JP2019156540A - 定量払出装置及びその制御方法 - Google Patents

定量払出装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スイングバック現象によるフィーダの後退を回避することができる定量払出装置及びその制御方法を提供する。【解決手段】定量払出装置10は、ホッパ11、フィーダ12、ゲート14、及び制御装置20を備えて、フィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度を目標値(Fn、An)に調節したと仮定して、スイングバック現象が生じることが予測されるときは、制御装置20により、フィーダ12の振動周波数を、制限周波数Fbに制限する制御を行う構成にした。【選択図】図1

Description

本発明は、定量払出装置及びその制御方法に関する。
水平に対して傾いた斜面を有するフィーダの振動周波数と、その斜面に沿って下方に向かう原料を堰き止めるゲートの開度を任意に設定可能とした定量払出装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、フィーダの振動周波数及びゲートの開度の組み合わせを任意に設定することで、例えば、払出量を目標払出量である650t/hと970t/hとで切り換え可能にしている。
特開2015−205744号公報
本願発明の発明者らは、特許文献1に記載の装置で、任意に振動周波数及びゲート開度を調節すると、特定の組み合わせにおいてフィーダが水平方向後方に大きく後退するスイングバック現象が生じることを見出した。
スイングバック現象が生じる組み合わせは、ゲートの開度が全閉近くまで閉じると共にフィーダの振動周波数が最大値近くまで高くなる組み合わせである。ゲートの開度が全閉近くまで閉じると、フィーダの斜面に沿う原料の流れがゲートによりある程度堰き止められることに伴って、原料からトラフに掛かる反力が大きくなる。この状態で、フィーダの振動周波数が最大値近くまで高くなると、大きくなった原料からの反力を斜面が連続的に受けることになる。このように、大きくなった反力を斜面が連続的に受けることで、フィーダが水平方向後方に大きく後退するのである。スイングバック現象が発生してフィーダが水平方向後方に大きく後退すると、フィーダが周囲の装置に衝突するおそれがある。
本発明の目的は、スイングバック現象によるフィーダの不必要な後退を回避することができる定量払出装置及びその制御方法を提供することである。
上記の目的を達成する本発明の定量払出装置は、上端及び下端が開口した漏斗形状を成すホッパと、このホッパの下方で水平に対して傾けられて振動可能に構成された斜面を有するフィーダと、前記ホッパの下端開口から前記斜面に落ちその斜面に沿って前記フィーダの出口に向う原料を堰き止めるゲートと、前記フィーダの振動周波数及び前記ゲートの開度のそれぞれを調節する制御を行う制御装置と、を備えた定量払出装置において、前記フィーダの振動周波数及び前記ゲートの開度を目標値に調節する場合に、その目標値に調節したと仮定して、前記斜面が原料からの反力で押されて前記フィーダにスイングバック現象が生じることが予測されるときは、前記制御装置により、前記フィーダの振動周波数を前記目標値における周波数よりも低い周波数に制限する制御を行うことを特徴とする。
上記の目的を達成する本発明の定量払出装置の制御方法は、ホッパに供給されてフィーダの出口から払い出される原料を、そのフィーダの振動周波数及びそのフィーダの出口に向う原料を堰き止めるゲートの開度を調節することにより所定の払出量にする定量払出装置の制御方法において、前記フィーダの振動周波数及び前記ゲートの開度を目標値に調節
する場合に、前記フィーダの振動周波数及び前記ゲートの開度を前記目標値に調節したと仮定して、前記斜面が原料からの反力で押されて前記フィーダにスイングバック現象が生じるか否かを予測し、前記スイングバック現象が生じることが予測されるときは、前記フィーダの振動周波数を前記目標値における周波数よりも低い周波数に制限することを特徴とする。
本発明によれば、目標値に調節すると仮定して、スイングバック現象の発生が予測されるときは、フィーダの振動周波数をその目標値における振動周波数よりも低い周波数に制限することで、原料とフィーダの斜面との衝突頻度を低減することができる。これにより、ゲートの開度が全閉近くまで閉じて原料から斜面に掛かる反力が大きくなったとしても、総合的に斜面を押す力を低減するには有利になり、フィーダが水平方向後方へ後退するスイングバック現象を回避できる。
定量払出装置の実施形態を例示する構成図であり、スイングバック現象が生じていない状態を示す。 定量払出装置の実施形態を例示する構成図であり、スイングバック現象が生じた状態を示す。 図1の定量払出装置のフィーダの振動周波数及びゲートの開度の相関を例示する相関図である。 定量払出装置の制御方法を例示する第一のフロー図である。 定量払出装置の制御方法を例示する第二のフロー図である。 図1の定量払出装置のフィーダの振動周波数及びゲートの開度の相関を例示する相関図であり、払出量を減少させる場合を示す。 図1の定量払出装置のフィーダの振動周波数及びゲートの開度の相関を例示する相関図であり、払出量を増加させる場合を示す。 定量払出装置の制御方法を例示する第三のフロー図である。
以下、定量払出装置の実施形態について説明する。図中では、X方向をフィーダ12のトラフ15の前後方向、Y方向をX方向に直行するトラフ15の幅方向、Z方向を鉛直方向とする。
図1〜図3に例示するように、定量払出装置10は、鉄鉱石や石炭などのばら荷(原料)を荷揚げするアンローダに搭載されて、アンローダが荷揚げしたばら荷を所定の払出量にする装置である。
定量払出装置10は、ホッパ11、フィーダ12、コンベヤ13、ゲート14、制御装置20、払出量取得装置21、入力装置22、及び、貯蔵量取得装置23を備える。
フィーダ12は、振動フィーダで構成されていて、トラフ15、駆動部16、及び支持部17を有している。フィーダ12としては、トラフ15にZ方向の上下運動の加わった振動を与えて、ばら荷をトラフ15の出口から払い出すものが例示される。
トラフ15は、ホッパ11の下端開口より下方に配置されて、水平面(XY平面)に対して傾けられた斜面15aが形成される。斜面15aはX方向の一端が他端に対して低くなり、その一端に出口15bが形成されて、出口15bを除く斜面15aのX方向後方とY方向両側方との三方がZ方向に立設された壁により囲繞された塵取りのような形状を成す。駆動部16は、設定周波数に応じた振動を発生させる装置であり、発生させた振動が
トラフ15に伝達可能に構成される。支持部17は、トラフ15及び駆動部16を上方から吊り下げて振動可能に支持する。
この実施形態のフィーダ12は、駆動部16が複数の偏心モータで構成されており、振動の発生を開始するときに振動周波数を一時的に最大値近くまで、あるいは最大値まで高くして、複数の偏心モータどうしを同期させる制御を行う。なお、フィーダ12は、トラフ15をZ方向上下に振動させる構成であればよく、駆動部16が一つのモータで構成されたものでもよい。また、支持部17は、トラフ15や駆動部16を下方から振動可能に支持するものでもよい。
コンベヤ13は、ベルトコンベヤで構成されて、フィーダ12の斜面15aの下端に形成された出口15bの下方に設置される。
ゲート14は、ホッパ11のX方向側方に配置されて、軸から放射状に延在する脚体とこの脚体に支持された弧状の扉体とを有する本体18と、チェーンを巻き取るチェーンブロック19とを有したラジアルゲートで構成される。ゲート14は、一端が本体18に固定されて、他端がドラムに巻かれているチェーンをチェーンブロック19により巻き取ることで開き、繰り出すことで閉じる。ゲート14が閉じると、ホッパ11の下端開口からフィーダ12の斜面15aに落ちその斜面15aに沿って出口15bに向うばら荷を堰き止める。なお、ゲート14を開閉する装置に関しては、一端が本体18に固定された油圧シリンダでもよい。
制御装置20は、各種情報処理を行うCPU、その各種情報処理を行うために用いられるプログラムや情報処理結果を読み書き可能な内部記憶装置、及び各種インターフェースなどから構成されるハードウェアである。制御装置20は、フィーダ12の駆動部16、ゲート14のドラム、払出量取得装置21、入力装置22、及び貯蔵量取得装置23に一点鎖線で示す信号線を介して電気的に接続される。
払出量取得装置21は、コンベヤ13に設置されたロードセルで構成される。制御装置20は、このロードセルで取得したばら荷の質量とコンベヤ13の運搬速度とに基づいて、コンベヤ13により運搬されるばら荷の払出量Qxを取得する。払出量取得装置21は、制御装置20が払出量Qxを取得することができればよく、例えば、コンベヤ13に運搬されるばら荷の形状を考慮してより高精度に払出量Qxを取得可能なものも例示される。なお、払出量取得装置21は、コンベヤ13におけるトラフ15の出口15bの下方の近傍の払出量Qxを取得することが好ましい。
入力装置22は、運転者により目標払出量Qaが入力される装置である。入力装置22としては、目標払出量Qaを増加するボタン、減少するボタン、及び設定された目標払出量Qaが表示される画面があればよく、タッチパネル式のものが例示される。運転者は、入力装置22を操作して任意の目標払出量Qaを入力可能である。また、目標払出量Qaの代わりに、フィーダ12の振動周波数の目標値とゲート14の開度の目標値を、それぞれ入力可能な装置としてもよい。
貯蔵量取得装置23は、ホッパ11を支持する部材に設置されているロードセルで構成されて、ホッパ11に貯蔵されたばら荷の貯蔵量Qyを取得している。貯蔵量取得装置23は、ホッパ11にばら荷が貯蔵されているか否かを特定できればよく、例えば、ホッパ11の内部を二次元センサなどでセンシングして、ホッパ11に貯蔵されたばら荷の貯蔵状態を取得してもよい。
制御装置20は、各機能要素として、設定部24、及び制御部25を有している。各機
能要素は、プログラムとして内部記憶装置に記憶されていて、適時、CPUにより実行されている。なお、各機能要素としては、プログラムの他にそれぞれが独立して機能するプログラマブルコントローラ(PLC)で構成されてもよい。
設定部24は、払出量取得装置21を用いて取得した払出量Qxと入力装置22で入力された目標払出量Qaとの差分ΔQに基づいて、フィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度の目標値(Fn、An)を設定する機能要素である。また、設定部24は、目標値(Fn、An)を設定する際に、その目標値(Fn、An)に調節する仮定して、スイングバック現象が生じると予測すると、目標値(Fn、An)に制限を掛ける機能要素でもある。制御部25は、設定部24が設定した目標値(Fn、An)に基づいて、フィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度のそれぞれを調節する機能要素である。
図2に例示するように、スイングバック現象は、フィーダ12の斜面15aに沿うばら荷の流れがゲート14によりある程度堰き止められたときに、ばら荷からの反力(図中の白抜き矢印)が大きくなり、その反力をフィーダ12が振動して連続的に受けることにより、フィーダ12がX方向後方に大きく後退する現象である。
具体的に、スイングバック現象は、フィーダ12の振動周波数Fxが現象発生周波数Faを上回ると共にゲート14の開度Axが現象発生開度Aaを下回る組み合わせになるときに生じる現象である。なお、現象発生周波数Fa及び現象発生開度Aaは、ホッパ11の下端開口の広さやフィーダ12の傾き角度などにより変わる。
図3に例示するように、フィーダ12の振動周波数とゲート14の開度との相関図において、現象発生周波数Fa、現象発生開度Aa、制限周波数Fb、制限解除開度Ab、現象発生領域Ra、及び応差領域Rbが設定される。この相関図は、予め実験や試験により求められて、制御装置20の内部記憶装置に記憶される。
相関図においては、Fminをフィーダ12の振動周波数の最小値、Fmaxをフィーダ12の振動周波数の最大値、Aminをゲート14の開度の最小値、Amaxをゲート14の開度の最大値とする。相関図においては、図中の左下におけるフィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度の組み合わせによる払出量が小さくなり、図中の右上における組み合わせによる払出量が大きくなる。
現象発生周波数Faは、フィーダ12の振動周波数の最大値Fmaxの近くに設定された周波数である。なお、現象発生周波数Faは最大値Fmaxに設定されてもよく、最大値Fmaxとしては、60Hzが例示される。
現象発生開度Aaは、ゲート14の開度の最小値Aminの近くに設定された開度である。なお、現象発生開度Aaは最小値Aminに設定されてもよく、最小値Aminとしては、全閉の開度が例示される。
現象発生領域Raは、フィーダ12の振動周波数が現象発生周波数Faよりも高くなり、且つ、ゲート14の開度が現象発生開度Aaよりも小さくなる組み合わせを示す領域である。つまり、現象発生領域Raに目標値(Fn、An)が存在する場合に、目標値(Fn、An)に調節したと仮定して、スイングバック現象が生じることが予測される。本明細書において、「〜よりも高い(大きい)」、「〜よりも低い(小さい)」は対象となる値を含まないものとする。一方で、「〜以下」及び「〜以上」は対象となる値を含むものとする。
現象発生周波数Fa及び現象発生開度Aaは、フィーダ12にスイングバック現象が生
じて、フィーダ12がX方向後方に後退する後退距離に基づいて設定してもよい。例えば、後退距離が長くてもフィーダ12が周囲の装置と衝突しない場合は、現象発生周波数Faを最大値Fmaxにより近接させて、現象発生開度Aaを最小値Aminにより近接させるとよい。また、後退距離が短くても、フィーダ12が周囲の装置と衝突するおそれがある場合は、現象発生周波数Faを最大値Fmaxから離間させ、現象発生開度Aaを最小値Fminから離間させるとよい。
制限周波数Fbは、現象発生周波数Faよりも低い周波数であり、フィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度の組み合わせが現象発生領域Raになると予測される場合の制限値である。制限周波数Fbは、現象発生周波数Faと最小値Fminとの間の中途位置に設定される。制限周波数Fbは、予測不可能な外乱が生じた場合でも、フィーダ12にスイングバック現象が生じない周波数に設定される。
制限周波数Fbは、現象発生周波数Faに対して60%〜90%の周波数(60%及び90%を含む)が望ましい。制限周波数Fbが現象発生周波数Faに対して60%よりも低い周波数に設定されると、制限された場合のフィーダ12の振動周波数が過剰に低くなり、払出量Qxと目標払出量Qaとの差分が大きくなる。一方、制限周波数Fbが現象発生周波数Faに対して90%よりも高い周波数に設定されると、制限された場合のフィーダ12の振動周波数の現象発生周波数Faに対するマージンが減少して、外乱に対する対策とならない。例えば、現象発生周波数Faが60Hzの場合に、制限周波数Fbは36Hz〜54Hzとなる。
制限解除開度Abは、現象発生開度Aaよりも大きい開度であり、フィーダ12の振動周波数が制限された場合に、その制限を解除する解除値である。制限解除開度Abは、現象発生開度Aaと最大値Amaxとの間の中途位置に設定される。制限解除開度Abは、フィーダ12の振動周波数に対する制限が掛けられる頻度を低減可能な開度に設定される。
制限解除開度Abは、現象発生開度Aaに対して120%〜200%の開度(120%及び200%を含む)が望ましい。制限解除開度Abが現象発生開度Aaに対して120%よりも小さい開度に設定されると、フィーダ12の振動周波数に制限が設けられた後に、直ぐにゲート14の開度が現象発生開度Aaよりも小さくなる頻度が多くなり、制限が掛けられる頻度が多くなる。一方、制限解除開度Abが現象発生開度Aaに対して200%よりも大きい開度に設定されると、制限を解除するまでの時間が長期化する。例えば、現象発生開度Aaが10%の場合に、制限解除開度Abは12%〜20%となる。
応差領域Rbは、制限周波数Fbよりも高く、且つ、現象発生周波数Faより低い振動周波数と、現象発生開度Aaよりも大きく、且つ、制限解除開度Abよりも小さい開度との組み合わせを示す領域である。応差領域Rbは、フィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度を調節する制御上で、不可侵の領域である。つまり、目標値(Fn、An)は、応差領域Rbに存在するフィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度の組み合わせには設定されない。
図4及び図5に例示するように、定量払出装置10の制御方法は、所定の周期ごとに行われるフィードバック制御により払出量Qxを目標払出量Qaに近づける方法である。また、定量払出装置10の制御方法は、払出量Qxを設定された目標払出量Qaに近づける際に、スイングバック現象の発生を回避するために、目標値(Fn、An)に制限を掛ける方法である。
以下では、(n−1)を前回(制御前)の周期、及びnを今回(制御後)の周期とする
。つまり、F(n−1)は、現時点のフィーダ12の振動周波数であり、前回の制御におけるフィーダ12の振動周波数の目標値である。また、Fnは、今回の制御におけるフィーダ12の振動周波数の目標値である。
図4に例示するように、制御装置20の設定部24は、入力装置22で入力されて内部記憶装置に記憶された目標払出量Qaを読み込む(S110)。次いで、設定部24は、払出量取得装置21を用いて払出量Qxを取得する(S120)。
次いで、設定部24は、取得した払出量Qxと呼び出した目標払出量Qaとを比較して、それらが等しいか否かを判定する(S130)。本明細書において、払出量Qx及び目標払出量Qaが「等しい」ことは、払出量Qx及び目標払出量Qaが等しい値になることに加えて、払出量Qxが目標払出量Qaを基準とした所定の範囲に収まっていることも包含する。このステップでは、払出量Qx及び目標払出量Qaの差分がゼロであるか否か、あるいは所定の範囲に収まっているか否かを判定してもよい。
払出量Qx及び目標払出量Qaが等しいと判定すると(S130:YES)、設定部24は、目標値(Fn、An)として現時点のフィーダ12の振動周波数F(n−1)及びゲート14の開度A(n−1)を設定する(S140)。
次いで、制御装置20の制御部25が、設定された目標値(Fn、An)に基づいて、フィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度を調節して(S150)、スタートへ戻る。つまり、払出量Qx及び目標払出量Qaが等しいと判定した場合は、制御部25が、フィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度のそれぞれを前回の制御から可変させずに一定に維持する。
図5に例示するように、払出量Qx及び目標払出量Qaが等しくないと判定すると(S130:NO)、設定部24は、現時点でフィーダ12の振動周波数に制限が設けられているか否かを判定する(S210)。このステップでは、フラグが立っている場合に(flag:ON)、フィーダ12の振動周波数に制限が設けられていると判定し、フラグが降りている場合に(flag:OFF)、フィーダ12の振動周波数に制限が設けられていないと判定する。
フィーダ12の振動周波数に制限が設けられていないと判定すると(S210:YES)、設定部24は、現時点のフィーダ12の振動周波数F(n−1)及びゲート14の開度A(n−1)とは異なる目標値(Fn、An)を算出する(S220)。
このステップで、設定部24は、目標払出量Qaに対して払出量Qxが大きい場合に、払出量Qxを減少させる目標値(Fn、An)を算出する。一方、設定部24は、目標払出量Qaに対して払出量Qxが小さい場合に、払出量Qxを増加させる目標値(Fn、An)を算出する。つまり、設定部24は、目標払出量Qaに対して払出量Qxが大きい場合に、フィーダ12の目標周波数Fnを全開の目標周波数F(n−1)よりも低くする、及び/又は、ゲート14の目標開度Anを前回の目標開度A(n−1)よりも小さくする。また、設定部24は、目標払出量Qaに対して払出量Qxが小さい場合に、フィーダ12の目標周波数Fnを前回の目標周波数F(n−1)よりも高くする、及び/又は、ゲート14の目標開度Anを前回の目標開度A(n−1)よりも大きくする。
目標値(Fn、An)を算出する方法としては、払出量Qx及び目標払出量Qaの差分と、予め実験や試験により求めたフィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度の組み合わせとが設定されたマップを用いる方法が例示される。また、その差分と、予め実験や試験により求めたフィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度の増加量(減少量)と
が設定されたマップを用いて、現時点の値にその増加量(減少量)を加算する方法を用いてもよい。
次いで、設定部24は、算出した目標値(Fn、An)の組み合わせが現象発生領域Raに存在するか否かを判定する(S230)。このステップでは、目標周波数Fnが現象発生周波数Faより高くなり、目標開度Anが現象発生開度Aaよりも小さくなった場合に、目標値(Fn、An)の組み合わせが現象発生領域Raに存在すると判定する。換言すると、このステップは、目標値(Fn、An)に調節したと仮定して、スイングバック現象が生じることが予測されるか否かを判定する。
目標値(Fn、An)の組み合わせが現象発生領域Raに存在すると判定すると(S230:YES)、スイングバック現象が生じることが予測されるとして、設定部24は、フィーダ12の振動周波数に制限を掛ける。具体的に、設定部24は、フィーダ12の振動周波数を制限周波数Fbに制限する。次いで、設定部24は、フィーダ12の振動周波数に制限を設けたことを示すように、フラグを立てて(S250)、ステップS150へ進む。
次いで、制御部25は、設定部24により設定された目標値(Fn、An)に基づいて、フィーダ12及びゲート14を調節して(S150)、スタートへ戻る。つまり、目標値(Fn、An)の組み合わせが現象発生領域Raに存在すると判定した場合は、制御部25が、フィーダ12の振動周波数を制限周波数Fbに制限すると共に、ゲート14の開度を目標開度Anに調節する。
上記のステップS230で、目標値(Fn、An)の組み合わせが現象発生領域Raに存在しないと判定すると(S230:NO)、設定部24により制限を掛けることなく、ステップS150へ進む。
次いで、制御部25は、設定部24により設定された目標値(Fn、An)に基づいて、フィーダ12及びゲート14を調節して(S150)、スタートへ戻る。つまり、目標値(Fn、An)の組み合わせが現象発生領域Raに存在しないと判定した場合は、制御部25が、フィーダ12の振動周波数を目標周波数Fnに調節すると共に、ゲート14の開度を目標開度Anに調節する。
上記のステップS210で、フラグが立っていて(flag:ON)、フィーダ12の振動周波数に制限が設けられていると判定すると(S210:NO)、設定部24は、フィーダ12の振動周波数を制限周波数Fbに制限した状態で、現時点のゲート14の開度A(n−1)とは異なる目標開度Anを算出する(S260)。
このステップで、設定部24は、目標払出量Qaに対して払出量Qxが大きい場合に、払出量Qxを減少させるように前回の目標開度A(n−1)よりも小さい目標開度Anを算出する。一方、設定部24は、目標払出量Qaに対して払出量Qxが小さい場合に、払出量Qxを増加させるように前回の目標開度A(n−1)よりも大きい目標開度Anを算出する。
次いで、設定部24は、算出した目標開度Anが制限解除開度Ab以上か否かを判定する(S270)。目標開度Anが制限解除開度Ab以上と判定すると(S270:YES)、設定部24は、フィーダ12の振動周波数に設けた制限を解除したこと示すように、フラグを降ろして(S280)、ステップS150へ進む。
次いで、制御部25は、設定部24により設定された目標値(Fn、An)に基づいて
、フィーダ12及びゲート14を調節して(S150)、スタートへ戻る。つまり、フィーダ12の振動周波数に設けた制限を解除した場合は、制御部25が、フィーダ12の振動周波数を目標開度Fnに調節すると共に、ゲート14の開度を目標開度Anに調節する。そして、次の周期(n+1)で、ステップS210からステップS220へ進むようにフラグを降ろす(flag:OFF)。
目標開度Anが制限解除開度Abよりも小さいと判定すると(S270:NO)、設定部24は、設定部24により制限を解除することなく、ステップS150へ進む。
次いで、制御部25は、設定部24により設定された目標値(Fn、An)に基づいて、フィーダ12及びゲート14を調節して(S150)、スタートへ戻る。つまり、フィーダ12の振動周波数に設けた制限を解除しない場合は、制御部25が、フィーダ12の振動周波数を制限周波数Fbに制限すると共に、ゲート14の開度を目標開度Anに調節する。そして、次の周期(n+1)で、ステップS210から再度、ステップS260へ進むようにフラグを立てた状態を維持する。
図6及び図7に例示するように、制御部25が、設定部24により設定された目標値(Fn、An)に基づいて、フィーダ12及びゲート14を調節する場合は、フィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度を交互に調節することが望ましい。また、制御部25が、フィーダ12及びゲート14を調節する場合は、調節する過程における組み合わせが描く軌跡L1、L2を応差領域Rbの外周に沿わせることが望ましい。
図6に例示するように、払出量Qxを減少する場合に、制御部25は、ゲート14の開度を開度A(n−1)から開度Anに向って閉じる。次いで、ゲート14の開度が現象発生開度Aaに達したときに、制御部25は、ゲート14の開度を現象発生開度Aaに維持した状態で、フィーダ12の振動周波数を制限周波数Fbまで低下させる。次いで、フィーダ12の振動周波数が制限周波数Fbまで達したときに、制御部25は、フィーダ12の振動周波数を制限周波数Fbに維持した状態で、ゲート14の開度を目標開度Anまで閉じる。
図7に例示するように、フィーダ12の振動周波数に制限が設けられた状態で、払出量Qxを増加する場合に、制御部25は、フィーダ12の振動周波数を制限周波数Fbに維持した状態で、ゲート14の開度を開度A(n−1)から制限解除開度Abまで開く。次いで、ゲート14の開度が制限解除開度Abまで達したときに、制御部25は、ゲート14の開度を制限解除開度Abに維持した状態で、フィーダ12の振動周波数を目標周波数Fnまで上昇させる。次いで、フィーダ12の振動周波数が目標周波数Fnまで達したときに、制御部25は、フィーダ12の振動周波数を目標周波数Fnに維持した状態で、ゲート14の開度を目標開度Anまで開く。
このように、定量払出装置10は、目標値(Fn、An)に調節すると仮定して、スイングバック現象の発生が予測されるときは、フィーダ12の振動周波数をその目標値における振動周波数よりも低い周波数に制限することで、原料とフィーダ12の斜面15aとの衝突頻度を低減することができる。これにより、ゲート14の開度が全閉近くまで閉じて原料から斜面15aに掛かる反力が大きくなったとしても、総合的に斜面15aを押す力を低減するには有利になり、フィーダ12がX方向後方へ後退するスイングバック現象を回避できる。
定量払出装置10は、スイングバック現象の発生を、目標値におけるフィーダ12の振動周波数が現象発生周波数Faよりも高くなると共にゲート14の開度が現象発生開度Aaよりも小さくなることで予測する。そして、定量払出装置10は、スイング現象の発生
を予測したときに、フィーダ12の振動周波数を現象発生周波数Faよりも低い周波数に制限する。つまり、定量払出装置10によれば、スイングバック現象の発生を確実に予測することができる。そして、その予測に基づいてフィーダ12の振動周波数に制限を掛けることで、フィーダ12がX方向後方へ後退するスイングバック現象を確実に回避できる。
定量払出装置10は、フィーダ12の振動周波数に制限を掛けた後に、ゲート14の開度が制限解除開度Abを上回るまで、フィーダ12の振動周波数への制限を維持し、ゲート14の開度が制限解除開度Ab以上になるときに、フィーダ12の振動周波数への制限を解除する。
フィーダ12の振動周波数を制限周波数Fbに制限する場合は、目標値(Fn、An)が現象発生領域Raに存在する場合であり、目標開度Anが現象発生開度Aaよりも小さい場合である。つまり、制限を掛けてから直ぐにその制限を解除すると、ゲート14の開度が現象発生開度Aaよりも小さい状態で制限を解除するおそれがある。そこで、定量払出装置10は、ゲート14の開度が制限解除開度Ab以上になり、スイングバック現象が確実に発生しない状態を確認してから、制限を解除する。これにより、スイングバック現象の発生を確実に回避できる。
定量払出装置10は、前回の目標値(A(n−1)、F(n−1))から、目標値(An、Fn)に向けて調節する場合に、フィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度を交互に調節する。そして、定量払出装置10は、フィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度の組み合わせが描く軌跡L1、L2が応差領域Rbを通過するときは、フィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度の調節を交互に行って、その軌跡L1、L2を応差領域Rbの外周に沿わせる。
フィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度の両方を一度に変更すると、払出量Qxが急激に変化することになり、オーバーシュートを起因としたハンチングが生じるおそれがある。そこで、フィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度を交互に調節することで、払出量Qxの急激な変化を抑制するには有利になり、ハンチングの発生を防ぐことができる。また、応差領域Rbが応差(ヒステリシスともいう)として機能することで、フィーダ12の振動周波数に制限を掛ける場合に生じる制限のループを回避することができる。
既述した実施形態において、軌跡L1、L2を応差領域Rbの外周に対して左回りに沿わせたが、右回りに沿わせることも可能である。
図8に例示するように、定量払出装置10の制御方法は、フィーダ12の振動を停止させた状態から振動を開始させる場合に、貯蔵量取得装置23が取得した貯蔵量Qyが正の値のときは、フィーダ12の振動周波数に制限を掛ける方法である。
フィーダ12は、前述したとおり、駆動部16が複数の偏心モータで構成されており、振動の発生を開始するときに振動周波数を一時的に最大値近くまで、あるいは最大値まで高くして、複数の偏心モータどうしを同期させる制御を行う。
複数の偏心モードどうしを同期させるための振動周波数を開始周波数Fcとする。開始周波数Fcは、フィーダ12の振動周波数の最大値Fmaxの近くに設定された周波数である。なお、開始周波数Fcは最大値Fmaxに設定されてもよく、現象発生周波数Faに設定してもよい。
設定部24は、貯蔵量取得装置23を用いて貯蔵量Qyを取得する(S310)。次いで、設定部24は、取得した貯蔵量Qyが正の値か否かを判定する(S320)。つまり、このステップで、設定部24は、ホッパ11の内部にばら荷が貯蔵されているか否かを判定する。なお、実施形態では、貯蔵量Qyが正の値か否かを判定したが、貯蔵量Qyが所定の判定値よりも多いか否かを判定してもよい。この場合に所定の判定値としては、スイングバック現象の発生を判定可能な値が好ましい。つまり、ホッパ11の内部にばら荷が貯蔵されていたとしても、その量が少なくスイングバック現象が発生しない量か否かを判定できればよい。
貯蔵量Qyが正の値と判定すると(S320:YES)、設定部24は、フィーダ12の振動周波数を制限周波数Fbに制限すると共に、目標開度Anを現在のゲート14の開度A(n−1)に設定する(S330)。
次いで、制御装置20の制御部25が、設定された目標値(Fn、An)に基づいて、フィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度を調節して(S340)、スタートへ戻る。つまり、貯蔵量Qyが正の値と判定した場合は、制御部25が、フィーダ12の振動周波数を制限周波数Fbに制限すると共に、ゲート14の開度を前回の制御から可変させずに一定に維持する。
一方、貯蔵量Qyが正の値以外(ゼロ)と判定すると(S320:NO)、設定部24は、フィーダ12の振動周波数を制限周波数Fbに制限せずに、予め設定された開始周波数Fcに設定すると共に、目標開度Anを現在のゲート14の開度A(n−1)に設定する(S350)。
次いで、制御装置20の制御部25が、設定された目標値(Fn、An)に基づいて、フィーダ12の振動周波数及びゲート14の開度を調節して(S340)、スタートへ戻る。つまり、貯蔵量Qyが正の値以外と判定した場合は、制御部25が、フィーダ12の振動周波数を開始周波数Fcに調節すると共に、ゲート14の開度を前回の制御から可変させずに一定に維持する。
このように、定量払出装置10は、フィーダ12の振動を停止させた状態から振動を開始させる場合に、貯蔵量Qyが正の値のときを、スイングバック現象が生じることが予測されるときとして、フィーダ12の振動周波数に制限を掛ける。これにより、フィーダ12の振動を停止した状態から再開する場合に、フィーダ12の振動周波数を開始周波数Fcに高めるように構成されていても、スイングバック現象の発生が予測されるときは、開始周波数Fcを制限周波数Fbに制限する。この結果、フィーダ12の振動の開始時に生じるスイングバック現象を確実に回避することができる。
既述した実施形態で、振動を停止した状態から再開する場合に、貯蔵量Qyが正の値と判定したときに、フィーダ12の振動周波数に制限を掛ける構成にした。これに加えて、ゲート14の開度が現象発生開度Aa以下か否かを判定して、ゲート14の開度が現象発生開度Aa以下と判定したときに、フィーダ12の振動周波数に制限を掛ける構成としてもよい。
既述した実施形態では、アンローダに搭載される定量払出装置10を例に説明したが、単体で使用することも可能である。例えば、工場の内部で原料の払い出しを行う装置としても適用可能である。
10 定量払出装置
11 ホッパ
12 フィーダ
13 コンベヤ
14 ゲート
15a 斜面
20 制御装置
21 払出量取得装置
23 貯蔵量取得装置
Qx 払出量
Qy 貯蔵量
Qa 目標払出量
Fn 振動周波数
An 開度
Fa 現象発生周波数
Aa 現象発生開度
Fb 制限周波数
Ab 制限解除開度

Claims (7)

  1. 上端及び下端が開口した漏斗形状を成すホッパと、このホッパの下方で水平に対して傾けられて振動可能に構成された斜面を有するフィーダと、前記ホッパの下端開口から前記斜面に落ちその斜面に沿って前記フィーダの出口に向う原料を堰き止めるゲートと、前記フィーダの振動周波数及び前記ゲートの開度のそれぞれを調節する制御を行う制御装置と、を備えた定量払出装置において、
    前記フィーダの振動周波数及び前記ゲートの開度を目標値に調節する場合に、その目標値に調節したと仮定して、前記斜面が原料からの反力で押されて前記フィーダにスイングバック現象が生じることが予測されるときは、前記制御装置により、前記フィーダの振動周波数を前記目標値における周波数よりも低い周波数に制限する制御を行うことを特徴とする定量払出装置。
  2. 前記制御装置に接続されて、前記フィーダから払い出される原料の払出量を逐次取得する払出量取得装置を備えて、
    前記制御装置に、前記スイングバック現象が生じることを特定する閾値として現象発生周波数及び現象発生開度が予め入力されて、
    前記払出量取得装置が取得した前記払出量と予め入力された目標払出量との差分に基づいて算出した前記目標値に調節したと仮定して、前記スイングバック現象が生じることが予測されるときは、前記目標値における前記フィーダの振動周波数が前記現象発生周波数よりも高くなり、前記目標値における前記ゲートの開度が前記現象発生開度よりも小さくなるときであり、
    前記制限する制御は、前記フィーダの振動周波数を、前記現象発生周波数よりも低い周波数に制限する制御である請求項1に記載の定量払出装置。
  3. 前記制御装置に、前記現象発生周波数よりも低い制限周波数と、前記現象発生開度よりも大きい制限解除開度とが予め入力されて、
    前記制限する制御で、前記フィーダの振動周波数を前記制限周波数に制限した後は、前記ゲートの開度が前記制限解除開度以上になるまで、前記制御装置により、前記制限する制御を維持する構成にした請求項2に記載の定量払出装置。
  4. 前記フィーダの振動周波数及び前記ゲートの開度の相関において、応差領域が設定されて、この応差領域は、前記制限周波数よりも高く、前記現象発生周波数よりも低い周波数と、前記現象発生開度よりも大きく、前記制限解除開度よりも小さい開度との組み合わせを示し、
    前記制御装置により、前記フィーダの振動周波数及び前記ゲートの開度の組み合わせを、前記応差領域に存在する組み合わせに調節することを禁止する構成にした請求項3に記載の定量払出装置。
  5. 前記フィーダの振動周波数及び前記ゲートの開度の組み合わせのうちの二つの組み合わせの一方から他方に向って調節する場合に、前記フィーダの振動周波数及び前記ゲートの開度の組み合わせが描く軌跡が前記応差領域を通過するときは、前記制御装置により、前記フィーダの振動周波数及び前記ゲートの開度の調節を交互に行って、前記軌跡を前記応差領域の外周に沿わせる制御を行う構成にした請求項4に記載の定量払出装置。
  6. 前記制御装置に接続されて、前記ホッパに貯蔵される原料の貯蔵量を取得する貯蔵量取得装置を備えて、
    前記制限装置に、前記フィーダの振動を停止させた状態から振動を開始させる場合の前記フィーダの振動周波数として開始周波数が予め設定されて、
    前記スイングバック現象が生じることが予測されるときは、前記フィーダの振動を停止
    させた状態から振動を開始させる場合に、前記貯蔵量取得装置が取得した貯蔵量が正の値のときであり、
    前記制限する制御は、前記フィーダの振動周波数を、前記開始周波数よりも低い周波数に制限する制御である請求項1に記載の定量払出装置。
  7. ホッパに供給されてフィーダの出口から払い出される原料を、そのフィーダの振動周波数及びそのフィーダの出口に向う原料を堰き止めるゲートの開度を調節することにより所定の払出量にする定量払出装置の制御方法において、
    前記フィーダの振動周波数及び前記ゲートの開度を目標値に調節する場合に、
    前記フィーダの振動周波数及び前記ゲートの開度を前記目標値に調節したと仮定して、前記斜面が原料からの反力で押されて前記フィーダにスイングバック現象が生じるか否かを予測し、
    前記スイングバック現象が生じることが予測されるときは、前記フィーダの振動周波数を前記目標値における周波数よりも低い周波数に制限することを特徴とする定量払出装置の制御方法。
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