ、及び、当該信号を無線手段により上記制御装置へ搬
    送するステップからなることを特徴とする被加工物の特
    性値の検知方法。
  19. 【請求項19】 上記信号を上記制御装置により処理す
    るステップと、その結果として上記制御装置に上記工作
    機械に対し特定の作業を開始させるステップを含むこと
    を特徴とする請求項18記載の検知方法。
  20. 【請求項20】 上記信号を発生するステップは赤外線
    信号を発生するステップを含むことを特徴とする請求項
    18又は19記載の検知方法。
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