JP2002079655A - インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置

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JP2002079655A
JP2002079655A JP2000270221A JP2000270221A JP2002079655A JP 2002079655 A JP2002079655 A JP 2002079655A JP 2000270221 A JP2000270221 A JP 2000270221A JP 2000270221 A JP2000270221 A JP 2000270221A JP 2002079655 A JP2002079655 A JP 2002079655A
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substrate
recording head
ink
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Torachika Osada
虎近 長田
Shuzo Iwanaga
周三 岩永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録装置に着脱可能に搭載されるインクジェ
ット記録ヘッドにおいて、記録装置本体側の端子と電気
的に接続される入力端子の数が増大した際に、記録ヘッ
ドの入力端子と記録装置本体側の端子との接続での接触
不良を防止する。 【解決手段】 インク供給ユニットH1003に記録素
子ユニットH1002およびタンクホルダH2000が
組み付けられて記録ヘッドが構成される。記録素子ユニ
ットH1002では、第1の記録素子基板H1100お
よび第2の記録素子基板H1101が、電気配線テープ
H1300を介して、そのテープよりも横方向の幅が広
い電気コンタクト基板H2200に電気的に接続されて
いる。電気コンタクト基板H2200の表面では外部信
号入力端子H1301が横方向および縦方向に複数個配
列されており、その端子の配列が、電気コンタクト基板
H2200と電気配線テープH1300が並んでいる方
向と直角な方向に延びる横長になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク等の記録液
を吐出口から吐出して液滴を形成して記録動作を行う記
録装置に用いられるインクジェット記録ヘッドに関し、
詳しくは、このインクジェット記録ヘッドに用いられる
記録素子基板、および、この記録素子基板と電源などと
の接続を行う配線基板等に関するものである。なお、本
発明のインクジェット記録ヘッドは、一般的なプリント
装置のほか、複写機、通信システムを有するファクシミ
リ、プリント部を有するワードプロセッサ等の装置、さ
らには、各種処理装置と複合的に組み合わされた産業用
記録装置に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録ヘッドは、そ
れに備わる液体吐出用エレメント(ピエゾ素子や気泡発
生用電気熱変換体)を駆動するための駆動パルスを受け
るパッドを有している。このパッドは、インクジェット
記録ヘッドがプリンターに着脱可能に搭載された際にプ
リンターのヘッド搭載位置に備え付けられた端子が当接
される。この、インクジェット記録ヘッドのパッドは、
液体吐出用エレメントの増加に対して合理的な数に集約
される傾向にある。
【0003】例えば、米国特許第5,610,635号
明細書に記載のインクジェット記録ヘッドでは、そのヘ
ッドに直結されたフレキシブルケーブルに対してメモリ
ー素子および前記パッド部が配設されている。
【0004】インクジェット記録ヘッドの吐出用エレメ
ントは、64個のモノクロから128個以上に増加し、
また、複数の色に対応した記録ヘッドにおいても吐出用
エレメントが増加している。したがって、記録ヘッドに
必要なパッド数は増加する傾向にある。
【0005】一方、インクジェット記録ヘッドはチュー
ブまたはタンクからの吐出用のインクの供給を受けるた
めに、記録ヘッドに着脱可能に装着されるホルダーが用
意されることが多い。インクジェット記録ヘッドの中で
も、熱エネルギーを利用する方式のヘッドチップは小型
という利点を有しており、パッド数の増加分に対しても
複数の記録ヘッドをコンパクトにすることが可能であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにインクジ
ェット記録ヘッドのパッド数が増大していくと、前記の
米国特許第5,610,635号明細書に記載の記録ヘ
ッドにおいてフレキシブルケーブル内に例えば40個の
パッドを配置しようとすると、記録ヘッド自体の幅に制
限があることによりフレキシブルケーブルの幅は一定で
あるため、フレキシブルケーブルの長さ方向にパッドを
配列させていくことになる。その場合、フレキシブルケ
ーブルの幅方向に5個並ぶパッドの列が、フレキシブル
ケーブルの長さ方向に8列分だけ必要となる。結果とし
て、インクジェット記録ヘッドとプリンター本体との電
気な接続において、複数のパッドと複数の端子との当接
で、当接圧がパッドおよび端子の位置によって異なるよ
うな当接圧の分布が発生して、パッドと端子の接触不良
が多くなる傾向があった。
【0007】加えて、前記明細書に記載された記録ヘッ
ドの構成であると、フレキシブルケーブルに設けられた
メモリ素子などは、記録ヘッドのパッドとキャリッジの
端子とのコンタクトに対して悪い影響を及ぼす要素の一
つともなってしまう。
【0008】また、インクジェット記録ヘッドにおける
パッドの配置についても、タイプの異なる各ヘッド構成
に対応できるような配置構成を与えるものは従来にない
ので、この観点からも、合理的かつ適正にパッドを配置
可能な技術を追求する必要がある。
【0009】本発明の目的は、記録装置に着脱可能に搭
載されるとともに、記録装置本体からの電気信号を受け
取るための複数の入力端子を備えたインクジェット記録
ヘッドにおいて、その入力端子の数が増大しても、記録
ヘッドの入力端子と記録装置本体側の端子との接続で接
触不良を防止することが可能なインクジェット記録ヘッ
ドを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、記録液を吐出する複数の記録素子を具備
するとともに、前記記録素子に前記記録液を供給する供
給口を具備する複数の記録素子基板と、複数の前記記録
素子基板を支持する支持部材と、記録装置本体側の端子
と電気的に接続される入力端子が複数設けられるととも
に前記支持部材に固定された電気コンタクト基板と、そ
れぞれの前記記録素子基板の前記記録素子に前記電気コ
ンタクト基板の前記入力端子を電気的に接続するように
複数の前記記録素子基板および前記電気コンタクト基板
のそれぞれに接続された電気配線テープとを有するイン
クジェット記録ヘッドであって、前記電気コンタクト基
板と前記電気配線テープとが並んでいる縦方向と直交す
る横方向で前記電気コンタクト基板の幅が前記電気配線
テープの幅よりも広く、かつ、前記電気コンタクト基板
の一面で前記入力端子が前記横方向および前記縦方向の
それぞれに配列されており、前記入力端子の前記横方向
の最大端子数をmとし、前記入力端子の前記縦方向の最
大端子数をnとすると、m>nの関係を満足している。
好ましくは、nは5以下がよい。
【0011】前記入力端子が、前記電気コンタクト基板
の一面で前記横方向に前記最大端子数m個だけ並べられ
るとともに、前記横方向にm個並べられて前記横方向に
延びる前記入力端子の列が、前記縦方向の最大端子数n
と同じ数の列だけ前記縦方向に配列されていることが好
ましい。
【0012】上記の通りの発明では、複数の記録素子基
板を支持する支持部材に固定された電気コンタクト基板
に、それぞれの記録素子基板が電気配線テープを介して
電気的に接続されたインクジェット記録ヘッドで、電気
コンタクト基板と電気配線テープとが並ぶ方向と直交す
る横方向で電気コンタクト基板の幅が電気配線テープの
幅よりも広くなっていることにより、電気コンタクト基
板上の入力端子の数を少なくすることができ、かつ、そ
の入力端子の配列を縦長にせずに電気コンタクト基板上
で複数の入力端子を配置することができる。具体的に
は、電気コンタクト基板の一面で入力端子が横方向およ
び縦方向のそれぞれに配列されており、入力端子の横方
向の最大端子数をmとし、入力端子の縦方向の最大端子
数をnとすると、m>nの関係を満足していることによ
り、電気コンタクト基板上の入力端子の配列が横長にな
る。このように入力端子の配列が横長の場合、電気コン
タクト基板上の入力端子のうち記録素子基板から最も離
れている入力端子の位置を、入力端子の配列が縦長の場
合よりも記録素子基板に近くすることができる。ここ
で、このようなインクジェット記録ヘッドが例えば記録
装置本体のキャリッジなどに搭載される際には、インク
ジェット記録ヘッドの記録素子基板側の部分が位置決め
固定される。よって、電気コンタクト基板上の入力端子
の配列を横長にして、記録素子基板から最も離れている
入力端子の位置を、可能な範囲で記録素子基板に近くす
ることにより、その入力端子とキャリッジ側の端子との
電気的な接続における端子同士の当接で当接圧が端子の
位置によって異なるような当接圧の分布の発生をなくす
ことができる。その結果、インクジェット記録ヘッドの
電気コンタクト基板上の入力端子と記録装置本体側の端
子との電気的な接続で接触不良を大幅になくすことがで
き、かつコンパクトで安価なインクジェット記録ヘッド
を実現することができる。
【0013】また、前記複数の記録素子基板のうちの1
つが、黒色の記録液を吐出するために用いられる黒用記
録素子基板であり、前記電気コンタクト基板上の複数の
前記入力端子のうち前記電気配線テープ側と反対側の最
も外側の一列に、前記黒用記録素子基板と電気的に接続
された入力端子のみが配置されていることが好ましい。
【0014】上記のように電気コンタクト基板上の複数
の入力端子のうち電気配線テープ側と反対側の最も外側
の一列に、黒色の記録液を吐出するための黒用記録素子
基板と電気的に接続された入力端子のみが配置されてい
ることにより、黒用記録素子基板のないインクジェット
記録ヘッドにおいても電気コンタクト基板の新たな設計
をすることなく、電気配線テープ側と反対側の最も外側
の一列の入力端子を削除するだけで対応可能である。
【0015】さらに、前記電気コンタクト基板上の複数
の前記入力端子のうちヘッド駆動電圧入力端子とロジッ
ク系電圧入力端子とグランド端子とが隣り合わないよう
に複数の前記入力端子が配置されていることが好まし
い。
【0016】上記のように電気コンタクト基板上の複数
の入力端子が、ヘッド駆動電圧入力端子とロジック系電
圧入力端子とグランド端子とが隣り合わないように配置
されていることにより、電気コンタクト基板の入力端子
側の面にインクが付着した際の入力端子のショートによ
る発煙対策が可能となる。
【0017】さらに、本発明のインクジェット記録装置
は、上記のいずれかのインクジェット記録ヘッドを着脱
自在に搭載した状態で該インクジェット記録ヘッドの前
記入力端子のそれぞれと接触して前記入力端子と電気的
に接続される端子を複数備えたキャリッジを有し、該キ
ャリッジの走査に伴って前記インクジェット記録ヘッド
のそれぞれの前記記録素子基板より記録液を吐出するこ
とにより被記録媒体に記録を行うものである。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】図1(a)、図1(b)、図9、図13、
および図14は、一実施例のインクジェット記録ヘッド
カートリッジに関しての図で、図2、図3、図8、図1
0、および図11は、別の実施例のインクジェット記録
ヘッドカートリッジに関しての図であり、両者の実施例
はブラックヘッド部とカラーヘッド部の位置が左右反対
の例である。これらの図は、本実施形態のインクジェッ
ト記録ヘッドの適用に好適なヘッドカートリッジ、イン
クタンクのそれぞれ、およびそれぞれの関係を説明する
ための説明図である。以下、これらの図面を参照して各
構成要素の説明を行う。
【0020】図1(a)および図1(b)は、後述する
図9に対応したカラー用の第2の記録素子基板H110
1およびブラック用の第1の記録素子基板H1100と
の配置関係、および電気配線テープH1300の幅に対
して電気コンタクト基板H2200の幅が大きく、その
電気コンタクト基板H2200において電気接点として
のコネクタ部である外部信号入力端子H1301の配列
が、後述するようにm>nの関係を満足している8列>
5列の関係を示している。
【0021】このヘッド配置関係、すなわち第1の記録
素子基板H1100と第2の記録素子基板H1101の
配置関係は逆でもよいため、図2〜図8を参照して、以
下、共通する部分を説明するが、図1(a)および図1
(b)においてカートリッジに搭載されたインクタンク
は、イエロー、マゼンタ、シアンの3色一体のカラーイ
ンクタンクH1900Clと、ブラック単体のインクタ
ンクH1900BKを示している。したがって、図1
(a)および図1(b)の実施例と、図2〜図8の実施
例とは、接続部(パッド)の個数、およびその配列m>
nの関係は同じであるが、個々の配線は異なっている。
【0022】本発明の記録ヘッド(インクジェット記録
ヘッド)H1001は、図1(a)および図1(b)や
図8の斜視図でわかるように、記録ヘッドカートリッジ
H1000を構成する一構成要素であり、記録ヘッドカ
ートリッジH1000は、記録ヘッドH1001と、記
録ヘッドH1001に着脱自在に設けられたインクタン
クとで構成されている。図1の実施例では、上述したよ
うに記録ヘッドH1001に、カラー3色一体のカラー
インクタンクH1900Clと、ブラック単体のインク
タンクH1900BKとが着脱可能に搭載されている。
また、図8の実施例では、ブラックインクタンクH19
01、シアンインクタンクH1902、マゼンタインク
タンクH1903、およびイエローインクタンクH19
04が記録ヘッドH1001に着脱可能に搭載されてい
る。
【0023】この記録ヘッドカートリッジH1000
は、そのカートリッジにおける記録ヘッドH1001側
にある位置決め部Xを利用して、インクジェット記録装
置本体に載置されているキャリッジ(不図示)の位置決
め手段および電気的接点によって固定支持されるととも
に、キャリッジに対して着脱可能となっている。ブラッ
クインクタンクH1901はブラックのインク用、シア
ンインクタンクH1902はシアンのインク用、マゼン
タインクタンクH1903はマゼンタのインク用、イエ
ローインクタンクH1904はイエローのインク用であ
る。よって、図8の実施例では、ブラック、シアン、マ
ゼンタ、イエローの各色のインクを個別に収容したイン
クタンクが記録ヘッドH1001に搭載される。この様
に各インクタンクのそれぞれが記録ヘッドH1001に
対して着脱自在で、それぞれのインクタンクが交換可能
となっていることにより、インクの交換が必要とととな
ったインクタンクのみを交換することができ、よって、
インクジェット記録装置における印刷のランニングコス
トが低減される。
【0024】次に記録ヘッドH1001に関してさらに
詳しく記録ヘッドを構成しているそれぞれの構成要素毎
に順を追って説明する。 (1)記録ヘッド 記録ヘッドH1001は、電気信号に応じて膜沸騰をイ
ンクに対して生じせしめるための熱エネルギを生成する
電気熱変換体(記録素子)を用いて記録を行う、バブル
ジェット(登録商標)方式のサイドシュータ型とされる
記録ヘッドである。
【0025】記録ヘッドH1001は、図2の分解斜視
図に示すように、記録素子ユニットH1002と、イン
ク供給ユニットH1003と、タンクホルダH2000
とから構成される。
【0026】さらに、図3の分解斜視図に示すように、
記録素子ユニットH1002は、第1の記録素子基板H
1100、第2の記録素子基板H1101、第1のプレ
ートH1200、電気配線テープ(可撓性の配線基板)
H1300、電気コンタクト基板H2200、および第
2のプレートH1400で構成されている。インク供給
ユニットH1003は、記録素子ユニットH1002を
支持する支持部材であるインク供給部材H1500、流
路形成部材H1600、ジョイントゴムH2300、フ
ィルタH1700、およびシールゴムH1800から構
成されている。 (1−1)記録素子ユニット 図4は、第1の記録素子基板H1100の構成を説明す
るために一部分解した斜視図である。
【0027】第1の記録素子基板H1100は、例え
ば、厚さ0.5〜1mmのSi基板H1110にインク
流路として長溝状の貫通口からなるインク供給口H11
02がSiの結晶方位を利用した異方性エッチングやサ
ンドブラストなどの方法で形成され、インク供給口H1
102を挟んだ両側に電気熱変換素子(記録素子)H1
103がそれぞれ1列ずつ千鳥状に配列され、電気熱変
換素子H1103と、電気熱変換素子H1103に電力
を供給するAl等の不図示の電気配線が成膜技術により
形成されている。さらに、電気配線に電力を供給するた
めの電極部H1104が電気熱変換素子H1103の両
外側に配列されており、電極部H1104にはAu等の
バンプH1105が形成されている。そして、Si基板
H1110上には、電気熱変換素子H1103に対応し
たインク流路を形成するためのインク流路壁H1106
と吐出口H1107が樹脂材料でフォトリソグラフィ技
術によりに形成され、吐出口群H1108を形成してい
る。
【0028】インク流路H1102から供給されたイン
クは、電気熱変換素子H1103により発生した気泡に
より、電気熱変換素子H1103に対向して設けられて
いる吐出口H1107から吐出される。
【0029】また、図5は第2の記録素子基板H110
1の構成を説明するために一部分解した斜視図である。
【0030】第2の記録素子基板H1101は、シア
ン、マゼンタ、イエローの3色のインクを吐出させるた
めの記録素子基板であり、3個のインク供給口H110
2が並列して形成されており、それぞれのインク供給口
を挟んだ両側に電気熱変換素子H1103と吐出口H1
107が形成されている。もちろん第1の記録素子基板
H1100と同じようにSi基板H1110にインク供
給口H1102や電気熱変換素子H1103、電気配
線、電極部H1104などが形成されており、その上に
樹脂材料でフォトリソグラフィ技術によりインク流路や
吐出口H1107が形成されている。
【0031】また、第1の記録素子基板H1100と同
様に電気配線に電力を供給するための電極部H1104
にはAu等のバンプH1105が形成されている。
【0032】次に、第1のプレートH1200に関して
説明する。
【0033】第1のプレートH1200は、例えば、厚
さ0.5〜10mmのアルミナ(Al23)材料で形成
されている。なお、第1のプレートH1200の素材
は、アルミナに限られることなく、記録素子基板H11
00の材料の線膨張率と同等の線膨張率を有し、かつ、
記録素子基板H1100の材料の熱伝導率と同等もしく
は同等以上の熱伝導率を有する材料で作られてもよい。
第1のプレートH1200の素材は、例えば、シリコン
(Si)、窒化アルミニウム(AlN)、ジルコニア、
窒化珪素(Si34)、炭化珪素(SiC)、モリブデ
ン(Mo)、タングステン(W)のうちいずれであって
もよい。第1のプレートH1200には、第1の記録素
子基板H1100にブラックのインクを供給するための
インク供給口H1201と第2の記録素子基板H110
1にシアン、マゼンタ、イエローのインクを供給するた
めのインク供給口H1201が形成されており、第1の
記録素子基板H1100および第2の記録素子基板H1
101の各インク供給口1102が第1のプレートH1
200のインク供給口H1201にそれぞれ対応し、か
つ、第1の記録素子基板H1100と第2の記録素子基
板H1101はそれぞれ第1のプレートH1200に対
して位置精度良く接着固定される。接着に用いられる第
1の接着剤は、低粘度で硬化温度が低く、短時間で硬化
し、硬化後比較的高い硬度を有し、かつ、耐インク性の
あるものが望ましい。第1の接着剤は、例えば、エポキ
シ樹脂を主成分とした熱硬化接着剤であり、接着層の厚
みは50μm以下が望ましい。
【0034】電気配線テープH1300は、第1の記録
素子基板H1100と第2の記録素子基板H1101に
対してインクを吐出するための電気信号を印加するもの
であり、それぞれの記録素子基板を組み込むための複数
の開口部と、それぞれの記録素子基板の電極部H110
4に対応する電極端子H1302と、この電気配線テー
プH1300の端部に位置し、本体装置からの電気信号
を受け取るための外部信号入力端子H1301を有した
電気コンタクト基板H2200と電気的接続をおこなう
ための電極端子部H1303を有しており、電極端子H
1302と電極端子部H1303は連続した銅箔の配線
パターンでつながっている。よって、電気配線テープH
1300は、第1の記録素子基板H1100および第2
の記録素子基板H1101のそれぞれの電気熱変換素子
H1103に、それぞれの電気熱変換素子H1103に
対応する外部信号入力端子H1301を電気的に接続す
るように、第1の記録素子基板H1100および第2の
記録素子基板H1101や電気コンタクト基板H220
0に接続されている。
【0035】電気配線テープH1300と第1の記録素
子基板1100と第2の記録素子基板H1101の電気
的な接続方法は、例えば、第1の記録素子基板H110
0の電極部H1104のバンプH1105と、第1の記
録素子基板H1100の電極部H1104に対応する電
気配線テープH1300の電極端子H1302とが熱超
音波圧着法により電気接合され、同様に、第2の記録素
子基板H1101の電極部H1104のバンプH110
5と、第2の記録素子基板H1101の電極部H110
4に対応する電気配線テープH1300の電極端子H1
302とが熱超音波圧着法により電気接合されているも
のであってもよい。
【0036】第2のプレートH1400は、例えば、厚
さ0.5mm〜1mmの一枚の板状部材であり、例えば
アルミナ(Al23)等のセラミックや、Al、SUS
などの金属材料で形成されており、その形状は、第1の
プレートH1200に接着固定された第1の記録素子基
板H1100と第2の記録素子基板H1101の外形寸
法よりも大きな開口部をそれぞれ有する形状となってい
る。また、第2のプレートH1400は、第1の記録素
子基板H1100および第2の記録素子基板H1101
と電気配線テープH1300を平面的に電気接続できる
ように、第1のプレートH1200に第2の接着剤によ
り接着されており、電気配線テープH1300の裏面が
第3の接着剤により接着固定される。
【0037】第1の記録素子基板H1100および第2
の記録素子基板H1101と電気配線テープH1300
との電気接続部分は、図2に示されるように第1の封止
剤H1307および第2の封止剤H1308により封止
され、電気接続部分をインクによる腐食や外的衝撃から
保護されている。第1の封止剤H1307は、主に電気
配線テープH1300の電極端子H1302と記録素子
基板のバンプH1105との接続部の裏面側と記録素子
基板の外周部分を封止し、第2の封止剤H1308は、
上述の接続部の表側を封止している。
【0038】さらに、電気配線テープH1300の端部
に、本体装置からの電気信号を受け取るための外部信号
入力端子H1301を有した電気コンタクト基板H22
00が、異方性導電フィルム等を用いて熱圧着して電気
的に接続される。
【0039】そして、電気配線テープH1300は、第
1のプレートH1200の一側面で折り曲げられ、第1
のプレートH1200の側面に第3の接着剤で接着され
る。第3の接着剤としては、例えば、エポキシ樹脂を主
成分とした厚さ10μm〜100μmの熱硬化接着剤が
使用される。 (1−2)電気コンタクト基板 図2や図3などに示したように、電気コンタクト基板H
2200と電気配線テープH1300が並んでいる方向
と平行な縦方向と直交する横方向で、電気コンタクト基
板H2200の幅が電気配線テープH1300の幅より
も広くなっている。本発明では、このように電気コンタ
クト基板H2200と電気配線テープH1300とが並
んでいる方向、すなわち電気コンタクト基板H2200
と電気配線テープH1300の配列方向を縦方向とし、
また、その縦方向に対して直角、かつ、電気コンタクト
基板H2200の表面と平行な方向を横方向とする。
【0040】このような電気配線テープH1300と、
そのテープよりも幅の広い電気コンタクト基板H220
0の構成をとることにより、コンタクト用パッドである
外部信号入力端子H1301の数を少なくすることがで
き、かつ、外部信号入力端子H1301のパッド配列を
縦長にすることなく、記録装置との電気的な接続におけ
る記録装置本体側の端子と外部信号入力端子H1301
との当接で、当接圧がパッドおよび端子の位置によって
異なるような当接圧の分布をなくすことができる。その
結果、電気コンタクト基板H2200の外部信号入力端
子H1301と、記録装置本体に備えられたキャリッジ
の端子との接触不良が減少した。
【0041】次に、電気コンタクト基板H2200の構
成について図9から図11、図13、および図14を参
照して説明する。
【0042】図9(a)は、図2〜図8の実施例と同様
に、本実施形態のインクジェット記録ヘッドに備えられ
た電気コンタクト基板H2200のパッドのレイアウト
を示す平面図である。図9(b)は、電気配線テープH
1300の端部に位置し、記録装置本体からの電気信号
を受け取るための外部信号入力端子H1301を有した
電気コンタクト基板H2200と電気的な接続を行うた
めの電極端子部H1303の配線パターンを示す図であ
る。図10は、電気コンタクト基板H2200の、パッ
ド側の面と反対側の面、すなわち電気コンタクト基板H
2200の裏面側の導体パターンを示す平面図である。
この図10では、電気コンタクト基板H2200のパッ
ド側の面から基板を透視した図が示されている。図11
は、電気コンタクト基板H2200のパッド側の表面を
部分的に覆っているレジスト層の下層の導体パターンを
示す平面図である。
【0043】本実施形態では、図9(a)に示すように
電気コンタクト基板H2200の外形形状がほぼ長方形
であり、電気コンタクト基板H2200の長辺側の端部
の一部に、相対的に幅が小さい電気配線テープH130
0が接続される接続部H2200aが設けられている。
この電気コンタクト基板H2200の表面に外部信号入
力端子H1301が横方向および縦方向に複数個配列さ
れている。
【0044】まず、電気コンタクト基板H2200の長
辺と平行な横方向、すなわち電気コンタクト基板H22
00と電気配線テープH1300が並んでいる方向と平
行な縦方向と直交する横方向に、外部信号入力端子H1
301が電気コンタクト基板H2200の表面で8個だ
け並べられている。そして、横方向に8個並べられて横
方向に延びる外部信号入力端子H1300の列が、電気
コンタクト基板H2200の表面で縦方向に5列だけ配
列されている。よって、外部信号入力端子H1301の
横方向の最大端子数をmとし、外部信号入力端子H13
01の縦方向の最大端子数をnとすると、横方向の最大
端子数mが8であり、縦方向の最大端子数nが5であっ
て、m>nの関係を満足している。好ましくは、nは5
以下がよい。本実施形態では、外部信号入力端子H13
01が横方向に最大端子数m個だけ並べられて横方向に
延びる入力端子の列が、縦方向の最大端子数nと同じ数
の列だけ縦方向に配列されている。これにより、電気コ
ンタクト基板H2200上での外部信号入力端子H13
01の配列が横長になっている。
【0045】このように外部信号入力端子H1301の
配列が横長の場合、電気コンタクト基板H2200上の
複数の外部信号入力端子H1301のうち、第1の記録
素子基板H1100および第2記録素子基板H1101
や電気配線テープH1300から最も離れている入力端
子の位置を、外部信号入力端子H1301の配列が縦長
の場合よりも、それらの記録素子基板に近くすることが
できる。ここで、インクジェット記録ヘッドが記録装置
本体のキャリッジなどに搭載される際には、インクジェ
ット記録ヘッドの記録素子基板側の部分が位置決め固定
される。よって、電気コンタクト基板H2200上での
外部信号入力端子H1301の配列を横長にして、記録
素子基板から最も離れている入力端子の位置を、可能な
範囲で記録素子基板に近くすることにより、外部信号入
力端子H1301とキャリッジの端子との電気的な接続
における端子同士の当接で当接圧が端子の位置によって
異なるような当接圧の分布の発生をなくすことができ
る。その結果、電気コンタクト基板H2200上の外部
信号入力端子H1301と記録装置本体側の端子との電
気的な接続で接触不良を大幅になくすことができ、かつ
コンパクトで安価なインクジェット記録ヘッドを実現す
ることができる。
【0046】本実施形態では、外部信号入力端子H13
01を横方向に8個並べ、横方向に延びる外部信号入力
端子H1301の列を縦方向に5列配列させたが、外部
信号入力端子H1301の横方向の端子数や縦方向の列
数などは、これに限定されるものではない。電気コンタ
クト基板H2200上で外部信号入力端子H1301を
横長に配列させることができれば、外部信号入力端子H
1301の端子数はいくつでもよく、また外部信号入力
端子H1301の配列はどのようなものであってもよ
い。
【0047】また、本実施形態のインクジェット記録ヘ
ッドでは、電気コンタクト基板H2200における接続
部H2200a側と反対側の端部の裏面に、メモリー素
子1が搭載されている。このメモリ素子1は、それぞれ
の外部信号入力端子H1301よりも接続部H220a
から離れた位置に配置されている。このようにメモリ素
子1が電気コンタクト基板H2200の裏面に配置さ
れ、かつ、記録素子基板からのメモリー素子1の距離
が、その記録素子基板からの外部信号入力端子H130
1の距離よりも大きくなっていることにより、キャリッ
ジ側の端子に対する外部信号入力端子H1301の電気
的な接続で接触不良の発生を防止でき、記録ヘッドの、
キャリッジへのコンタクトが有利になる。このように、
メモリー素子1は、電気コンタクト基板H2200上で
記録素子基板から可能な限り離れていることが好まし
い。メモリー素子1としては、本実施形態ではEEPROM
(Electrically Erasable Programmable Read-Only Mem
ory)が用いられている。
【0048】次に、電気コンタクト基板H2200上の
外部信号入力端子H1301のレイアウトについて説明
する。
【0049】本実施形態のインクジェット記録ヘッドで
は図9(a)に示されるように、電気コンタクト基板H
2200上の外部信号入力端子H1301のうち、メモ
リー素子1側の外部信号入力端子H1301の一列が、
ブラック側入力端子列H1301aとなっている。ブラ
ック側入力端子列H1301aのそれぞれの端子は、黒
色の記録液を吐出するために用いられる黒用記録素子基
板(基板H1100)と電気的に接続されるものであ
る。よって、複数の外部信号入力端子H1301のうち
電気配線テープH1300側と反対側の最も外側の一列
に、第1の記録素子基板H1100と電気的に接続され
た端子のみが配置されている。
【0050】このようにブラック側のコンタクトパッド
を電気コンタクト基板H2200のメモリー素子1側の
一列に配置している。このことにより、ブラック用の記
録ヘッドのないようなヘッドカートリッジにおいては、
電気コンタクト基板H2200上の外部信号入力端子H
1301のうちメモリー素子1側の一列を削除するだけ
で対応可能である。よって、そのようなヘッドカートリ
ッジを作製する際には、電気コンタクト基板H2200
の新たな設計をする必要がなく、各ヘッド構成に対応し
たパッド配置が可能となる。
【0051】また、外部信号入力端子H1301のレイ
アウトとしては、メモリー素子1側から2列目の外部信
号入力端子H1301の列のうち、図9(a)における
左から1番目と2番目の外部信号入力端子H1301
が、第2の記録素子基板H1101用のヘッド駆動電圧
入力端子であるカラー側電源端子H1301bとなって
いる。メモリー素子1側から3列目の外部信号入力端子
H1301の列のうち、図9(a)における左から3番
目と4番目の外部信号入力端子H1301が、ロジック
系電圧入力端子であるロジック系電源端子H1301c
となっている。また、接続部H2200a側から1列目
の外部信号入力端子H1301の列のうち、図9(a)
における左から1番目、2番目および3番目の外部信号
入力端子H1301が、第2の記録素子基板H1101
用のカラー側GND(グランド)端子H1301dとな
っており、接続部H2200a側から1列目の外部信号
入力端子H1301の列のうち左から5番目および6番
目のそれぞれの外部信号入力端子H1301と、接続部
H2200a側から2列目の外部信号入力端子H130
1の列のうち左から7番目の外部信号入力端子H130
1とが、ロジック系GND端子H1301fとなってい
る。さらに、接続部H2200a側から1列目の外部信
号入力端子H1301の列のうち、図9(a)における
左から7番目および8番目の外部信号入力端子H130
1が、第1の記録素子基板H1100用のブラック側G
ND端子H1301gとなっている。メモリー素子1側
から2列目の外部信号入力端子H1301の列のうち左
から8番目の外部信号入力端子H1301と、メモリー
素子1側から1列目の外部信号入力端子H1301の列
のうち左から8番目の外部信号入力端子H1301と
が、第1の記録素子基板H1100用のヘッド駆動電圧
入力端子であるブラック側電源端子H1301eとなっ
ている。
【0052】上記のような外部信号入力端子H1301
のパッドレイアウトでは、カラー側電源端子H1301
bおよびブラック側電源端子H1301eを含むヘッド
駆動電圧入力端子と、ロジック系電源端子H1301c
と、それぞれのグランド端子とが隣り合わないようにそ
れぞれの端子が配置されている。このように電源用端子
とGND用端子が隣り合わないような外部信号入力端子
H1301の配置は、電気コンタクト基板H2200の
外部信号入力端子H1301側の表面、すなわちインク
ジェットプリンタ用の記録ヘッドのパッド部にインクが
付着した際のコンタクト部のショート(短絡)による発
煙対策になっている。図13および図14は、その内容
を示すものであるが、細部については図10および図1
1を参照して説明する。
【0053】図10に示すように、電気コンタクト基板
H2200の裏面側の配線層では、第1の記録素子基板
H1100用のブラック側電源パターン11、第2の記
録素子基板H1101用のカラー側電源パターン12、
第1の記録素子基板H1100用のブラック側GNDパ
ターン13、第2の記録素子基板H1101用のカラー
側GNDパターン14、ロジック系電源パターン21、
およびロジック系GNDパターン22,23,24がそ
れぞれ所定の位置に形成されている。これらの導体パタ
ーンは、各パターンに応じて、ノイズ対策のために配線
層の中で可能な限り大きい面積で形成されている。ま
た、ロジック系GNDパターンに関しては、本実施形態
の電気コンタクト基板H2200では、第1の記録素子
基板H1100および第2の記録素子基板H1101な
どに対応してロジック系GNDパターン22,23,2
4のそれぞれに分けられている。このように電気コンタ
クト基板H2200においてそれぞれの記録素子基板に
対応してロジック系GNDパターンを分割しておくこと
によって、ノイズ対策が可能となっている。これらのロ
ジック系GNDパターン22〜24は、記録装置本体側
の回路内の1つのグランドと電気的に接続されていて、
それらのロジック系GNDパターンが記録装置本体内の
導体を介して電気的に接続されている。
【0054】図11に示すように、電気コンタクト基板
H2200の外部信号入力端子H1301側の表面を部
分的に覆っているレジスト層の下層の導体パターンは、
それぞれの外部信号入力端子H1301を構成する導体
パターンと、ロジック系GNDパターン25とから構成
されている。このロジック系GNDパターン25は、ノ
イズ対策のために、外部信号入力端子H1301を構成
するパターンの周囲などに、可能な限り大きい面積で形
成されている。 (1−3)インク供給ユニット インク供給部材H1500は、例えば、樹脂成形により
形成されている。樹脂材料には、形状的剛性を向上させ
るためにガラスフィラーを5〜40%混入した樹脂材料
を使用することが望ましい。
【0055】図3、図6に示すように、インク供給部材
H1500は、インクタンクH1900から記録素子ユ
ニットH1002にインクを導くためのインク供給ユニ
ットH1003の一構成部品であり、流路形成部材H1
600を超音波溶着することによりインク流路H150
1を形成している。また、インクタンクH1900と係
合するジョイントH1517には、外部からのゴミの進
入を防ぐためのフィルタH1700が溶着により接合さ
れており、さらに、ジョイントH1517部からのイン
クの蒸発を防止するために、シールゴムH1800が装
着されている。
【0056】また、インク供給部材H1500は、着脱
自在のインクタンクH1900を保持する機能も一部有
しており、インクタンクH1900の第2の爪H191
0と係合する第1の穴H1503が形成されている。ま
た、記録ヘッドカートリッジH1000をインクジェッ
ト記録装置本体のキャリッジの装着位置に案内するため
の装着ガイドH1601、記録ヘッドカートリッジH1
000をヘッドセットレバーによりキャリッジに装着固
定するための係合部、およびキャリッジの所定の装着位
置に位置決めするためのX方向(キャリッジスキャン方
向)の突き当て部H1509、Y方向(記録メディア搬
送方向)の突き当て部H1510、Z方向(インク吐出
方向)の突き当て部H1511を備えている。また、記
録素子ユニットH1002の電気コンタクト基板H22
00を位置決め固定する端子固定部H1512を有し、
端子固定部H1512およびその周囲には複数のリブが
設けられ、端子固定部H1512を有する面の剛性を高
めている。 (1−4)記録ヘッドユニットとインク供給ユニットの
結合 図2に示した通り、記録ヘッドH1001は、記録素子
ユニットH1002をインク供給ユニットH1003に
結合し、さらにタンクホルダH2000と結合すること
により完成する。これらの結合は以下のように行われ
る。
【0057】記録素子ユニットH1002のインク供給
口(第1のプレートH1200のインク供給口H120
1)とインク供給ユニットH1003のインク供給口
(流路形成部材H1600のインク供給口H1602)
をインクが漏洩しないように連通させるため、ジョイン
トゴムH2300を介してそれぞれの部材を圧着するよ
うビスH2400で固定する。この際同時に、記録素子
ユニットH1002はインク供給ユニットH1003の
X方向、Y方向、Z方向の基準位置に対して正確に位置
決めがされ固定される。
【0058】そして記録素子ユニットH1002の電気
コンタクト基板H2200はインク供給部材H1500
の一側面に、端子位置決めピンH1515(2ヶ所)と
端子位置決め穴H1309(2ヶ所)により位置決めさ
れ、固定される。固定方法は、例えば、インク供給部材
H1500に設けられた端子結合ピンH1515を、電
気コンタクト基板H2200に形成された端子結合穴H
1310に通してかしめることにより固定されるが、そ
の他の固定手段を用いて固定してもよい。このようにし
てインク供給ユニットH1003に記録素子ユニットH
1002が組み付けられた状態を図7に示す。
【0059】さらにインク供給部材H1500のタンク
ホルダH2000との結合穴および結合部をタンクホル
ダH2000に嵌合させ結合することにより記録ヘッド
H1001が完成する。図8に、タンクホルダH200
0にインク供給ユニットH1003および記録素子ユニ
ットH1002を組み付けられることで完成した記録ヘ
ッドH1001を示す。 (2)記録ヘッドカートリッジの説明 図1(a)、図1(b)に示したように、記録ヘッドカ
ートリッジH1000を構成する記録ヘッドH1001
に装着されたそれぞれのインクタンクの内部には、上述
したように、対応する色のインクが収納されている。ま
た、図8の実施例の場合について説明すると、図6に示
すようにそれぞれのインクタンクH1901、H190
2、H1903、H1904には、各インクタンクH1
901、H1902、H1903、H1904内のイン
クを記録ヘッドH1001に供給するためのインク供給
口H1907が形成されている。例えばインクタンクH
1901が記録ヘッドH1001に装着されると、ブラ
ックインクタンクH1901のインク供給口H1907
が記録ヘッドH1001のジョイントH1517に設け
られたフィルタH1700と圧接され、ブラックインク
タンクH1901内のブラックインクがインク供給口H
1907から記録ヘッドH1001のインク流路H15
01を介して第1のプレートH1200を通り第1の記
録素子基板H1100に供給される。図1に示した実施
例の場合においても同様な構成となっている。
【0060】そして、電気熱変換素子H1103と吐出
口H1107のある不図示の発泡室にインクが供給さ
れ、電気熱変換素子H1103に与えられる熱エネルギ
によって被記録媒体である記録用紙に向けて吐出され
る。
【0061】(インクジェット記録装置)最後に、上述
したようなカートリッジタイプの記録ヘッドを搭載可能
な液体吐出記録装置について説明する。図12は、本発
明のインクジェット記録ヘッドを搭載可能な記録装置の
一例を示す説明図である。
【0062】図12に示す記録装置において、図1に示
した記録ヘッドカートリッジH1000がキャリッジ1
02に位置決めして交換可能に搭載されている。キャリ
ッジ102には、カートリッジH1000上の外部信号
入力端子H1301のそれぞれと接触して外部信号入力
端子H1301を介して各吐出部に駆動信号等を伝達す
るための端子である電気接続部が複数設けられている。
よって、キャリッジ102に記録ヘッドカートリッジH
1000が搭載された状態で、記録ヘッドカートリッジ
H1000のそれぞれの外部信号入力端子H1301
が、キャリッジ102側の端子、すなわち記録装置側の
端子と電気的に接続される。
【0063】キャリッジ102は、主走査方向に延在し
て装置本体に設置されたガイドシャフト103に沿って
往復移動可能に案内支持されている。そして、キャリッ
ジ102は主走査モータ104によりモータプーリ10
5、従動プーリ106およびタイミングベルト107等
の駆動機構を介して駆動されるとともにその位置及び移
動が制御される。また、ホームポジションセンサ130
がキャリッジ102に設けられている。これにより遮蔽
板136の位置をキャリッジ102上のホームポジショ
ンセンサ130が通過した際に位置を知ることが可能と
なる。
【0064】印刷用紙やプラスチック薄板等の記録媒体
108は給紙モータ135からギアを介してピックアッ
プローラ131を回転させることによりオートシートフ
ィーダ(以後ASF)132から一枚ずつ分離給紙され
る。更に搬送ローラ109の回転により、記録ヘッドカ
ートリッジH1000の吐出口面と対向する位置(プリ
ント部)を通って搬送(副走査)される。搬送ローラ1
09はLFモータ134の回転によりギアを介して行わ
れる。その際、給紙されたかどうかの判定と給紙時の頭
出し位置の確定は、ペーパエンドセンサ133を記録媒
体108が通過した時点で行われる。さらに、記録媒体
108の後端が実際にどこに有り、実際の後端から現在
の記録位置を最終的に割り出すためにもペーパエンドセ
ンサ133は使用されている。
【0065】なお、記録媒体8は、プリント部において
平坦なプリント面を形成するように、その裏面をプラテ
ン(不図示)により支持されている。この場合、キャリ
ッジ102に搭載された記録ヘッドカートリッジH10
00は、それらの吐出口面がキャリッジ102から下方
へ突出して前記2組の搬送ローラ対の間で記録媒体10
8と平行になるように保持されている。
【0066】記録ヘッドカートリッジH1000は、各
吐出部における吐出口の並び方向が上述したキャリッジ
102の走査方向に対して交差する方向になるようにキ
ャリッジ102に搭載され、これらの吐出口列から液体
を吐出して記録を行なう。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、記録素子
基板が電気配線テープを介して電気コンタクト基板に電
気的に接続されたインクジェット記録ヘッドで、電気コ
ンタクト基板と電気配線テープとが並ぶ方向と直交する
横方向で電気コンタクト基板の幅を電気配線テープの幅
よりも広くしたことにより、電気コンタクト基板上の入
力端子の数を少なくすることができ、かつ、その入力端
子の配列を縦長にせずに電気コンタクト基板上で複数の
入力端子を配置することができるという効果がある。ま
た、電気コンタクト基板の一面で入力端子が横方向およ
び縦方向のそれぞれに配列されており、入力端子の横方
向の最大端子数をmとし、入力端子の縦方向の最大端子
数をnとすると、m>nの関係を満足していることによ
り、入力端子の配列が横長になり、それによって、その
入力端子と、記録ヘッドが搭載される記録装置本体側の
端子との電気的な接続で接触不良を大幅になくすことが
でき、かつコンパクトで安価なインクジェット記録ヘッ
ドを実現することができる。
【0068】また、電気コンタクト基板上の複数の入力
端子のうち電気配線テープ側と反対側の最も外側の一列
に、黒色の記録液を吐出するための黒用記録素子基板と
電気的に接続された入力端子のみが配置されていること
により、黒用記録素子基板のないインクジェット記録ヘ
ッドにおいても電気コンタクト基板の新たな設計をする
ことなく、電気配線テープ側と反対側の最も外側の一列
の入力端子を削除するだけで対応可能になるという効果
がある。よって、構成の異なる各インクジェット記録ヘ
ッドに対応した電気コンタクト基板上での入力端子の配
置が可能になるという効果がある。
【0069】さらに、電気コンタクト基板上の複数の入
力端子が、ヘッド駆動電圧入力端子とロジック系電圧入
力端子とグランド端子とが隣り合わないように配置され
ていることにより、電気コンタクト基板の入力端子側の
面にインクが付着した際の入力端子のショートによる発
煙対策が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態の記録ヘッドカー
トリッジの斜視図、(b)はその裏面側の斜視図であ
る。
【図2】図8に示した記録ヘッドカートリッジの分解斜
視図である。
【図3】図2に示したインク供給ユニットおよび記録素
子ユニットの分解斜視図である。
【図4】図3に示した第1の記録素子基板の一部破断が
なされた斜視図である。
【図5】図3に示した第2の記録素子基板の一部破断が
なされた斜視図である。
【図6】図1に示した記録ヘッドカートリッジの側断面
図である。
【図7】インク供給ユニットに記録素子ユニットを組み
付けた状態を示す斜視図である。
【図8】タンクホルダにインク供給ユニットおよび記録
素子ユニットを組み付けることで完成した記録ヘッドを
示す斜視図である。
【図9】(a)は、電気コンタクト基板のパッドのレイ
アウトを示す平面図、(b)は、電気配線テープの端部
に位置して電気コンタクト基板と電気的な接続を行うた
めの電極端子部の配線パターンを示す図である。
【図10】電気コンタクト基板の、パッド側の面と反対
側の面、すなわち電気コンタクト基板の裏面側の導体パ
ターンを示す平面図である。
【図11】電気コンタクト基板のパッド側の表面を部分
的に覆っているレジスト層の下層の導体パターンを示す
平面図である。
【図12】本発明のインクジェット記録ヘッドを搭載可
能な記録装置の一例を示す説明図である。
【図13】電気コンタクト基板の構成を示す図である。
【図14】電気コンタクト基板の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 メモリー素子 11 ブラック側電源パターン 12 カラー側電源パターン 13 ブラック側GNDパターン 14 カラー側GNDパターン 21 ロジック系電源パターン 22〜25 ロジック系GNDパターン H1000 記録ヘッドカートリッジ H1001 記録ヘッド H1002 記録素子ユニット H1003 インク供給ユニット H1100 第1の記録素子基板 H1101 第2の記録素子基板 H1102 インク供給口 H1103 電気熱変換素子 H1104 電極 H1105 バンプ H1106 インク流路壁 H1107 吐出口 H1108 吐出口列 H1110 Si基板 H1200 第1のプレート H1201 インク供給口 H1300 電気配線テープ H1301 外部信号入力端子 H1301a ブラック側入力端子列 H1301b カラー側電源端子 H1301c ロジック系電源端子 H1301d カラー側GND端子 H1301e ブラック側電源端子 H1301f ロジック系GND端子 H1301g ブラック側GND端子 H1302 電極端子 H1303 電極端子部 H1307 第1の封止剤 H1308 第2の封止剤 H1309 端子位置決め穴 H1310 端子結合穴 H1400 第2のプレート H1500 インク供給部材 H1501 インク流路 H1503 第1の穴 H1509 X突き当て部 H1510 Y突き当て部 H1511 Z突き当て部 H1512 端子固定部 H1515 端子位置決めピン H1517 ジョイント H1600 流路形成部材 H1601 装着ガイド H1602 インク供給口 H1700 フィルタ H1800 シールゴム H1900 インクタンク H1900BK ブラックインクタンク H1900Cl カラーインクタンク H1901 ブラックインクタンク H1902 シアンインクタンク H1903 マゼンタインクタンク H1904 イエローインクタンク H1907 インク供給口 H1910 第2の爪 H2000 タンクホルダ H2200 電気コンタクト基板 H2200a 接続部 H2300 ジョイントシール部材 H2400 ビス X 位置決め部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録液を吐出する複数の記録素子を具備
    するとともに、前記記録素子に前記記録液を供給する供
    給口を具備する複数の記録素子基板と、 複数の前記記録素子基板を支持する支持部材と、 記録装置本体側の端子と電気的に接続される入力端子が
    複数設けられるとともに前記支持部材に固定された電気
    コンタクト基板と、 それぞれの前記記録素子基板の前記記録素子に前記電気
    コンタクト基板の前記入力端子を電気的に接続するよう
    に複数の前記記録素子基板および前記電気コンタクト基
    板のそれぞれに接続された電気配線テープとを有するイ
    ンクジェット記録ヘッドであって、 前記電気コンタクト基板と前記電気配線テープとが並ん
    でいる縦方向と直交する横方向で前記電気コンタクト基
    板の幅が前記電気配線テープの幅よりも広く、かつ、前
    記電気コンタクト基板の一面で前記入力端子が前記横方
    向および前記縦方向のそれぞれに配列されており、前記
    入力端子の前記横方向の最大端子数をmとし、前記入力
    端子の前記縦方向の最大端子数をnとすると、m>nの
    関係を満足しているインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記入力端子が、前記電気コンタクト
    基板の一面で前記横方向に前記最大端子数m個だけ並べ
    られるとともに、前記横方向にm個並べられて前記横方
    向に延びる前記入力端子の列が、前記縦方向の最大端子
    数nと同じ数の列だけ前記縦方向に配列されている請求
    項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記複数の記録素子基板のうちの1つ
    が、黒色の記録液を吐出するために用いられる黒用記録
    素子基板であり、前記電気コンタクト基板上の複数の前
    記入力端子のうち前記電気配線テープ側と反対側の最も
    外側の一列に、前記黒用記録素子基板と電気的に接続さ
    れた入力端子のみが配置されている請求項2に記載のイ
    ンクジェット記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記電気コンタクト基板上の複数の前記
    入力端子のうちヘッド駆動電圧入力端子とロジック系電
    圧入力端子とグランド端子とが隣り合わないように複数
    の前記入力端子が配置されている請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のイ
    ンクジェット記録ヘッドを着脱自在に搭載した状態で該
    インクジェット記録ヘッドの前記入力端子のそれぞれと
    接触して前記入力端子と電気的に接続される端子を複数
    備えたキャリッジを有し、該キャリッジの走査に伴って
    前記インクジェット記録ヘッドのそれぞれの前記記録素
    子基板より記録液を吐出することにより被記録媒体に記
    録を行うインクジェット記録装置。
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