JP5978922B2 - 高炉原料搬送制御装置、高炉原料搬送制御方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
具体的に、高炉の炉頂に到達した原料のうち、鉄鉱石及びコークスは、上部ホッパに装入された後、当該上部ホッパの下方に設けられている下部ホッパに装入され、下部ホッパから高炉本体に装入される。一方、少量コークスは、少量ホッパに装入された後、下部ホッパに装入され、下部ホッパから高炉本体に装入される。
まず、少量コークスが少量ホッパに装入されており、少量コークスの1つ前に高炉内に装入される原料(鉄鉱石又はコークスであり、以下の説明では、必要に応じて「前原料」と称する)が下部ホッパに装入されており、少量コークスの1つ後に高炉内に装入される原料(鉄鉱石又はコークスであり、以下の説明では、必要に応じて「後原料」と称する)が上部ホッパに装入されているとする。
次に、下部ホッパに少量コークスがあり、高炉内のレベルが基準以下になった時点で、再度ベルトコンベアにより次の原料の搬送を開始するタイミングを計算する。下部ホッパの少量コークスが高炉内へ装入されて下部ホッパが空になる時間を計算する。また、上部ホッパにある後原料が下部ホッパへ装入されて上部ホッパが空になるまでに要する時間を計算する。そして、これらの時間を加算する。これにより、下部ホッパから炉内に少量コークス装入を開始してから、上部ホッパが空になるまでに要する時間が計算される。
原料中継ホッパ240の下部には仕切弁350が設けられている。仕切弁350を開けることにより、原料中継ホッパ240の中にある原料(主原料(鉄鉱石、コークス)、少量コークス)が、ベルトコンベア400の上に落下する。尚、本実施形態では、原料中継ホッパ240から排出される原料(主原料(鉄鉱石、コークス)、少量コークス)の流量は、略一定(固定)であるものとする。
切替ダンパ500は、高炉の炉頂に搬送された原料に応じて、当該原料が移動する経路を、上部ホッパ210の方向及び少量ホッパ220の方向の何れかの方向に切り替えるためのものである。
上部ホッパ210には、主原料(鉄鉱石及びコークス)が装入される。一方、少量ホッパ220には、少量コークスが装入される。よって、切替ダンパ500は、主原料(鉄鉱石及びコークス)が通過する際には、上部ホッパ210の方向に経路を切り替え、少量コークスが通過する際には、少量ホッパ220の方向に経路を切り替える。尚、ベルトコンベア400によって搬送される原料(主原料(鉄鉱石及びコークス)、少量コークス)の搬送順は、予めスケジューリングされている。この搬送順に基づいて、切替ダンパ500による経路の切り替え動作が行われる。本実施形態では、少量コークス→コークス→鉄鉱石(→少量コークス)の順で周期的に原料の搬送が行われる場合を例に挙げて説明する。
上部ホッパ210の下部(上部ホッパ210と下部ホッパ230との間)には仕切弁310が設けられている。仕切弁310を開くと上部ホッパ210に装入されている主原料(鉄鉱石、コークス)が下部ホッパ230に装入される。尚、本実施形態では、上部ホッパ210から下部ホッパ230に装入される主原料(鉄鉱石、コークス)の流量は略一定(固定)であるものとする。また、仕切弁310が閉まっている状態では、上部ホッパ210に装入された主原料(鉄鉱石、コークス)は下部ホッパ230に装入されない。
高炉本体100に装入された原料は、旋回シュート110を介して高炉本体100の内部に落下する。旋回シュート110は、高炉本体100の周方向に旋回することが可能である。旋回シュート110の動作により、高炉本体100に装入された原料を、高炉本体100の周方向において均一に装入することが可能となる。
一方、少量コークスが下部ホッパ230に装入されている場合には、高炉本体100に装入されている装入原料の表面の高さ位置をレベル計120により測定することを行わない。少量コークスは少量であるので、少量コークスを高炉本体100に装入しても、高炉本体100に装入されている炉内原料の表面の高さ位置が大きく上昇することはないためである。
尚、レベル計120による測定は、炉内へ原料を装入する時以外は常に測定し、原料を炉内へ装入する時は、レベル計120は、高炉本体100の上部の所定の位置に退避する。また、本実施形態では、高さ方向の位置(前述した炉内原料の表面の高さ位置や基準位置)は、高炉上部のあるレベルを基準としている(原料レベルが下降すると、値は増加する)。
高炉原料搬送制御装置1000は、ベルトコンベア400により、原料(本実施形態では鉄鉱石610)の搬送を開始するタイミングを決定し、そのタイミングになったら、仕切弁350(又は仕切弁350の動作を制御する制御装置)に対して、仕切弁350の開動作を指示するものである。尚、以下の説明では、「ベルトコンベア400により、原料(鉄鉱石610)の搬送を開始するタイミング」を、必要に応じて「原料搬送開始タイミング」と称する。
(搬送開始タイミング計算開始判定部1001)
搬送開始タイミング計算開始判定部1001は、高炉の操業を監視するコンピュータから高炉原料搬送制御装置1000に送信される情報で、原料搬送開始タイミングの計算を開始するか否かを判定する。
本実施形態では、少量ホッパ220に少量コークス620が装入され、下部ホッパ230に前原料(鉄鉱石又はコークス)が装入され、上部ホッパ210に後原料が装入された状態になり、且つ、高炉本体100の内部の炉内原料の表面位置(高さ)が予め設定されている基準位置(高さ)よりも低くなって流量調節弁330を開くタイミングになると、原料搬送開始タイミングの計算を開始する。
前原料炉内装入時間計算部1002は、高炉の操業を監視するのコンピュータから高炉原料搬送制御装置1000に送信される情報に基づいて、前原料(ここでは鉄鉱石610)を下部ホッパ230から高炉本体100に装入するのに要する時間を計算する。以下の説明では、この時間を必要に応じて「前原料炉内装入時間」と称する。
前原料炉内装入時間t1=下部ホッパ230の装入量[m3]÷流量[m3/sec]+均圧時間[sec]+弁動作時間[sec] ・・・(1)
炉内装入物降下時間計算部1003は、高炉の操業を監視する上位のコンピュータから高炉原料搬送制御装置1000に送信される情報に基づいて、前原料(ここでは鉄鉱石610)が高炉本体100に装入されてから、当該高炉本体100内の装入原料の表面の高さ位置が予め設定されている基準位置になるまでの時間を計算する。以下の説明では、この時間を必要に応じて「炉内装入物降下時間」と称する。
炉内装入物降下時間t2=(現在位置[m]−基準位置[m])/降下速度[m/s] ・・・(2)
(2)式において、現在位置とは、高炉本体100に装入されている炉内原料の現在の高さ位置である。本実施形態では、前原料(ここでは鉄鉱石610)を装入する前にレベル計120により測定された「炉内原料の表面の高さ位置」の最新の値に、当該主原料(ここでは鉄鉱石610)の量に応じた値だけ高さを増した値を、(2)式の現在位置としている。
少量コークス炉内装入時間計算部1004は、高炉の操業を監視する上位のコンピュータから高炉原料搬送制御装置1000に送信される情報に基づいて、少量ホッパ220に装入されている少量コークス620を少量ホッパ220から下部ホッパ230を介して高炉本体100に装入するのに要する時間を計算する。以下の説明では、この時間を必要に応じて「少量コークス炉内装入時間」と称する。
少量コークス炉内装入時間t3=下部ホッパ装入時間t3´[sec]+炉装入時間t3´´[sec] ・・・(3)
(3)式において、下部ホッパ装入時間t3´とは、少量ホッパ220に装入されている少量コークス620を下部ホッパ230に装入するのに要する時間である。下部ホッパ装入時間t3´は、以下の(4)式で表される。
下部ホッパ装入時間t3´=少量ホッパ220の装入量[m3]÷流量[m3/sec]+減圧時間[sec]+弁動作時間[sec] ・・・(4)
(4)式において、少量ホッパ220の装入量は、少量ホッパ220に装入されている少量コークス620の量である。少量ホッパ220の装入量は、予めスケジューリングによって実際に秤量されている値である。少量コークス炉内装入時間計算部1004は、この値を、例えば、高炉の操業を監視する上位のコンピュータから高炉原料搬送制御装置1000に送信される情報に基づいて認識することができる。
炉装入時間t3´´=下部ホッパ230の装入量[m3]÷流量[m3/sec]+均圧時間[sec]+弁動作時間[sec] ・・・(5)
(5)式において、下部ホッパ230の装入量は、下部ホッパ230に装入される少量コークス620(すなわち、少量ホッパ220に装入されている少量コークス620)の量である。下部ホッパ230の装入量は、予めスケジューリングによって実際に秤量されている値である。少量コークス炉内装入時間計算部1004は、この値を、例えば、高炉の操業を監視する上位のコンピュータから高炉原料搬送制御装置1000に送信される情報に基づいて認識することができる。
後原料下部ホッパ内装入時間計算部1005は、高炉の操業を監視する上位のコンピュータから高炉原料搬送制御装置1000に送信される情報に基づいて、後原料(ここではコークス630)を上部ホッパ210から下部ホッパ230に装入するのに要する時間を計算する。以下の説明では、この時間を必要に応じて「後原料下部ホッパ内装入時間」と称する。
後原料下部ホッパ内装入時間t4=上部ホッパ210の装入量[m3]÷流量[m3/sec]+弁動作時間[sec] ・・・(6)
(6)式において、上部ホッパ210の装入量は、上部ホッパ210に装入されている後原料(ここではコークス630)の量である。上部ホッパ210の装入量は、予めスケジューリングによって実際に秤量されている値である。後原料下部ホッパ内装入時間計算部1005は、この値を、例えば、高炉の操業を監視する上位のコンピュータから高炉原料搬送制御装置1000に送信される情報に基づいて認識することができる。
搬送開始タイミング判定部1006は、上部ホッパ210に次に装入される主原料(ここでは鉄鉱石610)の搬送をベルトコンベア400により開始するタイミング(すなわち、前述した原料搬送開始タイミング)になったか否かを判定する。
原料搬送開始タイミングの計算を開始した時刻を基準として、前原料炉内装入時間t1、炉内装入物降下時間t2、少量コークス炉内装入時間t3及び後原料下部ホッパ内装入時間t4を加算した時刻に、上部ホッパ210が空になる。
尚、前述したように、本実施形態では、少量コークス620を高炉本体100に装入するに際して、高炉本体100に装入されている炉内原料の表面の高さ位置をレベル計120により測定しない。よって、上部ホッパ210が空になる時刻を計算するに際し、この測定の時間を考慮する必要はない。
t=ts+[(t1+t2+t3+t4)−T+α] ・・・(7)
上部ホッパ210に次に装入される主原料が高炉の炉頂に到達したときに、上部ホッパ210が確実に空になっているようにするために、本実施形態((7)式)では、ベルトコンベア搬送時間Tに対して時間α[sec]だけ余裕を見るようにしている。
尚、上部ホッパ210に次に装入される主原料(ここでは鉄鉱石610)を原料中継ホッパ240からベルトコンベア400に排出するためには、仕切弁350の動作時間tv[sec]を要する。よって、(7)式の[]内に、「−tv」の項を加えてもよい。また、上部ホッパ210に次に装入される主原料(ここでは鉄鉱石610)が高炉の炉頂に到達してから上部ホッパ210に装入されるまでの間に切替ダンパ500の通過等の起因する時間to[sec]を要する。よって、(7)式の[]内に、「−to」の項を加えてもよい。
搬送開始指示部1007は、搬送開始タイミング判定部1006により、原料搬送開始タイミングになったと判定されると、仕切弁350(又は仕切弁350の動作を制御する制御装置)に対して、仕切弁350の開動作を指示するための制御信号を送信する。これにより、仕切弁350が開き、上部ホッパ210に次に装入される主原料(ここでは鉄鉱石610)が原料中継ホッパ240からベルトコンベア400に排出される。
次に、図8のフローチャートを参照しながら、高炉原料搬送制御装置1000の動作の一例を説明する。
まず、ステップS801において、搬送開始タイミング計算開始判定部1001は、高炉の状態が、原料搬送開始タイミングの計算を開始する状態になるまで待機する。前述したように、本実施形態では、下部ホッパ230に鉄鉱石610が装入され、少量ホッパ220に少量コークス620が装入され、上部ホッパ210にコークス630が装入された状態になり、且つ、高炉本体100の内部の炉内原料の表面位置(高さ)が予め設定されている基準位置(高さ)よりも低くなって流量調節弁330を開くタイミングになると、原料搬送開始タイミングの計算を開始する。
次に、ステップS803において、炉内装入物降下時間計算部1003は、(2)式の計算を行って、炉内装入物降下時間t2を計算する。
次に、ステップS804において、少量コークス炉内装入時間計算部1004は、(3)式〜(5)式の計算を行って、少量コークス炉内装入時間t3を計算する。
次に、ステップS806において、搬送開始タイミング判定部1006は、原料搬送開始タイミングになるまで待機する。前述したように本実施形態では、現在時刻tが(7)式に示す時刻になると、原料搬送開始タイミングになったと判定する。そして、原料搬送開始タイミングになると、ステップS807に進む。
ステップS807に進むと、搬送開始指示部1007は、仕切弁350(又は仕切弁350の動作を制御する制御装置)に対して、仕切弁350の開動作を指示するための制御信号を送信する。そして、前述したステップS801に戻る。
以上のように本実施形態では、下部ホッパ230に鉄鉱石610が装入され、少量ホッパ220に少量コークス620が装入され、上部ホッパ210にコークス630が装入された状態の場合、従来よりも、下部ホッパ230に装入されている主原料の1回の炉内への装入時間分だけ早く、上部ホッパ210が空の状態になるまでの時間を計算する。すなわち、下部ホッパ230に装入されている鉄鉱石610を炉内へ装入する時、高炉本体100の内部の炉内原料の表面位置(高さ)が予め設定されている基準位置(高さ)よりも低くなって流量調節弁330を開くタイミングで、原料搬送開始タイミングを計算する。そして、前原料炉内装入時間t1、炉内装入物降下時間t2、少量コークス炉内装入時間t3及び後原料下部ホッパ内装入時間t4を加算した時間からベルトコンベア搬送時間Tを減算した時間を計算し、原料搬送開始タイミングの計算を開始する時刻から当該計算した時間が経過した時刻を原料搬送開始タイミングとして決定する。このようにすることによって、原料搬送開始タイミングを計算した時点で直ぐに、上部ホッパ210に次に装入される主原料(ここでは鉄鉱石610)の搬送をベルトコンベア400により搬送しても、上部ホッパ210が空の状態になる時間が生じてしまうことを抑制することができる。よって、上部ホッパ210が空の状態になる時間を従来よりも短くすることができる。
また、以上説明した本発明の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
210 上部ホッパ
220 少量ホッパ
230 下部ホッパ
310 流量調節弁
320、330 仕切弁
340 均圧弁
400 ベルトコンベア
500 切替ダンパ
610 鉄鉱石
620 少量コークス
630 コークス
Claims (9)
- 高炉の炉頂に配置され、鉄鉱石及びコークスを含む主原料が装入される上部ホッパと、
高炉の炉頂に配置され、少量コークスが装入される少量ホッパと、
上部ホッパに装入された主原料、及び前記少量ホッパに装入された少量コークスが選択的に装入される下部ホッパと、
前記下部ホッパに選択的に装入された主原料及び少量コークスが装入される高炉本体と、
前記高炉本体に装入された原料の表面の高さ位置を検出するレベル計と、
前記主原料及び前記少量コークスを、予め定められた順序で、前記高炉の炉頂に略一定の速度で搬送するベルトコンベアと、
を有する高炉に対し、前記ベルトコンベアにより前記主原料及び前記少量コークスの搬送を開始するタイミングである原料搬送開始タイミングを決定する高炉原料搬送制御装置であって、
前記高炉の状態に基づいて、前記原料搬送開始タイミングの計算を開始するか否かを判定する搬送開始タイミング計算開始判定手段と、
前記搬送開始タイミング計算開始判定手段により、前記原料搬送開始タイミングの計算を開始すると判定されると、当該原料搬送開始タイミングを決定する原料搬送開始タイミング決定手段と、を有し、
前記搬送開始タイミング計算開始判定手段は、
前記少量コークスが前記少量ホッパに、当該少量コークスの1つ前に前記高炉本体に装入される主原料が前記下部ホッパに、当該少量コークスの1つ後に前記高炉本体に装入される主原料が前記上部ホッパに、それぞれ装入されており、且つ、前記高炉本体に装入されている原料の表面の高さ位置が予め設定されている基準位置よりも低い場合に、前記原料搬送開始タイミングの計算を開始すると判定し、
前記原料搬送開始タイミング決定手段は、
前記下部ホッパに装入されている主原料を、前記下部ホッパから前記高炉本体に装入することを開始してから、前記上部ホッパが空になるまでの時間から、前記ベルトコンベアによる原料の搬送時間を減算した時間を計算し、少なくとも、前記原料搬送開始タイミングの計算を開始する時刻から当該計算した時間が経過した時刻に基づいて、前記原料搬送開始タイミングになったか否かを判定することを特徴とする高炉原料搬送制御装置。 - 前記原料搬送開始タイミング決定手段は、
前記下部ホッパに装入されている主原料を、前記下部ホッパから前記高炉本体に装入するのに要する時間である前原料炉内装入時間を、少なくとも、当該主原料の装入量と、前記下部ホッパから前記高炉本体に当該主原料を装入する際の当該主原料の流量と、に基づいて計算する前原料炉内装入時間計算手段と、
前記下部ホッパに装入されている主原料が前記高炉本体に装入されてから、前記高炉本体に装入された原料の表面の高さ位置が前記基準位置になるまでの時間である炉内装入物降下時間を、少なくとも、前記レベル計による測定の結果に基づいて計算する炉内装入物降下時間計算手段と、
前記少量ホッパの装入されている少量コークスを、前記少量ホッパから前記下部ホッパを介して前記高炉本体に装入するのに要する時間である少量コークス炉内装入時間を、少なくとも、当該少量コークスの装入量と、前記少量ホッパから前記下部ホッパに当該少量コークスを装入する際の当該少量コークスの流量と、前記下部ホッパから前記高炉本体に当該少量コークスを装入する際の当該少量コークスの流量と、に基づいて計算する少量コークス炉内装入時間計算手段と、
前記上部ホッパに装入されている主原料を、前記上部ホッパから前記下部ホッパに装入するのに要する時間である後原料下部ホッパ内装入時間を、少なくとも、当該主原料の装入量と、前記上部ホッパから前記下部ホッパに当該主原料を装入する際の当該主原料の流量と、に基づいて計算する後原料下部ホッパ内装入時間計算手段と、
前記前原料炉内装入時間、前記炉内装入物降下時間、前記少量コークス炉内装入時間、及び前記後原料下部ホッパ内装入時間を加算した時間から、前記ベルトコンベアによる原料の搬送時間を減算した時間を計算し、少なくとも、前記原料搬送開始タイミングの計算を開始する時刻から当該計算した時間が経過した時刻に基づいて、前記原料搬送開始タイミングになったか否かを判定する搬送開始タイミング判定手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の高炉原料搬送制御装置。 - 前記搬送開始タイミング判定手段により、前記原料搬送開始タイミングになったと判定されると、前記ベルトコンベアにより次に搬送される原料の、前記ベルトコンベアによる搬送の開始を指示する搬送開始指示手段を有することを特徴とする請求項2に記載の高炉原料搬送制御装置。
- 前記少量コークスの前後に前記主原料が搬送されるように、前記ベルトコンベアによる前記主原料及び前記少量コークスの搬送順が予め定められていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の高炉原料搬送制御装置。
- 高炉の炉頂に配置され、鉄鉱石及びコークスを含む主原料が装入される上部ホッパと、
高炉の炉頂に配置され、少量コークスが装入される少量ホッパと、
上部ホッパに装入された主原料、及び前記少量ホッパに装入された少量コークスが選択的に装入される下部ホッパと、
前記下部ホッパに選択的に装入された主原料及び少量コークスが装入される高炉本体と、
前記高炉本体に装入された原料の表面の高さ位置を検出するレベル計と、
前記主原料及び前記少量コークスを、予め定められた順序で、前記高炉の炉頂に略一定の速度で搬送するベルトコンベアと、
を有する高炉に対し、前記ベルトコンベアにより前記主原料及び前記少量コークスの搬送を開始するタイミングである原料搬送開始タイミングを決定する高炉原料搬送制御方法であって、
前記高炉の状態に基づいて、前記原料搬送開始タイミングの計算を開始するか否かを判定する搬送開始タイミング計算開始判定工程と、
前記搬送開始タイミング計算開始判定工程により、前記原料搬送開始タイミングの計算を開始すると判定されると、当該原料搬送開始タイミングを決定する原料搬送開始タイミング決定工程と、を有し、
前記搬送開始タイミング計算開始判定工程は、
前記少量コークスが前記少量ホッパに、当該少量コークスの1つ前に前記高炉本体に装入される主原料が前記下部ホッパに、当該少量コークスの1つ後に前記高炉本体に装入される主原料が前記上部ホッパに、それぞれ装入されており、且つ、前記高炉本体に装入されている原料の表面の高さ位置が予め設定されている基準位置よりも低い場合に、前記原料搬送開始タイミングの計算を開始すると判定し、
前記原料搬送開始タイミング決定工程は、
前記下部ホッパに装入されている主原料を、前記下部ホッパから前記高炉本体に装入することを開始してから、前記上部ホッパが空になるまでの時間から、前記ベルトコンベアによる原料の搬送時間を減算した時間を計算し、少なくとも、前記原料搬送開始タイミングの計算を開始する時刻から当該計算した時間が経過した時刻に基づいて、前記原料搬送開始タイミングになったか否かを判定することを特徴とする高炉原料搬送制御方法。 - 前記原料搬送開始タイミング決定工程は、
前記下部ホッパに装入されている主原料を、前記下部ホッパから前記高炉本体に装入するのに要する時間である前原料炉内装入時間を、少なくとも、当該主原料の装入量と、前記下部ホッパから前記高炉本体に当該主原料を装入する際の当該主原料の流量と、に基づいて計算する前原料炉内装入時間計算工程と、 前記下部ホッパに装入されている主原料が前記高炉本体に装入されてから、前記高炉本体に装入された原料の表面の高さ位置が前記基準位置になるまでの時間である炉内装入物降下時間を、少なくとも、前記レベル計による測定の結果に基づいて計算する炉内装入物降下時間計算工程と、
前記少量ホッパの装入されている少量コークスを、前記少量ホッパから前記下部ホッパを介して前記高炉本体に装入するのに要する時間である少量コークス炉内装入時間を、少なくとも、当該少量コークスの装入量と、前記少量ホッパから前記下部ホッパに当該少量コークスを装入する際の当該少量コークスの流量と、前記下部ホッパから前記高炉本体に当該少量コークスを装入する際の当該少量コークスの流量と、に基づいて計算する少量コークス炉内装入時間計算工程と、
前記上部ホッパに装入されている主原料を、前記上部ホッパから前記下部ホッパに装入するのに要する時間である後原料下部ホッパ内装入時間を、少なくとも、当該主原料の装入量と、前記上部ホッパから前記下部ホッパに当該主原料を装入する際の当該主原料の流量と、に基づいて計算する後原料下部ホッパ内装入時間計算工程と、
前記前原料炉内装入時間、前記炉内装入物降下時間、前記少量コークス炉内装入時間、及び前記後原料下部ホッパ内装入時間を加算した時間から、前記ベルトコンベアによる原料の搬送時間を減算した時間を計算し、少なくとも、前記原料搬送開始タイミングの計算を開始する時刻から当該計算した時間が経過した時刻に基づいて、前記原料搬送開始タイミングになったか否かを判定する搬送開始タイミング判定工程と、を有することを特徴とする請求項5に記載の高炉原料搬送制御方法。 - 前記搬送開始タイミング判定工程により、前記原料搬送開始タイミングになったと判定されると、前記ベルトコンベアにより次に搬送される原料の、前記ベルトコンベアによる搬送の開始を指示する搬送開始指示工程を有することを特徴とする請求項6に記載の高炉原料搬送制御方法。
- 前記少量コークスの前後に前記主原料が搬送されるように、前記ベルトコンベアによる前記主原料及び前記少量コークスの搬送順が予め定められていることを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記載の高炉原料搬送制御方法。
- 請求項1〜4の何れか1項に記載の高炉原料搬送制御装置の各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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