JP2009112745A - 肩こり防止具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、肩周りの筋肉に腕の重さの負荷を防止するため左右の三角筋ホルダーを人体にフィットする伸縮帯で連結して腕の重さを軽減し、かつ腕に三角筋ホルダーを簡単に着脱できる構成にすると共に、腋下部の動脈、静脈、神経の圧迫を防止した腋下保護体を設けた肩こり防止具を提供することである。
【解決手段】 本発明は、左右の三角筋を覆う三角筋ホルダーをそれぞれに独立して設け、各三筋のホルダーの前部、中部、後部端からそれぞれ伸縮帯端を延長し、頚椎の一つである隆椎付近で伸縮帯が収束するように構成し、さらに、三角筋ホルダーの下端部に腋下部の動脈、静脈、神経の圧迫を防ぐ腋下保護体、三角筋ホルダーを腕に固定する固定具、これらを固定したシート面材を有する締結部材を設け、これにより、両腕の重さ等による肩部の筋肉の負担を軽減させ、肩部の筋肉が引っ張られて筋肉が緊張し血行不良を防止できることを特徴とする肩こり防止具である。
【選択図】図1
【解決手段】 本発明は、左右の三角筋を覆う三角筋ホルダーをそれぞれに独立して設け、各三筋のホルダーの前部、中部、後部端からそれぞれ伸縮帯端を延長し、頚椎の一つである隆椎付近で伸縮帯が収束するように構成し、さらに、三角筋ホルダーの下端部に腋下部の動脈、静脈、神経の圧迫を防ぐ腋下保護体、三角筋ホルダーを腕に固定する固定具、これらを固定したシート面材を有する締結部材を設け、これにより、両腕の重さ等による肩部の筋肉の負担を軽減させ、肩部の筋肉が引っ張られて筋肉が緊張し血行不良を防止できることを特徴とする肩こり防止具である。
【選択図】図1
Description
本発明は、三角筋ホルダーと体型にフィットさせる伸縮帯により肩に掛かる両腕の重さ等を軽減して左右の肩こりを防止するのに有効な肩こり防止具に関する。
この種、肩こり防止具としては、肩周りに直接着用し、筋肉の保温や血行促進を推進して肩こりを防止する肩掛けが提案されている。(例えば特許文献1参照)
特開2007−211383
従来のこの種の肩こり防止具では、肩周り筋肉の保温や血行促進を図って肩こりを防止しようとするものが提案され、実用化されている。しかし、これらは単に肩周りの保温効果しかなく、肩こりを幾分改善できる程度で満足に防止できない問題があった。さらに、肩こりの重要な要因である両腕の重さを主に支えている僧帽筋や三角筋等を支持する構成が全く思考に無く、腕の重さが両肩の筋肉に直接的に付加され筋肉が緊張して硬くなる欠点があった。
このような課題を解決するため、本発明は、肩左右の僧帽筋や三角筋に掛かる腕の重さの負加を軽減するために三角筋の前部、中部、後部、及び僧帽筋をほぼ覆う三角筋ホルダーと、その端部間を連結し、しかも各人の肩幅等にフィットさせるための寸法調整機能、及び三角筋ホルダーを装着した際に鎖骨部、肩峰部、肩甲棘部近傍に端部を固定し、上記三角筋をカバーする機能を持たせた伸縮帯と、三角筋ホルダーの内側下部に設け、腕に巻き付け支持する締結部材と、僧帽筋や三角筋をほぼ覆う三角筋ホルダー装着の際に血管、神経を圧迫するのを低減するクッション性のある腋下保護体とを備え、上記伸縮帯は、ほぼ中央部が頚椎の一つである隆椎付近に位置するように、所謂、三角筋ホルダーの各端部延長線の末端が隆椎付近で収束するように構成して腕の重さの負荷を軽減したことを特徴とする肩こり防止具である。
さらに、三角筋ホルダーの内側にあたる腋下部は動脈、静脈、神経が存在するので三角筋ホルダー装着時に腋下を圧迫しないように三角筋ホルダーの該当部に切り欠き部を設ける。また、三角筋ホルダーの内側下部には面ファスナー等の着脱容易な固定具を設けたものである。
上述したように本発明に係る肩こり防止具は、両腕の重さ等による肩部の筋肉の負荷を大幅に軽減でき、しかも肩部の筋肉が引っ張られて筋肉が緊張し血行不良を招く不具合を抑制できる。
また、伸縮帯は三角筋ホルダーを人体に装着した際に三角筋ホルダーの鎖骨部、肩峰部、肩甲棘部近防に位置する各端部から延長し、かつ上記三角筋をカバーすると共に腕を引き寄せ体型にフィットさせながら伸縮自在な講成とし、左右の三角筋ホルダーの腕への着脱を簡単な締結部材で構成したので着脱が極めて容易である。さらに、三角筋ホルダーの上腕に固定させる際、腋下部に対応する部分に切り欠き部を形成し、この部位に存在する動脈、静脈、神経の圧迫を抑制すると共に、締結部材の内面に合成樹脂発泡帯等のクッション性のある素材からなる腋下保護体を設けて上記したような圧迫を防止できる。
以下に、図面を用いて本発明に係る肩こり防止具の一実施例を詳細に説明する。
即ち、図1(a)、(b)は本発明に係る肩こり防止具の正面図と(a)図のA−A線における端面図あり、図2は背面図であり、図3(a)、(b)は本発明に係る肩こり防止具の要部の一つである三角筋ホルダーの左右の側面図であり、図4は上記三角筋ホルダー正面図、図5は図4のB−B線における断面図である。
即ち、図1(a)、(b)は本発明に係る肩こり防止具の正面図と(a)図のA−A線における端面図あり、図2は背面図であり、図3(a)、(b)は本発明に係る肩こり防止具の要部の一つである三角筋ホルダーの左右の側面図であり、図4は上記三角筋ホルダー正面図、図5は図4のB−B線における断面図である。
図6(a)、(b)は本発明に係る肩こり防止具の要部の一つである三角筋ホルダーの平面図と底面図であり、図7(a)、(b)は本発明に係る肩こり防止具を人体に装着した際の正面図と背面図である。
さらに詳細に説明すると、1は肩こり防止具であり、2は三角筋ホルダーで腕の僧帽筋や三角筋に掛かる腕の重さの負荷を軽減するために三角筋の前部、中部、後部をほぼ覆うものであり、腕の外周面に巻き付けるために外層面材、内層面材3,4の円周の一部分を排除して開口部5を設け、かつ長さ方向にテーパー状の円筒形に構成したものである。
すなわち、外、内層面材3,4の2層面材は一体に積層したものであり、外側の外層面材3は保形できるような適度な剛性を有する硬質ゴム製、硬質合成ゴム製、硬質プラスッチク製、金属製、皮革等の一種、又はこれらの面材を多層に積層したものから構成する。また、図3(a)、(b)〜図6(a)、(b)に抽出して示すように外層面材3、及び内層面材4の三角筋ホルダー2の上端2aから下端に向け、かつ開口部5の両端部5a,5bから腋下部分に対応する範囲の外、内層面材3,4を取り除いて切り欠き部6を形成し、この部位に存在する動脈、静脈、神経等の圧迫を回避するのに役立つ。
また、内層面材4は直接肌に接触するものであり、柔らかく、かつクッション性がある、合成樹脂発泡体、例えばポリウレタンフォーム等の一種からなり、開口部5は三角筋ホルダー2を上腕に装着する際の差し込みとして役立ち、7は締結部材であり、図2に示すようにシート部材8と腋下保護体9と固定具10とから構成する。
シート部材8は三角筋ホルダー2の外層面材3の突起下端部3aの左右側に接着、縫いつけ、面フェスナー等を介して装着するものであり、上腕に三角筋ホルダー2を装着した際に開口部5から上腕が離脱しないように保持するものである。腋下保護体9は腋下部に存在する動脈、静脈、神経等の圧迫を回避するためにクッション性のある合成樹脂発泡体等から形成すると共に、シート部材8の主要部分を覆うものである。固定具10は図2に示すようにシート部材8と一体に設けたものであり、三角筋ホルダー2を上腕に装着後、離脱するのを阻止するためのものであり、例えば面ファスナー、ホック、ボタン等の一種から構成をする。
11は伸縮帯で左右の肩周りに設けた三角筋ホルダー2のそれぞれの二端部間を図1,(a)、図2に示すように連結して腕の三角筋に掛かる腕の重さの負荷を軽減するのに役立ち、かつ各人の肩幅等の体型に肩こり防止具1がフィットするための寸法調整具としても機能するものである。なお、装着時の伸縮帯11の断面は図1(b)に肩の筋肉をカバーするように伸縮する。
また、伸縮体11は、三角筋ホルダー2の各端部から延長した長さのほぼ中央部位が頚椎の一つである隆椎付近に位置するように、所謂、腕の重さのバランスを取りながら三角筋ホルダーの各端部延長線の末端が隆椎付近で収束するように構成して腕を引き寄せ各人の肩幅等にフィットさせるための寸法調整機能、及び三角筋ホルダーを装着した際に鎖骨部、肩峰部、肩甲棘部近傍に端部に固定して腕の重さの負荷を軽減するものである。
さらに、伸縮帯11の材質は、ゴム材、メッシュ材、合成樹脂繊維から成る伸縮材、蛇腹等の伸縮面材のように伸縮性のある素材の一種からなり、強度は目的に応じて設計するものである。又、幅等の寸法は、図6(a)、(b)に示すように服装に支障のない大きさ、厚さが好ましい。
次ぎに、本発明に係る肩こり防止具1の使用法につき簡単に説明すると、先ず図6(a)、(b)に示すように肩から首に掛けて伸縮帯11を掛け、次ぎに腕の三角筋に該当する位置に三角筋ホルダー2を嵌め込み、次ぎにシート部材8をその位置で調整して固定具10を装着する。
以上、説明したのは、本発明に係る肩こり防止具の一実施例にすぎず、例えば伸縮帯11が首を貫通するような構成のリング状に、あるいは三角筋ホルダー2や伸縮帯11に携帯用温熱具、例えば酸化鉄を主材料とするものを内蔵する箇所を設けることもできる。
1 肩こり防止具
2 三角筋ホルダー
3 外層面材
4 内層面材
5 開口
7 締結部材
8 シート部材
9 腋下保護体
10 固定具
11 伸縮帯
2 三角筋ホルダー
3 外層面材
4 内層面材
5 開口
7 締結部材
8 シート部材
9 腋下保護体
10 固定具
11 伸縮帯
Claims (5)
- 腕に着脱自在に装着し、三角筋の前部、中部、後部をほぼ覆う一対の三角筋ホルダーと、該各三角筋ホルダーの端部に固定し、その延長線が左右の三角筋の鎖骨部、肩峰部、肩甲棘部付近を覆うと共に、頚椎の一つである隆椎付近で収束するような伸縮自在な伸縮帯とから構成したことを特徴とする肩こり防止具。
- 三角筋ホルダーは円筒形でテーパー状の円周の一部を排除した開口部と、該開口部の両側縁に腋下部への圧迫を除去するための切り欠き部とを設けたことを特徴とする請求項1記載の肩こり防止具。
- 三角筋ホルダーは、保形成のある剛性の素材からなる外層面材と柔軟性とクッション性を有する内層面材の二層を一体に積層したことを特徴とする請求項1,2記載のいずれかである肩こり防止具。
- 三角筋ホルダーの下端部に面フェスナー等の着脱自在な構成を有する締結部材を一体に設けたことを特徴とする請求項1から3記載のいずれかである肩こり防止具。
- 伸縮帯はゴム、合成ゴム、合成樹脂繊維等の一種以上から構成したことを特徴とする請求項1から4記載のいずれかである肩こり防止具。
Priority Applications (1)
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JP2007312848A JP2009112745A (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | 肩こり防止具 |
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2009174103A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Kiyoshi Sanao | 肩こり防止具 |
KR20190051231A (ko) * | 2017-11-06 | 2019-05-15 | 고려대학교 산학협력단 | 동결견용 어깨보호대 |
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2007
- 2007-11-05 JP JP2007312848A patent/JP2009112745A/ja not_active Withdrawn
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