JP5905769B2 - いびきや無呼吸を防止するための頭部装着具 - Google Patents
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Description
また、特許文献2は、体を一定方向の横向きにして身体を保持するため、いびきや無呼吸の防止効果は高いが、所定の横向き状態にのみ拘束されてしまって姿勢が悪くなったり肩こりを起こしたりしてしまうという問題があった。
使用者の後頭部を覆う保持シートと
前記保持シートの中央部に所定の長さで縦に配置した棒状弾性体と、
該保持シートの周辺を取巻くように取り付けられた帯状体と、
該帯状体の顔面の両側の位置に所定の間隔で両端を取り付けられた一対の牽引帯と、
該一対の牽引帯間に差し渡すように取り付けた伸縮可能なあご保持部材とを備え、
前記棒状弾性体は、その断面が使用者の後頭部に当接する略扁平な接触面と、該接触面から突き出る膨み面とを備えていて、前記棒状弾性体を後頭部が直に圧迫する状態を回避可能にして、使用者の頭部が仰向け位置に収まりにくいようになっていることを特徴とするものである。
したがって、前記棒状弾性体によって寝返りを繰り返してもこの発明の頭部装着具が体から離れることはなく、かつ仰向けになることが防止できるためいびきを完全に防止することが可能となり、また所定の横向き状態にのみ拘束されることがないので、姿勢が悪くなったり肩こりを起こしたりすることのないいびきや無呼吸を防止するための頭部装着具を提供することができる。
したがって、前記棒状弾性体によって寝返りを繰り返してもこの発明の頭部装着具が体から離れることはなく、かつ仰向けになることが防止できるためいびきを完全に防止することが可能となる。
したがって、使用者の頭部に密着する剛性を備え、かつ通気性を備えているので就寝中に発汗等で不快な感じを抱くことがなく、使用者が眠りを妨げられることがない。
したがって、使用者の頭部の輪郭やあごまでの距離等に関係なく使用者のあごに確実に装着することができ、肌触りが良いので使用者も違和感なく装着することができる。
したがって、使用者の頭部の輪郭やあごまでの距離等に関係なく使用者のあごに確実に装着することができ、使用者が寝返りを繰り返してもこの発明の頭部装着具が体から離れることはない。
図1においてこの発明のいびきや無呼吸を防止するための頭部装着具10は、使用者の後頭部に所定の長さで縦に配置した棒状弾性体11と、該棒状弾性体11が取付けられた保持シート12と、該保持シート12の周辺を取巻くように取り付けられた帯状体13と、該帯状体13の顔面の両側の位置に所定の間隔で両端を取り付けられた一対の牽引帯14,14と、該一対の牽引帯14,14間に差し渡すように取り付けた伸縮可能なあご保持部材15と備えている。
図において16は、前記帯状体13の端部を連結して長さを調節し、種々のサイズの頭部に対応することができるようにするための連結部材である。
もちろん、前記面ファスナ16a以外のバックル等からなる連結部材16を用いて連結することにより、前記帯状体13を所定の長さで保持できるようにしてもよい。また、前記帯状体13の所定位置にタック(縫いひだ)やダーツ(体の膨らみを立体的に形成するために布の一部をつまみ、膨らみに向けて先端を縫い消した縫い込み)を入れておくことによって、前記帯状体13を頭部に密着するよう装着できるようにしてもよい。
また、図4(b)は、前記棒状弾性体11として丸棒状の例を示したものである。もちろん、前記棒状弾性体11の形状としては、上述のような形状に限られるものではなく、使用者の頭部が仰向け位置に収まりにくいという機能に応じて適宜選択することができる。
前記棒状弾性体11の素材としては、低発砲のポリウレタン発泡体やポリエチレン発砲体等にみられるように適度な硬さを有するであり、かつ頭部に装着した場合において違和感がなく、睡眠の邪魔になるようなことのない素材を選択することが望ましい。
また、前記棒状弾性体11によって寝返りを繰り返してもこの発明の頭部装着具10が体から離れることはなく、かつ仰向けになることが防止できるためいびきを完全に防止することが可能となる。
前記保持シート12への棒状弾性体11の取付け方としては、該保持シート12に収納ポケット33を縫製してその中へ押し込んだり、接着剤等によって取り付けたりすることが挙げられる。もちろんその他、種々の方法で取り付けてもよい。また前述のように「へたり」が見られるようになったら、収納ポケット33内の棒状弾性体11を新しいものと入れ替えるようにしてもよい。
以上のような構造としたことにより、使用者の頭部に密着する剛性(寸法安定性)を備え、かつ通気性を備えているので就寝中に発汗等で不快な感じを抱くことがなく、使用者が眠りを妨げられることがない。
前記帯状体13や区画帯31の素材としては、寸法安定性が良く、通気性のある綿テープ等を用いることができ、保持シート12の区画Aには通気性の良い生地を、また区画B〜Dには天然あるいは合成繊維製の網状シート32を用いることが望ましい。
このようにすれば、使用者の頭部の輪郭やあごまでの距離等に関係なく使用者の頭部に確実に装着することができ、使用者が寝返りを繰り返してもこの発明の頭部装着具10が体から離れることはない。
11 棒状弾性体
11a,11b 中芯
12 保持シート
13 帯状体
14,14 牽引帯
14a,14b 牽引帯
15a,15b あご保持部材
16 連結部材
16a 面ファスナ
17 ホック
21 接触面
22 膨み面
31 区画帯
32 網状シート
33 収納ポケット
A,B,C,D 区画
Claims (5)
- 使用者の後頭部を覆う保持シートと、
前記保持シートの中央部に所定の長さで縦に配置した棒状弾性体と、
該保持シートの周辺を取巻くように取り付けられた帯状体と、
該帯状体の顔面の両側の位置に所定の間隔で両端を取り付けられた一対の牽引帯と、
該一対の牽引帯間に差し渡すように取り付けた伸縮可能なあご保持部材とを備え、
前記棒状弾性体は、その断面が使用者の後頭部に当接する略扁平な接触面と、該接触面から突き出る膨み面とを備えていて、前記棒状弾性体からなる凸型形状の存在により、使用者が頭部を枕上に置くと不安定になって顔が自然にどちらかを向いて横向きとなり、前記棒状弾性体を後頭部が直に圧迫する状態を回避可能にして、装着中でかつ睡眠中は使用者の頭部が仰向け位置に収まらないようになっていることを特徴とするいびきや無呼吸を防止するための頭部装着具。 - 前記棒状弾性体は、より硬質の中芯を備え、経年変化によるへたりが発生しないようになっていることを特徴とする請求項1に記載のいびきや無呼吸を防止するための頭部装着具。
- 前記棒状弾性体が取付けられた保持シートは、前記輪状に形成された帯状体の内側を区画帯によってH型に仕切られ、前記棒状弾性体を設置する区画以外の区画を所定メッシュの網状シートで形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のいびきや無呼吸を防止するための頭部装着具。
- 前記一対の牽引帯間に差し渡すように取り付けた伸縮可能なあご保持部材は、伸縮自在の合成繊維生地を使用してなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のいびきや無呼吸を防止するための頭部装着具。
- 前記一対の牽引帯間に差し渡すように取り付けた伸縮可能なあご保持部材は、一対の帯状あご保持部材の端部を一対の牽引帯にそれぞれ固定し、その開放端を面ファスナやバックルを用いて連結することにより、前記帯状あご保持部材を所定の長さで保持できるようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のいびきや無呼吸を防止するための頭部装着具。
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