JP2007275334A - 頸椎カラー - Google Patents

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Toshiro Nakamura
俊郎 中村
Yasushi Hara
靖 原
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Nakamura Brace Co Ltd
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Nakamura Brace Co Ltd
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Abstract

【課題】通気性が極めて良好であり従って装着感が良いばかりでなく発汗しにくいがために衛生的である頸椎カラーを提供する。
【解決手段】厚み方向に連通する小孔2が全面にわたって網目状に多数刻設されたものであって、全体としてこれらの小孔の空隙率が30%以上である発泡プラスチック板状体を主体とするもの。これに直接、或いはこれを被覆する袋体に面ファスナー41,42その他の係止部材を取り付ける。主体である板状体には低反発軟質発泡体を用いるのが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、装用感良好で保存効果の高い頸椎カラーの構造に関するものである。
頸椎カラーは、頸椎装具のうち、頸部を取り囲み頸椎部の運動を制限すると共に、頭の重量の頸部への負担を軽減する目的に使用されるものをいう。その構造上、頸骨の完全な固定は不可能であるため適用し得る症状は限定されるが、患者の症状に応じて正しく選択されたものを使用する限り、所定の運動制限や免荷を効果的に行うことができる。
典型的な頸椎カラーの基本構造は、平板状或いはC字状に湾曲した柔軟な発泡プラスチックの両端を係止するものであり、係止部材として面ファスナー或いはこれに代わるものが採用されている。この基本構造部分のみから成るものは軟性カラーと呼ばれるが、顎受け、高さ調整具などの硬質部材を有するものも多種多数見られる。
特開平08−308871号
このように頸椎カラーは、他の頸椎装具(例えばモールド式装具、SOMIブレースなど)と比較した場合、運動制限や免荷に関する能力は大きく求めず、日常動作を阻害しないこと良好な装着感を得ること、に重きをおいた装具であると言える。
ところが、実際には採用される発泡プラスチックは、頸椎保護材として機能するものであるため、発泡度の低いものか、発泡度は高いが分厚いものしかなかった。これは、エネルギーを蓄積しやすい(保温性が高い)ことを意味し冬期は良好なものとなるが、我が国のように高温多湿な時期が存在する場合、蓄熱して発汗することになり、しかも乾燥しにくいので非常に不快な装用感を招くこととなっていた。即ち、良好な装着感を得る、という所期の目的に反するものしか存在していないのが現状であった。
そこで本発明者は上記点に鑑み長年鋭意研究の結果遂に本発明に係る頸椎カラーを成したものであり、その特徴とするところは、厚み方向に連通する小孔が全面にわたって網目状に多数刻設されたものであって、全体としてこれらの小孔の空隙率が30%以上である発泡プラスチック板状体を主体とする点にある。
即ち本発明は通気性を、発泡プラスチックの素材に求めるのではなく、全面にわたって多数刻設された小孔に依存したことを最大の特徴とするものである。この小孔の形態について「網目状に多数刻設する」ものとしているが、小孔の形状や個数については限定しない。従って小孔の形状は、矩形、円形、楕円形、三角形、等々どのような形状であっても本発明に含まれるものとする。また1個の小孔の大きさについては、本発明者が試作実験した範囲では、0.5〜1.0平方cm前後が最適であったが、この範囲を大きく外れない限り装用感・頸椎保存効果とも満足のゆくものであった。
発泡プラスチックについては限定しないが、低反発軟質発泡体、特にスチレン系エラストマーの架橋発泡体の場合には、一定の頸椎保存効果を発揮しつつ柔軟であるので装用感が良好で、しかも吸水性がほとんどなく衛生的である。
本発明に係る頸椎カラーはこの板状体を主体とするものである。一方頸椎カラーは、頸部を取り囲んで両端を係止するものであるので、何らかの係止機構を有する。これは、面ファスナー、ボタン、若しくはこれらに代わるものであるが、そうしたものを主体である発泡プラスチック板状体に直接設けても良いが、該板状体をこれが丁度収まる袋に収納するようにしその袋にこの係止機構を取り付けるようにしても良い。
その場合、当然ながら本体(板状体)が有している通気性をこの袋が阻害するのは好ましくないので、通気を阻害しない構造を採用するのが好ましい。布、ネット、不織布、などが該当する。
本発明は、以下述べる効果を有する極めて高度な発明である。
(1) 厚み方向に連通する小孔が全面にわたって網目状に多数刻設されたものであるので、通気性が極めて良好である。従って装用感が良いばかりでなく発汗しにくいがために衛生的である。
(2) 厚み方向に連通する小孔が全面にわたって網目状に多数刻設されたものであるので、軽量である。
以下図面に基づいて本発明を更に詳細に説明する。
図1は、本発明に係る頸椎カラー1(以下「本発明カラー1」という)の一例を示すものであり、図より明らかなように本発明カラー1は、正三角形状の小孔2が多数網目状に設けられた板状体3と、その両端に接着された面ファスナー41、42(これらを併せて「係止部材4」と呼ぶ)とにより構成されている。
本例の場合板状体3は、低反発軟質発泡体(スチレン系エラストマーの架橋発泡体)の原板(大きさ40×1000×1000mm)にヌキ加工を施すことで網目状に小孔2を刻設し、その後これを適当な形状に切断することで製作している。この両端に係止部材4をCR系接着剤で接着し製品としている。ヌキ加工によって板状体3の空隙率は、本例の場合約40%となっている。
小孔2の形状は、図1で示した正三角形に限らず種々採用可能である。図2(a)(b)(c)はその他の例を示すもので、矩形(a)、円形(b)、長円形(c)であっても好適に機能する。但し製品強度に関しては、図1の正三角形、或いは本図(a)の矩形の場合、躯体部分は幅の一定な柱を交差させたような形状となるので、幅の変わるものに比してやや優れていると言える。
次に図3は、本発明の他の例を示すものであり、図1の板状体3(係止部材4を付帯していないもの)を、袋体5に収納したものである。本例の本発明カラー1の場合、面ファスナー41、42は、袋体5の両端に縫着されている。
本例の袋体5は、通気性に優れたネット状の合成繊維製布材より成るものである。袋体5を有することにより本発明カラー1は、直接頸部に接する部材であることに起因する、相応の肌触り、発汗時の対策、皮膚過敏症(アレルギー性接触性皮膚炎等)への対策、等々を講じやすいものとなる。また、板状体3を他部材で被覆するという構造は、耐変形補強もなされる、係止部材の固定をより確実なものとしやすい、といった付随的な効果をもたらすものである。従って袋体5を用いることは好ましいと言えるが、本発明においては袋体の採用を限定するものではない。
また、ここまで係止部材として面ファスナーのみを説明したがこれに限定するものではない。ボタン留め、フック金具留め、等々も採用可能である(図示略)。
本発明に係る頸椎カラーの一例を示す概略斜視図である。 (a)(b)(c)は、本発明に係る頸椎カラーの小孔部分の形状に関する他の例を示すいずれも概略平面図である。 本発明に係る頸椎カラーの他の例を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 本発明に係る頸椎カラー
2 小孔
3 板状体
4 係止部材
41 面ファスナー
42 面ファスナー
5 袋体

Claims (3)

  1. 厚み方向に連通する小孔が全面にわたって網目状に多数刻設されたものであって、全体としてこれらの小孔の空隙率が30%以上である発泡プラスチック板状体を主体とするものであることを特徴とする頸椎カラー。
  2. 該主体を構成する発泡プラスチックは、低反発軟質発泡体である請求項1記載の頸椎カラー。
  3. 該主体は通気性のある袋内に収納されるものであり、該袋は、端部同士を係止するための面ファスナーが固設されているものである請求項1又は2記載の頸椎カラー。
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