JP5979959B2 - インクジェット記録ヘッド、記録ヘッドの製造方法、および記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド、記録ヘッドの製造方法、および記録装置 Download PDF

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Description

本発明はインクジェット記録ヘッド、記録ヘッドの製造方法、および記録ヘッドを備えた記録装置に関し、特に機能素子を有するインクジェット記録ヘッド、記録ヘッドの製造方法、および記録装置に関する。
インクジェット記録装置に備えられるインクジェット記録ヘッドにおいて機能素子を備える構成が知られている。特許文献1には機能素子としてメモリ素子を備える記録ヘッドが開示されている。特許文献1の構成は、記録ヘッドおよび記録装置を電気的に接続するコンタクト基板における各種端子と記録素子を有する記録素子基板とが配線部材(電気配線テープ)により接続される面の裏面に、メモリ素子が搭載されている。
端子の電導部は外部に露出されるため、露出部分の腐食を防ぐために露出部分にめっきが施される。めっきにはめっき成膜時に成膜対象である端子の電導部に電圧を印加する電気めっきが一般的に用いられる。電気めっきを施す際には端子の電導部に電圧を印加するためにめっきリード線(配線)が必要となる。
めっきリード線は、機能素子専用の端子の電導部にめっきするための機能素子専用のめっきリード線と、それ以外の端子の電導部にめっきするための他のめっきリード線とに分類される。これらのめっきリード線は、コンタクト基板における異なる端辺となる位置にそれぞれ配置され、めっき成膜工程において電極として用いられた後、コンタクト基板からそれぞれ切り離される。そうすると、コンタクト基板の端辺においてめっきリード線の切断面が露出する。この切断面にインク等の導電性を有する物質が付着すると端子間に予期せぬ通電(リーク)や短絡(ショート)が起こる虞がある。
これを防止するために、従来の構成は高電圧の記録素子駆動信号を伝送する端子に対しては、めっきリード線の切断面を絶縁性樹脂等によって覆っている。他方、記録素子駆動信号に比して低電圧の信号を伝送する点等から、機能素子専用の端子の電導部に電圧を印加するめっきリード線の切断面は絶縁性樹脂等によって覆わないことが多い。
特開2002―79655号公報
近年、従来の機能素子と比べてより多様な機能素子が用いられるようになってきている。それによって、従来の機能素子に比して電圧印加時間の長い信号端子を有する機能素子が用いられるようになってきている。この状況においては、従来の構成の機能素子を用いる場合と比べて機能素子専用のめっきリード線の切断面に導電性物質が付着することによる影響を受けやすい。したがって、リークやショート等を防止するために機能素子専用の端子の電導部にめっきを施すためのめっきリード線の切断面に対しても何らかの対策をすることが必要になってきている。
上述のように従来の構成は、機能素子専用のめっきリード線と他のめっきリード線とを、コンタクト基板における夫々異なる端辺に配置していた。そのため、機能素子専用めっきリード線の切断面にも絶縁性樹脂等を付与すると、他のめっきリード線の切断面のみに絶縁性樹脂等を付与していた従来の工程に新たな工程を追加する必要があり、コンタクト基板ひいては記録ヘッドの製造効率の低下を招く虞がある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものである。その目的はコンタクト基板ひいては記録ヘッドの製造効率の低下を招くことなく、機能素子用端子のめっき配線の切断面に導電性物質が付着する事態を防止することができるインクジェット記録ヘッド、記録ヘッドの製造方法、および記録装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るインクジェット記録ヘッドは、インクを吐出する記録素子を複数有する記録素子基板と、記録装置と電気的に接続するための複数のコンタクト端子と、機能素子と、前記機能素子の端子が接続されるランドと、を有するコンタクト基板であって、前記複数のコンタクト端子と前記記録素子基板とに電気的に接続される複数の第1端子と、前記ランドと電気的に接続される第2端子と、が、前記コンタクト基板の一端辺に配置されて構成する、前記コンタクト基板の一端辺に沿う端子列、を有する前記コンタクト基板と、前記コンタクト基板の一端辺に位置する前記複数の第1端子の端面および前記第2端子の端面を覆う絶縁性樹脂と、を備え、前記第2端子は前記端子列の端部に配置されることを特徴とする。
上記構成によれば、第2配線によって複数のランドのうちの少なくとも1つに接続される第2端子を、第1配線によってコンタクト端子に接続される第1端子と同じ位置であるコンタクト基板における一端辺に配置する。そうすることにより、従来の工程と同様に、コンタクト基板の一端辺に絶縁性樹脂を付与することにより、この一端辺に配置された第2端子(第2配線)の端面(切断面)を絶縁性樹脂により覆うことができる。よって、本発明は、従来の工程に新たな工程を追加することなく、第2端子(第2配線)の端面(切断面)を覆うことができる。
したがって、本発明においては、従来の構成に新たな工程を追加することによるコンタクト基板ひいては記録ヘッドの製造効率の低下を招くことなく、機能素子用端子の電導部にめっきする配線の切断面に導電性物質が付着する事態を防止することができる。よって、本発明においては、機能素子用端子の電導部にめっきする配線の切断面に導電性物質が付着して端子間にショートやリーク等が生じることを防止することができる。
インクジェット記録装置を示す概略斜視図である。 記録ヘッドを示す概略斜視図である。 (a)および(b)は第1実施形態の配線層を示す模式図である。 (a)および(b)は基板と配線部材との接続状態を示す模式図である。 (a)および(b)は第2実施形態の配線層を示す模式図である。 (a)および(b)は第3実施形態の配線層を示す模式図である。 (a)および(b)は第4実施形態の配線層を示す模式図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、本実施形態におけるインクジェット記録装置10の構成について説明する。図1は、本実施形態における記録装置10を示す概略斜視図である。同図に示すように、記録装置10は、記録部20と搬送ローラ3とを備える。記録部20は、インクジェット記録ヘッド1およびインクタンク21を含む。記録ヘッド1およびインクタンク21はキャリッジ4に着脱可能に搭載されている。記録ヘッド1には、複数の吐出口が副走査方向(図中Y方向)に沿って配列されている。インクタンク21は複数備えられており、それらの内部に収容したインクを記録ヘッド1へ供給する。
記録部20をY方向と交差する主走査方向(図中X方向)へ往復移動させながら記録ヘッド1からインクを吐出させる記録走査と、搬送ローラ3によるY方向への記録媒体2の搬送動作と、を繰り返して記録媒体2に対して画像を記録する。つまり、記録装置10は記録ヘッド1と記録媒体2とを相対移動させることにより、記録媒体2に画像を記録する。
図2は本実施形態に係る記録ヘッド1を示す概略斜視図である。同図に示すように、記録ヘッド1は、筐体500とコンタクト基板100と配線部材300と記録素子基板ユニット400とを備える。筐体500に対して、コンタクト基板100と配線部材300と記録素子基板ユニット400とが固定される。筐体500はタンクホルダ600を有する。タンクホルダ600は、インクを収容するインクタンク21(図1参照)を搭載できるように構成されており、筐体500は、インクタンク21から記録素子基板ユニット400へインクを供給するための流路を内部に備える。
コンタクト基板100は、記録ヘッド1がキャリッジ4に搭載されたときにキャリッジ4側の不図示のコンタクト基板に接続され、そのコンタクト基板は、不図示のフレキシブルケーブルを介して記録装置10側の制御回路に電気的に接続されている。詳細は後述するがコンタクト基板100には各種端子が設けられている。
記録素子基板ユニット400は記録素子基板(不図示)を備える。記録素子基板には、吐出口からインクを吐出させるためのエネルギーを発生する吐出エネルギー発生素子として、記録素子が複数設けられている。つまり、記録素子基板は記録素子を複数有する。筐体500および記録素子基板ユニット400には、互いに連通する流路が構成されており、インクタンク21内のインクは、筐体500の流路および記録素子基板ユニット400の流路を通って記録素子の位置へ供給される。
記録装置10の制御回路から伝送された記録素子の駆動信号に従ってインクの吐出制御がなされ、この制御に従って吐出口からインクを吐出することにより記録媒体2へ画像が記録される。記録素子としては、電気熱変換素子(ヒータ)やピエゾ素子などを用いることができる。電気熱変換体を用いた場合には、その発熱によりインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用して、吐出口からインクを吐出することができる。
配線部材300は、コンタクト基板100における信号端子と記録素子基板の電極部とを電気的に接続する。すなわち、記録装置10から送信される電気信号(記録素子の駆動信号を含む)は、コンタクト基板100および配線部材300を介して記録素子基板ユニット400の記録素子基板へ伝送される。本実施形態において配線部材300は、コンタクト基板100と、記録素子基板を備える記録素子基板ユニット400と、を部分的に覆うようにコンタクト基板100の一端辺に沿って配置されている。配線部材300としては、電気配線テープ等を用いることができる。
以上のような構成とすることにより、記録装置10からの信号はコンタクト基板100および配線部材300を介して記録素子基板ユニット400の記録素子基板へ伝送される。なお、図2においては簡略化したコンタクト基板100を示している。図3(a)および(b)を参照して、コンタクト基板100の詳細な構成を以下に説明する。
コンタクト基板100は、表面層および裏面層の2層の配線層により構成されている。図3(a)および(b)は、本実施形態のコンタクト基板100の配線層を示す模式図である。同図(a)はコンタクト端子群101が設けられている面(表面)を、同図(b)はメモリ素子110が搭載される面(裏面)を、それぞれ示している。
なお、本実施形態においては、機能素子としてメモリ素子110を用いる場合について説明するが、本発明に用いる機能素子はこれに限定されない。例えば、機能素子としてヘッドコントロールチップ素子を用いることもできる。以下において、コンタクト基板100の表面側と裏面側の配線層により形成される配線104の全てについて説明する際には、総称として「配線104」を用いて説明し、配線104のうち個別の配線について説明する際には夫々に付された符号を用いて説明する。
まず、コンタクト基板100の表面層について説明する。図3(a)に示すように、コンタクト基板100の表面層にはコンタクト端子群101が設けられている。コンタクト端子群101は、記録ヘッド1がキャリッジ4に搭載されたときに、キャリッジ4側の不図示のコンタクト基板のコンタクト端子群に接続されることにより、記録装置10からの電気信号を受け取るための外部信号入力端子である。
本実施形態において、コンタクト端子群101は、コンタクト端子101a〜101eを含む計14個のコンタクト端子により構成されている。すなわち、本実施形態においては、コンタクト基板100にコンタクト端子が複数形成されている。各コンタクト端子は図3(a)正面視において横3列および縦5列に配置されており、縦方向の右から2列目には2つの端子が配置されており、縦方向の他の4列には3つの端子が配置されている。
本実施形態において、コンタクト端子群101はその用途ごとに3つに分類することができる。コンタクト端子101a〜101cは、後述するように、コンタクト基板100の表面側および裏面側の配線104a〜104c(第2配線、第2端子)を介して、信号端子列102内の対応する信号端子102a〜102c(第2端子)にそれぞれ接続されている。これらのコンタクト端子101a〜101cは記録装置10とメモリ素子110との間の信号の伝送に用いられる端子である。
コンタクト端子101d、101eは、後述するように、コンタクト基板100の表面側および裏面側の配線104d、104e(第2配線、第2端子)を介して、信号端子列102内の対応する信号端子102d、102e(第2端子)にそれぞれ接続されている。これらのコンタクト端子101d、101eは、記録装置10、メモリ素子110、および記録素子基板の相互間における信号の伝送に用いられる端子である。
上記以外のコンタクト端子は、後述するように、それぞれコンタクト基板100の表面側および裏面側の配線104i、104j(第1配線)を介して、信号端子列102内の対応する信号端子(第1端子)に接続されている。これらのコンタクト端子は、記録装置10と記録素子基板との間の信号の伝送に用いられる端子である。
また、同図(a)に示すように、コンタクト基板100の一端辺寄りの部分(同図中の下側寄りの部分)には、信号端子列102が設けられている。信号端子列102は、コンタクト基板100の一端辺に対して垂直となるように配置された信号端子が上記一端辺に沿って複数配列することにより構成されている。
コンタクト基板100の表面層には、信号端子列102が設けられている領域において、コンタクト基板100の一端辺に沿う配線部材接続領域120が設けられている。
配線部材接続領域120には、コンタクト基板100の信号端子と記録素子基板ユニット400の記録素子基板とを電気的に接続するための配線部材300が接合される。
本実施形態は、コンタクト基板100の表面にレジストコートする際に、コンタクト端子群101及び配線部材接続領域120を覆うマスクを使用して、コンタクト基板100におけるコンタクト端子群101及び配線部材接続領域120以外をレジストコートする。本実施形態においては配線104の一部分をコンタクト基板100上に露出させて当該部分を信号端子として用いる。
また、コンタクト基板100の裏面においては、後述するランド群103(ランド103a〜103e)以外をレジストコートする。その後、露出部分であるコンタクト端子群101、信号端子列102、及びランド群103に電気めっきを施す。
本実施形態においては、コンタクト端子群101、信号端子列102を構成する複数の信号端子、およびランド群103は配線104により接続されている。具体的な配線方法については後述するが、配線104はコンタクト端子群101と複数の信号端子とを夫々接続する配線であるとともに、コンタクト端子群101およびランド群103の表面(露出する電導部)にめっきを施す際にめっきリード線として用いられる。つまり、配線104は、その配線先の接続端子へめっきを施す際に電極として用いられる。
接続端子にめっきを施した後、切断前のコンタクト基板100の一端辺から図3(a)中の下方に延在する破線部分は、その部分に形成された配線104と共に切断されて、不要な部分がコンタクト基板100から切り離される。したがって、切断後のコンタクト基板100の一端辺の側面には配線104の切断面が露出する。
図3(a)に示す破線部分の裏面にはメモリ素子110が搭載される。次に、コンタクト基板100の裏面層について説明する。図3(b)は、図3(a)に示すコンタクト基板100を左右反転させて裏面を見た状態を示す図である。図3(b)に示すように、コンタクト基板100の裏面には、一点破線で示す箇所にメモリ素子110が搭載される。
図3(b)に示すように、コンタクト基板100の裏面にはメモリ素子110を実装するためのランド群103(ランド103a〜103e)が設けられており、それらのランドにメモリ素子110の端子が接続される。図3(b)においては、メモリ素子110を実装する前のコンタクト基板100の裏面を示している。
本実施形態においては、メモリ素子110として、ICタイプのEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)を用いる。そのメモリ素子110は8本の端子を有している。ランド103a,103b,103c、103dには、ライトプロテクト端子(WP)、データ入出力端子(SDA)、クロック端子(SCL)、電源端子(VCC)がそれぞれ接続される。ランド103eには、グランド端子(GND)および3つのアドレス端子(A0,A1,A2)が接続される。
次に、コンタクト基板100の配線パターンについてより具体的に説明する。図3(a)および(b)に示すように、コンタクト基板100には表面層と裏面層とを貫通する複数のスルーホールが設けられている。記録素子基板とは接続せずに、メモリ素子110の端子と接続するコンタクト端子101a〜101cは、配線107a〜107cにより、スルーホール151a〜151cを介してランド103a〜103cと夫々接続されている。
コンタクト端子101dは、スルーホール151dを介してコンタクト基板100の表面側の配線104dに接続される裏面側の配線(同一の符号104dを付す)によって,ランド103dに接続される。また、コンタクト端子101dは配線104dによって信号端子102dに接続される。コンタクト端子101eは、スルーホール151eを介して、コンタクト基板100の表面側の配線104eに接続される裏面側の配線(同一の符号104eを付す)によって、ランド103eに接続される。また、コンタクト端子101eは配線104eによって信号端子102eに接続される。
つまり、コンタクト端子101d、101eに関しては、それをランドと接続するための配線と、それを信号端子と接続するための配線とが共通化されている。
コンタクト基板100の表面側の配線104a〜104cは、図3(a)に示す配線部材接続領域120から、スルーホール150a〜150cを介して裏面側の配線(同一の符号104a〜104cを付す)によって、ランド103a〜103cに接続されている。
配線104aは、ランド103a、コンタクト端子101a、および信号端子102aにめっきを施す際のめっきリード線として用いられる。同様に、配線104bはランド103b、コンタクト端子101b、および信号端子102bにめっきを施す際に、配線104cはランド103c、コンタクト端子101c、および信号端子102cにめっきを施す際に、夫々めっきリード線として用いられる。
これらの配線104a〜104cは、メモリ素子110専用の端子であるコンタクト端子101a〜101cおよびランド103a〜103cの表面(露出する電極部)をメッキする際に電極として用いられる。本実施形態においては、これらの配線104a〜104cの切断面(端面)に導電性物質が付着することを防止するための対策をする。
配線104dは、ランド103d、コンタクト端子101d、および信号端子102dにめっきを施す際に電極として用いられる。同様に、配線104eは、ランド103e、コンタクト端子101e、および信号端子102eにめっきを施す際に電極として用いられる。
配線104jは、ランド群103に接続されないコンタクト端子と、信号端子とを、スルーホールを介さずに接続する。配線104iは、ランド群103に接続されないコンタクト端子と、信号端子とを、スルーホールを介して接続する。これらの配線104iおよび104jは、対応するコンタクト端子と信号端子とにめっきを施す際に電極として用いられる。
配線部材接続領域120における複数の信号端子に対して配線部材300を一括して接合する場合、信号端子に対する接合圧が不安定となるおそれがある。このような接合圧は、信号端子列102の中央部に位置する信号端子よりも、その両端部に位置する信号端子の方が大きくなる傾向がある。
そこで、本実施形態は、記録素子基板の端子に接続されないコンタクト端子101a〜101cと、コンタクト基板100の信号端子と、を接続する配線104a〜104cの一部である信号端子102a〜102cを信号端子列102の配列方向の両端に配置する。
つまり、配線104a〜104cの一部であって、記録素子基板の端子と接続されないメモリ素子110専用の信号端子102a〜102cを、信号端子列102の配列方向の両端部に配置する。これにより、記録素子基板の端子と接続する信号端子を信号端子列102の中央部付近に配置して、これらの端子にかかる接合圧を安定させることができる。この結果、コンタクト基板100の信号端子と記録素子基板との間において、電気信号(記録素子の駆動信号を含む)を安定的に伝送することができる。
従来の構成においては、記録素子基板に接続する端子用のめっきリード線の切断面のみに対して対策をしていた。本発明においては、記録素子基板に接続せずに機能素子の端子に接続する端子のめっきリード線の切断面に対しても対策をする。そこで、本実施形態においては、すべての配線104の切断面に対して対策をする。以下に本実施形態における配線104の切断面の状態を説明する。
図4(a)および(b)はコンタクト基板100と配線部材300との接続状態を示す模式図である。同図(a)及び(b)において、コンタクト基板100の一端辺から図3(a)中の下方に延在する配線104の一部分が切断されて、その一端辺に位置する配線部材接続領域120に配線部材300が接続されている。さらに、それらの接続部分は、配線104の切断面が露出しないようになっている。
詳細には、図4(a)に示すように、コンタクト基板100の表面層は、信号端子列102と配線部材300との接続部分付近へ導電性物質が侵入しないように、コンタクト基板100と配線部材300との境界領域を絶縁性樹脂130aにより覆っている。図4(b)に示すように、コンタクト基板100の裏面層は、裏面から露出される配線104の切断面を絶縁性樹脂130bにより覆っている。
なお、図4(a)および(b)において、配線部材300内に示す配線108は、配線104の一部である信号端子と記録素子基板とをつなぐための配線である。上述のように、本実施形態においては、メモリ素子110専用の信号端子102a〜102cは記録素子基板と接続する必要がない。そのため、それらの信号端子102a〜102cに接続される配線部材300内の配線108a〜108cは、図4(a)および(b)に示すように、配線部材300内において途中までの配線となっている。
これらの信号端子102a〜102cを含む全ての信号端子は、上述したように、めっきが施されて、コンタクト基板100の一端辺から図3(a)中の下方に延在する部分が切断される。そのため、それらの切断面はめっきされておらず、コンタクト基板100の端辺にその切断面が露出することになる。
図4(a)は、コンタクト基板100の表面において、コンタクト基板100と配線部材300との境界領域が絶縁性樹脂130aにより覆われている状態を示している。同図(a)に示すように、絶縁性樹脂130aは、コンタクト基板100と配線部材300との境界領域に付与されており、信号端子と配線部材との接続部分に導電性物質が侵入することを防いでいる。図4(b)に示すように、絶縁性樹脂130bは、コンタクト基板100の裏面層におけるコンタクト基板100の端辺に配線104の切断面が露出しないように、その切断面を覆っている。
本実施形態は、配線104の切断面が外部に露出しないように間接的又は直接的に絶縁性樹脂130a、130bにより、その切断面を覆うことによって、それらの切断面にインク等の導電性物質が付着してリークやショートが生じるおそれをなくすことができる。
また、本実施形態は、メモリ素子110専用の信号端子102a〜102cを含む全ての信号端子をコンタクト基板100の一端辺寄りに集めて配置している。そのため、絶縁性樹脂130a、130bによる配線104の切断面のカバーは、コンタクト基板100の表面および裏面のそれぞれに対して1回ずつの絶縁性樹脂の付与により行われる。よって、記録素子基板に接続される端子の接続配線兼めっきリード線の切断面のみをカバーしていた従来の構成と比べて新たに工程を追加する必要がない。
したがって、本実施形態は、新たな工程を追加することに伴うコンタクト基板ひいては記録ヘッドの製造効率の低下を招くことなく、機能素子用端子の電導部にめっきする配線の切断面に導電性物質が付着する事態を防止することができる。よって、本実施形態においては、機能素子用端子の電導部にめっきする配線の切断面に導電性物質が付着して端子間にショートやリーク等が生じることを防止することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態においては、すべての配線104のそれぞれの一部分を信号端子として用いた。本実施形態においては、配線104a〜104cのそれぞれの一部分を信号端子として用いず、配線部材300と接続しない点が第1実施形態と異なる。その他の構成は第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
図5(a)および(b)は本実施形態の配線層を示す模式図である。同図(a)はコンタクト端子群101が設けられている面(表面)を、同図(b)はメモリ素子110が搭載される面(裏面)を、それぞれ示している。図5(a)に示すように、配線104により構成される列において、ランド103a〜103cへめっきするために用いられる配線104a〜104cは、その両端部に配置されている。図5(a)正面視左端から配線104c、104aの順に配線104c、104aが、右端には配線104bが、夫々配置されている。
上述のように、本実施形態においては、配線104a〜104cの夫々の一部分を信号端子として用いない。そのため、コンタクト基板100にレジストコートする際には、第1実施形態においてレジストを付与しなかった配線104a〜104cの一部にもレジストを付与する。
本実施形態においては、配線104a〜104cの一部を信号端子として用いないので、第1実施形態に比べて信号端子の数を削減できる。したがって、第1実施形態と比べて信号端子列102の幅を狭くすることができる。よって、信号端子列102に接続する配線部材300の幅を、第1実施形態に比べて狭くすることができるので、配線部材300の製造コストを下げることができる。それに伴い、配線部材300と接続される記録素子基板ユニットのサイズも従来の構成に比べて小型にすることができることもある。
この構成においても、第1実施形態と同様に、絶縁性樹脂130a、130bを付与することによって、配線104の切断面に導電性物質が付着することによって生じる端子間のリーク等を防止することができる。
(第3実施形態)
第1実施形態および第2実施形態は、全ての配線104をコンタクト基板100の一端辺寄りに配置した。本実施形態は、第1実施形態および第2実施形態における配線104を配置する一端辺とは反対側の一端辺寄りであり、かつ、コンタクト基板100の裏面のみに、配線104b、104c(第3配線)を配置する。この配線104b、104cの切断面は絶縁性樹脂により覆わない。
さらに、本実施形態においても第2実施形態と同様に、配線104a〜104cの一部を信号端子として用いず、配線部材300と接続しない。その他の構成については第1実施形態および第2実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
図6(a)および(b)は本実施形態の配線層を示す模式図である。同図(a)はコンタクト端子群101が設けられている面(表面)を、同図(b)はメモリ素子110が搭載される面(裏面)を、それぞれ示している。配線104の配列のうち、図6(a)正面視から左端に配線104aが配置されている。また、図6(b)に示すように配線104b、104cはコンタクト基板100における信号端子列102が設けられている一端辺とは反対側の一端辺であり、かつ、コンタクト基板100の裏面に設けられている。
図6(a)に示すように、配線104aは、コンタクト基板100における信号端子列102が設けられている一端辺からスルーホール150aを介して、図6(b)に示すランド103aに接続されている。
配線104b、104cは、図6(a)に示すコンタクト基板100における配線部材接続領域120が設けられている一端辺とは反対側の一端辺寄りであり、図6(b)に示すコンタクト基板100の裏面から、ランド103b、103cへ夫々接続されている。つまり、配線104b、104cは一端がコンタクト基板100における一端辺以外の他の端辺に位置し、その他端がランド103b、103cに夫々接続されている。
記録ヘッド1の記録動作中において、記録ヘッド1に搭載されているメモリ素子110に対しては書き込み禁止の処理がなされる。その際、コンタクト端子101aへ伝送される信号は常にHigh信号に固定され、常に電圧が印加される。そのため、配線104aの切断面にインク等の導電性を有する物体が付着した場合にリークやショートが生じる確率は、電圧を印加する頻度が低い場合よりも高い。
したがって、本実施形態においても第1実施形態および第2実施形態と同様に、信号端子列102が設けられているコンタクト基板100の一端辺に配線104aを配置して、その切断面を間接的に又は直接的に絶縁性樹脂130a、130bにより覆う。
他方、他のコンタクト端子101b、101cは記録装置10の制御回路によるデータの読み書き処理が行われるときにのみ電圧が印加される。コンタクト端子101b、101cに電圧が印加される頻度はコンタクト端子101aに比して低いので、配線104aの切断面にインク等の導電性物質が付着した場合よりも、リークやショートが生じる確率が低い。
したがって、本実施形態においては、配線104b、104cの切断面は絶縁性樹脂により覆わない。そのため、配線104b、104cは信号端子列102が設けられているコンタクト基板100の一端辺とは反対側の一端辺寄りであり、かつコンタクト基板100の裏面に配置している。他方、配線104aの切断面は絶縁性樹脂により覆うので、この構成においてもリークやショートを防止することができる。
本実施形態においても、コンタクト基板100における信号端子列102が設けられている一端辺寄りに配置した配線104aの切断面のみを覆うため、従来の構成と比べて新たな工程を加える必要がない。よって、製造効率の低下を招くことなく、メモリ素子用の端子の配線(めっきリード線)の切断面のうち、信号端子列側の一端辺寄りに配置した配線の切断面を絶縁性樹脂により覆うことにより、端子間のリーク等を防止することができる。
(第4実施形態)
第3実施形態は、コンタクト基板100における信号端子列102が設けられている一端辺とは反対側の一端辺寄りであり、かつ、コンタクト基板100の裏面に配線104b、104cを配置した。本実施形態は、配線104cのみを、コンタクト基板100における信号端子列102が設けられている一端辺とは反対側の一端辺寄りであり、かつ、コンタクト基板100の裏面に配置した点が第3実施形態と異なる。また、配線104cの切断面のみが樹脂により覆われていない点が第3実施形態と異なる。
さらに、本実施形態は、第3実施形態の配線104aを配置する側とは反対側の端部に配線104bを配置する点が第3実施形態と異なる。その他の構成については上記実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
図7(a)および(b)は本実施形態の配線層を示す模式図である。同図(a)はコンタクト端子群101が設けられている面(表面)を、同図(b)はメモリ素子110が搭載される面(裏面)を、それぞれ示している。本実施形態においては、配線104の配列のうち、図7(a)正面視から左端に配線104aを、右端に配線104bを、それぞれ配置する。他方、配線104cは、図7(a)および(b)に示すように、コンタクト基板100における信号端子列102が設けられている一端辺とは反対側の一端辺寄りであり、かつコンタクト基板100の裏面に配置する。
本実施形態は、第3実施形態とは異なり、コンタクト基板100における信号端子列102が設けられている一端辺とは反対側の一端辺であり、かつコンタクト基板100の裏面に、配線104cのみを配置する。そうすることにより、複数の配線104の切断面同士がインク滴を介して導通することを防止することができる。
また、本実施形態において、コンタクト基板100における信号端子列102が設けられている一端辺に配置する配線104a、104bの切断面は絶縁性樹脂により覆う。他方、信号端子列102が設けられている一端辺と反対側の一端辺に配置する配線104cの切断面は絶縁性樹脂により覆わない。この構成においても、コンタクト基板100における信号端子列102側の一端辺寄りに配置する配線104a、104bの切断面を絶縁性樹脂により間接的に又は直接的に覆う。そうすることにより、従来の工程にさらに新たな工程を追加することなく端子間のリーク等を防止することができる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態は、記録ヘッド1にコンタクト基板100を設ける構成について説明したが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、配線部材300表面(記録ヘッド1に接合される面と反対側の面)の絶縁フィルムの一部の領域に複数の開口部を設けて、この複数の開口部をコンタクト端子群101と信号端子とすることができる。その場合、配線部材300内部の配線を開口部から端子として露出させて、この露出させた配線をそれぞれコンタクト端子および信号端子として用いる。そして、上記開口部を設けた面またはその裏面にメモリ素子110を搭載する。
このような構成とすることにより、記録ヘッド1にコンタクト基板100を設けない構成においても、配線部材300表面の絶縁フィルムの一部の領域をコンタクト基板100として代用することができる。
上記実施形態においては、コンタクト端子は14個設けられているが、コンタクト端子の個数はこれに限定されず、コンタクト端子の個数はこれより多くても少なくてもよい。
上記実施形態においては、信号端子列102はコンタクト基板100の一端辺に対して垂直となるように配置されているが、信号端子列102はコンタクト基板100の一端辺に対して厳格に垂直となるように配置されていなくてもよい。
また、第3実施形態および第4実施形態は、コンタクト基板100における信号端子列102が設けられている一端辺とは反対側の一端辺に配線104c等を設けた。しかし、配線104b、104cは、必ずしもコンタクト基板100における信号端子列102が設けられている一端辺とは反対側に位置する必要はなく、コンタクト基板100の信号端子列102が設けられている一端辺以外の他の端辺に位置していればよい。
1 記録ヘッド
100 コンタクト基板
101 コンタクト端子群
103 ランド
104 配線
110 メモリ素子
130a、130b 絶縁性樹脂
300 配線部材

Claims (17)

  1. インクを吐出する記録素子を複数有する記録素子基板と、
    記録装置と電気的に接続するための複数のコンタクト端子と、機能素子と、前記機能素子の端子が接続されるランドと、を有するコンタクト基板であって、前記複数のコンタクト端子と前記記録素子基板とに電気的に接続される複数の第1端子と、前記ランドと電気的に接続される第2端子と、が、前記コンタクト基板の一端辺に配置されて構成する、前記コンタクト基板の一端辺に沿う端子列、を有する前記コンタクト基板と、
    前記コンタクト基板の一端辺に位置する前記複数の第1端子の端面および前記第2端子の端面を覆う絶縁性樹脂と、
    を備え
    前記第2端子は前記端子列の端部に配置されることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 前記コンタクト基板は、前記複数のコンタクト端子と接続される複数の第1配線と、前記ランドと接続される第2配線と、を有し、
    前記複数の第1端子および前記第2端子は、前記複数の第1配線および前記第2配線によってそれぞれ構成されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 前記第2端子は前記記録素子基板と電気的に接続されていないことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 前記コンタクト基板は、複数の前記ランドと、前記複数のランドと電気的に接続される複数の前記第2端子と、を有し、
    前記複数の第2端子のうちの少なくとも1つが前記端子列の端部に配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 一端が前記コンタクト基板の前記一端辺以外の他の端辺に位置し、他端が前記複数のランドのうちの前記第2端子と電気的に接続されるランドとは別のランドに接続される第3配線を備え、前記第3配線の一端は露出していることを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録ヘッド。
  6. 前記コンタクト基板は、前記第2端子と電気的に接続されるコンタクト端子と、前記第3配線と電気的に接続されるコンタクト端子と、を有し、
    前記第2端子と電気的に接続されるコンタクト端子は、前記第3配線と電気的に接続されるコンタクト端子よりも電圧が印加される時間が長いことを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録ヘッド。
  7. 前記複数の第1端子と接続され、前記記録素子基板と前記コンタクト基板とを接続するための配線部材を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッド。
  8. 前記第2端子は前記配線部材と接続されていることを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録ヘッド。
  9. 前記第2端子は前記配線部材と接続されていないことを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録ヘッド。
  10. 前記機能素子はメモリ素子であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッド。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドを備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  12. インクを吐出する記録素子を複数有する記録素子基板と、
    記録装置と電気的に接続するためのコンタクト端子と、機能素子と、前記機能素子の端子が接続されるランドと、前記コンタクト端子と前記記録素子基板とに電気的に接続される第1端子と、前記ランドと電気的に接続される第2端子と、を有するコンタクト基板と、
    を備えるインクジェット記録ヘッドの製造方法であって、
    前記コンタクト基板に前記第1端子および前記第2端子を形成する工程と、
    前記第1端子を電極として前記コンタクト端子をめっきし、前記第2端子を電極として前記ランドをめっきする工程と、
    前記コンタクト基板の一端辺に前記第1端子の端面および前記第2端子の端面が位置するように前記コンタクト基板を切断する工程と、
    前記第1端子の端面および前記第2端子の端面を覆うように絶縁性樹脂を付与する工程と、
    を含むことを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  13. 前記コンタクト基板は、複数の前記コンタクト端子と、複数の前記第1端子と前記第2端子とが前記コンタクト基板の一端辺に配置されて構成する、前記コンタクト基板の一端辺に沿う端子列と、を有し、
    前記第2端子は前記端子列の端部に配置されることを特徴とする請求項12に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  14. 前記第2端子は前記記録素子基板と電気的に接続されていないことを特徴とする請求項12または13に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  15. 前記コンタクト基板は、複数の前記ランドと、一端が前記コンタクト基板の前記一端辺以外の他の端辺に位置し、他端が前記複数のランドのうちの前記第2端子と電気的に接続されるランドとは別のランドに接続される配線と、を有し、前記配線の一端は露出していることを特徴とする請求項12から14のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  16. 前記第1端子と接続され、前記記録素子基板と前記コンタクト基板とを接続するための配線部材を備えることを特徴とする請求項12から15のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  17. 前記機能素子はメモリ素子であることを特徴とする請求項12から16のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
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