JP5381933B2 - Rfidタグ内蔵疑似粒子 - Google Patents

Rfidタグ内蔵疑似粒子 Download PDF

Info

Publication number
JP5381933B2
JP5381933B2 JP2010193090A JP2010193090A JP5381933B2 JP 5381933 B2 JP5381933 B2 JP 5381933B2 JP 2010193090 A JP2010193090 A JP 2010193090A JP 2010193090 A JP2010193090 A JP 2010193090A JP 5381933 B2 JP5381933 B2 JP 5381933B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rfid tag
raw material
particles
particle
blast furnace
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010193090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012052151A (ja
Inventor
薫 中野
良仁 伊勢居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2010193090A priority Critical patent/JP5381933B2/ja
Publication of JP2012052151A publication Critical patent/JP2012052151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5381933B2 publication Critical patent/JP5381933B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Iron (AREA)
  • Blast Furnaces (AREA)

Description

本発明は、ベルレス装入装置を有する高炉(以下「ベルレス高炉」ともいう。)への原料の装入状況を把握するために用いられるRFID(Radio Frequency Identification)タグを内蔵した疑似粒子に関し、特に精度の高い原料装入状況の把握が可能なRFIDタグ内蔵疑似粒子に関する。
一般に、高炉操業においては、高炉の炉頂から、原料である塊鉱石、焼結鉱、ペレット等の鉱石とコークスとを交互に装入して、層状に堆積させる。高炉の羽口から吹き込まれる熱風により、高炉内の炉下部に堆積したコークスがガス化し、消滅することにより、また、鉱石が溶融し、滴下することにより、高炉内の原料は降下し、層高は低下していく。そのため、この層高を常時ほぼ一定の高さに維持するように、炉頂から鉱石およびコークスを交互に装入する。
図1は、従来のベルレス高炉の上部およびベルレス高炉に原料を装入する装置の構成を示す図である。同図を用いて、ベルレス高炉における原料の装入について説明する。高炉10の上部には分配シュート12が設けられている。分配シュート12は、傾動角(分配シュートの長手方向軸と鉛直線とのなす角度)が変更可能であり、且つ旋回する。高炉10の上部には、高炉10の炉体に近い方から順に、集合ホッパー13、炉頂バンカー14および原料装入部15が設けられている。炉頂バンカー14は集合ホッパー13の上方に通常2個並立されているが、3個並立されることや、垂直2段に配置されることもある。原料装入部15の上部には、コンベア16の端部(搬送方向下流側の端部)が配置されており、コンベア16の他端(搬送方向上流側の端部)の上方には、鉱石21またはコークス23(以下、総称して「原料20」ともいう。)が種類毎に貯蔵された原料槽17が配置されている。以下、炉頂バンカーは、単に「バンカー」ともいう。
所定の装入量に応じて原料槽17からコンベア16上に排出された原料20は、コンベア16によって原料装入部15の上部に搬送される。搬送された原料20は、原料装入部15内に落下し、炉頂バンカー14に一旦蓄えられた後、集合ホッパー13を経て、分配シュート12を介して高炉10内に装入される。
通常、高炉10内に原料20を装入する際には、鉱石21とコークス23を一括して装入するのではなく、鉱石21とコークス23を、炉頂バンカー14を通じて交互に、複数回に分割して装入している。この原料20の分割単位をバッチと称する。ベルレス高炉では、1バッチの装入途中で分配シュート12の傾動角を変更して、高炉10内への原料20の装入位置を変化させる。
今日の高炉操業においては、生産効率の向上、資源の節約および地球環境問題から、炉内通気性の確保と反応効率の向上の両立が重要な課題である。これら、通気性の確保および反応効率の向上には、高炉内における半径方向の原料の堆積状態、すなわち高炉内部における装入物の分布を適切に制御することが有効である。
高炉内部における装入物の分布を制御する方法としては、上述した、分配シュートの傾動角の変更に加えて、以下の方法が適宜併用される。その方法としては、高炉内に装入される原料の粒径を、常に平均粒径となるように均一化するのではなく、その経時変化を適切に制御する方法や、コークスを適度に混合した鉱石層を、高炉内の適切な半径方向位置に装入する方法が挙げられる。これは、一般に高炉操業においては、炉内の中心部に装入する原料の粒径が大きいほど、通気性の確保に有利であり、操業が安定することや、鉱石層内にコークスが存在することにより、鉱石の還元反応が促進されることなどの知見を背景としている。
上述のような、装入物の分布制御のために、原料槽からコンベア上に原料を排出する際に、原料の粒径や種類、鉱石とコークスとの混合比率を時系列的に変化させる方法が従来からとられている。しかし、コンベア上に積載された原料の順序と、バンカーから排出され、高炉に装入される原料の順序とは、必ずしも一致しないことが知られている。その理由は、以下のように考えられている。
まず、コンベアからバンカーに原料が装入される際に、粒径の大きい原料や、鉱石とコークスとの混合物中のコークスのように、密度の小さい原料は、粒度偏析や密度偏析により、バンカーの外周部(側壁部)に堆積する。そして、装入された原料をバンカーから排出する際には、原料は粉粒体であるため、バンカーの排出口直上部では流下速度が速く、側壁部近辺では流下速度が遅くなる、「ファンネルフロー」という現象が生じる。
したがって、この粒度偏析、密度偏析およびファンネルフローのため、バンカーの排出口直上部に堆積した比較的粒径の小さい原料や、密度の大きい原料は、バンカーの外周部に堆積した比較的粒径の大きい原料や、密度の小さい原料よりも、早期に排出される傾向がある。
そのため、ベルレス高炉においては、目的とする特定原料が目的とするタイミングでバンカーから排出されるようにバンカーへの原料の装入を制御することが、炉内での原料の分布制御を行う上で重要であると同時に難しい課題でもある。
ところで、近年、RFIDと呼ばれる、電波による非接触通信とICチップとを利用した認証(認識)技術が次第に普及してきている。
RFIDを用いれば、タグやラベル状に加工されたアンテナ付きICチップ(ICタグ、RFIDタグ)を人や物に付与し、タグに個別に記憶された情報(ID情報)をタグリーダと呼ばれる装置で読みとることにより、個人認証や物体認識を行うことが可能である。RFIDは電波による非接触通信を利用するため、従来から行われているバーコードによるID認識と比べて、汚れに強く、且つ対象から離れて認識や認証を行うことができる点で優れている。
このRFIDタグを利用して、炉内での原料の分布制御を行うための原料の装入方法の指針を得る方法として、例えば、特許文献1には、高炉の原料を搬送するコンベア上の原料中にRFIDタグを配置し、炉頂バンカーから排出される前記RFIDタグのID情報を炉頂バンカーの排出口またはその下方に配設したID情報検出端を用いて検出することによって、原料装入状況を把握する方法が開示されている。
特開2010−7178号公報(特許請求の範囲および段落[0024])
Kohei Sunahara et al., "Investigation on Mechanism of Size and Density Segregation of Burden Particles in the Blast Furnace", Ironmaking conference proceedings(1999)
ところで、高炉に装入する原料は粒径および密度が完全に均一ではなく、すなわち、原料には粒径および密度が異なるものが混在しているため、高炉への搬送過程において、粒度偏析または密度偏析を生じる。そのため、特許文献1に記載の方法を用いて原料装入状況を正確に把握するには、原料中に配置したRFIDタグも、追跡の対象とする原料と同様の挙動を示すことが必要である。これは、RFIDタグに適当な材料を被覆して、粒度および密度を高炉原料と同じになるように制御することによって可能となる。
しかし、実際の原料を加工してRFIDタグの被覆材に使用したり、多数のRFIDタグを粒度毎に同様の密度および形状になるように被覆材を加工することは実用上困難であり、コスト面でも問題があった。また、RFIDタグ自体の大きさが、原料の粒子の大きさよりも大きい場合があり、そのような原料粒子に対しては、特許文献1に記載の方法は適用できなかった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、高炉の原料装入状況を把握するため、原料を搬送するコンベア上の原料中にRFIDタグを内蔵した疑似粒子(以下、「RFIDタグ粒子」という。)を配置し、炉頂バンカーから排出されるRFIDタグ粒子のID情報を炉頂バンカーの排出口またはその下方に配設したID情報検出端により、原料装入状況を把握する方法において、小粒径原料であっても、原料内で対象とする原料と同様の挙動を示し、かつ製作が容易で安価なRFIDタグ粒子を提供することを目的とする。
本発明らは、上記の課題を解決するために、RFIDタグ粒子の形状について検討した。対象とする原料に対するRFIDタグ粒子の追従精度を向上させるには、対象とする原料に対してRFIDタグ粒子が偏析を起こさないことが必要である。
非特許文献1によれば、偏析現象は混在した粒子の粒径比と密度比が主な影響因子であり、これらの粒径比と密度比を適正に制御することによって偏析を起こさない条件を見出すことができる。
また、RFIDタグ粒子の形状は、例えば直方体であれば製作が容易である。しかし、RFIDタグ粒子の形状として、直方体を選択した場合における偏析挙動に関する知見が従来なかった。
そこで、本発明者らは、RFIDタグ粒子の形状を直方体とし、対象とする原料に対するRFIDタグ粒子の追従精度および偏析挙動を確認するために、後述の基礎実験を行い、これにより得た知見に基づいて本発明を完成させた。本発明の要旨は、下記(1)および(2)のRFIDタグ内蔵疑似粒子にある。
(1)炉頂に分配シュートを有するベルレス高炉に搬送コンベアを通じて原料とともに装入され、原料の装入状況を把握するために用いられるRFIDタグを内蔵した疑似粒子であって、下記(1)式〜(5)式を満たすことを特徴とする、RFIDタグ粒子内蔵疑似粒子(以下「第1発明」ともいう。)。
1(x)<y<f2(x) …(1)
1(x)=46.0−147x+152x2−51x3 …(2)
2(x)=119−300x+258x2−75x3 …(3)
x=(db/dIC) …(4)
y=(ρIC/ρb) …(5)
ここで、dbは対象とする原料粒子の中間径、dICはRFIDタグ内蔵疑似粒子と体積等価となる球相当径であり、ρICはRFIDタグ内蔵疑似粒子の見かけ密度、ρbは対象とする原料粒子の見かけ密度である。
(2)炉頂に分配シュートを有するベルレス高炉に搬送コンベアを通じて原料とともに装入され、原料の装入状況を把握するために用いられるRFIDタグを内蔵した疑似粒子であって、下記(2)式および(4)〜(7)式を満たすことを特徴とするRFIDタグ粒子内蔵疑似粒子(以下「第2発明」ともいう。)。
y≦f1(x) …(6)
1(x)=46.0−147x+152x2−51x3 …(2)
x=(db/dIC) …(4)
y=(ρIC/ρb) …(5)
|rg−rm|/(dIC/2)≧0.3 …(7)
ここで、dbは対象とする原料粒子の中間径、dICはRFIDタグ内蔵疑似粒子と体積等価となる球相当径であり、ρICはRFIDタグ内蔵疑似粒子の見かけ密度、ρbは対象とする原料粒子の見かけ密度であり、rgおよびrmはそれぞれRFIDタグ内蔵疑似粒子の形状中心および質量中心である。
本発明において、「ID情報」とは、RFIDタグに個別に記憶された、英字や数字などの文字の配列からなる情報であり、数字のみからなるものの場合には、「ID番号」ともいう。また、「原料装入状況」とは、原料の装入順序、鉱石とコークスの混合比率を意味する。そして、「タグ検出機構」は、ID情報検出端とRFIDタグリーダにより構成されている。
本発明のRFIDタグ内蔵疑似粒子は、作製しやすい形状としても、また、対象が小粒径原料であっても、原料の高炉への搬送過程において原料内で偏析を生じず、対象とする原料と同様の挙動を示す。
本発明の疑似粒子が内蔵するRFIDタグ粒子を互いにIDが異なったものとし、コンベア上に積載された原料中にトレーサーとしてこの疑似粒子を配置または混入させ、高炉の炉頂バンカーの排出口以降で検出することにより、コンベア上の原料の積載順序と、炉頂バンカーから排出される原料の順序や粒度、鉱石とコークスの混合比率の時間変化との関係を精度良く把握することができる。その結果に基づいて、これらの操作量を制御してコンベア上における原料積載順序を決定することにより、高炉の操業条件の適正化を図ること、すなわち意図した炉内装入物分布を得ることが可能である。
従来のベルレス高炉の上部およびベルレス高炉に原料を装入する装置の構成を示す図である。 振動による原料内におけるRFIDタグ粒子の位置の変化を調査する装置の概略図であり、同図(a)は振動前の状態、同図(b)は振動後の状態を示す。 原料内におけるRFIDタグ粒子の位置の振動による変化についての実験結果を示す図であり、同図(a)は鉱石の粒径比と移動距離の関係を示し、同図(b)はコークスの粒径比と移動距離の関係を示す。 RFIDタグ粒子の対象とする原料に対する粒径比および密度比と、偏析の有無との関係を示す図である。 RFIDタグ粒子の粒径比および密度比と、偏析の有無との関係において、偏析が起こらない条件を満たすことが困難な領域を示す図である。 偏析試験に用いる装置の模式図である。 斜面長さとRFIDタグ粒子堆積割合および中塊コークス堆積割合との関係を示す図であり、同図(a)はCase1、同図(b)はCase2、同図(c)はCase3の結果である。 RFIDタグ粒子の基本構造を示す図であり、同図(a)は内部構造を示す写真、同図(b)は第1発明に適用可能なもの、同図(c)は第1発明および第2発明に適用可能なものを示す。 本発明のRFIDタグ粒子を利用可能な、ベルレス高炉の上部およびベルレス高炉に原料を装入する装置の構成を示す図である。 試験に用いたベルレス高炉の上部および原料装入装置の構成を示す図である。 高炉原料にRFIDタグ粒子を装入する位置を示す図である。 試験結果をバンカー排出時間と、RFIDタグ(ICタグ)検知頻度および中塊コークス割合との関係を示す図であり、同図(a)〜同図(f)はそれぞれNo.1〜No.6のRFIDタグ粒子と、その対象とする径のコークスについての関係を示す。
1.本発明を完成させるための基礎実験
以下、本発明者らが、本発明を完成させるために行った基礎実験について説明する。
1−1.第1発明についての基礎実験
図2は、振動による原料内におけるRFIDタグ粒子の位置の変化を調査する装置の概略図であり、同図(a)は振動前の状態、同図(b)は振動後の状態を示す。本基礎実験は、同図に示す装置を用いて行った。この装置は、直径約200mmの円筒形の容器51と振動付与装置(不図示)からなる。容器51内に、対象とする原料20を層高が300mmとなるように充填し、原料の内部(層高中央部)にRFIDタグ粒子40を入れる。実験に用いた原料粒子サイズは表1に、RFIDタグ粒子の仕様は表2に示す通りである。
原料20およびRFIDタグ粒子40を入れた容器51に振動(振動数2Hz、振幅500mm、25周期)を加えた後、振動を加える前後でのRFIDタグ粒子40の存在位置(底面からの高さH)の変化を確認した。振動を加える前後でRFIDタグ粒子が上方または下方に移動すれば、RFIDタグ粒子が対象とする原料に対して偏析を起こしたと判断でき、移動距離ΔHが大きいほど追従精度は低いと推測できる。
図3は、原料内におけるRFIDタグ粒子の位置の振動による変化についての実験結果を示す図であり、同図(a)は鉱石の粒径比と移動距離の関係を示し、同図(b)はコークスの粒径比と移動距離の関係を示す。移動距離ΔHは、振動を加える前後でRFIDタグ粒子が上方に移動した場合を正、下方に移動した場合を負とした。
さらに、図3に示す結果を、振動前後の高さ方向の移動距離ΔHの絶対値が15mm以内であったものについては「偏析なし」とし、15mmよりも大きかったものを「偏析あり」とし、図4に示す粒径比と密度比の関係に整理した。
図4は、RFIDタグ粒子の対象とする原料に対する粒径比および密度比と、偏析の有無との関係を示す図である。ここでの粒径比および密度比は、対象とする原料の中間径をdb、RFIDタグ粒子の体積等価となる球相当径をdIC、対象とする原料の見かけ密度をρb、RFIDタグ粒子の見かけ密度をρICとすると、粒径比xはdb/dIC、密度比yはρIC/ρbと表される。
図4において、x=1、y=1の点は、RFIDタグ粒子の粒径および密度が対象とする原料と同じであることを意味するとともに、RFIDタグ粒子の粒径が対象とする原料の粒径よりも大きい場合にはRFIDタグ粒子の密度を対象とする原料の密度よりも大きくする必要があることを意味する。
図4において、RFIDタグ粒子と対象とする原料についての粒径比xおよび密度比yが、y=f1(x)を越えて左側に位置する場合、すなわちy<f1(x)である場合は、RFIDタグ粒子の粒径が大きすぎて上述の基礎実験で上側に偏析したことを示す。逆に、y=f2(x)を越えて右側に位置する場合、すなわちy>f2(x)である場合には、RFIDタグ粒子の粒径が小さすぎて下側に偏析したことを示す。
以上の結果から、原料内でRFIDタグ粒子の偏析が起こらない条件は、図4において2つの曲線y=f1(x)およびy=f2(x)で挟まれた領域として示され、下記(1)〜(5)式で示される。
1(x)<y<f2(x) …(1)
ここで、
x=(db/dIC) …(2)
y=(ρb/ρIC) …(3)
1(x)=46.0−147x+152x2−51x3 …(4)
2(x)=119−300x+258x2−75x3 …(5)
RFIDタグ粒子を上記(1)〜(5)式を満足するように製作することにより、RFIDタグ粒子の形状が製作容易な直方体であっても、対象とする原料に対して高い追従精度を有するものとすることができる。
1−2.第2発明についての基礎実験
図5は、RFIDタグ粒子の粒径比および密度比と、偏析の有無との関係において、偏析が起こらない条件を満たすことが困難な領域を示す図である。上記(1)〜(5)式で示される結果を用いれば、RFIDタグ粒子の原料に対する粒径比と密度比を適正に制御することによって、RFIDタグ粒子の偏析を原理的に抑制することができる。しかし、製作可能なRFIDタグ粒子の粒径は、RFIDタグ粒子の内部に配置するRFIDタグよりも小さくできないため、対象とする原料の粒径が小さくなるほどxは小さく取らざるを得ない。この場合、偏析が起こらない条件を満たすには、同図に矢印Aで示すようにyを大きくする必要がある。しかし、xが小さい場合、特にx<0.55の場合には、RFIDタグに通常用いられる材料では、上記(1)〜(5)式の条件を満足することが困難な場合が多い。
このため、本発明者らは、x<0.55の場合であっても、また、上記(1)式を満足しないy<f1(x)の場合であっても、容易に偏析の抑制を可能とする方法を検討し、RFIDタグ粒子の質量中心を形状中心から片側に偏在させ、RFIDタグ粒子の回転運動を抑制することに想到した。
RFIDタグ粒子の質量中心を形状中心から片側に偏在させることは、例えばRFIDタグ粒子の側面の片側から鉄板等の密度の高い材料を接合することによって可能である。RFIDタグから発信される電波は、金属によって遮蔽されるが、例えばRFIDタグ粒子の形状が直方体である場合において、鉄板を接合する部位がRFIDタグ粒子の互いに対向する1対の底面の片側または両側であれば実用上問題ないことを確認した。
図6は、偏析試験に用いる装置の模式図である。偏析試験は、同図に示すように、幅5m、奥行き5m、高さ7mの直方体の容器52の上部の幅方向の一端から原料20(焼結鉱20tと粒径13mmの中塊コークス0.1t)をRFIDタグ粒子40と同時に装入することにより、容器52内に斜面を形成して行った。試験はCase1〜3の3条件で行い、各条件の対象原料密度ρb、RFIDタグの密度ρIC、対象原料粒径dbおよびRFIDタグの球相当径dICは表3に示す通り同一とした。そのため、x=(db/dIC)およびy=(ρIC/ρb)も各条件で同一である。いずれの条件とも対象原料は小粒径(粒径0.013mm)である。また、x=0.47、y=2.6であり、f1(x)≒5.19であることから、y<f1(x)を満たす。
Case1は、形状中心(幾何学的中心)rgと質量中心(力学的中心)rmの偏差w=|rg−rm|/(dIC/2)の値が0.2、Case2は0.3、Case3は0.4である試験である。rgおよびrmは、密度ρ、任意の点からの距離rおよび体積vを用いて、下記(8)式および(9)式で表される。
g=∫rdv/∫dv …(8)
m=∫ρrdv/∫ρdv …(9)
図7は、斜面長さとRFIDタグ粒子堆積割合および中塊コークス堆積割合との関係を示す図であり、同図(a)はCase1、同図(b)はCase2、同図(c)はCase3の結果である。同図には、原料およびRFIDタグ粒子によって形成された斜面長手方向でのコークスとRFIDタグの堆積位置の対応関係を評価した結果を示す。
図7に示す結果から、Case1ではRFIDタグ粒子と中塊コークスの粒子とで堆積位置の分布に乖離が見られるが、Case2およびCase3ではRFIDタグ粒子と中塊コークスの粒子がほぼ同じ分布となることがわかった。このことから、RFIDタグ粒子を下記(7)式を満足するように製作することにより、RFIDタグ粒子の形状が製作容易な直方体であっても、また、対象が小粒径原料であり、y<f1(x)を満たす場合であっても、対象とする原料に対して高い追従精度を有するものとすることができることがわかる。
|rg−rm|/(dIC/2)≧0.3 …(7)
1−3.RFIDタグ粒子の形態
図8は、RFIDタグ粒子の基本構造を示す図であり、同図(a)は内部構造を示す写真、同図(b)は第1発明に適用可能なもの、同図(c)は第1発明および第2発明に適用可能なものを示す。同図(a)に示すように、RFIDタグ粒子40は、ICタグ基板40aと、ICタグ基板40aを覆うプラスチック製の被覆材40bとを備える。被覆材40bは、下部ケース40cと蓋40dとからなる。被覆材40bに用いられるプラスチックには、耐熱温度が本発明の実施に十分であり、容易に電波を透過することが可能なものが用いられる。このような素材として、耐熱温度が150℃であるポリアセタール樹脂が挙げられる。同図(b)に示すTypeIのRFIDタグ粒子は、同図(a)に示したRFIDタグ粒子の周りをビニールテープで固定したものであり、第1発明に適用可能である。同図(c)に示すTypeIIのRFIDタグ粒子は、重心を偏在化させる/させないため、被覆材40bを構成する蓋40dの上、または/および、下部ケース40cの下に鉄板40eを重ねてから、周りをビニールテープで固定したものであり、第1発明および第2発明に適用可能である。
2.本発明のRFIDタグ粒子を用いた原料装入状況の把握方法
以上説明した本発明のRFIDタグ粒子を利用した原料装入状況の把握方法について説明する。
図9は、本発明のRFIDタグ粒子を利用可能な、ベルレス高炉の上部およびベルレス高炉に原料を装入する装置の構成を示す図である。同図に示す装置は、タグ混入機が配置されている点以外は図1に示すものと同様の構成であり、実質的に同一の部分には同一の符号を付している。
図9に示す原料装入装置において、コンベア16の搬送方向上流側の端部の上部には、原料槽17の下流側に並んで2個のタグ粒子混入機18が配置されている。タグ粒子混入機18には、RFIDタグ粒子40が収容されている。
また、集合ホッパー13内部の天井(集合ホッパー13の上部であって、炉頂バンカー14の配管との接続部を除く部分)には、原料20に混入したRFIDタグ粒子40から発信される、ID番号を含む信号を検出するID情報検出端(検出アンテナ)32が配置されている。検出アンテナ32には、タグリーダ31が接続されており、タグリーダ31には検出したRFIDタグ粒子40のID番号および信号を検出した時刻が記録される。以下ID情報検出端(検出アンテナ)およびタグリーダを総称して「タグ検出機構」ともいう。
炉頂バンカー14から排出されるRFIDタグ粒子40を含む原料20は、集合ホッパー13下部の分配シュート12へ排出される落下口の上方では、RFIDタグ粒子40とともに露出した状態となる。そのため、検出アンテナ32によって、RFIDタグ粒子40の信号の安定した検出が可能である。
原料槽17から排出され、コンベア16によって搬送される原料20の列上に、タグ粒子混入機18によってRFIDタグ粒子40が落下、載置される。ここで、RFIDタグ粒子40は、炉頂バンカー14から1バッチで排出される、コンベア16上の原料20の列を対象として、必要個数が必要位置に載置される。
タグ粒子混入機18から排出されるRFIDタグ粒子40の信号は、タグ粒子混入機18の排出口またはその近傍に設けられた検出アンテナによって検出され、それぞれのRFIDタグ粒子40の信号が検出された時刻は、検出アンテナ32に接続されたタグリーダ31にID番号とともに記録される。この記録から、原料20上におけるRFIDタグ粒子40の順序や位置を把握することができる。
そして、RFIDタグ粒子40は、原料20とともにコンベア16によって原料装入部15の上部に搬送され、原料装入部15内に落下し、炉頂バンカー14に一旦貯蔵される。そして、炉頂バンカー14から集合ホッパー13に排出される際に、検出アンテナ32によって信号が検出される。その後、集合ホッパー13から分配シュート12を介して高炉10に装入される。本発明のRFIDタグ粒子は対象とする原料に対する追従精度が高いため、これにより、コンベア16上での原料20の配列順序と、集合ホッパー13からの排出順序とを関連付けること、すなわち原料20の挙動を追跡することができる。
原料20上でのRFIDタグ粒子40の配置は等間隔であることが好ましい。配置を等間隔とすることにより、コンベア16上の各位置の原料20の挙動について偏りのない情報を得ることができる。
そして、この結果に基づいて、高炉10内に装入された原料の配置が高炉操業の安定化にとって適切なものとなるように、原料槽17から排出する原料20のコンベア16上における原料配列を最適化し、また、コンベア16の搬送速度、分配シュート12の傾動角を制御することが可能となる。
本発明のRFIDタグ粒子の効果を確認するため、以下に示す試験を実施した。この試験では、ベルレス高炉の鉱石ダンプにおいて、装入する中塊コークスを対象としてRFIDタグ粒子の原料追従性を評価した。ここで、中塊コークスとは、10〜50mmの粒径成分を有するコークス粒子群を指し、一般に粒径成分によって原料全体に占める中塊コークスの存在割合は異なる。
1.試験方法
図10は、試験に用いたベルレス高炉の上部および原料装入装置の構成を示す図である。同図に示す装置は、サンプリング装置およびRFIDタグ粒子の装入位置以外は、前記図9に示す装置と同様の構成であり、実質的に同一の部分には同一の符号を付している。同図に示す装置において、分配シュート12の下方の炉内1方位には、サンプリング装置19が設けられており、分配シュート12から落下する原料およびRFIDタグ粒子をサンプリングして炉外に取り出すことができる。
RFIDタグ粒子は、前記図8に示したTypeIおよびTypeIIの2種類の基本構造のものを用い、被覆材として、耐熱温度が本発明の実施に十分な150℃であり、容易に電波を透過することが可能なポリアセタール樹脂を試用した。試験に使用した各RFIDタグ粒子の仕様を表4に示す。各RFIDタグ粒子のICタグはそれぞれ固有の情報を有する。
No.1〜3のRFIDタグ粒子は、本発明例である。No.1およびNo.2のRFIDタグ粒子は、対象をそれぞれ粒径が45mmおよび23mmのコークスとした。対象とするコークスの粒径が大きいため、TypeIとし、いずれも第1の発明の規定を満足した。No.3のRFIDタグ粒子は、対象を粒径が12.5mmの小粒径のコークスとした。対象とするコークスの粒径が小さいため、TypeIIとし、被覆材の蓋の上または下部ケースの下の1箇所に鉄板を重ねて形状中心と質量中心に偏差を設けたものであり、第2の発明の規定を満足した。
No.4〜6のRFIDタグ粒子は、比較例である。No.4およびNo.5のRFIDタグ粒子は、それぞれNo.2およびNo.1と同じものである。ただし、No.4は、対象を粒径が45mmのコークス、No.5は粒径が23mmのコークスとした。また、No.6のRFIDタグ粒子は、No.3と同サイズ、同重量とした。ただし、No.3は鉄板を蓋の上または下部ケースの下の1箇所にのみ配置したのに対して、No.6は蓋の上および下部ケースの下の2箇所に配置し、形状中心と質量中心を一致させた。
図11は、高炉原料にRFIDタグ粒子を装入する位置を示す図である。同図に示すように、RFIDタグ粒子は、バンカー手前でベルトコンベアにより搬送されてきた中塊コークス上に等間隔に4箇所、それぞれに3個ずつ、合計12個投入した。また、バンカー排出ゲートの開タイミングを検知するため、バンカー底部の排出ゲート直上にRFIDタグ粒子を配置すべく、原料の先頭にはマーカーとしてRFIDタグ粒子を装入した。
本発明例では、中塊コークス上の各装入位置には、No.1、No.2およびNo.3のRFIDタグ粒子を1個ずつ投入し、マーカーにはNo.1のRFIDタグ粒子を使用した。比較例では、中塊コークス上の各装入位置には、No.4、No.5およびNo.6のRFIDタグ粒子を1個ずつ投入し、マーカーにはNo.4のRFIDタグ粒子を使用した。
本試験では、前記図10に示すように、原料20の炉頂バンカー14からの排出時に集合ホッパー13内に設置した検出アンテナ32でRFIDタグ粒子40の排出を検知すると共に分配シュート12から落下してくる原料20をサンプリング装置19を用いてサンプリングした。
2.試験結果
RFIDタグ粒子の性能評価指標として、バンカー排出時間を10分割した各時間区分におけるRFIDタグの検出頻度と、中塊コークスの排出タイミングとの対応関係を用いた。
中塊コークスのサンプリングは分配シュート12の1旋回ごとに行い、サンプリング原料(焼結鉱および中塊コークスの混合物)に占める中塊コークスの割合から、中塊コークスの排出タイミングを評価した。
図12は、試験結果をバンカー排出時間と、RFIDタグ(ICタグ)検知頻度および中塊コークス割合との関係を示す図であり、同図(a)〜同図(f)はそれぞれNo.1〜No.6のRFIDタグ粒子と、その対象とする径のコークスについての関係を示す。
図12(a)、同図(b)および同図(c)から、本発明例ではRFIDタグ検知頻度と中塊コークス排出タイミングとは傾向が一致し、良い対応関係を示すこと、すなわち対象とする原料に対する追従精度が高いことがわかった。一方、同図(d)、同図(e)および同図(f)から、比較例ではRFIDタグ検知頻度と中塊コークス排出タイミングの傾向が逆転し、対応関係を示さなかった。
本発明のRFIDタグ内蔵疑似粒子は、作製しやすい形状としても、また、対象が小粒径原料であっても、原料の高炉への搬送過程において原料内で偏析を生じず、対象とする原料と同様の挙動を示す。
本発明の疑似粒子が内蔵するRFIDタグ粒子を互いにIDが異なったものとし、コンベア上に積載された原料中にトレーサーとしてこの疑似粒子を配置または混入させ、高炉の炉頂バンカーの排出口以降で検出することにより、コンベア上の原料の積載順序と、炉頂バンカーから排出される原料の順序や粒度、鉱石とコークスの混合比率の時間変化との関係を精度良く把握することができる。その結果に基づいて、これらの操作量を制御してコンベア上における原料積載順序を決定することにより、高炉の操業条件の適正化を図ること、すなわち意図した炉内装入物分布を得ることが可能である。
したがって、本発明の疑似粒子は、炉内における原料分布の的確な把握と精度の高い分布制御を可能とし、良好な通気性および反応効率を実現するための原料装入状況の把握方法に適用できる。また、上記把握結果に基づいて、高炉の装入物分布条件の適正化を的確におこなうことにより、高炉の通気性、反応効率向上を図り、高炉の安定操業、および原料に占める還元材の割合を低減させる低還元材比操業に寄与することができる。
10:高炉、12:分配シュート、13:集合ホッパー、14:炉頂バンカー、15:原料装入部、16:コンベア、17:原料槽、18:タグ粒子混入機、19:サンプリング装置、20:原料、21:鉱石、23:コークス、31:タグリーダ、32:ID情報検出端(検出アンテナ)、40:RFIDタグ粒子、40a:ICタグ基板、40b:被覆材、40c:下部ケース、40d:蓋、40e:鉄板、51:容器、52:容器

Claims (2)

  1. 炉頂に分配シュートを有するベルレス高炉に搬送コンベアを通じて原料とともに装入され、原料の装入状況を把握するために用いられるRFIDタグを内蔵した疑似粒子であって、
    下記(1)式〜(5)式を満たすことを特徴とする、RFIDタグ粒子内蔵疑似粒子。
    1(x)<y<f2(x) …(1)
    1(x)=46.0−147x+152x2−51x3 …(2)
    2(x)=119−300x+258x2−75x3 …(3)
    x=(db/dIC) …(4)
    y=(ρIC/ρb) …(5)
    ここで、dbは対象とする原料粒子の中間径、dICはRFIDタグ内蔵疑似粒子と体積等価となる球相当径であり、ρICはRFIDタグ内蔵疑似粒子の見かけ密度、ρbは対象とする原料粒子の見かけ密度である。
  2. 炉頂に分配シュートを有するベルレス高炉に搬送コンベアを通じて原料とともに装入され、原料の装入状況を把握するために用いられるRFIDタグを内蔵した疑似粒子であって、
    下記(2)式および(4)〜(7)式を満たすことを特徴とするRFIDタグ粒子内蔵疑似粒子。
    y≦f1(x) …(6)
    1(x)=46.0−147x+152x2−51x3 …(2)
    x=(db/dIC) …(4)
    y=(ρIC/ρb) …(5)
    |rg−rm|/(dIC/2)≧0.3 …(7)
    ここで、dbは対象とする対象とする原料粒子の中間径、dICはRFIDタグ内蔵疑似粒子と体積等価となる球相当径であり、rgおよびrmはそれぞれRFIDタグ内蔵疑似粒子の形状中心および質量中心である。
JP2010193090A 2010-08-31 2010-08-31 Rfidタグ内蔵疑似粒子 Active JP5381933B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010193090A JP5381933B2 (ja) 2010-08-31 2010-08-31 Rfidタグ内蔵疑似粒子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010193090A JP5381933B2 (ja) 2010-08-31 2010-08-31 Rfidタグ内蔵疑似粒子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012052151A JP2012052151A (ja) 2012-03-15
JP5381933B2 true JP5381933B2 (ja) 2014-01-08

Family

ID=45905802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010193090A Active JP5381933B2 (ja) 2010-08-31 2010-08-31 Rfidタグ内蔵疑似粒子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5381933B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11694044B2 (en) 2018-09-18 2023-07-04 Topvu Ltd. Ore tag assembly and system and method re same

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012102885A1 (de) * 2012-04-03 2013-10-10 Reinhausen Plasma Gmbh Behälter für Pulver, Verfahren zum Kennzeichnen eines Behälters für Pulver und Vorrichtung zum Verwenden von Pulver aus dem Behälter

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08302410A (ja) * 1995-04-28 1996-11-19 Kawasaki Steel Corp 高炉々内装入物の炉内位置検出方法
JP2002302706A (ja) * 2001-04-05 2002-10-18 Nkk Corp 高炉原料の炉内装入方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11694044B2 (en) 2018-09-18 2023-07-04 Topvu Ltd. Ore tag assembly and system and method re same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012052151A (ja) 2012-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5359549B2 (ja) ベルレス高炉における原料装入状況の把握方法および高炉の操業方法
KR101879105B1 (ko) 무선 센서 노드, 이를 이용한 연원료 트래킹 장치 및 이를 이용한 고로 노내 측정 장치
JP5381933B2 (ja) Rfidタグ内蔵疑似粒子
KR102062969B1 (ko) 고로에의 원료 장입 장치
JP5861392B2 (ja) 高炉操業方法
JP6943339B2 (ja) ベルレス高炉の原料装入方法および高炉操業方法
JP5387278B2 (ja) 高炉の原料装入方法
JP4792753B2 (ja) 高炉操業方法
KR20160035150A (ko) 원료 장입 장치
JP6102495B2 (ja) 高炉の原料装入装置及び高炉の原料装入方法
JP2014214331A (ja) 高炉への原料装入方法
KR101642908B1 (ko) 원료 장입 장치 및 원료 장입 방법
KR102182443B1 (ko) 고로에 대한 원료 장입 방법
CN103827327B (zh) 烧结矿的制造方法、制造设备以及原料粉投射装置
JP2005213579A (ja) 高炉の中心装入コークスの調製方法
US2949999A (en) Unloading mechanism for belt conveyors
JP6769507B2 (ja) 高炉の原料装入方法
KR102251033B1 (ko) 원료 장입 장치 및 방법
JP5842738B2 (ja) 高炉操業方法
JP6558518B1 (ja) 高炉の原料装入方法
JP2018178165A (ja) 高炉操業方法
JP2009293098A (ja) 高炉への原料装入方法
JP7047263B2 (ja) 焼結原料粒の装入装置及び焼結原料粒の装入方法
JP2002302706A (ja) 高炉原料の炉内装入方法
KR20190070766A (ko) 고로의 코크스 장입 방법 및 장입 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120730

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121011

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20121011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130916

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5381933

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350