JP2001025480A - 頸部カラー - Google Patents

頸部カラー

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JP2001025480A
JP2001025480A JP11198989A JP19898999A JP2001025480A JP 2001025480 A JP2001025480 A JP 2001025480A JP 11198989 A JP11198989 A JP 11198989A JP 19898999 A JP19898999 A JP 19898999A JP 2001025480 A JP2001025480 A JP 2001025480A
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collar
band
neck
neck collar
fastening
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JP11198989A
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Yasuhisa Toyama
泰久 外山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、頸椎捻挫、頸椎脱臼、頸椎骨骨折
等のいわゆる鞭打ち症を患った人の頸椎関節を、症状が
完治するまで固定するための頸部カラーの改良に関する
ものである。 【構成】 本発明は、両面に止着材を設けたベルト部を
右端に延長させて形成し、二重に折り曲げた止着材の一
方を左端に設けた帯状の内帯と、帯状の外帯とからな
り、前記内帯の下端縁にパッドを設けるとともに前記外
帯の上端縁にパッドを設け、前記内帯及び前記外帯の外
周囲に保護材を周設し、前記内帯の内側面と前記外帯の
外側面とに止着材を設けてそれぞれを接合した二重の内
帯と外帯からなる襟当部材と、前記襟当部材を覆うカバ
ーとからなることを特徴とする頸部カラーの構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、頸椎捻挫、頸椎脱臼、
頸椎骨骨折等のいわゆる鞭打ち症を患った人の頸椎関節
を、症状が完治するまで固定するための頸部カラーの改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、頸椎周りで襟足の括びれた部分の
形状に合わせた樹脂等でできた硬質の襟帯を、止着材で
開閉して、襟足の括びれた部分に留め、頸椎周りの筋肉
に負担をかけないよう固定して、鞭打ち症(頸椎捻挫、
頸椎脱臼、頸椎骨骨折等)を治療していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
市販される頸部に装着するカラー(襟布、襟帯)は、樹
脂等でできた硬質の襟帯といっても厚みが0.3mmも
無い非常に柔らかいもので、顎や鎖骨に当たっても痛く
ないようにできているとはいえ、頸部を固定するのには
極めて不安があった。
【0004】また、頸部カラーを頸部に着脱するため
に、止着材で開閉して首周りに固定するのが一般的であ
るが、頸部カラーをしたまま眠りにつくと、止着材が開
いて首から簡単に脱外してしまい、頸部を固定すること
が困難となっていた。
【0005】バンド留め具を有するベルトにて頸部カラ
ーを装着可能にするものもあるが、全体的に頸部カラー
が重くなり、頸椎周りに頸部カラーを装着している鞭打
ち症の患者から、頸部カラーの重さのせいで肩や首に負
担がかかり余計鞭打ち症に罹ってしまうといった苦情
や、肩が凝って仕方がないといった苦情が寄せられてい
る。
【0006】そこで本発明は、頸部を支えるのに十分な
硬さを有し、顎や鎖骨に当たっても痛くなく、簡単に装
着ができるとともに、寝返りを打っても外れない軽量な
頸部カラーを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、両面に止着材
を設けたベルト部を右端に延長させて形成し、二重に折
り曲げた止着材の一方を左端に設けた帯状の内帯と、帯
状の外帯とからなり、前記内帯の下端縁にパッドを設け
るとともに前記外帯の上端縁にパッドを設け、前記内帯
及び前記外帯の外周囲に保護材を周設し、前記内帯の内
側面と前記外帯の外側面とに止着材を設けてそれぞれを
接合した二重の表外帯からなる襟当部材と、前記襟当部
材を覆うカバーとからなることを特徴とする頸部カラー
の構成とした。
【0008】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明を詳細に説明
する。図1は本発明である頸部カラーの斜視図である。
本発明である頸部カラー1は、襟当部材2と前記襟当部
材2を覆うためのカバー3からなる。前記襟当部材2に
布袋状のカバー3を覆って使用するものである。勿論、
前記カバー3はあってもなくても良い。また、前記カバ
ー3は、頸椎の周りの皮膚が擦れてただれや痛みを伴わ
ないように厚手の布地であることが好ましい。
【0009】ところで、特に、頸部骨折の患者にとって
は、頸部カラー1を一度装着してしまうと、頸椎骨部位
が強固に安定するまでは前記カラー1をなかなか取り外
すことができないので、長期間の連続使用によって頸部
カラー1が汗ばんで汗臭くならないように、前記カバー
3をボタンやチャック等で着脱可能に装着できるように
して、日々交換し洗濯できるようにすると良い。以下
に、襟当部材2について詳細に説明する。
【0010】図2は本発明である頸部カラーのカバーを
外して襟当部材を剥き出した状態の斜視図、図3は本発
明である頸部カラーの襟当部材の正面図、図4は本発明
である頸部カラーの襟当部材の背面図、図5は本発明で
ある頸部カラーの襟当部材の左側面図、図6は本発明で
ある頸部カラーの襟当部材の図2及び図3中に示したA
−A’面に沿った断面図示である。
【0011】本発明である頸部カラー1の襟当部材2
は、図2及び図6に示すように、止着材6、6aを設け
たベルト部4d、保護材4a、パッド4b及び止着材4
cを有する内帯4と、保護材5a、止着材5c、隆起部
5d及び止着材7、7aを有する外帯5とからなる。
【0012】前記内帯4は、図2から図6に示すよう
に、一定の幅を有する帯状で一定の硬さを有する樹脂等
でできた素材を略輪状に形成したもので、その外周囲の
上端縁には柔らかい材質の布等でできた保護材4bが取
り付けられている。但し、前記内帯4の襟足の付近に当
たる部分は、一定の幅より上部をやや隆起させて、頸椎
部の固定を確実なものにしている。
【0013】また、前記内帯4の下端縁には、頸部カラ
ー1を頸椎部に装着したときに鎖骨又はその付近に内帯
4の樹脂の下端縁が直に当たらないようにするための下
パッド4aが設けられている。内帯4の内側面には、図
6に示すように、止着材4cが取り付けられていて、外
帯5の止着材5cに接着される。
【0014】前記外帯5は、図2から図6に示すよう
に、一定の幅を有する帯状で一定の堅さを有する樹脂等
でできた素材を略輪状に形成したもので、外帯5の上端
縁には柔らかい材質の布等でできた保護材5aが取り付
けられている。
【0015】但し、前記外帯5の襟足付近に当たる部分
には、図3に示すように、一定幅より上部をやや隆起さ
せた隆起部5dを設けて、頸椎部の固定を確実なものに
している。
【0016】また、前記外帯5の上端縁には頸部カラー
1を頸部に装着したときに襟足や顎に外帯5の樹脂の下
端縁が直に当たらないようにするためのパッド5bが設
けられている。外帯5の外側面には、図6に示すよう
に、止着材5cが貼り付けられており、外帯5の止着材
4cに接着される。
【0017】そして、前記内帯4と外帯5同士を、それ
ぞれの止着材4c、5cで接着して二重構造とする。こ
のとき、図6に示すように、内帯4のパッド4b及び外
帯5のパッド5bが上下に突出するように、内帯4と外
帯5とをややずらし取り付ける。内帯4と外帯5とを重
ねて二重構造とすることで適度な硬さと、適度な柔らか
さとを兼ね備える頸部カラー1となるのである。
【0018】帯状の前記内帯4の右端を、図1、図2、
図3及び図5に示すように、内帯4の幅よりやや狭い幅
にして延設し、ベルト部4dを形成している。前記ベル
ト部4dは、図6に示すように、両面に帯状の止着材
7、7aが設けられている。
【0019】同様に、帯状の前記内帯4の左端には、図
1、図2、図3及び図5に示すように、帯状の止着材を
接着面を内側にして二重に折り曲げて止着材6、6aを
形成し、前記止着材6aを内帯4の左端に貼り付けて設
けているとともに、前記止着材6を止着材6の一端のみ
を内帯4の左端に接合した状態に設けている。
【0020】勿論、止着材は輪状のものと鈎状のものと
を合わせて接着するので対にならなければならない。内
帯4の止着材4cと外帯5の止着材5cとは対に設けら
れており、止着材6と止着材7、及び止着材6aと止着
材7aもともに対に設けられている。
【0021】図7は本発明である頸部カラーの襟当部材
の止着材を剥がした状態の斜視図である。本発明である
頸部カラー1を使用するときには、先ず、図7の矢印に
示すように、止着材6をベルト部4dの止着材7から剥
がし、次に、止着材6a及び止着材7aによって接着さ
れるベルト部4dを内帯4の左端部から剥がして、頸部
カラー1を開いた状態にする。
【0022】そして、頸椎部の周囲に頸部カラー1を装
着し、内帯4の止着材6aにベルト部4dの止着材7a
を接着してから、ベルト部4dの止着材7に止着材6を
接着して、頸部に頸部カラー1が固定される。
【0023】図8は本発明である頸部カラーの他の実施
例の斜視図、図9は本発明である頸部カラーの他の実施
例の襟当部材を開いた状態の斜視図である。頸部カラー
1aは、襟当部材2とカバー3とからなる。前記襟当部
材2aは、止着材6、6aを設けたベルト部4d、パッ
ド4a、保護材4b、止着材4c及び左右延長部4f、
4gを有する内帯4eと、保護材5a、止着材5c及び
止着材7、7aを有する外帯5eとからなる。
【0024】本実施例における頸部カラー1aは、図1
で示した頸部カラー1の内帯4の襟足付近に当たる隆起
部5dを平坦に形成するとともに、頸部カラー1を頸椎
部に装着したときに鎖骨又はその付近に当たる部分を延
長させて左延長部4f及び右延長部4gを設けた構造で
あり、より頸椎部の固定を確実なものにしたものであ
る。その他の構造及び構成は、図1及び図2で示した頸
部カラー1と同一であるので説明を省略する。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような構成で
あるから以下の効果が得られる。第1に、内帯と外帯と
からなるカラーであるので、頸部を支えるのに十分な硬
さを有し、治療に使用した状態においては、従来のもの
に比べて広頸筋が弱くなることがない。運動時において
は、頸部(広頸筋、頸椎骨)にかかる衝撃を和らげ頸部
を保護する。
【0026】第2に、薄い樹脂製であるので、顎や鎖
骨、喉仏に当たっても痛くなく、食道を圧迫することが
ない。極めて軽量であり、頸部周りの筋肉や筋に負担を
かけず、肩や首が凝ることもない。
【0027】第3に、二重に設けた止着材で開閉・固定
するので、簡単に装着ができるとともに、寝返りを打っ
ても外れない。
【0028】第4に、本頸部カラーを使用することによ
り広頸筋が弱ることが無いとともに、食道及び喉仏を圧
迫することがいない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である頸部カラーの斜視図である。
【図2】本発明である頸部カラーのカバーを外して襟当
部材を剥き出した状態の斜視図である。
【図3】本発明である頸部カラーの襟当部材の正面図で
ある。
【図4】本発明である頸部カラーの襟当部材の背面図で
ある。
【図5】本発明である頸部カラーの襟当部材の左側面図
である。
【図6】本発明である頸部カラーの襟当部材の図2及び
図3中に示したA−A’面に沿った縦断面図である。
【図7】本発明である頸部カラーの襟当部材の止着材を
剥がした状態の斜視図である。
【図8】本発明である頸部カラーの他の実施例の襟当部
材の斜視図である。
【図9】本発明である頸部カラーの他の実施例の襟当部
材の斜視図である。
【符号の説明】
1 頸部カラー 2 襟当部材 3 カバー 4、4e 内帯 4a 保護材 4b パッド 4c 止着材 4d ベルト部 5、5e 外帯 5a 保護材 5b パッド 5c 止着材 5d 隆起部 6、6a 止着材 7、7a 止着材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面に止着材を設けたベルト部を右端に
    延長させて形成し、二重に折り曲げた止着材の一方を左
    端に設けた帯状の内帯と、帯状の外帯とからなり、前記
    内帯の内側面と前記外帯の外側面とに止着材を設けてそ
    れぞれを接合した二重の表外帯からなる襟当部材と、前
    記襟当部材を覆うカバーとからなることを特徴とする頸
    部カラー。
  2. 【請求項2】 内帯の下端縁にパッドを設けるととも
    に、外帯の上端縁にパッドを設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の頸部カラー。
  3. 【請求項3】 内帯及び外帯に保護材を周設したことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の頸部カラー。
  4. 【請求項4】 外帯の後端上部に隆起部を形成したこと
    を特徴とする請求項1、2又は3に記載の頸部カラー。
  5. 【請求項5】 内帯の前端下部に左右延長部を形成した
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の頸部カラ
    ー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007275334A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Nakamura Brace Co Ltd 頸椎カラー
US8142380B2 (en) 2006-07-07 2012-03-27 Hasegawa Corporation Folding cervical vertebra protective band
JP2013169331A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Yoko Kobe 頸部コルセット用カバー
JP2015213688A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 パネフリ工業株式会社 頸椎用カラー

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