JP5977284B2 - 頸椎用カラー - Google Patents
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Description
このような頸椎用カラーの一つとして、例えば特許文献1に提案されたものがある。この頸椎用カラーは、表裏二層の編地と、この編地を連結する連結糸とによって二重編地を構成し、これを所望の大きさまで折り畳みあるいはロール状に巻いて芯部を形成する。そしてこの芯部を編地で覆い縫製して、帯状の頸椎用カラーを作製している。
即ち、本発明の第1態様における頸椎用カラーは、人の頭部を保持する頸椎に用いる頸椎用カラーであって、
熱可塑性弾性樹脂でなる繊材でランダムループを形成し、各ループの接触部の大部分を融着させてなる立体繊維構造体でなる帯状の芯材と、
この芯材を包装する表皮材と、を備え、
上記立体繊維構造体は、その50%圧縮硬さが200から1200Nであり、かつその繊材の繊径が0.3から2.0mmであり、かつその見かけ密度が0.08から0.2g/cm3である、ことを特徴とする。
尚、本実施形態における頸椎用カラーは、人の頭部を保持する頸椎に用いるものであり、主に頸椎の治療用として用いられる。しかしながら、用途はこれに限定するものではなく、その他、例えばパソコン操作時における姿勢保持用等としても使用可能である。
また繊材111aの繊径dは、例えば0.3mmから2.0mmであり、好ましくは1.0mmから1.5mmである。
以下に説明するように、繊径dは、立体繊維構造体111の硬さに関与するファクターの一つとなる。よって上述した繊径dの値のみから本実施形態における頸椎用カラー101の良否つまり首保持性及び快適性を判断することはできない。しかしながら、添付した表のデータから判断可能なように、繊径d値が例えば1mm台であると、首保持性及び快適性は良好となることが判断できる。
これらの値は出願人による装着試験によって得たものであり、例えば後述の70N程度の100N未満のものでは柔らか過ぎて頭部保持用として不適切であり、一方、1200Nを超えるものでは硬すぎて、立体繊維構造体が折れてしまう場合もあり、また頸椎用カラーが接する首回り及び肩部に痛みが生じることがある。
また、上述の「50%硬さ」は立体繊維構造体111の平面的な硬さ、つまり厚み方向112における硬さであるが、繊径dを調整することで、立体繊維構造体111の縦方向の硬さ、つまり図2の紙面に平行な立体繊維構造体111の幅方向113における硬さを調整することができる。繊材111aの繊径dの調整幅としては、上述の例えば0.3mmから2.0mmとなる。
ここで、見かけ密度等における上述の各値は、添付した表において、「首保持性」及び「快適性」の両方が良好であるもののデータに対応した値である。
ここで、首保持性及び快適性の各項目は、10人の被験者が5日間使用したときの評価であり、○が良好、△が難有、×が不良の評価を示す。
また、試作品1、2、4、6、7、従来品2、3では表皮材121としてダブルラッセルを使用し、試作品3、5、従来品1ではキルティングを使用している。
121…表皮材、141…突出防止材。
Claims (5)
- 人の頭部を保持する頸椎に用いる頸椎用カラーであって、
熱可塑性弾性樹脂でなる繊材でランダムループを形成し、各ループの接触部の大部分を融着させてなる立体繊維構造体でなる帯状の芯材と、
この芯材を包装する表皮材と、を備え、
上記立体繊維構造体は、その50%圧縮硬さがJIS K 6400に準拠した直径100mmの円柱体で加圧する加圧装置による測定において200から1200Nであり、かつその繊材の繊径が0.3から2.0mmであり、かつその見かけ密度が0.08から0.2g/cm3であり、かつその通気性がJIS L 1096に規定するフラジール法による測定において390cm 3 /cm 2 秒以上である、
ことを特徴とする頸椎用カラー。 - 上記芯材と上記表皮材との間に突出防止材をさらに備えた、請求項1に記載の頸椎用カラー。
- 上記表皮材は、いわゆるダブルラッセル、キルティング、又はフエルトの生地である、請求項1又は2に記載の頸椎用カラー。
- 当該頸椎用カラーの厚さは10〜40mmである、請求項1から3のいずれかに記載の頸椎用カラー。
- 上記ランダムループの繊材はメタロセン系ポリプロピレンである、請求項1から4のいずれかに記載の頸椎用カラー。
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Publication Number | Publication Date |
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JP2015213688A JP2015213688A (ja) | 2015-12-03 |
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JP2014099433A Active JP5977284B2 (ja) | 2014-05-13 | 2014-05-13 | 頸椎用カラー |
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JP3097867U (ja) * | 2003-05-16 | 2004-02-12 | 株式会社バス・コーポレーション | 頸部用コルセット |
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